JP2007098976A - シートを備えた車両の車体構造 - Google Patents

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Akira Koizumi
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Kenji Satani
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正雄 原
祐介 ▲高▼下
Yusuke Takashita
Shigeaki Watanabe
重昭 渡邊
Gunji Yoshii
群治 吉井
Kazuhiro Matsuhashi
和裕 松橋
Keisuke Iida
敬介 飯田
Masaki Nishino
正樹 西野
Masato Shimada
正人 嶋田
Yuki Fujiwara
由貴 藤原
Hiromasa Honchi
宏昌 本地
Yuji Ota
雄二 大田
Hiroshi Okiyama
浩 沖山
Tsutomu Naganuma
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Abstract

【課題】 シートバックを利用して車体剛性の向上を図ることができるシートを備えた車両の車体構造を提供する。
【解決手段】 車体後部の車室空間に荷室が形成され、車両に搭載されるシート3のシートバック11を所定の立設状態に係止させてなるシートを備えた車両の車体構造は、シート3の下方側に設けられたヒンジ部材によって車体前後方向に回動可能なシートバック11と、前記シートバック11の車幅方向外方端部に設けられる第1の係合部30と、該第1の係合部30に対応して車体側壁部6に配設され、前記第1の係合部30と係合可能な第2の係合部35とを備え、前記第1の係合部30と前記第2の係合部35とは、前記シートバック11が所定の立設状態にあるとき車幅方向に対して固定されるように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートを備えた車両の車体構造、より詳しく言えば、車両に搭載されるシートのシートバックを所定の立設状態に係止させてなるシートを備えた車両の車体構造に関する。
例えば自動車等の車両において、車体後部の車室空間を有効に利用するために、シートを可倒式としたものは周知である。特に、車体後部の車室空間を荷室として利用するワンボックス車などの車両においては、この可倒式シートは広い荷室空間を確保するために多用されている。
かかる可倒式シートのシートバックを支持する構造として、シートバックを支持するためのストライカが車体側壁部に配設された構成が知られている。このようなストライカを設けることにより、可倒式シートのシートバックを所定の立設状態に係脱可能に係止させることができる。
上記シートバックの取付構造として、例えば特許文献1には、車体フロア部及び車体側部にわたって、クロスメンバ及び該クロスメンバの両端に直立して固着された直立メンバからなる補強部材を配置し、該補強部材に包囲されるようにリアシートバックを取り付けたリアシートバック取付構造が開示されている。
特開平11−263247号公報
ところで、例えばワンボックス車などの車両においては、セダンタイプの車両のように、最後列シートの後方に車室空間と荷室空間と隔てるパッケージトレイやアッパバックパネル等の車幅方向に延びる部材が備えられていないので、例えば車体振動等が生じた場合に車体後部の車体剛性を如何に確保するかが重要な問題であり、車体剛性の向上が望まれる。
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたものであり、車両に搭載されるシートのシートバックを利用して車体剛性の向上を図ることができるシートを備えた車両の車体構造を提供することを目的とする。
このため、本願の請求項1に係るシートを備えた車両の車体構造は、車体後部の車室空間に荷室が形成され、車両に搭載されるシートのシートバックを所定の立設状態に係止させてなるシートを備えた車両の車体構造であって、シートの下方側に設けられたヒンジ部材によって車体前後方向に回動可能なシートバックと、前記シートバックの車幅方向外方端部に設けられる第1の係合部と、該第1の係合部に対応して車体側壁部に設けられ、前記第1の係合部と係合可能な第2の係合部とを備え、前記第1の係合部と前記第2の係合部とは、前記シートバックが所定の立設状態にあるとき車幅方向に対して固定されるように構成されていることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記車体側壁部に配設されるストライカと、前記シートバックに配設され、前記シートバックを所定の立設状態に保持させるように前記ストライカに係脱可能に係止させるラッチとを更に備えていることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