JPWO2010050521A1 - 防振装置の製造方法 - Google Patents

防振装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010050521A1
JPWO2010050521A1 JP2010535824A JP2010535824A JPWO2010050521A1 JP WO2010050521 A1 JPWO2010050521 A1 JP WO2010050521A1 JP 2010535824 A JP2010535824 A JP 2010535824A JP 2010535824 A JP2010535824 A JP 2010535824A JP WO2010050521 A1 JPWO2010050521 A1 JP WO2010050521A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
mounting member
vibration isolator
manufacturing
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010535824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5417340B2 (ja
Inventor
植木 哲
哲 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2010535824A priority Critical patent/JP5417340B2/ja
Publication of JPWO2010050521A1 publication Critical patent/JPWO2010050521A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417340B2 publication Critical patent/JP5417340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
    • F16F13/103Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like characterised by method of assembly, production or treatment
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2230/00Purpose; Design features
    • F16F2230/06Fluid filling or discharging
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49609Spring making
    • Y10T29/49615Resilient shock or vibration absorber utility

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

本発明は防振装置(10)の製造方法に関し、防振装置本体(21)における第1取付け部材(11)の内部に混合液を封入する封入工程は、第1取付け部材(11)の内圧を、第1液体(L1)および第2液体(L2)のうち、蒸気圧が低い第1液体(L1)の蒸気圧以上の負圧にした後に、第1液体(L1)を第1取付け部材(11)の内部に注入してその内圧を上昇させ、その後、第2液体(L2)を第1取付け部材(11)の内部に注入するため、本発明の製造方法によれば、互いに蒸気圧が異なる複数種の液体を含有する混合液を第1取付け部材の内部に封入するに際し、エア溜まりの発生を抑えつつ、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく封入することができる。

Description

本発明は、例えば自動車や産業機械等に適用され、エンジン等の振動発生部の振動を吸収および減衰する防振装置の製造方法に関する。
本願は、2008年10月28日に、日本に出願された特願2008−276460号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
この種の防振装置として、従来から、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材と;振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される第2取付け部材と;これらの両取付け部材同士を弾性的に連結するとともに第1取付け部材の軸方向一方側の開口部を閉塞するゴム弾性体と;第1取付け部材の軸方向他方側の開口部を閉塞するダイヤフラムと、第1取付け部材の内部を、ゴム弾性体を隔壁の一部とする主液室;およびダイヤフラムを隔壁の一部とする副液室に区画する仕切り部材と;が備えられ、仕切り部材の外周面側と第1取付け部材の内周面側との間に、主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成された構成が知られている。
近年では、例えば下記特許文献1に示されるように、第1取付け部材の内部に、複数種の液体を含有する混合液が封入された防振装置が提案されている。
このような防振装置の製造方法としては、以下の方法が考えられる:まず、第1取付け部材と第2取付け部材とがゴム弾性体により連結された本体ゴム部材を形成する。その後に、この本体ゴム部材に、仕切り部材およびダイヤフラムを組付けて、第1取付け部材の内部を主液室と副液室とに区画しかつ密閉する。そして、第1取付け部材の内部を排気して負圧にし、この負圧による吸引力によって第1取付け部材の内部に混合液を注入して防振装置を形成する方法である。
