JP2000287989A - 超音波手術装置 - Google Patents

超音波手術装置

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JP2000287989A
JP2000287989A JP11099067A JP9906799A JP2000287989A JP 2000287989 A JP2000287989 A JP 2000287989A JP 11099067 A JP11099067 A JP 11099067A JP 9906799 A JP9906799 A JP 9906799A JP 2000287989 A JP2000287989 A JP 2000287989A
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Taro Miyazawa
太郎 宮澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波手術具の異常状態を告知し、告知が意図
的に解除されるまでは異常を告知し続けるようにするこ
とで、使用者が異常状態を見逃すことがない超音波手術
装置を提供する。 【解決手段】超音波振動子8と、組織に処置を施すため
に超音波を出力する駆動回路13と、駆動回路13の出
力を検知する検知回路15と、定電流駆動手段(差動ア
ンプ20、制御回路21)において設定出力を維持でき
るかどうか、あるいは位相同期手段(PLL回路16、
制御回路21)で共振点が駆動可能な周波数範囲に存在
するかどうかで異常の有無を判別する異常判別手段と、
判別された異常を告知する告知手段(スピーカ26)
と、出力の異常が検出されたときに、超音波の発生を抑
止する駆動信号制御部(制御回路21、リレー23)
と、告知手段による告知を解除する告知解除手段(フッ
トスイッチ3)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波手術装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波振動の応用技術として従
来から超音波吸引装置や超音波凝固切開装置などの超音
波を利用した各種の超音波手術装置が考案されている。
この種の超音波手術装置では、生体組織を処置する処置
部を備えたハンドピースの内部に、超音波振動を発生す
る超音波振動子と、この超音波振動子からの超音波振動
を前記処置部に伝達するプローブとを具備している。
【0003】上記超音波手術装置の使用時には、上記処
置部を生体組織の処置対象部位(被処置部)に当接させ
た状態で、超音波振動子からの超音波振動をプローブを
介して処置部に伝達し、超音波振動による生体組織の破
砕効果および機械的振動による摩擦熱を利用して処置を
行うようになっている。
【0004】ところで、超音波手術装置では、生体組織
を処置するに際して、超音波振動に伴い発生する機械的
ストレスの継続的付与により、処置部、プローブおよび
超音波振動子に機械的な劣化を起こす事がある。特に処
置部を生体組織に当接させようとした際に、他の処置具
等に接触したまま超音波振動を行ったりすると、接触部
位において応力および摩擦熱が集中し、その結果、当該
接触部位に傷やクラックが入り、その後の超音波振動に
よる機械的ストレスに晒される事により、疲労破壊を起
こす原因となりうる。
【0005】これら劣化の発生状況について検知を行う
手段については、特開平09−299381公報に示さ
れているようにPLL制御方式による共振周波数の追尾
を行うことで、追尾の可否によりプローブの機械的劣化
を検知し、告知する事が出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、異常状態とな
った事をユーザーに認識し易くさせる為には、例えば告
知音の音量を大きくしておいたり、異常状態を表示する
表示手段を使用者の見やすい位置に移動させることが有
効であるが、装置の使い勝手を悪化させてしまうおそれ
があった。また、異常状態の告知または表示は一定時間
で終了してしまうため、この時間設定が使用者にとって
短かすぎれば異常告知を見逃してしまい、処置を継続す
ることで、例えばプローブの疲労破壊により先端部が破
損脱落してしまったり、処置中に突然手術が不可能とな
ってしまうおそれがあった。その反面、告知時間が長す
ぎれば使用者に不要な不快感を与えたり、術式の円滑な
継続に支障を与えるおそれがあるという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、超音波手術具
の異常状態が検知された時、超音波振動を禁止すると共
に、超音波手術具の異常状態を告知し、この告知を意図
的に解除するまでは異常を告知し続けるようにすること
