JPWO2011045982A1 - 車体後部構造 - Google Patents

車体後部構造 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011045982A1
JPWO2011045982A1 JP2011536075A JP2011536075A JPWO2011045982A1 JP WO2011045982 A1 JPWO2011045982 A1 JP WO2011045982A1 JP 2011536075 A JP2011536075 A JP 2011536075A JP 2011536075 A JP2011536075 A JP 2011536075A JP WO2011045982 A1 JPWO2011045982 A1 JP WO2011045982A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel house
stiffener
inner panel
seat
rear wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011536075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5369190B2 (ja
Inventor
重雄 星野
重雄 星野
直樹 柱山
直樹 柱山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011536075A priority Critical patent/JP5369190B2/ja
Publication of JPWO2011045982A1 publication Critical patent/JPWO2011045982A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5369190B2 publication Critical patent/JP5369190B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/087Luggage compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/32Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
    • B60N2/36Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform
    • B60N2/366Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform characterised by the locking device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

可倒式シートバック(16)の係合部(16a)と係脱するシートストライカ(38)がリヤホイールハウスインナパネル(13)に設けられた車体後部構造が開示される。リヤホイールハウスインナパネル(13)は、ホイールハウス基部(13A)の上端から上方に一体に延びるホイールハウス延長部(13B)を有する。該ホイールハウス延長部(13B)にスチフナ(36)が取り付けられている。ホイールハウス延長部(13B)とスチフナ(36)とで、ドッグレッグ状の閉断面が形成される。シートストライカ(38)は、スチフナ(36)に設けられたブラケット(37)に取り付けられている。

Description

本発明は、可倒式シートバックを備えた車両の車体後部構造の改良に関する。
リヤシートの可倒式シートバックが車体側のサスペンションタワー側に係合されている車体後部構造が、特許文献1で開示されているように知られている。
特許文献1に開示されている車体後部構造によれば、リヤシートバックにラッチ板が設けられ、車体側のリヤホイールハウスインナにサスペンションタワーが設けられ、このサスペンションタワーの上端部に取付板を介してストライカが取付けられ、このストライカに前記ラッチ板が係合されるようになっている。
特開平11−115597号公報
ラッチ板とストライカとの係合位置がサスペンションタワーに近い場合には、剛性の高いサスペンションタワーにストライカを取付けてリヤシートバックに作用する荷重を支持することが可能である。しかし、例えば、シートストライカがサスペンションタワーから離れている場合には、サスペンションタワーから大型のスチフナをシートストライカ側まで延ばしてシートストライカを取付ける必要がある。スチフナの形状によってはスチフナにパッチを介してシートストライカを取付けることも必要となる。この結果、ストライカを支持するための剛性を確保する部品(スチフナ、パッチ等)の重量が増加し、部品点数も多くなる。
本発明の課題は、サスペンションを支持するダンパ取付部からシートストライカ位置が離れていても、シートストライカ支持剛性を確保しつつ、軽量化及び部品数削減が図れる車体後部構造を提供することにある。
