JP4289079B2 - 車両のアームレスト構造 - Google Patents

車両のアームレスト構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4289079B2
JP4289079B2 JP2003298583A JP2003298583A JP4289079B2 JP 4289079 B2 JP4289079 B2 JP 4289079B2 JP 2003298583 A JP2003298583 A JP 2003298583A JP 2003298583 A JP2003298583 A JP 2003298583A JP 4289079 B2 JP4289079 B2 JP 4289079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
trim
elbow rest
rest surface
armrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003298583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005067348A (ja
Inventor
安成 広谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003298583A priority Critical patent/JP4289079B2/ja
Priority to US10/863,201 priority patent/US7121611B2/en
Priority to DE602004009865T priority patent/DE602004009865T2/de
Priority to EP04017336A priority patent/EP1502807B1/en
Publication of JP2005067348A publication Critical patent/JP2005067348A/ja
Priority to US11/513,232 priority patent/US20060290167A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4289079B2 publication Critical patent/JP4289079B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

この発明は、車両の車室内側壁から車室内方に突出し、乗員の近傍に延びて配設され、乗員が肘掛けとして用いるようなアームレストを備えた車両のアームレスト構造に関するものである。
一般に車両のアームレストは車室内側壁から車室内方に出っ張っており、このアームレストに乗員が肘を掛ける関係上、上下方向に荷重が付加され、この上下
方向の荷重に耐える剛性を備えている。
このような構成のアームレストは、車両の側突時において乗員に衝撃を与えない構造とすることが望まれている。
そこで、従来からアームレストの衝撃吸収構造が既に発明されている。
図10に示す従来の車両のアームレスト構造は、ドアトリム91にビス92を用いてアームレストロア93の取付け用のボス94を取付け、このアームレストロア93の上部にアームレストアッパ95を設けると共に、アームレストロア93上部の水平片96の上面と、アームレストアッパ95の肘置き面部下面とにリブ97,98を設け、これら各リブ97,98の対向部に形成された傾斜面97a,98aを互に当接したものである(例えば特許文献1参照)。
図10に示すノーマル状態のアームレストは車両に側突荷重が付勢された時、アームレストアッパ95のリブ98の傾斜面98aがアームレストロア93のリブ97の傾斜面97aに沿って摺動し、図10から図11に示すようにアームレストアッパ98が上方に跳ね上がり変形して、衝撃荷重を吸収するものである。
しかし、この従来構造においては、図10に示すようにアームレストロア93の車室側上端部にアームレストアッパ95の車室側下端部が覆い被さって段差状(矢印α部参照)になっている関係上、車室内からの見栄えが悪い問題点があった。
また図11に示すように側突時の衝撃荷重吸収時においても、少なくとも水平片96がノーマル状態と同一形状で残存するので、充分な荷重の吸収ができない問題点があった。
加えて、ノーマル時においては図10に示すように上下のアームレストが各傾斜面98a,97aで分割されているので、上下方向の荷重に対する剛性が低い問題点があった。
一方、図12に示す従来の車両のアームレスト構造は、ドアトリム101の取付け孔102にビス103を用いてアームレストロア104の取付け用のボス105を取付け、このアームレストロア104上部の水平片106に、クリップ107およびビス108を用いてアームレストアッパ109の取付け用のボス110を取付けたものである(例えば特許文献2参照)。