で、使用者が異常状態を見逃すことがない超音波手術装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る超音波手術装置は、超音波発振
器と、組織に処置を施すために超音波を出力する出力手
段と、前記出力手段の出力を検知する検知手段と、前記
検知手段で検知された出力値を設定出力値に維持するよ
う出力を調整する定電流駆動手段と、前記検知手段で検
知された出力の電圧位相信号と電流位相信号とを基に共
振周波数追尾を行なう位相同期手段と、前記定電流駆動
手段において設定出力値を維持できるかどうか、あるい
は前記位相同期手段で共振点が駆動可能な周波数範囲に
存在するかどうかで異常の有無を判別する異常判別手段
と、前記異常判別手段で判別された異常を告知する告知
手段と、前記異常判別手段で前記出力の異常が検出され
た時に、前記超音波出力の発生を抑止する駆動信号制御
部と、前記告知手段による告知を解除する告知解除手段
とを具備する。
【0009】また、第2の発明に係る超音波手術装置
は、第1の発明において、前記告知手段は音である。
【0010】また、第3の発明に係る超音波手術装置
は、第1の発明において、前記告知解除手段により告知
が解除されるまでは、前記告知手段による異常の告知を
継続して行なうようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図1
(A)乃至図4に基づいて、本発明の第1の実施形態を
詳細に説明する。
【0012】(構成)図1(A)は超音波手術装置1の
全体概略構成を示すものである。超音波手術装置1に
は、超音波駆動装置たる装置本体2と、この装置本体2
に接続された出力制御手段たるフットスイッチ3と、超
音波処置具たるハンドピース4がそれぞれ設けられてい
る。また、ハンドピース4は、シース5と、シース5の
先端部に設けられた処置部6と、その基端部に設けられ
た操作部7とから構成される。ここで、操作部7は超音
波振動を発生する超音波振動子(超音波発振器)8とケ
ース9と操作ハンドル10とから構成される。さらに、
シース5の内部には超音波振動子8による超音波振動を
処置部6に伝えるプローブ11が配設されている。
【0013】このプローブ11の先端部は、シース5の
先端部から外部側に露出している。
【0014】さらに、処置部6には、図1(B)に示す
ようにプローブ11の先端露出部11aに対して開閉駆
動される把持具12が設けられている。操作ハンドル1
0を操作することによって、把持具12は先端露出部1
1aに対して開閉駆動され、その間に生体組織を挟み込
むことができるようになっている。
【0015】また、装置本体2には図2に示すようにハ
ンドピース4内の超音波振動子8に電気エネルギーを供
給するための駆動回路(出力回路)13が内蔵されてい
る。
【0016】この駆動回路13には出力端を絶縁、昇圧
するための出力トランス14と、電圧、電流を検出する
検出回路(検知手段)15と、検出回路15からの電圧
位相信号と電流位相信号とを基に共振周波数追尾を行う
PLL(位相同期ループ)回路16と、超音波出力の大
きさを指示する信号を生成するD/Aコンバータ17
と、このD/Aコンバータ17からの信号に基づいてP
LL回路16からの交流信号の大きさを制御するVCA
回路18と、VCA回路18の出力を増幅してハンドピ
ース4内の超音波振動子8を駆動しうる電力を生成する
パワーアンプ19と、検出回路15で検知された電流信
号の大きさとD/Aコンバータ17からの信号の大きさ
とを比較する差動アンプ20とで構成される定電流ルー
プが設けられている。
【0017】さらに、この駆動回路13には、装置本体
2の動作を制御する制御回路21と、ハンドピース接続
部22(図1)とパワーアンプ19の間に介設された駆
動回路13の出力ラインを入切するリレー23と、フッ
トスイッチ3からの操作信号を制御回路21およびリレ
ー23に伝達するインターフェース回路24とが設けら
れている。
【0018】上記PLL回路16は出力効率を上げるた
めに共振点において電圧信号と電流信号との位相差が常
に0になるようにPLL制御により周波数を変化させて
共振点を追尾している。ところが何らかの異常(ここで
は例えばプローブ11の折れ、クラック、傷などの発
生)が発生すると、PLLによる共振点の追尾を行なう
上で、電圧と電流の位相差が0になるポイント(共振
点)が、駆動可能な周波数の範囲内に存在しなくなるの
で、異常を検出することができる。
【0019】また、検知手段15で検知された出力値と
D/Aコンバータ17より与えられる出力値の大きさを
差動アンプ20により比較し、VCA回路18の増幅値
を調整することで定電流駆動を行なう。
【0020】さらに、ハンドピース4に伝える超音波振
動の強度を設定及び表示したり、ハンドピース4の異常
状態を視覚的に告知する機能を有する操作表示部25
と、前記異常状態を音で告知するためのスピーカなどの
警告音告知手段26とが設けられており、異常が検知さ
れた際、その告知を行なうようになっている。なお、警
告音告知手段26での音による警告は音声を含むものと
する。また、音による警告だけでなく、光や振動などに
よる警告を行なうようにしてもよい。
【0021】(作用)前記の構成において、超音波手術
装置の使用時にフットスイッチ3により出力をオンにし
ようとした時、その情報はインターフェース回路24を
介し制御回路21に伝えられ、リレー23をオン状態と
する。すると、PLL制御により共振周波数に追尾され
た出力信号がパワーアンプ19からリレー23及び検出
回路15を介して出力トランス14に伝えられ、ハンド
ピース4内の超音波振動子8が駆動されて超音波出力さ
れる。この際、超音波振動子は差動アンプ20を介して
定電流駆動されているので振動振幅を一定に保ち、安定
した処置を行なうことができる。
【0022】この際、ハンドピース4に何らかの異常
(ここでは例えばプローブ11の折れ、クラック、傷な
どの発生)が発生して、PLL制御を行っても安定して
超音波振動させることができなくなった場合には、その
異常情報がPLL回路16から制御回路21に伝えられ
る。
【0023】あるいは、インピーダンスの異常な増大が
起きた場合(例えば、プローブを処置具などの異物に接
触させて出力したり、プローブに過度の力が加わった場
合)には、振動子を駆動するに十分な電流値を確保しよ
うと電圧を増加させても追随しきれなくなる。すなわ
ち、定電流駆動させることができなくなるので、その異
常情報が制御回路21に伝えられる。
【0024】これらの異常が検知された際には、前記制
御回路21は超音波の発生を抑止(ここでは停止)する
駆動信号制御部として動作し、インタフェース回路24
を介してリレー23をオフにすることで出力を禁止する
と同時に、使用者に対して警告音告知手段26の警告音
による告知と、操作表示部25での異常内容表示による
告知を開始する。
【0025】図3は本実施形態の超音波手術装置による
異常告知のタイミングについての一例を示すものであ
る。また、図4は異常告知の詳細を示すフローチャート
である。まず、フットスイッチがONかどうかを判断す
る(ステップS1)。ここでNOの場合には出力を停止
(ステップS2)してステップS1に戻る。また、YE
Sの場合にはステップS3に進んで出力が禁止されてい
るかどうかを判断する。
【0026】ここでNOの場合にはハンドピースの異常
が検知されたかどうかを判断し(ステップS5)、NO
の場合には所定の出力を行なってステップS1に戻る。
また、ステップS5の判断がYESの場合には出力を禁
止(ステップS7)するとともに、警告音告知手段26
の警告音による告知をON、かつ異常状態を操作表示部
25に表示(ステップS8)してステップS1に戻る。
【0027】また、ステップS3の判断がYESの場合
にはステップS4に進んで警告音の告知をOFFする。
【0028】すなわち、ハンドピースの異常が検知され
た場合には出力が停止(ステップS7)されるととも
に、警告表示として、警告音による告知がON(ステッ
プS8)されるとともに異常状態の具体的内容が表示さ
れる。この後、フットスイッチ3を一旦オフにした後も
前記告知は継続されるが、当該異常告知を使用者が認識
するに至り、告知解除手段としてのフットスイッチ3を
再度オン状態にするとステップS1の判断がYES、ま
た、このとき出力は禁止されているのでステップS3の
判断がYESとなる。これによってステップS4に進ん
で、出力が禁止されたままの状態で警告音告知手段26
による告知が停止される。したがって使用者は不要に警
告音にさらされる必要がなくなる。なお、警告音が停止
した後でも具体的異常内容は、操作表示部25に表示さ
れているので、使用者は適切な対処をとることが可能と
なる。
【0029】また、警告音告知の解除手段としては、例
えば装置本体2の電源をオフにする事や操作表示部25
等に任意に設けた警告停止手段を操作することであって
もよい。この場合、使用者が処置の継続とは直接関係の
ない操作を行うことになるため、確実に異常状態への対
処を行うという認識が無い限り、無意識に警告音告知手
段26を停止してしまい異常を見逃してしまうようなこ
とがなくなる。
【0030】上記したように第1実施形態では、プロー
ブの機械的劣化等の異常状態が検知された際に、異常告
知手段の解除を意図的に行わない限りは、異常状態の告
知を継続し、超音波出力を行なわないようにしたので、
使用者が異常発生を見逃すことがなくなり、異常発生に
伴う迅速な対応が行なえる。よって、超音波処置におけ
る安全性を向上させる事が可能となる。
【0031】(第2の実施形態)図5に基づいて、本発
明の第2の実施形態を説明する。ただし、第1の実施形
態と同一の構成は、同一の符号を付し詳細な説明は省略