本発明の一面によれば、車体後部構造であって、可倒式シートバックを備えたシートと、車体の一部を構成し、車幅方向内側に向けて突出するよう湾曲したリヤホイールハウスインナパネルと、前記シートバックの背面に設けられた係合部と前記リヤホイールハウスインナパネルとを係脱するシートストライカと、を備えており、前記リヤホイールハウスインナパネルは、該リヤホイールハウスインナパネルの下半部を構成するホイールハウス基部と、該ホイールハウス基部の上端から上方に向けて一体に延びるホイールハウス延長部とからなり、前記ホイールハウス延長部の車室面に取り付けられたスチフナと、前記リヤホイールハウスインナパネルとで、ドッグレッグ状の閉断面が形成され、前記シートストライカは、前記スチフナの車室面に設けられたブラケットに取り付けられている車体後部構造が提供される。
好ましくは、前記スチフナは、前記ホイールハウス延長部に溶接で接合されており、前記ブラケットは、前記スチフナに溶接で接合されており、前記ホイールハウス延長部と前記スチフナとの溶接箇所の数は、前記スチフナと前記ブラケットとの溶接箇所の数よりも多い。
好ましくは、前記ホイールハウス延長部は、上端に設けられたフランジを有しており、前記上端フランジは、ルーフレールに接合されている。
好ましくは、前記スチフナと、前記リヤホイールハウスインナパネルに設けられたダンパ取付部とは、前記リヤホイールハウスインナパネルの湾曲面に沿って連続するように接合されている。
好ましくは、前記ダンパ取付部は上面を有しており、該ダンパ取付部の上面は、補強部材を介してルーフレールに結合されている。
本発明では、断面湾曲状に形成されたホイールハウス延長部は、車幅方向の剛性が高くなり、更にスチフナとで、ドッグレッグ状の閉断面が形成されることで、ホイールハウス延長部、スチフナ、ブラケットからなるシートストライカ取付部の剛性を確保することができる。
このように、シートストライカ取付部をダンパ取付部とは独立させて剛性を高めることが可能になり、ダンパ取付部の高い剛性を利用してシートストライカ取付部の剛性を高めるためにダンパ取付部からシートストライカ取付部まで延びる大型のスチフナや補強のためのパッチ等は必要なく、小型のスチフナだけで済む。つまり、シートストライカがホイールハウスインナパネルに設けられた剛性の高いダンパ取付部から離れていても、大型のスチフナやパッチを用いて剛性を高める必要がなくなり、シートストライカ取付部の補強のために小型のスチフナを用いることができ、軽量化及び部品点数削減を図ることができる。
シートストライカ取付部における各部品の溶接箇所が、シートストライカからリヤホイールハウスインナパネルに近づくほど多くなり、シートストライカに作用する荷重がリヤホイールハウスインナパネルに分散されやすくなる。つまり、シートに作用する荷重を、ストライカ、ブラケット、スチフナ、リヤホイールハウスインナパネルへ順に伝えて分散しやすくすることができる。
リヤホイールハウスインナパネルの上端がルーフレールと接合されていない場合に比べて、リヤホイールハウスインナパネルの剛性が高くなるとともに、シート側からシートストライカを介してリヤホイールハウスインナパネルに伝わった荷重がリヤホイールハウスインナパネルからルーフレールに伝わる。つまり、シートに作用するシート荷重をリヤホイールハウスインナパネルからルーフレールへ分散させることができる。
スチフナと、リヤホイールハウスインナパネルに設けられたダンパ取付部とは、リヤホイールハウスインナパネルの湾曲面に沿って連続するように接合されるので、リヤホイールハウスインナパネルは、スチフナ及びダンパ取付部によって連続的に補強される。
ダンパ取付部の上面は、補強部材を介してルーフレールに結合されているので、ダンパ取付部は、補強部材自体と、ルーフレールに結合されることとによって補強される。つまり、ダンパ取付部が補強されてダンパ支持剛性を高めることができ、また、ダンパ取付部とスチフナとが結合されてシートストライカ取付部が補強され、シートを一層強固に支持することができる。
本発明の実施例による車体後部構造を車体前方側から見た斜視図である。 図1に示されたシートストライカ取付部を示した斜視図である。 図1に示した車体後部構造を斜め上方から見た斜視図である。 図2に示されたシートストライカ取付部を車室内から見た側面図である。 リヤホイールハウスインナパネルを車室外から見た側面図である。 図6(a)は、図4の線6a−6aに沿った断面を示し、図6(b)は、図4の線6b−6bに沿った断面を示している。 リヤホイールハウスインナパネルの車室側の面を示した図である。 リヤホイールハウスインナパネルにスチフナが溶接により取り付けられた状態を示した図である。 スチフナにブラケットが溶接により取り付けられた状態を示した図である。 ブラケットの突出平坦部にシートストライカがボルトにより締結された状態を示した図である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車体を構成する左サイドボディ11及び右サイドボディ12のそれぞれの後部にリヤホイールハウスインナパネル13(一方の符号13のみ示す。)が設けられている。リヤシート14は、可倒式のシートバック16とシートクッション18とからなる。シートバック16は、シートクッション18の後端部に揺動可能に取り付けられている。各リヤホイールハウスインナパネル13と、シートバック16とは係合装置17を介して着脱可能に係合している。