記ストライカが、前記車体側壁部から車幅方向内方へ延びる横連結部を備え、前記ラッチが、前記横連結部に係止させる第1の係止部と第2の係止部とを備え、前記第1の係止部と前記第2の係止部とは、前記横連結部を上下方向に挟み込んで係止させるように構成されていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明において、前記第1の係合部と前記ヒンジ部材との間の距離が、前記ラッチと前記ヒンジ部材との間の距離よりも小さく設定されていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか一に係る発明において、前記車体側壁部には、車幅方向内方へ膨出するホイールハウスが形成され、前記第2の係合部は、前記ホイールハウス上部及び/又はその近傍に設けられていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか一に係る発明において、前記シートは、車幅方向に並んで配設される独立した複数のシートバックを備え、該シートバックには、隣接するシートバックを連結するシートバック連結手段が備えられていることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係るシートを備えた車両の車体構造によれば、シートを車体に確実に固定できるため、車体に生ずる車幅方向の振動、応力又は揺れなどをシートバックに伝達することができ、シートバックを利用して車体剛性の向上を図ることができる。
シートバックは、所定の立設状態にあるとき車幅方向に固定されるので、例えば車体振動等により車幅方向に移動させられることを抑制できる。
また、本願の請求項2の発明によれば、シートバックを所定の立設状態で確実に保持することができ、上記効果をより有効に奏することができる。
シートバックに設けられたラッチに比して、比較的小さいストライカが車体側壁部に配設されるので、例えばシートバックを前倒させた場合など、車室内空間を広く確保することができる。
更に、本願の請求項3の発明によれば、ラッチを上下方向に係止させることにより、車幅方向内方へ延びるストライカを短くすることができるので、例えばシートバックを前倒させた場合など、車室内空間をより広く確保することができる。
また更に、本願の請求項4の発明によれば、第1の係合部と第2の係合部とは、位置ばらつきが比較的小さい状態で係合させることができるので、ストライカとラッチとの係合を行いつつ、第1の係合部と第2の係合部との係合を確実に行うことができる。
また更に、本願の請求項5に係る発明によれば、第2の係合部をホイールハウスに隠すように構成することができ、見映えが損なわれることを抑制できる。
また更に、本願の請求項6に係る発明によれば、車幅方向に並んで配設されるシートバックを連結させることができ、車体剛性を更に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る車両の車体後部を概略的に示した斜視図である。この車両1は、例えばワンボックス車などの車両であり、車室空間2内に配設されるシート3よりも後方に荷室4が形成されている。車両1の車体後部は、図1から分かるように、車体床面を構成する車体フロア部5と、車体の側面を構成する車体側壁部6とを備えている。
上記車両1では、車体側壁部6に、該車体側壁部6から車幅方向内方へ膨出するホイールハウス7が形成されており、車体フロア部5には、シート3がヒンジ部材8を介して配設されている。このヒンジ部材8は、車幅方向に延びるクロスメンバ10に連結されている。なお、シート3のシートバックは、右側シートバック11と左側シートバック12とにより分割して構成されており、以下では右側シートバック11について説明する。
図2は、図1におけるY2−Y2線に沿った断面説明図である。なお、図2では、車体側壁部6を明瞭に図示するために、シート3及びその構成部品並びにヒンジ部材8を二点鎖線で示している。
シート3は、シートクッション13とシートバック11とを備えており、シートバック11は、シート3の下方側に配設された巻きバネ付のヒンジ部材8によって常に車体前方に付勢されるように、車体前後方向に回動可能に構成されている。なお、シートバック11を車体前後方向に回動可能にするヒンジ部材8が、その他の形式でシート3の下方側に配設されてもよい。
図1及び図2に示すように、シートバック11は所定の立設状態、本実施形態では、鉛直方向に対して10°〜20°車体後方側に傾斜した状態で配置されている。この立設状態では、シートバック11はヒンジ部材8によって支持されるとともに、シートバック11の車幅方向外方端部が車体側壁部6に支持される。
図3は、上記車体後部を部分的に拡大して車体後方から示した斜視図であり、図4は、上記車体後部を部分的に拡大して車体前方から示した斜視図、図5は、シートバックを部分的に示した正面説明図である。なお、これらの図では、シートバック11の表皮部材を取り除いた状態で示している。また、図6は、図1におけるY6−Y6線に沿った断面説明図であり、シート3を取り除いた状態で示している。