この図12に示す従来の車両のアームレスト構造においては、車両に側突荷重が付勢された時、乗員とアームレストロア104とが衝合するが、この時、ボス105が特異形状の取付け孔102の長孔部から大径部に抜け落ちて、ボス105の基部(車室側)が前方に、ビス103の頭部(車外側)が後方に変位するようにボス105それ自体がスラント状に変位して、アームレストロア104の撓み変形または破断を許容して、衝撃荷重を吸収するものである。
しかし、この従来構造においても、図12に示すようにアームレストロア104の車室側上端部にアームレストアッパ109の車室側下端部が覆い被さって段差状(矢印β部参照)になっている関係上、車室内からの見栄えが悪化する問題点があった。
しかも、同図に示すように、側突時の衝撃荷重吸収時においても、少なくとも水平片106がノーマル状態と同一形状で残存するので、充分な荷重吸収が達成できない問題点があった。なお、図10〜図12において矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
特開2002−46520号公報 特開2002−46521号公報
そこで、この発明は、車両内壁部を覆うトリム本体部に該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とを設け、上述のトリム本体部と肘置き面部が側方からの荷重によって離脱するように構成することで、トリム本体部と支持面部との剛性により、アームレスト使用時の上下耐荷重性を確保し、しかも側方からの荷重によりトリム本体部と肘置き面部が離脱するように構成することによって、側突時の衝撃吸収性を確保することができ、また、トリム本体部と肘置き面部とを別体で構成し、側方からの荷重入力により両者が離脱するように構成して、側突時の離脱動作が円滑になり、さらに、上記肘置き面部にはリセス部材が設けられ、該リセス部材と車両本体との間に支持ブラケットを設け、該支持ブラケットによりリセス部材の支持剛性の向上を図ることができ、乗員が身体を支える時にはリセス部材を用いるが、この時の荷重に耐えることができると共に、該支持ブラケットを車幅方向からの所定以上の荷重によって変形する部材にて構成し、側突時の衝撃荷重の吸収と、通常時のリセス部材の支持剛性確保との両立を図ることができ、また、上記トリム本体部の車室外側には衝撃吸収パッドが設けられ、側突時に衝撃吸収パッドにより乗員に対する衝撃を緩和することができ、さらに、上記支持面部の車室外側には衝撃吸収パッドが設けられ、アームレストの肘置き面部を隔てて、その上下に衝撃吸収パッドを設けることで、側突時において上下の衝撃吸収部材パッドで乗員に対する衝撃を効率的に緩和することができる車両のアームレスト構成の提供を目的とする。
この発明による車両アームレスト構造は、車両の車室内側壁から車室内に突出し、乗員の近傍に延びて配設されるアームレストを備えた車両のアームレスト構造であって、車室内壁部を覆うトリム本体部に、該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とを別体で構成し、通常時はトリム本体部と肘置き面部とが一体的に係合される一方、側方からの荷重入力により上記トリム本体部と上記肘置き面部とが離脱するように構成され、上記肘置き面部にはリセス部材が設けられ、該リセス部材と車両本体との間に支持ブラケットを設け、該支持ブラケットを車幅方向からの所定以上の荷重によって変形する部材にて構成すると共に、上記トリム本体部の車室外側および上記支持面部の車室外側には、衝撃吸収パッドがそれぞれ設けられ、上記トリム本体部の車室外側の衝撃吸収パッドは、上記リセス部材の上方に配設され、上記支持面部の車室外側の衝撃吸収パッドは、上記リセス部材の下方にトリム本体部の車室外側の衝撃吸収パッドとは別体で配設されたものである。
上記構成によれば、トリム本体部と支持面部との剛性により、アームレストの使用時の上下方向の耐荷重性を確保することができ、しかも、トリム本体部と肘置き面部は側方からの荷重つまり側突荷重によって離脱するので、側突時の衝撃吸収性を確保することができる。要するに、アームレスト使用時の上下耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立することができる。
また、上記トリム本体部と上記肘置き面部とを別体で構成し、
通常時はトリム本体部と肘置き面部とが一体的に係合される一方、
側方からの荷重入力によりトリム本体部と肘置き面部とが離脱するように構成されたものである。
このように、トリム本体部と肘置き面部とを別体で構成し、側方からの荷重入力により両者が離脱するように構成したので、側突時の離脱動作が円滑になる。
さらに、上記肘置き面部と車両本体との間には衝撃吸収部材(支持ブラケット)が配設されたものであって、上述の衝撃吸収部材(支持ブラケット)は、側突時に座屈する金属板等により形成することができる。
このため、衝撃吸収部材(支持ブラケット)の変形により適切に衝撃を吸収することができる。
加えて、上記肘置き面部にはリセス部材が設けられ、
リセス部材と車両本体との間に上記支持ブラケットを設けたものである。
このため、上記支持ブラケットによりリセス部材の支持剛性の向上を図ることができ、例えば、乗員が身体を支える時にはリセス部材を用いるが、この時の荷重に耐えることができる。
