JPWO2010137712A1 - リーマ - Google Patents

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Abstract

本発明は、中心軸線を有すると共に先端側に位置づけられた刃部(14)に1つの切れ刃(20)を有するリーマ(10)を提供する。リーマ(10)は、刃部(14)に、3つのガイドパッド(28、30、32)を備える。第1ガイドパッド(28)は、1つの切れ刃(20)に対して略反対側に突出するように形成されている。刃部(14)の外周面における第1ガイドパッド(28)と1つの切れ刃(20)との間の2つの反対側を向いた領域のうちの一方の領域(14c)に第2ガイドパッド(30)が位置付けられ、他方の領域(14d)に第3ガイドパッド(32)が位置付けられている。

Description

本発明は、リーマに関し、特に1つの切れ刃を備えたリーマに関する。
1つの切れ刃を有するリーマは、一般に、穴加工中、一定方向の負荷を受けるため、その一定方向の負荷を受けるためのガイドパッドを備えている。そのリーマは、そのガイドパッドの外周面が加工穴の内周面に接触することによって加工中に該加工穴に対して支持される。ガイドパッドの加工穴への摺接によるバニッシング作用により、加工穴の内周面の表面粗さの向上が図られる。しかし、このようなリーマでは、概して、ガイドパッドの外周面と加工穴の内周面との接触面積が大きく、両者の摺接抵抗(バニッシングトルク)が増加する。これは、加工穴の内面の加工精度の低下をもたらし得る。
特許文献1は、加工穴の精度を向上するように考案された1つの刃を備える工具を開示する。特許文献1の工具は、刃部に、切れ刃と、回転方向において該切れ刃の後方に形成された1つの略円弧状のパッド部と、切りくず排出用溝とを備えている。そしてその1つのパッド部には、長手方向に延びる複数の溝が、そのパッド部の円弧面の一部を切り除くことによって形成されている。
特開2004−66391号公報
上記特許文献1の工具では、1つのパッド部が、工具の回転方向において切れ刃のすぐ後方に位置すると共に連続した範囲に延在するように形成されている。この工具を用いて被削材に穴加工を行う場合、特に被削材が高弾性を有する場合、そのパッド部は、加工穴を径方向外側に押し広げる場合がある。パッド部が穴を押し広げた場合、その結果得られる加工穴の内径は所望の大きさよりも小さくなる虞がある。パッド部が穴を押し広げることは、当該工具での穴加工を阻害し、加工穴の内面の加工精度の低下をもたらし得る。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、加工穴の精度を向上させることを可能にするリーマを提供することを目的とする。
本発明は、中心軸線を有すると共に先端側に位置付けられた刃部に1つの切れ刃を有するリーマにおいて、刃部の周囲に互いに離間して配置された少なくとも3つのガイドパッドを備え、少なくとも3つのガイドパッドは、各々が中心軸線に略平行に延びており、少なくとも3つのガイドパッドのうちの第1ガイドパッドは、1つの切れ刃に対して略反対側に突出するように形成されていて、刃部の外周面における第1ガイドパッドと1つの切れ刃との間の2つの反対側を向いた領域のうちの一方の領域に少なくとも3つのガイドパッドのうちの第2ガイドパッドが位置付けられ、2つの反対側を向いた領域のうちの一方の領域とは異なる他方の領域に少なくとも3つのガイドパッドのうちの第3ガイドパッドが位置付けられている、リーマを提供する。
好ましくは、被削材に対してリーマが中心軸線周りに相対回転運動する方向を回転方向と定めるとき、切れ刃を基準として、第2ガイドパッドは回転方向前方側に位置付けられ、第3ガイドパッドは回転方向後方側に位置付けられ、刃部を中心軸線の先端側からみたとき、第1ガイドパッドの外周面は、第2ガイドパッドの外周面よりも広く、かつ、第3ガイドパッドの外周面よりも広いとよい。
中心軸線を含むと共に切れ刃のコーナを通るように延びる平面を第1平面として定義するとき、第1平面は前記第1ガイドパッドと交差するとよい。
中心軸線によって範囲が画定されると共に切れ刃のコーナを通る半平面を基準半平面として定義するとき、中心軸線によって範囲が画定されると共に第1ガイドパッドの外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と基準半平面との間の角度は、該基準半平面を起点として回転方向前方側において、180°以上230°以下であるとよい。
第1ガイドパッドの外周面は、中心軸線周りに前記切れ刃のコーナを通るように定められる円筒面に沿って延在し、第1ガイドパッドの外周面の円周方向の長さは、円筒面の円周長さの8%〜15%の範囲に設定されるとよい。
中心軸線を含むと共に切れ刃のコーナを通るように延びる平面を第1平面として定義し、かつ、中心軸線を含み第1平面と直交するように延びる平面を第2平面として定義するとき、第2平面は第2ガイドパッドと交差しないとよい。
中心軸線によって範囲が画定されると共に切れ刃のコーナを通る半平面を基準半平面として定義するとき、中心軸線によって範囲が画定されると共に第2ガイドパッドの外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と基準半平面との間の角度は、該基準半平面を起点として回転方向前方側において、70°以上130°以下であるとよい。
第2ガイドパッドの外周面は、中心軸線周りに切れ刃のコーナを通るように定められる円筒面に沿って延在し、第2ガイドパッドの外周面の円周方向の長さは、円筒面の円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されるとよい。