図3に示すように、ホイールハウス7の上方において車体側壁部6に、ストライカ15が配設され、所定の立設状態にあるシートバック11の車幅方向外方端部がストライカ15を介して車体側壁部6に支持されている。図2には、ストライカ15の正面図が示され、図6には、ストライカ15の側面図が示されている。
ストライカ15は、略U字状に形成されており、その両端部が略平板状に形成されたストライカ取付部16に連結されている。ストライカ15は、ストライカ取付部16から略直角方向に延びる横連結部17を備えている。ストライカ取付部16を締結ボルト18により車体側壁部6に取り付けることで、ストライカ15の横連結部17が車体側壁部6から車幅方向に延びるように配設される。
一方、シートバック11には、その車幅方向外方端部にラッチ19が設けられている。図7は、ラッチを示した正面説明図である。なお、図7では、シートバック11及びストライカ15を二点鎖線で示している。
ラッチ19は、車体後方側に開口し、ストライカ15の横連結部17が進入する溝部20を有する第1の係止部21と、第1の係止部21に連結されストライカ15の横連結部17を係脱可能に係止させるフック状の第2の係止部22とを備えている。
第1の係止部21と第2の係止部22とは共に、略平板状に形成され、シートバック11の車幅方向外方端部において車体前後方向に配置されている。第1の係止部21と第2の係止部22とを備えたラッチ19は、図4及び5に示すように、シートバック11の外周部を取り囲むように前方から見て矩形状又は逆U字状に配設されたシートバックフレーム24に対して、パネル状の取付ブラケット25を介して取り付けられている。なお、図5に示すように、取付ブラケット25にはリトラクタ26が配設されており、シートベルト27は、リトラクタ26から引出部28を介して前方に引き出し可能である。
シートバック11を車体前方側から車体後方側に回動させ、車体側壁部6に配設されたストライカ15にラッチ19を係止させることにより、具体的には、第1の係止部21と第2の係止部22とが横連結部17を上下方向に挟み込んで係止させることにより、前方に回動付勢されるシートバック11が所定の立設状態で車体側壁部6に保持される。なお、図2に示すように、ラッチ19に比してストライカ15は比較的小さく形成されている。
本実施形態では、図3に示すように、シートバック11には、その車幅方向外方端部に車体後方に延びる第1の係合部30を備えたウェッジ部材31が取り付けられている。また、ホイールハウス7上部には、第1の係合部30と係合するように設けられた第2の係合部35を有する支持部材36が配設されている。
上記ウェッジ部材31は、シートバックフレーム24に取り付けられ車体上下方向に延びるウェッジブラケット32を備え、該ウェッジブラケット32の下端部に断面U字状に形成された第1の係合部30が設けられている。第1の係合部30は、ゴム等の弾性材料で形成され、断面U字状の湾曲部33が車体後方に凸状に配置されている。
なお、ウェッジ部材31は、シートバック11の車幅方向外方端部において、ラッチ19より下方側に配設されている。すなわち、ウェッジ部材31は、該ウェッジ部材31とヒンジ部材8との間の距離が、ラッチ19とヒンジ部材8との間の距離よりも小さくなるように設定されている。
一方、支持部材36は、ホイールハウス7上部において車体前方側に取り付けられている。支持部材36の第2の係合部35は、図6に示すように、ホイールハウス7上部において車幅方向内方側に設けられ、車体前方側に開口部37を有し、略断面コ字状に形成された壁部38を備えている。
図8は、支持部材を部分的に拡大し第2の係合部を示した正面説明図であり、図8では、ウェッジ部材31の第1の係合部30を二点鎖線により示している。
第2の係合部35には、壁部38の車幅方向の両端部に、車体前後方向に延びる棒状の軸部材39がそれぞれ備えられており、各軸部材39の両端部は壁部38に取り付けられている。
上記軸部材39にはそれぞれ、係止部材40と、係止部材40を車体前方側に付勢させるバネ部材41と、係止部材40とバネ部材41との間に設けられる板状部材42とが備えられている。車幅方向に離間して配置される2つの係止部材40は、ゴム等の弾性材料で形成されており、車体前後方向にテーパ状に形成された端面43を有し、車体前方側が大きく開口するように上記端面43が対向して配置される。
シートバック11を車体後方側に回動させて所定の立設状態にする場合、シートバック11に設けられた第1の係合部30が、図8に示すように、P1の状態からP2の状態に移動し、第1の係合部30の湾曲部33が、第2の係合部35のテーパ状に形成された端面43によって支持される。このようにして、第1の係合部30が車体前方側に付勢された係止部材40を車体後方側に押しつけることで、第1の係合部30は、第2の係合部35によって車幅方向に対して固定される。
