JP4269835B2 - 車両のアームレスト構造 - Google Patents

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この発明は、車両の車室内側壁から車室内方に突出し、乗員の近傍に延びて配設され、乗員が肘掛けとして用いるような車両のアームレスト構造に関するものである。
一般に車両のアームレストは車室内側壁から車室内方に出っ張っており、このアームレストに乗員が肘を掛ける関係上、上下方向に荷重が付加され、この上下方向の荷重に耐える剛性を備えている。
このような構成のアームレストは、車両の側突時において乗員に衝撃を与えない構造とすることが望まれている。
そこで、従来からアームレストの衝撃吸収構造が既に発明されている。
図10に示す従来の車両のアームレスト構造は、ドアトリム81にビス82を用いてアームレストロア83の取付け用のボス84を取付け、このアームレストロア83の上部にアームレストアッパ85を設けると共に、アームレストロア83上部の水平片86の上面と、アームレストアッパ85の肘置き部下面とにリブ87,88を設け、これら各リブ87,88の対向部に形成された傾斜面87a,88aを互に当接したものである(例えば特許文献1参照)。
図10に示すノーマル状態のアームレストは車両に側突荷重が付勢された時、アームレストアッパ85のリブ88の傾斜面88aがアームレストロア83のリブ87の傾斜面87aに沿って摺動し、図10から図11に示すようにアームレストアッパ85が上方に跳ね上がり変形して、衝撃荷重を吸収するものである。
しかし、この従来構造においては、図10に示すようにアームレストロア83の車室側上端部にアームレストアッパ85の車室側下端部が覆い被さって段差状(矢印α部参照)になっている関係上、車室内からの見栄えが悪い問題点があった。
また図11に示すように側突時の衝撃荷重吸収時においても、少なくとも水平片86がノーマル状態と同一形状で残存するので、充分な荷重の吸収ができない問題点があった。
加えて、ノーマル時においては図10に示すように上下のアームレストが各傾斜面88a,87aで分割されているので、上下方向の荷重に対する剛性が低い問題点があった。
一方、図12に示す従来の車両のアームレスト構造は、ドアトリム91の取付け孔92にビス93を用いてアームレストロア94の取付け用のボス95を取付け、このアームレストロア94上部の水平片96に、クリップ97およびビス98を用いてアームレストアッパ99の取付け用のボス100を取付けたものである(例えば、特許文献2参照)。
この図12に示す従来の車両のアームレスト構造においては、車両に側突荷重が付勢された時、乗員とアームレストロア94とが衝合するが、この時、ボス95が特異形状の取付け孔92の長孔部から大径部に抜け落ちて、ボス95の基部(車室側)が前方に、ビス93の頭部(車外側)が後方に変位するようにボス95それ自体がスラント状に変位して、アームレストロア94の撓み変形または破断を許容して、衝撃荷重を吸収するものである。
しかし、この従来構造においても、図12に示すようにアームレストロア94の車室側上端部にアームレストアッパ99の車室側下端部が覆い被さって段差状(矢印β部参照)になっている関係上、車室内からの見栄えが悪化する問題点があった。
しかも、同図に示すように、側突時の衝撃荷重吸収時においても、少なくとも水平片96がノーマル状態と同一形状で残存するので、充分な荷重吸収が達成できない問題点があった。
特開2002−46520号公報 特開2002−46521号公報
そこで、この発明は、トリム本体部と肘置き面部と、支持面部とが一体的に形成されたアームレストにおいて、トリム本体部肘置き面部に近接した位置と、支持面部の肘置き面部に近接した位置とに、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部を形成し、この脆弱部をガーニッシュにて車室内から覆うことにより、アームレスト使用時の上下方向の耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立させることができるうえ、車室内からの見栄えが良好となり、また、上記脆弱部は車両の前後方向に延びる開口部に設定され、該開口部に沿って上記ガーニッシュが取付けられることで、開口部により適切な強度に加工、設定することができ、側突荷重の衝撃吸収が容易となるうえ、この開口部を利用してガーニッシュを取付けることができ、接着剤などの取付け部材を別途必要とすることなく、ガーニッシュを簡単に取付けることができ、さらに、上記ガーニッシュは車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部から外れるように構成されることで、このガーニッシュが衝突吸収を阻害することがなく、これにより、衝撃吸収性が確保でき、またアームレスト使用時にはガーニッシュの取付けにより車室内からの見栄えを確保し、要するに、見栄えと、衝撃吸収性とを両立させることができる車両のアームレスト構造の提供を目的とする。
