JP2008284958A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

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健一郎 佐藤
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Abstract

【課題】アームレスト内にプルハンドルを装備したドアトリムにおいて、アームレストにおける側突吸収機能並びにプルハンドルの組付作業性を高め、かつ外観上の体裁も向上させる。
【解決手段】フィニッシャー30とプルハンドル40とを別体構成とし、プルハンドル40と、ほぼフラットな金属プレート体からなるブラケット50をドアトリム本体20内面の所定位置に固定する際、プルハンドル40の設置エリアとは相違するオフセット位置でブラケット50をドアパネル60に片持ち式に固定することで、側突時における衝撃吸収機能を高めるとともに、フィニッシャー30及びプルハンドル40を別体構成とすることで、取付作業が簡素化できる。
【選択図】図4

Description

この発明は、アームレスト内にプルハンドルを装備してなる自動車用ドアトリムに係り、特に、側突時における衝撃吸収性能に優れるとともに、プルハンドルを簡単に取り付けることができ、しかも外観見栄えに優れる自動車用ドアトリムに関する。
通常、乗用車のドアパネルの室内面側には、ドアトリムが装着されており、室内美観の向上と乗員に対する安全保護に貢献している。図11,図12は従来のドアトリムの全体図及びドアトリムにおけるプルハンドル設置箇所の構成を示す断面図が示されており、図面において、自動車用ドアトリム1は、所望の曲面形状に成形されたドアトリム本体2に対して、各種機能部品を装着して構成されている。例えば、ドアトリム本体2のウエスト部2aには、インサイドハンドルユニット3が取り付けられているとともに、ドアトリム本体2の中央は、室内側に膨出状に形成され、乗員が肘を掛けて休めるアームレスト2bが設定されており、このアームレスト2bの上面に開口2cが開設され、この開口2c内にプルハンドルを一体化したフィニッシャー4が取り付けられており、アームレスト2bの下方には、備品を収容できるドアポケット5が設けられており、そのフロント側にドアトリム本体2と一体、あるいは別体にスピーカグリル6が設けられている。
次いで、プルハンドル一体型フィニッシャー4をドアトリム本体2に取り付ける従来工程について説明する。まず、ドアトリム本体2をドアパネル7に取り付ける前に、ドアパネル7に囲み形状の鉄板ブラケット8を固定し、その後、ドアパネル7の室内側にドアトリム本体2を図示しないクリップ等の固着手段を介して取り付ける。そして、プルハンドル一体型フィニッシャー4をドアトリム本体2のアームレスト2bの上面に開設した開口2cを通して、アームレスト2b内に収容し、プルハンドル一体型フィニッシャー4の周縁裏面に設けた爪をドアトリム本体2の受け部に係着することにより固定している。この時、特に、フィニッシャー4におけるプルハンドル4aは、鉄板ブラケット8内に嵌まり込むように固定し、ドアトリム本体2の内面に立設したリブ2dの取付部にビス4bを締め付け固定することでプルハンドル4aを取り付け、その後、ビス4bのヘッドを隠すようにカバー体4cを嵌め込んでいる。尚、プルハンドル一体型フィニッシャー4の取付構造の従来例については、特許文献1に示されている。
実開平2−121415号公報
このように、従来のプルハンドル一体型フィニッシャー4を装備したドアトリム1においては、フィニッシャー4におけるプルハンドル4aを包囲状に支持する鉄板ブラケット8があるため、例えば、プルハンドル4a取付部分が側突対象エリアとなった場合、この鉄板ブラケット8が大きな反力要素となるため、側突性能を悪化させ、満足のいく衝撃吸収機能が得られないという問題点が指摘されている。
更に、プルハンドル4aをドアトリム本体2に取り付けるために、ビス4bを締め付け固定するが、ビス4bのヘッド部分を隠すために、オーナメント用のカバー体4cが必要となり、カバー体4cの分割ラインが目立ち、外観性能を低下させるとともに、取付作業が面倒であり、作業性を低下させる要因となっている。