また、上記支持ブラケットを車幅方向からの所定以上の荷重によって変形する部材にて構成したものである。
これにより、側突時の衝撃荷重の吸収と、通常時のリセス部材の支持剛性確保との両立を図ることができる。
さらに、上記トリム本体部の車室外側には衝撃吸収パッドが設けられたものであって、
上述の衝撃吸収パッドは乗員の肩部に対応する位置に設けてもよい。
これにより、側突時に衝撃吸収パッドにより乗員に対する衝撃を緩和することができる。
さらには、上記支持面部の車室外側には衝撃吸収パッドが設けられたものであって、
上述の衝撃吸収パッドは乗員の腰部に対応する位置に設けてもよい。
これにより、アームレストの肘置き面部を隔てて、その上下に衝撃吸収パッドを設けたので、側突時において上下の衝撃吸収部材パッドで乗員に対する衝撃を効率的に緩和することができる。
この発明の一実施態様においては、
上記トリム本体部と肘置き面部とが係合部材により係合されたものである。
上述の係合部材はクリップ等の狭持部材により構成してもよい。
上記構成によれば、通常時においてはトリム本体部と肘置き面部とを係合部材で一体的に連結し、側突時には係合部材の係合力が開放されて、トリム本体と肘置き面部とが離脱する。
この発明の一実施態様においては、
上記係合部材は車幅方向からの所定以上の荷重によってトリム本体部と肘置き面部との係合を解除するように構成されたものである。
上記構成によれば、側突時の車幅方向からの所定以上の荷重により係合部材が両者の係合を解除するので、肘置き面部を容易に離脱させることができる。
この発明の一実施態様においては、
上記アームレストはサイドドアのドアトリムに設けられたものである。
上述のサイドドアは、フロントドアまたは/およびリヤドアに設定してもよい。
上記構成によれば、車両サイドドアは側突時に車室内に侵入しやすいが、上記構成により、衝撃吸収性を確保することができる。
この発明によれば、車両内壁部を覆うトリム本体部に該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とを設け、上述のトリム本体部を肘置き面部が側方からの荷重によって離脱するように構成したので、トリム本体部を支持面部との剛性により、アームレスト使用時の上下耐荷重性を確保し、しかも側方からの荷重によりトリム本体部と肘置き面部が離脱するように構成することによって、側突時の衝撃吸収性を確保することができる効果がある。
また、トリム本体部と肘置き面部とを別体で構成し、側方からの荷重入力により両者が離脱するように構成したので、側突時の離脱動作が円滑になり、さらに、上記肘置き面部にはリセス部材が設けられ、該リセス部材と車両本体との間に支持ブラケットを設けたので、該支持ブラケットによりリセス部材の支持剛性の向上を図ることができ、乗員が身体を支える時にはリセス部材を用いるが、この時の荷重に耐えることができると共に、該支持ブラケットを車幅方向からの所定以上の荷重によって変形する部材にて構成したので、側突時の衝撃荷重の吸収と、通常時のリセス部材の支持剛性確保との両立を図ることができ、また、上記トリム本体部の車室外側には衝撃吸収パッドが設けられたので、側突時に衝撃吸収パッドにより乗員に対する衝撃を緩和することができ、さらに、上記支持面部の車室外側には衝撃吸収パッドが設けられているので、アームレストの肘置き面部を隔てて、その上下に衝撃吸収パッドを設けることになり、この結果、側突時において上下の衝撃吸収部材パッドで乗員に対する衝撃を効率的に緩和することができる効果がある。
アームレスト使用時の上下耐荷重性確保と側突時の衝撃吸収性確保との両立を図るという目的を、車室内壁部を覆うトリム本体部に、該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とを設け、トリム本体部と肘置き面部が側方からの荷重によって離脱すべく構成することにより実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のアームレスト構造を示すが、まず図1、図2、図3を参照して車両の構造について説明する。
車両下部において、ダッシュロアパネル1(ダッシュパネル)の下端部には後方にほぼ水平に延びるフロアパネル2を連接し、このフロアパネル2の上面にはクッション部3を有するフロアマット4を敷設すると共に、フロアパネル2の左右両端部(但し、図面では一方のみを示す)には車両の前後方向に延びるサイドシル5を設けている。
このサイドシル5は、サイドシルインナ6とサイドシルアウタ7とサイドシルレインフォースメント8とを備え、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面9をもった車体剛性部材である。
上述のサイドシルインナ6、サイドシルアウタ7、サイドシルレインフォースメント8の上端側接合部と、フロアマット4の車幅方向の端部とを連続して上方から覆うようにスカーフプレート10が被着されている。このスカーフプレート10は合成樹脂などで形成されたものである。
一方、車両上部において車室11の上方を覆うルーフパネル12を設け、このルーフパネル12の左右両端部(但し、図面では一方のみを示す)には車両の前後方向に延びるルーフサイドレール13を設けている。