この発明による車両のアームレスト構造は、車両の車室内側壁から車室内に突出し、乗員の近傍に延びて配設される車両のアームレスト構造であって、上記アームレストは、車室内壁部を覆うトリム本体部と、該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とが一体的に形成され、上記トリム本体部肘置き面部に近接した位置と、上記支持面部の肘置き面部に近接した位置とに、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部をそれぞれ形成し、上記脆弱部は車両の前後方向に細長い形状で延びる開口部に設定され、該開口部を上記肘置き面部と重ならないように車室内から覆うガーニッシュを設け、上記ガーニッシュは車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部である開口部から外れるように構成されたものである。
上記構成によれば、アームレスト使用時においては脆弱部(開口部)がガーニッシュで覆われているので、上下方向の剛性および耐荷重性を確保することができ、かつ、このガーニッシュにより車室内からの見栄えも良好となる。
しかも、側突時にはアームレストが、車幅方向の荷重に対して変形を促進するところの脆弱部から屈曲するので、衝撃吸収性を確保することができる。つまり、アームレスト使用時の上下方向の耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立させることができる。
また、上記脆弱部は車両の前後方向に延びる開口部に設定され、該開口部に沿って上記ガーニッシュが取付けられたものであるから、開口部により適切な強度に加工、設定することができ、側突荷重の衝撃吸収が容易となるうえ、この開口部を利用してガーニッシュを取付けることができるので、接着剤などの取付け部材を別途必要とすることなく、ガーニッシュを簡単に取付けることができる。
さらに、上記ガーニッシュは車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部から外れるように構成されたものであるから、このガーニッシュが衝突吸収を阻害することがなく、これにより、衝撃吸収性が確保できる。またアームレスト使用時にはガーニッシュの取付けにより車室内からの見栄えを確保することができる。要するに、見栄えと、衝撃吸収性とを両立させることができる。
同様に、上記支持面部の一部に、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部を形成し、該脆弱部を車室内から覆うガーニッシュが設けられたものであるから、アームレスト使用時においては、脆弱部がガーニッシュで覆われており、上下方向の剛性および耐荷重性を確保することができ、かつ、このガーニッシュにより車室内からの見栄えも良好となる。
そのうえ、側突時には、トリム本体部と肘置き面部との間の脆弱部に加えて、支持面部の脆弱部からもアームレストが屈曲するので、衝撃吸収性の向上を図ることができる。
つまり、ガーニッシュの取付けにより上下方向の剛性を確保することができると共に、両脆弱部(トリム本体部と肘置き面部との間の脆弱部と支持面部の脆弱部との両者)により、アームレストの車幅方向の強度をより一層低下させることができるので、衝撃吸収性の向上を図ることができる。
また、上記脆弱部は車両の前後方向に延びる開口部に設定され、該開口部に沿って上記ガーニッシュが取付けられたものであるから、開口部により適切な強度に加工、設定することができ、側突荷重の衝撃吸収が容易となるうえ、この開口部を利用してガーニッシュを取付けることができるので、接着剤その他の取付け部材を別途必要とすることがなく、ガーニッシュを簡単に取付けることができる。
さらに、上記ガーニッシュ車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部から外れるように構成されたものであるから、このガーニッシュが衝撃吸収を阻害することがなく、この結果、衝撃吸収性が確保できる。またアームレスト使用時にはガーニッシュの取付けにより車室内からの見栄えを確保することができる。したがって、見栄えと、衝撃吸収性とを両立させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記アームレストはサイドドアのドアトリムに設けられたものである。