日本国特許第2860701号公報
しかしながら、前記従来の防振装置の製造方法では、前記複数種の液体の蒸気圧が互いに異なっている場合には、負圧化された第1取付け部材の内部に混合液を注入するときに、複数種の液体のうち少なくとも最も蒸気圧が高い液体が気化するおそれがある。このような気化が発生すると、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に注入するのが困難であるばかりでなく、第1取付け部材内の混合液中にエア(気体)が残存することとなる。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、互いに蒸気圧が異なる複数種の液体を含有する混合液を第1取付け部材の内部に封入する際に、エア溜まりの発生を抑えつつ、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく封入することができる防振装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の防振装置の製造方法は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材同士を弾性的に連結するゴム弾性体と、前記第1取付け部材の内部を、前記ゴム弾性体を隔壁の一部とし、かつゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室、および隔壁の少なくとも一部が変形可能に形成された副液室に区画する仕切り部材と、が備えられ、前記仕切り部材の外周面側と前記第1取付け部材の内周面側との間に、主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成されるとともに、前記第1取付け部材の内部に、互いに蒸気圧が異なる第1液体および第2液体を少なくとも含有する混合液が封入された防振装置の製造方法であって、前記両取付け部材同士がゴム弾性体により連結されてなる本体ゴム部材を形成する本体ゴム部材形成工程と、前記本体ゴム部材に、少なくとも前記仕切り部材を組付けて、前記第1取付け部材の内部を密閉しかつ前記主液室と前記副液室とに区画して防振装置本体を形成する防振装置本体形成工程と、この防振装置本体における前記第1取付け部材の内部に前記混合液を封入して防振装置を形成する封入工程と、を備え、この封入工程は、前記第1取付け部材の内圧を、前記第1液体および前記第2液体のうち、蒸気圧が低い前記第1液体の蒸気圧以上の負圧にした後に、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に注入してその内圧を上昇させ、その後、前記第2液体を前記第1取付け部材の内部に注入することを特徴とする。
この発明では、封入工程時に、第1取付け部材の内圧を、第1液体および第2液体のうち、蒸気圧が低い第1液体の蒸気圧以上の負圧に設定した後に、第1液体を第1取付け部材の内部に注入するので、この注入時に第1液体が気化するのを防ぐことができる。
そして、この第1液体の注入により、第1取付け部材の内部に残存していた希薄なエアが圧縮されてこの第1取付け部材の内圧が上昇させられるので、その後、第1液体および第2液体のうち蒸気圧が高い第2液体を第1取付け部材の内部に注入したときに、この第2液体が気化するのを抑制することが可能になる。
なお、第1液体および第2液体が例えば互いに不溶であって、これらの両液体を均等に分散させ難い場合には、両液体をまとめて前記混合液として第1取付け部材の内部に直接注入すると、両液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく注入するのが困難になると考えられる。しかしながら、本発明のように、第1液体を注入した後に第2液体を注入すると、前述のように第2液体が気化するのを抑えられることと相俟って、このような問題の発生を防止することができる。
以上より、互いに蒸気圧が異なる複数種の液体を含有する混合液を第1取付け部材の内部に封入するに際し、エア溜まりの発生を抑えつつ、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく封入することができる。
なお、第1液体を注入するときの第1取付け部材の内圧は、第1液体の蒸気圧の例えば2倍〜3倍程度高くしてもよい。
この場合、第1液体の注入時に、この液体が気化するのを確実に防ぐことができる。
ここで、前記封入工程は、前記第1取付け部材の内圧が前記第2液体の蒸気圧以上の負圧になるまで、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に注入してもよい。
この場合、第1取付け部材の内圧が第2液体の蒸気圧以上の負圧になるまで、第1液体を第1取付け部材の内部に注入するので、その後の第2液体の注入時に、この第2液体が気化するのを防ぐことが可能になる。
また、前記封入工程は、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に第2液体よりも多く注入してもよい。
さらに、前記封入工程は、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に60重量%以上99.9重量%以下注入し、前記第2液体を前記第1取付け部材の内部に0.1重量%以上40重量%以下注入してもよい。
この場合、第1液体の注入量が第2液体よりも多いので、第1液体を第1取付け部材の内部に注入したときに、その内圧を、少なくとも第2液体が気化し難くなる程度までは十分に高め易くすることが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、前記第1液体は、エチレングリコールとプロピレングリコールとを含有するもの、若しくはエチレングリコール単体とされ、前記第2液体は、シリコーンオイル、フッ素オイル若しくは水とされてもよい。