このルーフサイドレール13は、ルーフレールアウタ14とルーフレールインナ15とを接合して、車両の前後方向に延びる閉断面16をもった車体剛性部材である。また上述のルーフパネル12の下部にはトップシーリング17が配設されている。
図1に示すように車体剛性部材としてのルーフサイドレール13と、フロントピラー18と、ヒンジピラー19と、サイドシル5(図3参照)と、センタピラー20とで囲繞された車体側部の前席用ドア開口部21(乗降口)にはサイドドアの一例としてフロントドア22を開閉自在に設けている。
また車体剛性部材としてのルーフサイドレール13と、センタピラー20と、サイドシル5(図3参照)と、クオータピラー23とで囲繞された車体側部の後席用ドア開口部24(乗降口)にはスライドドア構造のリヤドア25を開閉自在に設けている。
上述の前席用ドア開口部21と対応してフロアパネル2上方の車室11には図1、図2に仮想線で、図3に実線で示すように、フロントシート26を設けている。このフロントシート26はシートクッション27、シートバック28、ヘッドレスト29、アームレスト30を備え、シート下部に設けられた一対のシートレール31,31(アッパレールとロアレールとを含むシートスライドレール)に沿って車両の前後方向にシートスライド可能に構成されている。
上述の後席用ドア開口部24と対応してフロアパネル2上方の車室11には図1、図2に仮想線で示すように、リヤシート32を設けている。このリヤシート32はシートクッション33、シートバック34、ヘッドレスト35、アームレスト36を備え、シート下部に設けられた一対のシートレール37(アッパレールとロアレールとを含むシートスライドレール)に沿って車幅方向つまり横方向にシートスライド可能に構成されている。
上述のフロントドア22(サイドドア)は図3に示すようにドアアウタパネル38とドアインナパネル39とを接合してドア本体を構成すると共に、ドアインナパネル39の車室内側には合成樹脂などにより構成されたドアトリム40を配設し、前席乗員Aの肩部とほぼ対応するようにドアトリム40の車室外側には衝撃吸収部材としての衝撃吸収パッド41を設け、前席乗員Aの腰部とほぼ対応するようにドアトリム40の車室外側には衝撃吸収部材としての衝撃吸収パッド42を設けている。また上述のフロントドア22はウインドレギュレータ(図示せず)により昇降可能なドアウインドガラス43を備えている。
さらに、上述のドアトリム40には図1、図2に示すように、ドアインナハンドル44、ミラースイッチ部45、パワーウインドスイッチ部46、リセス部材47、ポケット部48,49、スピーカ50がそれぞれ設けられている。
一方、リヤドア25のドアトリム51には、車室外側に窪む凹部52と、プルハンドルとしての取手53と、ポケット部54,55がそれぞれ設けられている。なお、図1、図2において、56はステアリングホイール、57はステアリングシャフト、58はインストルメントパネル、59はフロントウインドガラスである。
次に、図4、図5を参照して車両のアームレスト構造について説明する。
上述のドアトリム40には車両の車室内側壁(この実施例ではフロントドア22のドアインナパネル39)から車室11内に突出し、乗員Aの近傍に延びて配設されるアームレスト60が一体的に形成されている。
このアームレスト60は、車室内壁部(ドアインナパネル39参照)を覆うトリム本体部61に、このトリム本体部61から車室11内に向って所定長さ(乗員が肘をのせるのに必要な長さ)に略水平に延設されて乗員Aの肘部を載せる肘置き面部62と、この肘置き面部62に連続して上下方向に延びる支持面部63とを備えている。
上述のトリム本体部61はドアトリムアッパにより構成され、このトリム本体部61の上端部車外側には水切りシール64を取付けるため該上端部から所定量のみ下方へ延びる舌片61aが合成樹脂等により一体形成されており、トリム本体部61の下端部には該下端部から所定量のみ車外側へ延びる折曲げ部61bが合成樹脂等により一体形成されている。これら舌片61aおよび折曲げ部61bはそれぞれ前後方向に延びるものである。
また、上述の肘置き面部62および支持面部63はドアトリムロアにより構成されている。ここで、該ドアトリムロアと上述のドアトリムアッパとはそれぞれ別々に形成されたものである。
さらに、上述のトリム本体部61の車室内側を表皮部材65で一体的に覆って、車室内からの見栄えの向上を図るように構成している。上述の表皮部材65としては車両グレードに対応して、革、布、シボ加工が施されたビニル等の樹脂その他を用いることができる。
そして、トリム本体部61の下部にドアトリムロアの肘置き面部62を配設し、トリム本体部61の折曲げ部61bと、肘置き面部62の車外側端部とを表皮部材65を介して密着させ、この状態下において上述の両者61b,62を係合部材としての複数のクリップ66で狭持して、これら両者すなわちトリム本部部61と肘置き面部62とを一体的に係合している。
