JP2995424B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

車両の前部車体構造

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JP2995424B2
JP2995424B2 JP5875391A JP5875391A JP2995424B2 JP 2995424 B2 JP2995424 B2 JP 2995424B2 JP 5875391 A JP5875391 A JP 5875391A JP 5875391 A JP5875391 A JP 5875391A JP 2995424 B2 JP2995424 B2 JP 2995424B2
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敏憲 富岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の前部車体構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両の前部車体構造において車体前後方
向に延びるフロントフレームの前方部分を上下二叉状と
したものは従来から知られており、例えば実開昭61−
152584号公報に開示された前部車体構造の場合、
フロントフレームの二叉状部分の下方側はメインフレー
ムを構成して先端がフロントクロスメンバの後面に連結
され、このメインフレームの上方を前方に延びる方のフ
レーム部分はバンパーフレームとされて先端にバンパー
が連結される。このようにフロントフレームを二叉状と
することで、剛性が高く、また、衝突時のエネルギ吸収
機能を向上させた前部車体構造が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車等においては、
車両衝突時にエンジンルームがクラッシュスペースとな
って衝撃を吸収するが、最近のようにエンジンや室内関
係の装備を初めとする各部品がグレードアップしてき
て、車体寸法のわりに車両重量の大きい車両がでてくる
と、重量が大きいだけ前部車体の剛性を大きくする必要
があると同時に正面衝突時の衝撃に対してエネルギ吸収
ストロークを増大させる必要が生じてくる。
【0004】ところで、エンジンルームを長くすれば一
般には正面衝突時のエネルギ吸収ストロークは大きくな
り、また、剛性アップのための部材等の配置も容易とな
る。しかしながら、前部車体本体のモデルチェンジはで
きるだけ避けながら衝撃エネルギ吸収の機能を向上させ
たいという要求や、デザインとの絡みでバンパーだけを
前方にもっていきたいという要求とかがあって、エンジ
ンルームを長くできない場合がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、エンジンルームを大きくすることなしに正面
衝突時のエネルギ吸収ストロークを増大させ、また車体
剛性を向上させることのできる車両の前部車体構造を得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両の前部
車体構造は、車体前後方向に延びるフロントフレームの
前方部分を、先端がフロントクロスメンバの後面に連結
されるメインフレームと、該メインフレームの上方を前
方に延びて先端にバンパーが連結されるバンパーフレー
ムとの上下二叉状構造としたものにおいて、バンパーフ
レームをシュラウドプレートを貫通して前方に延設する
とともに、前記メインフレームの延長線上においてフロ
ントクロスメンバの前面にサブフレームを設け、かつ、
サブフレームとバンパーフレームとをプレート部材によ
って一体に連結するよう構成したものであって、この構
成により上記目的を達成した。
【0007】
【作用】フロントフレームの前部がメインフレームとバ
ンパーフレームとの上下二叉状構造とされて、シュラウ
ドプレートを貫通してメインフレームの前方に延びるバ
ンパーフレ−ムの先端にはバンパーが連結され、メイン
フレームの方は、先端がフロントクロスメンバの後面に
連結されるとともに、その延長線上においてフロントク
ロスメンバの前面にサブフレームが設けられ、サブフレ
ームとバンパーフレームとがプレート部材によって一体
に連結されたことにより、エンジンルームそのものはシ
ュラウドプレート後方に区画限定され、したがって長さ
方向寸法の増大が抑えられながら、正面衝突に対するエ
ネルギ吸収ストロークとしてはバンパーが前方に出た分
増大する。しかも、二叉状をなすメインフレームとバン
パーフレームとがプレート部材によって一体に連結され
た構造とされていることにより車体剛性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係る車両の前部
車体の全体斜視図、図2は同実施例に係る車両の前部車
体の部分詳細斜視図、図3はこの実施例の構造の要部を
示す概略正面図、図4は同概略側面図である。
【0010】この実施例において、フロントボディ(前
部車体)は、左右のホィールエプロン1a,1bと、乗
員室との境界をなすダッシュパネル2と、前方のシュラ
ウドパネル3と、左右ホィールエプロン1a,1bの下
部にそれぞれ接続され車体前後方向に延びるフロントサ
イドフレーム4a,4bとからなり、上記ホィールエプ
ロン1a,1b,ダッシュパネル2およびシュラウドパ
ネル3によってエンジンルーム5を形成している。上記
シュラウドパネル3は、左右ホィールエプロン1a,1
bの前端にそれぞれ接続されたシュラウドプレート6
a,6bと、これらシュラウドプレート6a,6bの上
部を車巾方向に延び両端が左右ホィールエプロン1a,
1bの前端部上縁に連続されたシュラウドアッパ7と、
シュラウドプレート6a,6bの下部をやはり車巾方向
に延び両端部後面が後述のように左右フロントサイドフ
レーム4a,4bに接続されたフロントクロスメンバ8
と、シュラウドアッパ7とフロントクロスメンバ8をそ
れぞれの中央部において連結するセンタステー9とで構
成されている。
【0011】上記ホィールエプロン1a,1bの下部に
接続される左右のフロントサイドフレーム4a,4b
は、シュラウドプレート6a,6bの手前で下方に湾曲
してメインフレーム10a,10bを構成し、その先端
は一部シュラウドプレート6a,6bを介しフロントク
ロスメンバ8の後面に接合されている。また、これらフ
ロントサイドフレーム4a,4bには上記メインフレー
ム10a,10bが湾曲する位置に、該メインフレーム
10a,10bの上方を車体前方に向けて延びる断面略
コの字状のバンパーフレーム11a,11bの一端が接
合されている。
【0012】上記バンパーフレーム11a,11bは、
シュラウドプレート6a,6bを貫通してさらにその前
方まで延長されている。また、上記フロントクロスメン
バ8の前面には、フロントサイドフレーム4a,4bの
前方に湾曲して延びる上記メインフレーム10a,10
bの延長線上の位置に、車体前方に向けて上記バンパー
フレーム11a,11bと平行に延びる断面略コの字状
のサブフレーム12a,12bが接合されている。そし
て、これらサブフレーム12a,12bとバンパーフレ
ーム11a,11bの先端部分とに対して車体側方側か
ら略L字状のクロージングプレート13a,13bが接
合され、それにより、サブフレーム12a,12bとバ
ンパーフレーム11a,11bとが一体に連結されてい
る。
【0013】バンパーフレーム11a,11bの先端に
はフロントバンパー14が取り付けられる。そのため、
バンパーフレーム11a,11bの先端部には、車巾方
向の内側にバンパー取付用ブラケット15a,15bが
固定されている。また、上記クロージングプレート13
a,13bには、バンパーフレーム11a,11bの延
長上に位置する先端部分にバンパー取付用のブラケット
部16a,16bが形成されている。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、エンジンルームの大きさを変えずに正面衝突時のエ
ネルギ吸収ストロークを増大させ、かつ、車体剛性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両の前部車体の全体
斜視図
【図2】同実施例に係る車両の前部車体の部分詳細斜視
【図3】同実施例の構造の要部を示す概略正面図
【図4】同概略側面図
【符号の説明】
4a,4b フロントサイドフレーム(フロントフレー
ム) 6a,6b シュラウドプレート 8 フロントクロスメンバ 10a,10b メインフレーム 11a,11b バンパーフレーム 12a,12b サブフレーム 13a,13b クロージングプレート(プレート部
材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延びるフロントフレーム
    の前方部分を、先端がフロントクロスメンバの後面に連
    結されるメインフレームと、該メインフレームの上方を
    前方に延びて先端にバンパーが連結されるバンパーフレ
    ームとの上下二叉状構造とした車両の前部車体構造であ
    って、前記バンパーフレームをシュラウドプレートを貫
    通して前方に延設するとともに、前記メインフレームの
    延長線上において前記フロントクロスメンバの前面にサ
    ブフレームを設け、かつ、前記サブフレームと前記バン
    パーフレームとをプレート部材によって一体に連結した
    ことを特徴とする車両の前部車体構造。
JP5875391A 1990-08-10 1991-03-22 車両の前部車体構造 Expired - Fee Related JP2995424B2 (ja)

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JP21265590 1990-08-10
JP2-212655 1990-08-10

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JPH04212676A JPH04212676A (ja) 1992-08-04
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