この場合、前述の作用効果が確実に奏功される。
この発明によれば、互いに蒸気圧が異なる複数種の液体を含有する混合液を第1取付け部材の内部に封入するに際し、エア溜まりの発生を抑えつつ、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく封入することができる。
本発明に係る一実施形態として示した防振装置の製造方法を実施するための封入装置を示す概略図である。 本発明に係る一実施形態として示した防振装置の縦断面図である。
以下、本発明に係る防振装置の一実施形態を、図1および図2を参照しながら説明する。この防振装置10は、図2に示されるように、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材11と、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される第2取付け部材12と、これらの両取付け部材11、12同士を弾性的に連結するゴム弾性体13と、第1取付け部材11の内部を後述する主液室14および副液室15に区画する仕切り部材16と、を備えている。
なお、これらの各部材はそれぞれ、上面視円形状若しくは円環状に形成されるとともに、共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を中心軸線Oという。
そして、この防振装置10が例えば自動車に装着された場合、第2取付け部材12が振動発生部としてのエンジンに連結される一方、第1取付け部材11が図示されないブラケット等を介して振動受部としての車体に連結されることにより、エンジンの振動が車体に伝達するのを抑えることができる。
第2取付け部材12は柱状に形成されるとともに、第1取付け部材11における前記中心軸線O方向の一端開口部に配置されている。ゴム弾性体13は、第1取付け部材11の一端開口部と第2取付け部材12の外周面とに接着されて、第1取付け部材11の内部を前記中心軸線O方向の一端側から閉塞している。なお、第2取付け部材12の一端面には雌ねじ部が形成されている。また、第2取付け部材12の軸方向一端部は、第1取付け部材11における前記中心軸線O方向の一端開口面よりも前記中心軸線O方向の外方に突出している。さらに、第1取付け部材11において、ゴム弾性体13の前記中心軸線O方向の他端部が位置する部分は、全周にわたって連続して延びる環状凹部11aである。なお、環状凹部11aは、第1取付け部材11の内周面がその径方向内方に向けて凸状に形成され、かつ第1取付け部材11の外周面が径方向内方に向けて凹状に形成されている。
第1取付け部材11における前記中心軸線O方向の他端開口部にはダイヤフラム19が配設されている。このダイヤフラム19は、上面視円形状に形成されるとともに、前記中心軸線O方向の他端側に向けて開口した逆椀状のダイヤフラムゴム19bと、内周面にダイヤフラムゴム19bの外周縁部が全周にわたって加硫させて接着されたリング板19aと、を備えている。そして、このリング板19aが、第1取付け部材11の前記他端開口部内に嵌合されることにより、ダイヤフラムゴム19bは第1取付け部材11の内部を前記中心軸線O方向の他端側から閉塞している。
以上の構成において、第1取付け部材11の内部のうち、ダイヤフラムゴム19bとゴム弾性体13との間に位置する部分が、これらのダイヤフラムゴム19bおよびゴム弾性体13によって液密に閉塞され、後述する混合液Lが充填された液室となっている。そして、この液室は、仕切り部材16によって、ゴム弾性体13を隔壁の一部に有し、このゴム弾性体13の変形により内容積が変化する主液室14と;ダイヤフラムゴム19bを隔壁の一部に有し、このダイヤフラムゴム19bの変形により内容積が変化する副液室15と;に区画されている。
仕切り部材16の外周面側と第1取付け部材11の内周面側との間には、第1取付け部材11の周方向に沿って延びるオリフィス通路24が形成されている。
図示の例では、仕切り部材16は、円環状に形成された仕切り部材本体16bと;ゴム材料で円板状に形成されるとともに、その外周縁部が全周にわたって仕切り部材本体16bの内周面に加硫接着されたメンブラン(membrane)16aと;を備えている。仕切り部材本体16bの外周面には周溝が形成されており、この周溝が前記オリフィス通路24である。このオリフィス通路24は、仕切り部材本体16bの径方向の外側から第1取付け部材11の内周面に被覆されたゴム膜18によって閉塞されている。
なお、ゴム膜18はゴム弾性体13と一体に形成されている。第1取付け部材11の内周面は、ゴム弾性体13およびゴム膜18により全域にわたって覆われている。また、仕切り部材16は、仕切り部材本体16bの外周縁部が第1取付け部材11の環状凹部11aとダイヤフラム19のリング板19aとにより前記中心軸線O方向に挟み込まれることにより固定されている。さらに、この防振装置10は、主液室14が鉛直方向上側に位置しかつ副液室15が鉛直方向下側に位置するように取り付けられる圧縮式である。また、この防振装置10には、第1取付け部材11およびゴム膜18を貫いて、オリフィス通路24に開口する貫通孔10bが形成されており、この貫通孔10bにリベット10aが嵌着されている。
そして、本実施形態では、前記混合液Lは、互いに蒸気圧が異なる第1液体L1および第2液体L2を少なくとも含有している。第1液体L1は、第2液体L2よりも蒸気圧が低くかつ混合液L中に含まれる重量が多い。なお、第2液体L2は、少なくとも−30℃以上100℃以下の温度範囲で、第1液体L1よりも蒸気圧が高い。例えば、第2液体L2の蒸気圧は第1液体L2の蒸気圧の2倍以上である。