上述の複数のクリップ66は鉄等の金属により構成されていて、これらの各クリップ66を車両の前後方向に等間隔または任意間隔で複数用いて、上記両者61b,62を狭持固定し、しかも、これらの各クリップ66は車幅方向からの所定以上の荷重によってトリム本体部61と肘置き面部62との係合を解除すべく外れるように構成されている。
すなわち、通常時においては別体で構成されたトリム本体部61と肘置き面部62とが複数のクリップ66により一体的に係合される一方、側方からの荷重入力によりクリップ66が外れて、トリム本体部61と肘置き面部62とが離脱するように構成したものである。
この構成を達成するために上述の各クリップ66はコの字形に形成されていて、上下方向の狭持力が大で、車幅方向の狭持力は上下方向のそれと比較して小さくなるように設定されている。
ところで、前述のミラースイッチ部45、パワーウインドスイッチ部46、リセス部材47は図1、図5に示すようにアームレスト60の肘置き面部62の前方に設けられており、また図4に示すように上側の衝撃吸収パッド41はトリム本体部61の車室外側に設けられており、下側の衝撃吸収パッド42は支持面部63の車室外側に設けられたものである。
上述のリセス部材47は図4、図5に示すように肘置き面部62に設けられていて、この肘置き面部62に設けられたリセス部材47と、車両本体の一例としてのドアインナパネル39との間には図4に示すように、衝撃吸収部材としての金属製の支持ブラケット67を設けている。
上述の支持ブラケット67はその車外側端部67aがドアインナパネル39に溶接により連結され、リセス側端部67bがビス68およびナット69等からなる取付け部材によりリセス部材47の底面部に結合されている。また、この支持ブラケット67の車幅方向の中間部には変形の起点となる起点部67cが形成されていて、この支持ブラケット67は車幅方向からの所定以上の荷重によって該起点部67cから変形すべく金属板にて構成されている。
この金属板製の支持ブラケット67による衝撃吸収部材は、該支持ブラケット67の肉厚および車両前後方向の長さを任意に選定することで、適切な衝撃吸収性能を得るように設定することができる。
なお、図3、図4において70はドアウインドガラス43の昇降軌跡であり、また、図中矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
上記構成のアームレスト60は、その上下方向の剛性(耐荷重性)を有するので、乗員Aが肘置き面部62に肘を掛けても充分に耐え得る耐荷重性を備えている。
しかも、トリム本体部61と肘置き面部62が側方からの荷重(側突荷重)によって離脱するように構成されているので、車両の側突時には図4に示す通常の状態から図6に示すように、まずフロントドア22が内方へ移動し、次にドアトリム40が乗員Aに当り、その後、複数のクリップ66が外れてトリム本体部61と肘置き面部62が離脱し、さらに支持ブラケット67がその起点部67cから屈曲して衝撃エネルギを吸収しながら変形する。そして、肘置き面部62の車室内方へ出っ張り量が小さくなった後において、上下の衝撃吸収パッド41,42にて乗員に対する衝撃を効率的に吸収することができる。
このように、図1〜6で示した実施例の車両アームレスト構造は、
車両の車室内側壁から車室11内に突出し、乗員Aの近傍に延びて配設されるアームレスト60を備えた車両のアームレスト構造であって、
車室内壁部(ドアインナパネル39参照)を覆うトリム本体部61に、該トリム本体部61から車室11内に向って略水平に延設される肘置き面部62と、該肘置き面部62に連続して上下方向に延びる支持面部63とを設け、
上記トリム本体部61と肘置き面部62が側方からの荷重(側突荷重)によって離脱するように構成されたものである。
この構成によれば、トリム本体部61と支持面部63との剛性により、アームレスト60の使用時の上下方向の耐荷重性を確保することができ、しかも、トリム本体部61と肘置き面部62は側方からの荷重つまり側突荷重によって離脱するので、側突時の衝撃吸収性を確保することができる。要するに、アームレスト60の使用時の上下耐荷重確保と、側突時の衝撃吸収性とを両立することができる。
また、上記トリム本体部61と上記肘置き面部62とを別体で構成し、
通常時はトリム本体部61と肘置き面部62とが一体的に係合される一方、
側方からの荷重入力によりトリム本体部61と肘置き面部62とが離脱するように構成されたものである。
この構成によれば、トリム本体部61と肘置き面部62とを別体で構成し、側方からの荷重入力により両者が離脱するように構成したので、側突時の離脱動作が円滑になる。
さらに、上記トリム本体部61と肘置き面部62とが係合部材(クリップ66参照)により係合されたものである。
この構成によれば、通常時においてはトリム本体部61と肘置き面部62とを係合部材(クリップ66参照)で一体的に連結し、側突時には係合部材(クリップ66参照)の係合力が開放されて、トリム本体61と肘置き面部62とが離脱する。
加えて、上記係合部材(クリップ66参照)は車幅方向からの所定以上の荷重によってトリム本体部61と肘置き面部62との係合を解除するように構成されたものである。
この構成によれば、側突時の車幅方向からの所定以上の荷重により係合部材(クリップ66参照)が両者の係合を解除するので、肘置き面部62を容易に離脱させることができる。
