JP2006043348A - 超音波手術装置及びその異常判断方法 - Google Patents

超音波手術装置及びその異常判断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力時以外にも異常の検知が可能であり、構成の簡単な超音波手術装置を提供する。
【解決手段】プローブ20とハンドピース16とを有する超音波手術装置12。駆動信号発生手段32,34により、処置対象に処置を行うための第1の駆動信号と、駆動周波数が変化されプローブ20又はハンドピース16の異常を判断するための第2の駆動信号とがハンドピース16に出力され、出力検知手段42により、ハンドピース16への第2の駆動信号の出力電圧及び出力電流が検知される。異常判断部24は、第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、出力電圧と出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できなければプローブ20又はハンドピース16が異常であると判断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異常を検知可能な超音波手術装置、及び、超音波手術装置の異常判断方法に関する。
従来、超音波凝固切開装置等、超音波を利用して処置対象に処置を行う超音波手術装置が用いられている。このような超音波手術装置は、駆動信号を発生する装置本体を有する。この装置本体にはハンドピースが接続されている。このハンドピースには駆動信号を入力されて超音波振動を発生する超音波振動子が収容されている。また、ハンドピースには、超音波振動を伝達するプローブの基端部が接続されている。このプローブの先端部によって、プローブの基端部から先端部へと伝達された超音波振動を利用して処置対象に処置を行う。
このような超音波手術装置では、ハンドピースをその共振周波数で駆動することにより、処置効率を増大することが可能である。ここで、ハンドピースへの出力電圧と出力電流との位相差が0になるような駆動周波数が共振周波数である。超音波手術装置では、出力電圧と出力電流との位相差が0になるように駆動信号を制御するPLL(Phase Locked Loop)制御が行われている。
ところで、超音波手術装置では超音波振動しているプローブを処置対象に押圧して処置をおこなうため、プローブの先端部に装着されている刃等が処置において緩んだり、超音波振動に伴って発生する機械的ストレスの継続的付与によってプローブやハンドピースに機械的な劣化が生じることがある。
このような異常を検知することが可能な超音波手術装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1の超音波手術装置は、プローブの折れ、クラック、傷等の異常を検知するようになっている。即ち、プローブに異常が発生した場合には共振周波数が正常値から変化するところ、PLL制御において算出される共振周波数が所定の範囲外になった場合にはプローブに異常が発生したと判断する。異常が発生したと判断した場合には、ハンドピースへの出力を停止し、音声、光、振動等によって異常を告知する。
同様に、特許文献2の超音波手術装置では、初期の共振周波数を記録し、処置において共振周波数が初期の共振周波数から所定の値以上変化した場合には、プローブ又はハンドピースに異常が発生したと判断する。また、特許文献3の超音波手術装置では、予め記録されている設定周波数と算出された共振周波数との差分である周波数偏差を求め、この周波数偏差が所定の監視周波数範囲から外れた場合には、プローブ又はハンドピースに異常が発生したと判断する。さらに、特許文献4の超音波変換器では、算出された共振周波数が所定の共振点追尾範囲から外れた場合には、プローブ又はハンドピースに異常が発生したと判断する。
特許文献5及び6には、PLL制御とは別個に異常を判断する超音波手術システムが開示されている。特許文献5の超音波手術システムでは、プローブの先端部に装着されている刃の緩みを検知するようになっている。即ち、この超音波手術システムでは出力電圧及び出力電流からインピーダンスを算出することが可能であり、駆動信号の駆動周波数を掃引してインピーダンスが最小になる駆動周波数を共振周波数としている。そして、駆動周波数を3回掃引して各掃引毎に共振周波数を求め、これらの共振周波数間の変化量が規定の値以上であれば刃が緩んでいると判断する。
また、特許文献6の超音波手術システムでは、プローブのひび割れを検知するようになっている。即ち、この超音波手術システムでは、特許文献5の超音波手術システムと同様に、インピーダンスから共振周波数を求めることが可能である。そして、異なる励起電流にて駆動周波数を2回掃引して各掃引毎に共振周波数を求め、低い励起電流における共振周波数が高い励起電流における共振周波数よりも小さい場合にはプローブにひび割れが発生していると判断する。
特開2000−287989号公報 特開2001−258089号公報 特開2002−186901号公報 特開平7−313937号公報 特開2002−224134号公報 特開2003−610号公報
特許文献1乃至4の超音波手術装置では、PLL制御において異常を判断している。即ち、ハンドピースに駆動信号を出力している場合にのみ異常を検知することが可能となっており、出力時以外には異常を検知することができない。特許文献5及び6の超音波手術システムでは出力時以外にも異常を検知することが可能であるが、インピーダンス算出、比較演算等をする必要があり、システムが複雑となっている。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、出力時以外にも異常の検知が可能であり、構成の簡単な超音波手術装置を提供することである。
請求項1の発明は、超音波振動を利用して処置対象に処置を行うプローブと、前記プローブに超音波振動を伝達するハンドピースと、前記ハンドピースに、前記処置対象に処置を行うための第1の駆動信号と、駆動周波数が変化され前記プローブ又は前記ハンドピースの異常を判断するための第2の駆動信号とを出力する駆動信号発生手段と、前記ハンドピースへの少なくとも第2の駆動信号の出力電流及び出力電圧を検知する出力検知手段と、前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できなければ前記プローブ又は前記ハンドピースが異常であると判断する異常判断部とを、具備することを特徴とする超音波手術装置である。
そして、本請求項1の発明では、駆動周波数を変化させつつ第2の駆動信号をハンドピースに出力し、ハンドピースへの第2の駆動信号の出力電圧及び出力電流を検知して、出力電圧と出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数の検出を試み、共振周波数が所定の範囲内で検出できなかった場合には異常判断部はプローブ又はハンドピースが異常であると判断し、一方、検出できた場合には正常であると判断して、第1の駆動信号をハンドピースに出力してハンドピースからプローブに超音波振動を伝達し、プローブによって処置対象に処置を行う。
請求項2の発明は、前記異常判断部は、前記駆動信号発生手段の電源のON、OFFを検知する電源検知手段を有し、前記電源検知手段が電源がONにされたと検知した場合に前記判断を行うことを特徴とする請求項1の超音波手術装置である。
そして、本請求項2の発明では、駆動信号発生手段の電源をONとすると、電源検知手段により電源がONにされたと検知され、異常判断部による判断が行われる。
請求項3の発明は、前記ハンドピースは、前記駆動信号発生手段と接続、取り外し可能であり、前記異常判断部は、前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続、取り外しを検知するハンドピース接続検知手段を有し、前記ハンドピース接続検知手段が前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段とが接続されたと検知した場合に前記判断を行う、ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置である。
そして、本請求項3の発明では、ハンドピースと駆動信号発生手段とを接続すると、ハンドピース接続検知手段によりハンドピースと駆動信号発生手段とが接続されたと検知され、異常判断部による判断が行われる。
請求項4の発明は、前記ハンドピース接続検知手段は、前記ハンドピースに設けられている記憶手段に記憶されているデータを検知することにより前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続を検知する、ことを特徴とする請求項3の超音波手術装置である。
そして、本請求項4の発明では、ハンドピースと駆動信号発生手段とを接続すると、ハンドピースに設けられている記憶手段に記憶されているデータがハンドピース接続検知手段によって検知され、ハンドピースと駆動信号発生手段との接続が検知される。
請求項5の発明は、前記プローブは、前記ハンドピースと接続、取り外し可能であり、前記異常判断部は、前記プローブと前記ハンドピースとの接続、取り外しを検知するプローブ接続検知手段を有し、前記プローブ接続検知手段が前記プローブと前記ハンドピースとが接続されたと検知した場合に前記判断を行う、ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置である。
そして、本請求項5の発明では、プローブとハンドピースとを接続すると、プローブ接続検知手段によりプローブとハンドピースとが接続されたと検知され、異常判断部による判断が行われる。
請求項6の発明は、前記プローブ接続検知手段は、前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、前記プローブと前記ハンドピースとが接続されたと検知する、ことを特徴とする請求項5の超音波手術装置である。
そして、本請求項6の発明では、駆動周波数を変化させつつ第2の駆動信号がハンドピースに出力され、ハンドピースへの第2の駆動信号の出力電圧及び出力電流が検知され、出力電圧と出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数の検出が試みられ、共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合には、プローブとハンドピースとが接続されたと検知する。
請求項7の発明は、前記出力検知手段は、前記ハンドピースへの第1の駆動信号の出力電流及び出力電圧を検知可能であり、前記プローブ接続検知手段は、前記第1の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、前記プローブと前記ハンドピースとが接続されたと検知する、ことを特徴とする請求項5の超音波手術装置である。
そして、本請求項7の発明では、駆動周波数を変化させつつ第1の駆動信号をハンドピースに出力し、ハンドピースへの第1の駆動信号の出力電圧及び出力電流を検知して、出力電圧と出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数の検出を試み、共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、プローブとハンドピースとが接続されたと検知する。
請求項8の発明は、前記異常判断部は、前記判断を所定の回数行う、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1の超音波手術装置である。
そして、本請求項8の発明では、異常判断部によって判断が所定の回数行なわれる。
請求項9の発明は、前記異常判断部は、異常検知スイッチを有し、前記異常検知スイッチがONにされた場合に前記判断を行う、ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置である。
そして、本請求項9の発明では、異常判断部の異常検知スイッチをONにすると、異常判断部によって判断が行われる。
請求項10の発明は、前記異常判断部は、前記超音波手術装置の設定状態を検知する設定状態検知手段を有し、前記設定状態検知手段によって設定が変更されたと検知された場合に前記判断を行う、ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置である。
そして、本請求項10の発明では、超音波手術装置の設定を変更すると、設定状態検知手段によって設定の変更が検知され、異常判断部によって判断が行われる。
請求項11の発明は、超音波振動を利用して処置対象に処置を行うプローブに超音波振動を伝達するハンドピースに、処置対象に処置を行うための第1の駆動信号とは異なる第2の駆動信号を出力する工程と、前記出力する工程において、前記ハンドピースへの出力電圧と出力電流との位相差を検知する工程と、前記出力する工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなるように前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させる工程と、前記変化させる工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数の検出を試みる工程と、前記共振周波数が所定の範囲内で検出できなかった場合に前記プローブ又は前記ハンドピースが異常であると判断する工程と、を具備することを特徴とする超音波手術装置の異常判断方法である。
請求項12の発明は、前記異常判断方法は、前記超音波手術装置の電源のON、OFFを検知する工程をさらに具備し、前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記検知する工程において電源がONにされたと検知された場合に行われる、ことを特徴とする請求項11の異常判断方法である。
請求項13の発明は、前記異常判断方法は、前記ハンドピースに前記第1及び第2の駆動信号を出力する駆動信号発生手段と前記ハンドピースとの接続を検知する工程をさらに具備し、前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記接続を検知する工程において前記駆動信号発生手段と前記ハンドピースとが接続されたと検知された場合に行われる、ことを特徴とする請求項11の異常判断方法である。
請求項14の発明は、前記接続を検知する工程は、前記ハンドピースに設けられている記憶手段に記憶されているデータを検知することにより前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続を検知する工程を含む、ことを特徴とする請求項13の超音波手術装置である。
請求項15の発明は、前記異常判断方法は、前記ハンドピースと前記プローブとの接続を検知する工程をさらに具備し、前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記接続を検知する工程において前記ハンドピースと前記プローブとが接続されたと検知された場合に行われる、ことを特徴とする請求項11の異常判断方法である。
請求項16の発明は、前記接続を検知する工程は、前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、前記ハンドピースと前記プローブとが接続されたと検知する工程を含む、ことを特徴とする請求項15の異常判断方法である。
請求項17の発明は、前記接続を検知する工程は、前記ハンドピースに前記第1の駆動信号を出力する工程と、前記第1の駆動信号を出力する工程において、前記ハンドピースへの出力電圧と出力電流との位相差を検知する工程と、前記第1の駆動信号を出力する工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなるように前記第1の駆動信号の駆動周波数を変化させる工程と、前記第1の駆動信号の駆動周波数を変化させる工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる前記第1の駆動信号の共振周波数の検出を試みる工程と、前記第1の駆動信号の前記共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に前記ハンドピースと前記プローブとが接続されたと検知する工程と、を含む、ことを特徴とする請求項15の異常判断方法である。
請求項18の発明は、前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、所定の回数行なわれる、ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1の異常判断方法である。
請求項19の発明は、前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、外部から入力が行われた場合に行われる、ことを特徴とする請求項11の異常判断方法である。
請求項20の発明は、前記異常判断方法は、前記超音波手術装置の設定状態を検知する工程をさらに具備し、前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記設定状態を検知する工程において設定が変更されたと検知された場合に行われる、ことを特徴とする請求項11の異常判断方法である。
本発明によれば、出力時以外にも超音波手術装置の異常の検知が可能であり、また、超音波手術装置の構成が簡単となっている。
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の超音波手術装置12の全体の概略構成を示す。この超音波手術装置12は、駆動信号を発生する装置本体14を有する。この装置本体14にはハンドピース16が接続されており、このハンドピース16には超音波振動子18が収容されている。また、ハンドピース16には装置本体14で発生された駆動信号が出力されるようになっており、ハンドピース16は入力された駆動信号を機械的振動に変換し、超音波振動を行うようになっている。また、ハンドピース16には超音波振動を伝達するプローブ20の基端部が接続されている。このプローブ20の先端部によって、プローブ20の基端部から先端部へと伝達された超音波振動を利用して処置対象に処置を行うようになっている。また、装置本体14には、装置本体14を操作するためのフットスイッチ22が接続されている。
図2に示されるように、装置本体14は、装置本体14を制御するための制御部24を有する。この制御部24には、フットスイッチ受信部26が接続されている。このフットスイッチ受信部26は、フットスイッチ22から入力されたオンオフ信号をデジタルコード化し、制御部24に出力する。また、制御部24には、装置本体14の電源のON/OFFを検知する電源検知手段としての電源検知部28が接続されている。この電源検知部28は、電源のON/OFFを検知し、デジタルコード化されたオンオフ信号を制御部24に出力する。ここで、フットスイッチ受信部26のオンオフ信号を第1のオンオフ信号と称し、電源検知部28のオンオフ信号を第2のオンオフ信号と称する。
ところで、ハンドピース16の内部には、ハンドピース16に関するデータ(以下、HPデータと称する)が記録されているデータ記憶部30が付設されている。HPデータとしては、例えば、ハンドピース16の共振周波数、ハンドピース16への駆動信号の電流値、ハンドピース16の静電容量値等が用いられる。本実施形態では、HPデータとして、後述するように、第2の駆動信号の駆動電流値、ハンドピース16の異常を判断する基準となる正常周波数範囲(又は、異常周波数範囲)、及び、第1及び第2の駆動信号の駆動周波数の掃引を行う掃引周波数範囲が選択されている。
ここで、データ記憶部30の記憶媒体として、シリアルROM、パラレルROM等が用いられる。配線を削減したい場合には、シリアルROMが好ましい。ハンドピース16が装置本体14に接続された場合には、データ記憶部30からHPデータ受信部38にHPデータが送信される。HPデータ受信部38は、受信したHPデータをデジタルコード化し、制御部24に出力する。
制御部24は、第1のオンオフ信号がONである場合には、第1の制御信号を発振部32及び増幅部34に出力する。第1の制御信号を入力された発振部32及び増幅部34は、ハンドピース16を駆動するための第1の駆動信号をハンドピース16へと出力する。即ち、発振部32は所定の駆動周波数の第1の駆動信号を発生させて増幅部34に出力し、増幅部は第1の駆動信号を所定の駆動電流値まで増幅して、ハンドピース16へと出力する。第1の駆動信号の駆動電流値は、以下のように設定される。即ち、装置本体14には、ハンドピース16の出力レベルを設定するための出力設定スイッチ36が配設されている。この出力設定スイッチ36は、外部からの入力に応じた設定信号を制御部24に出力する。制御部24は、設定された出力の大きさが実現されるような駆動電流値を設定する。
同様に、制御部24は、第2のオンオフ信号がONである場合には、発振部32及び増幅部34に、所定の駆動周波数、所定の駆動電流値の第2の駆動信号をハンドピース16へと出力させる。この第2の駆動信号は、ハンドピース16の異常を判断するための信号である。第2の駆動信号の駆動電流値はHPデータとしてデータ記憶部30に記録されており、制御部24はHPデータ受信部38から入力されたHPデータに基づき第2の駆動信号の駆動電流値を設定する。このように、発振部32及び増幅部34によって、ハンドピース16へと第1及び第2の駆動信号を出力する駆動信号発生手段が形成されている。
そして、増幅部34とハンドピース16との間には、ハンドピース16へ出力される第1及び第2の駆動信号の出力電圧及び出力電流を検知する出力検知手段としての電圧電流検知部42が配設されている。この電圧電流検知部42は、検知した電流及び電圧を位相差検出部44に出力する。この位相差検出部44は、出力電圧と出力電流との間の位相差Δθを検出して、制御部24に出力する。
ここで、ハンドピース16の共振周波数は、ハンドピース16の規格によってほぼ定まり、ハンドピース16毎の誤差を考慮に入れても一定の周波数範囲(以下、正常周波数範囲と称する)内にある。ハンドピース16又はプローブ20に異常が発生した場合には共振周波数が正常値から変化するところ、第2の駆動信号について共振周波数が正常周波数範囲内にない場合には、ハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断できる。
なお、ハンドピース16又はプローブ20の異常としては、ハンドピース16又はプローブ20の機械的な損傷の他、装置本体14とハンドピース16との又はハンドピース16とプローブ20との接続不良、ハンドピース16のケーブルの断線、コネクタ部分の不良等が想定される。 制御部24はこのような異常判断を行うようになっており、異常判断部としての機能を有する。即ち、位相差検出部44で検出される第2の駆動信号の位相差Δθが0になるような駆動周波数がハンドピース16の共振周波数である。そして、制御部24は、Δθが0になるように第2の駆動信号の駆動周波数を制御し、Δθが0になるような駆動周波数を共振周波数として検出して、共振周波数が正常周波数範囲内にあるか否か判断する。なお、正常周波数範囲は、ハンドピース16のデータ記憶部30に記録されており、データ記憶部30からHPデータ受信部38に送信され、HPデータ受信部38から制御部24に入力される。そして、制御部24は、共振周波数が正常範囲内にない場合にはハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断し、第2の駆動信号を停止して、異常告知手段45に告知信号を出力するようになっている。この異常告知手段45は、音、光等で異常を告知するランプ、ブザー等である。
一方、処置効率を増大するためにはハンドピース16をその共振周波数で駆動することが好ましい。上述したように、Δθが0になるような駆動周波数が共振周波数であり、制御部24はΔθが0になるように第1の駆動信号の駆動周波数を制御する。このような制御はPLL制御と称されている。PLL制御はアナログ回路とデジタル回路とのいずれでも実現可能であるが、アナログ回路には特有のバラツキ、温度変化等があるため、デジタル回路を用いるのが好ましい。本実施形態ではデジタル回路が用いられている。
なお、本実施形態では、第1の駆動信号についてもハンドピース16又はプローブ20の異常判断を行う。即ち、第1の駆動信号をPLL制御し、ハンドピース16に第1の駆動信号を出力している場合にも、Δθが0になるような駆動周波数を共振周波数として検出して、共振周波数が正常周波数範囲内にあるか否か判断する。そして、制御部24は、共振周波数が正常範囲内にない場合にはハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断し、第1の駆動信号を停止して、異常告知手段45に告知信号を出力する。
次に、図3のフローチャートを用いて本実施形態の超音波手術装置12の制御について説明する。超音波手術装置12を使用する際には、ステップS10で装置本体14の電源をONにする。この結果、電源検知部28によって電源がONであることが検知され、第2のオンオフ信号が制御部24に出力される。第2のオンオフ信号を入力された制御部24は、第2の制御信号を発振部32及び増幅部34に出力し、発振部32及び増幅部34からハンドピース16へと第2の駆動信号が出力され、ハンドピース16又はプローブ20が異常か否か判断される。
即ち、制御部24は、ハンドピース16のデータ記憶部30からHPデータ受信部38に送信された掃引周波数範囲を読み取る。そして、ステップS20で、制御部24は、掃引周波数範囲の上限から下限まで(又は、下限から上限まで)駆動周波数の掃引を行う。駆動周波数を掃引し、電圧電流検知部42で検知される出力電流が規定値以上になった場合には、駆動周波数が共振周波数の近傍にあると判断する。この後、制御部24は出力電圧と出力電流との位相差Δθがほぼ0になるように駆動周波数を制御する。制御部24は、Δθがほぼ0になったと判断した場合には、その駆動周波数を共振周波数として検出する。一方、制御部24は、データ記憶部30からHPデータ受信部38に送信された正常周波数範囲を読み取る。そして、制御部24は、共振周波数が正常周波数範囲内にあるか否か判断する。
周波数掃引で出力電流が規定値以上にならなかった場合、及び、規定値以上になった場合で共振周波数が正常周波数範囲になかった場合には、ステップS30で制御部24はハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断する。ステップS30でハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断した場合には、ステップS40へ進む。ステップS40で、制御部24は、第2の駆動信号を停止し、異常告知手段45に告知信号を出力し、異常告知手段45は音、光等で異常を告知する。一方、ステップS30でハンドピース16及びプローブ20が正常であると判断した場合には、ステップS20に戻る。この後、制御部24は、一定時間間隔でハンドピース16又はプローブ20の異常判断を行う。
ハンドピース16による出力を行う場合には、出力設定スイッチ36によってハンドピース16の出力レベルを設定する。そして、フットスイッチ22をONにすると、制御部24は第2の制御信号を停止する。続いて、制御部24は、フットスイッチ22からの第1のオンオフ信号及び出力設定スイッチ36からの設定信号に基づいて、第1の制御信号を発振部32及び増幅部34に出力する。発振部32及び増幅部34は、ハンドピース16へと第1の駆動信号を出力する。この際、制御部24はハンドピース16が共振周波数で駆動されるように第1の駆動信号を制御する。
この制御は、第2の駆動信号の駆動周波数の制御とほぼ同様である。即ち、制御部24は、駆動周波数の掃引を行い、出力電流が規定値以上になった場合には、出力電圧と出力電流との位相差Δθがほぼ0になるように駆動周波数をPLL制御する。なお、周波数の掃引を行わずに、異常判断時に検出した共振周波数の近傍からPLL制御を開始してもよい。ここで、PLL制御においても共振周波数が検出されており、検出された共振周波数が正常周波数範囲から外れた場合には、第1の駆動信号を停止し、異常判断時と同様に異常を告知する。
従って、本実施形態の超音波手術装置12は次の効果を奏する。本実施形態では、処置対象に処置を行うための第1の駆動信号と、ハンドピース16又はプローブ20の異常を判断するための第2の駆動信号とをハンドピース16に出力することが可能となっている。このため、第2の駆動信号を利用することにより、ハンドピース16の出力時以外にもハンドピース16又はプローブ20の異常を判断することが可能となっている。また、異常判断においては、第2の駆動信号の駆動周波数を変化させ、ハンドピース16への出力電圧と出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数の検出を試み、共振周波数が所定の範囲内で検出できなかった場合にはハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断している。このように、ハンドピース16又はプローブ20の異常判断は簡単なものとなっており、異常判断を行う装置本体14の構成が簡単なものとなっている。
本実施形態では、ハンドピース16のデータ記憶部30にHPデータが記録されており、このHPデータを装置本体14によって読み取るようになっている。代わって、ハンドピース16にはハンドピース16の種別を識別するための抵抗素子等を配設するようにしてもよい。この場合、装置本体14にハンドピース16の種別毎のHPデータを記録しておき、装置本体14に接続されたハンドピース16の種別を装置本体14によって識別し、記録されたHPデータからハンドピース16の種別に対応するHPデータを選択して用いる。
以下、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図4を参照し、本実施形態の超音波手術装置12は、装置本体14にハンドピース16が接続された場合に異常判断を行うものである。本実施形態では、ハンドピース16は、装置本体14に接続、取り外し可能となっている。また、装置本体14には、電源検知部28(図2参照)は用いられていない。そして、制御部24は、ハンドピース16が接続されたか否か検知するハンドピース接続検知手段としての機能を有する。即ち、制御部24は、記憶手段としてのデータ記憶部30のHPデータが読み取り可能か否かに基づきハンドピース16が接続されたか否か検知する。
次に、図5のフローチャートを用い、本実施形態の超音波手術装置12の制御について説明する。まず、ステップS10で装置本体14の電源をONにする。そして、ステップS11で、制御部24は、HPデータの読み取りを試み、読み取れた場合にはハンドピース16が接続されたと判断し、読み取れなかった場合にはハンドピース16が接続されていないと判断する。ステップS11で、ハンドピース16が接続されていないと判断した場合には、ステップS11を繰り返す。一方、ステップS11で、ハンドピース16が接続されたと判断した場合には、ステップS20に進む。以下、第1実施形態と同様、異常判断を繰り返す。
従って、本実施形態の超音波手術装置12は次の効果を奏する。装置本体14にハンドピース16が接続されていない状態で異常判断を行うと、制御部24はハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断することになる。本実施形態では、装置本体14にハンドピース16が接続された場合にハンドピース16又はプローブ20の異常判断を行うようになっている。このため、ハンドピース16が接続されていない状態で異常判断を行い、異常告知が頻発するという事態が回避されている。
以下、本発明の第3実施形態を説明する。第2実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図6を参照し、本実施形態の超音波手術装置12は、装置本体14にハンドピース16が接続され、かつ、ハンドピース16にプローブ20が接続された場合に異常判断を行うものである。本実施形態では、プローブ20は、ハンドピース16に接続、取り外し可能となっている。そして、制御部24は、ハンドピース16にプローブ20が接続されたか否か検知するプローブ接続検知手段としての機能を有する。即ち、制御部24は、ハンドピース16が接続されたことを検知した後、異常判断と同様の判断を繰り返し、最初に正常と判断された場合にプローブ20が接続されたと判断する。プローブ20が接続されたと判断される以前は、異常と判断された場合であっても異常を告知せず、単にプローブ20が接続されていないと判断する。
次に、図7のフローチャートを用いて、本実施形態の超音波手術装置12の制御について説明する。まず、ステップS10で装置本体14の電源をONにする。そして、ステップS11で、第2実施形態と同様にハンドピース16が接続されたか否か判断する。ステップS11で、ハンドピース16が接続されていないと判断された場合にはステップS11を繰り返し、ハンドピース16が接続されたと判断された場合にはステップS12に進む。
ステップS12で、プローブ20が接続されたか否か判断する。即ち、制御部24は、ハンドピース16が接続されたと判断した後、異常判断と同様の判断を繰り返し、最初に正常と判断された場合にプローブ20が接続されたと判断する。ステップ12でプローブ20が接続されていないと判断された場合にはステップS12を繰り返す。一方、ステップS12でプローブ20が接続されたと判断された場合にはステップS20に進む。以下、第2実施形態と同様、異常判断を繰り返す。
従って、本実施形態の超音波手術装置12は次の効果を奏する。ハンドピース16にプローブ20が接続されていない状態で異常判断を行うと、制御部24はハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断することになる。本実施形態では、ハンドピース16にプローブ20が接続された場合にハンドピース16又はプローブ20の異常判断を行うようになっている。このため、プローブ20が接続されていない状態で異常判断を行い、異常告知が頻発するという事態が回避されている。
以下、本発明の第4実施形態を説明する。第3実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図6を参照し、本実施形態の超音波手術装置12は、第3実施形態と同様に、装置本体14にハンドピース16が接続され、かつ、ハンドピース16にプローブ20が接続された場合に異常判断を行うものである。但し、ハンドピース16とプローブ20との接続の検知方法が第3実施形態と異なっている。
本実施形態では、制御部24は、ハンドピース16が接続されたことを検知した後、最初に第1の駆動信号によってハンドピース16の正常な出力が行われた場合に、ハンドピース16にプローブ20が接続されたと検知する。即ち、制御部24は、ハンドピース16が接続されたことを検知した後の最初のハンドピース16の出力において、ハンドピース16又はプローブ20が異常と判断された場合には、異常告知をせずにプローブ20が接続されていないと判断する。一方、正常と判断された場合には、ハンドピース16にプローブ20が接続されたと判断する。
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施形態の超音波手術装置12の制御について説明する。まず、ステップS10で装置本体14の電源をONにする。そして、ステップS11で、第3実施形態と同様にハンドピース16が接続されているか否か判断する。ステップS11で、ハンドピース16が接続されていると判断された場合にはステップS13に進む。
ステップS13で、第1の駆動信号によってハンドピース16の正常な出力が行われたか否か判断する。即ち、制御部24は、ハンドピース16が接続されたと判断した後、そのまま待機する。そして、制御部24は、最初に、フットスイッチ受信部26から入力される第1のオンオフ信号がONになった場合には、第1実施形態と同様に第1の駆動信号によってハンドピース16の出力を行う。この出力においてハンドピース16又はプローブ20が異常であると判断された場合には、ハンドピース16にプローブ20が接続されていないと判断する。一方、ハンドピース16及びプローブ20が正常であると判断された場合には、ハンドピース16にプローブ20が接続されたと判断する。ステップS13で、第1の駆動信号によってハンドピース16の正常な出力が行われていない、即ち、ハンドピース16にプローブ20が接続されていないと判断された場合には、ステップ13を繰り返す。一方、ステップS13で、第1の駆動信号によってハンドピース16の正常な出力が行われた、即ち、ハンドピース16にプローブ20が接続されたと判断された場合には、ステップ20に進む。以下、第3実施形態と同様に異常判断を繰り返す。
従って、本実施形態の超音波手術装置12は次の効果を奏する。ハンドピース16に第2の駆動信号を出力している状態でハンドピース16にプローブ20を接続すると、ハンドピース16とプローブ20が接続しにくく、接続した際に損傷が発生する場合もある。本実施形態では、ハンドピース16に第2の駆動信号を出力している状態でハンドピース16にプローブ20を接続することがなく、損傷が発生するような事態を回避することが可能である。
以下、本発明の第5実施形態を説明する。第4実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図6を参照し、本実施形態の超音波手術装置12は、第4実施形態と同様に、装置本体14にハンドピース16が接続され、かつ、ハンドピース16にプローブ20が接続された場合に異常判断を行うものである。但し、第2の駆動信号による異常判断は、繰り返し行われるのではなく、所定の時間間隔で所定の回数行われる。
次に、図9のフローチャートを用いて、本実施形態の超音波手術装置12の制御について説明する。第4実施形態と同様に、装置本体14の電源をONにし(ステップS10)、ハンドピース16が接続されているか否か判断し(ステップS11)、ハンドピース16の正常な出力が行われたか否か、即ち、ハンドピース16にプローブ20が接続されたか否か判断する(ステップS13)。そして、異常判断を所定の時間間隔で所定の回数行う。本実施形態では、異常判断を一回だけ行っている(ステップS20,ステップS30)。ハンドピース16及びプローブ20が正常であると判断された場合には、ステップS12に戻り、再びフットスイッチ22が押されるまで待機する。即ち、再び第1の駆動信号によりハンドピース16の出力が行われるまで、異常判断は行われず、この間にプローブ20の交換が可能である。
従って、本実施形態の超音波手術装置12は次の効果を奏する。ハンドピース16に第2の駆動信号を出力している状態でハンドピース16からプローブ20を取り外すと、ハンドピース16からプローブ20が取り外しにくく、取り外した際に損傷が発生する場合もある。本実施形態では、ハンドピース16の出力の直後を除き、各出力間ではハンドピース16に第2の駆動信号は出力されていないため、この間に取り外しを行うことにより損傷が発生するような事態を回避することが可能である。
また、ハンドピース16又はプローブ20に異常が発生するのはほとんどが出力中及び出力直後である。出力中は第1の駆動信号によって出力と共に異常判断を行い、出力直後には第2の駆動信号で異常判断を行っている。このため、異常判断が効率的に行われており、不必要な駆動信号の出力が回避されている。
以下、本発明の第6実施形態を説明する。第5実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図10を参照し、本実施形態の超音波手術装置12は、装置本体14に配設されている異常検知スイッチ46が押された場合に異常判断を行うものである。
次に、図11のフローチャートを用いて、本実施形態の超音波手術装置12の制御について説明する。第5実施形態と同様に、装置本体14の電源をONし(ステップS10)、ハンドピース16が接続されているか否か判断する(ステップS11)。この後、ステップS14で異常検知スイッチ46が押されたか判断する。ステップS14で異常検知スイッチ46が押されていないと判断された場合には、ステップS14を繰り返す。一方、ステップS14で異常検知スイッチ46が押されたと判断された場合には、異常判断を所定の時間間隔で所定の回数行う。本実施形態では、一回だけ異常判断が行われている(ステップS20、ステップS30)。ハンドピース16及びプローブ20が正常であると判断された場合には、ステップS14に戻る。即ち、再び異常検知スイッチ46が押されるまで異常判断は行われない。
従って、本実施形態の超音波手術装置12は次の効果を奏する。異常検知スイッチ46が押された場合に異常判断を行うことが可能となっており、操作者が異常が生じているかもしれないと考えた場合等、所望の時期に異常判断を行うことが可能となっている。
以下、本発明の第6実施形態の変形例を説明する。本変形例の超音波手術装置12の制御部は、超音波手術装置12の設定状態を検知する設定状態検知手段としての機能を有し、設定が変更されたと検知した場合に異常判断を行う。超音波手術装置12の設定状態は、出力を設定する出力設定スイッチ36、フットスイッチ22の設定を変化させるスイッチ等によって変更される。
なお、上記実施形態において異常を告知された場合には、第1及び第2の駆動信号を停止するようになっている。この場合、操作者は、ハンドピース16又はプローブ20を交換する等によって超音波手術装置12を正常状態に復帰させることが可能である。代わって、第2の駆動信号については、異常を告知された場合にも停止せず、第2の駆動信号を出力している状態でハンドピース16又はプローブ20を交換する等によって超音波手術装置12を正常状態に復帰させることが可能な構成とすることもできる。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように設けられた超音波振動子と、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記駆動信号発生手段から供給された前記第2の駆動信号の駆動周波数を掃引可能となるように設けられた周波数掃引手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子又は前記プローブの異常を判断する異常判断部と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
(付記項2) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように設けられた超音波振動子と、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号とを切り替えて供給可能となるように、前記駆動信号発生手段を制御する制御手段と、前記駆動信号発生手段から供給された前記第2の駆動信号の駆動周波数を掃引可能となるように設けられた周波数掃引手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子又は前記プローブの異常を判断する異常判断部と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
(付記項3) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように設けられた超音波振動子と、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記第1の駆動信号の供給後に前記第2の駆動信号に切り替えるように、前記駆動信号発生手段を制御する制御手段と、前記駆動信号発生手段から供給された前記第2の駆動信号の駆動周波数を掃引可能となるように設けられた周波数掃引手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子又は前記プローブの異常を判断する異常判断部と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
(付記項4) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように、前記超音波振動を発生する超音波振動子を備えたハンドピースと、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続を検出する接続検出手段と、前記接続検出手段の検出結果に基づいて、前記第2の駆動信号の駆動周波数を掃引可能となるように設けられた周波数掃引手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子又は前記プローブの異常を判断する異常判断部と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
(付記項5) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように、前記超音波振動を発生する超音波振動子を備えたハンドピースと、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続を検出する第1の接続検出手段と、前記プローブと前記ハンドピースとの接続を検出する第2の接続検出手段と、前記第1の接続検出手段と前記第2の接続検出手段の検出結果に基づいて、前記第2の駆動信号の駆動周波数を掃引可能となるように設けられた周波数送信手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子又は前記プローブの異常を判断する異常判断部と、前記異常判断部の判断結果に応じて前記第1の駆動信号を供給可能となるように、前記駆動信号発生手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
(付記項6) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように設けられた超音波振動子と、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記第2の駆動信号の駆動周波数を予め設定された所定時間、掃引可能となるように設けられた周波数掃引手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子又は前記プローブの異常を判断する異常判断部と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
(付記項7) 生体組織に超音波振動を伝達可能なプローブと、前記プローブに前記超音波振動を伝達可能となるように、前記超音波振動を発生する超音波振動子と、前記生体組織を処置するための第1の駆動信号と、前記超音波振動子を微弱動作させるための第2の駆動信号を前記超音波振動子に供給可能な駆動信号発生手段と、前記第2の駆動信号の駆動周波数を予め設定された時間間隔で、掃引可能となるように設けられた周波数掃引手段と、前記周波数掃引手段の掃引結果に基づいて、前記超音波振動子前記プローブの異常を判断する異常判断部と、を具備することを特徴とする超音波手術装置。
本発明は、出力時以外にも超音波手術装置の異常の検知が可能であり、また、超音波手術装置の構成が簡単となっている、異常を検知可能な超音波手術装置、及び、超音波手術装置の異常判断方法を提供する。
本発明の第1実施形態の超音波手術装置の全体の概略構成を示す図。 本発明の第1実施形態の超音波手術装置を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の超音波手術装置の制御を説明するためのフローチャートを示す図。 本発明の第2実施形態の超音波手術装置を示すブロック図。 本発明の第2実施形態の超音波手術装置の制御を説明するためのフローチャートを示す図。 本発明の第3実施形態の超音波手術装置を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の超音波手術装置の制御を説明するためのフローチャートを示す図。 本発明の第4実施形態の超音波手術装置の制御を説明するためのフローチャートを示す図。 本発明の第5実施形態の超音波手術装置の制御を説明するためのフローチャートを示す図。 本発明の第6実施形態の超音波手術装置を示すブロック図。 本発明の第6実施形態の超音波手術装置の制御を説明するためのフローチャートを示す図。
符号の説明
12…超音波手術装置、16…ハンドピース、20…プローブ、24…異常判断部、32,34…駆動信号発生手段、42…出力検知手段。

Claims (20)

  1. 超音波振動を利用して処置対象に処置を行うプローブと、
    前記プローブに超音波振動を伝達するハンドピースと、
    前記ハンドピースに、前記処置対象に処置を行うための第1の駆動信号と、駆動周波数が変化され前記プローブ又は前記ハンドピースの異常を判断するための第2の駆動信号とを出力する駆動信号発生手段と、
    前記ハンドピースへの少なくとも第2の駆動信号の出力電流及び出力電圧を検知する出力検知手段と、
    前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できなければ前記プローブ又は前記ハンドピースが異常であると判断する異常判断部とを、
    具備することを特徴とする超音波手術装置。
  2. 前記異常判断部は、前記駆動信号発生手段の電源のON、OFFを検知する電源検知手段を有し、前記電源検知手段が電源がONにされたと検知した場合に前記判断を行うことを特徴とする請求項1の超音波手術装置。
  3. 前記ハンドピースは、前記駆動信号発生手段と接続、取り外し可能であり、
    前記異常判断部は、前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続、取り外しを検知するハンドピース接続検知手段を有し、前記ハンドピース接続検知手段が前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段とが接続されたと検知した場合に前記判断を行う、
    ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置。
  4. 前記ハンドピース接続検知手段は、前記ハンドピースに設けられている記憶手段に記憶されているデータを検知することにより前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続を検知する、
    ことを特徴とする請求項3の超音波手術装置。
  5. 前記プローブは、前記ハンドピースと接続、取り外し可能であり、
    前記異常判断部は、前記プローブと前記ハンドピースとの接続、取り外しを検知するプローブ接続検知手段を有し、前記プローブ接続検知手段が前記プローブと前記ハンドピースとが接続されたと検知した場合に前記判断を行う、
    ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置。
  6. 前記プローブ接続検知手段は、前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、前記プローブと前記ハンドピースとが接続されたと検知する、
    ことを特徴とする請求項5の超音波手術装置。
  7. 前記出力検知手段は、前記ハンドピースへの第1の駆動信号の出力電流及び出力電圧を検知可能であり、
    前記プローブ接続検知手段は、前記第1の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、前記プローブと前記ハンドピースとが接続されたと検知する、
    ことを特徴とする請求項5の超音波手術装置。
  8. 前記異常判断部は、前記判断を所定の回数行う、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1の超音波手術装置。
  9. 前記異常判断部は、異常検知スイッチを有し、前記異常検知スイッチがONにされた場合に前記判断を行う、ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置。
  10. 前記異常判断部は、前記超音波手術装置の設定状態を検知する設定状態検知手段を有し、前記設定状態検知手段によって設定が変更されたと検知された場合に前記判断を行う、
    ことを特徴とする請求項1の超音波手術装置。
  11. 超音波振動を利用して処置対象に処置を行うプローブに超音波振動を伝達するハンドピースに、処置対象に処置を行うための第1の駆動信号とは異なる第2の駆動信号を出力する工程と、
    前記出力する工程において、前記ハンドピースへの出力電圧と出力電流との位相差を検知する工程と、
    前記出力する工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなるように前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させる工程と、
    前記変化させる工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数の検出を試みる工程と、
    前記共振周波数が所定の範囲内で検出できなかった場合に前記プローブ又は前記ハンドピースが異常であると判断する工程と、
    を具備することを特徴とする超音波手術装置の異常判断方法。
  12. 前記異常判断方法は、前記超音波手術装置の電源のON、OFFを検知する工程をさらに具備し、
    前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記検知する工程において電源がONにされたと検知された場合に行われる、
    ことを特徴とする請求項11の異常判断方法。
  13. 前記異常判断方法は、前記ハンドピースに前記第1及び第2の駆動信号を出力する駆動信号発生手段と前記ハンドピースとの接続を検知する工程をさらに具備し、
    前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記接続を検知する工程において前記駆動信号発生手段と前記ハンドピースとが接続されたと検知された場合に行われる、
    ことを特徴とする請求項11の異常判断方法。
  14. 前記接続を検知する工程は、前記ハンドピースに設けられている記憶手段に記憶されているデータを検知することにより前記ハンドピースと前記駆動信号発生手段との接続を検知する工程を含む、
    ことを特徴とする請求項13の超音波手術装置。
  15. 前記異常判断方法は、前記ハンドピースと前記プローブとの接続を検知する工程をさらに具備し、
    前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記接続を検知する工程において前記ハンドピースと前記プローブとが接続されたと検知された場合に行われる、
    ことを特徴とする請求項11の異常判断方法。
  16. 前記接続を検知する工程は、前記第2の駆動信号の駆動周波数を変化させた場合に、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に、前記ハンドピースと前記プローブとが接続されたと検知する工程を含む、
    ことを特徴とする請求項15の異常判断方法。
  17. 前記接続を検知する工程は、
    前記ハンドピースに前記第1の駆動信号を出力する工程と、
    前記第1の駆動信号を出力する工程において、前記ハンドピースへの出力電圧と出力電流との位相差を検知する工程と、
    前記第1の駆動信号を出力する工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなるように前記第1の駆動信号の駆動周波数を変化させる工程と、
    前記第1の駆動信号の駆動周波数を変化させる工程において、前記出力電圧と前記出力電流との間の位相差がほぼ等しくなる前記第1の駆動信号の共振周波数の検出を試みる工程と、
    前記第1の駆動信号の前記共振周波数が所定の範囲内で検出できた場合に前記ハンドピースと前記プローブとが接続されたと検知する工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項15の異常判断方法。
  18. 前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、所定の回数行なわれる、
    ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1の異常判断方法。
  19. 前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、外部から入力が行われた場合に行われる、
    ことを特徴とする請求項11の異常判断方法。
  20. 前記異常判断方法は、前記超音波手術装置の設定状態を検知する工程をさらに具備し、
    前記出力する工程から前記判断する工程までの一連の工程は、前記設定状態を検知する工程において設定が変更されたと検知された場合に行われる、
    ことを特徴とする請求項11の異常判断方法。
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