JP3355936B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP3355936B2 JP16488896A JP16488896A JP3355936B2 JP 3355936 B2 JP3355936 B2 JP 3355936B2 JP 16488896 A JP16488896 A JP 16488896A JP 16488896 A JP16488896 A JP 16488896A JP 3355936 B2 JP3355936 B2 JP 3355936B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートに係
り、特に、車両後方からの衝撃を吸収する車両用シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される車両
用シートには、車両後方からの衝撃を吸収する構造のも
のが知られており、その一例が、実開平7−1842号
に示されている。
【0003】図8(A)に示される如く、この車両用シ
ートでは、衝突の際の衝撃により、乗員100の上半身
が後方へ移動する動きにより、シート102のシートバ
ック102Aに加えられる乗員100からの荷重を、シ
ートバックフレーム104の前方に配置された衝撃受圧
フレーム106の後方(図8(B)の矢印S方向)への
移動により吸収すると共に、この衝撃受圧フレーム10
6の後方への移動により、衝撃受圧フレーム106の上
端部に連結されたヘッドレスト支持フレーム108の下
端部が略後方(図8(B)の矢印T方向)に移動するよ
うになっている。また、ヘッドレスト支持フレーム10
8の下端部が矢印T方向へ移動すると、ヘッドレスト支
持フレーム108は、シートバックフレーム104の上
端部の軸支部104Aを中心に、略前方(図8(B)の
矢印U方向)へ回転するようになっており、この回転に
よって、ヘッドレスト支持フレーム108に固定された
ヘッドレスト110が乗員100の後頭部100Aに接
近し、頸骨を保護するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用シートでは、ヘッドレスト支持フレーム108がシ
ートバックフレーム104の上端部の軸支部104Aを
中心に前方へ回転し、この回転によって、ヘッドレスト
支持フレーム108に固定されたヘッドレスト110が
乗員100の後頭部100Aに当接する構成になってい
るため、乗員100の後頭部100Aに対するヘッドレ
スト110の当接面110Aの角度が、ヘッドレスト支
持フレーム108の回転とともに変化し、乗員100の
後頭部100Aとヘッドレスト110の当接面110A
との間に大きな角度差が生じる恐れがある。更には、ヘ
ッドレスト支持フレーム108の回転により、乗員10
0の後頭部100Aに対するヘッドレスト110の当接
面110Aの当接位置が下方に移動し、ヘッドレスト1
10の当接位置が頭部重心から外れ、乗員100の頭部
100を安定して支持できない恐れがある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、乗員の後頭部
とヘッドレストの当接面との角度差を小さくすると共
に、ヘッドレストの当接位置を頭部重心に近づけること
ができる車両用シートを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車両後方からの衝撃を吸収する車両用シートにおい
て、シートバックの上下に配設されたリンクと、前記上
下のリンクにより支持された上体荷重受けフレームとを
有し、前記上下のリンクの回転により前記上体荷重受け
フレームを車両後方へ移動して衝撃を吸収する衝撃吸収
手段と、該衝撃吸収手段の車両後方への移動に基づいて
ヘッドレストを車両前方の斜め上方に向けスライドさせ
るヘッドレスト移動手段と、とからなることを特徴とし
ている。
【0007】従って、車両後方からの衝撃を受けた場合
には、シートバックの上下に配設されたリンクにより支
持された衝撃吸収手段の上体荷重受けフレームが、上下
のリンクの回転により車両後方へ移動して衝撃を吸収す
ると共に、この衝撃吸収手段の車両後方への移動に基づ
いて、ヘッドレスト移動手段により、ヘッドレストが車
両前方の斜め上方に向けスライドする。この様にヘッド
