JP2516212B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2516212B2
JP2516212B2 JP62095776A JP9577687A JP2516212B2 JP 2516212 B2 JP2516212 B2 JP 2516212B2 JP 62095776 A JP62095776 A JP 62095776A JP 9577687 A JP9577687 A JP 9577687A JP 2516212 B2 JP2516212 B2 JP 2516212B2
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JP
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frame
wheel house
vehicle body
apron
front side
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正 宇戸
隼次 原崎
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高い車体剛性を有すると共に、車両の衝突
等によって生じる衝撃に対して、大きな衝撃吸収効果を
有する自動車の前部車体構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の自動車の前部車体構造は、例えば実開昭55-114
772号公報に開示されているように、車体を縦通してホ
イールハウスの下縁側部に設けられるフロントサイドフ
レームと、車体を縦通してホイールハウスの側縁上部に
設けられるエプロンフレームとが、それぞれ単独に備え
られていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記従来の構造では、フロントサイドフレ
ームおよびエプロンフレームは、それぞれ、路面からサ
スペンションを介して車体に加わる外力等を単独で受け
るために、充分な車体剛性を確保することは困難である
という問題点を有していた。
また、車両の衝突等によって生じる衝撃力は、これら
のフレームに加わり、主としてフレームが潰れることだ
けによって吸収するために、例えば、それぞれのフレー
ムの剛性を高くするとフレームは潰れにくくなり、衝撃
吸収効果はかえって小さくなる。従って、車体の剛性と
衝撃吸収効果とを併せ持つことは困難であるという問題
点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る自動車の前部車体構造は、上記の問題点
を解決するために、車体を縦通してホイールハウスの下
縁側部に設けられるフロントサイドフレームと、車体を
縦通してホイールハウスの側縁上部に設けられるエプロ
ンフレームとを備えた自動車の前部車体構造において、
上記エプロンフレームが、ホイールハウスの側縁前部に
沿って下方に湾曲し、さらに前方に延成されると共に、
このエプロンフレームと上記フロントサイドフレームと
が、ホイールハウスの下縁前部付近で、車幅方向に延び
る閉断面構造を形成する補強部材によって連結されてい
ることを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成により、フロントサイドフレームとエプロ
ンフレームとは、補強部材で連結されて一体のフレーム
として機能するので、車体剛性を容易に高めることがで
きる。
また、車両の衝突等の衝撃が加わったときには、ま
ず、フロントサイドフレームおよびエプロンフレームが
潰れながら衝撃を吸収し、さらに、フロントサイドフレ
ームおよびエプロンフレームの変形に伴い、補強部材が
タイヤに接触することによって、タイヤによっても衝撃
を吸収する。このように、フロントサイドフレームおよ
びエプロンフレームに加えて、タイヤをも衝撃吸収材と
して利用することができるために、容易に衝撃吸収効果
を高めることもできる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
前部車体の側部に設けられるホイールエプロン1は、
第1図および第2図に示すように、タイヤ5を覆うホイ
ールハウス2と、ホイールハウス2の側縁に接合されて
ホイールハウス2前後の側壁を形成する側パネル3と、
ホイールハウス2の下縁に接合されてホイールハウス2
前後の底壁を形成する底パネル4とから成っている。上
記底パネル4の車体中央側は、下方に折曲されて垂下部
4aが形成されている。
一方、車体を縦通すると共に、第3図に示すように、
底パネル4の垂下部4aに接合されて閉断面11を形成する
フロントサイドフレーム6は、底パネル4の垂下部4aを
介してホイールハウス2の下縁側部2aに接合されてい
る。上記フロントサイドフレーム6の下面には、図示し
ないサスペンションを備えたサブフレーム10が取り付け
られている。
また、車体を縦通すると共に、ホイールハウス2の側
縁上部2bおよび側パネル3に接合されて閉断面12を形成