また、プルハンドル一体型フィニッシャー4を成形する際、成形後の型抜きのために、プルハンドル4aの内面は内側に沿ってやや傾斜した形状に設定されるため、手の掛け易い形状に設定できず、乗員がドア開閉時に手でプルハンドル4aを掴んだ際の感触が好ましいものではなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、プルハンドルの取付構造を改良することにより、側突性能、取付作業性、及び外観見栄えを高めた付加価値の高い自動車用ドアトリムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明者は、プルハンドルを装備した自動車用ドアトリムにおいて、プルハンドルを支持するブラケットとして従来の剛性が強化された囲み形状を廃止して、ほぼ平面をなすブラケット形状を採用することで、側突時における衝撃吸収機能を高めるとともに、パワーウインドウスイッチ等のスイッチ群を備えたフィニッシャーとプルハンドルとを別体で構成することで、取付作業性や外観見栄えを高めることができる点に着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ドアトリム本体のアームレストの上面にフィニッシャーを取着し、アームレスト内にプルハンドルを装備してなり、ドアパネルの室内側に装着される自動車用ドアトリムにおいて、前記フィニッシャーとプルハンドルとは別体に構成され、上記プルハンドルは、ドアトリム本体の内面側に取り付けられ、車両の長手方向に沿って細長状の金属プレート体からなるブラケットに支持固定される一方、上記ブラケットは、プルハンドルの取付部を長手方向の一方端側に設定するとともに、他方端側をドアパネルに固着することで、ドアパネルに対して片持ち式に取り付けられ、上記フィニッシャーは、アームレストの上面開口を覆うように取り付けられていることを特徴とする。
ここで、プルハンドルを内部に装備するドアトリムとしては、ドアトリム本体をベースとして、このドアトリム本体に各種機能部品であるインサイドハンドルユニット、プルハンドル、スイッチ操作部を備えたフィニッシャー、ドアポケット等の機能部品を装着して構成されている。
ドアトリム本体の構成としては、一体型のドアトリム本体を採用することもできるが、成形金型のコンパクト化及び外観見栄えを高めるために、上下二分割体や上下三分割体を採用することができる。一体型及び分割型の構成のいずれの場合においても、使用する材料としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等から適宜選択して良い。尚、熱可塑性樹脂をモールドプレス成形、コールドプレス成形、射出成形等の工法により所望の曲面形状に成形してなる樹脂成形体単体を採用することもでき、これら樹脂成形体を芯材として、その表面に表皮を積層してなる積層構造体を採用することもできる。
次いで、ドアトリム本体のアームレスト内部に固定されるプルハンドルとブラケットについては、プルハンドルは熱可塑性樹脂の射出成形体から構成されており、ケース状に成形されたプルハンドル本体の下側には、左右両側、あるいは中央等にドアトリム本体に固定する取付片が設けられている。また、プルハンドル本体の上面開口の周囲にはフランジが形成され、フィニッシャーの爪を係合する係止孔がフランジの所定の複数箇所に設けられているとともに、プルハンドル本体の上部側にもドアトリム本体に取り付ける取付片が形成され、この上部側の取付片は、ドアトリム本体に対してブラケットと共締め固定される。
更に、ブラケットは、車両の長手方向に沿って延びる長尺状でほぼフラットな鉄板から構成されており、長手方向の一方端側は、プルハンドルを支持固定する取付部として機能するとともに、他方端側は、ドアパネルにボルト等で固定されるパネル固定部として設定されている。いわゆるブラケットは、ドアパネルに片持ち式に固定されている。
また、プルハンドルと別体のフィニッシャーは、パワーウインドウスイッチやロックスイッチ等のスイッチ操作部を備えており、フィニッシャー本体は、合成樹脂の射出成形体から構成され、プルハンドルの上面開口に略一致するプルハンドル用開口が開設されているとともに、フィニッシャー本体の裏面周縁には、ドアトリム本体の係止部に係着する係止爪と、プルハンドルの周縁フランジの係止孔に係着する係止爪とが設けられている。
従って、組み付けの順序としては、ドアトリム本体をドアパネルに取り付ける前に、ドアトリム本体の内面にプルハンドルとブラケットとを固定した後、ドアパネルにドアトリム本体を取り付ける。その後、ブラケットをドアパネルに強固に固定し、次いで、アームレストの上面開口にフィニッシャーを嵌め込んでフィニッシャー本体の周縁裏面に設けられている係止爪をドアトリム本体の係止部やプルハンドルの係止孔に係着固定することで組み付けが完了する。