する。
【0032】(構成)図5は本発明の第2の実施形態を
示している。この実施形態は、前記警告音告知手段26
の告知時間を、使用者が操作表示部25等により事前に
設定しうるようにしたことが第1の実施形態と異なって
いる。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、そ
の説明は省略する。
【0033】(作用)図5は本実施形態の超音波手術装
置による異常告知のタイミングについての一例を示すも
のである。
【0034】警告音告知手段26による告知を、事前に
使用者が決めた任意の認識可能な時間だけ継続するよう
に設定することが可能であり、異常発生後、フットスイ
ッチ3を一旦オフにした後から、設定した任意時間(任
意設定時間)が経過すると警告音による告知のみを停止
するようにしたことで、使用者は不要に警告音にさらさ
れる必要がなくなり、警告音による不快感を必要最小限
に低減できる。警告音が停止した後でも具体的異常内容
は、操作表示部25に表示されているので、使用者は適
切な対処を行なうことが可能となる。
【0035】(効果)第1の実施形態と同様。
【0036】(第3の実施形態)図6、図7に基づい
て、本発明の第3の実施形態を説明する。ただし、第1
の実施形態と同一の構成は、同一の符号を付し詳細な説
明は省略する。
【0037】(構成)本実施形態では、警告音告知手段
26による告知の後で、制御回路21に対してPLL回
路16による共振周波数追尾のループ、及び差動アンプ
20を介した定電流駆動のループを復帰させるために、
図6に示すような復帰ボタン27などの復帰手段を設け
たことが第1の実施形態と異なっている。その他の構成
は第1の実施形態と同一であり、その説明は省略する。
ここで本実施形態での復帰手段とは、異常が検出された
ことにより表示された異常表示を停止し、正常状態であ
れば超音波出力を再度行なえるように、装置をリセット
するための手段を意味する。
【0038】(作用)図7は本実施形態の超音波手術装
置による異常告知のタイミングについての一例を示すも
のである。ここでの説明ではフットスイッチ3を復帰手
段として用いた場合について説明する。
【0039】使用者が異常告知を認識し、一旦フットス
イッチ3をオフにした後、操作表示部25に表示された
異常内容を参照して適切な対処を行ない、その後フット
スイッチ3をオンにすると、その情報がインターフェー
ス回路24を介して制御回路21に伝えられ、制御回路
21はこれに応答してリレー23をオン状態とする。
【0040】この後出力信号がPLL制御により共振周
波数に追尾できているかどうかを確認し、確認できた場
合、すなわちハンドピース4の異常状態が解消されてい
た場合には、警告告知手段26の警告音、及び操作表示
部25の異常表示を停止するとともに、通常通り処置を
再開できるようになっている。さらに、共振周波数範囲
で安定して超音波駆動できない場合あるいは定電流駆動
が維持できない場合には再度リレー23をオフにし、出
力を禁止すると同時に、使用者に対し警告音告知手段2
6による警告音と操作表示部25に対する異常内容表示
による告知を開始する。
【0041】なお、復帰手段としては、装置本体2から
ハンドピース4を脱着する操作や、折れ、クラック等の
異常が発生したプローブ11を超音波振動子8より脱着
するという操作であってもよい。
【0042】(効果)第1の実施形態の効果に加え、使
用者が行なわなければならない操作を最低限とすること
ができるので、使用者の負担を低減できる。
【0043】なお、上記した具体的実施形態から以下の
ような構成の発明が抽出される。
【0044】1.超音波振動を発生するための振動発生
部を有するハンドピースと、超音波振動を組織に伝達す
るプローブとからなる超音波手術具と、前記ハンドピー
スの振動発生部に超音波振動を付与するための駆動信号
を発生する信号発生部と、前記駆動信号を制御するため
の制御部と、前記超音波手術具の異常状態を検知するた
めの検知部と、前記超音波手術具の異常状態を告知する
告知手段とを有する超音波駆動装置において、前記超音
波手術具の異常状態が前記検知部で検知された時、超音
波振動を禁止すると共に、前記超音波手術具の異常状態
を告知し、告知が意図的に解除されるまでは異常を告知
し続けるようにしたことを特徴とする超音波手術装置。
【0045】2.1.において、前記告知手段は警告音
である。
【0046】3.1.において、前記告知手段は操作表
示部に表示されたものである。
【0047】4.1.において、前記告知手段による告
知は、超音波駆動装置の電源をオフするまでは継続して
行なう。
【0048】5.1.において、前記告知手段による告
知の継続時間が任意設定により可変である。
【0049】6.1.において、超音波手術具の異常状
態を解消した後、確認手段を作動させる事により、前記