本実施形態では、第1の係合部30が断面U字状に形成され、第2の係合部35がテーパ状に形成された端面43を備えているが、第1の係合部30及び第2の係合部35は、シートバック11が所定の立設状態にあるとき該シートバック11と車体側壁部6とを車幅方向に対して固定させるその他の好適な形状で形成され得る。例えば、クサビ型で、そのテーパ面の先端側が端面43と広域に接するように形成されていてもよい。
また、本実施形態では、第2の係合部35が、ホイールハウス7上部に設けられているが、ホイールハウス7の近傍に配設されてもよい。
なお、上記実施形態では、右側シートバック11について記述しているが、左側シートバック12についても、車幅方向外方端部に同様の構成が備えられている。
このように、本実施形態に係るシートを備えた車両の車体構造によれば、シート3を車体に確実に固定できるため、シートバック11の車幅方向外方端部に設けられる第1の係合部30と、該第1の係合部30に対応して車体側壁部6に設けられた第2の係合部35とを備え、第1の係合部30と第2の係合部35とは、シートバック11が所定の立設状態にあるとき車幅方向に対して固定されるように構成されていることにより、車体に生ずる車幅方向の振動、応力又は揺れなどをシートバックに伝達することができ、シートバックを利用して車体剛性の向上を図ることができる。
シートバック11は、所定の立設状態にあるとき車幅方向に固定されるので、例えば車体振動等により車幅方向に移動させられることを抑制できる。
また、車体側壁部6に配設されるストライカ15と、シートバック11に配設され、シートバック11を所定の立設状態に保持させるようにストライカ15に係脱可能に係止させるラッチ19とを更に備えていることにより、シートバックを所定の立設状態で確実に保持することができ、上記効果をより有効に奏することができる。
シートバック11に設けられたラッチ19に比して、比較的小さいストライカ15が車体側壁部6に配設されるので、例えばシートバックを前倒させた場合など、車室内空間を広く確保することができる。
更に、ラッチ19が、ストライカ15の横連結部17に係止させる第1の係止部21と第2の係止部22とを備え、第1の係止部21と第2の係止部22とは、横連結部17を上下方向に挟み込んで係止させることにより、車幅方向内方へ延びるストライカを短くすることができるので、例えばシートバックを前倒させた場合など、車室内空間をより広く確保することができる。
また更に、第1の係合部30とヒンジ部材8との間の距離が、ラッチ19とヒンジ部材8との間の距離よりも小さく設定されることにより、第1の係合部と第2の係合部とは、ストライカとラッチに比して、位置ばらつきが比較的小さい状態で係合させることができるので、ストライカとラッチとの係合を行いつつ、第1の係合部と第2の係合部との係合を確実に行うことができる。
また更に、車体側壁部6には、車幅方向内方へ膨出するホイールハウス7が形成され、第2の係合部35は、ホイールハウス7上部及び/又はその近傍に設けられていることにより、第2の係合部をホイールハウスに隠すように構成することができ、見映えが損なわれることを抑制できる。
また、上述したように、シート3のシートバックは、右側シートバック11と左側シートバック12とにより分割して構成されている。図9は、図1に示したシート3のA部を拡大して模式的に示した説明図である。なお、図9では、右側シートバック11及び左側シートバック12についてシートバックの表皮部材を取り除いた状態で示している。
図9には、右側シートバック11と左側シートバック12とを連結するシートバック連結手段45が示されている。上記のように、右側シートバック11の外周部にはシートバックフレーム24が配設され、シートバックフレーム24の車幅方向内方端部に、右側連結部材46が設けられている。
図10は、右側シートバックに設けられた右側連結部材の斜視図である。右側連結部材46は、略平板状に形成された右側連結部材取付部47と、該右側連結部材取付部47から略直角方向に延びる連結軸部48と、該連結軸部48の端部に設けられ略円盤状に形成された笠部49とを備えている。右側連結部材46は、右側連結部材取付部47がシートバックフレーム24の上部において車幅方向内方端部に取り付けられている。
一方、左側シートバック12には、右側シートバック11に設けられた右側連結部材46を係止させるための左側連結部材50が設けられている。左側連結部材50は、左側シートバック12の外周部に配設されたシートバックフレーム51に取り付けられ、右側連結部材46の連結軸部48を係脱可能に係止させることができる。
本実施形態では、右側連結部材46と左側連結部材50とで構成されるシートバック連結手段45は、右側シートバック11と左側シートバック12とを連結軸部48を介して車体前後方向に連結させているが、ウェッジ部材31と支持部材36のように車幅方向において連結させることも可能である。
なお、本実施形態では、車幅方向に配設されるシート3が、車幅方向に並んで配設された2つの独立したシートバック、すなわち、右側シートバック11と左側シートバック12とを備えているが、それ以上の独立したシートバックを備えて構成されてもよく、右側と左側のシートバックが一体形成されたものであってもよい。
このように、シート3は、車幅方向に並んで配設される独立した複数のシートバック11、12を備え、該シートバック11、12には、隣接するシートバック11、12を連結するシートバック連結手段45が備えられていることにより、車幅方向に並んで配設されるシートバックを連結させることができ、車体剛性を更に向上させることができる。
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、例えばワンボックス車などの車両の車体後部を例に挙げたが、これに限定されることなく、本発明は、シートのシートバックを車体側壁部に係脱可能に係止させるその他の車両にも同様に適用可能である。
本発明は、シートバックを所定の立設状態に係止させてなるシートを備えた車両の車体構造であり、例えばワンボックス車など、車体後部の車室空間に荷室が形成された車両において好適に適用できる。
本実施形態に係る車両の車体後部を概略的に示した斜視図である。 図1におけるY2−Y2線に沿った断面説明図である。 上記車体後部を部分的に拡大して車体後方から示した斜視図である。 上記車体後部を部分的に拡大して車体前方から示した斜視図である。 シートバックを部分的に示した正面説明図である。 図1におけるY6−Y6線に沿った断面説明図である。 ラッチを示した正面説明図である。 支持部材を部分的に拡大し第2の係合部を示した正面説明図である。 図1に示したシートのA部を拡大して模式的に示した説明図である。 右側シートバックに設けられた右側連結部材の斜視図である。
符号の説明
1 車両
2 車室空間
3 シート
4 荷室
6 車体側壁部
7 ホイールハウス
8 ヒンジ部材
11、12 シートバック
15 ストライカ
17 横連結部
19 ラッチ
21 第1の係止部
22 第2の係止部
30 第1の係合部
31 ウェッジ部材
35 第2の係合部
36 支持部材
45 シートバック連結手段

Claims (6)

  1. 車体後部の車室空間に荷室が形成され、車両に搭載されるシートのシートバックを所定の立設状態に係止させてなるシートを備えた車両の車体構造であって、
    シートの下方側に設けられたヒンジ部材によって車体前後方向に回動可能なシートバックと、
    前記シートバックの車幅方向外方端部に設けられる第1の係合部と、
    該第1の係合部に対応して車体側壁部に設けられ、前記第1の係合部と係合可能な第2の係合部と、
    を備え、
    前記第1の係合部と前記第2の係合部とは、前記シートバックが所定の立設状態にあるとき車幅方向に対して固定されるように構成されている、
    ことを特徴とするシートを備えた車両の車体構造。
  2. 前記車体側壁部に配設されるストライカと、
    前記シートバックに配設され、前記シートバックを所定の立設状態に保持させるように前記ストライカに係脱可能に係止させるラッチと、
    を更に備えていることを特徴とする請求項1記載のシートを備えた車両の車体構造。
  3. 前記ストライカが、前記車体側壁部から車幅方向内方へ延びる横連結部を備え、
    前記ラッチが、前記横連結部に係止させる第1の係止部と第2の係止部とを備え、
    前記第1の係止部と前記第2の係止部とは、前記横連結部を上下方向に挟み込んで係止させるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のシートを備えた車両の車体構造。
  4. 前記第1の係合部と前記ヒンジ部材との間の距離が、前記ラッチと前記ヒンジ部材との間の距離よりも小さく設定されている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシートを備えた車両の車体構造。
  5. 前記車体側壁部には、車幅方向内方へ膨出するホイールハウスが形成され、
    前記第2の係合部は、前記ホイールハウス上部及び/又はその近傍に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載のシートを備えた車両の車体構造。
  6. 前記シートは、車幅方向に並んで配設される独立した複数のシートバックを備え、
    該シートバックには、隣接するシートバックを連結するシートバック連結手段が備えられている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載のシートを備えた車両の車体構造。
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