JP4981321B2 - 車両用ドアの内装材構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアの内装材(内装部品)の構造に関し、さらに詳しくは、複数に分割された内装部材を接合部でつなぎ合せて一つの内装材とし、この内装材の意匠面の裏側に衝撃吸収部材を取付けるようにした車両用ドアの内装材構造に関する。また、本発明は、特に、ドア側面からの衝撃を吸収する衝撃吸収部材を備えた車両用ドアトリムの構造に適用して好適なものである。
車両用ドア(例えば、自動車用ドア)の内装材を複数に分割し、その分割部のそれぞれに異なった色や風合いを持たせることにより、豊かな意匠性を与えることを可能とする技術として、例えば実公平7−27218号(特許文献1)などがある。
実公平7−27218号公報
複数の内装部材から成る内装材にあっては、強度的に不利な内装材の分割部に、ドア開閉時に繰り返し行われる操作に伴う負荷が集中するおそれがあるため、分割箇所における強固な接合が必要であった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、内装材の分割箇所(接合箇所)の接合強度の向上を図り得る車両用ドアの内装材構造を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明では、複数に分割された内装部材を接合部でつなぎ合せて一つの内装材とし、前記内装材の意匠面の裏側に衝撃吸収部材を取付けるようにした車両用ドアの内装材構造において、前記衝撃吸収部材が位置する範囲を、前記接合部が通るように配置し、前記複数の内装部材のうち、乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材の縁端部を、隣接するその他の内装部材の縁端部と前記衝撃吸収部材との間に挟持して固定しており、前記接合部に対して上方に位置する前記衝撃吸収部材の上部が、前記乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材に当接し、前記接合部に対して下方に位置する前記衝撃吸収部材の下部が、前記隣接するその他の内装部材と当接して、前記衝撃吸収部材が前記接合部を跨いで配置されており、前記衝撃吸収部材の上部及び下部によって、前記乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材と前記隣接するその他の内装部材とが支持される構成となっている
また、本発明では、乗員の手又は腕による負荷を受ける部品のうちの1つであるプルケースを、前記衝撃吸収部材の周辺に配置するようにしている。
また、本発明では、前記他の内装部材にポケットを形成し、前記ポケットの内壁部材と前記衝撃吸収材とを互いに結合するようにしている。
また、本発明では、前記衝撃吸収材の中央に前記接合部を配置するようにしている。
請求項1に記載の本発明は、衝撃吸収部材が位置する範囲を、接合部が通るように配置し、複数の内装部材のうち、乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材の縁端部を、隣接するその他の内装部材の縁端部と衝撃吸収部材との間に挟持して固定しており、前記接合部に対して上方に位置する前記衝撃吸収部材の上部が、前記乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材に当接し、前記接合部に対して下方に位置する前記衝撃吸収部材の下部が、前記隣接するその他の内装部材と当接して、前記衝撃吸収部材が前記接合部を跨いで配置されており、前記衝撃吸収部材の上部及び下部によって、前記乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材と前記隣接するその他の内装部材とが支持される構成となっている。そのため、乗員の使用により内装部材(例えば、ドアトリム)が車室内外方向のどちら側からの負荷を受けても、内装部材を衝撃吸収部材と他の内装部材とにより挟持状態で支えることができ、従って、複数の内装部材が互いに接合されている接合部(分割部)での破損を防止することが可能となる。また、衝撃吸収材に対応する乗員の腰部の高さは、乗員の肘よりも低い位置のため、この位置に接合部を配置することにより、接合部より上方側の内装部材に操作系部品を集中して設けることができる。
また、請求項2に記載の本発明は、乗員の手又は腕による負荷を受ける部品のうちの1つであるプルケースを、衝撃吸収部材の周辺に配置するようにしたものであるから、使用頻度が高くかつ負荷荷重が大きいプルケースを衝撃吸収部材に近接させることにより、複数の内装部材が互いに接合されている接合部での破損を防止する効果をより一層高めることができる。
また、請求項3に記載の本発明は、他の内装部材にポケットを形成し、ポケットの内壁部材と衝撃吸収材とを互いに結合するようにしたものであるから、衝撃吸収材からポケットにわたって連続した衝撃吸収効果を得ることが可能となる。
また、請求項4に記載の本発明は、衝撃吸収材の中央に接合部を配置するようにしたものであるから、互いに接合される両方の内装部材に対する安定した支持効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用ドアの内装材構造について図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ドアの内装材構造を備えた自動車1を示すものである。この自動車(車両)1のフロントドア(車両用ドア)2の上方箇所には、図1及び図2に示すように、枠(サッシュ)に囲まれたウインド開口(窓用開口)Pにおいて昇降可能なウインドガラス3を備えており、ウインド開口Pの下方(フロントドア2の下側)は、内装材であるドアトリム4により、フロントドア2の室内側の意匠面が覆われている(図2参照)。そして、ドアトリム4の意匠面の裏側(ドアトリム4の裏面)には、フロントドア2の側面より受ける衝撃などから乗員Wの腰部を保護するための衝撃吸収材5が取付けられている。なお、この衝撃吸収部材5は、中空部S(図6参照)を有する樹脂製ブロー成形品である。
上述のドアトリム4は、意匠性の向上を主な目的として、色や風合いを部分的に変えるため、複数の内装部材(本実施形態では、図2に示す如く2つの内装部材すなわちドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7)をつなぎ合せて一つの内装材であるドアトリム4を形成している。そして、この複数の内装部材、すなわち、ドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7をつなぎ合わせた境界線8(ひいては、後述の接合部15)が、図2、図5及び図6に示すように、衝撃吸収部材5を配置した範囲を通るように配置されている。
一方、上方側に配置されるドアトリムアッパー6には、乗員がフロントドア2を開ける際にフロントドア2と車体との間の係合(ラッチ)を解除するためのインサイドハンドル9(図2及び図5参照)、車室内の乗員がフロントドア2を引き寄せて閉める際に手をかけるプルケース10(図2、図4〜図6参照)、乗員が腕や手を置いて休むことができるように車室内に張り出したアームレスト11(図2及び図4〜図6参照)、ウインドガラス3を昇降させるための操作スイッチ12(図2及び図5参照)などが配置されている。
かくして、乗員は、フロントドア2を開く際にインサイドハンドル9のレバーを引くことにより、フロントドア2と車体との間の係合(ラッチ)を解除し、そのままインサイドハンドル9を押すか、又はインサイドハンドル9の周辺のドアトリムアッパー6の表面を腕や手でおして、車室外側にフロントドア2を開くことができるようになっている。また、プルケース10は、例えば、アームレスト11の上面に下方に凹んだ形状を形成することにより設けられており、乗員がフロントドア2を閉める際に、このプルケース10に手をかけてフロントドア2を引寄せることにより、フロントドア2を閉めることができるようになっている。なお、このプルケース10は、フロントドア2を閉める際に限らず、フロントドア2を開ける際にも乗員が掴んで車室外側に向けて押すのに利用することができる。また、操作スイッチ12は図2に示す如くアームレスト11の上面に配置しても良く、この操作スイッチ12のメンテナンス時の着脱を容易とするため、アームレスト11の上面を含む範囲を分割したアームレストアッパー11a(図2、図4及び図5参照)を設けて、このアームレストアッパー11aをアームレスト11から着脱可能な構造とし、アームレストアッパー11aに操作スイッチ12を固定するようにしても良い。この場合には、プルケース10もアームレストアッパー11aに設けられる。
以上のように本実施形態では、できるだけドアトリムアッパー6側に、乗員の様々な操作による負荷がかかる部品が配置されるようになっている。
一方、ドアトリムロアー7側には、衝撃吸収部材5の下側に開口部13aを有するポケット13が設けられている。このポケット13の開口部13aは、ドアトリムロアー7に一体で成形されており、図3に示すように、ドアトリムロアー7の意匠面の裏側に別部材から成るポケット内壁材14を取付けることにより、ドアトリムロアー7と同等の剛性を維持せしめ、不使用時においてもポケット内部にある程度の空間を保持することが可能ならしめられている。
かくして、本実施形態におけるドアトリム4は、上から、乗員の操作を受ける各種の部品が取付けられたドアトリムアッパー6、衝撃吸収部材5、ポケット13を形成したドアトリムロアー7の順に配置されている。
ドアトリムアッパー6に取付けられる、乗員の手や腕からの負荷を受ける部品は、腕や手の作動範囲内に配置する必要があることから、着座状態における乗員の肘の高さ、又はそれより上側に配置するのが好ましく、従って、ドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7との境界線8を、乗員の着座状態における肘の位置より下側とすることにより、乗員の手や腕からの負荷を受ける部品をドアトリムアッパー6にまとめて配置することができ、様々な場面において主に乗員からの負荷をドアトリムアッパー6に集中させることができるように構成されている。
そして、境界線8の配設位置、すなわち乗員の着座状態における肘の位置より下側の位置は、乗員の着座状態における腰部に対応し、この位置に衝撃吸収部材5が配置されている。これにより、特に他の自動車のバンパーからフロントドア2の側面に過大な衝撃力が加わった際にバンパー位置における乗員の腰部の保護に有効となる。さらに、その下にある程度の空間を内部に有するポケット13を形成したドアトリムロアー7を配置することにより、ポケット13が衝撃吸収材の役割を兼ねることとなるため、衝撃吸収材5の大きさを節約することができる。
上記の特徴を備えたドアトリム4に対し、本実施形態ではさらに下記の特徴を備えることにより、ドアトリム4の剛性や強度の向上を図り得るようにしている。
前述のように、フロントドア2の開閉時や、操作スイッチ12などの操作、アームレスト11の使用時などの何れの場合においても、ドアトリムアッパー6には負荷が加えられ、これらの負荷は強度的に不利な接合部(ドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7との合わせ部)15に集中し易い。また、ドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7とから成る上下2分割構造は、運搬時などに接合部15を起点にそれぞれ変形方向に力F1,F2が作用する(図6参照)。基本的には、ドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7は、ドアトリムロアー7に設けられた後述のボス16a,16b,16c(図3及び図6参照)によって数箇所(例えば、3箇所)で溶着などで固定されるが、これだけでは力F1,F2を支えるまでには満たない。このため、ドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7との接合部15が存在することに起因する剛性不足による変形や質感低下を生じることが懸念される。そこで、本実施形態においては、接合部15でのドアトリムアッパー6の保持強度を高めるために、衝撃吸収部材5をドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7の両部材にそれぞれ跨がるような配置構造とし、接合部15を起因とする剛性不足を改善するようにしている。
その詳細を以下に説明する。
図4は、ドアトリム4の意匠面の裏側から見た状態を示すものであって、図4に示すように、ドアトリムロアー7の上端縁部7aが車室内側からドアトリムアッパー6の下端縁部6aに重ね合わせされて接合部15が形成されており、さらに図4及び図5に示すように、この接合部15(ひいては既述の境界線8)に跨るように、衝撃吸収部材5がドアトリム4の意匠面の裏側(車室外側)から取付けられている。これにより、図6に示すように、ドアトリムアッパー6の下端縁部6aは、ドアトリムロアー7の上端縁部7aと衝撃吸収部材5とにより挟まれた状態(挟持状態)となっている。従って、フロントドア2の開閉時やアームレスト11の使用時など、ドアトリムアッパー6に車室内側又は車室外側のどちら側に向けての負荷が加わっても、接合部15に相当するドアトリムアッパー6の下端縁部6aは、ドアトリムロアー7の端縁部と衝撃吸収部材5とにより両側から支持されるため、接合部15における接合強度が高められている。
特に、ドアトリムアッパー6に設ける開閉操作部の中でも、使用頻度の高いプルケース10を、衝撃吸収部材5を固定した箇所の上部近くに設けることにより、フロントドア2全体の質感向上が図られている。なお、このプルケース10は、フロントドア2の室内側からの開閉時に力f1、f2(図6参照)をフロントドア2に直接的に伝える部位であるので、プルケース10の付近は、力f1、f2により他の部位よりも変位量が大きくなることが懸念される。そうした中で、ドアトリム4の上下2分割構造は剛性不足から、変位量もさらに大きくなり、質感低下を生じることが予想される。そこで、本実施形態では、プルケース10の周辺(付近)に衝撃吸収部材5を配置し、上下2分割構造の剛性向上を図っているため、変位量を抑えることで質感の向上が図られている。
なお、この接合部15は、前述のように着座した乗員の肘の位置よりも下方、すなわち乗員の腰部に位置する箇所に配置されるが、このような箇所に衝撃吸収部材5を配置することは、フロントドア2の側面に過大な衝撃力が作用した時に衝撃を受け易い乗員の腰部を効果的に保護する面でも好ましい。
また、この衝撃吸収部材5を配置した箇所の下方にはドアトリムロアー7のポケット13が配置され、このポケット13の内部にはある程度の空間が確保されており、これによりフロントドア2の変形による衝撃を吸収する機能が付与されている。従って、乗員の腰部の位置と重なり、衝撃吸収機能を有するポケット13の範囲から外れる接合部15に衝撃吸収部材5を配置することは、フロントドア2に加わる衝撃から乗員を保護する面からも好ましい。さらに、本実施形態では、図3及び図5に示すように、衝撃吸収部材5の下端側の2つの端片α,βとポケット内壁材14の上端側の2つの端片γ,δとが互いに重ね合わせられて互いに結合され、ドアトリムロアー7に共締め固定されている。これにより、衝撃吸収の機能を備えた2つの部品が連続して配置され、より良好な衝撃吸収効果が得られるように構成されている。
次に、それぞれの部材の固定構造の詳細を図3を参照して説明する。なお、図3は、ドアトリムアッパー6と、ドアトリムロアー7と、衝撃吸収部材5と、ポケット内壁材14とを組み付け順に裏面から見た図である。図3に示す例では、ドアトリムロアー7にドアトリムアッパー6をドアトリムロアー7の裏側から組み付け、超音波溶着を行ってこれら両部材を接合するようにしている。
ドアトリムアッパー6、ドアトリムロアー7、及びポケット内壁材14への衝撃吸収部材5の組み付け手順は次の通りである。
まず、ドアトリムロアー7にドアトリムアッパー6及びポケット内壁材14をフロントドア2の裏側から組み付ける。その際、ドアトリムロアー7に設けられたボス16a,16b,6cのうちのボス16aをドアトリムアッパー6の下端側の端片εに、ボス16bをポケット内壁材14の上端側の端片γに、ボス16cをポケット内壁材14の上端側の端片δにそれぞれ貫通させて、最後に衝撃吸収部材5の中央箇所の扁平部5a(図6参照)にボス16aを、衝撃吸収部材5の下端側の端片αにボス16bを、衝撃吸収部材5の下端側の端片βにボス16cをそれぞれ貫通させ、超音波溶着機(樹脂を溶かし樹脂同士を融合させるための機械)にてボス16a,16b,16cを溶着することにより、各部品を固定する。
かくして、衝撃吸収部材5は、図4〜図6に示すように接合部15を跨ぐように配置される。また、上述のボス16aの溶着による共締め固定により、図6に明示する如くドアトリムアッパー6の下端縁部6aがドアトリムロアー7の上端縁部7aと衝撃吸収部材5の扁平部5aとの間に挟持された状態で支持される。さらに、衝撃吸収部材5の端末部5b,5cにてドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7を支持した状態となされる。これにより、上下2分割による剛性不足の改善を図り得ることとなる。そして、ドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7の剛性不足を改善したことに伴って、フロントドア2の全体の質感の向上も可能となる。
また、衝撃吸収部材5の端片α,βとポケット内壁材14の端片γ,δとをボス16b,16cでそれぞれ共締めすることにより、衝撃吸収部材5の安定性を保ち、剛性感をより一層向上させることが可能となる。
以上のような車両用ドアの内装材構造によれば、複数に分かれたドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7とをつなぎ合せて一つのドアトリム4とし、このドアトリム4の意匠面の裏側に衝撃吸収部材5を取付けるに当たり、衝撃吸収部材5が配置される位置にドアトリムアッパー6とドアトリムロアー7との分割境界線8を配置し、フロントドア2の開閉時に乗員が手をかける開閉操作部(インサイドハンドル9、プルケース10など)や窓の操作スイッチ12などの操作パネルを備えたドアトリムアッパー6を、これと隣り合うドアトリムロアー7と衝撃吸収部材5との間に挟持して結合(接合)することにより、ドアトリム4の分割箇所(分割部15)の接合強度の向上を図ることが可能となる。すなわち、ドアトリム4の上下2分割構造による剛性不足を改善することができ、フロントドア2の全体の質感も向上させることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、衝撃吸収部材5の配設位置は、ドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7に跨る位置であればどのような位置であっても良いが、これら両部材のちょうど真ん中に配置した場合、すなわち、衝撃吸収材5の中央に接合部15を配置した場合(図6参照)には、上下のドアトリムアッパー6及びドアトリムロアー7を均等に支えることができ、これら両部材を安定して支持することができる。また、既述の実施形態では、2分割構造のドアトリム4を用いるようにしているが、ドアトリム4が3つ以上の分割構造のものである場合にも本発明を適用し得ることは言う迄もない。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアの内装材構造を備えた自動車の側面図である。 フロントドアを車両内側から見た側面図である。 衝撃吸収部材の取付状態を示す分解斜視図である。 衝撃吸収部材の取付箇所をドアトリムの意匠面の裏側から見た図である。 ドアトリムの意匠面を示す側面図である。 図4におけるX−X線拡大断面図である。
符号の説明
1 自動車
2 フロントドア(車両用ドア)
4 ドアトリム
5 衝撃吸収部材
5a 扁平部
6 ドアトリムアッパー
6a 下端縁部
7 ドアトリムロアー
7a 上端縁部
8 境界線
10 プルケース
13 ポケット
14 ポケット内壁材
15 接合部
16a,16b,16c ボス
α,β,γ,δ,ε 端片

Claims (4)

  1. 複数に分割された内装部材を接合部でつなぎ合せて一つの内装材とし、
    前記内装材の意匠面の裏側に衝撃吸収部材を取付けるようにした車両用ドアの内装材構造において、
    前記衝撃吸収部材が位置する範囲を、前記接合部が通るように配置し、
    前記複数の内装部材のうち、乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材の縁端部を、隣接するその他の内装部材の縁端部と前記衝撃吸収部材との間に挟持して固定しており、
    前記接合部に対して上方に位置する前記衝撃吸収部材の上部が、前記乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材に当接し、前記接合部に対して下方に位置する前記衝撃吸収部材の下部が、前記隣接するその他の内装部材と当接して、前記衝撃吸収部材が前記接合部を跨いで配置されており、前記衝撃吸収部材の上部及び下部によって、前記乗員の手又は腕による負荷を受ける部品を配置した内装部材と前記隣接するその他の内装部材とが支持される構成となっていることを特徴とする車両用ドアの内装材構造。
  2. 乗員の手又は腕による負荷を受ける部品のうちの1つであるプルケースを、前記衝撃吸収部材の周辺に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアの内装材構造。
  3. 前記他の内装部材にポケットを形成し、前記ポケットの内壁部材と前記衝撃吸収材とを互いに結合したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアの内装材構造。
  4. 前記衝撃吸収材の中央に前記接合部を配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用ドアの内装材構造。


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