中心軸線を含むと共に切れ刃のコーナを通るように延びる平面を第1平面として定義し、かつ、中心軸線を含み第1平面と直交するように延びる平面を第2平面として定義するとき、第2平面は第3ガイドパッドと交差しないとよい。
中心軸線によって範囲が画定されると共に切れ刃のコーナを通る半平面を基準半平面として定義するとき、中心軸線によって範囲が画定されると共に第3ガイドパッドの外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と基準半平面との間の角度は、該基準半平面を起点として回転方向前方側において、225°以上330°以下であるとよい。
第3ガイドパッドの外周面は、中心軸線周りに前記切れ刃のコーナを通るように定められる円筒面に沿って延在し、第3ガイドパッドの外周面の円周方向の長さは、円筒面の円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されるとよい。
切れ刃に沿って中心軸線に略平行に延びる溝部が形成されているとよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係るリーマの正面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るリーマの側面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図であり、図2のリーマの刃部のみの断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るリーマの正面図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係るリーマの側面図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図であり、図5のリーマの刃部のみの断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係るリーマの斜視図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係るリーマの別の斜視図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係るリーマの刃部の断面図であり、図3または図6に相当する図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係るリーマの刃部の断面図であり、図3または図6に相当する図である。 図11は、本発明の第5実施形態に係るリーマの刃部の断面図であり、図3または図6に相当する図である。 図12は、比較対象である従来のリーマの正面図である。 図13は、図12のリーマの側面図である。 図14は、図13のXIV−XIV線に沿った断面図であり、図13のリーマの刃部のみの断面図である。
以下に、本発明に係るリーマを実施形態に基づいて説明する。まず、第1実施形態に係るリーマを説明する。
図1〜図3に第1実施形態に係るリーマ10を示す。リーマ10は、略棒状であり、中心軸線Aを有する。中心軸線Aはリーマ10の先端側から基端側に通過するように延びる。特にここではリーマ10の外形は略円筒形または略丸棒状である。リーマ10の中心軸線Aは、切削加工中、リーマの回転軸線となり得る。
リーマ10は、その先端部に設けられた刃部14と、その後端部に設けられたシャンク部16と、刃部14とシャンク部16との間に設けられた首部18とを備えている。刃部14、首部18およびシャンク部16は、リーマ10に、先端側から順に位置付けられている。首部18は、刃部14およびシャンク部16よりもやや細い。
リーマ10は、刃部14に、1つの切れ刃20を有する。このようなリーマは、一枚刃リーマと称される。刃部14には、また、凹部または溝部22が形成されている。溝部22は切れ刃20に沿って形成されている。具体的には、切削加工中に被削材に対してリーマ10が中心軸線A周りに相対回転運動する方向を回転方向Kと定めるとき、溝部22は、切れ刃20の回転方向K側前方に空間を形成するように、切れ刃20に沿って形成されている。また、溝部22は、リーマ10の中心軸線Aに概ね平行に、刃部14の先端側から基端側に延びるように形成されている。溝部22は、リーマ10による切削加工により生み出された切りくずの流出を良好にするように形付けられている。したがって、溝部22は、切りくず排出用溝として機能し得る。ここでは、溝部22を定める第1壁面22aと第2壁面22bとの間の角度は鈍角である。
リーマ10の切れ刃20は、主切れ刃である食付き切れ刃20a、副切れ刃である外周切れ刃20b、およびコーナ20cから形成されている。食付き切れ刃20aは、コーナ20cを介して、外周切れ刃20bにつながる。つまり、食付き切れ刃20aと、外周切れ刃20bと、コーナ20c部分の刃とは連続して1つの切れ刃20を構成する。
食付き切れ刃20a、外周切れ刃20bおよびコーナ20cを有する切れ刃20は、予め加工形成された下穴の内周面を切削するために用いられ得る。特に、リーマ10は仕上げ加工に適するように構成されている。外周切れ刃20bから延びる外周面24aは、第1壁面22aを有する壁部24にあり、逃げ角を付与されていないので、加工穴の内周面に接触する円筒マージンとして機能する。なお、外周切れ刃20bから延びる外周面24aは、逃げ角を付与されている場合、加工穴の内周面に接触しない外周逃げ面として機能し得る。
さらに、刃部14は、3つのガイドパッド28、30、32を備えている。刃部14の壁部24および溝部22を除いた部分には、3つのガイドパッド28、30、32が互いに離間して形成されている。3つのガイドパッド28、30、32は径方向において被削材と接触する部分であり、これらのガイドパッドおよび切れ刃以外の刃部14の部分は径方向内側に逃がして形成されている。
3つのガイドパッド28、30、32の各々は、中心軸線Aに略平行な方向に延びるように、刃部14の先端部と基端部との間に切れ間なく延在している。
各ガイドパッドは、円周方向に延在する外周面と、該外周面から刃部14の内方に延在する径方向面とを有する。これら各ガイドパッドの外周面および径方向面は、刃部14の外周面14aに含まれる。各ガイドパッドの径方向面は、外周面14aの周面14bに斜めに延在する。
これらガイドパッド28、30、32の各々の外周面が、中心軸線A周りにコーナ20cを通るように定められる仮想の円筒面Bに沿って延在するように、ガイドパッド28、30、32の各々の形状は設計されている(図1および図3参照)。したがって、3つのガイドパッドである第1〜第3ガイドパッド28、30、32の外周面は、円筒面Bにほぼ重なる曲線形状(円弧形状)を有する。ただし、円筒面Bを表面に有する円筒の中心軸線は、上記中心軸線Aに一致する。なお、3つのガイドパッドの各々は、中心軸線Aの方向において、先端側から基端側に至るに伴い、実質的に幅が変化しないように、ここでは設計されている。
3つのガイドパッドのうちの第1ガイドパッド28は、切れ刃20に対して略反対側に突出するように形成されている。第2ガイドパッド30は、刃部14の外周面14aにおける第1ガイドパッド28と1つの切れ刃20との間の2つの反対側を向いた領域のうちの一方の領域(第1領域)14cに位置付けられている。これに対して、第3ガイドパッド32は、その2つの反対側を向いた領域のうちの第1領域14cとは異なる他方の領域(第2領域)14dに位置付けられている。第1領域14cおよび第2領域14dは互いに反対向きであるので、第2ガイドパッド30と第3ガイドパッド32とは略反対側に位置付けられている。さらに、切削加工時に被削材に対してリーマ10が相対回転運動する方向つまり上記回転方向Kを用いて第2ガイドパッド30および第3ガイドパッド32の位置関係を説明すると、切れ刃20を基準として、第2ガイドパッド30は回転方向K前方側に位置付けられ、第3ガイドパッド32は回転方向K後方側に位置付けられている。
ここでは、図1に示すように、中心軸線Aの方向において先端側からリーマ10をみたとき、第1ガイドパッド28は、中心軸線Aを中心にして、コーナ20cに対して点対称な位置を含む領域に設けられている。したがって、中心軸線Aを含むと共にコーナ20cを通るように延びる平面を第1平面S1として定義するとき、第1平面S1は第1ガイドパッド28と交差する(図1および図3参照)。なお、本第1実施形態のリーマ10では、第1ガイドパッド28は、リーマ10の円周方向(接線方向)において互いに離間する二つのガイドパッド部を備えるように、中心軸線Aの方向に延びる凹部28aを有する。つまり、ここでは、第1ガイドパッド28とは、2つのガイドパッド部と凹部28aとを含めた部分を指している。
第1ガイドパッド28の円周方向の位置は第1ガイドパッド28の外周面28bの円周方向の中点の位置を用いて特定され得る。より詳しくは、第1ガイドパッド28の円周方向の位置は、刃部14に関して中心軸線Aに直交するように定められる平面(以下、直交平面)上における、第1ガイドパッド28の外周面28bの円周方向の中点の位置を用いて特定されることができる。なお、図3は、リーマ10の刃部14のある1つの直交平面での断面図である。
直交平面上における第1ガイドパッド28の外周面28bの円周方向の中点は、中心軸線Aによって範囲が画定されると共にコーナ20cを通る半平面を基準半平面fsとして定義するとき、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側にある。さらに、直交平面上における第1ガイドパッド28の外周面28bの円周方向の中点は、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面fsと180°の角度を成す半平面と、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面fsと230°の角度を成す半平面との間に位置するように、第1ガイドパッド28は設計されている。つまり、中心軸線Aによって範囲が画定されると共に第1ガイドパッド28の外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と基準半平面との間の角度が該基準半平面fsを起点または基準として回転方向K前方側において180°以上230°以下になるように、第1ガイドパッド28は設計されている。
本第1実施形態のリーマ10では、第1ガイドパッド28に含まれる二つのガイドパッド部29a、29bのうち、回転方向K後方側にある一方のガイドパッド部29aの外周面の直交平面上における円周方向の中点29a´は、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面fsと180°の角度Pa1を成す半平面f1上にある。つまり、一方のガイドパッド部29aの外周面の中点29a´を通る半平面f1と基準半平面fsとは、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、180°を成す。他方、回転方向K前方側にある他方のガイドパッド部29bの外周面の直交平面上における中点29b´は、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面fsと220°の角度Pa2を成す半平面f2上にある。つまり、他方のガイドパッド部29bの外周面の中点29b´を通る半平面f2と基準半平面fsとは、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、220°を成す。
また、直交平面上における、ガイドパッド部29aの外周面の円周方向長さAa1とガイドパッド部29bの外周面の円周方向長さAa2との和は、後述する第2ガイドパッド30の外周面の円周方向長さよりも長く、かつ、第3ガイドパッド32の外周面の円周方向長さよりも長い。これは、第1ガイドパッド28の外周面は、第2ガイドパッド30の外周面よりも広く、かつ、第3ガイドパッド32の外周面よりも広いことに対応する。
ガイドパッド部29aの円周方向長さAa1とガイドパッド部29bの円周方向長さAa2の和として定められる第1ガイドパッド28の外周面の直交平面上における円周方向長さは、円筒面Bの円周長さの8%〜15%の範囲に設定されるのが望ましく、本第1実施形態のリーマ10においてもその範囲に設定されている。
次に、第2ガイドパッド30に関して説明する。第2ガイドパッド30の円周方向の位置も、第2ガイドパッド30の外周面30bの円周方向の中点の位置を用いて特定され得る。第2ガイドパッド30の外周面30bの直交平面上における円周方向の中点は、基準半平面fsを起点にして回転方向K前方側にある。さらに、第2ガイドパッド30のその中点が溝部22と第1ガイドパッド28との間にあるように、第2ガイドパッド30は位置付けられている。具体的には、中心軸線Aによって範囲が画定されると共に第2ガイドパッド30の外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と基準半平面fsとの間の角度が基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において70°以上130°以下になるように、第2ガイドパッド30は設計されている。本第1実施形態のリーマ10では、第2ガイドパッド30の直交平面上における外周面の中点30´は、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面fsと80°の角度を成す半平面f3上にある。つまり、第2ガイドパッド30の外周面の中点30´を通る半平面f3は、基準半平面fsとの間に、80°の角Pbを形成する。
また、第2ガイドパッド30の外周面の直交平面上における円周方向長さAbは、円筒面Bの円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されるのが望ましく、ここでもその範囲に設定されている。なお、リーマ10の第2ガイドパッド30は、中心軸線Aを含み第1平面S1と直交するように延びる平面を第2平面S2として定義するとき、第2平面S2と交差しない。
さらに、第3ガイドパッド32に関して説明する。第3ガイドパッド32の円周方向の位置も、第3ガイドパッド32の外周面32bの円周方向の中点の位置を用いて特定され得る。第3ガイドパッド32の外周面32bの直交平面上における円周方向の中点32´は、基準半平面を起点として回転方向K前方側にある。さらに、中心軸線Aによって範囲が画定されると共に第3ガイドパッド32の外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と基準半平面fsとの間の角度が、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、225°以上330°以下になるように、第3ガイドパッド32は設計されている。本第1実施形態のリーマ10では、第3ガイドパッド32の外周面の直交平面上における中点32´は、基準半平面fsを起点として回転方向K前方側において、中心軸線Aによって範囲が定められて基準半平面fsと285°の角度を成す半平面f4上にある。つまり、第3ガイドパッド32の外周面の中点32´を通る半平面f4は、基準半平面との間に、285°の角Pcを形成する。
また、第3ガイドパッド32の外周面の直交平面上における円周方向長さAcは、円筒面Bの円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されるのが望ましく、ここでもその範囲に設定されている。なお、リーマ10の第3ガイドパッド32は第2平面S2と交差しない。
以上に説明したリーマ10は、基本的に、穴加工時、その中心軸線Aまわりに回転させられつつ、被削材に対して押し進められる。特に、リーマ10は、被削材に予めあけられた下穴に対して中心軸線Aの方向に送られ、これにより、下穴を所定の内径に仕上げることができる。
上記構成を有する本第1実施形態に係るリーマ10の作用、効果について以下に説明する。
上記構成を備えるリーマ10は、以下に具体的に詳述するように、切削加工時に加工穴に対して適切に支持される。したがって、リーマ10は、加工穴の精度を向上させることを可能にする。
このリーマ10において、第1ガイドパッド28は、切れ刃20に対して略反対側に突出するように形成されている。特に、第1ガイドパッド28は、中心軸線Aを含むと共にコーナ20cを通るように延びる第1平面S1と交わる。したがって、第1ガイドパッド28は、切削加工時に切れ刃に作用する切削抵抗に対抗して、特に切れ刃20の法線方向に向く背分力に対抗して該リーマを支持(ガイド)することができる。第1ガイドパッド28が切削時の切削抵抗のうち大きな比率を占める背分力に対抗してリーマ10を支持するように機能するので、リーマ10は加工穴の穴曲がりおよび加工穴の真円度を効果的に改善することができる。そのうえ、第1ガイドパッド28の外周面の円周方向の長さが中心軸線A周りにコーナ20cを通るように定められる円筒面の円周長さの8%〜15%の範囲に設定されるので、第1ガイドパッド28と加工穴の内周面との接触面積が過不足ないものとなる。これにより、第1ガイドパッド28の摺接抵抗(バニッシングトルク)が過大になるのを防止することができ、第1ガイドパッド28が加工穴を外方に押し広げることを抑制することができる。これは、加工穴内径の縮小が生じることつまり加工穴の内径が所望の大きさよりも小さくなることを抑制することができることを意味する。したがって、リーマ10を用いた加工により、高精度な加工穴を得ることができる。
第2ガイドパッド30および第3ガイドパッド32は、前述したように設けられているので、主に切れ刃20の接線方向に向く主分力と、リーマ10に作用する遠心力との合力に対抗して該リーマ10を支持することができる。これにより、加工穴の穴曲がりおよび真円度をさらに改善することができる。しかも、第2および第3ガイドパッド30、32のそれぞれの外周面の円周方向長さAb、Acは、円筒面Bの円周方向長さの0.8%〜6%の範囲に設定されていて、第1ガイドパッド28の円周方向長さAaよりも短い。したがって、これら第2および第3ガイドパッド30、32による摺接抵抗の増加はごくわずかに抑えられる。これにより、加工穴内径の縮小が生じることを確実に抑制することができる。したがって、加工穴の真円度を向上させることができる。
一般に、偏肉部や薄肉部を有する被削材、アルミニウム合金からなる被削材等の弾性変形が生じやすい被削材に対してリーマ仕上げ切削をする場合、下穴および加工穴の内周面を径方向外側へ押し広げるような弾性変形が生じるので、ガイドパッドの外周面と前記内周面との間には強い接触状態が生じる。これに関して、この実施形態に係るリーマ10は、円周方向長さを前述の如く所定範囲内に設定した第1ガイドパッド28、および、この第1ガイドパッドよりも円周方向長さを短く設定した第2および第3ガイドパッド30、32を備えるので、これらガイドパッド28、30、32の摺接抵抗が過大になるのを防止することができる。したがって、前述したように、リーマ10による加工では、加工穴内径の縮小が生じることを抑制することができる。
そのうえ、第1、第2および第3ガイドパッド28、30、32はそれぞれ、前述したように所定領域に設けられるので、切削加工時、切削抵抗、遠心力およびこれらの合力に対抗して該リーマ10を確実に支持することができる。したがって、リーマ10は、加工穴の穴曲がりおよび真円度を効果的に改善することができる。
他方、弾性変形を生じやすい被削材を切削する場合においては、ガイドパッドの外周面と加工穴の内周面とが強く接触するため、ガイドパッドが加工穴の内周面に食い付いて被削材を切削する場合がある。単に3箇所にガイドパッドを配置したリーマでは、これらのガイドパッドが切れ刃として作用することにより、4つの切れ刃を有するリーマ(4枚刃リーマ)での加工で生じやすい三角形状または五角形状の加工穴を同様に生じやすい。
これに対して、本実施形態のリーマ10では、第2ガイドパッド30は第2平面上に存在しないように形成され、第3ガイドパッド5cも同様に第2平面上に存在しないように形成されるので、三角形状または五角形状の加工穴の形成を防止することができる。換言すると、回転方向で互いに隣り合う切れ刃および第1から第3ガイドパッドを90°間隔に配置しないことで、三角形状または五角形状の加工穴の形成を防止することができる。
このように、第2および第3ガイドパッド30、32は中心軸線Aの方向の先端側からリーマ10をみたとき、コーナ20cを基準として円周方向に均等に配置されないので、リーマ10を用いることで、加工穴、特に加工穴の出口側が三角形または五角形などの多角形状になることを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るリーマ110を説明する。ただし、以下では、リーマ110における、前述した第1実施形態に係るリーマ10との相違点について主に説明する。なお、既に説明した構成要素等に対応する構成要素等に、既に説明した構成要素等の符号に対応する符号が付され、それらの説明を省略する。
リーマ110を、図4から図8に示す。リーマ110では、上記溝部22に対応する溝部122は、上記切れ刃20に対応する切れ刃120に沿うように、形成されている。この溝部122は壁面122aと壁面122bとにより定められるが、壁面122aと壁面122bとは略直角を成す。このように、本発明に係るリーマの溝部の形状は種々変更され得る。
また、リーマ110も、リーマ10と同様に、3つのガイドパッド128、130、132を備える。これら3つのガイドパッド128、130、132は、上記した3つのガイドパッド28、30、32に対応し、位置、大きさ、範囲の点で、3つのガイドパッド28、30、32と概ね同じである。しかし、3つのガイドパッド128、130、132の各々は、ガイドパッド28、30、32とは異なる点を有する。3つのガイドパッド128、130、132の各々における径方向面は、刃部114の周面114bに対して直角を成すように形成されている。
次に、本発明の第3実施形態に係るリーマ210を説明する。ただし、以下では、リーマ210における、前述した第1および第2実施形態に係るリーマ10、110との相違点について主に説明する。なお、既に説明した構成要素等に対応する構成要素等に、既に説明した構成要素等の符号に対応する符号が付され、それらの説明を省略する。
リーマ210を図9に基づいて説明する。リーマ210の刃部214には、3つのガイドパッド228、230、232が形成されている。これら3つのガイドパッドのうちの第1ガイドパッド228は、上記第1ガイドパッド28、128とは異なり、凹部を有さず、円周方向に概ね段差のない外周面228bを有する。このように、1つのガイドパッドが複数のガイドパッド部を含んで構成されずに、1つのガイドパッド部から構成されることもある。
なお、第3実施形態の第1ガイドパッド228の円周方向の長さに関しても円筒面Bの円周長さの8%〜15%の範囲内にあることが好ましい。
また、リーマ210の第2ガイドパッド230は、第2平面が第2ガイドパッド230と交差するように形成されている。なお、このように構成された第2ガイドパッドにおいても、その第2ガイドパッド230の外周面の円周方向長さは、円筒面Bの円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されている。
さらに、リーマ210の第3ガイドパッド232は、第2平面が第3ガイドパッド232と交差するように形成されている。なお、このように構成された第3ガイドパッドにおいても、その第3ガイドパッド232の外周面の円周方向長さは、円筒面Bの円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されている。
次に、本発明の第4実施形態に係るリーマ310を説明する。ただし、以下では、リーマ310における、前述した第3実施形態に係るリーマ210との主たる相違点についてのみ説明する。なお、既に説明した構成要素等に対応する構成要素等に、既に説明した構成要素等の符号に対応する符号が付され、それらの説明を省略する。
リーマ310を図10に基づいて説明する。リーマ310は、第1ガイドパッドの大きさの点で、主に、リーマ210と相違する。第1ガイドパッド328の外周面の円周方向長さは、円筒面Bの円周長さの約15%に設定されている。
次に、本発明の第5実施形態に係るリーマ410を説明する。なお、既に説明した構成要素等に対応する構成要素等に、既に説明した構成要素等の符号に対応する符号が付され、それらの説明を省略する。
リーマ410を図11に基づいて説明する。リーマ410の第1ガイドパッド428は大きさ、形状および位置の点で、上記リーマ310の第1ガイドパッド328と概ね同じである。
また、リーマ410の第2ガイドパッド430および第3ガイドパッド432は、それぞれ、大きさおよび形状の点で、上記リーマ310の第2ガイドパッド330および第3ガイドパッド332と概ね同じである。なお、第3ガイドパッド332は、位置の点で、上記リーマ10の第3ガイドパッド32と同じである。
リーマ410は、第2ガイドパッド430の位置の点で、前述の他の実施形態のリーマと相違する。リーマ410の第2ガイドパッド430は、第2平面と交差しないように設定されている。加えて、リーマ410では、第2ガイドパッド430の外周面の中点は、基準半平面fsと90°を超える角度を成す、つまり鈍角を形成する半平面上にある。
以上、実施形態に基づいて説明した本発明に係るリーマによる効果を調べるべく、種々の実験を行った。その一例を以下に説明する。以下に説明する実験では、本発明を具現化したリーマ(以下、発明品)を用いて穴加工を行うと共に、比較対象である従来のリーマ(以下、比較品)を用いて穴加工を行った。そして、加工時のトルクおよび加工穴の精度を比較して、発明品の性能を評価した。その結果、以下に説明するように、発明品の素晴らしさを証明する結果が得られた。
まず、実験で用いた発明品の構成を説明する。実験では種々の発明品が用いられたが、例えば、次の2つの発明品が用いられた。始めに第1発明品について説明する。第1発明品では、コーナでのリーマの直径を5.5mmとした。第1発明品において第1ガイドパッドは、上記第1実施形態のリーマ10および上記第2実施形態のリーマ110と同様に、離間して配置された二つのガイドパッド部を備えた。
第1ガイドパッドの一方のガイドパッド部の外周面の円周方向の中点は、中心軸線Aによって範囲が定められて基準半平面と180°の角度を成す半平面上に位置付けられた。つまり、第1発明品の第1ガイドパッドの一方のガイドパッド部は、第1平面と交差するように形成された。第1ガイドパッドの他方のガイドパッド部の外周面の円周方向の中点は、基準半平面を起点として回転方向前方側において、中心軸線Aによって範囲が定められて基準半平面と220°の角度を成す半平面上に位置付けられた。
また、第1発明品の第2ガイドパッドの外周面の円周方向の中点は、基準半平面を起点として回転方向前方側において、中心軸線Aによって範囲が定められて基準半平面と80°の角度を成す半平面上に位置付けられた。さらに、第1発明品の第3ガイドパッドの外周面の円周方向の中点は、基準半平面を起点として回転方向前方側において、中心軸線Aによって範囲が定められて基準半平面と285°の角度を成す半平面上に位置付けられた。
さらに、第1発明品の第1ガイドパッドにおける一方のガイドパッド部の外周面の円周方向長さと他方のガイドパッド部の外周面の円周方向長さとの和は、中心軸線周りにコーナを通るように定められる円筒面の円周長さの15%に設定された。第2ガイドパッドの外周面の円周方向長さは、同円筒面の円周長さの6%に設定された。同様に、第3ガイドパッドの外周面の円周方向長さは、同円筒面の円周長さの6%に設定された。
他方、第2発明品は、第1〜第3のガイドパッドの外周面の円周方向長さの点で、上記した第1発明品と相違した。第2発明品の第1ガイドパッドにおける一方のガイドパッド部の外周面の円周方向長さと他方のガイドパッド部の外周面の円周方向長さとの和は、中心軸線周りにコーナを通るように定められる円筒面の円周長さの8%に設定された。第2ガイドパッドの外周面の円周方向長さは、同円筒面の円周長さの0.8%に設定された。同様に、第3ガイドパッドの外周面の円周方向長さは、同円筒面の円周長さの0.8%に設定された。