以上のような第1液体L1としては、例えばエチレングリコールとプロピレングリコールとを含有するもの、若しくはエチレングリコール単体等が挙げられる。第2液体L2としては、例えばシリコーンオイル、フッ素オイル若しくは水等が挙げられる。また、混合液Lは、第1液体L1を60重量%以上99.9重量%以下含有し、第2液体L2を0.1重量%以上40重量%以下含有している。好ましくは、混合液Lは、第1液体L1を80重量%以上99重量%以下含有し、第2液体L2を1重量%以上20重量%以下含有している。なお、第2液体L2は、第1液体L1よりも粘度が低い。また例えば、混合液L中に、第1液体L1は80cc〜200cc含まれ、第2液体L2は0.5cc〜5cc含まれている。
なお、混合液Lは、第1液体L1および第2液体L2が互いに不溶であっても、少なくともこの防振装置10に路面の凹凸等により大きな振動(荷重)が入力されると、第1液体L1中に第2液体L2が第1液体L1に対して分離した状態で多数箇所に分散された態様になる。
次に、以上のように構成された防振装置10の製造方法について説明する。
まず、第1取付け部材11と第2取付け部材12とがゴム弾性体13により連結されてなる本体ゴム部材17を形成する本体ゴム部材形成工程を行う。
本体ゴム部材形成工程を具体的に説明すると、まず、第1取付け部材11の内周面および第2取付け部材12の外周面にそれぞれ接着下地処理を施し、その後、これらの両取付け部材11、12をそれぞれ、図示せぬ金型内に配置する。次に、この金型内に、未加硫ゴムを射出してゴム弾性体13の成形体およびゴム膜18の成形体を一体に形成した後に、これらを加熱して加硫し、ゴム弾性体13およびゴム膜18を一体に形成する。この際、ゴム弾性体13が、第1取付け部材11の内周面および第2取付け部材12の外周面に接着されるとともに、ゴム膜18が、第1取付け部材11の内周面に接着されて、本体ゴム部材20が形成される。そして、第1取付け部材11およびゴム膜18に前記貫通孔10bを穿設する。
また、円環状の仕切り部材本体16bの内側にメンブラン16aが配設された仕切り部材16を形成する仕切り部材形成工程を行う。
仕切り部材形成工程を具体的に説明すると、仕切り部材本体16bの内周面に接着下地処理を施した後に、この仕切り部材本体16bを、メンブラン16aを形成するための図示せぬ金型内に配置する。次に、この金型内に、未加硫ゴムを射出してメンブラン16aの成形体を形成した後に、これを加熱して加硫し、メンブラン16aを形成する。この際、メンブラン16aの外周縁部が、仕切り部材本体16bの内周面に接着されて、仕切り部材16が形成される。
また、リング板19aの内側にダイヤフラムゴム19bが配設されたダイヤフラム19を形成するダイヤフラム形成工程を行う。
ダイヤフラム形成工程を具体的に説明すると、リング板19aの内周面に接着下地処理を施した後に、このリング板19aを、ダイヤフラムゴム19bを形成するための図示せぬ金型内に配置する。次に、この金型内に、未加硫ゴムを射出してダイヤフラムゴム19bの成形体を形成した後に、これを加熱して加硫し、ダイヤフラムゴム19bを形成する。この際、ダイヤフラムゴム19bの外周縁部が、リング板19aの内周面に接着されて、ダイヤフラム19が形成される。
次に、仕切り部材16およびダイヤフラム19を本体ゴム部材17に組付けて防振装置本体21を形成する防振装置本体の形成工程を行う。
防振装置本体の形成工程を具体的に説明すると、まず、本体ゴム部材17の第1取付け部材11内に仕切り部材16の仕切り部材本体16bを嵌合させて、本体ゴム部材17に仕切り部材16を組付ける。これにより、第1取付け部材11の内部が主液室14と副液室15とに区画される。この際、仕切り部材16は、第1取付け部材11の内部において、仕切り部材本体16bのオリフィス通路24に、第1取付け部材11およびゴム膜18に穿設された前記貫通孔10bが開口する位置に配設される。
次に、本体ゴム部材17の第1取付け部材11の他端開口部内にダイヤフラム19のリング板19aを嵌合させた後に、第1取付け部材11の他端側の端部を全周にわたってその径方向内側に屈曲させることにより、本体ゴム部材17にダイヤフラム19を組付ける。この際、仕切り部材16の仕切り部材本体16bが、第1取付け部材11の環状凹部11aとダイヤフラム19のリング板19aとにより前記中心軸線O方向に挟み込まれる。
以上より、第1取付け部材11の内部に混合液Lが封入される前の防振装置本体21が形成される。
次に、防振装置本体21における第1取付け部材11の内部に混合液Lを封入する封入工程を行う。
まず、この封入工程で用いる封入装置30について説明する。
この封入装置30は、図1に示されるように、第1液体L1が充填された第1タンク31と、第2液体L2が充填された第2タンク32と、第1タンク31に接続されこのタンク31内に連通した第1給液管33と、第2タンク32に接続されこのタンク32内に連通した第2給液管34と、これらの両給液管33、34が接続された三方弁35と、三方弁35に接続され先端側が注入ノズル36aである共通給液管36と、真空ポンプ37と、真空ポンプ37に接続され先端側が吸入ノズル38aである吸気管38と、吸気管38の途中位置に設けられた圧力計39と、吸気管38において圧力計39を挟んで真空ポンプ37側と反対に設けられた吸気バルブ40と、吸入ノズル38aの外周側に配設されたシール部材42と、真空ポンプ37および圧力計39からの各出力信号に基づいて三方弁35および吸気バルブ40を各別に作動させる制御装置41と、を備えている。
共通給液管36の注入ノズル36aは、吸気管38の吸入ノズル38a内に配設されている。
シール部材42は、リング状に形成されるとともにその中央部に窪み部が形成された台座42aと、台座42aの窪み部に装着されたOリング42bと、を備える。台座42aおよびOリング42bには、注入ノズル36aおよび吸入ノズル38aが貫設されている。
なお、防振装置本体21に形成された前記貫通孔10bの内径は、Oリング42bの内径よりも大きく、かつOリングの外径よりも小さい。このため、吸入ノズル38aおよび注入ノズル36aを防振装置本体21の貫通孔10b内に挿入したときに、この貫通孔10bがシール部材42により密閉される。
