JP2006137213A - 車両用燃料タンクの配設構造 - Google Patents

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【課題】シートの前方下部のデッドスペースを乗員の足元スペースとして有効利用することができる車両用燃料タンクの配設構造の提供を目的とする。
【解決手段】フロアパネル4の車幅方向の少なくとも一部にフロアパネル4の一般面8より上方に突出したフロア突出部7を形成し、燃料タンク30をフロアパネル4の一般面8の下方に配設すると共に、燃料タンク30の車幅方向の少なくとも一部に上方に突出したタンク突出部30aを形成し、タンク突出部30aを上記フロア突出部7により形成された空間内に配設すると共に、フロア突出部7の上方の車室内側にシート9,10を配設した。
【選択図】図3

Description

この発明は、車室フロアを形成するフロアパネル(リヤフロアを含む)の下方に燃料タンクが配設されたような車両用燃料タンクの配設構造に関する。
従来、車両用の燃料タンクはキックアップ部の後方で、かつリヤフロアの下方に配設される構造が一般的である。ところで、車両においてはリヤ席に着座した乗員の足元スペースを確保することと、燃料タンクの容量を確保することが要請される。
上述の乗員の足元スペースはキックアップ部の前後位置によって規定されるが、足元スペースの拡大を図る目的で、キックアップ部を後方側に設定すると、充分な燃料タンク容量を確保することが困難となり、逆に、燃料タンク容量の拡大を図る目的で、キックアップ部を前方側に設定すると、充分な足元スペースの確保が困難となる問題点があった。
一方、特許文献1には燃料タンクを、キックアップ部の後方で、かつリヤフロアの下方に配設した構造が開示されているが、上述のリヤフロアおよび該リヤフロア上部に配置されるリヤシートのシートクッションには下方に突出する突出部が形成されていて、この突出部に対応すべく燃料タンクのトップデッキ部には凹部が形成されているので、この分、燃料タンク容量が減少して、充分な燃料タンク容量の確保が困難となる問題点があった。
また特許文献2にはキックアップ部後方のリヤフロアに、リヤシートのシートクッションを取付け、このシートクッションを上側のリヤシートクッション本体部と、下側のリヤシートクッション分割部とに分割し、リヤシートを前方にダブルホールドさせた時、リヤシートクッション分割部がリヤフロア上に残るように、該リヤフロアには下方に突出する凹部が形成されているので、仮に、キックアップ部の後方で、かつ、リヤフロアの下方に燃料タンクを配設すると、上述の凹部によって燃料タンクの充分な容量確保が阻害される問題点があった。
特開2001−63389号公報 特開平9−86245号公報
そこで、この発明は、フロアパネルの車幅方向の少なくとも一部に該フロアパネルの一般面よりも上方に突出したフロア突出部を形成し、燃料タンクをフロアパネルの一般面の下方に配設して、この燃料タンクの車幅方向の少なくとも一部には上方に突出したタンク突出部を形成し、このタンク突出部をフロア突出部により形成された空間内に配設すると共に、フロア突出部上方にはシートを配設することで、車室内スペースなかんずく乗員の足元スペースの確保と、燃料タンクの容量確保との両立を図ることができ、特にシートの前方下部のデッドスペースを乗員の足元スペースとして有効利用することができる車両用燃料タンクの配設構造の提供を目的とする。
この発明による車両用燃料タンクの配設構造は、車室フロアを形成するフロアパネルの下方に燃料タンクが配設された車両用燃料タンクの配設構造であって、上記フロアパネルの車幅方向の少なくとも一部に該フロアパネルの一般面より上方に突出したフロア突出部を形成し、上記燃料タンクをフロアパネルの一般面の下方に配設すると共に、該燃料タンクの車幅方向の少なくとも一部に上方に突出したタンク突出部を形成し、該タンク突出部を上記フロア突出部により形成された空間内に配設すると共に、上記フロア突出部の上方の車室内側にシートを配設したものである。
上記構成によれば、フロアパネルの一般面より上方に突出したフロア突出部を形成し、このフロア突出部で形成された空間内に燃料タンクのタンク突出部を配設したので、車室内スペースなかんずく乗員の足元スペースの確保と、燃料タンクの容量確保との両立を図ることができる。
またフロア突出部の上方の車室内側にシートを配設したので、シート前方下部のデッドスペースを乗員の足元スペースとして有効利用することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロア突出部は車幅方向のほぼ全幅にわたって突出形成され、上記燃料タンクの車幅方向のタンク突出部はフュエルポンプ取付け部を除いて車幅方向のほぼ全幅にわたって形成されたものである。