左右のルーフサイドレール22は、左右のフロントピラー21(一方のみ図示)の上端部から後方に向けて延びている。左右のセンタピラー23は、左右のルーフサイドレール22の車体前後方向中間部から下方に向けて延びている。左右のサイドシル24(一方のみ図示)は、センタピラー23の下端部を支持する。ミドルフロアクロスメンバ26は、左右のサイドシル24を連結する。リヤパネル27は、シートバック16の後方に位置する。
図2に示すように、リヤホイールハウスインナパネル13は、下半部を構成するホイールハウス基部13Aと、このホイールハウス基部13Aから一体に上方に向けて延びるホイールハウス延長部13Bとからなる。ホイールハウス基部13Aの下端部は、リヤフロアパネル33及びリヤフレーム(不図示)に取付けられている。ホイールハウス基部13A及びホイールハウス延長部13Bの前端部及び後端部は、リヤホイールハウスアウタパネル34に取付けられている。ホイールハウス延長部13Bの上端部は、ルーフサイドレール22に取付けられている。
ホイールハウス基部13A及びホイールハウス延長部13Bは、車幅方向内側へ向けて凸となるように湾曲している。これらのホイールハウス基部13Aとホイールハウス延長部13Bの前面から側面に亘ってパネル状のスチフナ36が溶接にて取付けられている。このスチフナ36にプレート状のブラケット37が溶接にて取付けられている。更に、ブラケット37にシートストライカ38が締結されている。上記のホイールハウス基部13A、ホイールハウス延長部13B、スチフナ36及びブラケット37はシートストライカ取付部40を形成している。
シートストライカ38は、図1に示したシートバック16の後面に設けられた係合部16a(図6(a))とで係合装置17を構成する部品であり、ブラケット37に取付けられたベース板41と、このベース板41に取付けられたストライカ本体42とからなる。
ダンパ取付部45はパネルからなり、リヤサスペンションを構成するダンパの上端部が取付けられる。ダンパ取付部45は、スチフナ36の後端に連続するようにリヤホイールハウスインナパネル13の後部に取り付けられている。更に、ダンパ取付部45を補強するためのダンパ取付部スチフナ46は、リヤホイールハウスインナパネル13とダンパ取付部45の上面とに取付けられている。
図4に示すように、リヤホイールハウスインナパネル13は、ダンパ取付部45が取付けられたホイールハウス基部13Aと、このホイールハウス基部13Aから上方に延長されたホイールハウス延長部13Bとからなる台形状の部材である。台形状のリヤホイールハウスインナパネル13の下辺は、リヤフロアパネル33(図2)及びリヤフレーム53(図5)に取付けられている。リヤホイールハウスインナパネル13の上辺は、ルーフサイドレール22に取付けられている。
このような取付構造にすることで、リヤホイールハウスインナパネル13の剛性を高めることができる。更に、ダンパ取付部スチフナ46の上端部は、ルーフサイドレール22に取付けられているので、ダンパ取付部45を一層補強することができる。
図5は、右サイドボディ12のリヤアウトサイドパネル(不図示)及びリヤホイールハウスアウタパネル34(図2)を除いてセンタインサイドパネル51及びリヤホイールハウスインナパネル13を車室外から見た図である。
リヤフレーム53は、車体前後方向に延びている。このリヤフレーム53にリヤホイールハウスインナパネル13の下端部が取付けられている。センタインサイドパネル51の下端部はリヤフレーム53に取付けられ、上端部はルーフサイドレール22に取付けられている。
図6(a)は、図4の6a−6a線に沿った断面を示している。車室内へ凸となるように湾曲したリヤホイールハウスインナパネル13に、同じく車室内へ凸となるように湾曲したスチフナ36を接合することで、これらのリヤホイールハウスインナパネル13とスチフナ36との間に、ドッグレッグ状の閉断面からなる第1空間55が形成される。
更に、車室内へ凸となるように屈曲したブラケット37をスチフナ36に接合することで、スチフナ36とブラケット37との間に閉断面からなる第2空間56が形成される。このように、シートストライカ取付部40に閉断面を形成することで、シートストライカ取付部40の剛性をより一層高めることができる。
シートストライカ38のストライカ本体42は、ブラケット37側から前方斜め側方に延び、ストライカ本体42の先端部にシートバック16(図1)側の係合部16aが係合する。従って、シートバック16に作用する前後方向の荷重、特に後向きのシート荷重は、係合部16aを介してストライカ本体42に作用する。
このとき、2つの閉断面(第1空間55および第2空間56)は、リヤホイールハウスインナパネル13の前側に位置しているので、後向きのシート荷重をシートストライカ取付部40の全体で支えやすくなり、効率良く荷重支持を行うことができる。従って、スチフナ36やブラケット37の板厚を薄くしても必要な剛性を確保することができ、軽量化を図ることができる。
図6(b)は、図4の6b−6b線に沿った断面を示している。リヤホイールハウスインナパネル13にスチフナ36とダンパ取付部45とが連続するように取付けられる。このようにスチフナ36とダンパ取付部45とを連続するように取付けたことで、更にリヤホイールハウスインナパネル13の補強効果が高まり、ダンパ取付部45によるシートストライカ取付部40の剛性向上効果も得られる。
次に、上述したシートストライカ38の取付要領について、図7A〜図7Dに基づいて説明する。