しかも、上記肘置き面部62と車両本体(ドアインナパネル39参照)との間には衝撃吸収部材(支持ブラケット67参照)が配設されたものである。
この構成によれば、衝撃吸収部材(支持ブラケット67参照)の変形により適切に衝撃を吸収することができる。
また、上記肘置き面部62にはリセス部材47が設けられ、
リセス部材47と車両本体(ドアインナパネル39参照)との間に支持ブラケット67を設けたものである。
換言すれば、上述の衝撃吸収部材を支持ブラケット67にて構成したものである。
この構成によれば、支持ブラケット67によりリセス部材47の支持剛性の向上を図ることができ、例えば、乗員が身体を支える時、またはフロントドア22を開閉する時にはリセス部材47を用いるが、この時の荷重に耐えることができる。
さらに、上記支持ブラケット67を車幅方向からの所定以上の荷重によって変形する部材(この実施例では変形の起点部67cを有する)にて構成したものである。
この構成によれば、側突時の衝撃荷重の吸収と、通常時のリセス部材47の支持剛性確保との両立を図ることができる。
加えて、上記アームレスト60はサイドドア(フロントドア22参照)のドアトリム40に設けられたものである。
この構成によれば、車両サイドドア(フロントドア22参照)は側突時に車室内に侵入しやすいが、上記構成により、衝撃吸収性を確保することができる。
また、上記トリム本体部61の車室11外側には衝撃吸収パッド41が設けられたものである。
この構成によれば、側突時に衝撃吸収パッド41により乗員Aに対する衝撃を緩和することができる。
さらに、上記支持面部63の車室11外側には衝撃吸収パッド42が設けられたものである。
この構成によれば、アームレスト60の肘置き面部62を隔てて、その上下に衝撃吸収パッド41,42を設けたので、側突時において上下の衝撃吸収部材パッド41,42で乗員Aに対する衝撃を効率的に緩和することができる。
図7、図8、図9は車両のアームレスト構造の他の実施例を示し、先の実施例の係合部材としてのクリップ66を用いる構造に代えて、図7〜図9に示すこの実施例では、ドアトリムロアにおける肘置き面部62の車室外方側端部に断面コの字形の係止部71を一体形成し、この係止部71の係止空間内にドアトリムアッパのトリム本体61下端における折曲げ部61bを係入すべく構成したものである。
上述の係止部71は車両の前後方向に連続して延びるものを1つ形成してもよく、部分的かつ等間隔で複数形成してもよく、部分的かつ任意間隔で複数形成してもよい。
図7〜図9に示す構成においても、アームレスト60は、その上下方向の剛性を有しているので、乗員Aが肘置き面部62に肘を掛けても充分に耐え得る耐荷重性を備えている。
しかも、トリム本体部61と肘置き面部62が側方からの荷重(側突荷重)によって離脱するように構成されているので、車両の側突時には図7に示す通常の状態から図9に示すように、まずフロントドア22が内方へ移動し、次にドアトリム40が乗員Aに当り、その後係止部71が外れてトリム本体部61と肘置き面部62が離脱し、さらに支持ブラケット67がその起点部67cから屈曲して衝撃エネルギを吸収しながら変形する。そして、肘置き面部62の車室内方への出っ張り量が小さくなった後において、上下の衝撃吸収パッド41,42にて乗員に対する衝撃を効率的に吸収するものである。
このように、図7〜図9で示す実施例においても、係止部71以外の点については先の実施例と同様の構成、作用、効果を有するので、図7〜図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の係合部材は、実施例のクリップ66に対応し、
以下同様に、
車室内壁部は、ドアインナパネル39に対応し、
車両本体は、ドアインナパネル39に対応し、
サイドドアは、フロントドア22に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記構成の車両のアームレスト構造は、フロントドア22のみならずリヤドアに適用してもよいことは勿論である。
本発明のアームレスト構造を備えた車両の概略側面図。 乗員着座状態を示す車両の側面図。 図2の要部の正面図。 車両アームレスト構造を示す要部の正面図。 図4の要部の斜視図。 車両衝突時のアームレスト変形状態を示す説明図。 車両のアームレスト構造の他の実施例を示す正面図。 図7の要部の斜視図。 車両側突時のアームレスト変形状態を示す説明図。 従来のアームレスト構造を示す断面図。 図10のアームレストの変形状態を示す断面図。 従来のアームレスト構造を示す断面図。
符号の説明
11…車室
22…フロントドア(サイドドア)
39…ドアインナパネル(車室内壁部、車両本体)
40…ドアトリム
41,42…衝撃吸収パッド
47…リセス部材
60…アームレスト
61…トリム本体部
62…肘置き面部
63…支持面部
66…クリップ(係合部材)
67…支持ブラケット

Claims (4)

  1. 車両の車室内側壁から車室内に突出し、乗員の近傍に延びて配設されるアームレストを備えた車両のアームレスト構造であって、
    車室内壁部を覆うトリム本体部に、該トリム本体部から車室内に向って略水平に延設される肘置き面部と、