上記構成によれば、車両のサイドドアは側突時に車室内に侵入しやすいが、上記構成にて衝撃吸収性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記トリム本体部の車室外側には衝撃吸収部材が設けられたものである。
上記構成の衝撃吸収部材は、衝撃吸収パッドに設定してもよい。
上記構成によれば、側突時にガーニッシュが脆弱部から外れて、ドアトリムが乗員に当たった後、上述の衝撃吸収部材にて乗員に対する衝撃を吸収することができる。
この発明の一実施態様においては、上記支持面部の車室外側には衝撃吸収部材が設けられたものである。
上記構成の衝撃吸収部材は、衝撃吸収パッドに設定してもよい。
上記構成によれば、アームレストの肘置き面部を隔てて、その上下に衝撃吸収部材を設けたので、側突時において脆弱部からガーニッシュが外れ、肘置き面部が変形した後において上下の衝撃吸収部材で乗員に対する衝撃を効率的に吸収することができる。
この発明によれば、トリム本体部と肘置き面部と、支持面部とを一体的に形成したアームレストにおいて、トリム本体部肘置き面部に近接した位置と、支持面部の肘置き面部に近接した位置とに、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部を形成し、この脆弱部をガーニッシュにて車室内から覆ったので、アームレスト使用時の上下方向の耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立させることができるうえ、車室内からの見栄えが良好となる効果がある。
また、上記脆弱部は車両の前後方向に延びる開口部に設定され、該開口部に沿って上記ガーニッシュが取付けられるので、開口部により適切な強度に加工、設定することができ、側突荷重の衝撃吸収が容易となるうえ、この開口部を利用してガーニッシュを取付けることができ、接着剤などの取付け部材を別途必要とすることなく、ガーニッシュを簡単に取付けることができ、さらに、上記ガーニッシュは車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部から外れるように構成されているので、このガーニッシュが所定の側突荷重により脆弱部から外れるので、このガーニッシュが衝突吸収を阻害することがなく、これにより、衝撃吸収性が確保でき、またアームレスト使用時にはガーニッシュの取付けにより車室内からの見栄えを確保し、要するに、見栄えと、衝撃吸収性とを両立させることができる効果がある。
アームレスト使用時の上下方向の耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立させ、かつ車室内からの見栄えを良好にするという目的を、車両の車室内側壁から車室内に突出し、乗員の近傍に延びて配設される車両のアームレスト構造において、上記アームレストは、車室内壁部を覆うトリム本体部と、該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とが一体的に形成され、上記トリム本体部肘置き面部に近接した位置と、上記支持面部の肘置き面部に近接した位置とに、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部をそれぞれ形成し、上記各脆弱部は車両の前後方向に細長い形状で延びる開口部に設定され、該開口部を上記肘置き面部と重ならないように車室内から覆うガーニッシュを設け、上記ガーニッシュは車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部である開口部から外れるように構成するという構造で実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のアームレスト構造を示すが、まず図1、図2、図3を参照して車両の構造について説明する。
車両下部において、ダッシュロアパネル1(ダッシュパネル)の下端部には後方にほぼ水平に延びるフロアパネル2を連接し、このフロアパネル2の上面にはクッション部3を有するフロアマット4を敷設すると共に、フロアパネル2の左右両端部(但し、図面では一方のみを示す)には車両の前後方向に延びるサイドシル5を設けている。
このサイドシル5は、サイドシルインナ6とサイドシルアウタ7とサイドシルレインフォースメント8とを備え、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面9をもった車体剛性部材である。