上記構成によれば、乗員の足元スペースを確保しつつ、燃料タンクのより一層良好な容量確保を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルには上方に段差が形成されたキックアップ部が設けられ、上記キックアップ部の後方に上記フロア突出部が形成されたものである。
上記構成によれば、上述のフロア突出部はキックアップ部よりもさらに一段上部に位置するので、燃料タンクのタンク容量をさらに拡大することができる。
この発明の一実施態様においては、上記燃料タンクにはキックアップ部より後方の下方空間にのみ配設されたものである。
上記構成によれば、燃料タンクの上記配設位置により、足元スペースを前後方向および上下方向に拡大することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルの一般面は前方に傾斜して形成され、傾斜した前方の低部には上記シートの前部が取付けられ、後方の高部にはシートの後部が取付けられたものである。
上記構成によれば、フロアパネルの一般面が前方に傾斜しているので、正面視でフロアパネルの両サイド部にはシート回転支持(例えば、ダブルホールド)に必要な部材を取付けるためのスペースが確保でき、正面視でフロアパネルの中間部分には車幅方向に上方に突出したフロア突出部を適切に形成することができる。したがって、シートの取付けと、燃料タンクの容量確保との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートは、左右の両端部が上記フロアパネルの一般面に取付けられて車幅方向に延びるシート支持フレームに取付けられたものである。
上記構成によれば、車幅方向に延びるシート支持フレームに対してシートを取付けるので、シートの支持剛性を確保しつつ、燃料タンクの容量拡大を確保することができる。
この発明によれば、フロアパネルの車幅方向の少なくとも一部に該フロアパネルの一般面よりも上方に突出したフロア突出部を形成し、燃料タンクをフロアパネルの一般面の下方に配設して、この燃料タンクの車幅方向の少なくとも一部には上方に突出したタンク突出部を形成し、このタンク突出部をフロア突出部により形成された空間内に配設すると共に、フロア突出部上方にはシートを配設したので、車室内スペースなかんずく乗員の足元スペースの確保と、燃料タンクの容量確保との両立を図ることができ、特にシートの前方下部のデッドスペースを乗員の足元スペースとして有効利用することができる効果がある。
車室内スペースなかんずく乗員の足元スペースの確保と、燃料タンクの容量確保との両立を図ることができ、また、シートの前方下部のデッドスペースを乗員の足元スペースとして有効利用するという目的を、フロアパネルの車幅方向の少なくとも一部に該フロアパネルの一般面よりも上方に突出したフロア突出部を形成し、燃料タンクをフロアパネルの一般面の下方に配設して、この燃料タンクの車幅方向の少なくとも一部には上方に突出したタンク突出部を形成し、このタンク突出部をフロア突出部により形成された空間内に配設すると共に、フロア突出部の上方の車室内側にシートを配設するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用燃料タンクの配設構造を示すが、まず、図1、図2、図3を参照して車体構造について説明する。
車室フロアを形成するフロアパネル1(フロント側のフロアパネル)の中央部には車室内側に突出して、車両の前後方向に延びるトンネル部2が形成されると共に、フロアパネル1の左右両側端部には、サイドシルインナとサイドシアウタとを接合して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面を備えたサイドシル(図示せず)が接合固定されている。
また上述のフロアパネル1には上方に段差が形成されたキックアップ部3を介してリヤフロア4(リヤ側のフロアパネル)が一体または一体的に連設され、このリヤフロア4の後部には下方に段下げ形成された凹状のスペアタイヤパン5が設けられている。
上述のキックアップ部3は前低後高状に傾斜して立ち上がり、このキックアップ部3の上端に断面L字状の段差部6を介してリヤフロア突出部7を形成している。キックアップ部3とリヤフロア突出部7との間に微少寸法の段差部6を形成することで、フロア剛性の向上を図るように構成している。
上述のリヤフロア突出部7は図2に示すように、リヤフロア4の左右の一般面8,8よりも上方に突出するように形成されると共に、所定幅の左右一般面8,8を残して車幅方向のほぼ全幅にわたって突出形成されている。
上述の左右一般面8,8は図3に示すように前方に傾斜、詳しくは前低後高状に傾斜して形成され、同図に示すように傾斜した前方の低部水平部8aには左右一対のリヤシート9,10の前部が支持され、傾斜した後方の高部8bにはストライカ11を介してリヤシート9,10の後部が支持されている。
すなわち、上述の一般面8の低部水平部8aの上面には図2、図3に示すように固定ブラケット12(リヤシート支持手段)を取付け、この固定ブラケット12に支軸13を介して可動ブラケット14(リヤシート支持手段)を回動可能に枢支し、左右一対設けられた可動ブラケット14,14の上端部相互間には車幅方向に延びる剛性部材としてのシート支持フレーム15を張架している。
このシート支持フレーム15は図2に示すようにリヤフロア突出部7と離間して、該リヤフロア突出部7上方において車幅方向に延びる剛性部材であって、この実施例では金属製角パイプにて上述のシート支持フレーム15を構成し、その左右の両端部をリヤフロア4の一般面8に取付けている。なお、シート支持フレーム15は金属製角パイプに代えて、ハイドロフォーム成形品によって構成してもよい。
上述のシート支持フレーム15のリヤ側には該シート支持フレーム15と離間して平行に延びる別のシート支持フレーム16を設け、これら前後のシート支持フレーム15,16間には左側のリヤシート9のシートクッション17と対応して一対のシートスライドレール18,18を取付けると共に、右側のリヤシート10のシートクッション17と対応して一対のシートスライドレール19,19と取付けている。
上述のシートスライドレール18,19は図4に示すように、2部材を接合して構成したロアレール20と、1部材を屈曲形成して構成したアッパレール21とを備え、図1に示すように各シートスライドレール18,19を車両の前後方向に向けて互に平行に取付けている。詳しくは、各ロアレール20…を前側のシート支持フレーム15に取付けると共に、それぞれのロアレール20…のリヤ側端部には上述の後側のシート支持フレーム16を取付けて、合計4本の各アッパレール21が車両の前後方向にスライド可能となるように構成されている。
また図2、図3に示すように上述の可動ブラケット14の車外側にはシートクッション18,19の下部において後側のシート支持フレーム16まで延びるシートサイドフレーム22を固定している。
このシートサイドフレーム22には図3に示すように上述のストライカ11を係入する係入部23を設け、この係入部23に取付けたラッチ(図示せず)によって上述のストライカ11を着脱可能に係合すべく構成している。
左右一対のリヤシート9,10は、シートクッション17とシートバック24とをそれぞれ備え、シートバック24はリクライニング支点25をもったリクライニングナックル26を介してシートクッション17に対して、左右独立して前方に伏動して、折り畳み可能に構成されている。
ここで、上述のシートクッション17はホイールハウスとの干渉を回避するために、図1に示すように車外側後部に凹部17aが形成されいている。また上述のシートバック24はサスタワーおよびホイールハウスとの干渉を回避するために、図2に示すように車外側下部に凹部24aが形成されている。
一方、図1、図2に示すようにリヤフロア4の左右両サイド下面部にはキックアップ部3からリヤフロア4の後端部まで延びる車体剛性部材としての左右一対のリヤサイドフレーム27,27を接合し、これら左右の各リヤサイドフレーム27,27とリヤフロア4との間には前後方向に延びる閉断面を形成し、スペアタイヤパン5の直前部において左右のリヤサイドフレーム27,27間を、車幅方向に延びるリヤクロスメンバ28(いわゆるNo.4クロスメンバ)で接続すると共に、リヤフロア4とリヤクロスメンバ28との間には図3に示すように、車幅方向に延びる閉断面29を形成している。
図5は燃料タンクの配設構造を示す正面図、図6は図1の底面図、図7は図6のA−A線矢視断面図であって、次に図1〜図3、図5〜図7を参照して燃料タンクの配設構造について説明する。
これらの各図面に示すように燃料タンク30はキックアップ部3よりも後方で、かつリヤフロア4よりも下方の空間にのみ配設されていて、図5に明瞭に示すように該燃料タンク30には上方に突出したタンク突出部30a(図5において一般面8よりも上方に突出した部分)が一体形成されている。つまり、燃料タンク30はその主体部30b(一般面8よりも下方の部分参照)がリヤフロア4の一般面8の下方に配設され、この主体部30bに対して上方に突出するタンク突出部30aを形成し、充分なタンク容量を確保すべく構成したものである。
そして、このタンク突出部30aを上述のリヤフロア突出部7により形成された空間31内に配設している。この実施例では、図5に示すように、上述のタンク突出部30aは凹状のフュエルポンプ取付け部30cを除いて空間31の内部に対応すべく車幅方向のほぼ全幅にわたって形成されており、タンク容量の拡大を図るように構成している。
また、上述の燃料タンク30は図6、図7に示すように支持されている。すなわち、車幅方向においてはトンネル部2の近傍で、かつ上下方向においてはキックアップ部3とリヤフロア突出部7とを跨ぐ位置にブラケット32を接合し、このブラケット32と上述のリヤクロスメンバ28とに締結する2本のタンクバンド33,34を用いて燃料タンク30を支持している。
一方のタンクバンド33はその前部がブラケット32に着脱可能に締結され、その後部がリヤクロスメンバ28の車幅方向端部側に着脱可能に締結されるもので、他方のタンクバンド34はその前部がブラケット32に着脱可能に締結され、その後部がリヤクロスメンバ28の車幅方向中間部に着脱可能に締結されるもので、締結手段としてはブラケット32およびリヤクロスメンバ28に予め溶接固定したナット35と、このナット35に螺合されるボルト36を用いている。
また、上記一対のタンクバンド33,34は底面から見てリヤ側が開放する横向きV字状に組み合わされている。
さらに、上述の燃料タンク30のブラケット32から遠い側としての右側の前部コーナ部には支持片37が一体または一体的に形成され、この支持片37は、ボルト、ナット等の取付け部材38を用いて、リヤサイドフレーム27に設けた突片39に着脱可能に取付けられている。
上述の燃料タンク30のタンク突出部30aは図3で示した側面形状(前高後低状に傾斜するスラント形状)に代えて、図8に示すように、リヤフロア突出部7の内部形状に沿うように側面視で前後方向の所定長さをもった凸形状に構成し、タンク容量のさらなる拡大を図ってもよい。
このように上記実施例の車両用燃料タンクの配設構造は、車室フロアを形成するフロアパネル(フロアパネル1およびリヤフロア4参照)の下方に燃料タンク30が配設された車両用燃料タンクの配設構造であって、上記フロアパネル(リヤフロア4参照)の車幅方向の少なくとも一部に該フロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8より上方に突出したリヤフロア突出部7を形成し、上記燃料タンク30をフロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8の下方に配設すると共に、該燃料タンク30の車幅方向の少なくとも一部に上方に突出したタンク突出部30aを形成し、該タンク突出部30aを上記リヤフロア突出部7により形成された空間31内に配設すると共に、上記リヤフロア突出部7の上方の車室内側にリヤシート9,10を配設したものである。
この構成によれば、フロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8より上方に突出したリヤフロア突出部7を形成し、このリヤフロア突出部7で形成された空間31内に燃料タンク30のタンク突出部30aを配設したので、車室内スペースなかんずく乗員の足元スペースの確保と、燃料タンク30の容量確保との両立を図ることができる。
またリヤフロア突出部7の上方の車室内側にリヤシート9,10を配設したので、図9に乗員が着座した状態を示すように、リヤシート9,10(特にシートクッション17参照)の前方下部のデッドスペースを乗員の足元スペースとして有効利用することができる。
特に、同図に示す従来のキックアップ部αに対して図9に実線で示す位置までキックアップ部3を後退設定しても、上記構成の採用により、タンク容量の確保ができるものである。
さらに、上記リヤフロア突出部7は車幅方向のほぼ全幅にわたって突出形成され、上記燃料タンク30の車幅方向のタンク突出部30aはフュエルポンプ取付け部30cを除いて車幅方向のほぼ全幅にわたって形成されたものである。
この構成によれば、乗員の足元スペースを確保しつつ、燃料タンク30のより一層良好な容量を図ることができる。
加えて、上記フロアパネル1には上方に段差が形成されたキックアップ部3が設けられ、上記キックアップ部3の後方に上記リヤフロア突出部7が形成されたものである。
この構成によれば、上述のリヤフロア突出部7はキックアップ部3よりもさらに一段上部に位置するので、燃料タンク30のタンク容量をさらに拡大することができる。
しかも、上記燃料タンク30にはキックアップ部3より後方の下方空間にのみ配設されたものである。
この構成によれば、燃料タンク30の上記配設位置により、図9に示すように、リヤシート9,10に着座したリヤ席乗員の足元スペースを前後方向および上下方向に拡大することができる。
また、上記フロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8は前方に傾斜して形成され、傾斜した前方の低部(低部水平部8a参照)には上記リヤシート9,10の前部が取付けられ、後方の高部8bにはリヤシート9,10の後部が取付けられたものである。
この構成によれば、フロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8が前方に傾斜しているので、正面視でフロアパネル(リヤフロア4参照)の両サイド部にはリヤシート9,10の回転支持(例えば、ダブルホールド)に必要な部材を取付けるためのスペースが確保でき、正面視でフロアパネル(リヤフロア4参照)の中間部分には車幅方向に上方に突出したリヤフロア突出部7を適切に形成することができる。したがって、リヤシート9,10の取付けと、燃料タンク30の容量確保との両立を図ることができる。
さらに、上記リヤシート9,10は、左右の両端部が上記フロアパネル(リヤフロア4参照)の一般面8に取付けられて車幅方向に延びるシート支持フレーム15に取付けられたものである。
この構成によれば、車幅方向に延びるシート支持フレーム15に対してリヤシート9,10を取付けるので、リヤシート9,10の支持剛性を確保しつつ、燃料タンク30の容量拡大を確保することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のフロアパネルは、実施例のフロアパネル1およびリヤフロア4に対応し、
以下同様に、
フロア突出部は、リヤフロア突出部7に対応し、
シートは、リヤシート9,10に対応し、
一般面の傾斜した前方の低部は、低部水平部8aに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両用燃料端タンクの配設構造を示す平面図。 燃料タンク配設構造を示す正面図。 燃料タンク配設構造を示す側面図。 シートスライドレールの拡大断面図。 フロア突出部とタンク突出部の関連構造を示す正面図。 図1の底面図。 図6のA−A線矢視断面図。 タンク突出部の他の実施例を示す側面図。 リヤシートに着座した乗員と足元スペースとを示す説明図。
符号の説明
1…フロアパネル
3…キックアップ部
4…リヤフロア(フロアパネル)
7…リヤフロア突出部(フロア突出部)
8…一般面
8a…低部水平部(低部)
8b…高部
9,10…リヤシート(シート)
15…シート支持フレーム
30…燃料タンク
30a…タンク突出部
30c…フュエルポンプ取付け部
31…空間

Claims (6)

  1. 車室フロアを形成するフロアパネルの下方に燃料タンクが配設された車両用燃料タンクの配設構造であって、
    上記フロアパネルの車幅方向の少なくとも一部に該フロアパネルの一般面より上方に突出したフロア突出部を形成し、
    上記燃料タンクをフロアパネルの一般面の下方に配設すると共に、
    該燃料タンクの車幅方向の少なくとも一部に上方に突出したタンク突出部を形成し、
    該タンク突出部を上記フロア突出部により形成された空間内に配設すると共に、
    上記フロア突出部の上方の車室内側にシートを配設した
    車両用燃料タンクの配設構造。
  2. 上記フロア突出部は車幅方向のほぼ全幅にわたって突出形成され、
    上記燃料タンクの車幅方向のタンク突出部はフュエルポンプ取付け部を除いて車幅方向のほぼ全幅にわたって形成された
    請求項1記載の車両用燃料タンクの配設構造。
  3. 上記フロアパネルには上方に段差が形成されたキックアップ部が設けられ、
    上記キックアップ部の後方に上記フロア突出部が形成された
    請求項1または2記載の車両用燃料タンクの配設構造。
  4. 上記燃料タンクにはキックアップ部より後方の下方空間にのみ配設された
    請求項3記載の車両用燃料タンクの配設構造。
  5. 上記フロアパネルの一般面は前方に傾斜して形成され、傾斜した前方の低部には上記シートの前部が取付けられ、後方の高部にはシートの後部が取付けられた
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両用燃料タンクの配設構造。
  6. 上記シートは、左右の両端部が上記フロアパネルの一般面に取付けられて車幅方向に延びるシート支持フレームに取付けられた
    請求項5記載の車両用燃料タンクの配設構造。
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