このように、本発明に係る自動車用ドアトリムの構成によれば、フィニッシャーとプルハンドルとは別体構成であり、プルハンドルは、ドアパネルに対して片持ち式に固定されたプレート状のブラケットで支持され、従来の囲み形状のブラケットが廃止されているため、側突時においてブラケットが突っ張ることがない。更に、ブラケットのパネル固定部は、プルハンドルの設置エリアから外れた位置に設定されているため、側突時にはブラケットが折曲変形しつつ、プルハンドルの変位ストロークを多く確保できることから、側突時における衝撃吸収性能を向上させることができる。
更に、ドアトリム本体にプルハンドルとブラケットとをビス止め固定した後、アームレストの上面開口にフィニッシャーを嵌め込み固定して爪係合させるだけで組み付けが完了するため、作業を簡素化できるとともに、プルハンドル固定用として従来必要であったビスを隠すカバー体が不要となり、カバー体の分割ラインが形成されないため、体裁上も好ましい。
次いで、本発明の好ましい実施の形態においては、前記プルハンドルの室内側内面は、下方にいくに連れ、室内側に傾斜する面形状に設定され、ドア開閉時における操作性が高められていることを特徴とする。従って、この実施の形態によれば、プルハンドルとフィニッシャーが別体構成であるため、プルハンドルの型抜き方向の自由度を大きく設定することができ、プルハンドルの室内側内面は下方にいくに従い、室内側に傾斜する面形状に設定できるため、ドア開閉時において、プルハンドルを掴む際の感触が良好となり、操作性を向上させることができる。
以上説明した通り、本発明に係る自動車用ドアトリムは、フィニッシャーとプルハンドルとが別体で構成されているとともに、プルハンドルを支持するブラケットは、車両の長手方向に沿って細長い、ほぼ平面をなす形状に設定されているため、従来の剛性が強化された囲み形状を廃止できるとともに、ブラケットの車体固定点をプルハンドル設置エリアからオフセットさせることで、側突時においてはブラケットを折曲変形させつつプルハンドルの変位ストローク量を稼ぐことができるため、側突時における衝撃吸収機能を高めることができるという効果を有する。
更に、本発明に係る自動車用ドアトリムの構成によれば、フィニッシャーとプルハンドルとを別体構成とし、プルハンドルはドアトリム本体の内面にブラケットとビス止め等で固定するため、従来の取付構造のように、ビスのヘッドをカバー体で覆う必要がなく、カバー体の外周ラインが現出されないため、見栄えを向上させることができるとともに、取付工数を短縮化することができる等の効果がある。
また、本発明に係る自動車用ドアトリムは、フィニッシャーとプルハンドルとを別体構成としたため、プルハンドルの型抜き方向の自由度を大きくすることができ、プルハンドルの手前側内面は、下方にいくに連れ室内側に傾斜する面形状に設定できるため、プルハンドルを掴んだ際の感触が良好なものとなり、操作性を向上させることができるという効果を有する。
以下、本発明に係る自動車用ドアトリムの実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図10は本発明に係る自動車用ドアトリムの一実施例を示すもので、図1は自動車用ドアトリムを示す斜視図、図2は同ドアトリムにおけるドアトリム本体にプルハンドル及びフィニッシャーを取り付ける態様を示す説明図、図3は同ドアトリムにおけるドアトリム本体にプルハンドル、フィニッシャーを取り付ける態様を示す製品の裏面側から見た説明図、図4,図5は同ドアトリムにおけるプルハンドル及びフィニッシャー取付部の構成を示す各断面図、図6乃至図9はドアトリム本体に対してプルハンドル及びフィニッシャーを取り付ける組付作業手順を示す各説明図である。更に、図10はプルハンドルの取付構造の変形例を示す説明図である。
まず、本発明に係る自動車用ドアトリム10は、ベースとなるドアトリム本体20に各種機能部品を装着して構成されている。更に詳しくは、ドアトリム本体20は、ドアトリムアッパー21、ドアトリムセンター22、ドアトリムロア23の上下三分割体から構成されており、外観上の対比効果及び成形金型を小型化できることで、良好な外観性能が得られ、また、加工費も低減できる。上記ドアトリムアッパー21及びドアトリムロア23は、それぞれ合成樹脂の射出成形体から構成されているとともに、ドアトリムセンター22は、樹脂芯材22aの表面に表皮22bを積層した積層構造体から構成されている。ドアトリム本体20の素材としては、樹脂単体品であるドアトリムアッパー21、ドアトリムロア23及びドアトリムセンター22における樹脂芯材22aの素材としては、汎用の熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等を使用できる。
そして、これらの熱可塑性樹脂をモールドプレス成形、あるいは射出成形することにより、ドアトリムアッパー21、ドアトリムセンター22、ドアトリムロア23が成形され、各メンバーの接合手段としては、対向する接合縁に沿って一方側に取付用ボス、他方側に取付孔を開設し、取付孔に挿入した取付用ボスを溶着加工によりカシメるか、あるいはビス止め等により隣接するメンバー同士を接合固定すれば良い。
次いで、上述した構成のドアトリム本体20に装着する機能部品としては、ドアトリムアッパー21にはインサイドハンドルユニット24が取り付けられ、ドアトリムセンター22の下側縁部には、乗員が肘を掛けて休めるアームレスト25が室内側に膨出するように形成され、アームレスト25のリヤ側は乗員が肘を掛けて休めるように乗員の肘を支持する機能を備えているが、その前方側には、フィニッシャー30を嵌め込む開口25aが設けられている。また、ドアトリムロア23には、備品を収容できるドアポケット用開口26が開設され、ドアポケット用開口26の背面側にポケットバックカバー27が取り付けられている。更に、ドアポケット用開口26のフロント側には、スピーカグリル28がドアトリムロア23と一体、あるいは別体に設けられている。
ところで、本発明は、ドアトリム本体20のアームレスト25付近の構成、特に、プルハンドル40と、これを支持するブラケット50の構成に特徴がある。すなわち、プルハンドル40の取付構造に改良を加えることで、側突時における衝撃吸収性を高めると同時に、フィニッシャー30、プルハンドル40等の取付作業性を向上させ、かつ外観見栄えも良好に維持できるという商品価値を高めたドアトリム10を提供することができる。
具体的には、フィニッシャー30とプルハンドル40とを別体構成にするとともに、プルハンドル40を支持するブラケット50は、従来の剛性の高い囲み形状を廃止して、車両の長手方向に沿う細長状であって、ほぼフラットな金属プレート体からなるブラケット50を採用し、かつブラケット50のドアパネル60への固定位置をプルハンドル設置エリアから前方側にずらすことで、衝撃吸収性能をより一層高めている。
次いで、ドアトリム本体20に取り付けられるフィニッシャー30、プルハンドル40、ブラケット50の構成を具体的に説明する。まず、フィニッシャー30は、熱可塑性樹脂を素材とした射出成形体から構成され、素材としては、上述したドアトリム本体20におけるドアトリムアッパー21、ドアトリムロア23に使用する素材等から適宜選択されて良く、アームレスト25の上面と面一となるように造形されたフィニッシャー本体31のフロント側にはパワーウインドウスイッチ、ロックスイッチ等のスイッチ操作部32が設定されるとともに、リヤ側にはプルハンドル40に対応する開口33が開設されている。
そして、フィニッシャー30をドアトリム本体20におけるアームレスト25の開口25aに嵌め込み、ドアトリム本体20及びプルハンドル40と係合するためにフィニッシャー本体31の周縁裏面には、ドアトリム本体20に対する係止爪34と、プルハンドル40に対する係止爪35が突設形成されている。
次いで、プルハンドル40の素材、成形工程については、フィニッシャー30と同様であり、熱可塑性樹脂の射出成形体から構成されている。そして、プルハンドル40は、ケース状のプルハンドル本体41の下縁両側に下方向に延びる取付片42が形成されるとともに、プルハンドル40のプルハンドル本体41における開口43の周縁フランジ44には、フィニッシャー30の係止爪35と係着する係止孔45が設けられている。更に、周縁フランジ44のパネル側中央に上側取付片46が上方に向けて延設形成されている。そして、このプルハンドル40は、下側取付片42をドアトリム本体20(実際にはドアトリムロア23)の裏面(室外側面)に突設したサポートリブ23aに重合させて、双方の取付孔にビス42aを締め付けることで、プルハンドル40の下部側をドアトリム本体20に固定するとともに、ドアトリム本体20(実際にはドアトリムセンター22)に対してプルハンドル40の上側取付片46をブラケット50と一体にビス46aを締め付けることで固定している(図4参照)。
そして、このプルハンドル40を支持するブラケット50は、金属板からなり、従来のプルハンドルの外周を覆う囲み形状ではなく、平面状に設定され、ブラケット50のフロント部50aにおいてボルト孔51が2箇所に設けられており、このボルト孔51を通してドアパネル60の取付孔61にボルト62を締め付け固定することで、車両の長手方向に延びる長尺体としてのブラケット50をドアパネル60に強固に固定している。一方、ブラケット50のリヤ部50bについては、図4に示すように、ブラケット50に対してプルハンドル40の上側取付片46、ドアトリムセンター22、及びドアトリムロア23を重ね合わせてビス46aを締め付けることにより四者が一体化されている。そして、ドアトリム本体20の内面にプルハンドル40がブラケット50と一体に固定された後、ドアトリム本体20におけるアームレスト25の開口25a内にフィニッシャー30を嵌め込み、フィニッシャー30における係止爪34をドアトリム本体20における係止部29に係着するとともに、プルハンドル40の上部側に開口33を臨ませるように、係止爪35をプルハンドル40の係止孔45に係着することで、フィニッシャー30を確実に固定することができる。
従って、本発明では、上述したフィニッシャー30及びプルハンドル40の取付構造を採用し、プルハンドル40を使用するブラケット50は従来の囲み形状ではなく、車両の前後方向に沿って延びるほぼフラットな金属プレート体からなるブラケット50を使用するため、例えば、側突時において従来の囲み形状のブラケットのような突っ張り感がなく、プルハンドル40がドアパネル60側に容易に変位するため、側突時における衝撃吸収性能を良好に維持できる。加えて、ブラケット50は、ドアパネル60にボルト62を介して固定されるが、車体固定部は、プルハンドル40設置エリアとは距離をおいた前方位置に設定したため、ブラケット50は片持ち構造であり、側突時においてプルハンドル40がドアパネル60側に変位する際、ブラケット50が折曲変形することで衝撃エネルギーを吸収することができるため、従来の構造のものに比べ、側突時における衝撃吸収特性を著しく向上させることができる。
また、フィニッシャー30とプルハンドル40を別体構成としたため、プルハンドル40をまずドアトリム本体20にブラケット50を介して取り付けた後、フィニッシャー30を爪係着固定するという構成であるため、従来のように、プルハンドルをビス止めした後、ビスの頭部を隠すためのカバー体を設置する手間が省け、外観上好ましいとともに、取付作業も簡素化できる。加えて、フィニッシャー30とプルハンドル40とは別体で構成されるため、従来のように、プルハンドル一体型のフィニッシャーのように、型抜き上の制約からプルハンドル40の内面形状の傾斜面角度に制約を受けることがない。従って、プルハンドル40の室内側内面47を下方にいくに連れ室内側に傾斜する面形状に設定することが可能であり、そのため、プルハンドル40を掴んでドア開閉操作する際の掴み感が向上し、操作性を高めることができるという利点がある。
次いで、ドアトリム本体20に対して、フィニッシャー30、プルハンドル40、ブラケット50をそれぞれ順不同であるが、取り付ける取付作業要領について、図6乃至図9を基に説明する。まず、図6に示すように、ドアトリム本体20をドアパネル60に取り付ける前段階で、ドアトリム本体20の裏面(室外側面)にプルハンドル40とブラケット50を固定する。プルハンドル40は、下側取付片42をドアトリム本体20におけるドアトリムロア23のサポートリブ23aに重ねて、ビス42aを締め付けることで、プルハンドル40の下側をドアトリム本体20に固定する。また、プルハンドル40の上側取付片46については、ドアトリムセンター22、ドアトリムロア23のラップ部に更にこの上側取付片46を重ね合わせて、その上からブラケット50を重合させて、ビス46aを締め付けることで、ドアトリム本体20に対してプルハンドル40の上側取付片46とブラケット50とを一体化することができる。このように、ドアトリム本体20の内面所定位置にプルハンドル40及びブラケット50を堅固に取り付けることができる。
そして、ドアトリム本体20の内面にプルハンドル40とブラケット50を取付固定した後、ドアトリム本体20をドアパネル60の室内所定位置に図示しないクリップ等の取付手段を介して固定し、その後、ブラケット50のフロント部50aについてボルト孔51にボルト62を挿入して、ドアパネル60の取付孔61にボルト締めすることで、ドアパネル60に対してブラケット50を固定する(図7参照)。
その後、図8,図9に示すように、フィニッシャー30をドアトリム本体20のアームレスト25の開口25aに嵌め入れて爪固定するが、図8はプルハンドル40相当箇所であるフィニッシャー30のリヤ部分、図9はフィニッシャー30のフロント部分をそれぞれ示しており、図8に示すように、フィニッシャー30の係止爪34をドアトリム本体20の係止部29に係着するとともに、プルハンドル40の周縁フランジ44の係止孔45内にフィニッシャー30の係止爪35を係着することで、簡単かつ確実にフィニッシャー30をドアトリム本体20に取り付けることができる。このように、目視確認による簡単な作業手順でフィニッシャー30、プルハンドル40、ブラケット50を取り付けることができ、作業性を高めることができる。
また、図10は、本発明の変形例を示すもので、プルハンドル40の下側取付片42をドアトリム本体20、特に、ドアトリムロア23のサポートリブ23aに取り付ける形態の変形例として、サポートリブ23aに溶着用ボス23bを立設し、この溶着用ボス23bの溶着固定によりプルハンドル40の下側取付片42をドアトリム本体20に固定するようにしても良い。
以上説明した実施例に示すドアトリム10は、ドアトリム本体20の構成として、上下三分割体で構成したが、一体型でも、また上下二分割構造のドアトリム本体20を採用することができる。また、フィニッシャー30をドアトリム本体20及びプルハンドル40に固定する形態として、爪係着構造を採用したが、クリップ方式に代替することもできる。このように、細部における形状変更等は適宜行なって良い。
本発明に係る自動車用ドアトリムの一実施例の構成を示す斜視図である。 図1に示すドアトリムにおけるドアトリム本体とフィニッシャー、プルハンドル、ブラケットを分解して示す斜視図である。 図1に示すドアトリムにおけるドアトリム本体とフィニッシャー、プルハンドル、ブラケットを分解して示す裏面側から見た斜視図である。 図1中IV−IV線断面図である。 図1中V −V 線断面図である。 図1に示すドアトリムにおけるプルハンドルとブラケットをドアトリム本体の内面に固定する工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムにおけるブラケットをドアパネルに固定する工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムにおけるフィニッシャーをドアトリム本体に取り付ける工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムにおけるフィニッシャーをドアトリム本体に取り付ける工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムにおけるプルハンドルをドアトリム本体に取り付ける形態の変形例を示す説明図である。 従来のプルハンドル一体型フィニッシャーとドアトリム本体とを示す説明図である。 従来のドアトリムにおけるプルハンドルの固定構造を示す説明図である。
符号の説明
10 自動車用ドアトリム
20 ドアトリム本体
21 ドアトリムアッパー
22 ドアトリムセンター
23 ドアトリムロア
23a サポートリブ
24 インサイドハンドルユニット
25 アームレスト
25a 開口
26 ドアポケット用開口
27 ポケットバックカバー
28 スピーカグリル
29 係止部
30 フィニッシャー
31 フィニッシャー本体
32 スイッチ操作部
33 開口
34 係止爪(ドアトリム本体固定用)
35 係止爪(プルハンドル固定用)
40 プルハンドル
41 プルハンドル本体
42 下側取付片
42a ビス
43 開口
44 周縁フランジ
45 係止孔
46 上側取付片
46a ビス
47 室内側内面
50 ブラケット
51 ボルト孔
60 ドアパネル
61 取付孔
62 ボルト

Claims (2)

  1. ドアトリム本体(20)のアームレスト(25)の上面にフィニッシャー(30)を取着し、アームレスト(25)内にプルハンドル(40)を装備してなり、ドアパネル(60)の室内側に装着される自動車用ドアトリム(10)において、
    前記フィニッシャー(30)とプルハンドル(40)とは別体に構成され、上記プルハンドル(40)は、ドアトリム本体(20)の内面側に取り付けられ、車両の長手方向に沿って細長状の金属プレート体からなるブラケット(50)に支持固定される一方、上記ブラケット(50)は、プルハンドル(40)の取付部を長手方向の一方端側に設定するとともに、他方端側をドアパネル(60)に固着することで、ドアパネル(60)に対して片持ち式に取り付けられ、上記フィニッシャー(30)は、アームレスト(25)の上面開口(25a)を覆うように取り付けられていることを特徴とする自動車用ドアトリム。
  2. 前記プルハンドル(40)の室内側内面(47)は、下方にいくに連れ、室内側に傾斜する面形状に設定され、ドア開閉時における操作性が高められていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアトリム。
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