図7Aは、リヤホイールハウスインナパネル13の車室側の面を示している。リヤホイールハウスインナパネル13は湾曲して車室側へ突出している。
図7Bは、リヤホイールハウスインナパネル13にスチフナ36、詳しくはスチフナ36の縁に形成されたフランジ36aが溶接にて取付けられた状態を示している。スチフナ36におけるフランジ36aより内側の部分には、フランジ36aよりも車室側に一段突出した突出壁36bが一体に形成されている。
この突出壁36bを設けることで、リヤホイールハウスインナパネル13と突出壁36bとの間に前述の、ドッグレッグ状の閉断面が形成される。フランジ36a上のX印はリヤホイールハウスインナパネル13へのフランジ36aのスポット溶接による溶接箇所を示す。ここでは、溶接箇所の点数は17箇所ある。
図7Cは、スチフナ36にブラケット37、詳しくはブラケット37の縁部37aが溶接にて取付けられた状態を示している。ブラケット37の縁部37aよりも内側の部分には、縁部37aよりも車室側に突出した平坦な突出平坦壁37bが形成されている。
この突出平坦壁37bを設けることで、スチフナ36とブラケット37との間に閉断面が形成される。突出平坦壁37bにシートストライカ38がボルト・ナットで取付け可能となり、ボルト挿通穴37c、37cは、シートストライカ38を締結するボルトを通すために突出平坦部37bに開けられている。ブラケット37の縁部37a上のX印はスチフナ36への縁部37aのスポット溶接による溶接箇所を示す。ここでは、溶接箇所の点数は8箇所である。
図7Dは、ブラケット37の突出平坦部37b(図8C)に、2本のボルト61,61及び突出平坦壁37bの裏面に取付けられたナット(不図示)とで、シートストライカ38を締結したことを示している。これで、シートストライカ38の取付けが完了する。
図7B及び図7Cにおいて、スチフナ36の溶接点数がブラケット37の溶接点数よりも多くなっているので、リヤホイールハウスインナパネル13とスチフナ36との接合強度が、スチフナ36とブラケット37との接合強度よりも大きくなるとともに、リヤシート14(図1)側からシートストライカ38に作用する荷重をブラケット37からリヤホイールハウスインナパネル13の広い範囲へ分散させて伝えることができ、シートストライカ取付部40における応力集中を防止することができる。
図1、図4および図6(a)に示したように、本発明の車体後部構造は、リヤシート14を構成する可倒式シートバック16の係合部16aと係合するように車体側にシートストライカ38が設けられた車体後部構造において、リヤホイールハウスインナパネル13は、車室側に凸となるよう断面湾曲状に形成された状態で上方に延長されて隆起部としてのホイールハウス延長部13Bが形成され、このホイールハウス延長部13Bの車室側の面にスチフナ36が取付けられることで、このスチフナ36とリヤホイールハウスインナパネル13とで、ドッグレッグ状の閉断面が形成され、スチフナ36の車室側の面にシートストライカ38がブラケット37を介して取付けられる。
上記構成により、断面湾曲状のホイールハウス延長部13Bとスチフナ36とによって、ドッグレッグ状の閉断面が形成されることで、シートストライカ取付部40の剛性を確保することができる。
従って、シートストライカ38がホイールハウスインナパネル13に設けられた剛性の高いダンパ取付部45から離れていても、大型のスチフナやパッチを用いて剛性を高める必要がなくなり、シートストライカ取付部40の補強のために小型のスチフナ36を用いることができ、軽量化及び部品点数削減を図ることができる。
上記の図7B、図7Cおよび図7Dに示されているように、スチフナ36がホイールハウス延長部13Bに溶接で接合され、ブラケット37がスチフナ36に溶接で接合され、ホイールハウス延長部13Bとスチフナ36との溶接箇所の溶接点数が、スチフナ36とブラケット37との溶接箇所の溶接点数より多いので、リヤシート14(図1)に作用する荷重を、シートストライカ38、ブラケット37、スチフナ36、リヤホイールハウスインナパネル13へ順に伝えて分散しやすくすることができる。
図4に示すように、ホイールハウス延長部13Bに上端フランジ13aが設けられ、この上端フランジ13aがルーフレールとしてのルーフサイドレール22に接合されるので、リヤホイールハウスインナパネル13の剛性を高めることができるとともに、リヤシート14に作用するシート荷重をリヤホイールハウスインナパネル13からルーフサイドレール22へ分散させることができる。
図4および図6(b)に示したように、スチフナ36と、リヤホイールハウスインナパネル13に設けられたダンパ取付部45とは、リヤホイールハウスインナパネル13の湾曲面に沿って連続するように接合されるので、リヤホイールハウスインナパネル13を、スチフナ36及びダンパ取付部45で連続的に補強することができる。
図3および図4に示したように、ダンパ取付部45の上面が、補強部材としてのダンパ取付部スチフナ46によりルーフサイドレール22と結合されるので、ダンパ取付部45が補強されてダンパ支持剛性を高めることができ、また、ダンパ取付部45がスチフナ36とも結合されて、シートストライカ取付部40も補強され、リヤシート14(図1)を一層強固に支持することができる。
本発明の車体後部構造は、自動車に好適である。
