JP4351513B2 - 椅子の座受け構造 - Google Patents

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Description

本発明は椅子の座受け構造に関する。さらに詳述すると、本発明は、座と座受け部材とに対するロッキング動作により傾動した背凭れおよび背取付部材をこの背取付部材と座受け部材との間に組み付けられている反力ユニットの弾性反発力を利用して元の姿勢に戻すようにしている座受け構造の改良に関する。
ロッキング動作可能な椅子(ロッキング動作といえば通常は椅子を前後に揺り動かす動作をいうが、本明細書ではこれのみならず椅子の背凭れだけを後方へ倒す動作についてもロッキング動作と称している)には、圧縮コイルスプリングなどを用いた反力ユニット101の弾性反発力を利用して傾動した背凭れ102を元の姿勢に戻すようにしているものがある(図13、図14参照)。このような椅子に反力ユニット101を設置する場合(例えば、座受け部材103とこの座受け部材103に対し傾動可能な背取付部材104との間に反力ユニット101を設置する場合)、座受け部材103と背取付部材104の少なくとも一方の部材(一般的には両方の部材)に対してこの反力ユニット101を揺動可能に組み付ける必要がある。
従来の椅子においては、例えば反力ユニット101の端部に設けられている取付用孔を座受け部材103や背取付部材104に設けられている取付用孔に合わせ、取付ピン105を差し込んでピン結合することによって組み付けるなどしている(例えば、特許文献1参照)。この場合、反力ユニット101として圧縮コイルスプリングが用いられているのであれば、その両端には取付用孔を備えたスプリングマウント106が設けられることもある(特許文献1参照)。
実開平5−1041号公報
しかしながら、第一に、椅子のロッキング動作時に反力ユニット101がスムーズに伸縮するためにピン結合が必要であり、そのために取付ピン105などが必要となっていることから部品点数が多いという問題がある。
第二に、座受け部材103や背取付部材104に反力ユニット101を組み付ける際、反力ユニット101の両端にそれぞれ取付ピン105を差し込んでピン結合する必要があり、組み付けに手間がかかるという問題がある。しかも、通常、反力ユニット101は自然長よりも圧縮された状態(初期圧縮状態)で取り付けられる必要があることから、組み付けの最中に反力ユニット101に対し圧縮力を作用させて縮めたままの状態で取付ピン105を差し込まなければならず、組み付けに更なる手間がかかる。この場合、反力ユニット101を圧縮状態に保つ専用の治具が利用されることもあるが、治具を操作する分だけ余計な手間がかかり、また専用の治具を調達するのに別途コストが生じるという問題もある。
第三に、圧縮コイルスプリングの両端にスプリングマウント106を設ける場合、このスプリングマウント106を設置する分だけ設置スペースが更に必要になってしまうという問題がある。この場合、スプリングマウント106にスペースを割かれる分だけ圧縮コイルスプリングのスペースが狭くなることから、十分な長さのスプリングを採用することができなかったり、比較的短くても所望以上の弾性強度を発揮できる単価の高いスプリングを採用せざるを得なかったりといった不利点が生じることがある。
そこで、本発明は、部品点数の削減、組み付け作業の際の手間の簡素化、さらには反力ユニット用の更なるスペースの確保を実現できる椅子の座受け構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、座と座受け部材とに対するロッキング動作により傾動した背凭れおよび背取付部材をこの背取付部材と座受け部材との間に組み付けられている反力ユニットの弾性反発力を利用して元の姿勢に戻す椅子の座受け構造において、反力ユニットの両端とこの反力ユニットが組み付けられる座受け部材および背取付部材とに反力ユニットを相対的揺動運動が可能な状態で保持することを可能とする係合部を少なくとも座受け部材および背取付部材に対してはプレス成形することにより一体的に形成し、該係合部を利用して座受け部材および背取付部材に反力ユニットを直接的に組み付け、さらに、座受け部材と背取付部材との間に反力ユニットを組み込む際には座受け部材に対する背取付部材の傾動範囲を規制することなく反力ユニットを自然長の状態のままで組み込ませると共に反力ユニットを組み込んだ場合には当該反力ユニットを加圧し収縮させた状態で傾動範囲を規制するストッパを備えるというものである。この座受け構造においては、反力ユニットは座受け部材と背取付部材のそれぞれに対して相対的揺動運動が可能な状態で直接的に組み付けられる。
このような椅子の座受け構造における係合部は、請求項2記載のように、互いに係合する両部材の一方が椅子の左右方向へ延びる半円柱状の凸部であり、他方がこの凸部を受ける半円柱状の凹部であることが好ましい。
また、請求項3記載のように、反力ユニットが椅子の左右方向にずれるのを防止するためのずれ防止部が設けられていることも好ましい。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の椅子の座受け構造において、係合部をピボット軸受によって構成していることを特徴とするものである。また、請求項5記載の発明は、請求項1記載の椅子の座受け構造において、ストッパは反力ユニットとは独立して設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項記載の発明は、請求項1記載の椅子の座受け構造において、座受け部材に対する背取付部材の傾動範囲を規制し得るストッパを備えることにより、動範ストッパによる規制を解除した状態で反力ユニットを自然長の状態のままで取り付けた後に座受け部材と背取付部材を相対的に揺動させ反力ユニットを自然長以下に収縮させた状態で傾動範囲のストッパによる規制を再び行ない背取付部材の傾動可能範囲を制限する組付工程を可能としているものである。ストッパによる規制を解除することによって、座受け部材と背取付部材とを反力ユニットの自然長以上に開くことが可能となる。また、反力ユニットを取り付けた状態でこの座受け部材と背取付部材とを逆の方向(つまり先程の開いた方向と反対の方向)へと揺動させる動作に伴い反力ユニットは圧縮されて自然長以下に収縮する。
この請求項記載の椅子の座受け構造におけるストッパは、請求項記載のように、座受け部材と背取付部材のいずれか一方に設けられた弧状の案内孔に装入可能な規制ピンによって構成されていることが好ましい。
請求項1記載の椅子の座受け構造によると、取付ピン等のような別部材を使用することなく、背取付部材と座受け部材との間に反力ユニットを相対的揺動運動可能な状態に組み付けることができる、つまりピン結合したのと同様に組み付けることができる。このため、この座受け構造によれば取付ピン等の別部材が不要となる分だけ部品点数の削減を実現することが可能となる。また、この構造においては構造体(この場合、背取付部材や座受け部材)自体あるいは構造体に設けられた係合部が反力ユニットを揺動運動させるための機能を発揮することから取付ピン等がなくともスムーズに揺動運動することが可能となっている。
また、取付ピン等の別部材が不要となることから、少なくともこれら別部材を設けるために確保する必要のあった設置スペースまでもが不要となる。このため、その分だけ従来よりも十分な長さのスプリングあるいは単価の低いスプリング等の採用が可能になるなど、採用しうる反力ユニットの採択幅が広がることになる。
しかも、このように取付ピン等を不要とした結果、反力ユニットを組み付ける際には、反力ユニットを自然長状態あるいは被圧縮状態としてその両端を背取付部材と座受け部材とにそれぞれ係合させるだけで組み付け作業が済む。このため、反力ユニットを圧縮させつつ係合孔の位置合わせをしながら取付ピンを貫通させるというような従来方式に比較して、反力ユニット組み付けの作業の際の手間が簡素化され、かつ工数が削減される。
加えて、この座受け構造によれば、反力ユニットが圧縮コイルスプリングであるか否かに関わらず背取付部材や座受け部材に設けられた係合部に対し反力ユニットを直接的に組み付けることが可能であり、圧縮コイルスプリングを組み付ける場合においてもその両端にスプリングマウントを介在させる必要がない。このため、従来であれば圧縮コイルスプリングのみならずこれらスプリングマウントの設置スペースをも考慮する必要があったのに対し、本発明にかかる座受け構造によればスプリングマウントの設置スペースを考慮する必要がない。したがって、スプリングマウントにスペースを割かれるようなことがなくなり、スペース全体に圧縮コイルスプリングを配置することが可能となる結果、十分な長さのスプリングあるいは単価の低いスプリングを採用することが可能となるなど、採用しうる反力ユニットの採択幅が広がる。
さらに加えると、この座受け構造によれば以下のような効果も得られる。すなわち、椅子の構成部品としてもともと必要である座受け部材および背取付部材の両部材をプレス成形するに際し、このプレスという一つの工程の中で反力ユニット組み付け用の係合部を同時に形成することができるため、こうした場合には孔あけ、溶接といった別工程が不要となり、製造工程を簡略化することが可能となる。また、例えばアルミのダイカストを採用した場合であれば係合部がアンダーカットになるためスライドコアなどが必要で成形用の金型構造が複雑になるおそれがあるが、上述のようにプレス加工により係合部をも成型するようにすればそのような問題は生じないという利点がある。
また、請求項2記載の椅子の座受け構造によると、半円柱状の凸部が、同じく半円柱状とされた他方側の凹部に対し揺動可能かつ脱落しない状態で係合する。したがって、半円柱状という比較的簡単な構造により、取付ピン等のような別部材を使用することなく背取付部材と座受け部材との間に反力ユニットを揺動運動可能な状態で組み付けることが可能となる。
さらに、ずれ防止部を設けた請求項3記載の椅子の座受け構造によると、反力ユニットが椅子の左右方向にずれるのを防止することによってこの反力ユニットが背取付部材や座受け部材から脱落するのをより確実に防止することができる。また、係合部が例えば請求項2記載のように半円柱状である場合には、係合部が軸方向へずれるのを防止することによって反力ユニットが脱落しないよう更に確実に保持することができるようになる。
また、係合部をピボット軸受によって構成した請求項4記載の椅子の座受け構造によると、係合部の向きに関わらず反力ユニット側の係合部を背取付部材側あるいは座受け部材側の係合部材に係合させることが可能となる分だけ反力ユニットの組み付けが行ないやすくなる。しかも、この場合の反力ユニットはいずれの方向へも動きが制限されることからこの反力ユニットが背取付部材や座受け部材から脱落するのを防止しやすい。
請求項記載の椅子の座受け構造によると、ストッパによる規制を解除し、座受け部材と背取付部材とを反力ユニットの自然長以上に開いた状態で反力ユニットを取り付け、この状態で両部材を逆方向(閉じる方向)側へと揺動させる動作に伴い反力ユニットを自然長以下に収縮させるという組み付け方法、換言すれば、反力ユニット自体を収縮させるよう加圧しながら組み付けるのではなく自然長状態で取り付けてから座受け部材と背取付部材を元の状態に戻すと同時に初期圧縮状態まで収縮させるという組み付け方法が可能となる。この場合、座受け部材と背取付部材とを相対的揺動運動させれば反力ユニットを圧縮でき、てこの原理により、反力ユニット自体を収縮させるよりも力を要せずかつ簡単に反力ユニットを組み付けることができる。また、ストッパによる規制を解除するだけで背取付部材が開くので反力ユニットを簡単に取り外すことができる。したがって、この座受け構造によれば反力ユニットの組付のし易さ、分別のし易さが共に向上する。
さらに、ストッパを規制ピンによって構成した請求項記載の椅子の座受け構造によると、座受け部材と背取付部材とで反力ユニットを挟み込むように所定位置まで圧縮し、この状態で規制ピンを弧状の案内孔に装入するという一連の簡単な動作によって反力ユニットの組み付け作業を完了することができ、従来と比較してきわめて簡便な反力ユニットの組み付け方法を実現することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8に本発明の一実施形態を示す。本発明は、座1と座受け部材3とに対するロッキング動作により傾動した背凭れ2および背取付部材4をこの背取付部材4と座受け部材3との間に組み付けられている反力ユニット5の弾性反発力を利用して元の姿勢に戻すという椅子の座受け構造において、取付ピン等の別部材を用いることなく座受け部材3と背取付部材4との間へ反力ユニット5を直接的に組み付けることを可能としているものである。
本実施形態において、座1は座受け部材3に取り付けられ、背凭れ2は背取付部材4に取り付けられている(図1〜図3参照)。座受け部材3は脚12上に回転可能に取り付けられている。この座受け部材3に対して背取付部材4は所定の角度だけ傾動動作可能に取り付けられており、座1の後方側を沈ませながら背凭れ2を倒すというロッキング動作を可能としている(図6参照)。例えば本実施形態では、背取付部材4の前方と座受け部材3の後方にそれぞれ設けた貫通孔にピン13を通すことによって座受け部材3に対しこの背取付部材4を揺動可能な状態で取り付け、さらにストッパ11により背取付部材4の傾動可能範囲を制限することとしている(図1等参照)。ストッパ11の構成は背取付部材4の傾動可能範囲を制限しうるものであれば特に限定されることはないが、本実施形態では規制ピン(以下、「規制ピン11」と表す)を利用した簡単な構成としている。すなわち、座受け部材3の両側に上述のピン13を中心とする弧状の案内孔14を設けるとともに、背取付部材4の両側にはこの案内孔14と重なるように透孔15を設け(この透孔15については図7参照)、これら案内孔14と透孔15とに規制ピン11を装入することにより案内孔14の孔長の分だけ背取付部材4の傾動動作が可能となる構成としている(図3、図4参照)。なお、規制ピン11を着脱可能とするための構成は特に限定されることはなく、本実施形態においては単にこの規制ピン11を軸方向に移動させることができる構成としているが例えばラジアル方向に取り外せる構成としても構わない。図中では特に図示していないが、規制ピン11の両端には抜け止め用のワッシャやナット等が取り付けられる。
反力ユニット5は、座1と座受け部材3とに対するロッキング動作により傾動した背凭れ2および背取付部材4を弾性反発力を利用して元の姿勢に戻す装置で、座受け部材3と背取付部材4との間に組み付けられている(図1等参照)。反力ユニット5としては例えば圧縮コイルスプリング(図8において符号5aで示す)を内蔵するとともにその両端にスプリングマウント16を備え、尚かつ所定範囲内で伸縮可能なガイド付きのユニットが用いられる(図8参照)。なお、図8以外の図においては、スプリングマウント16や両スプリングマウント16を繋ぐガイド等については図示しているが圧縮コイルスプリングについては特に図示していない。
また本実施形態では、この反力ユニット5の両端と座受け部材3および背取付部材4とにそれぞれ係合部6,7,8を設け、取付ピンなどといった別部材を用いることなく反力ユニット5を座受け部材3および背取付部材4に直接的に組み付けられるようにしている。これら係合部6,7,8は、座受け部材3および背取付部材4から反力ユニット5を脱落させることなく相対的揺動運動が可能な状態で保持することができるように設けられているものであればその構成や形態は特に限られることはなく、一例を挙げれば、半円柱状の凸部(円弧状に形成されたいわゆる凸R)とこの凸部を受ける半円柱状の凹部(円弧状に形成されたいわゆる凹R)とで構成することができる。本実施形態では、座受け部材3と背取付部材4とにそれぞれ反力ユニット5側に向けて突出する椅子の左右方向へ延びる半円柱状の凸部を設けてそれぞれを係合部6,7とするとともに、反力ユニット5のスプリングマウント16にはこの係合部6,7を受ける半円柱状の凹部を設けて係合部8としている(図3、図4参照)。この場合、座受け部材3や背取付部材4の材質は何らかに限定されることはなく例えばステンレス鋼やアルミ材などを採用することができるが、本実施形態ではこれら両部材3,4をスチール製とし、プレス加工により成形することとしている。このように座受け部材3や背取付部材4をプレス成形する際、係合部6,7を同時に成形することとすれば製造工程の簡略化が図れて好ましい。この場合、両部材3,4は必ずしもその全てがプレス成形されていなくてもよく、例えば溶接などにより組み合わされる複数の部品により構成されるものであっても構わない。要は、プレス成形の際に係合部6,7が同時に形成されるようにすれば製造工程簡略という面で好ましい。
このように形成された係合部6〜8を利用して反力ユニット5を組み付けた場合、反力ユニット5の前後の係合部8がそれぞれ係合部6と係合部7に引っ掛かった状態となるため通常時あるいは図6に示すような傾動時において反力ユニット5が脱落することがない。このため、取付ピンなど別部材を用いることなく反力ユニット5を組み付けることが可能となっている。また、この場合における係合部6〜8は椅子の左右方向に延びる半円柱状であり、座受け部材3や背取付部材4に対して反力ユニット5が上下方向に揺動可能である。このため、背取付部材4(および背凭れ2)が傾動した場合、反力ユニット5は座受け部材3や背取付部材4に対し相対的に揺動しながら傾動動作に追従することができる(図6参照)。
本実施形態では、座受け部材3および背取付部材4のうち板状となっている部分を利用し、当該板状部分のうち中央寄りの部分(例えば座受け部材3や背取付部材4の全幅に対して中央約1/3の部分)をプレス加工することによって半円柱状に突出させ、この突出部分によって係合部6,7を形成している(図2、図3等参照)。このように座受け部材3や背取付部材4の一部を変形して一体的な係合部6,7を形成した場合には、別部材を後付けして係合部を形成する場合に比べて部品点数が少なくて済み、軽量化という点でも好ましい。
また、本実施形態のように半円柱状の凸部や凹部によって係合部6〜8が形成されている場合、反力ユニット5が椅子の左右方向にずれるのを防止するための凸部や凹部がこれら係合部6〜8自体に、あるいはその近傍に設けられていることが好ましい。例えば本実施形態では、反力ユニット5の係合部8の中央部に係合部6(または係合部7)側に向かって突出する突起9を設けるとともに、係合部6および係合部7にはこの突起9が通過可能あるいは収容可能なスリット10を設け、これら突起9とスリット10によってずれ防止部を形成している(図4、図5参照)。スリット10は、少なくとも座受け部材3や背取付部材4に対する反力ユニット5の相対的な揺動運動を妨げることのない大きさとなっている。このように突起9やスリット10が設けられている場合において反力ユニット5を座受け部材3と背取付部材4に組み付けるには、突起9をスリット10に差し込んだ状態で係合部8を係合部6,7にそれぞれ係合させるようにして組み付ける作業が必要となる。
ここまで説明した椅子の座受け構造によれば従来の座受け構造にはない特有の効果を奏することができる。すなわち、座受け部材3と背取付部材4ならびに反力ユニット5にそれぞれ係合部6,7,8を形成したことから、換言すれば反力ユニット5をスムーズに傾動させるための機能を構造体(座受け部材3および背取付部材4)自体に直接構成したことから、取付ピン等のような別部材を使用することなく座受け部材3と背取付部材4との間に反力ユニット5を相対的揺動運動可能な状態でピン結合したのと同じように組み付けることが可能となる。このため取付ピン等の別部材が不要となり、その分だけ部品点数を削減することができる。また、少なくとも取付ピン等の別部材を設ける分のスペースが不要となることから、その分だけスプリングマウント16の設置スペースを考慮する必要がなくなる。この結果、従来よりも十分な長さのスプリングあるいは単価の低いスプリング等の採用が可能になるなど、採用しうる反力ユニット5の採択幅が広がるという利点がある。
また、係合部6〜8を半円柱状とした本実施形態の座受け構造によれば背凭れ2を傾動させる際に反力ユニット5をスムーズに揺動運動させることができる。しかも、このように取付ピン等を不要とした結果、反力ユニット5を組み付ける際にはこの反力ユニット5を加圧して収縮させた状態としながらその両端の係合部8をそれぞれ座受け部材3の係合部6と背取付部材4の係合部7に組み込むようにして係合させれば組み付け作業が済み、従来方式と比較して手間がかからず工数が少なくて済むという利点がある。
加えて、本実施形態においては上述した規制ピン11を座受け部材3と背取付部材4に対して着脱可能とすることによって反力ユニット5を組み付ける際の作業を更に簡便かつ楽にすることを可能としている。すなわち、この規制ピン11を取り外した状態とすれば座受け部材3に対する背取付部材4の傾動範囲は制限を受けなくなり、例えば図7に示すように背凭れ2をロッキング動作時とは逆に前方へ傾動させることも可能となる。こうした場合には、座受け部材3の係合部6と背取付部材4の係合部7との間隔を反力ユニット5の全長よりも大きくすることが可能となることから、反力ユニット5を加圧・収縮させずに自然長の状態のままで両係合部6,7間に組み込むことができるようになる(図7参照)。このようにして反力ユニット5を組み込んだ場合には、背凭れ2(および背取付部材4)を再び後方に戻すように傾動させればこれに伴い反力ユニット5を加圧し初期圧縮状態となるまで収縮させることができるので(図3参照)、透孔15が案内孔14に重なった時点で規制ピン11を両孔14,15に装入することによって反力ユニット5を座受け部材3と背取付部材4の間に組み付けることができる。こうした場合には、反力ユニット5を収縮させる工程とこれを係合部6,7間に組み込む工程とが完全に別となることから、反力ユニット5を収縮させつつ係合部6,7間に組み込む工程に比べて組み付け作業がより簡単になる。また、背凭れ2(および背取付部材4)を傾動させた場合にはてこの力を利用して反力ユニット5を圧縮させることができるため、反力ユニット5自体を収縮させる場合に比べて力を要することなく、かつ特別の治具を用いることなく簡単に組み付けることが可能となる。加えて、規制ピン11を取り外した場合には、反力ユニット5の反力を受けている背取付部材4が座受け部材3に対して開くように傾動するので、反力ユニット5を押し縮めることなく簡単に取り外すことができる(図7参照)。結局、上述した本実施形態の座受け構造によれば、反力ユニット5の組み付け易さが向上するし、さらには解体時における各部品の分解し易さや分別し易さまでもが向上する。
なお、本実施形態の椅子は特に詳しくは説明しないが更に以下のような構成となっている。すなわち、脚12には座1や背凭れ2の高さを調整するための図示しないガススプリングが設けられている。また、このガススプリングのバルブを開閉するためのクランク状のレバー17が着座者の右手側に延びるように設けられている(図2参照)。このレバー17は座受け部材3内の支持部材18を中心として上下方向に揺動可能に支持されており、レバー端を引き上げた場合にはてこの作用によってガススプリング上の他端を押し下げバルブを開いた状態にすることができる。座受け部材3には、このレバー17が通過するための長孔19が設けられている(図1、図3参照)。
また、背取付部材4には座1を安定した状態で取り付けられるようにするための横方向に長い座支持板4aが設けられている(図2参照)。この座支持板4aは、強度面や軽量化の面で有利なようにチャネル形状に形成されている(図3等参照)。本実施形態では、この座支持板4aの一部をプレス加工し半円柱状に突出させることによって上述した係合部7を形成している。さらに、座受け部材3の両側の上端部分は図2において符号3aを付して示しているとおり外側に広がるフランジ状に形成されて座1をより安定した状態で取り付けられるようになっている。
また、係合部6,7の配置や反力ユニット5の形状・大きさ、座受け部材3や背取付部材4の形状等の条件によって異なるが、必要な場合には背取付部材4に反力ユニット5を通過させるための通過用長孔が設けられる。本実施形態の場合には、少なくともロッキング動作中において反力ユニット5が接触することがない程度の大きさの通過用長孔20を背取付部材4の底板部分に設けている(図2、図5参照)。ただし図で示している通過用長孔20は一例に過ぎず、反力ユニット5が通過でき尚かつ反力ユニット5の傾動動作を妨げないものであればどのような形状でも構わない。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では反力ユニット5を保持するために設けられる係合部6〜8の一例として、係合部6,7を半円柱状の凸部(円弧状に形成された凸R)とし係合部8を半円柱状の凹部(円弧状に形成された凹R)とした場合について説明したが、反力ユニット5を脱落させることなく相対的な揺動運動が可能な状態で保持することができればその構成や形態は特に限られることはない。例示すれば、上記の場合と凹凸を逆(つまり係合部6,7を凹部、係合部8を凸部)にしてもよいし、反力ユニット5の一端を凸部(対応する係合部は凹部)、他端を凹部(対応する係合部は凸部)というように凹凸を組み合わせてもよい。係合部6,7を凹部、係合部8を凸部とした具体例を図9〜図11に示す。ここでは、座受け部材3と背取付部材4とにそれぞれ半円筒形に凹んだ係合部6,7を設けるとともに、反力ユニット5の両端には先端が半円柱形となっている係合部8を設けている(図11等参照)。この場合、座受け部材3と背取付部材4との間に組み付けられた反力ユニット5はこれら両部材3,4の間から脱落することなく相対的揺動運動することが可能である。また、凹んだ係合部6,7は各部材(座受け部材3、背取付部材4)の端まで突き抜けるものではないため、係合部6,7あるいは係合部8に別途突起を設けなくても反力ユニット5が左右方向にずれるのを防止することができる。
また、本実施形態では係合部6〜8を半円柱状とした具体例を説明したが、この形状についても、反力ユニット5を脱落させずに相対的な揺動運動が可能な状態で保持することができれば特に限られることはなく、例えば、図12に示すように、一方の係合部(図中では符号Aで示す)をエッジを備えた断面楔状の突起とし、他方の係合部(図中では符号Bで示す)をこの突起Aが揺動可能に当接するこの突起Aの楔角よりも開きの大きいV字状溝とすることができる(図12参照)。
さらには、これら係合部6〜8をピボット軸受によって構成することもできる。ここでいうピボット軸受の具体例を挙げると、例えば互いに係合する係合部6〜8のうちの一方を球面状の突起、他方を球面座としたものや、互いに係合する係合部6〜8のうちの一方を錐状の突起、他方を錐状の凹部としたもの等を挙げることができる。要は、反力ユニット5をスムーズに揺動動作させるための機能が構造体(座受け部材3や背取付部材4)自体に一体的に設けられていればよい。係合部6〜8をこのようにピボット軸受によって構成した場合には、係合部6〜8における周方向の特性(向き)がなくなることから、係合部6〜8の周方向の角度に関わらず反力ユニット5の係合部8を座受け部材3側の係合部6あるいは背取付部材4側の係合部7に係合させることが可能となる分だけ反力ユニット5の組み付けが行ないやすくなる。
また、本実施形態では反力ユニット5が圧縮コイルスプリング(図示省略)とこの圧縮コイルスプリングを受けるスプリングマウント16で構成されている場合について説明したが、本発明を適用するにあたってはスプリングマウントのない反力ユニット5を採用することも好ましい。すなわち、座受け部材3および背取付部材4に反力ユニット5を組み付ける上で最も単純な構造の一つは、座受け部材3と背取付部材4とにそれぞれ凸状の突起からなる係合部6,7を設けた上で、圧縮コイルスプリング単体の両端をそれぞれこの突起状の係合部6,7がコイル内に装入した形となるように組み付けるというものである。本発明はこのような単純な構造であっても適用することができるものであり、スプリングマウントを有していない圧縮コイルスプリング単体で反力ユニット5を形成することが可能である。また、このような座受け構造とした場合には、座受け部材3や背取付部材4に設けられた係合部6,7に対し反力ユニット5を直接的に組み付けることが可能となり、反力ユニット(例えば圧縮コイルスプリング)5と係合部6,7との間にスプリングマウントを介在させなくて済む。このため、従来の構造であれば圧縮コイルスプリングのみならずこれらスプリングマウントの設置スペースをも考慮する必要があったのに対し、本発明にかかる座受け構造によればスプリングマウントの設置スペースを考慮する必要がなく、スペース全体に圧縮コイルスプリングを配置することが可能となる結果、十分な長さのスプリングあるいは単価の低いスプリングの採用が可能になるなど採用しうる反力ユニット5の採択幅が広がるという利点がある。
また、本実施形態ではストッパ11の一例として規制ピンを用いた場合について説明したがこれも好適な一例に過ぎず、これ以外の部材、例えば背取付部材4から突出するように形成された凸部であって座受け部材3の案内孔14に係合するものなど)によってストッパ11を構成してもよい。要するに、本明細書でいうストッパ11は、座受け部材3や背取付部材4に対し着脱できるか否かに関わらず、必要時において傾動範囲の規制を解除することによって背取付部材4を制限範囲を超えて傾動させることができるものであればよい。
本発明を適用した椅子の一実施形態を示す側面図で、脚よりも上の部分を背凭れの全てを含んだ状態で表したものである。 図1に示した椅子の底面図である。 座受け部材と背取付部材を中心に椅子の座受け構造を示す側面図である。 図3に示した座受け構造のうち反力ユニットとその周辺部分を詳細に示す拡大図である。 図2のうち反力ユニットとその周辺部分を詳細に示す拡大図である。 ロッキング時の座受け構造における動作を示す側面図である。 背凭れが前方へ傾動するときの動作を示す側面図である。 本実施形態における反力ユニットの構成を詳細に示す断面図である。 本発明の別の実施形態を示す椅子の平面図である。 図9に示した椅子の座受け部材と背取付部材を中心に椅子の座受け構造を示す側面図である。 図10に示した座受け構造のうち反力ユニットとその周辺部分を詳細に示す拡大図である。 係合部の他の形態を簡単に示す斜視図である。 従来の椅子の座受け構造を示す側面図である。 図13に示した従来の椅子の座受け構造の底面図である。
符号の説明
1 座
2 背凭れ
3 座受け部材
4 背取付部材
5 反力ユニット
6 (座受け部材3の)係合部
7 (背取付部材4の)係合部
8 (反力ユニット5の)係合部
9 突起(ずれ防止部)
10 スリット(ずれ防止部)
11 規制ピン(ストッパ)

Claims (7)

  1. 座と座受け部材とに対するロッキング動作により傾動した背凭れおよび背取付部材をこの背取付部材と前記座受け部材との間に組み付けられている反力ユニットの弾性反発力を利用して元の姿勢に戻す椅子の座受け構造において、前記反力ユニットの両端とこの反力ユニットが組み付けられる前記座受け部材および前記背取付部材とに前記反力ユニットを相対的揺動運動が可能な状態で保持することを可能とする係合部を少なくとも前記座受け部材および前記背取付部材に対してはプレス成形することにより一体的に形成し、該係合部を利用して前記座受け部材および前記背取付部材に前記反力ユニットを直接的に組み付けており、さらに、前記座受け部材と前記背取付部材との間に前記反力ユニットを組み込む際には前記座受け部材に対する前記背取付部材の傾動範囲を規制することなく前記反力ユニットを自然長の状態のままで組み込ませると共に前記反力ユニットを組み込んだ場合には当該反力ユニットを加圧し収縮させた状態で前記傾動範囲を規制するストッパを備えていることを特徴とする椅子の座受け構造。
  2. 前記係合部は、互いに係合する両部材の一方が椅子の左右方向へ延びる半円柱状の凸部であり、他方がこの凸部を受ける半円柱状の凹部であることを特徴とする請求項1記載の椅子の座受け構造。
  3. 前記反力ユニットが椅子の左右方向にずれるのを防止するためのずれ防止部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の椅子の座受け構造。
  4. 前記係合部をピボット軸受によって構成していることを特徴とする請求項1記載の椅子の座受け構造。
  5. 前記ストッパは前記反力ユニットとは独立して設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子の座受け構造。
  6. 前記座受け部材に対する背取付部材の傾動範囲を規制し得るストッパを備えることにより、前記傾動範囲の前記ストッパによる規制を解除した状態で前記反力ユニットを前記自然長の状態のままで取り付けた後に前記座受け部材と背取付部材を相対的に揺動させ前記反力ユニットを前記自然長以下に収縮させた状態で前記傾動範囲の前記ストッパによる規制を再び行ない前記背取付部材の傾動可能範囲を制限する組付工程を可能としていることを特徴とする請求項1記載の椅子の座受け構造。
  7. 前記ストッパは、前記座受け部材と前記背取付部材のいずれか一方に設けられた弧状の案内孔に装入可能な規制ピンによって構成されていることを特徴とする請求項記載の椅子の座受け構造。
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