検出手段による異常状態の有無の再確認を行い、異常状
態が解消されていた時、告知手段による告知を解除する
と共に、前記超音波手術具を使用可能とする。
【0050】7.6.において、前記確認手段は超音波
振動をオン/オフするための出力手段の操作によるもの
である。
【0051】8.6.において、確認手段が超音波駆動
装置と超音波手術具の脱着によるものである。
【0052】9. 超音波発振器と、組織に処置を施す
ために超音波を出力する出力手段と、前記出力手段の出
力を検知する検知手段と、前記検知手段で検知された出
力値と、予め定められた基準値とを比較することにより
異常の有無を判別する異常判別手段と、前記異常判別手
段で判別された異常を告知する告知手段と、前記異常判
別手段で前記出力の異常が検出されたときに、前記超音
波の発生を抑止する駆動信号制御部と、前記告知手段に
よる告知を解除する告知解除手段と、を具備することを
特徴とする超音波手術装置。
【0053】10.9.において、前記告知手段による
告知は音によるものである。
【0054】11.9.において、前記告知手段による
告知は、警告音による告知と、異常内容を表示部に表示
する告知とを含み、警告音による告知が前記告知解除手
段により解除されても、表示部に表示することによる告
知は解除されない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、超音波手術具の異常状
態が検知部で検知された時、超音波振動を禁止すると共
に、超音波手術具の異常状態を告知し、告知を意図的に
解除するまでは異常を告知し続けるようにしたので、使
用者が異常状態を見逃すことがない超音波手術装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は超音波手術装置の全体概略構成を示す
図であり、(B)はプローブ先端露出部のようすを示す
図である。
【図2】駆動回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態の超音波手術装置による
異常告知のタイミングについての一例を示す図である。
【図4】異常告知の詳細を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態の超音波手術装置による
異常告知のタイミングについての一例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態の超音波手術装置の構成
を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態の超音波手術装置による
異常告知のタイミングについての一例を示すものであ
る。
【符号の説明】
1…超音波手術装置、 2…装置本体、 3…フットスイッチ、 4…ハンドピース、 5…シース、 6…処置部、 7…操作部、 8…超音波振動子、 9…ケース、 10…操作ハンドル、 11…プローブ、 11a…先端露出部、 12…把持具、 13…駆動回路、 14…出力トランス、 15…検出回路、 16…PLL、 17…D/Aコンバータ、 18…VCA回路、 19…パワーアンプ、 20…差動アンプ、 21…制御回路、 22…ハンドピース接続部、 23…リレー、 24…インターフェース回路、 25…操作表示部、 26…スピーカ(警告音告知手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波発振器と、 組織に処置を施すために超音波を出力する出力手段と、 前記出力手段の出力を検知する検知手段と、 前記検知手段で検知された出力を設定出力値に維持する
    よう出力を調整する定電流駆動手段と、 前記検知手段で検知された出力の電圧位相信号と電流位
    相信号とを基に共振周波数追尾を行なう位相同期手段
    と、 前記定電流駆動手段において設定出力値を維持できるか
    どうか、あるいは前記位相同期手段で共振点が駆動可能
    な周波数範囲に存在するかどうかで異常の有無を判別す
    る異常判別手段と、 前記異常判別手段で判別された異常を告知する告知手段
    と、 前記異常判別手段で前記出力の異常が検出されたとき
    に、前記超音波出力の発生を抑止する駆動信号制御部
    と、 前記告知手段による告知を解除する告知解除手段と、 を具備することを特徴とする超音波手術装置。
  2. 【請求項2】 前記告知手段は音であることを特徴とす
    る請求項1記載の超音波手術装置。
  3. 【請求項3】 前記告知解除手段により告知が解除され
    るまでは、前記告知手段による異常の告知を継続して行
    なうようにしたことを特徴とする請求項1記載の超音波
    手術装置。
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