レストを車両前方の斜め上方に向けスライドさせること
により、乗員の後頭部とヘッドレストの当接面との角度
差を小さくでき、安定して頭部をヘッドレストにて支持
することができる。更に、ヘッドレストが車両前方の斜
め上方に向けスライドするため、ヘッドレストの当接位
置を頭部重心に近づけることができる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用シートにおいて、前記衝撃吸収手段は、衝撃を吸
収しつつシートバックを車両後方の斜め下方に向けて移
動させることを特徴としている。
【0009】従って、シートバックが車両後方の斜め下
方に向け移動することにより、乗員とシートバックとの
間の摩擦抵抗により、乗員のシートからの浮き上がりが
抑制され、頭部を安定してヘッドレストにて支持するこ
とが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の車両用シートの一実施形
態を図1〜図4に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図3に示される如く、本
実施形態の車両の運転席10は、シートクッション12
とシートバック14とで構成されており、シートバック
フレーム16の左右両側部16Aの下端部が、それぞれ
シートクッションフレーム18に連結されている。ま
た、シートバックフレーム16の左右両側部16Aに
は、衝撃吸収手段としての上体荷重受けフレーム20が
連結されており、この上体荷重受けフレーム20には、
図1に示される乗員66の背部に当接するシートバック
パッド22が取付られている。
【0012】図3に示される如く、上体荷重受けフレー
ム20は、シート幅方向両端部に、シートバックフレー
ム16の左右両側部16Aに沿って延設された基部20
Aを備えており、左右の基部20Aの間には、上体支持
部20Bがシート幅方向に沿って上下方向に所定の間隔
を開けて架設されている。また、基部20Aの下端部と
上端部近傍との間には、前方へ向けて湾曲したサイド支
持部20Cが架設されている。
【0013】図1に示される如く、シートバックフレー
ム16の側部16Aの上部外側には、衝撃吸収手段とし
ての回転リンクアッパ24がピン26によって、図1の
反時計回転方向(図1の矢印A方向)及び図1の時計回
転方向(図1の矢印B方向)へ回転可能に軸支されてい
る。回転リンクアッパ24の前部24Aは、上体荷重受
けフレーム20の基部20Aの上部に、ピン28によっ
て図1の反時計回転方向及び時計回転方向へ回転可能に
軸支されている。
【0014】回転リンクアッパ24の後部24Bには、
ヘッドレスト移動手段としてのヘッドレスト押上げリン
ク30の後側の端部30Aが、ピン32によって図1の
反時計回転方向及び時計回転方向へ回転可能に軸支され
ている。ヘッドレスト押上げリンク30の前側の端部3
0Bからは中央部へ向けて長孔34が穿設されており、
この長孔34内には、シートバックフレーム16の側部
16Aに立設されたピン36が摺動可能に挿入されてい
る。また、ヘッドレスト押上げリンク30の前側の端部
30Bには、ヘッドレスト38が固定されている。
【0015】従って、上体荷重受けフレーム20が後方
へ移動すると、回転リンクアッパ24がピン26を中心
にして、図1の矢印A方向へ回転し、この回転によっ
て、ヘッドレスト押上げリンク30が、長孔34とピン
36との摺動と、ピン36を中心とした揺動により、車
両前方の斜め上方(図1の矢印C方向)に向けスライド
し、図2に示される如く、ヘッドレスト38の当接面3
8Aが乗員66の後頭部66Aを支持するようになって
いる。
【0016】シートバックフレーム16の側部16Aの
下部外側には、衝撃吸収手段としての回転リンクロア4
0がピン42によって、図1の反時計回転方向(図1の
矢印A方向)及び図1の時計回転方向(図1の矢印B方
向)へ回転可能に軸支されている。回転リンクロア40
の前部40Aは、上体荷重受けフレーム20の基部20
Aの下部に、ピン44によって図1の反時計回転方向及
び時計回転方向へ回転可能に軸支されている。
【0017】図4(A)に示される如く、回転リンクロ
ア40の後部40Bの外周部には、係合歯部46が形成
されており、この係合歯部46には係合爪48が係合す
るようになっている。係合爪48には、長手方向に沿っ
て長孔50が穿設されており、この長孔50内には、シ
ートバックフレーム16の側部16Aに立設された上下
一対のピン52が摺動可能に挿入されている。また、係
合爪48はコイルスプリング53によって、係合歯部4
6との係合方向に付勢されている。
【0018】また、回転リンクロア40とシートバック
フレーム16の側部16Aとの各対向面には、何れか一
方を半球状の凸部とし、他方を半球状の凹部とした、互
いに係合する動作ロック機構60が形成されている。こ
の動作ロック機構60は、回転リンクロア40に所定値
以上の衝撃が作用した場合に係合が解除し、回転リンク
ロア40が回転するようになっている。
【0019】回転リンクロア40と、シートバックフレ
ーム16の側部16Aとの間には、衝撃吸収手段として
のコイルスプリング54が架設されており、回転リンク
ロア40を、ピン42を中心に図4(A)の時計回転方
向(図4(A)の矢印B方向)へ付勢するようになって
いる。また、シートバックフレーム16の側部16Aに
は、シートバック後退制限ストッパ56が形成されてお
り、図4(B)に示される如く、回転リンクロア40が
シートバック後退制限ストッパ56に当接することによ
って、回転リンクロア40の後退が制限されるようにな
っている。
【0020】なお、これらの係合歯部46、係合爪4
8、コイルスプリング54及びシートバック後退制限ス
トッパ56は、回転リンクアッパ24に対しても設けら
れている。
【0021】図4(C)に示される如く、係合爪48に
は、リバウンドロック解除レバー58が連結されてお
り、このリバウンドロック解除レバー58をコイルスプ
リング53の付勢力に抗して上方へ移動すると、係合爪
48と係合歯部46との係合が解除するようになってい
る。また、動作ロック機構60は、回転リンクロア40
が図4(C)の時計回転方向(図4(C)の矢印B方
向)へ回転し、基準位置(図4(C)の実線の位置)と
なった時に、係合状態になって、回転リンクロア40を
基準位置に保持するようになっている。
【0022】また、リバウンドロック解除レバー58の
上端部には、操作ノブ62(図1参照)が固定されてい
る。この操作ノブ62はシートバック14の上部に突出
しており、操作ノブ62を引き上げると、係合爪48が
上方へ移動するようになっている。また、操作ノブ62
から手を放すと、コイルスプリング53の付勢力によっ
て、係合爪48が下方へ移動し、合歯部46と係合し、
図4(A)の状態になる。
【0023】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の車両用シートでは、例えば、車両後部に他車が
衝突してきた場合に、運転席10に着座した乗員66に
車両後方からの衝撃が作用すると、乗員66が車両後方
へ移動する。この乗員66の移動により、乗員66の背
部に当接するシートバックパッド22が取付られた上体
荷重受けフレーム20が後方へ移動する。
【0024】上体荷重受けフレーム20が後方へ移動す
ると、回転リンクアッパ24がピン26を中心にして、
図1の矢印A方向へ回転すると共に、回転リンクロア4
0がピン42を中心にして、図1の矢印A方向へ回転す
る。なお、この場合、回転リンクアッパ24と回転リン
クロア40は、コイルスプリング54の付勢力に抗して
回転し、回転リンクアッパ24と回転リンクロア40と
が、それぞれシートバック後退制限ストッパ56に当接
した位置で停止する。
【0025】また、回転リンクアッパ24の回転によっ
て、ヘッドレスト押上げリンク30が、長孔34とピン
36との摺動と、ピン36を中心とした揺動により、車
両前方の斜め上方(図1の矢印C方向)に向けスライド
する。このスライドにより、図2に示される如く、ヘッ
ドレスト38が、乗員66の後頭部66A方向(車両の
前方斜め上方)へ向けてのスライドする。このため、後
頭部66Aとヘッドレスト38の当接面38Aとの角度
差を少なくでき、安定して乗員66の後頭部66Aをヘ
ッドレスト38にて支持することができる。更に、ヘッ
ドレスト38が車両の前方斜め上方へスライドするた
め、ヘッドレスト38の当接位置を頭部重心に近づける
ことができ、乗員66の頭部重心に近い位置で、頭部を
支持することが可能になる。
【0026】一方、後突によって、図2に示される状態
になった運転席10を図1に示される通常の使用状態に
もどすためには、シートバック14の上部に突出した操
作ノブ62を引き上げる。操作ノブ62を引き上げる
と、リバウンドロック解除レバー58を介して、係合爪
48が上方へ移動し、係合爪48と、回転リンクアッパ
24及び回転リンクロア40の係合歯部46との係合が
解除する。
【0027】この結果、回転リンクアッパ24及び回転
リンクロア40は、コイルスプリング54の付勢力によ
り、図1の矢印B方向へ回転し、動作ロック機構60の
凸部と凹部とが互いに係合する位置で停止する。これに
より、上体荷重受けフレーム20が前方へ移動し、図1
に示される通常の使用状態にもどると共に、回転リンク
アッパ24の回転により、ヘッドレスト押上げリンク3
0を介してヘッドレスト38が通常の位置(図1の位
置)へスライドする。
【0028】この状態で、操作ノブ62から手を放す
と、コイルスプリング53の付勢力によって、係合爪4
8が下方へ移動し、回転リンクアッパ24及び回転リン
クロア40の合歯部46と係合する。
【0029】また、本実施形態の車両用シートでは、上
体荷重受けフレーム20が回転リンクアッパ24及び回
転リンクロア40を介して、シートバックフレーム16
の側部16Aに支持されており、運転席10に着座した
乗員66に車両後方からの衝撃が作用すると、回転リン
クアッパ24及び回転リンクロア40がピン26、42
を中心にして反時計回転方向、即ち車両後方の斜め下方
へ回転する。従って、シートバックパッド22が車両後
方の斜め下方に向け移動し、乗員66とシートバック1
4との間の摩擦抵抗によって、乗員66の運転席10か
らの浮き上がりが抑制される。このため、乗員66の頭
部を安定してヘッドレスト38にて支持することが可能
になる。
【0030】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態は、本発明を車両の運転席に
適用したが、本発明の車両用シートは助手席及び後部座
席にも適用可能である。
【0031】また、本実施形態の車両用シートでは、衝
撃吸収手段としてコイルスプリング54を使用したが、
コイルスプリング54に代えて、図5に示される如く、
スプリング70により閉方向(図5の矢印M方向)へ付
勢されたダンパー作動開始荷重調整弁72を有するダン
パ74を使用し、荷重(図5の矢印F)が作用した場合
には、ダンパ74が急激に圧縮し、荷重が解除された場
合には、ダンパ74が徐々に復帰する構成としても良
い。
【0032】また、コイルスプリング54に代えて、図
6に示される様な、摩擦式軸ロック1ウエイクラッチ付
きのスパイラルスプリング76を使用しても良い。この
場合、スパイラルスプリング76に取付られるロックプ
レート78と固定側パイプ80をシートバックフレーム
16側に連結し、スパイラルスプリング76に取付られ
るブラケット82と可動側パイプ84を上体荷重受けフ
レーム20側に連結する。
【0033】また、本実施形態の車両用シートでは、図
1に示される如く、回転リンクアッパ24がピン26を
中心にして、図1の矢印A方向へ回転し、この回転によ
って、ヘッドレスト押上げリンク30が、長孔34とピ
ン36との摺動とピン36を中心とした揺動により、車
両前方の斜め上方(図1の矢印C方向)に向けスライド
する構成にしたが、これに代えて、図7に示される如
く、回転リンクアッパ24の後部24Bに形成した長孔
25内にヘッドレスト押上げリンク30の後側の端部3
0Aに設けたピン32を摺動可能に挿入すると共に、ヘ
ッドレスト押上げリンク30の長孔34内に、シートバ
ックフレーム16の側部16Aに立設した2本のピン3
6、37を摺動可能に挿入した構成としても良い。
【0034】この場合、上体荷重受けフレーム20が後
方へ移動すると、回転リンクアッパ24がピン26を中
心にして、図7の矢印A方向へ回転し、この回転によっ
て、ヘッドレスト押上げリンク30のピン32が、回転
リンクアッパ24の長孔25内を摺動すると共に、ヘッ
ドレスト押上げリンク30が、長孔34とピン36、3
7の摺動により、ピン36とピン37とを結んだ直線の
延長線39上に沿って、車両前方の斜め上方(図7の矢
印D方向)に向けスライドし、ヘッドレスト38の当接
面38Aが乗員66の後頭部66Aを支持する。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車両後方から
の衝撃を吸収する車両用シートにおいて、シートバック
の上下に配設されたリンクと、上下のリンクにより支持
された上体荷重受けフレームとを有し、上下のリンクの
回転により上体荷重受けフレームを車両後方へ移動して
衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、衝撃吸収手段の車両後
方への移動に基づいてヘッドレストを車両前方の斜め上
方に向けスライドさせるヘッドレスト移動手段と、とか
らなる構成としたので、乗員の後頭部とヘッドレストの
当接面との角度差を小さくすると共に、ヘッドレストの
当接位置を頭部重心に近づけることができるという優れ
た効果を有する。
【0036】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用シートにおいて、衝撃吸収手段は、衝撃を吸収し
つつシートバックを車両後方の斜め下方に向けて移動さ
せるので、請求項1記載の効果に加えて、乗員のシート
からの浮き上がりが抑制され、頭部を安定してヘッドレ
ストにて支持することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用シートを示す
概略側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用シートの衝突
時の状態を示す概略側面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用シートを示す
一部を断面とした車両斜め前方から見た斜視図である。
【図4】(A)は本発明の一実施形態に係る車両用シー
トの一部の通常使用状態を示す概略側面図であり、
(B)は本発明の一実施形態に係る車両用シートの一部
の衝突時の状態を示す概略側面図であり、(C)は本発
明の一実施形態に係る車両用シートの一部の通常使用状
態へ復帰した状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る車両用シートの衝撃
吸収手段の変形例を示す概略側断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る車両用シートの衝撃
吸収手段の他の変形例を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る車両用シートの一
部を示す概略側面図である。
【図8】(A)は従来の実施形態に係る車両用シートを
示す概略側断面図であり、(B)は従来の実施形態に係
る車両用シートの衝突時の状態を示す概略側断面図であ
る。
【符号の説明】
10 運転席 14 シートバック 16 シートバックフレーム 16A シートバックフレームの左右両側部 20 上体荷重受けフレーム(衝撃吸収手段) 24 回転リンクアッパ(衝撃吸収手段) 30 ヘッドレスト押上げリンク(ヘッドレスト移動
手段) 38 ヘッドレスト 40 回転リンクロア(衝撃吸収手段) 46 係合歯部 48 係合爪 54 コイルスプリング(衝撃吸収手段) 56 シートバック後退制限ストッパ 58 リバウンドロック解除レバー 60 動作ロック機構 74 ダンパ(衝撃吸収手段) 76 スパイラルスプリング(衝撃吸収手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/42 A47C 7/38 A47C 7/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後方からの衝撃を吸収する車両用シ
    ートにおいて、シートバックの上下に配設されたリンクと、前記上下の
    リンクにより支持された上体荷重受けフレームとを有
    し、前記上下のリンクの回転により前記上体荷重受けフ
    レームを 車両後方へ移動して衝撃を吸収する衝撃吸収手
    段と、 該衝撃吸収手段の車両後方への移動に基づいてヘッドレ
    ストを車両前方の斜め上方に向けスライドさせるヘッド
    レスト移動手段と、 とからなることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収手段は、衝撃を吸収しつつ
    シートバックを車両後方の斜め下方に向けて移動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
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