13…リヤホイールハウスインナパネル、13B…隆起部(ホイールハウス延長部)、13a…上端フランジ、14…シート(リヤシート)、16…シートバック、16a…係合部、22…ルーフレール(ルーフサイドレール)、36…スチフナ、37…ブラケット、38…シートストライカ、45…ダンパ取付部、46…補強部材(ダンパ取付部スチフナ)。

Claims (5)

  1. 車体後部構造であって、
    可倒式シートバックを備えたシートと、
    車体の一部を構成し、車幅方向内側に向けて突出するよう湾曲したリヤホイールハウスインナパネルと、
    前記シートバックの背面に設けられた係合部と前記リヤホイールハウスインナパネルとを係脱するシートストライカと、
    を備えており、
    前記リヤホイールハウスインナパネルは、該リヤホイールハウスインナパネルの下半部を構成するホイールハウス基部と、該ホイールハウス基部の上端から上方に向けて一体に延びるホイールハウス延長部とからなり、
    前記ホイールハウス延長部の車室面に取り付けられたスチフナと、前記リヤホイールハウスインナパネルとで、ドッグレッグ状の閉断面が形成され、
    前記シートストライカは、前記スチフナの車室面に設けられたブラケットに取り付けられていることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記スチフナは、前記ホイールハウス延長部に溶接で接合されており、
    前記ブラケットは、前記スチフナに溶接で接合されており、
    前記ホイールハウス延長部と前記スチフナとの溶接箇所の数は、前記スチフナと前記ブラケットとの溶接箇所の数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  3. 前記ホイールハウス延長部は、上端に設けられたフランジを有しており、
    前記上端フランジは、ルーフレールに接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  4. 前記スチフナと、前記リヤホイールハウスインナパネルに設けられたダンパ取付部とは、前記リヤホイールハウスインナパネルの湾曲面に沿って連続するように接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  5. 前記ダンパ取付部は上面を有しており、該ダンパ取付部の上面は、補強部材を介してルーフレールに結合されていることを特徴とする請求項4に記載の車体後部構造。
JP2011536075A 2009-10-13 2010-08-27 車体後部構造 Expired - Fee Related JP5369190B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011536075A JP5369190B2 (ja) 2009-10-13 2010-08-27 車体後部構造

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009236176 2009-10-13
JP2009236176 2009-10-13
PCT/JP2010/064593 WO2011045982A1 (ja) 2009-10-13 2010-08-27 車体後部構造
JP2011536075A JP5369190B2 (ja) 2009-10-13 2010-08-27 車体後部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011045982A1 true JPWO2011045982A1 (ja) 2013-03-04
JP5369190B2 JP5369190B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=43876037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011536075A Expired - Fee Related JP5369190B2 (ja) 2009-10-13 2010-08-27 車体後部構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8517460B2 (ja)
EP (1) EP2471698B1 (ja)
JP (1) JP5369190B2 (ja)
CN (1) CN102574550B (ja)
WO (1) WO2011045982A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101439145B1 (ko) * 2013-03-19 2014-09-11 현대자동차주식회사 차량의 리어 패키지트레이 구조
JP5639691B1 (ja) * 2013-07-08 2014-12-10 株式会社ホンダアクセス 板状部材に対する部品の取付構造
JP5666656B2 (ja) * 2013-07-08 2015-02-12 株式会社ホンダアクセス 板状部材に対する部品の取付構造
CN105722747B (zh) * 2013-11-15 2017-11-14 本田技研工业株式会社 车身侧部构造
CN105764779B (zh) * 2013-11-19 2018-09-07 本田技研工业株式会社 车身后部构造