上述のサイドシルインナ6、サイドシルアウタ7、サイドシルレインフォースメント8の上端側接合部と、フロアマット4の車幅方向の端部とを連続して上方から覆うようにスカーフプレート10が被着されている。
一方、車両上部において車室11の上方を覆うルーフパネル12を設け、このルーフパネル12の左右両端部(但し、図面では一方のみを示す)には車両の前後方向に延びるルーフサイドレール13を設けている。
このルーフサイドレール13は、ルーフレールアウタ14とルーフレールインナ15とを接合して、車両の前後方向に延びる閉断面16をもった車体剛性部材である。また上述のルーフパネル12の下部にはトップシーリング17が配設されている。
図1に示すように車体剛性部材としてのルーフサイドレール13と、フロントピラー18と、ヒンジピラー19と、サイドシル5と、センタピラー20とで囲繞された車体側部の前席用ドア開口部21(乗降口)にはフロントドア22を開閉自在に設けている。
また車体剛性部材としてのルーフサイドレール13と、センタピラー20と、サイドシル5と、クオータピラー23とで囲繞された車体側部の後席用ドア開口部24(乗降口)にはスライドドア構造のリヤドア25を開閉自在に設けている。
上述の前席用ドア開口部21と対応してフロアパネル2上方の車室11にはフロントシート26を設けている。このフロントシート26はシートクッション27、シートバック28、ヘッドレスト29、アームレスト30を備え、シート下部に設けられた一対のシートレール31,31(アッパレールとロアレールとを含むシートスライドレール)に沿って車両の前後方向にシートスライド可能に構成されている。
上述の後席用ドア開口部24と対応してフロアパネル2上方の車室11にはリヤシート32を設けている。このリヤシート32はシートクッション33、シートバック34、ヘッドレスト35、アームレスト36を備え、シート下部に設けられた一対のシートレール37(アッパレールとロアレールとを含むシートスライドレール)に沿って車幅方向つまり横方向にシートスライド可能に構成されている。
上述のフロントドア22(サイドドア)は図3に示すようにドアアウタパネル38とドアインナパネル39とを接合してドア本体を構成すると共に、ドアインナパネル39の車室内側には合成樹脂などにより構成されたドアトリム40を配設し、前席乗員Aの肩部とほぼ対応するようにドアトリム40の車室外側には衝撃吸収部材としての衝撃吸収パッド41を設け、前席乗員Aの腰部をほぼ対応するようにドアトリム40の車室外側には衝撃吸収部材としての衝撃吸収パッド42を設けている。また上述のフロントドア22はウインドレギュレータ(図示せず)により昇降可能なドアウインドガラス43を備えている。
さらに、上述のドアトリム40は図1、図2に示すように、ドアインナハンドル44、ミラースイッチ部45、パワーウインドスイッチ部46、リセス47、ポケット部48,49、スピーカ50がそれぞれ設けられている。
一方、リヤドア25のドアトリム51には、車室外側に窪む凹部52と、プルハンドルとしての取手53と、ポケット部54,55がそれぞれ設けられている。なお、図1、図2において、56はステアリングホイール、57はステアリングシャフト、58はインストルメントパネル、59はフロントウインドガラスである。
次に、図4、図5、図6を参照して車両のアームレスト構造について説明する。
上述のドアトリム40には車両の車室内側壁(この実施例ではフロントドア22のドアインナパネル39)から車室11内に突出し、乗員Aの近傍に延びて配設されるアームレスト60が一体的に形成されている。
このアームレスト60は、車室内壁部を覆うトリム本体部61(ドアトリム40の上片部)と、このトリム本体部61から車室11内に向って所定長さL1(乗員が肘をのせるのに必要な長さ)に略水平に延設されて乗員Aの肘部を載せる肘置き面部62と、この肘置き面部62に連続して上下方向に延びる支持面部63とを備えている。
そして、図5、図6に示すように、上述のトリム本体部61と肘置き面部62との間のコーナ部におけるトリム本体部61側の縦壁部には、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部としての複数の開口部64を形成している。
これら開口部64は、トリム本体部61の下部から車外側に突出する上下のフランジ部65,66を設け、これら上下のフランジ部65,66を上下方向に接続する縦壁部67に開口形成されたもので、車両の前後方向に延びる複数の開口部64,64間には上述の縦壁部67を残存させて、この縦壁部67と上下のフランジ部65,66とでアームレスト60の上下方向の剛性を確保すべく構成する一方、開口部64の形成により車幅方向の剛性を低下すべく構成している。ここで、開口部64はその開口面積を大きくする程、車幅方向の剛性が小さくなり、上述の縦壁部67はその肉厚を大きくする程、上下方向の剛性が大となるので、これら開口面積、肉厚の設定により、上下方向の剛性、車幅方向の剛性を適切に選定することができる。
そして、上述の脆弱部としての複数の開口部64を車室11内から覆うガーニッシュ68を設け、このガーニッシュ68を開口部64に沿って取付けている。
このガーニッシュ68は図6、図7に示すように、車両の前後方向に延びる略フラット形状の基部68aと、開口部64の数量に対応し、かつ開口部64の口縁に係止する断面略三角形状の係止部68b…と、これら係止部68bと基部68aとを接続する連接部68cとの三68a,68b,68cを合成樹脂により一体形成したもので、このガーニッシュ68は車幅方向の所定異常の荷重(側突荷重)によって開口部64から外れるように構成されている。上述のガーニッシュ68における係止部68bが開口部64の口縁に係止される係止代を任意に選定することで、側突荷重により該ガーニッシュ68が開口部64から適切に外れるように設定することができる。
さらに、図4、図5に示すように、上述の肘置き面部62と支持面部63との間のコーナ部またはコーナ部近傍における支持面部63側の縦壁部には、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部としての複数の開口部69を形成している。
この開口部69もトリム本体部61側の開口部64と同様に、支持面部63の上部から車外側に突出する上下のフランジ部70,71を設け、これら上下のフランジ部70,71を上下方向に接続する縦壁部に開口形成されたもので、車両の前後方向に延びる複数の開口部69,69間には上述同様に縦壁部を残存させて、この縦壁部と上下のフランジ部70,71とでアームレスト60の上下方向の剛性を確保すべく構成する一方、開口部69の形成により車幅方向の剛性を低下すべく構成している。
そして、上述の脆弱部としての複数の開口部69を車室11内から覆うガーニッシュ72を設け、このガーニッシュ72を開口部69に沿って取付けている。
このガーニッシュ72もトリム本体部61側に取付けられたガーニッシュ68と同様に基部、係止部、連接部との三者を合成樹脂により一体形成したもので、このガーニッシュ72も車幅方向の所定以上の荷重(側突荷重)によって開口部69から外れるように構成されている。
ところで、前述のミラースイッチ部45、パワーウインドスイッチ部46、リセス47は図1、図5に示すようにアームレスト60の肘置き面部62の前方に設けられており、また図4に示すように上側の衝撃吸収パッド41はトリム本体部61の車室外側に設けられており、下側の衝撃吸収パッド42は支持面部63の車室外側に設けられたものである。
ここで、図7で示したガーニッシュ68に代えて、図8に示すようにガーニッシュ68の係止部68bに該係止部68bの先端中央部から連接部68c先端部または、その近傍部まで延びるV字状の切欠き部68dを形成して、このガーニッシュ68の開口部64に対する取付け性、装着性の向上を図るように構成してもよい。
なお、図3、図4において73はドアウインドガラス43の昇降軌跡であり、また、図中矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
上記構成のアームレスト60は、その上下方向の剛性(耐荷重性)を有するので、乗員Aが肘置き面部62に肘を掛けても分に耐え得る耐荷重性を備えている。
しかも、上述のアームレスト60は、その車幅方向の剛性が低く、各ガーニッシュ68,72は車幅方向の所定以上の荷重によって脆弱部としての開口部64,69から外れるように設定されているので、車両の側突時には図4に示す通常の状態から図9に示すように、まずガーニッシュ68,72がそれぞれの開口部64,69から外れ、アームレスト60は上下の開口部64,69から屈曲し、肘置き面部62が変形して、その車室内方への出っ張り量が小さくなった後において、上下の衝撃吸収パッド41,42で乗員に対する衝撃を効率的に吸収することができる。
このように上記実施例の車両のアームレスト構造は、車両の車室11内側壁から車室11内に突出し、乗員Aの近傍に延びて配設される車両のアームレスト構造であって、上記アームレスト60は、車室11内壁部を覆うトリム本体部61と、該トリム本体部61から車室11内に向って略水平に延設される肘置き面部62と、該肘置き面部62に連続して上下方向に延びる支持面部63とを備え、上記トリム本体部61と肘置き面部62との間に、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部(開口部64参照)を形成し、上記脆弱部(開口部64参照)を車室11内から覆うガーニッシュ68が設けられたものである。
この構成によれば、アームレスト60の使用時においては脆弱部(開口部64参照)がガーニッシュ68で覆われているので、上下方向の剛性および耐荷重性を確保することができ、かつ、このガーニッシュ68により車室11内からの見栄えも良好となる。
しかも、側突時にはアームレスト60が、車幅方向の荷重に対して変形を促進するところの脆弱部(開口部64参照)から屈曲するので、衝撃吸収性を確保することができる。つまり、アームレスト60の使用時の上下方向の耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立させることができる。
また、上記脆弱部は車両の前後方向に延びる開口部64に設定され、該開口部64に沿って上記ガーニッシュ68が取付けられたものである。
この構成によれば、開口部64により適切な強度に加工、設定することができ、側突荷重の衝撃吸収が容易となるうえ、この開口部64を利用してガーニッシュ68を取付けることができるので、接着剤などの取付け部材を別途必要とすることなく、ガーニッシュ68を簡単に取付けることができる。
さらに、上記ガーニッシュ68は車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部(開口部64参照)から外れるように構成されたものである。
この構成によれば、ガーニッシュ68が所定の側突荷重により脆弱部(開口部64参照)から外れるので、このガーニッシュ68が衝突吸収を阻害することがなく、これにより、衝撃吸収性が確保できる。またアームレスト60の使用時にはガーニッシュ68の取付けにより車室内からの見栄えを確保することができる。要するに、見栄えと、衝撃吸収性とを両立させることができる。
加えて、上記支持面部63の一部に、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部(開口部69参照)を形成し、該脆弱部(開口部69参照)を車室11内から覆うガーニッシュ72が設けられたものである。
この構成によれば、アームレスト60の使用時においては脆弱部(開口部69参照)がガーニッシュ72で覆われているので、上下方向の剛性および耐荷重性を確保することができ、かつ、このガーニッシュ72により車室11内からの見栄えも良好となる。
そのうえ、側突時には、トリム本体部61と肘置き面部62との間の脆弱部(開口部64参照)に加えて、支持面部63の脆弱部(開口部69参照)からもアームレスト60が屈曲するので、衝撃吸収性の向上を図ることができる。
つまり、ガーニッシュ72の取付けにより上下方向の剛性を確保することができると共に、両脆弱部(トリム本体部61と肘置き面部62との間の開口部64と、支持面部63の開口部69との両者)により、アームレスト60の車幅方向の強度をより一層低下させることができるので、衝撃吸収性の向上を図ることができる。
また、上記脆弱部は車両の前後方向に延びる開口部69に設定され、該開口部69に沿って上記ガーニッシュ72が取付けられたものである。
この構成によれば、開口部69により適切な強度に加工、設定することができ、側突荷重の衝撃吸収が容易となるうえ、この開口部69を利用してガーニッシュ72を取付けることができるので、接着剤その他の取付け部材を別途必要とすることがなく、ガーニッシュ72を簡単に取付けることができる。
さらに、上記ガーニッシュ72は車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部(開口部69参照)から外れるように構成されたものである。
この構成によれば、ガーニッシュ72が所定の側突荷重により脆弱部(開口部69参照)から外れるので、このガーニッシュ72が衝撃吸収を阻害することがなく、この結果、衝撃吸収性が確保できる。またアームレスト60の使用時にはガーニッシュ72の取付けにより車室11内からの見栄えを確保することができる。したがって、見栄えと、衝撃吸収性とを両立させることができる。
また、上記実施例の車両のアームレスト構造は、車両の車室11内側壁から車室11内に突出し、乗員Aの近傍に延びて配設される車両のアームレスト構造であって、上記アームレスト60は、車室11内壁部を覆うトリム本体部61と、該トリム本体部61から車室11内に向って略水平に延設される肘置き面部62と、該肘置き面部62に連続して上下方向に延びる支持面部63とを備え、上記支持面部63に車幅方向の荷室に対して変形を促進する脆弱部(開口部69参照)を形成し、上記脆弱部(開口部69参照)を車室11内から覆うガーニッシュ72が設けられたものである。
