JP3031987B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP3031987B2 JP2261723A JP26172390A JP3031987B2 JP 3031987 B2 JP3031987 B2 JP 3031987B2 JP 2261723 A JP2261723 A JP 2261723A JP 26172390 A JP26172390 A JP 26172390A JP 3031987 B2 JP3031987 B2 JP 3031987B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車の前部車体構造に関し、詳しくは、
エンジンルームの略中央下部に前後方向に延設したセン
タメンバによってパワートレインを支持する構成の自動
車の前部車体構造に関する。
[従来技術及びその課題] 従来より、エンジン等のパワートレインをエンジンル
ームの略中央下部に前後方向に延設したセンタメンバに
よって支持する構成としたものがある。(実開平2−38
221号公報等参照) センタメンバは、その後端をダッシュパネルの略下側
で両側のフロントフレーム間に架設されたクロスメンバ
(サスクロス)に支持されると共に、前端は両フロント
フレームの前端部間に架設されたクロスメンバ(No.1ク
ロス)に支持されて略車両の前後方向中心線に沿って配
設される。
ところで、正面衝突時等車両が進行方向前方側に衝突
したような場合には、パワートレインはその慣性エネル
ギーによってセンタメンバと共に一旦前方に移動する
が、次の瞬間反動で逆方向(車両後方側)に戻り、この
車両後方側への戻りによって車室を変形させてしまうと
いう問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上記の如き事情に鑑み、衝突時に於るパワ
ートレインの揺れ戻しを防止し、該揺れ戻しによる車室
変形を抑制することのできる自動車の前部車体構造の提
供、を目的とする。
[発明の構成] このため、本発明に係る自動車の前部車体構造は、前
端がクロスメンバにより支持されてエンジンルームの略
中央下部に前後方向に延設されたセンタメンバによって
パワートレインを支持するものに於て、センタメンバと
クロスメンバとの結合部より前方側に、センタメンバの
前方移動によって変形する低剛性の衝撃吸収部を設けて
構成したものである。
この構成により、衝突時のセンタメンバの前方移動エ
ネルギーが衝撃吸収部によって吸収され、パワートレイ
ンの揺れ戻し量が少なくなって車室変形を抑制すること
ができる。
又、前記衝撃吸収部を略直方体の箱形に形成し、セン
タメンバの前端部に固定し、さらに、その下部に、車幅
方向にビードを形成するよう構成したものである。
この構成によれば、衝突時にセンタメンバが前方に移
動した場合には、衝撃吸収部のビードが形成された脆弱
部が座屈することになってセンタメンバの前方移動エネ
ルギーが吸収され、パワートレインの揺れ戻しが減少
し、車室変形を抑制することができる。
[発明の実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明に係る自動車の前部車体構造の一実
施例の斜視図であり、第2図はその縦断面図、第3図
(A)は平面図である。
センタメンバ1は、左右のフロントフレーム2,2の前
端部間の下側に架設されたクロスメンバ(No.1クロス
3)に先端が支持され、後端は略ダッシュパネル下側で
左右のフロントフレーム2,2間に架設されたクロスメン
バ(サスクロス4:第1図には図示せず)に支持されてい
る。
又、左右のフロントフレーム2,2の前端部間には、バ
ンパー5が架設装着されている。
パワートレインであるエンジン6は、第2図示の如
く、マウント部材61…を介してセンタメンバ1に装着さ
れている ここで、センタメンバ1を支持するNo.1クロス3の前
面側には、衝撃吸収ボックス7が設けられている。
衝撃吸収ボックス7は、No.1クロス3の厚さより所定
量背の高い略直方体状の箱形であって、その下面にはビ
ード71A…が車幅方向に形成されて車両前後方向に低剛
性の衝撃吸収部である脆弱部71として構成されている。
そして、その上面をNo.1クロス3の上面に一致させると
共に、No.1クロス3の下面より下側に突出する脆弱部71
をセンタメンバ1の前端部と対向させて該No.1クロス3
の前面に強固に固着されている。
而して、上記の如き構成によれば、車両が前方側に衝
突した際には下記の如く作用してエンジン6の慣性移動
エネルギーを吸収することができる。
即ち、第3図(B)に示す如く、エンジン6の慣性移
動エネルギーによってセンタメンバ1が前方に移動し、
その前端が衝撃吸収ボックス7に衝突して脆弱部71を前
方に押圧する。衝撃吸収ボックス7自体は前述の如くセ
ンタメンバ1に強固に固定されており、その結果、セン
タメンバ1による押圧衝撃によって脆弱部71が座屈し、
この脆弱部71の座屈によってエンジン6の前方への移動
エネルギーが吸収され、エンジン6の車室側への揺れ戻
しが解消されることとなる。つまり、エンジン6の揺れ
戻しによる車室変形を抑制することができるものであ
る。
尚、上記実施例はセンタメンバ1と対向する部位に、
衝撃吸収部としての脆弱部71を備えた衝撃吸収ボックス
7を設けて構成したものであるが、衝撃吸収部の構成は
本実施例に限るものではなく適宜変更可能なものであ
る。例えば、第4図示の如くNo.1クロス3のセンタメン
バ1と対向する部位に高剛性のボックス8を固着すると
共に、センタメンバ1のNo.1クロス3との結合部より前
端側にビード11A…を形成する等して前後方向に座屈可
能な衝撃吸収部11を設けて構成しても良い。
次に、他の実施例を斜視図である第5図及びその平面
図である第6図に基いて説明する。尚、上記実施例を同
機能の部分には同符号を付して説明を省略する。
本構成は、第5図中斜線で示すフロントフレームとN
o.1クロス3との接合部位を高剛性部10,10とし、又、N
o.1クロス3とセンタメンバ1とを高剛性で結合して構
成したものである。
本構成によれば、車両が前方側に衝突した際、エンジ
ン6の慣性移動エネルギーによるセンタメンバ1の前方
移動によってNo.1クロス3が第6図(B)に示す如く前
方側に突出する弓成りに屈曲変形し、この変形によって
エンジン6の前方への移動エネルギーが吸収され、エン
ジン6の車室側への揺れ戻しが解消されて車室変形を抑
制することのできるものである。
尚、上記構成に加えて第5図示の如くNo.1クロス3の
両端部の高剛性部10を車両前方側に所定量突出させて突
出部10Aとしておくことにより、該突出部10Aが直接当接
するような衝突の際、前述のNo.1クロス3の変形を促進
させてエンジン6の移動エネルギーの吸収効果が増大す
るものである。
[発明の効果] 上記の如き、本発明に係る自動車の前部車体構造によ
れば、衝突時に於るパワートレインの慣性移動エネルギ
ーを吸収することにより、パワートレインの揺れ戻しを
防ぐことができ、該揺れ戻しによる車室変形を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動車の前部車体構造の一実施例
の斜視図、第2図は縦断面図、第3図(A)はその平面
図,(B)は衝突状態の平面図、第4図は衝撃吸収部の
異なる構成を示す部分断面図、第5図は他の実施例の斜
視図、第6図(A)はその平面図,(B)は衝突状態の
平面図である。 1……センタメンバ 2……フロントフレーム(フレーム部材) 6……エンジン(パワートレイン) 10……高剛性部 71……脆弱部(衝撃吸収部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/15 B62D 21/02 B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前端がクロスメンバにより支持されてエン
    ジンルームの略中央下部に前後方向に延設されたセンタ
    メンバによってパワートレインを支持するものに於て、 前記センタメンバと前記クロスメンバとの結合部より前
    方側に、前記センタメンバの前方移動によって変形する
    低剛性の衝撃吸収部を設けて構成したこと、 を特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】前記衝撃吸収部は、センタメンバの前端部
    に固定された略直方体状の箱形であり、その下部に車幅
    方向にビードが形成されていること、 を特徴とする、請求項(1)に記載の自動車の前部車体
    構造。
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