JP7425525B1 - ばねロック機構、テーブル及びアームレスト - Google Patents
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Abstract
Description
円筒状を為すロックドラムと、
ロックドラムに対して正転及び逆転可能な状態で軸支された回動部材と、
ロックドラムに外嵌又は内嵌され、一端を回動部材に固定したコイルばねからなるロックばねと
を備え、
回動部材を、正転方向に回動させる際には、ロックばねがロックドラムに対して緩んで、回動部材の正転が許容されたロック解除状態となり、
回動部材の逆転に対しては、ロックばねの内周部又は外周部がロックドラムに密着し、その摩擦力によって回動部材の逆転が規制されたロック状態となる
ばねロック機構であって、
ロックドラムに設けたロック解除カム及びロック復帰カムと、回動部材に設けたロック解除保持部とで、ロックのON-OFF切替機構を構成し、
ロックばねの一端側を、外向き又は内向きに折り曲げて回動部材に固定された固定端Aとし、
ロックばねの他端側を、外向きに折り曲げて伸ばした延長部としてその先端を固定端Bとし、当該延長部を弾性変形内で撓ませることで、ロックばねのコイル部分をロックドラムに押し付け、その弾性力に伴う抵抗力を回動部材の正転規制の抵抗トルクとし、
ロック状態にある回動部材が正転及び逆転するいずれの場合においても、抵抗トルクが付加されるようにした
ことを特徴とするばねロック機構
を提供することによって解決される。
延長部(線材。以下同じ。)の曲げモーメントをMとし、応力値をσとし、断面係数をZとすると、延長部の根元にかかる曲げモーメントMは、下記式1で表される。
M=σZ ・・・式1
ここで、断面係数Zは、線材の直径をdとすると、下記式2で表すことができる。
Z=πd3/32 ・・・式2
また、延長部の先端に加える荷重をPとし、延長部の長さをLとすると、Mは、下記式3で表される。
M=PL ・・・式3
さらに、線材のヤング率をEとし、断面二次モーメントをIとすると、たわみδは、下記式4で表すことができる。
δ=PL3/3EI ・・・式4
上記式1~4から、弾性変形内に収まる妥当な数値を算出することができる。
まず、第一実施形態のばねロック機構について説明する。第一実施形態のばねロック機構は、乗り物の座席に据え付けられるテーブル(座席用テーブル)に組み込むものとなっている。自動車等の乗り物の座席には、背もたれの背面に、後部座席用のテーブル(座席用テーブル)が据え付けられることがあるところ、この座席用テーブルに、ばねロック機構を組み込むことによって、テーブル(天板)の位置を、背もたれの背面から後ろ向きに突出した使用位置と、背もたれの背面に沿わせた格納位置との間で切り替えるだけでなく、テーブル(天板)の上下位置(高さ)を、使用位置と調整限界位置(天板の上下位置を調節できる上側の限界位置。第一実施形態のばねロック機構においては、この調整限界位置を、格納位置(正転側限界位置)よりも低い位置に設定している。)との間で、無段階で調節することが可能になる。このため、背もたれ(その座席用テーブルが据え付けられている背もたれ)の角度が変わっても、テーブル(天板)を水平にして使用することができる。
続いて、第二実施形態のばねロック機構について説明する。第二実施形態のばねロック機構は、乗り物の座席に据え付けられるアームレストに組み込むものとなっている。アームレストに、ばねロック機構を組み込むことによって、アームレストの位置を、前方に突出した使用位置と、上向きにした格納位置との間で切り替えるだけでなく、その上下位置(高さ)を、使用位置と調整限界位置との間で、無段階で調節することが可能になる。このため、使用者の体格や、背もたれのリクライニング角度等にかかわらず、最適な高さでアームレストを使用することができ、幅広タイプのアームレストには最適である。
最後に、第三実施形態のばねロック機構について説明する。第三実施形態のばねロック機構は、乗り物の座席に据え付けられるヘッドレストに組み込むものとなっている。ヘッドレストに、ばねロック機構を組み込むことによって、ヘッドレストの前後位置を無段階で調節することが可能になる。このため、使用者の体格や、背もたれのリクライニング角度等に応じた適切な前後位置でヘッドレストを使用することが可能になる。
11 ロック解除カム
12 ロック復帰カム
13 被当接部(逆転側限度ストッパ)
14 被当接部(正転側限度ストッパ)
20 ドラム軸
30 回動部材
31 ロック解除保持部
33 当接部(逆転側限度ストッパ)
34 当接部(正転側限度ストッパ)
40 ロックばね
41 延長部
42 被操作部
50 固定部材
100 天板
200 アームレスト
300 ヘッドレスト
310 ヘッドレストステー
Claims (3)
- 円筒状を為すロックドラムと、
ロックドラムに対して正転及び逆転可能な状態で軸支された回動部材と、
ロックドラムに外嵌又は内嵌され、一端を回動部材に固定したコイルばねからなるロックばねと
を備え、
回動部材を、正転方向に回動させる際には、ロックばねがロックドラムに対して緩んで、回動部材の正転が許容されたロック解除状態となり、
回動部材の逆転に対しては、ロックばねの内周部又は外周部がロックドラムに密着し、その摩擦力によって回動部材の逆転が規制されたロック状態となる
ばねロック機構であって、
ロックドラムに設けたロック解除カム及びロック復帰カムと、回動部材に設けたロック解除保持部とで、ロックのON-OFF切替機構を構成し、
ロックばねの一端側を、外向き又は内向きに折り曲げて回動部材に固定された固定端Aとし、
ロックばねの他端側を、外向きに折り曲げて伸ばした延長部としてその先端を固定端Bとし、当該延長部を弾性変形内で撓ませることで、ロックばねのコイル部分をロックドラムに押し付け、その弾性力に伴う抵抗力を回動部材の正転規制の抵抗トルクとし、
ロック状態にある回動部材が正転及び逆転するいずれの場合においても、抵抗トルクが付加されるようにした
ことを特徴とするばねロック機構。
- 請求項1のばねロック機構を用いたことによって、天板の角度を無段階で調節できるようにしたテーブル。
- 請求項1のばねロック機構を用いたことによって、腕支え部の角度を無段階で調節できるようにしたアームレスト。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023040566 | 2023-11-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7425525B1 true JP7425525B1 (ja) | 2024-01-31 |
Family
ID=89718046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023570339A Active JP7425525B1 (ja) | 2023-11-10 | 2023-11-10 | ばねロック機構、テーブル及びアームレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7425525B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004147791A (ja) | 2002-10-29 | 2004-05-27 | Nhk Spring Co Ltd | アームレスト装置 |
JP2006026115A (ja) | 2004-07-16 | 2006-02-02 | T S Tec Kk | アームレストの取付方法および取付構成 |
JP2006055258A (ja) | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Bizen Hatsujo Kk | アームレスト装置 |
JP2006192132A (ja) | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Bizen Hatsujo Kk | アームレスト装置 |
JP2008048784A (ja) | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Bizen Hatsujo Kk | 自動車のアームレスト装置 |
-
2023
- 2023-11-10 JP JP2023570339A patent/JP7425525B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2006192132A (ja) | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Bizen Hatsujo Kk | アームレスト装置 |
JP2008048784A (ja) | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Bizen Hatsujo Kk | 自動車のアームレスト装置 |
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