    該肘置き面部に連続して上下方向に延びる支持面部とを別体で構成し、
    通常時はトリム本体部と肘置き面部とが一体的に係合される一方、
    側方からの荷重入力により上記トリム本体部と上記肘置き面部とが離脱するように構成され
    上記肘置き面部にはリセス部材が設けられ、
    該リセス部材と車両本体との間に支持ブラケットを設け、
    該支持ブラケットを車幅方向からの所定以上の荷重によって変形する部材にて構成すると共に、
    上記トリム本体部の車室外側および上記支持面部の車室外側には、衝撃吸収パッドがそれぞれ設けられ、
    上記トリム本体部の車室外側の衝撃吸収パッドは、上記リセス部材の上方に配設され、
    上記支持面部の車室外側の衝撃吸収パッドは、上記リセス部材の下方にトリム本体部の車室外側の衝撃吸収パッドとは別体で配設された
    車両のアームレスト構造。
  2. 上記トリム本体部と肘置き面部とが係合部材により係合された
    請求項1記載の車両のアームレスト構造。
  3. 上記係合部材は車幅方向からの所定以上の荷重によってトリム本体部と肘置き面部との係合を解除するように構成された
    請求項2記載の車両のアームレスト構造。
  4. 上記アームレストはサイドドアのドアトリムに設けられた
    請求項1〜の何れか1に記載の車両のアームレスト構造。
JP2003298583A 2003-07-29 2003-08-22 車両のアームレスト構造 Expired - Fee Related JP4289079B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298583A JP4289079B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 車両のアームレスト構造
US10/863,201 US7121611B2 (en) 2003-07-29 2004-06-09 Armrest structure for vehicle
DE602004009865T DE602004009865T2 (de) 2003-07-29 2004-07-22 Armlehnestruktur und damit ausgerüstete Tür
EP04017336A EP1502807B1 (en) 2003-07-29 2004-07-22 Armrest structure and door provided therewith
US11/513,232 US20060290167A1 (en) 2003-07-29 2006-08-31 Armrest structure for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298583A JP4289079B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 車両のアームレスト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005067348A JP2005067348A (ja) 2005-03-17
JP4289079B2 true JP4289079B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=34404045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003298583A Expired - Fee Related JP4289079B2 (ja) 2003-07-29 2003-08-22 車両のアームレスト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4289079B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001409A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Kasai Kogyo Co Ltd プルハンドルの取付構造
JP4981321B2 (ja) * 2006-01-17 2012-07-18 スズキ株式会社 車両用ドアの内装材構造
JP4807567B2 (ja) * 2006-02-20 2011-11-02 マツダ株式会社 自動車のドア構造
JP4807566B2 (ja) * 2006-02-20 2011-11-02 マツダ株式会社 自動車のドア構造
JP2007253674A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toyoda Gosei Co Ltd 乗員保護装置
JP5023677B2 (ja) * 2006-11-29 2012-09-12 トヨタ自動車株式会社 車室内側部構造
JP2008195340A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Toyota Boshoku Corp 車両用ドアトリム