次に、以上のように構成された封入装置30を用いた封入工程について説明する。
まず、吸入ノズル38aおよび注入ノズル36aを防振装置本体21の貫通孔10b内に挿入し、この貫通孔10bをシール部材42で密閉した後に、真空ポンプ37を駆動させる。この際、真空ポンプ37から制御装置41に信号が出力され、この出力信号を受けた制御装置41は吸気バルブ40に制御信号を出力し、このバルブ40を開放させる。これにより、吸気管38の吸入ノズル38aから前記貫通孔10bを通して、防振装置本体21における第1取付け部材11の内部、つまり主液室14および副液室15(オリフィス通路24を含む。以下同じ)の気体(エア)が排出され、これらの両液室14、15の内圧が大気圧(101325Pa)より低い圧力つまり負圧になる。
そして、圧力計39により、両液室14、15の内圧が、前述した第1液体L1および第2液体L2のうち、蒸気圧が低い第1液体L1の蒸気圧以上、好ましくは第1液体L1の蒸気圧の例えば2倍〜3倍程度高い予め設定された負圧値になったことが確認されたときに、この圧力計39から制御装置41に信号が出力され、この出力信号を受けた制御装置41が、吸気バルブ40と三方弁35に制御信号を出力し、吸気管38、第2タンク32および第2給液管34と共通給液管36とを遮断した状態で、第1タンク31および第1給液管33と共通給液管36とを連通させるとともに、内蔵されたタイマ(timer)を作動させる。
この際、第1タンク31内および第1給液管33内の第1液体L1には、両液室14、15の負圧に起因した吸引力、および第1タンク31内の第1液体L1の重さによる液圧に起因した加圧力が加えられる。これにより、第1タンク31内および第1給液管33内の第1液体L1が、共通給液管36の注入ノズル36aを通して前記貫通孔10bから両液室14、15内に注入される。
この際、両液室14、15に残存していた希薄なエアが、注入された第1液体L1により圧縮されることで、この両液室14、15の内圧が上昇する。
そして、制御装置41のタイマが予め定められた時間をカウントしたとき、すなわち第1液体L1の所望の量が両液室14、15に注入されたとき、本実施形態では、両液室14、15の内圧が第2液体L2の蒸気圧以上の負圧になったときに、この制御装置41から三方弁35に制御信号が出力される。この制御信号により、第1タンク31および第1給液管33と共通給液管36との連通が遮断され、かつ第2タンク32および第2給液管34と共通給液管36とが連通させるとともに、前記タイマが新たに作動される。この際、第2タンク32内および第2給液管34内の第2液体L2には、前述と同様に吸引力および加圧力が加えられて、この液体L2が、共通給液管36の注入ノズル36aを通して前記貫通孔10bから両液室14、15内に注入される。
そして、制御装置41のタイマが予め定められた時間をカウントしたとき、すなわち第2液体L2の所望の量が両液室14、15に注入されて両液室14、15内が第1液体L1および第2液体L2で充満されたときに、この制御装置41から三方弁35に制御信号が出力され、第1タンク31および第1給液管33と共通給液管36との遮断を維持した状態で、第2タンク32および第2給液管34と共通給液管36との連通が遮断され、両液室14、15への第1液体L1および第2液体L2の注入が停止される。
その後、吸入ノズル38aおよび注入ノズル36aが前記貫通孔10bから抜き出され、この貫通孔10bにリベット10aが嵌着されることにより、両液室14、15を密閉して防振装置10が形成される。
ここで、実施例として、両液室14、15に第1液体L1を注入した後であって第2液体L2を注入する前の防振装置本体21における第1取付け部材11の内圧を算出した例を説明する。
この算出に際し、第1液体L1を注入する前に両液室14、15を排気してその内圧を40Paとし、この両液室14、15の内容積を100ccとし、両液体L1、L2の注入が完了したときの両液室14、15の内圧が大気圧になると仮定し、さらに第1液体L1を注入する前後で両液室14、15の残留エアは等エンタルピー(enthalpy)変化(P×Vκ=一定(但し、Pは圧力、Vは体積、κは比熱比であって2原子分子の場合は1.4))すると仮定した。
[第1実施例]
まず、第1液体L1としてエチレングリコール(蒸気圧8Pa(25℃))、および第2液体L2としてシリコーンオイル(蒸気圧35Pa(25℃))を採用し、また、第1液体L1を90cc、第2液体L2を10ccそれぞれ両液室14、15に注入する例について説明する。
両液室14、15に第1液体L1を90cc注入すると、この両液室14、15の残留エアは100ccから10ccに圧縮されるため、40×(100×10−61.4=P×(10×10−61.4が成立する。これにより、第1液体L1を注入した後であって第2液体L2を注入する前の両液室14、15の内圧Pは、40Paから1004.75Paに上昇し、第2液体L2の蒸気圧35Paよりも高くなる。そのため、第2液体L2を両液室14、15に注入しても、この第2液体L2は気化することはない。
なお、第1液体L1のエチレングリコールおよび第2液体L2のシリコーンオイルは互いに不溶であるため、両液体L1、L2の混合液Lが気化するときの圧力、つまり蒸気圧は、8+35=43Pa以下となる。したがって、この混合液Lを内圧が40Paの両液室14、15に注入すると気化するため、両液室14、15にエア溜まりが発生したり、第1液体L1および第2液体L2を所望の量ずつ高精度に封入できない場合がある。
[第2実施例]
次に、第1液体L1としてエチレングリコール(蒸気圧8Pa(25℃))、および第2液体L2として純水(蒸気圧3166Pa(25℃))を採用し、また、第1液体L1を96cc、第2液体L2を4ccそれぞれ両液室14、15に注入する例について説明する。