この構成によれば、アームレスト60の使用時においては脆弱部(開口部69参照)がガーニッシュ72で覆われているので、上下方向の剛性および耐荷重性を確保することができ、かつ、このガーニッシュ72により車室内からの見栄えも良好となる。
しかも、側突時にはアームレスト60が、車幅方向の荷重に対して変形を促進するところの脆弱部(開口部69参照)から屈曲するので、衝撃吸収性を確保することができる。要するに、アームレスト60の使用時の上下方向の耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立させることができる。
加えて、上記アームレスト60はサイドドア(フロントドア22参照)のドアトリム40に設けられたものである。
この構成によれば、車両のサイドドアは側突時に車室11内に侵入しやすいが、上記構成にて衝撃吸収性を確保することができる。
しかも、上記トリム本体部61の車室11外側には衝撃吸収部材(衝撃吸収パッド41参照)が設けられたものである。
この構成によれば、側突時にガーニッシュ68,72が脆弱部(開口部64,69参照)から外れて、ドアトリム40が乗員に当たった後、上述の衝撃吸収部材(衝撃吸収パッド41参照)にて乗員に対する衝撃を吸収することができる。
さらに、上記支持面部63の車室11外側には衝撃吸収部材(衝撃吸収パッド42参照)が設けられたものである。
この構成によれば、アームレスト60の肘置き面部62を隔てて、その上下に衝撃吸収部材(衝撃吸収パッド41,42参照)を設けたので、側突時において脆弱部(開口部64,69参照)からガーニッシュ68,72が外れ、肘置き面部62が変形した後において上下の衝撃吸収部材(衝撃吸収パッド41,42参照)で乗員に対する衝撃を効率的に吸収することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の脆弱部は、実施例の開口部64,69に対応し、
以下同様に、
サイドドアは、フロントドア22に対応し、
衝撃吸収部材は、衝撃吸収パッド41,42に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記構成の車両のアームレスト構造は、フロントドア22のみならずリヤドアに適用してもよいことは勿論である。
本発明のアームレスト構造を備えた車両の概略側面図。 乗員着座状態を示す車両の側面図。 図2の要部正面図。 車両のアームレスト構造を示す要部の正面図。 ガーニッシュを取外した状態で示すアームレストの斜視図。 脆弱部とガーニッシュとを示す分解斜視図。 ガーニッシュの取付け状態を示す拡大断面図。 ガーニッシュの他の実施例を示す拡大断面図。 車両側突時のアームレスト変形状態を示す説明図。 従来のアームレスト構造を示す断面図。 図10のアームレストの変形状態を示す断面図。 従来のアームレスト構造を示す断面図。
符号の説明
11…車室
22…フロントドア(サイドドア)
40…ドアトリム
41,42…衝撃吸収パッド(衝撃吸収部材)
60…アームレスト
61…トリム本体部
62…肘置き面部
63…支持面部
64,69…開口部(脆弱部)
68,72…ガーニッシュ

Claims (4)

  1. 車両の車室内側壁から車室内に突出し、乗員の近傍に延びて配設される車両のアームレスト構造であって、
    上記アームレストは、車室内壁部を覆うトリム本体部と、該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とが一体的に形成され、
    上記トリム本体部肘置き面部に近接した位置と、上記支持面部の肘置き面部に近接した位置とに、車幅方向の荷重に対して変形を促進する脆弱部をそれぞれ形成し、
    上記脆弱部は車両の前後方向に細長い形状で延びる開口部に設定され、
    該開口部を上記肘置き面部と重ならないように車室内から覆うガーニッシュを設け、
    上記ガーニッシュは車幅方向の所定以上の荷重によって上記脆弱部である開口部から外れるように構成された
    車両のアームレスト構造。
  2. 上記アームレストはサイドドアのドアトリムに設けられた
    請求項1に記載の車両のアームレスト構造。
  3. 上記トリム本体部の車室外側には衝撃吸収部材が設けられた
    請求項記載の車両のアームレスト構造。
  4. 上記支持面部の車室外側には衝撃吸収部材が設けられた
    請求項3記載の車両のアームレスト構造。
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