JP2008284958A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用ドアトリム
JP2010167945A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Mazda Motor Corp 車両のドアポケット構造
WO2011111226A1 (ja) * 2010-03-12 2011-09-15 トヨタ自動車株式会社 航空機座席部構造
JP5708993B2 (ja) * 2011-04-28 2015-04-30 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム
JP6194904B2 (ja) * 2015-01-23 2017-09-13 マツダ株式会社 自動車のドア構造
WO2017212505A1 (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 河西工業株式会社 内装トリムの取付構造

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4783114A (en) * 1987-11-05 1988-11-08 General Motors Corporation Vehicle door and arm rest
US5181759A (en) * 1992-02-21 1993-01-26 General Motors Corporation Collapsible arm rest
JPH066123U (ja) * 1992-07-02 1994-01-25 アラコ株式会社 アームレストの側突対応クラッシャブル構造
JP3121951B2 (ja) * 1993-03-18 2001-01-09 河西工業株式会社 自動車用内装部品
JPH0781473A (ja) * 1993-09-17 1995-03-28 Nissan Motor Co Ltd 自動車用トリムアセンブリ
JP3214247B2 (ja) * 1994-08-31 2001-10-02 トヨタ自動車株式会社 ドアトリムのエネルギ吸収構造
JP2002046521A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Kasai Kogyo Co Ltd ドアトリム用アームレスト
JP2002064520A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Toshiba Corp 昇降機制御伝送システム
JP2004196199A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車のドアトリム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005067348A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7121611B2 (en) Armrest structure for vehicle
JP4289079B2 (ja) 車両のアームレスト構造
US7731268B2 (en) Armrest support bracket for motorized vehicles
JP4388575B2 (ja) 車両用シート
JP4269835B2 (ja) 車両のアームレスト構造
KR101096739B1 (ko) 자동차용 테이블
JP4345398B2 (ja) 車両のアームレスト構造
CN107031525B (zh) 车室内结构
JPH0958333A (ja) 車載用キャンピングベッドの構造
JP4269845B2 (ja) 車両のアームレスト構造
JP6533564B2 (ja) ヘッドレスト収納構造
JP5085980B2 (ja) 自動車用シートの保護構造
JP2003312340A (ja) 自動車用シート
JP5920252B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP4807127B2 (ja) 自動車の側部ドア構造
JP6191553B2 (ja) 自動車のドア構造
JP5820426B2 (ja) アシストグリップの取付構造
JP2020078954A (ja) 自動車の車体構造
JP6126959B2 (ja) 車両用シート
JP3665799B2 (ja) 自動車用座席
JP6724079B2 (ja) 自動車のサンシェード取付構造
JP5648599B2 (ja) 車両のシート構造
JP4725372B2 (ja) 自動車の側部構造
JP7110931B2 (ja) 車両用のシート
JP7087945B2 (ja) 車両用のシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4289079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees