JP4096731B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の後方衝突時に、ヘッドレストをシート着座者の頭部に近づけた位置に変位させる、いわゆるアクティブヘッドレストを備えた形式の車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両用シートについては、例えば特許文献1に開示された技術が知られている。この技術では、ヘッドレストを備えた可動フレームが、シートバックフレームに対しリンクによって支持されている。車両の後方衝突時には、シート着座者の身体から可動フレームの下部に負荷される荷重により、この可動フレームがヘッドレストを上方かつ前方へ変位させるように移動する。そして、可動フレームの下部に対する荷重がなくなり、あるいは軽減されると、スプリングの弾性力によって可動フレームがヘッドレストと共に元の位置に戻される。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−325179号公報
【特許文献2】
特開平10−6832号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、シート着座者の身体から可動フレームの下部に負荷されている荷重が軽減されると、ヘッドレストがスプリング力によって直ちに元の位置に戻ってしまう。しかし、可動フレームの下部に対する荷重が軽減されても、シート着座者の頭部はヘッドレストに受け止められて保持されている場合がある。このような状態において、ヘッドレストが元の位置に戻されると、アクティブヘッドレストとしての機能を充分に果たすことができない。
【0005】
そこで、車両の後方衝突時にヘッドレストを上方かつ前方へ変位させた状態において、可動フレームをロックするようにした技術がある(例えば特許文献2を参照)。しかし、この技術では、可動フレームのロックを解除しない限り、ヘッドレストを元の位置に戻すことができない、といった煩わしさがある。
本発明は、従来の課題を解決しようとするもので、その目的は、車両の後方衝突後において、ヘッドレストをシート着座者の頭部近くにとどめる必要がなくなれば、復帰操作を要することなく平常位置に戻すことを可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するためのもので、請求項1に記載の発明は、車両の後方衝突時に、ヘッドレストを平常位置からシート着座者の頭部に近づけた位置に変位させる形式の車両用シートであって、ヘッドレストを備え、かつ、シートバックフレームに対して移動可能に支持された可動フレームと、この可動フレームの移動を阻止することが可能なロック機構とを備えている。可動フレームは、ヘッドレストを平常位置とシート着座者の頭部に近づけた位置との間で変位させるための移動が可能である。ロック機構は、可動フレームおよびシートバックフレームの一方に結合されたスクリュー部材と、他方に結合されたナット部材とからなり、スクリュー部材はその軸線が上下向きに設けられている。そして、ヘッドレストが平常位置からシート着座者の頭部に向かう方向の可動フレームの移動時には、スクリュー部材とナット部材との噛み合いが解除され、可動フレームの逆方向の移動時には、スクリュー部材とナット部材との噛み合いが保持される。この噛み合いが保持された状態において、ヘッドレストから可動フレームを通じてロック機構に作用する荷重がゼロになってスクリュー部材とナット部材との噛み合い部に対する荷重がゼロになったときに、スクリュー部材とナット部材との相対的な回転が可能となるように設定されている。
このように、車両の後方衝突時において、ヘッドレストがシート着座者の頭部に向かって変位するときはロック機構の抵抗を小さくしてヘッドレストを速やかに変位させることができる。その後に、ヘッドレストから可動フレームを通じてロック機構に作用する荷重がゼロになると、ヘッドレストおよび可動フレームの自重により、ロック機構のスクリュー部材とナット部材とが噛み合った状態で相対的に回転し、ヘッドレストを自動的に、かつ、ゆっくりと平常位置に復帰させることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された車両用シートであって、ロック機構のナット部材は、ハウジングと、このハウジングに組み込まれ、ロック機構のスクリュー部材に噛み合うナットピースと、ハウジングとナットピースとの間に組み込まれたスプリングとを備えている。そして、ハウジングとナットピースとがテーパコーン面で接触しているとともに、スプリングの弾性力がナットピースをテーパコーン面に沿って押すように構成されている。
これにより、ロック機構が荷重を受けていない自由状態では、ナットピースとスクリュー部材とが噛み合った状態に保たれる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載された車両用シートであって、車両の後方衝突時にシート着座者の身体から荷重を受けて衝撃を緩衝する方向へ移動する衝撃緩衝部材がシートバックフレームに設けられている。ヘッドレストを備えた可動フレームは、シートバックフレームに対し、リンクによって移動可能に支持されている。このリンクは、シートバックフレーム側と可動フレーム側との間において車両の前方へ突き出した中間連結部を備えている。この中間連結部が衝撃緩衝部材からその緩衝方向への移動を受けることにより、ヘッドレストを平常位置からシート着座者の頭部に近づけた位置に変位させる方向へ可動フレームを移動させるように構成されている。
この構成では、車両の後方衝突時に、衝撃緩衝部材によってシート着座者の身体が受ける衝撃を緩衝できるとともに、このときの衝撃緩衝部材の移動によってリンクの中間連結部が押され、このリンクがパンタグラフ式に作動する。これにより、衝撃緩衝部材の移動量に対する可動フレームの移動量を増幅することができ、限られたスペース内の機構によってヘッドレストを充分に変位させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、アクティブヘッドレストを備えた車両用シートの側面図である。シートの構成は、シートクッション10、シートバック20およびヘッドレスト40に大別される。そして、ヘッドレスト40は、シートバック20がシート着座者(以下は「乗員」と称する)の背中から後方向へ一定以上の荷重を受けたとき、実線で示す平常位置から仮想線で示す位置に変位する。
【0011】
図2は、シートバック内におけるアクティブヘッドレストの構造を表した側面図である。図3は、シートバックフレーム下部の構造を表した斜視図である。これらの図面で示されているように、シートバック20の両サイドに位置しているシートバックフレーム22の間には、クッションバネ24(Sバネ)が設けられている。また、両フレーム22の内側には、可動フレーム30が移動可能に支持されている。この支持構造の詳細については、つぎに説明する。
【0012】
可動フレーム30は、両サイド部30aと、これらの間に掛け渡された格好の上部30bとによって構成されている。可動フレーム30の両サイド部30aが、両フレーム22の内側に対して上下のリンク32,34により、それぞれ支持されている。これらのリンク32,34は、フレーム22およびサイド部30aと共に平行リンクを構成している。したがって、可動フレーム30は、フレーム22に対して図2の実線で示す状態と仮想線で示す状態との間を移動することができる。
【0013】
上側のリンク32については、その一端部がピン32aによってフレーム22に回動自在に支持され、他端部がピン32bによって可動フレーム30のサイド部30aに回動自在に支持されている。下側のリンク34については、二部材34A,34Bを連結した構造になっている。そして、一方の部材34Aの端部がピン34aによってフレーム22に回動自在に支持され、他方の部材34Bの端部がピン34bによって可動フレーム30のサイド部30aに回動自在に支持されている。また、二部材34A,34Bを連結しているピン34cの位置は、フレーム22側のピン34aおよびサイド部30a側のピン34bよりも車両の前方へ突き出している。
【0014】
ピン34cによるリンク34の中間連結部に対しては、図3で示すようにクッションバネ24における結合アーム24aの端部が結合されている。なお、クッションバネ24における他の結合アーム24bは、一般的な構造どおりにフレーム22に結合されている。クッションバネ24に対し、乗員の背中側から一定以上の荷重が車両の後方向へ負荷されると、周知のようにクッションバネ24が撓みを起こして衝撃を緩衝する。これと並行して、クッションバネ24に負荷された荷重が結合アーム24aからリンク34の中間連結部に作用し、この連結部が車両の後方へ押される。この結果、両リンク32,34の作動によって可動フレーム30が図2の実線位置から仮想線位置へ移動する。
【0015】
図2で示すように可動フレーム30の上部30bには、筒形状をした一対のサポートブラケット36が上下向きに固定されている。ただし、図面では片側のサポートブラケット36しか表されていない。両サポートブラケット36には、ヘッドレストサポート38がそれぞれ装着されている。これらのヘッドレストサポート38には、ヘッドレスト40の下面から下方へ延びている一対の脚部42が挿入されている。これにより、可動フレーム30にヘッドレスト40が装着されている。
【0016】
図4は、図2の一部を拡大して表した側面図である。この図面からも明らかなように、両フレーム22と可動フレーム30の両サイド部30aとの間には、ロック機構50がそれぞれ設けられている。このロック機構50は、互いにネジで噛み合ったスクリュー部材52とナット部材54とに大別される。
【0017】
スクリュー部材52は、その上下両端部にリング形状の連結部52a-1,52a-2を備えている。上端部の連結部52a-1は、フレーム22に形成されている円弧形状の連結孔22aに対し、この孔内を移動可能な軸53aによって連結されている。下端部の連結部52a-2は、軸53bによってフレーム22側に回転可能に結合されている。したがってスクリュー部材52は、下側の軸53bを支点とする軸線の傾きが可能である。一方、ナット部材54は、可動フレーム30に対して軸線の傾きが可能にピン55(図4)で結合されている。
【0018】
図5,6は、ロック機構50を一部断面で表した拡大図である。この図面で示すようにスクリュー部材52は、ロッド52aと、その外側に組み付けられた筒部52bとが、軸線回りに相対的に回転できるようになっている。この筒部52bは、その外周において上下に連続した雄ネジ52b-1を備えている。なお、ロッド52aの上下両端部が、フレーム22側に結合される連結部52a-1,52a-2となっている。
【0019】
ナット部材54は、ハウジング54a内にナットピース54bが組み込まれた構造になっている。このハウジング54a内は、その内径が下から上に向かって漸減するテーパコーン面54a-1となっている。ナットピース54bは、スクリュー部材52の雄ネジ52b-1に噛み合う雌ネジ54b-1を備えている。また、ナットピース54bは、周方向に関して例えば二つに分割されている。そして、これらのナットピース54bの外周は、ハウジング54aのテーパコーン面54a-1に対応して接触したテーパコーン面54b-2となっている。
【0020】
ハウジング54aとナットピース54bの下面との間には、スプリング54cが組み込まれている。このスプリング54cの弾性力は、ナットピース54bをテーパコーン面に沿って押し上げるように作用している。したがって、自由状態でのナットピース54bは、その雌ネジ54b-1がスクリュー部材52の雄ネジ52b-1に噛み合った状態に保たれる(図6)。
【0021】
ところが、スクリュー部材52に対してナット部材54を相対的に上方向へ移動させる力が働いたときには、ネジの噛み合い部におけるテーパ形状により、ナットピース54bがテーパコーン面に沿って押し下げられる。この結果、ナットピース54bが径方向へ押し広げられ、雌ネジ54b-1と雄ネジ52b-1との噛み合いが解除された状態になる(図5)。
なお、ハウジング54aは上下に二分割された構造であり、その内部にナットピース54bおよびスプリング54cを組み込んだ後に一体化されている。
【0022】
このように構成された車両用シートにおいて、車両の後方衝突時にはクッションバネ24が、すでに述べたように乗員の身体から後方向の荷重を受けて移動し、その衝撃を緩衝する。また、このクッションバネ24の移動によってリンク34の中間連結部が後方へ押され、これに基づいて可動フレーム30が図2の実線状態から仮想線状態に移動する。結果として、可動フレーム30に設けられているヘッドレスト40が、図1,2の実線で示す平常位置から仮想線で示すように上方かつ前方の位置(乗員の頭部に近い位置)へ変位する。
【0023】
このときのロック機構50においては、可動フレーム30からナット部材54に対して上方へ移動させる力が作用する。したがって、先に説明したようにスクリュー部材52の雄ネジ52b-1と、ナット部材54の雌ネジ54b-1との噛み合いが解除され、可動フレーム30を円滑かつ速やかに移動させる。このため、車両の後方衝突時には、ヘッドレスト40を平常位置から乗員の頭部に近づけた位置へ瞬時に変位させることができる。そして、ナット部材54の停止と同時に、図5の仮想線で示すように雄ネジ52b-1と雌ネジ54b-1とが噛み合う。これにより、ヘッドレスト40は乗員の頭部に近い位置でロックされ、後方衝突時における適正位置で乗員の頭部をサポートする。
【0024】
車両の後方衝突時において、乗員の身体から後方向の荷重を受けて移動するクッションバネ24は、本発明の「衝撃緩衝部材」に相当する。そして、この「衝撃緩衝部材」は、その移動によってリンク34の中間連結部を後方へ押し動かす役割を果たしている。この役割に関しては、クッションバネ24に代えて、別に設けた負荷パッドを用いることもある。
【0025】
衝突後においても、ロック機構50の雄ネジ52b-1と雌ネジ54b-1とは噛み合った状態に保たれている。そして、ヘッドレスト40が乗員の頭部からの負荷を受けている限り、ナット部材54は図5の仮想線位置に保持されている。このため、クッションバネ24に対する乗員の身体からの荷重が減少もしくはゼロになっても、ヘッドレスト40は図1,2の仮想線位置に保持されている。このようにロック機構50は、いわゆるワンウェイロック機能を果たす。
【0026】
乗員の頭部からヘッドレスト40に負荷されていた荷重がゼロになると、可動フレーム30を通じてロック機構50のナット部材54に作用していた荷重、つまりスクリュー部材52とナット部材54との噛み合い部に作用していた荷重もゼロになる。その結果、可動フレーム30およびヘッドレスト40の自重を受けているナット部材54が、スクリュー部材52とのネジの噛み合いによって筒部52bを軸心回りに回転させながら下降を始める(図6)。これにより、特別な操作を行うことなく、可動フレーム30およびヘッドレスト40が図1,2の実線で示す平常位置に自動復帰する。この復帰動作は、スクリュー部材52とナット部材54とのネジの噛み合い回転によるものであるから、ゆっくりとした動作である。
【0027】
このように、ヘッドレスト40が図1,2の仮想線で示す位置に変位した後のロック機構50の機能は、乗員の頭部から一定の荷重を受けている状態では可動フレーム30が元に戻るのをロックし、この荷重が解消されるとロックを解除する。この機能により、ヘッドレスト40は、車両の後方衝突後において図1,2の仮想線で示す位置にとどまる必要がなくなれば、自動的に平常位置に戻される。
【0028】
すでに説明したように車両の後方衝突時には、二部材34A,34Bからなるリンク34の中間連結部(ピン34cの箇所)が、クッションバネ24の移動に伴って後方へ押される。これによってリンク34がパンタグラフ式に作動し、可動フレーム30(ヘッドレスト40)を図2の実線位置から仮想線位置へ移動させる。したがって、クッションバネ24の移動量に比べて可動フレーム30の移動量が増幅される。このことは、シートバック20内の限られたスペース内に組み込まれた機構により、ヘッドレスト40を充分に変位させることができる。
【0029】
以上は本発明の好ましい実施の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば、車両の後方衝突時には、リンク32,34で支持された可動フレーム30の移動に基づいてヘッドレスト40を上方かつ前方へ変位させている。これに対し、可動フレーム30は単に垂直方向へ移動させ、この移動に連動してヘッドレスト40を前後方向へ傾動させる構成に代えることもできる。
【0030】
ロック機構50については、そのスクリュー部材52を可動フレーム30側に結合し、ナット部材54をフレーム22側に結合することも可能である。この場合、ロック機構50の上下の向きが図面とは反転した状態になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクティブヘッドレストを備えた車両用シートの側面図
【図2】アクティブヘッドレストの構造を表した側面図
【図3】シートバックフレーム下部の構造を表した斜視図
【図4】図2の一部を拡大して表した側面図
【図5】ロック機構を一部断面で表した拡大図
【図6】ロック機構を一部断面で表した拡大図
【符号の説明】
20 シートバック
22 シートバックフレーム
24 クッションバネ
30 可動フレーム
40 ヘッドレスト
50 ロック機構
52 スクリュー部材
54 ナット部材
Claims (3)
- 車両の後方衝突時に、ヘッドレストを平常位置からシート着座者の頭部に近づけた位置に変位させる形式の車両用シートであって、
ヘッドレストを備え、かつ、シートバックフレームに対して移動可能に支持された可動フレームと、この可動フレームの移動を阻止することが可能なロック機構とを備え、可動フレームは、ヘッドレストを平常位置とシート着座者の頭部に近づけた位置との間で変位させるための移動が可能であり、ロック機構は、可動フレームおよびシートバックフレームの一方に結合されたスクリュー部材と、他方に結合されたナット部材とからなり、スクリュー部材はその軸線が上下向きに設けられ、ヘッドレストが平常位置からシート着座者の頭部に向かう方向の可動フレームの移動時には、スクリュー部材とナット部材との噛み合いが解除され、可動フレームの逆方向の移動時には、スクリュー部材とナット部材との噛み合いが保持され、この噛み合いが保持された状態において、ヘッドレストから可動フレームを通じてロック機構に作用する荷重がゼロになってスクリュー部材とナット部材との噛み合い部に対する荷重がゼロになったときに、スクリュー部材とナット部材との相対的な回転が可能となるように設定されている車両用シート。 - 請求項1に記載された車両用シートであって、
ロック機構のナット部材は、ハウジングと、このハウジングに組み込まれ、ロック機構のスクリュー部材に噛み合うナットピースと、ハウジングとナットピースとの間に組み込まれたスプリングとを備え、ハウジングとナットピースとがテーパコーン面で接触しているとともに、スプリングの弾性力がナットピースをテーパコーン面に沿って押すように構成されている車両用シート。 - 請求項1又は2に記載された車両用シートであって、
車両の後方衝突時にシート着座者の身体から荷重を受けて衝撃を緩衝する方向へ移動する衝撃緩衝部材がシートバックフレームに設けられ、ヘッドレストを備えた可動フレームは、シートバックフレームに対し、リンクによって移動可能に支持され、このリンクは、シートバックフレーム側と可動フレーム側との間において車両の前方へ突き出した中間連結部を備え、この中間連結部が衝撃緩衝部材からその緩衝方向への移動を受けることにより、ヘッドレストを平常位置からシート着座者の頭部に近づけた位置に変位させる方向へ可動フレームを移動させるように構成されている車両用シート。
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