JP4436556B2 - 外科手術用超音波処置具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動を利用して、生体組織の切開や凝固等の処置を行なう外科手術用超音波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体組織の切開や凝固等の処置を行う装置の一つとして超音波処置具が知られている。この種の装置として、例えば、特開2000−197640号公報で示すように先端処置部を鋏型とした形式のものが提案されている。この従来の超音波処置具では、電気信号を超音波振動に変換する素子を組み込んだ振動子と、ネジにより振動子に取り付けられて超音波振動を伝達するプローブと、先端処置部位の部分を除き、プローブを覆うシースとを備える。
【0003】
また、処置具の先端にはプローブとの間で生体組織を把持するジョーが回動自在に設けられている。このジョーは手元側から延びる操作軸を手元側にあるハンドルによって進退させることで回動され、ジョーとプローブの間で生体組織を把持し、切開や凝固等の処置を行なうことができる。
【0004】
また、凝固切開時においての組織の付着を防ぎ、プローブの耐摩耗性を向上させるため、プローブと相対するジョーの部分にはPTFE等の樹脂製把持部材が取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の鋏型超音波処置具はジョーに設けた樹脂製把持部材と超音波プローブとの間に処置対象の生体組織を挟み付けながら超音波振動で凝固切開等の処置を行う。このため、生体組織を挟み込む把持部材は組織を切開し切った時点で超音波振動している超音波プローブに押し当たることになる。しかし、このように把持部材が超音波振動している超音波プローブに押し当たることが繰り返されると、把持部材は徐々に摩耗する。
【0006】
従来では把持部材の摩耗の程度が進んだところで把持部材の寿命と判断していたが、その把持部材の摩耗状態はユーザーが目視で視覚的に確認する必要があり、その作業が煩わしい。また、完全に組織を切開し切った状態でジョーを開かなければならないが、その組織を切開し切った状態はジョーを実際に開いてみないとかわかりにくい。切開し切れない状態でジョーを開くことを避けるため、ユーザーは必要以上に超音波振動を発振させ続ける傾向になる。つまり、組織が完全に切開され、直接に把持部材がプローブに接触している状態でも発振を続ける時間が長くなる。このため、把持部材の摩耗が進み、把持部材の寿命が短くなるという欠点があった。
【0007】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、いわゆる鋏型の超音波処置具を使用した手術において生体組織の切開状態、または把持部材の寿命を電気的インピーダンス変化により検知し、ユーザーにわかりやすく告知すると共に、また、発振を制御するようにした外科手術用超音波処置具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、超音波振動を利用した外科手術用超音波処置具において、超音波振動を伝達するプローブとの間で組織を把持するための把持部材を有し、上記把持部材と上記プローブとが接触するときの上記把持部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を検知する手段を備え、上記プローブと上記把持部材とが接触するときの上記手段で検知する電気的インピーダンスの値により上記プローブと上記把持部材とが接触したことを検知するようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、超音波振動を利用した外科手術用処置具において、超音波振動を伝達するプローブとの間で組織を把持するための把持部材を有し、上記把持部材の、上記プローブが当る部分の摩耗状態に応じて上記把持部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を測定することにより上記把持部材の摩耗状態を検知する手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、上記把持部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を測定することにより上記プローブに伝達する超音波振動の発振を抑制する機能を設けたことを特徴とする請求項2に記載の外科手術用超音波処置具である。