両液室14、15に第1液体L1を96cc注入すると、この両液室14、15の残留エアは100ccから4ccに圧縮されるため、40×(100×10−61.4=P×(4×10−61.4が成立する。これにより、第1液体L1を注入した後であって第2液体L2を注入する前の両液室14、15の内圧Pは、40Paから3623.9Paに上昇し、第2液体L2の蒸気圧3166Paよりも高くなる。そのため、第2液体L2を両液室14、15に注入しても、この第2液体L2は気化することはない。
なお、第1液体L1のエチレングリコールおよび第2液体L2の純水は互いに相溶であるため、両液体L1、L2の混合液Lの蒸気圧は、第1液体L1のモル数が1.727mol、第2液体L2のモル数が0.222molであることから368Paとなる。したがって、この混合液Lを内圧が40Paの両液室14、15に注入すると気化するため、両液室14、15にエア溜まりが発生したり、第1液体L1および第2液体L2を所望の量ずつ高精度に封入することができない場合がある。
以上説明したように、本実施形態による防振装置10によれば、封入工程時に、第1取付け部材11の内圧を、第1液体L1および第2液体L2のうち、蒸気圧が低い第1液体L1の蒸気圧以上の負圧にした後に、第1液体L1を第1取付け部材11の内部に注入するので、この注入時に第1液体L1が気化するのを防ぐことができる。
そして、この第1液体L1の注入により、第1取付け部材11の内部に残存していた希薄なエアが圧縮されてこの第1取付け部材11の内圧が上昇するので、その後、第1液体L1および第2液体L2のうち蒸気圧が高い第2液体L2を第1取付け部材11の内部に注入したときに、この第2液体L2が気化するのを抑制することが可能になる。
ここで、第1液体L1および第2液体L2が例えば互いに不溶であって、これらの両液体L1、L2を均等に分散させ難い場合には、両液体L1、L2をまとめて混合液Lとして第1取付け部材11の内部に直接注入すると、両液体L1、L2を所望の量ずつ高精度に再現性よく注入することが困難になると考えられる。しかしながら、本実施形態のように、第1液体L1を注入した後に第2液体L2を注入すると、前述のように第2液体L2が気化するのを抑えられることと相俟って、上述した不溶な場合の問題の発生を防止することができる。
以上より、互いに蒸気圧が異なる複数種の液体を含有する混合液Lを第1取付け部材11の内部に封入するに際し、エア溜まりの発生を抑えつつ、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく封入することができる。
また、本実施形態では、第1液体L1を注入するときの第1取付け部材11の内圧が、第1液体L1の蒸気圧の2倍〜3倍程度高くなっているので、第1液体L1の注入時に、この液体L1が気化するのを確実に防ぐことができる。
さらに、第1取付け部材11の内圧が第2液体L2の蒸気圧以上の負圧になるまで、第1液体L1を第1取付け部材11の内部に注入するので、その後の第2液体L2の注入時に、この第2液体L2が気化するのを防ぐことが可能になる。
また、第1液体L1の注入量が第2液体L2よりも多いので、第1液体L1を第1取付け部材11の内部に注入したときに、その内圧を、少なくとも第2液体L2が気化し難くなる程度までは十分に高め易くすることが可能になる。
さらに、本実施形態では、第1液体L1および第2液体L2それぞれの注入量が前記数値範囲とされ、また、第1液体L1および第2液体L2それぞれの材質が前述の材質であるため、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1液体L1および第2液体L2は、前述したものに限らず、適宜変更してもよい。
また、防振装置10として圧縮式を示したが、主液室14が鉛直方向下側に位置し、かつ副液室15が鉛直方向上側に位置するように取り付けられる吊り下げ式の防振装置にも適用可能である。
さらに、前記混合液Lは、二種類の液体L1、L2に限らず、三種類以上の液体を含有してもよい。
また、前記混合液Lには、例えば乳化剤等の界面活性剤を混入してもよい。
さらに、前記実施形態では、封入工程時に、第1取付け部材11の内圧が第2液体L2の蒸気圧以上の負圧になるまで、第1液体L1を第1取付け部材11の内部に注入したが、これに限らず、第1液体L1を注入した後の第1取付け部材11の内圧を、第2液体L2の蒸気圧より低くしてもよいし、第2液体L2の蒸気圧よりも高い正圧にしてもよい。
また、前記実施形態では、封入工程時に、第1液体L1を第1取付け部材11の内部に第2液体L2よりも多く注入したが、第1液体L1を、第2液体L2と比べて同量若しくは少量注入してもよい。
さらに、封入工程を行う封入装置30は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
互いに蒸気圧が異なる複数種の液体を含有する混合液を第1取付け部材の内部に封入するに際し、エア溜まりの発生を抑えつつ、複数種の液体を所望の量ずつ高精度に再現性よく封入することができる。
10 防振装置
11 第1取付け部材
12 第2取付け部材
13 ゴム弾性体
14 主液室
15 副液室
16 仕切り部材
17 本体ゴム部材
21 防振装置本体
24 オリフィス通路
L 混合液
L1 第1液体
L2 第2液体

Claims (5)

  1. 振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材と、
    振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される第2取付け部材と、
    これらの両取付け部材同士を弾性的に連結するゴム弾性体と、
    前記第1取付け部材の内部を、前記ゴム弾性体を隔壁の一部とし、かつゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室、および隔壁の少なくとも一部が変形可能に形成された副液室に区画する仕切り部材と、が備えられ、
    前記仕切り部材の外周面側と前記第1取付け部材の内周面側との間に、主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成されるとともに、前記第1取付け部材の内部に、互いに蒸気圧が異なる第1液体および第2液体を少なくとも含有する混合液が封入された防振装置の製造方法であって、
    前記両取付け部材同士がゴム弾性体により連結されてなる本体ゴム部材を形成する本体ゴム部材形成工程と、
    前記本体ゴム部材に、少なくとも前記仕切り部材を組付けて、前記第1取付け部材の内部を密閉しかつ前記主液室と前記副液室とに区画して防振装置本体を形成する防振装置本体形成工程と、
    この防振装置本体における前記第1取付け部材の内部に前記混合液を封入して防振装置を形成する封入工程と、を備え、
    この封入工程は、前記第1取付け部材の内圧を、前記第1液体および前記第2液体のうち、蒸気圧が低い前記第1液体の蒸気圧以上の負圧にした後に、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に注入してその内圧を上昇させ、その後、前記第2液体を前記第1取付け部材の内部に注入する防振装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の防振装置の製造方法であって、
    前記封入工程は、前記第1取付け部材の内圧が前記第2液体の蒸気圧以上の負圧になるまで、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に注入する防振装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の防振装置の製造方法であって、
    前記封入工程は、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に前記第2液体よりも多く注入する防振装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の防振装置の製造方法であって、
    前記封入工程は、前記第1液体を前記第1取付け部材の内部に60重量%以上99.9重量%以下注入し、前記第2液体を前記第1取付け部材の内部に0.1重量%以上40重量%以下注入する防振装置の製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置の製造方法であって、
    前記第1液体は、エチレングリコールとプロピレングリコールとを含有するもの、若しくはエチレングリコール単体とされ、前記第2液体は、シリコーンオイル、フッ素オイル若しくは水とされる防振装置の製造方法。
JP2010535824A 2008-10-28 2009-10-28 防振装置の製造方法 Active JP5417340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010535824A JP5417340B2 (ja) 2008-10-28 2009-10-28 防振装置の製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008276460 2008-10-28
JP2008276460 2008-10-28
PCT/JP2009/068521 WO2010050521A1 (ja) 2008-10-28 2009-10-28 防振装置の製造方法
JP2010535824A JP5417340B2 (ja) 2008-10-28 2009-10-28 防振装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010050521A1 true JPWO2010050521A1 (ja) 2012-03-29
JP5417340B2 JP5417340B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=42128880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010535824A Active JP5417340B2 (ja) 2008-10-28 2009-10-28 防振装置の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8407897B2 (ja)
EP (1) EP2343464B1 (ja)
JP (1) JP5417340B2 (ja)
CN (1) CN102165215B (ja)
WO (1) WO2010050521A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013163A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Bridgestone Corp 作動流体および防振装置
JP5649420B2 (ja) * 2010-11-30 2015-01-07 株式会社ブリヂストン 液体注入装置及び液体注入装置の使用方法
DE102011006156B4 (de) * 2011-03-25 2013-02-21 Trelleborg Automotive Germany Gmbh Hydraulisch dämpfendes Lager
FR3014158B1 (fr) * 2013-12-03 2016-11-04 Anvis Sd France Sas Dispositif antivibratoire hydroelastique comprenant du propanediol et son application.
JP6450627B2 (ja) * 2015-03-31 2019-01-09 株式会社ブリヂストン 防振装置の製造方法
CN109201975B (zh) * 2018-09-06 2020-04-03 河南民生特种装备有限公司 一种用于制作双向弹簧隔振器的模具组件及其使用方法
US11584519B2 (en) * 2019-04-12 2023-02-21 Textron Innovations Inc. Oscillatory pumping system for liquid vibration isolator

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4826426A (en) * 1983-09-02 1989-05-02 Tpv Energy Systems, Inc. Thermophotovoltaic technology
US4889325A (en) * 1988-08-15 1989-12-26 Lord Corporation Fluid filled vibration isolator
JPH0625727Y2 (ja) * 1988-08-23 1994-07-06 東海ゴム工業株式会社 流体封入式マウント装置
JP2860701B2 (ja) 1990-09-27 1999-02-24 豊田合成株式会社 液封入防振装置
JP2884799B2 (ja) * 1991-02-04 1999-04-19 東海ゴム工業株式会社 流体封入式マウント装置
JP2510903B2 (ja) * 1991-06-03 1996-06-26 東海ゴム工業株式会社 流体封入式マウント装置およびその製造方法
JP3009797B2 (ja) * 1993-01-22 2000-02-14 トヨタ自動車株式会社 流体封入式筒型マウント装置
JPH08170683A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Tokai Rubber Ind Ltd 液体封入式防振マウント
JP3038138B2 (ja) * 1995-07-07 2000-05-08 東海ゴム工業株式会社 流体封入式エンジンマウント
CN1066249C (zh) * 1996-06-25 2001-05-23 王明珠 单筒充气式双向减震器
JP4574801B2 (ja) * 1999-08-27 2010-11-04 住友精化株式会社 液化ガスの混合装置
JP3915591B2 (ja) * 2002-05-07 2007-05-16 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置の製造方法
JP4221237B2 (ja) * 2003-03-19 2009-02-12 倉敷化工株式会社 液体封入マウント用封入液の封入装置、及び液体封入マウントの製造方法
JP4437892B2 (ja) * 2003-03-27 2010-03-24 株式会社ブリヂストン 防振装置
JP4767112B2 (ja) * 2006-07-04 2011-09-07 倉敷化工株式会社 液封マウント用の液封入装置、及び液封マウントの製造方法
JP4767117B2 (ja) * 2006-07-21 2011-09-07 倉敷化工株式会社 液封マウント用の液封入装置
JP4902417B2 (ja) 2007-04-27 2012-03-21 楽天株式会社 メッセージ送受信システム、サーバ装置、端末装置、サーバ処理プログラム、端末処理プログラム、及び情報提供方法
CN101896733B (zh) * 2007-12-12 2013-12-18 株式会社普利司通 防振装置
CN102803783B (zh) * 2009-06-10 2015-01-28 株式会社普利司通 隔振装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102165215A (zh) 2011-08-24
EP2343464A1 (en) 2011-07-13
EP2343464B1 (en) 2016-06-22
US20110192030A1 (en) 2011-08-11
WO2010050521A1 (ja) 2010-05-06
JP5417340B2 (ja) 2014-02-12
EP2343464A4 (en) 2015-10-07
CN102165215B (zh) 2013-11-06
US8407897B2 (en) 2013-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5417340B2 (ja) 防振装置の製造方法
EP2273150B1 (en) Vibration isolating apparatus
US8360403B2 (en) Hydraulic mount and filling device for the same
US9243679B2 (en) Anti-vibration device
WO2011087019A1 (ja) 防振装置
JP5011247B2 (ja) 防振装置の製造方法
JP2011252535A (ja) 防振装置の製造方法
JP2010242906A (ja) 防振装置の製造方法
JP5264601B2 (ja) 防振装置の製造方法
JP5210947B2 (ja) 防振装置の製造方法
JPH11125297A (ja) 防振装置の製造方法
JP5286148B2 (ja) 防振装置の製造方法
KR20170029677A (ko) 엔진마운트
JP5087517B2 (ja) 防振装置の製造方法
JP5331605B2 (ja) 防振装置の製造方法および防振装置
JP5286167B2 (ja) 防振装置の製造方法
JP4361998B2 (ja) 防振装置及び防振装置への液体充填方法
JP5286165B2 (ja) 防振装置の製造方法
JP5452089B2 (ja) 防振装置の製造方法
JP2010286035A (ja) 防振装置
JP2011099465A (ja) 防振装置
JP5740292B2 (ja) 防振装置の製造方法、及び防振装置
JP2010242905A (ja) 防振装置の製造方法
JP2006097788A (ja) 円筒形液封防振装置
JP2000065126A (ja) 防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5417340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250