次に、比較品である従来のリーマ510の構成について図12から図14に基づいて説明する。この比較品のコーナ520cでの直径を発明品と同じ5.5mmに設定した。比較品のリーマのガイドパッドは2つのガイドパッドからなり、それらは円周方向に離して配置された。中心軸線Aによって範囲が画定されると共に切れ刃520のコーナ520cを通るように延びる基準半平面を起点として、リーマの回転方向前方側にあるガイドパッド550は、中心軸線Aを含みコーナ520cを通るように定められる平面と交差すると共に、広範囲に連続的に広がるように形成された。このガイドパッド550の外周面の円周方向の中点は、基準半平面を起点として回転方向K前方側において、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面と230°の角度を成す半平面上に位置付けられた。
他方、回転方向後方側にあるガイドパッド552の外周面の円周方向の中点は、中心軸線Aによって範囲が画定されて基準半平面と90°の角度を成す半平面上に位置付けられた。
さらに、比較品のガイドパッド550の外周面の円周方向長さは、中心軸線周りにコーナを通るように定められる円筒面の円周長さの約35%に設定された。比較品のもう1つのガイドパッド552の円周方向長さは、同円筒面の円周長さの約5%に設定された。
実験では、被削材としてアルミニウム合金を使用した。切削条件としては、切削速度Vcが80m/min,送り量fが0.16mm/rev、取代径が0.5mmに設定された。そして、前述したように構成された第1発明品のリーマ、第2発明品のリーマおよび比較品のリーマ、等を用いて、切削油剤を用いた湿式切削を行った。
(加工時のトルクについて)
比較品での加工時における平均トルクは約44N・cmであった。これに対して、第1発明品での加工時における平均トルクは約32N・cmであり、比較品の平均トルクよりも低かった。このことは、第1発明品が第1、第2および第3のガイドパッドの円周方向長さをそれぞれ前述のように限定した構成を採用したことで、各ガイドパッドに生じる摺接抵抗を比較品よりも低減できたことに起因する。さらに、第2発明品での加工時における平均トルクは第1発明品の平均トルクよりもさらに低い約25N・cmであった。
(加工穴の真円度について)
加工穴の真円度(JIS・B0621−1984)は、加工穴を二つの同心の幾何学的円で挟んだとき、同心二円の間隔が最小となる場合の、二円の差で表される。したがって、その差が小さいことは、加工穴の真円度が高いことを意味する。比較品で加工した加工穴の真円度は0.9μmであった。これに対して、第1および第2発明品のそれぞれで加工した加工穴の真円度は0.2μmであった。このことは、発明品が第1〜第3のガイドパッドを備えるとともに、これらガイドパッドの円周方向の配置に関して前述した構成を採用したことで、リーマに作用する切削抵抗および遠心力に対抗して該リーマが効果的に支持されたことを意味している。
なお、第1〜第3ガイドパッドの円周方向の位置を前述の所定範囲の上限とした発明品で加工した加工穴の真円度、および、それらの位置を前述の所定範囲の下限とした発明品で加工した加工穴の真円度は、それぞれ0.2μmであった。
加工時における、発明品の第1〜第3ガイドパッドに生じる摺接抵抗が比較品の摺接抵抗よりも小さくなるため、被削材の弾性変形が抑制された。これにより、発明品は、加工時にリーマの挙動を安定させ、加工穴の真円度の悪化を防止できた。なお、比較品では、加工時に、各ガイドパッドが基準半平面を基準として円周方向に等間隔(90°間隔)で加工穴と接触することになるため、比較品のリーマは、その中心軸線まわりに多角形状に振れ回る挙動を示した。そのため、加工穴は多角形状となった。これに対して、発明品は第1〜第3のガイドパッドがコーナを基準として円周方向において等間隔に加工穴に接触しない構成を採用しているので、発明品のリーマでは、その中心軸線周りに多角形状に振れ回る挙動は抑制された。このことも加工穴の真円度の良化に貢献した。
比較品において、回転方向前方側にあるガイドパッドの外周面の円周方向長さを、コーナを通る前記円筒面の円周長さの17%まで減じることによって、ガイドパッドの摺接抵抗の低減をもたらし、平均トルクを減少可能である。しかし、比較品は、ガイドパッドの数および円周方向の配置に関して適正な検討がなされたリーマではなく、ガイドパッドによってリーマを支持する作用を十分に有していない。そのため、比較品は、発明品に比べて、リーマの挙動を抑制する作用を十分に発揮できない。したがって、比較品での穴加工時、加工穴が多角形状となる現象が顕著にあらわれ、加工穴の真円度(多角形穴)が大きく劣るという結果となった。
なお、前述した実施形態では、ガイドパッドの数は3つであったが、4つ以上とされることもできる。また、上記第1および第2実施形態では第1ガイドパッドが2つのガイドパッド部を備えたが、各ガイドパッドは、複数のガイドパッド部を備えるように構成されることもできる。また、第1から第3ガイドパッドはそれぞれ前述した範囲に位置付けられることが好ましい。第1ガイドパッドのその範囲と第3ガイドパッドのその範囲とは部分的に重なっているが、これらは矛盾しないようにガイドパッドの設計に適用される。例えば、第3ガイドパッドは、第1ガイドパッドの位置に応じて、前述した範囲内の適当な位置に位置付けられることができる。
なお、前述した実施形態およびその変形例等では本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明はこれらに限定されない。本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明には、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。

Claims (12)

  1. 中心軸線を有すると共に先端側に位置付けられた刃部に1つの切れ刃を有するリーマにおいて、
    前記刃部の周囲に互いに離間して配置された少なくとも3つのガイドパッドを備え、
    前記少なくとも3つのガイドパッドは、各々が前記中心軸線に略平行に延びており、
    前記少なくとも3つのガイドパッドのうちの第1ガイドパッドは、前記1つの切れ刃に対して略反対側に突出するように形成されていて、
    前記刃部の外周面における前記第1ガイドパッドと前記1つの切れ刃との間の2つの反対側を向いた領域のうちの一方の領域に前記少なくとも3つのガイドパッドのうちの第2ガイドパッドが位置付けられ、前記2つの反対側を向いた領域のうちの前記一方の領域とは異なる他方の領域に前記少なくとも3つのガイドパッドのうちの第3ガイドパッドが位置付けられていることを特徴とするリーマ。
  2. 被削材に対して前記リーマが前記中心軸線周りに相対回転運動する方向を回転方向と定めるとき、
    前記切れ刃を基準として、前記第2ガイドパッドは回転方向前方側に位置付けられ、前記第3ガイドパッドは回転方向後方側に位置付けられ、
    前記刃部を前記中心軸線の先端側からみたとき、前記第1ガイドパッドの外周面は、前記第2ガイドパッドの外周面よりも広く、かつ、前記第3ガイドパッドの外周面よりも広いことを特徴とする請求項1に記載のリーマ。
  3. 前記中心軸線を含むと共に前記切れ刃のコーナを通るように延びる平面を第1平面として定義するとき、
    前記第1平面は前記第1ガイドパッドと交差することを特徴とする請求項2に記載のリーマ。
  4. 前記中心軸線によって範囲が画定されると共に前記切れ刃のコーナを通る半平面を基準半平面として定義するとき、
    前記中心軸線によって範囲が画定されると共に前記第1ガイドパッドの外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と前記基準半平面との間の角度は、該基準半平面を起点として前記回転方向前方側において、180°以上230°以下であることを特徴とする請求項2または3に記載のリーマ。
  5. 前記第1ガイドパッドの外周面は、前記中心軸線周りに前記切れ刃のコーナを通るように定められる円筒面に沿って延在し、
    前記第1ガイドパッドの前記外周面の円周方向の長さは、前記円筒面の円周長さの8%〜15%の範囲に設定されることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のリーマ。
  6. 前記中心軸線を含むと共に前記切れ刃のコーナを通るように延びる平面を第1平面として定義し、かつ、前記中心軸線を含み前記第1平面と直交するように延びる平面を第2平面として定義するとき、
    前記第2平面は前記第2ガイドパッドと交差しないことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のリーマ。
  7. 前記中心軸線によって範囲が画定されると共に前記切れ刃のコーナを通る半平面を基準半平面として定義するとき、
    前記中心軸線によって範囲が画定されると共に前記第2ガイドパッドの外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と前記基準半平面との間の角度は、該基準半平面を起点として前記回転方向前方側において、70°以上130°以下であることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のリーマ。
  8. 前記第2ガイドパッドの外周面は、前記中心軸線周りに前記切れ刃のコーナを通るように定められる円筒面に沿って延在し、
    前記第2ガイドパッドの前記外周面の円周方向の長さは、前記円筒面の円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載のリーマ。
  9. 前記中心軸線を含むと共に前記切れ刃のコーナを通るように延びる平面を第1平面として定義し、かつ、前記中心軸線を含み前記第1平面と直交するように延びる平面を第2平面として定義するとき、
    前記第2平面は前記第3ガイドパッドと交差しないことを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載のリーマ。
  10. 前記中心軸線によって範囲が画定されると共に前記切れ刃のコーナを通る半平面を基準半平面として定義するとき、
    前記中心軸線によって範囲が画定されると共に前記第3ガイドパッドの外周面の円周方向の中点を通るように定義される半平面と前記基準半平面との間の角度は、該基準半平面を起点として前記回転方向前方側において、225°以上330°以下であることを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載のリーマ。
  11. 前記第3ガイドパッドの外周面は、前記中心軸線周りに前記切れ刃のコーナを通るように定められる円筒面に沿って延在し、
    前記第3ガイドパッドの前記外周面の円周方向の長さは、前記円筒面の円周長さの0.8%〜6%の範囲に設定されることを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載のリーマ。
  12. 前記切れ刃に沿って前記中心軸線に略平行に延びる溝部が形成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のリーマ。
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