【0011】
請求項4に係る発明は、上記把持部材に一定の電気的インピーダンスを示す導電性を有する部材を1つ以上配設し、上記把持部材の上記プローブが当る部分の摩耗状態に応じて上記導電性を有する部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を生み、該電気的インピーダンスの変化を検出する手段を備えたことを特徴とする請求項2及び請求項3に記載の外科手術用超音波処置具である。
【0012】
上記構成によれば、積極的にユーザーに対して切開状態及び交換時期を知らせることが可能になる。また、切開状態の検知により余分な発振を防止することができ、超音波処置具の寿命を延ばすことが可能になる。これにより外科手術用超音波処置具の使用状態の確認の手間を省くとともに、寿命を延ばすことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態に係る外科手術用超音波処置具について説明する。
【0014】
本実施形態の超音波処置具1は、振動子ユニット2、プローブユニット3及びハンドルユニット4の互いに着脱自在な3つのユニットによって構成されている。振動子ユニット2には電流を超音波振動に変換する図示しない圧電素子が組み込まれている。圧電素子は振動子カバー5により覆われている。振動子ユニット2の後端には後述する電源装置本体80により電流を上記圧電素子に供給するためのコード6が延びている。
【0015】
また、圧電素子の出力端には超音波振動の振幅をある程度拡大させながらプローブユニット3へ伝達するためのホーン7が設けられ、上記振動子カバー5の前端にはハンドルユニット4を接続するためのアタッチメント8が固定されている(図4参照)。
【0016】
上記アタッチメント8の外周には一部が切り欠かれた金属製のリング9が取り付けられている。また、ホーン7の先端部分にはプローブユニット3を取り付けるためのネジ部7aが設けられている。
【0017】
プローブユニット3のプローブ10の基端部分には上記ホーン7にあるネジ部7aに接続するためのネジ部10aが設けられている。プローブ10はホーン7からの全体の長さが半波長の整数倍になるように設計されている。さらに、プローブユニット3はプローブ10の先端部分で超音波処置に必要な振幅が得られるように、その途中の振動の節部にあたる数箇所で軸方向の断面積を減少させている。また、その節位置の数箇所にはプローブユニット3とハンドルユニット4との干渉を防止するためのゴムリング11が取り付けられている(図4参照)。
【0018】
ハンドルユニット4は手術の際に患者の体腔内へ挿入する筒状の挿入部12と、この挿入部12の先端に設けられた作動部を操作するための操作部14とが設けられている。挿入部12は長軸の外パイプ15が操作部14より延長され、その外パイプ15の基端部分はパイプ固定部材16に固定されている。外パイプ15の内側にはプローブユニット3を通すための第1内パイプ17と、先端の作動部に操作駆動力を伝達するための駆動軸18を通すための第2内パイプ19が配設されている。外パイプ15の先端部分には先端カバー20が取り付けられている。先端カバー20と第1内パイプ17との内面にはプローブ10が直接に金属部位との干渉を防止するための筒状のプローブ抑え部材21が取り付けられている。プローブ抑え部材21はその中間外面部分を先端カバー20と内パイプ17との間に挟み込んで固定されている。
【0019】
先端カバー20にはプローブ10との間で組織を挟む作動部が取り付けられている。つまり、組織を把持するためのジョー25が同軸上に位置する2つの支点ピン26を介して回動可能に取り付けられている。また、ジョー25の後端にはピン27を介して駆動軸18の先端が固定的に連結されている。この駆動軸18は先端カバー20、第2内パイプ19を通り、操作部14まで延長され、駆動軸18の基端部はピン28を介して操作部14内に配設されたスライダ部材29に連結されている。スライダ部材29は挿入部軸方向へ摺動可能なものである。つまり、本実施形態では鋏型の超音波処置具1を構成する。
【0020】
図2で示すように、上記ジョー25には導電性の把持部材用取付け部材31とPTFE等の樹脂からなる非導電性の把持部材32が導電性のピン33により回動可能に取り付けられている。また、把持部材32はプローブユニット3のプローブ10の先端処置部13に閉じた状態で単独で噛み合うようになっている。上記ジョー25を閉じたとき、プローブ10の先端処置部13には把持部材32のみが接触する(図2の(b)を参照)。
【0021】
また、把持部材用取付け部材31とこれに保持される把持部材32はジョー25に対してピン33を介して一体的に回動自在に支持され、生体組織を把持する際、把持部材32はプローブ10の撓みに追従してその先端処置部13の全長にわたり生体組織が均一に当たるように回動するようになっている。
【0022】
上記ハンドルユニット4側の部材であるパイプ固定部材16は、外パイプ15、先端カバー20、支点ピン26及びジョー25のいずれも導電性部材を介して、上記導電性の把持部材用取付け部材31と電気的に接続されている。
【0023】
上記把持部材32は電気的絶縁性を有する部材で作られている。また、プローブユニット3は振動の節に設けたゴムリング11によって上記ハンドルユニット4側の互いに電気的に導通した部材と電気的に絶縁されている。プローブユニット3はホーン7、振動子ユニット2の図示しない内部回路を介してコード6と電気的に接続されている。
【0024】
図4で示すように、操作部14には振動子ユニット2を嵌め込んで着脱可能に取り付ける装着部41に固定ハンドル42を一体に形成してなり、図5で示すように、装着部41には支点ピン43を介して可動ハンドル44が回動可能に取り付けられている。図1で示すように、固定ハンドル42と可動ハンドル44にはそれぞれ指掛け部45,46が設けられており、これらに指をかけて固定ハンドル42と可動ハンドル44を握ることで支点ピン43を介して可動ハンドル44が回動するようになっている。
【0025】
また、図4で示すように、挿入部12を支持するパイプ固定部材16は固定リング51により装着部41に挿入部軸周りに回転可能に取り付けられている。パイプ固定部材16の先端外周部分には回転ノブ53が被嵌して固定的に取り付けられている。パイプ固定部材16にはスライダ部材54が挿入部軸方向にスライド自在に嵌め込まれている。パイプ固定部材16の後端部分には挿入部軸方向に沿って長いガイド溝55が形成され、このガイド溝55にはスライダ部材54に設けたピン56が嵌り込み、パイプ固定部材16とスライダ部材54の軸周りの相対的な回転が規制されている。上記構成により回転ノブ53を回転させることで、挿入部12は振動子ユニット2とプローブユニット3が、ハンドルユニット4の操作部14に対して軸周りに回転可能である。
【0026】
また、図4で示すように、スライダ部材54には例えば腹腔鏡下手術の際の気腹ガス等が内部の隙間を通り挿入部12の先端から漏出することを防止するためのパッキン58,59が取り付けられている。
【0027】
可動ハンドル44には2つ駆動力伝達ピン61が同軸上に位置して取り付けられている。2つ駆動力伝達ピン61はスライダ部材54の外周に形成した周回溝62に嵌り込んで係合させられている(図5参照)。
【0028】
また、図4で示すように、ハンドルユニット4における装着部41の後端部分には振動子ユニット2にある上記リング9と係合するための溝65を形成する接続部材66,67が固定されている。そして、リング9の弾性変形により溝65にリング9が着脱可能に係合され、ハンドルユニット4と振動子ユニット2とが着脱可能に係合するようになっている。
【0029】
ハンドルユニット4における装着部41にはこれに取り付けたパイプ固定部材16と電気的に接続される端子70が設けられている。この接続用端子70は装着部41の部材に取着された電気的絶縁性のパイプ71を有し、このパイプ71にはコード72のコネクタ73が着脱自在に接続される。パイプ71内には電気的導電性の接点用ボール74とバネ75が設けられている。コード72のコネクタ73をパイプ71に接続したときには接点用ボール74がバネ75により一定の力でハンドルユニット4側のパイプ固定部材16の表面に押し付けられて電気的な接続を確保する。尚、端子70に対しコード72を固定的に接続しておく構成であってもよい。上記コード72は電源装置本体80に接続されている。電源装置本体80には出力スイッチ81及び電源コード82が設けられている。
【0030】
次に、外科手術用超音波処置具1の作用について説明する。操作部14の可動ハンドル44を握り、その可動ハンドル44を回動すると、可動ハンドル44に固定された駆動力伝達ピン61が回動し、これに係合しているスライダ部材54を軸方向に進退し、同時にスライダ部材54に連結されている駆動軸18も進退する。このため、挿入部先端にあるジョー25が支点ピン26を中心にして回動する。この操作によりプローブ10の先端処置部13と把持部材32との間で生体組織を挟み、プローブ10を超音波振動させることにより処置を行うことが可能となる。
【0031】
また、把持部材用取付け部材31及び把持部材32はジョー25に対してピン33を介して回動し得るものである。このため、生体組織を把持した際、プローブユニット3のプローブ10の撓みに追従して把持部材32が全長にわたり均一に生体組織に当る。
【0032】
また、操作部14のパイプ固定部材16は外パイプ15、先端カバー20、支点ピン26及びジョー25等を介して把持部材用取付け部材31と電気的に接続されている。プローブユニット3とハンドルユニット4とはその振動の節に設けたゴムリング11により電気的に絶縁されている。また、把持部材32は電気的に絶縁性を有する部材で作られているため、プローブユニット3とハンドルユニット4とは通常、電気的に遮断されている。さらに、プローブユニット3のプローブ10はホーン7、振動子ユニット2の図示しない内部回路を介してコード6と電気的に接続されている。
【0033】
上記構成によりジョー25を閉じた状態では通常、コード6とコード72との間は電気的に絶縁されている。しかし、使用を繰り返すことにより把持部材32が摩耗し、プローブ10の先端処置部13に把持部材用取付け部材31が直接に接触する状態になる。すると、両者が導通し、コード6とコード72との間の電気的インピーダンス値Zが下がる。
【0034】
このコード6とコード72との間のインピーダンス値Zの変化を電源装置本体80の内部回路で検知する。すなわち、図7に示す出力制御フローチャートの流れのプログラムに従って、インピーダンス値Zが一定の値(規定値)Z1より下がると、発振動作を停止し、警告音を鳴らす作動がなされる。
【0035】
これにより把持部材32が摩耗した事実をユーザーに明確に告知することが可能になる。これと同時にプローブユニット3が直接に金属部材に接触した状態での発振を防止することで、把持部材32やプローブ10の摩耗を極力抑え、それらの寿命を伸ばすことができる。
【0036】
尚、振動子ユニット2には高周波電源に接続するためのコードを取り付けるための接続ピンを設け、振動子内部の回路を介してプローブに高周波電流を供給し、高周波処置を行なうことが可能となっている。この場合、挿入部12の外パイプ15の外周には高周波電流を絶縁するための絶縁チューブを被覆する。
【0037】
(第2実施形態)
図8及び図9を参照して本発明の第2実施形態に係る外科手術用超音波処置具について説明する。
【0038】
本実施形態では前述した第1実施形態の把持部材32には導電性の接触ピン90を設けたものである。接触ピン90は特に導電性樹脂によって作られている。ここで、接触ピン90は一定の電気的インピーダンスを有しており、把持部材32の先端部、中間部及び後端部の3つの位置においてプローブ10に向けて貫通する状態で固定的に埋め込まれる。また、各接触ピン90の先端は把持部材32の把持面に露出している。そして、各接触ピン90は導電性の把持部材用取付け部材31に直接または導電性のピン33を介して導通している。本実施形態の他の構造は前述した第1実施形態の構造と同じである。
【0039】
上記構成ではジョー25を閉じて把持部材32とプローブ10の先端処置部13の間に生体組織が挟まっている状態と、3つの接触ピン90の全てがプローブ10の先端処置部13の周面に対し当っている使用初期の状態の電気的インピーダンス値は、使用を続けて把持部材32と接触ピン90が完全に擦り減った場合において3つの接触ピン90の部分がプローブ10の先端処置部13に当っている状態での電気的インピーダンス値Z1以上であるが、同時にある一定の電気的インピーダンス値Z2以下の値を有している。
【0040】
インピーダンス値を電源装置本体80の回路で測定し、Z1≦Z<Z2の関係及びZ<Z1の関係にあるインピーダンス値に応じて図9に示す出力制御フローチャートのプログラムに従い、生体組織が切開できた状態では発振を停止し、把持部材32が完全に摩耗した場合には発振を停止すると共に警告音を鳴らすように動作する。すなわち、生体組織が完全に切開できたとき、Z1≦Z<Z2の関係に応じて出力を停止する。把持部材32が寿命まで摩耗した場合には電気的インピーダンス値がZ1未満になるため、その出力を停止すると共に警告音を鳴らす。
【0041】
これにより、生体組織が完全に切開できたことがユーザーに明確に告知することができ、余計な発振動作を極力避けることで把持部材32の寿命が伸びる。また、把持部材32が完全に摩耗した場合にはこれを第1実施形態と同様、警告音により交換時期を積極的にユーザーに告知することができる。
【0042】
本発明は上記各実施形態のものに限定されるものではない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、積極的にユーザーに対して切開状態、または把持部材32等の交換時期を知らせることが可能になる。また、切開状態の検知により余計な発振を続けることが防止可能となり、超音波処置具の寿命を延ばすことが可能になる。これにより、外科手術用超音波処置具の摩耗状態を目視で確認するといった手間が省けるとともに、寿命を延ばすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る超音波処置具全体の外観図。
【図2】(a)は第1実施形態に係る超音波処置具の挿入部先端付近の縦断面図、(b)は(a)中X−X線に沿う横断面図、(c)は(a)中Y−Y線に沿う横断面図、(d)は(a)中Z−Z線に沿う横断面図。
【図3】第1実施形態に係る超音波処置具の挿入部後端付近の縦断面図。
【図4】第1実施形態に係る超音波処置具の操作部の縦断面図。
【図5】図4中A−A線に沿う部分の横断面図。
【図6】第1実施形態における超音波処置具と電源装置本体及びフットスイッチとの接続状態を示す説明図。
【図7】第1実施形態においてインピーダンスを検知し、超音波処置具の発振を停止するための処理過程を示すフローチャート。
【図8】(a)は第2実施形態に係る超音波処置具の挿入部先端付近の縦断面図、(b)は(a)中X−X線に沿う横断面図。
【図9】第2実施形態においてインピーダンスを検知し、超音波処置具の発振を停止すると共に超音波処置具の寿命を告知するための処理過程を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…超音波処置具、2…振動子ユニット、3…プローブユニット、
4…ハンドルユニット、80…電源装置本体、7…ホーン、
10…プローブユニットのプローブ、18…駆動軸、25…ジョー、
31…把持部材用取付け部材、32…把持部材。
Claims (4)
- 超音波振動を利用した外科手術用超音波処置具において、
超音波振動を伝達するプローブとの間で組織を把持するための把持部材を有し、上記把持部材と上記プローブとが接触するときの上記把持部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を検知する手段を備えたことを特徴とする外科手術用超音波処置具。 - 超音波振動を利用した外科手術用処置具において、
超音波振動を伝達するプローブとの間で組織を把持するための把持部材を有し、上記把持部材の、上記プローブが当る部分の摩耗状態に応じて上記把持部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を測定することにより上記把持部材の摩耗状態を検知する手段を備えたことを特徴とする外科手術用超音波処置具。 - 上記把持部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を測定することにより上記プローブに伝達する超音波振動の発振を抑制する機能を設けたことを特徴とする請求項2に記載の外科手術用超音波処置具。
- 上記把持部材に一定の電気的インピーダンスを示す導電性を有する部材を1つ以上配設し、上記把持部材の、上記プローブが当る部分の摩耗状態に応じて上記導電性を有する部材と上記プローブとの間の電気的インピーダンスの変化を生み、該電気的インピーダンスの変化を検出する手段を備えたことを特徴とする請求項2及び請求項3に記載の外科手術用超音波処置具。
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