するエプロンフレーム7は、ホイールハウス2の側縁前
部2cに沿って下方に湾曲し、さらに前方に延成されてい
る。
上記フロントサイドフレーム6と、エプロンフレーム
7とは、前端付近およびホイールハウス2の下縁前部2d
付近で、それぞれ、第4図および第5図に示すようにコ
の字形状を成し、底パネル4の下面に接合されて閉断面
13・14を形成する車幅方向の補強部材8・9によって連
結されている。
上記の構成において、フロントサイドフレーム6とエ
プロンフレーム7とは、補強部材9により連結されて一
体のフレームとして機能するので、路面からサスペンシ
ョンおよびサブフレーム10等を介して車体に加わる外力
等に対する充分な車体剛性を持たせることができる。ま
た、補強部材9の前方に、さらに、補強部材8が設けら
れることによって、フロントサイドフレーム6と、エプ
ロンフレーム7と、補強部材8・9とで箱型のフレーム
が形成されるので、これによって、一段と車体剛性を高
くすることもできる。
また、車両の衝突等の衝撃が加わったときには、ま
ず、フロントサイドフレーム6およびエプロンフレーム
7が潰れながら衝撃を吸収する。さらに、フロントサイ
ドフレーム6およびエプロンフレーム7の変形に伴い、
補強部材9がタイヤ5に接触し、タイヤ5によって衝撃
が吸収される。
なお、補強部材9は、底パネル4の下面に接合されて
閉断面14を形成するものに限らず、例えば第6図に示す
ように、コの字形状を成し、ホイールハウス2に接合さ
れて閉断面14′を形成する補強部材9′であってもよ
い。
〔発明の効果〕
本発明に係る自動車の前部車体構造は、以上のよう
に、車体を縦通してホイールハウスの下縁側部に設けら
れるフロントサイドフレームと、車体を縦通してホイー
ルハウスの側縁上部に設けられるエプロンフレームとを
備えた自動車の前部車体構造において、上記エプロンフ
レームが、ホイールハウスの側縁前部に沿って下方に湾
曲し、さらに前方に延成されると共に、このエプロンフ
レームと上記フロントサイドフレームとが、ホイールハ
ウスの下縁前部付近で、車幅方向に延びる閉断面構造を
形成する補強部材によって連結された構成である。
これにより、フロントサイドフレームとエプロンフレ
ームとは、補強部材で連結されて一体のフレームとして
機能するので、車体剛性を容易に高めることができると
いう効果を奏する。
また、車両の衝突等の衝撃が加わったときには、ま
ず、フロントサイドフレームおよびエプロンフレームが
潰れながら衝撃を吸収し、さらに、フロントサイドフレ
ームおよびエプロンフレームの変形に伴い、補強部材が
タイヤに接触することによって、タイヤによっても衝撃
を吸収する。このように、フロントサイドフレームおよ
びエプロンフレームに加えて、タイヤをも衝撃吸収材と
して利用することができるために、容易に衝撃吸収効果
を高めることができるという効果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は全体の構成を示す斜視図、第2図は第1
図の分解斜視図、第3図は第1図のA-A矢視端面図、第
4図および第5図はそれぞれ補強部材の構造を示す斜視
図、第6図は補強部材の他の構造例を示す斜視図であ
る。 2はホイールハウス、2aは下縁側部、2bは側縁上部、2c
は側縁前部、2dは下縁前部、6はフロントサイドフレー
ム、7はエプロンフレーム、8・9・9′は補強部材、
13・14・14′は閉断面である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体を縦通してホイールハウスの下縁側部
    に設けられるフロントサイドフレームと、車体を縦通し
    てホイールハウスの側縁上部に設けられるエプロンフレ
    ームとを備えた自動車の前部車体構造において、上記エ
    プロンフレームが、ホイールハウスの側縁前部に沿って
    下方に湾曲し、さらに前方に延成されると共に、このエ
    プロンフレームと上記フロントサイドフレームとが、ホ
    イールハウスの下縁前部付近で、車幅方向に延びる閉断
    面構造を形成する補強部材によって連結されていること
    を特徴とする自動車の前部車体構造。
JP62095776A 1987-04-17 1987-04-17 自動車の前部車体構造 Expired - Lifetime JP2516212B2 (ja)

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JPS63263175A JPS63263175A (ja) 1988-10-31
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US7219954B2 (en) 2003-08-26 2007-05-22 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle front body structure
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