JPWO2011089769A1 - 外科処置装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、超音波振動と高周波電流とを併用して生体組織に処置を行う外科処置装置に関する。本発明の目的は、スパークの発生が防止されている外科処置装置を提供することである。外科処置装置は、把持部材(33)の規制部(51)が、電極部(58)に対して絶縁され、受部(66)が所定の量以上磨耗された後には、処置部(32)に対して把持部材(33)が閉じられた場合に、電極部(58)よりも前に処置部(32)に接触されて、電極部(58)と処置部(32)とが互いに接触するのを規制する、ことを特徴とする。

Description

本発明は、超音波振動と高周波電流とを併用して生体組織に処置を行う外科処置装置に関する。
日本国特開2008−11987号公報には、超音波振動と高周波電流とを併用して生体組織に処置を行う外科処置具が開示されている。即ち、当該外科処置具では、超音波振動子にプローブの基端部が連結されており、プローブは挿入シースに挿通されており、プローブの先端部は挿入シースの先端部から突出されて処置部を形成している。一方、挿入シースの先端部には、処置部に対して開閉可能な把持部材が配設されている。処置部に対して把持部材を閉じることで、処置部と把持部材とによって生体組織を把持することが可能である。処置部と把持部材とによって生体組織を把持した状態で、超音波振動子で発生された超音波振動をプローブによって伝達し、処置部を超音波振動させると共に、処置部と把持部材との間に高周波電圧を印加して、生体組織に高周波電流を通電させる。超音波振動を利用した処置は切開能に優れ、高周波電流を利用した処置は凝固能に優れており、両者を併用することで、切開能及び凝固能に優れた凝固切開処置を行うことが可能となっている。
日本国特開2008−11987号公報の外科処置具では、処置部に対して把持部材を閉じた場合には、把持部材のパッド部材に処置部が接触されることで、把持部材の電極部材に対して処置部が離間して配置され、電極部材と処置部との接触が防止される。ここで、生体組織の切開完了時等には、処置部がパッド部材に接触された状態で超音波振動されるため、処置部によってパッド部材が磨耗されることになる。パッド部材が所定の量以上磨耗された場合には、処置部に対して把持部材を閉じた際に、処置部がパッド部材に接触する前に、電極部材に処置部が接触されるおそれがある。特に硬性のプローブ及び電極部材について、処置部と電極部材との間に高周波電圧を印加した状態で、処置部が電極部材に対して超音波振動により高速で繰り返し接触及び離間される場合には、処置部と電極部材との間でスパークが発生するおそれがある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、スパークの発生が防止されている外科処置装置を提供することである。
本発明の一実施態様では、外科処置装置は、操作者に保持操作される外科処置装置であって、超音波振動を発生する振動発生部と、前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部であって、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、及び、前記電極部に対して絶縁され、前記受部が所定の量以上磨耗された後には、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に、前記電極部よりも前に前記処置部に接触されて、前記電極部と前記処置部とが互いに接触するのを規制する規制部、を有する、把持部材と、を具備することを特徴とする。
本実施態様の外科処置装置では、受部が所定の量以上磨耗された後には、処置部に対して把持部材が閉じられた場合には、処置部に電極部が接触される前に処置部に規制部が接触されて、処置部に電極部が接触されるのが規制されるため、処置部と電極部との間でスパークが発生することが防止される。また、規制部は電極部に対して電気的に絶縁されているため、処置部に規制部が接触されても、処置部と規制部との間でスパークが発生することもない。従って、処置部と把持部材との間でスパークが発生することが防止されている。
本発明の好ましい一実施態様では、外科処置装置は、前記処置部は、前記振動伝達部の軸方向及び前記把持部材の開閉方向の両方向に直交する幅方向について前記処置部の両側に形成されている一対の電極面を有し、前記電極部は、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に、前記一対の電極面に夫々対面して配置され、前記閉方向に向かって前記幅方向に前記一対の電極面から離間する向きに広がる逃形状をなす一対の電極受面を有する、ことを特徴とする。
本実施態様の外科処置装置では、処置部に対して把持部材が閉じられた場合に、処置部の一対の電極面に対して電極部の一対の電極受面が閉方向に向かって幅方向に離間する向きに広がる逃形状をなしている。このため、処置部に対して把持部材が閉じられた場合に、振動伝達部に軸方向を中心とするねじり力が付与されて、振動伝達部がねじり変形された場合であっても、処置部と電極部との接触が確実に防止される。
本発明の好ましい一実施態様では、外科処置装置は、前記規制部は、前記処置部に接触された場合に前記振動伝達部にクラックを発生可能な強度を備える、ことを特徴とする。
本実施態様の外科処置装置では、受部が所定の量以上磨耗された場合には、規制部を処置部に接触させて、振動伝達部に意図的にクラックを発生させるようにしている。このため、外科処置装置の寿命の到来を認識することが可能となっている。
本発明の好ましい一実施態様では、外科処置装置は、前記処置部は、前記処置部が超音波振動されている場合に応力が集中される応力集中領域を有し、前記規制部は、前記応力集中領域に接触される、ことを特徴とする。
本実施態様の外科処置装置では、規制部が処置部において応力集中領域に接触されるようになっている。このため、規制部が処置部に接触された場合には、振動伝達部に迅速かつ確実にクラックが発生するようになっている。
本発明の好ましい一実施態様では、外科処置システムは、外科処置装置と、前記外科処置装置への出力を行う出力装置と、前記外科処置装置と前記出力装置とを互いに電気的に接続している接続装置と、を具備する外科処置システムであって、前記出力装置は、前記振動発生部に前記振動発生部を駆動するための駆動信号を出力する超音波出力部と、前記処置部及び前記電極部に高周波処置用の高周波電流を出力する高周波出力部と、前記処置部にクラックが発生したか否かを検知するクラック検知部と、前記超音波出力部及び前記高周波出力部を制御し、前記クラック検知部によってクラックが発生されたことが検知された場合には、前記超音波出力部による前記振動発生部への駆動信号の出力を停止すると共に前記高周波出力部による前記処置部及び前記電極部への高周波電流の出力を停止する、制御部と、を有する、ことを特徴とする。
本実施態様の外科処置システムでは、受部が所定の量以上磨耗されて、規制部が処置部に接触され、プローブにクラックが発生した場合には、超音波出力部による駆動信号の出力及び高周波出力部による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、外科処置装置の寿命の到来を容易に認識することが可能となっていると共に、振動伝達部にクラックが発生した状態で出力を継続することが防止されている。
図1は、本発明の第1実施形態の外科処置システムを示す斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態の先端把持部を閉状態で示す部分縦断面側面図である。 図3は、本発明の第1実施形態の先端把持部を開状態で示す部分縦断面側面図である。 図4は、本発明の第1実施形態の把持部材を示す部分縦断面側面図である。 図5は、本発明の第1実施形態の先端把持部を通常状態で示す横断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態の先端把持部を磨耗状態で示す横断面図である。 図7は、本発明の第1実施形態の処置部の応力分布を示す図である。 図8は、本発明の第1実施形態の外科処置システムを示すブロック図である。 図9は、本発明の第2実施形態の先端把持部を示す横断面図である。 図10は、第1参考発明の一参考形態の先端把持部を示す横断面図である。 図11は、第1参考発明の一参考形態の変形例の把持部材を示す横断面図である。 図12は、第2参考発明の一参考形態の先端把持部を通常状態で示す横断面図である。 図13は、第2参考発明の一参考形態の先端把持部を磨耗接合状態で示す横断面図である。 図14は、第2参考発明の一参考形態の変形例の把持部材を示す横断面図である。 図15は、第3参考発明の一参考形態の検知用ゴムライニングを通常状態で示す縦断面図である。 図16は、第3参考発明の一参考形態の検知用ゴムライニングを磨耗短絡状態で示す縦断面図である。 図17は、第3参考発明の一参考形態の変形例の検知用ゴムライニングを通常状態で示す縦断面図である。 図18は、第3参考発明の一参考形態の変形例の検知用ゴムライニングを磨耗短絡状態で示す縦断面図である。 図19は、第4参考発明の一参考形態の外科処置システムを通常状態で示す回路模式図である。 図20は、第4参考発明の一参考形態の外科処置システムを短絡状態で示す回路模式図である。
本発明の各実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7を参照し、本発明の第1実施形態を説明する。
図1を参照し、外科処置システムについて説明する。
本実施形態の外科処置システムでは、超音波振動と高周波電流を併用して生体組織に凝固切開処置を行うと共に、高周波電流を利用して生体組織に凝固処置を行う。
即ち、外科処置システムは、操作者に保持操作される外科処置装置としての外科処置具21を有する。外科処置具21は、接続装置としての複合ケーブル23を介して、出力装置22に接続されている。
外科処置具21では、シースユニット24、ハンドルユニット26、振動子ユニット27が先端側から基端側へと分離可能に接続されている。振動子ユニット27には、振動発生部としての超音波振動子28が内蔵されている。超音波振動子28は、出力装置22から入力された駆動信号を機械的振動に変換して、超音波振動を発生する。超音波振動子28には、振動伝達部としてのプローブ29の基端部が連結されている。プローブ29は基端部から先端部へと軸方向に超音波振動を伝達する。プローブ29はハンドルユニット26及びシースユニット24に挿通されている。シースユニット24ではプローブ29は挿入シース31に挿通されている。プローブ29の先端部は、挿入シース31の先端開口から突出され、処置部32を形成している。挿入シース31の先端部には把持部材33が配設されている。把持部材33は、処置部32に対して、プローブの軸方向に直交する開閉方向に開閉作動可能である。このように、処置部32と把持部材33とによって先端把持部34が形成されている。ハンドルユニット26には、固定ハンドル36及び可動ハンドル37が配設されている。ハンドルユニット26において、固定ハンドル36に対して可動ハンドル37を回動操作することにより、先端把持部34において、処置部32に対して把持部材33が開閉作動される。固定ハンドル36にはスイッチ部38が配設されており、スイッチ部38には切開スイッチ39a及び凝固スイッチ39bが配設されている。
また、外科処置システムでは、出力装置22から複合ケーブル23を介して外科処置具21の把持部材33及び処置部32まで、夫々、高周波処置用の第1及び第2の電気経路99f,99sが形成されている。
ハンドルユニット26の切開スイッチ39aを押下操作した場合には、出力装置22から超音波振動子28に駆動信号が出力される。駆動信号を入力された超音波振動子28は超音波振動を発生し、発生された超音波振動はプローブ29によって伝達され、プローブ29の先端部の処置部32が超音波振動される。同時に、出力装置22によって第1及び第2の電気経路99f、99sを介して把持部材33と処置部32との間に高周波電圧が印加される。一方、凝固スイッチ39bを押下操作した場合には、出力装置22から超音波振動子28に駆動信号は出力されず、出力装置22によって第1及び第2の電気経路99f、99sを介して把持部材33と処置部32との間に高周波電圧が印加される。
図2乃至図7を参照して、外科処置具21の先端把持部34について詳細に説明する。
図2乃至図5を参照し、挿入シース31は外側シース41o及び内側シース41iによって形成されている。外側シース41oでは導電性の金属パイプの外側に絶縁性の樹脂チューブが被覆されており、内側シース41iは導電性の金属パイプによって形成されている。外側シース41oに対して内側シース41iは軸方向に進退可能である。
プローブ29は、導電性を備え、音響効果が高く生体適合性を備える材料、例えば、Ti−6Al−4V合金等のチタン合金によって形成されている。プローブ29では、超音波振動の節位置に、夫々、絶縁性及び弾性を備えるゴムライニング42が外挿されている。ゴムライニング42は内側シース41iとプローブ29との間に圧縮配設されている。ゴムライニング42によって内側シース41iに対してプローブ29が保持されており、内側シース41iとプローブ29との間にクリアランスが確保されている。
プローブ29の先端部の処置部32において、把持部材33に対面する部分によって当接部43が形成されている。ここで、処置部32は、プローブ29の軸方向に直交する横断面について、八角形をなしている。そして、当接部43において、把持部材33に対面する一面によって当接面44が形成されており、当接面44の両側の両側面によって一対の電極面46が形成されている。
把持部材33は、本体部材47、電極部材48、パッド部材49、及び、規制部としての規制部材51によって形成されている。
本体部材47は、硬性であり導電性を備える材料によって形成されている。本体部材47の基端部は枢着部52をなしている。枢着部52は枢着軸部55を介して外側シース41oの先端部に枢着されており、枢着軸部55は軸方向及び開閉方向の両方向に直交する幅方向に延びており、本体部材47は外側シース41oに対して枢着軸部55を中心として開閉方向に回動可能である。本体部材47の枢着部52には、枢着軸部55よりも先端側かつ開方向側に、内側シース41iの先端部が枢着されている。ハンドルユニット26において、固定ハンドル36に対して可動ハンドル37を回動操作することにより、外側シース41oに対して内側シース41iが進退作動され、本体部材47が内側シース41iによって駆動されて外側シース41oに対して枢着軸部55を中心として開閉方向に回動作動される。一方、本体部材47の先端側部分は一対の枢支受部53をなしている。一対の枢支受部53は、軸方向に延出され、幅方向に直交する板状をなし、幅方向に互いに離間して配置されている。
電極部材48は、硬性であり導電性を備える材料によって形成されている。電極部材48の開方向側部分は枢支部54をなしている。枢支部54には挿通孔56が幅方向に貫通形成されている。挿通孔56には枢支軸部57が挿通されて幅方向に延びており、枢支部54は、本体部材47の一対の枢支受部53間に配設され、枢支軸部57を介して一対の枢支受部53に枢支されており、電極部材48は本体部材47に対して枢支軸部57を中心として揺動可能である。さらに、電極部材48の閉方向側部分は電極部58をなしている。電極部58は、軸方向に延び、幅方向の両側方に張り出している。電極部58の閉方向側部分では、閉方向に開口する凹形状をなす溝部59が軸方向に延設されている。溝部59の両閉方向端部分には、夫々、複数の歯が軸方向に併設され、歯部61を形成している。溝部59を規定する両側面は、夫々、閉方向に向かって幅方向の両側方へと傾斜する一対の電極受面62をなしている。溝部59を規定する底部には、閉方向に開口する凹形状をなす嵌合受部63が軸方向に延設されている。また、電極部材48の枢支部54には、挿通孔56に直交して、開閉方向に埋設孔64が貫通形成されており、埋設孔64は嵌合受部63へと開口している。
パッド部材49は、プローブ29よりも軟性であり、絶縁性及び生体適合性を備える材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレンによって形成されている。パッド部材49は電極部材48の嵌合受部63に嵌入されている。パッド部材49の閉方向側部分は、電極部材48から閉方向に突出し、当接受部66を形成している。軸方向に直交する断面において、当接受部66は処置部32の当接部43の凸形状に対応する凹形状をなしている。処置部32に対して把持部材33を閉じた場合には、パッド部材49の当接受部66に処置部32の当接部43が当接係合される。また、電極部58の一対の電極受面62に対して処置部32の一対の電極面46が夫々平行に配置され、電極部58と処置部32との間にクリアランスが確保される。
規制部材51は、プローブ29よりも硬性であり、絶縁性を備える高強度絶縁材料、例えば、セラミックによって形成されている。規制部材51は、ピン状をなし、電極部材48の枢支部54の埋設孔64に挿入され、電極部58の嵌合受部63へと突出し、嵌合受部63内ではパッド部材49の当接受部66に埋設されている。規制部材51の閉方向端部は規制端部67を形成している。規制端部67は、当接受部66から閉方向には突出せず、当接受部66内に収容されている。なお、規制部材51にも挿通孔56が貫通形成されており、規制部材51の挿通孔56に枢支軸部57が挿通されている。
ここで、内側シース41i、本体部材47及び電極部材48は、互いに電気的に接続され、高周波処置用の第1の電気経路99fを形成しており、電極部材48の電極部58は、高周波処置用のバイポーラ電極の一方の電極として機能する。一方、プローブ29は、高周波処置用の第2の電気経路99sを形成しており、プローブ29の先端部の処置部32は、高周波処置用のバイポーラ電極の他方の電極として機能する。上述したように、絶縁性のゴムライニング42によって内側シース41iに対してプローブ29が保持されており、内側シース41iとプローブ29との間にクリアランスが確保されている。このため、内側シース41iとプローブ29との間の短絡が防止されている。また、処置部32に対して把持部材33を閉じた場合には、パッド部材49の当接受部66に処置部32の当接部43が当接係合されて、電極部58の一対の電極受面62に対して処置部32の一対の電極面46が夫々平行に配置され、電極部58と処置部32との間にクリアランスが確保される。このため、電極部58と処置部32と間の短絡が防止される。
図6を参照し、パッド部材49はプローブ29よりも軟性であるため、処置部32に対して把持部材33を閉じ、パッド部材49の当接受部66に処置部32の当接部43が当接係合された状態で、処置部32を超音波振動させる場合には、処置部32によって当接受部66が磨耗される。当接受部66が磨耗されていくことにより、当接受部66に当接部43が摩擦係合された状態での電極部58と処置部32との間のクリアランスが徐々に減少されていく。当接受部66が所定の量以上磨耗された場合には、規制部材51の規制端部67が当接受部66から閉方向に露出される。当接受部66から規制端部67が閉方向に露出された状態では、処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合には、処置部32に電極部58が接触される前に、処置部32に規制端部67が接触され、処置部32と電極部58との接触が規制される。ここで、電極部58及び処置部32は硬性であるため、電極部58に処置部32が超音波振動された状態で接触される場合には、電極部58に対して処置部32が高速で繰り返し接触及び離間されることになり、電極部58と処置部32との間に高周波電圧が印加されている場合には、処置部32と電極部58との間でスパークが発生することになる。本実施形態では、規制部材51の規制端部67によって処置部32と電極部58とが互いに接触することが規制されるため、スパークの発生が防止される。なお、規制部材51は絶縁材料によって形成されており、電極部材48に対して電気的に浮いた状態にある。このため、規制部材51の規制端部67に処置部32が超音波振動された状態で接触され、規制端部67に対して処置部32が高速で繰り返し接触及び離間される場合であっても、規制端部67と処置部32との間でスパークが発生することはない。このようにして、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。
また、規制部材51はプローブ29よりも硬性の高強度材料によって形成されている。このため、処置部32が超音波振動されている状態で、処置部32に規制端部67が接触された場合には、規制部材51は磨耗することはなく、プローブ29にクラックが発生する。本実施形態の外科処置システムでは、当接受部66が所定の量以上磨耗された場合に、処置部32に規制端部67を接触させて、プローブ29に意図的にクラックを発生させており、当該クラックの発生を検知することにより、外科処置具21の寿命の到来を検知している。このため、処置部32に規制端部67が接触された際に、プローブ29に確実にクラックが生じるように、処置部32と規制端部67との接触位置を処置部32において応力の集中している応力集中領域に設定している。直線状のプローブ29では、超音波振動の節位置において応力が集中し、処置部32において基端部が応力集中領域となる。図7を参照し、先端向きにJ字状に緩やかに湾曲する湾曲形状のプローブ29では、処置部32において湾曲形状の根元部が応力集中領域Pとなる。
図8を参照して、外科処置システムの作用について説明する。
外科処置システムの通常使用時には、生体組織に凝固切開処置及び凝固処置を行う。
即ち、外科処置システムによって凝固切開処置を行う場合には、先端把持部34によって生体組織を把持し、ハンドルユニット26の切開スイッチ39aを押下操作する。切開スイッチ39aへの押下操作はスイッチ検知部68によって検知され、スイッチ検知部68から制御部69へと切開操作信号が出力される。切開操作信号を入力された制御部69は超音波出力部71及び高周波出力部72を制御する。超音波出力部71は、駆動信号を超音波振動子28へと出力し、超音波振動子28において超音波振動を発生させる。超音波振動子28で発生された超音波振動はプローブ29によって伝達され、プローブ29の先端部の処置部32は把持された生体組織に接触された状態で超音波振動される。一方、高周波出力部72は第1及び第2の電気経路99f,99sを介して電極部58と処置部32との間に高周波電圧を印加し、把持された生体組織に高周波電流を通電させる。このようにして、先端把持部34によって把持された生体組織に、超音波振動と高周波電流を併用して、切開能及び凝固能に優れた凝固切開処置が行われる。また、凝固処置を行う場合には、ハンドルユニット26の凝固スイッチ39bを押下操作する。この場合には、スイッチ検知部68から制御部69へと凝固操作信号が出力され、制御部69によって高周波出力部72が制御されて、先端把持部34によって把持された生体組織に高周波電流が通電される。このようにして、先端把持部34によって把持された生体組織に、高周波電流を利用して、凝固能に優れた凝固処置が行われる。
制御部69による超音波出力部71の制御方法として、フェーズ・ロック・ループ制御(以下、PLL制御と称する)が用いられている。
即ち、制御部69は、超音波出力部71から出力される駆動信号の周波数を前回検出された共振周波数を中心として所定の範囲内で走査する。駆動信号の出力電流及び出力電圧については駆動信号検知部73によって検知される。駆動信号検知部73は検知した出力電流及び出力電圧をインピーダンス検知部74及び共振周波数検知部76へと出力する。インピーダンス検知部74は、入力された出力電流及び出力電圧からインピーダンスを検出し、共振周波数検知部76へと出力する。共振周波数検知部76は、入力された出力電流及び出力電圧から周波数を検知し、さらに、入力されたインピーダンスが最小となる周波数を共振周波数として検知して、共振周波数を制御部69へと出力する。制御部69は、新たに入力された共振周波数を中心として所定の範囲内で駆動信号の周波数を走査する。このように、常に共振周波数で超音波振動子28を駆動することにより、駆動効率が向上される。
外科処置システムでは、通常使用時において、常時、プローブ29におけるクラックの発生を検知するクラック検知を行っている。
即ち、外科処置システムの通常使用時において、超音波出力時に、プローブ29に過剰な負荷が付与された場合等には、プローブ29にクラックが生じることがある。これに対して、上述したPLL制御で検知されるインピーダンスは、インピーダンス検知部74からインピーダンス異常判断部78にも出力される。インピーダンス異常判断部78は、インピーダンスの単位時間当たりの変化量が実験によって予め定められた閾値を越えた場合には、プローブ29においてクラックが発生したと判断する。このように、駆動信号検知部73、インピーダンス検知部74、共振周波数検知部76、インピーダンス異常判断部78によって、プローブ29におけるクラックの発生を検知するクラック検知部が形成されている。クラックの発生が検知された場合には、制御部69は、アラーム79を作動させて操作者にクラックの発生を告知すると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力を強制的に停止し、併せて、高周波出力部72による高周波電流の出力を強制的に停止する。
また、外科処置システムでは、通常使用時において、常時、処置部32と電極部58との間の短絡の発生を検知する短絡検知を行っている。
即ち、外科処置システムの通常使用時において、高周波出力時に、処置部32と電極部58とが共通の導電部材に接触した場合等には、処置部32と電極部58との間で短絡が生じることがある。これに対して、高周波電流検知部80は、高周波出力部72から出力される高周波電流の出力電流を検知し、電流異常判断部81に出力している。電流異常判断部81は、入力された出力電流が所定の閾値を越えた場合には、処置部32と電極部58との間に短絡が発生したと判断する。このように、高周波電流検知部80及び電流異常判断部81によって、処置部32と電極部58との間に短絡が発生したか否かを検知する短絡検知部が形成されている。短絡の発生が検知された場合には、制御部69は、アラーム79を作動させて操作者に短絡の発生を告知すると共に、高周波出力部72による高周波電流の出力を強制的に停止し、併せて、超音波出力部71による駆動信号の出力が行われている場合には当該出力を強制的に停止する。
なお、クラック又は短絡の発生の告知については、音に限らず、光、振動等を利用してもよい。外科処置システムを内視鏡システムと併用する場合には、内視鏡の観察画像を示すモニタにクラック又は短絡の発生を告知する警告を表示するようにしてもよい。
さらに、外科処置システムでは、外科処置具21の寿命の到来を検知する寿命検知を行っている。
本実施形態では、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗された場合に、処置部32に規制部材51の規制端部67を接触させて、プローブ29に意図的にクラックを発生させ、当該クラックの発生を検知することにより、外科処置具21の寿命の到来を検知している。
即ち、先端把持部34によって生体組織を把持して凝固切開処置を行う場合には、切開完了後等に、パッド部材49の当接受部66に処置部32の当接部43が当接係合された状態で処置部32が超音波振動されるため、処置部32によって当接受部66が磨耗される。外科処置具21を繰り返し使用することで、当接受部66が徐々に磨耗されていき、外科処置具21の寿命が到来する。この場合には、処置部32によって当接受部66がさらに磨耗されると、規制部材51の規制端部67がパッド部材49の当接受部66から露出されて、処置部32に接触され、プローブ29にクラックが発生する。外科処置システムでは、上述したように、凝固切開処置を行う際にクラック検知を行っている。このため、規制端部67と処置部32との接触によりプローブ29にクラックが発生した場合にも、アラーム79が作動されて操作者にクラックの発生が告知されると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が強制的に停止される。この後、当該外科処置具21の使用を終了し、適宜廃棄する。なお、シースユニット24及びプローブ29についてのみ廃棄し、ハンドルユニット26及び振動子ユニット27については使用を継続するようにしてもよい。
本実施形態の外科処置システムは次の効果を奏する。
本実施形態の外科処置システムでは、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗された後には、プローブ29の先端部の処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合に、処置部32に把持部材33の電極部58が接触される前に、処置部32に規制部材51の規制端部67が接触されて、処置部32に電極部58が接触するのが規制される。このため、処置部32と電極部58との間でスパークが発生することが防止される。また、規制部材51は絶縁性であるため、処置部32に規制端部67が接触されても、処置部32と規制端部67との間でスパークが発生することはない。このため、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止されている。
さらに、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗され、規制部材51の規制端部67が処置部32に接触された場合には、プローブ29にクラックが発生し、続いて、アラーム79によってクラックの発生が告知されると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、外科処置具21の寿命の到来を容易に認識することが可能となっていると共に、プローブ29にクラックが発生した状態で出力を継続することが防止されている。ここで、規制端部67は処置部32の応力集中領域に接触されるようになっているため、規制端部67が処置部32に接触された際に、プローブ29に迅速かつ確実にクラックが発生するようになっている。
なお、上述した実施形態では、規制部材51を絶縁性を備える材料によって形成しているが、規制部材51を追加の絶縁部材等によって電極部材48から絶縁する場合には、規制部材51を導電性を備える材料によって形成するようにしてもよい。また、規制部材51の規制端部67については、パッド部材49の当接受部66に埋設するようにしているが、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗された後に、処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合に、処置部32に電極部58が接触する前に処置部32に接触されて、処置部32に電極部58が接触するのを規制することが可能であれば、把持部材33において規制部材51をどのように配置してもよい。
図9を参照し、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態の先端把持部34では、第1実施形態と同様に、把持部材33の電極部58に一対の電極受面62が形成されており、処置部32の当接部43に一対の電極面46が形成されている。但し、パッド部材49の当接受部66に当接部43が当接係合された状態で、一対の電極受面62は、一対の電極面46に対して、所定の角度αをなし、閉方向に向かって幅方向に一対の電極面46から離間するように広がる逃げ形状をなしている。このため、処置部32に対して把持部材33が閉じられた際に、プローブ29に軸方向を中心とするねじり力が付与されて、プローブ29がねじり変形された場合であっても、処置部32と電極部58との接触が確実に防止される。
以下、本発明の第1参考発明を説明する。
図10を参照し、第1参考発明の一参考形態を説明する。
本参考形態の外科処置システムは、第1実施形態の外科処置システムと近似する構成を有し、以下では主に相違点について説明する。
本参考形態の把持部材33では、規制部材51に変わって、変形部としての変形部材82が用いられている。変形部材82の形状及び配置は、規制部材51の形状及び配置と同様である。但し、変形部材82は、導電性で弾性を備える材料、例えば、導電ゴムによって形成され、電極部材48と電気的に接続されている。また、変形部材82の閉方向端部は、変形端部85をなしている。
パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗され、当接受部66から変形部材82の変形端部85が露出された状態では、プローブ29の先端部の処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合には、処置部32に電極部材48の電極部58が接触される前に、処置部32に変形端部85が接触される。ここで、変形部材82は、弾性を有する材料によって形成されているため、処置部32が超音波振動されている場合には、変形端部85は処置部32の超音波振動に追従して変形されて処置部32との接触を維持し、処置部32に対して高速で接触及び離間を繰り返すわけではない。このため、変形部材82は、導電性を備える材料によって形成され、電極部58と電気的に接続されているものの、処置部32と電極部58との間に高周波電圧が印加されている場合であっても、処置部32と変形端部85との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。
また、外科処置システムでは、短絡検知によって外科処置具21の寿命の到来を検知している。即ち、パッド部材49の当接受部66が磨耗され、外科処置具21の寿命が到来した後、当接受部66がさらに磨耗されると、変形部材82の変形端部85が当接受部66から露出され、処置部32に変形端部85が接触されて、変形部材82を介して処置部32と電極部58とが短絡される。外科処置システムでは、凝固切開処置を行う際に短絡検知を行っており、変形端部85と処置部32との接触により変形部材82を介して電極部58と処置部32とが短絡された場合にも、アラーム79が作動されて操作者に短絡の発生が告知されると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が強制的に停止される。
本参考形態の外科処置システムは次の効果を奏する。
本参考形態の外科処置システムでは、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗された後には、プローブ29の先端部の処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合に、処置部32に把持部材33の電極部58が接触される前に、処置部32に変形部材82の変形端部85が接触される。変形部材82は導電性を備え電極部58と電気的に接続されているものの弾性を有し、変形端部85は、処置部32の超音波振動に追従して変形され、処置部32との接触を維持する。このため、処置部32と変形端部85との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。
さらに、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗されて、変形部材82の変形端部85が処置部32に接触され、変形部材82を介して処置部32と電極部58との間に短絡が発生した場合には、当該短絡の発生が告知されると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、外科処置具21の寿命の到来を容易に認識することが可能となっていると共に、処置部32と電極部58との間に短絡が発生した状態で出力を継続することが防止されている。
図11を参照し、第1参考発明の一参考形態の変形例を説明する。
本変形例では、変形部材82は、導電性の板ばね部材、あるいは、導電性の箔部材、例えばアルミ箔によって形成されている。本変形例の変形部材82についても、一参考形態の変形部材と同様に、処置部32の超音波振動に追従して変形され、処置部32との接触を維持することでスパークの発生を防止すると共に、処置部32に接触された場合には、処置部32と電極部58とを短絡させる。
以下、本発明の第2参考発明を説明する。
図12及び図13を参照し、第2参考発明の一参考形態を説明する。
本参考形態の外科処置システムは、第1実施形態の外科処置システムと近似する構成を有し、以下では主に相違点について説明する。
把持部材33では、規制部材51に代わって、溶接部としての溶接部材83が用いられている。溶接部材83は、規制部材51と同様なピン形状をなし、規制部材51と同様に配置されている。但し、溶接部材83は、導電性を備え、把持部材33の電極部材48と電気的に接続されており、溶接部材83の閉方向端部は溶接端部84をなしている。ここで、溶接部材83は、電極部58とプローブ29の先端部の処置部32とが溶接部材83を介して短絡された場合に、短絡電流によって溶接端部84と処置部32とが互いに溶接されるような、プローブ29と同質の材料によって形成されている。例えば、プローブ29がTi−6Al−4V合金によって形成されている場合には、溶接部材83もTi−6Al−4V合金によって形成される。
パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗され、当接受部66から溶接部材83の溶接端部84が露出された状態では、プローブ29の先端部の処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合には、処置部32に電極部58が接触される前に、処置部32に溶接部材83の溶接端部84が接触され、処置部32と電極部58との間に高周波電流が印加されている場合には、溶接部材83を介して処置部32と電極部材48とが短絡される。溶接部材83はプローブ29と同質の材料によって形成されており、溶接端部84は、短絡電流によって処置部32に溶接され、処置部32との接触を維持し、処置部32に対して高速で接触及び離間を繰り返すわけではない。このため、処置部32と溶接端部84との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。
処置部32に溶接端部84が溶接されることで、外科処置具21の寿命の到来したことを認識でき、また、外科処置具21が再使用不能となる。また、外科処置システムでは、凝固切開処置を行う際に短絡検知を行っており、溶接端部84と処置部32との接触により溶接部材83を介して電極部58と処置部32とが短絡された場合にも、アラーム79が作動されて操作者に短絡の発生が告知されると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が強制的に停止される。
本参考形態の外科処置システムは次の効果を奏する。
本参考形態の外科処置システムでは、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗された後には、プローブ29の先端部の処置部32に対して把持部材33が閉じられた場合には、処置部32に電極部58が接触される前に、処置部32に溶接部材83の溶接端部84が接触されて、溶接部材83を介して処置部32と電極部58とが短絡され、短絡電流によって処置部32に溶接端部84が溶接され、処置部32と溶接端部84との接触が維持される。このため、処置部32と溶接端部84との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。また、処置部32に溶接端部84が溶接されるため、外科処置具21の寿命の到来を容易に認識することが可能であり、また、誤って外科処置具21を再使用してしまうことが確実に防止されている。
さらに、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗されて、処置部32に溶接部材83の溶接端部84が接触され、処置部32と電極部58との間に短絡が発生した場合には、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、処置部32と電極部58との間に短絡が発生した状態で出力を継続することが防止されている。
図14を参照し、第2参考発明の一参考形態の変形例を説明する。
ここで、一参考形態の先端把持部34では、処置部32に溶接端部84を溶接することで、スパークの発生を防止している。しかしながら、処置部32と溶接端部84とが互いに接触された瞬間には、極短時間ではあるが、処置部32と溶接端部84との間にスパークが発生するおそれがある。これに対して、本変形例の把持部材33では、スパークの飛散を防止する一対の壁部86を用いている。即ち、一対の壁部86は、夫々、電極部材48の両閉方向端部から閉方向に延出され、幅方向に略直交して配置され、軸方向に延設されている。処置部32と溶接端部84との間にスパークが発生した場合であっても、当該一対の壁部86によってスパークの飛散が防止される。
以下、本発明の第3参考発明を説明する。
図15及び図16を参照し、第3参考発明の一参考形態を説明する。
本参考形態の外科処置システムは、第1実施形態の外科処置システムと近似する構成を有し、以下では主に相違点について説明する。
本参考形態の外科処置具21では、第1実施形態の外科処置具21と同様に、筒状部材としての挿入シース31において、内周面部及び内側部材としての内側シース41iは、外側部材としての外側シース41oに対して進退作動されて、プローブ29の処置部32に対して把持部材33を開閉作動させると共に、高周波処置用の第1の電気経路99fをなしている。また、プローブ29は高周波処置用の第2の電気経路99sをなしている。プローブ29は、複数のゴムライニング42によって、内側シースに41iに対して保持されている。
但し、複数のゴムライニング42の内、最先端の検知用ゴムライニング42dについては、径方向内側部分が導電性の導電部87によって形成されており、径方向外側部分が絶縁性の絶縁部88によって形成されている。導電部87は、導電性及び弾性を有する材料、例えば導電ゴムによって形成され、プローブ29に外挿され、プローブ29と電気的に接続されている。一方、絶縁部88は、絶縁性及び弾性を備える材料、例えば絶縁ゴムによって形成され、導電部87の径方向外側面に被覆され、導電部87と内側シース41iとの間に配置され、導電部87と内側シース41iとを互いに絶縁している。絶縁部88は、内側シース41iの進退による内側シース41iの内面との機械的摩擦及び当該摩擦に伴う摩擦熱による融解により磨耗する。ここで、先端把持部34において、パッド部材49の当接受部66が磨耗されて、処置部32に対して把持部材33を閉じた場合に、プローブ29の先端部の処置部32に把持部材33の電極部58が接触されるようになる前に、絶縁部88の磨耗により導電部87が露出され、導電部87が内側シース41iに接触されるようになっている。
外科処置システムによって生体組織に処置を行う場合には、ハンドルユニット26において固定ハンドル36に対して可動ハンドル37を回動操作して、外側シース41oに対して内側シース41iを進退作動させ、処置部32に対して把持部材33を開閉作動させる。内側シース41iの進退により、内側シース41iの内面と絶縁部88とが摩擦されて、絶縁部88が磨耗される。ここで、パッド部材49の当接受部66が磨耗されて、処置部32に対して把持部材33を閉じた場合に、処置部32に把持部材33の電極部58が接触されるようになる前に、絶縁部88の磨耗によって導電部87が露出され内側シース41iに接触される。この結果、高周波出力時に、導電部87を介して内側シース41iの第1の電気経路99fとプローブ29の第2の電気経路99sとが互いに短絡される。外科処置システムでは、高周波出力時に短絡検知を行っており、導電部87を介して第1の電気経路99fと第2の電気経路99sとが短絡された場合には、アラーム79が作動されて操作者に短絡の発生が告知されると共に、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が強制的に停止される。本参考形態では、短絡検知によって外科処置具21の寿命の到来を検知しており、パッド部材49の当接受部66が磨耗され、処置部32に把持部材33の電極部58が接触されてスパークを発生するようになる前に、外科処置具21の使用を終了する。このため、処置部32と電極部58との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。
本参考形態の外科処置システムは次の効果を奏する。
本参考態様の外科処置システムでは、パッド部材49の当接受部66が磨耗されて、プローブ29の先端部の処置部32に把持部材33の電極部58が接触され、処置部32と電極部58との間でスパークが発生するようになる前に、内側シース41iとの摩擦によって検知用ゴムライニング42dの絶縁部88が磨耗されて、検知用ゴムライニング42dの導電部87が内側シース41iに接触され、導電部87を介して内側シース41iの第1の電気経路99fとプローブ29の第2の電気経路99sとが短絡されるようになっている。このため、短絡検知によって外科処置具21の寿命の到来を検知し、外科処置具21の使用を終了することで、処置部32と電極部58との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。また、短絡検知によって、超音波出力部71による駆動信号の出力及び高周波出力部72による高周波電流の出力が停止されるようになっており、外科処置具21の寿命の到来を容易に認識することが可能となっていると共に、第1の電気経路99fと第2の電気経路99sとの間に短絡が発生した状態で出力を継続することが防止されている。
図17及び図18を参照し、第3参考発明の一参考形態の変形例を説明する。
本変形例の外科処置具21では、プローブ29において、最先端の検知用ゴムライニング42dは、超音波振動の節位置とは異なる位置に配置されている。このため、検知用ゴムライニング42dは、プローブ29と一体的に軸方向に超音波振動し、当該超音波振動による内側シース41iの内面との機械的摩擦及び摩擦に伴う摩擦熱による融解によって磨耗される。
以下、本発明の第4参考発明を説明する。
図19及び図20を参照し、第4参考発明の一参考形態を説明する。
本参考形態の外科処置システムは、第1実施形態の外科処置システムと近似する構成を有し、以下では主に相違点について説明する。
本参考形態の外科処置システムでは、第1実施形態の外科処置システムと同様に、出力装置22の高周波出力部72から外科処置具21の把持部材33の電極部58まで、高周波処置用の第1の電気経路99fが形成されており、出力装置22の高周波出力部72から外科処置具21のプローブ29の処置部32まで、高周波処置用の第2の電気経路99sが形成されている。そして、外科処置具21において、第1の電気経路99fに、10乃至1000Ωの無誘導抵抗部89が介設されている。また、第1の電気経路99fに代えて、第2の電気経路99sに無誘導抵抗部89を介設するようにしてもよい。なお、把持部材33には規制部材51は配設されていない。
図19に示されるように、外科処置システムによって処置を行う場合には、把持部材33の電極部58とプローブ29の処置部32とによって生体組織91を把持する。把持された生体組織91によって第1の電気経路99fと第2の電気経路99sとが互いに電気的に接続されて閉回路が形成され、当該閉回路に高周波電流が通電される。当該閉回路では、生体組織91は電気抵抗として機能する。ここで、無誘導抵抗は1000Ω以下となっているため、生体組織91には処置に必要な大きさの高周波電流が通電され、充分な凝固能が確保される。
図20に示されるように、パッド部材49の当接受部66が所定の量以上磨耗された後には、プローブ29の先端部の処置部32に対して把持部材33の電極部58を閉じた場合に、処置部32に電極部58が接触され、電極部58と処置部32との間に高周波電圧を印加した状態で、電極部58に対して処置部32が高速で接触及び離間を繰り返すことになる。しかしながら、第1の電気経路99fには10Ω以上の無誘導抵抗部89が介設されているため、閉回路に過大な電流が流れることが回避される。このため、処置部32と電極部58との間でスパークが発生することが回避され、処置部32と把持部材33との間でスパークが発生することが防止される。
また、無誘導抵抗部89の抵抗値は外科処置具21毎に調整することが好ましく、無誘導抵抗部89は出力装置22よりも外科処置具21に設けることが好ましい。外科処置具21に無誘導抵抗部89が配設される場合であっても、無誘導抵抗部89では発熱が生じることが回避されるため、発熱によって操作者に違和感を与えることが防止される。また、外科処置具21に追加の冷却機構を配設する必要がなく、外科処置具21が大型化して操作性が低下することが防止されている。
なお、無誘導抵抗部89に代えて、発熱する通常の電気抵抗部を用いることも可能である。この場合には、電気抵抗部を出力装置22に配設し、出力装置22の既存の冷却機構を当該電気抵抗部の冷却に利用することが好ましい。
以下、本発明の参考発明の技術的特徴を付記する。
本発明の第1参考発明の一参考態様では、外科処置装置は、操作者に保持操作される外科処置装置であって、超音波振動を発生する振動発生部と、前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部であって、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、及び、導電性を有し、前記電極部と電気的に接続され、前記受部が所定の量以上磨耗された後には、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合には、前記電極部よりも前に前記処置部に接触され、さらに前記処置部が超音波振動している場合には前記処置部の超音波振動に追従して変形されて前記処置部との接触を維持する、変形部、を有する、把持部材と、を具備することを特徴とする。
本参考態様の外科処置装置では、受部が所定の量以上磨耗された後には、処置部に対して把持部材が閉じられた場合には、処置部に電極部が接触される前に変形部が接触されるようになっている。変形部は、導電性を備え電極部と電気的に接続されているものの、処置部の超音波振動に追従して変形され、処置部との接触を維持する。このため、処置部と変形部との間でスパークが発生することが回避され、処置部と把持部材との間でスパークが発生することが防止される。
本参考発明の好ましい一参考態様では、外科処置システムは、上記外科処置装置と、前記外科処置装置への出力を行う出力装置と、前記外科処置装置と前記出力装置とを互いに電気的に接続している接続装置と、を具備する外科処置システムであって、前記出力装置は、前記振動発生部に前記振動発生部を駆動するための駆動信号を出力する超音波出力部と、前記処置部及び前記電極部に高周波処置用の高周波電流を出力する高周波出力部と、前記処置部と前記電極部との間に短絡が発生したか否かを検知する短絡検知部と、前記超音波出力部及び前記高周波出力部を制御し、前記短絡検知部によって短絡が発生されたことが検知された場合には、前記超音波出力部による前記振動発生部への駆動信号の出力を停止すると共に前記高周波出力部による前記処置部及び前記電極部への高周波電流の出力を停止する、制御部と、を有する、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置システムでは、受部が所定の量以上磨耗されて、変形部が処置部に接触され、変形部を介して処置部と電極部との間に短絡が発生した場合には、超音波出力部による駆動信号の出力及び高周波出力部による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、外科処置装置の寿命の到来を容易に認識することが可能となっていると共に、処置部と電極部との間に短絡が発生した状態で出力を継続することが防止されている。
本発明の第2参考発明の一参考態様では、外科処置装置は、操作者に保持操作される外科処置装置であって、超音波振動を発生する振動発生部と、前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部であって、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、及び、導電性を有し、前記電極部と電気的に接続されている溶接部であって、前記受部が所定の量以上磨耗された後には、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合には、前記電極部よりも前に前記処置部に接触され、さらに前記処置部と前記電極部との間に高周波電圧が印加されている場合には前記処置部と前記電極部とを短絡し短絡電流によって前記処置部に溶接される、溶接部と、を有する、把持部材と、を具備することを特徴とする。
本参考態様の外科処置装置では、受部が所定の量以上磨耗された後には、処置部に対して把持部材が閉じられた場合には、処置部に電極部が接触される前に、処置部に溶接部が接触されて、処置部と電極部とが溶接部を介して短絡され、短絡電流によって処置部に溶接部が溶接され、処置部と溶接部との接触が維持される。このため、処置部と溶接部との間でスパークが発生することが回避され、処置部と把持部材との間でスパークが発生することが防止される。また、処置部に溶接部が溶接されるため、外科処置装置の寿命の到来を容易に認識することが可能であり、誤って外科処置装置を再使用してしまうことが確実に防止されている。
本参考発明の好ましい一参考態様では、外科処置システムは、上記外科処置装置と、前記外科処置装置への出力を行う出力装置と、前記外科処置装置と前記出力装置とを互いに電気的に接続している接続装置と、を具備する外科処置システムであって、前記出力装置は、前記振動発生部に前記振動発生部を駆動するための駆動信号を出力する超音波出力部と、前記処置部及び前記電極部に高周波処置用の高周波電流を出力する高周波出力部と、前記処置部と前記電極部との間に短絡が発生したか否かを検知する短絡検知部と、前記超音波出力部及び前記高周波出力部を制御し、前記短絡検知部によって短絡が発生されたことが検知された場合には、前記超音波出力部による前記振動発生部への駆動信号の出力を停止すると共に前記高周波出力部による前記処置部及び前記電極部への高周波電流の出力を停止する、制御部と、を有する、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置システムでは、受部が所定の量以上磨耗されて、処置部に溶接部が接触され、処置部と電極部との間に短絡が発生した場合には、超音波出力部による駆動信号の出力及び高周波出力部による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、処置部と電極部との間に短絡が発生した状態で出力を継続することが防止されている。
本発明の第3参考発明の一参考態様では、外科処置システムは、操作者に保持操作される外科処置装置と、前記外科処置装置への出力を行う出力装置と、前記外科処置装置と前記出力装置とを互いに電気的に接続している接続装置と、を具備する外科処置システムであって、前記外科処置装置は、超音波振動を発生する振動発生部と、前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達すると共に、高周波処置のための第1の電気経路として機能する振動伝達部であって、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、前記振動伝達部が挿通されている筒状部材であって、高周波処置のための第2の電気経路として機能する内周面部を有する筒状部材と、前記振動伝達部に設けられ、弾性を有し、前記内周面部と前記振動伝達部との間で圧縮され、前記筒状部材に対して前記振動伝達部を保持している保持部材と、前記筒状部材の先端部に設けられ、前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、及び、前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、を有する、把持部材と、を具備し、前記保持部材は、前記振動伝達部に設けられ、導電性を備え、前記振動伝達部に電気的に接続されている導電部と、前記内周面部と前記導電部との間に配置され、絶縁性を備え、前記内周面部に対して前記導電部を絶縁し、前記内周面部との摩擦により磨耗されて、前記受部が所定の量以上磨耗される前に前記内周面部に前記導電部を接触させる、絶縁部と、を有し、前記出力装置は、前記振動発生部に前記振動発生部を駆動するための駆動信号を出力する超音波出力部と、前記処置部及び前記電極部に高周波処置用の高周波電流を出力する高周波出力部と、前記第1の電気経路と前記第2の電気経路との間に短絡が発生したか否かを検知する短絡検知部と、前記超音波出力部及び前記高周波出力部を制御し、前記短絡検知部によって短絡が発生されたことが検知された場合には、前記超音波出力部による前記振動発生部への駆動信号の出力を停止すると共に前記高周波出力部による前記処置部及び前記電極部への高周波電流の出力を停止する、制御部と、を有する、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置装置では、受部が磨耗され、処置部に電極部が接触されて、処置部と電極部との間でスパークが発生するようになる前に、筒状部材の内周面部との摩擦によって絶縁部が磨耗されて、内周面部に導電部が接触され、第1の電気経路をなす振動伝達部と第2の電気経路をなす内周面部とが導電部を介して短絡されるようになっている。このため、短絡検知によって外科処置装置の寿命の到来を検知し、外科処置装置の使用を終了することで、処置部と電極部との間でスパークが発生することが回避され、処置部と把持部材との間でスパークが発生することが防止される。また、短絡検知によって超音波出力部による駆動信号の出力及び高周波出力部による高周波電流の出力が停止されるようになっている。このため、外科処置装置の寿命の到来を容易に認識することが可能となっていると共に、第1の電気経路と第2の電気経路との間に短絡が発生した状態で出力を継続することが防止されている。
本発明の第4参考発明の一参考態様では、操作者に保持操作される外科処置装置と、外科処置装置への出力を行う出力装置と、前記外科処置装置と前記出力装置とを互いに電気的に接続している接続装置と、を具備する外科処置システムであって、前記外科処置装置は、超音波振動を発生する振動発生部と、前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部であって、前記振動発生部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、及び、前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、を有する把持部材と、を有し、前記出力装置は、前記振動発生部に前記振動発生部を駆動するための駆動信号を出力する超音波出力部と、前記処置部及び前記電極部に高周波処置用の高周波電流を出力する高周波出力部と、を有し、前記外科処置システムは、前記高周波出力部と前記電極部とを電気的に接続している第1の電気経路と、前記高周波出力部と前記処置部とを電気的に接続している第2の電気経路と、を有し、前記第1及び前記第2の電気経路の内の一方の電気経路は、10乃至1000Ωの電気抵抗部を有する、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置システムでは、高周波処置のための一方の電気経路に10乃至1000Ωの電気抵抗部が設けられている。電気抵抗部が1000Ω以下となっているため、処置部と電極部とによって生体組織を把持して高周波処置を行う場合には、把持された生体組織に処置に必要な大きさの高周波電流が通電され、充分な凝固能を確保することが可能となっている、また、電気抵抗部が10Ω以上となっているため、受部が磨耗して処置部と電極部とが互いに接触した場合であっても、処置部と電極部との間でスパークが発生することが回避され、処置部と把持部材との間でスパークが発生することが防止される。
本参考発明の好ましい一参考態様では、外科処置システムは、前記電気抵抗部は無誘導抵抗部である、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置システムでは、電気抵抗部として無誘導抵抗部を用いているため、電気抵抗部における発熱が回避される。このため、温度の上昇によって操作者に違和感を与えることが防止されており、又は、追加の冷却機構を設ける必要がなくなっている
本参考発明の好ましい一参考態様では、外科処置システムは、前記無誘導抵抗部は前記外科処置装置に設けられている、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置システムについて、外科処置装置に電気抵抗部を設ける場合には、電気抵抗部の発熱によって操作者に違和感を与えやすく、外科処置装置に追加の冷却機構を設ける場合には、外科処置装置が大型化して操作性が低下してしまう。本参考態様では、外科処置装置に設ける電気抵抗部として無誘導抵抗部を用いているため、電気抵抗部における発熱が回避され、操作者に違和感を与えることが防止され、また、外科処置装置に追加の冷却機構を設ける必要がなく、外科処置装置が大型化して操作性が低下してしまうことが防止されている。
本発明の一実施態様の外科処置装置は、操作者に保持操作される外科処置装置であって、 超音波振動を発生する振動発生部と、前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部と、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置において超音波振動すると共に、高周波処置において第1の電極として機能する処置部と、前記処置部に対して開閉可能に設けられ、前記処置部に対して閉じられることにより生体組織を把持可能な把持部材と、前記把持部材に設けられ、高周波処置においての第2の電極として機能する電極部と、前記把持部材に設けられ、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられることにより、前記電極部と前記処置部との間に所定の隙間が形成される状態で前記処置部と当接する受け部と、前記把持部材の閉方向側に位置する閉方向端が前記受け部よりも前記閉方向に対して突出しない状態で前記把持部材に設けられ、前記受け部よりも硬性な材料で形成される規制部と、前記受け部が前記処置部に接触する場合を除き前記規制部が前記処置部に接触する位置まで閉じる状態に、前記把持部材を操作可能なハンドルユニットと、を具備することを特徴とする。
ことを特徴とする外科処置システム。
本発明の好ましい一実施態様の外科処置装置では、前記処置部は、前記振動伝達部の軸方向に直交し、かつ、前記把持部材の前記処置部に対する開閉方向に直交する幅方向について、前記処置部の両側部に形成されている一対の電極面を有し、前記電極部は、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に、前記一対の電極面の中の対応する前記電極面にそれぞれが対面して配置され、前記幅方向について外側に向かうにつれて前記対応する電極面から距離が大きくなる状態にそれぞれが形成される一対の電極受面を有する、ことを特徴とする。
本参考態様の外科処置システムについて、外科処置装置に電気抵抗部を設ける場合には、電気抵抗部の発熱によって操作者に違和感を与えやすく、外科処置装置に追加の冷却機構を設ける場合には、外科処置装置が大型化して操作性が低下してしまう。本参考態様では、外科処置装置に設ける電気抵抗部として無誘導抵抗部を用いているため、電気抵抗部における発熱が回避され、操作者に違和感を与えることが防止され、また、外科処置装置に追加の冷却機構を設ける必要がなく、外科処置装置が大型化して操作性が低下してしまうことが防止されている。
以下、本発明の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1)
操作者に保持操作される外科処置装置であって、
超音波振動を発生する振動発生部と、
前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部であって、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、
前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、
前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、
前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、及び、
前記電極部に対して絶縁され、前記受部が所定の量以上磨耗された後には、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に、前記電極部よりも前に前記処置部に接触されて、前記電極部と前記処置部とが互いに接触するのを規制する規制部、
を有する、把持部材と、
を具備することを特徴とする外科処置装置。

Claims (5)

  1. 操作者に保持操作される外科処置装置であって、
    超音波振動を発生する振動発生部と、
    前記振動発生部で発生された超音波振動を基端部から先端部へと軸方向に伝達する振動伝達部であって、前記振動伝達部の先端部に形成され、超音波処置のために超音波振動すると共に、高周波処置のための第1の電極として機能する処置部を有する、振動伝達部と、
    前記処置部に対して開閉され、前記処置部に対して閉じられて前記処置部との間に生体組織を把持する把持部材であって、
    前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に前記処置部に接触され、前記処置部の超音波振動によって磨耗される受部、
    前記受部に対して絶縁され、前記処置部が前記受部に接触された場合に前記処置部から離間して配置され、高周波処置のための第2の電極として機能する電極部、及び、
    前記電極部に対して絶縁され、前記受部が所定の量以上磨耗された後には、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に、前記電極部よりも前に前記処置部に接触されて、前記電極部と前記処置部とが互いに接触するのを規制する規制部、
    を有する、把持部材と、
    を具備することを特徴とする外科処置装置。
  2. 前記処置部は、前記振動伝達部の軸方向及び前記把持部材の開閉方向の両方向に直交する幅方向について前記処置部の両側に形成されている一対の電極面を有し、
    前記電極部は、前記処置部に対して前記把持部材が閉じられた場合に、前記一対の電極面に夫々対面して配置され、前記閉方向に向かって前記幅方向に前記一対の電極面から離間するように広がる逃形状をなす一対の電極受面を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外科処置装置。
  3. 前記規制部は、前記処置部に接触された場合に前記振動伝達部にクラックを発生可能な強度を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外科処置装置。
  4. 前記処置部は、前記処置部が超音波振動されている場合に応力が集中される応力集中領域を有し、
    前記規制部は、前記応力集中領域に接触される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の外科処置装置。
  5. 請求項3に記載の外科処置装置と、
    前記外科処置装置への出力を行う出力装置と、
    前記外科処置装置と前記出力装置とを互いに電気的に接続している接続装置と、
    を具備する外科処置システムであって、
    前記出力装置は、
    前記振動発生部に前記振動発生部を駆動するための駆動信号を出力する超音波出力部と、
    前記処置部及び前記電極部に高周波処置用の高周波電流を出力する高周波出力部と、
    前記処置部にクラックが発生したか否かを検知するクラック検知部と、
    前記超音波出力部及び前記高周波出力部を制御し、前記クラック検知部によってクラックが発生されたことが検知された場合には、前記超音波出力部による前記振動発生部への駆動信号の出力を停止すると共に前記高周波出力部による前記処置部及び前記電極部への高周波電流の出力を停止する、制御部と、
    を有する、
    ことを特徴とする外科処置システム。
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