JP6350227B2 (ja) * 2014-11-07 2018-07-04 スズキ株式会社 シートバック保持部材の取付構造
US9403492B1 (en) * 2015-03-27 2016-08-02 Nissan North America, Inc. Vehicle body structure
KR102417345B1 (ko) * 2017-07-27 2022-07-05 현대자동차 주식회사 차량용 리어 시트백 스트라이커 마운팅 구조
CN113276730A (zh) * 2021-06-30 2021-08-20 一汽奔腾轿车有限公司 一种乘用车后排座椅转轴固定结构

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2516212B2 (ja) * 1987-04-17 1996-07-24 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JPH0550947A (ja) * 1991-08-23 1993-03-02 Toyota Motor Corp 補強ピラーの取付構造
JP3307849B2 (ja) * 1997-02-10 2002-07-24 ダイハツ工業株式会社 自動車の車体後側部構造
JP3885316B2 (ja) 1997-10-15 2007-02-21 日産自動車株式会社 リヤシートバック固定用ブラケット配設構造
JP4314991B2 (ja) 2003-12-11 2009-08-19 マツダ株式会社 車体後部構造
JP4556674B2 (ja) 2005-01-13 2010-10-06 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
JP2007098976A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Mazda Motor Corp シートを備えた車両の車体構造
JP2008062748A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Mazda Motor Corp 車両の側部車体構造

Also Published As

Publication number Publication date
EP2471698B1 (en) 2014-05-07
US8517460B2 (en) 2013-08-27
JP5369190B2 (ja) 2013-12-18
CN102574550B (zh) 2014-09-10
WO2011045982A1 (ja) 2011-04-21
US20120200109A1 (en) 2012-08-09
EP2471698A4 (en) 2013-03-13
EP2471698A1 (en) 2012-07-04
CN102574550A (zh) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369190B2 (ja) 車体後部構造
JP5548687B2 (ja) 自動車の上部車体構造
JP5526644B2 (ja) 車両の車体構造
JP4654917B2 (ja) 車体後部構造
JP4621982B2 (ja) 車体下部構造
JP4051011B2 (ja) 車体構造
JP4359264B2 (ja) 自動車用シートの取付構造
WO2011074527A1 (ja) 車体フロア構造
JP4556674B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP5549420B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP2005067491A (ja) 車体構造
JP2007190983A (ja) 車両の乗降用ステップ取付構造
JP2007261481A (ja) 車両の側部車体構造
JP2010184598A (ja) 車体後部構造
JP5369696B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP5402010B2 (ja) 車両の下部車体構造
WO2015037130A1 (ja) 車体後部構造
JP5571527B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP5321081B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP2010167819A (ja) 車両の下部車体構造
JP4853106B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP2008110636A (ja) 車両の下部車体構造
JP5216638B2 (ja) 車体フロア構造
JP4218397B2 (ja) 自動車の車室部品取付部構造
JP4399791B2 (ja) 車両用ロールバーの取り付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5369190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees