JPWO2009145270A1 - モータの制御装置および電動ステアリング装置 - Google Patents
モータの制御装置および電動ステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009145270A1 JPWO2009145270A1 JP2010514539A JP2010514539A JPWO2009145270A1 JP WO2009145270 A1 JPWO2009145270 A1 JP WO2009145270A1 JP 2010514539 A JP2010514539 A JP 2010514539A JP 2010514539 A JP2010514539 A JP 2010514539A JP WO2009145270 A1 JPWO2009145270 A1 JP WO2009145270A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation angle
- motor
- signal
- steering
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0457—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
- B62D5/0481—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
- B62D5/0484—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures for reaction to failures, e.g. limp home
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0457—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
- B62D5/046—Controlling the motor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0457—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
- B62D5/0481—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
- B62D5/049—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures detecting sensor failures
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P29/00—Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
- H02P29/02—Providing protection against overload without automatic interruption of supply
- H02P29/032—Preventing damage to the motor, e.g. setting individual current limits for different drive conditions
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/14—Electronic commutators
- H02P6/16—Circuit arrangements for detecting position
- H02P6/18—Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
- H02P6/185—Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using inductance sensing, e.g. pulse excitation
Abstract
Description
本願は、2008年5月28日に、日本に出願された特願2008−139802号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
すなわち、本発明の第1態様に係るモータの制御装置は、モータの回転角を検出して回転角信号を出力する回転角検出手段と;前記回転角検出手段の異常の有無を検知する異常検知手段と;前記モータの前記回転角を推定して推定回転角信号を出力する回転角推定手段と;前記異常検知手段により前記回転角検出手段の異常が検知されていない場合には、前記回転角検出手段から出力される前記回転角信号に基づき前記モータを駆動制御し、前記異常検知手段により前記回転角検出手段の異常が検知された場合には、前記回転角推定手段から出力される前記推定回転角信号に基づき前記モータを駆動制御する駆動制御手段と;を備える。
さらに、本発明の第3態様に係るモータの制御装置によれば、モータを滑らかに駆動制御することができる。
このため、例えばヨーレートゲインが相対的に高く、車両挙動に対する操舵の影響が大きくなる高速走行状態では、回転角信号に基づくモータの駆動制御から推定回転角信号に基づくモータの駆動制御へと制御処理が切り替えられると、モータの出力変動が過剰に大きくなり、車両挙動が不安定となる虞がある。
これに対して、本発明では、ヨーレートゲインが相対的に低く、車両挙動に対する操舵の影響が小さくなるものの、路面負荷が相対的に大きいことから大きなアシストトルクが必要とされる低速走行状態において、回転角信号に基づくモータの駆動制御から推定回転角信号に基づくモータの駆動制御へと制御処理を切り替えることを許可することから、運転者の操舵負荷を適切に低減することができる。
このため、モータの停止状態では、運転者の操舵トルクが増大することになり、この状態において推定回転角信号に基づくモータの駆動制御の実行が開始されると、操舵トルクが過剰に大きく変動することになり、操舵フィーリングに運転者が違和感を感じてしまったり、車両挙動が不安定になってしまう虞がある。
これに対して、本発明では、運転者の操舵トルクが相対的に小さいときに、回転角信号に基づくモータの駆動制御から推定回転角信号に基づくモータの駆動制御へと制御処理を切り替えることを許可することから、操舵トルクが大きく変動してしまうことを防止することができる。
このため、目標駆動制御量が相対的に大きい状態では、回転角信号に基づくモータの駆動制御から推定回転角信号に基づくモータの駆動制御へと制御処理が切り替えられると、操舵トルクが過剰に大きく変動することになり、操舵フィーリングに運転者が違和感を感じてしまったり、車両挙動が不安定になってしまう虞がある。
これに対して、本発明では、目標駆動制御量が相対的に小さいときに、回転角信号に基づくモータの駆動制御から推定回転角信号に基づくモータの駆動制御へと制御処理を切り替えることを許可することから、操舵トルクが大きく変動してしまうことを防止することができる。
本実施の形態によるモータの制御装置(後述)は、図1に示す車両用操舵装置としての電動ステアリング装置1のECU(Electronic Control Unit)50に搭載されている。
そして、ピニオン軸11に具備されるピニオン12と、車幅方向に往復動可能なラック軸13に具備されるラック14とは、互いに噛み合わされている。
ラック軸13は、ハウジング6の車幅方向に延びる略円筒状のラックハウジング6a内において、軸受16を介して軸長手方向に往復動可能に支持されている。
ラック軸13の各端部13aには、ラック軸13よりも大きな外径のラックエンドプレート17が固定され、さらに、ラックエンドプレート17には、ラックエンドヘッド18が固定されている。
ラックエンドヘッド18は、ボールジョイント19を備え、このボールジョイント19にタイロッド20が連結され、タイロッド20に操舵輪(前輪)5が連係されている。
そして、ラックハウジング6aの円環凹溝6bには、ラック軸13の軸長手方向に伸縮可能な蛇腹状のラックエンドカバー21の端部が装着されている。さらに、ラック軸13の端部13aと、ラックエンドプレート17と、ラックエンドヘッド18と、ボールジョイント19とは、ラックエンドカバー21内に収容され、タイロッド20は、ラックエンドカバー21を貫通して外方に突出している。
モータ31はハウジング6に軸支されたウォームギヤ32に連結され、このウォームギヤ32は、ピニオン軸11に一体的に設けられたウォームホイールギヤ33に噛合している。ウォームギヤ32およびウォームホイールギヤ33は、減速機構を構成し、モータ31で発生したトルクは、ウォームギヤ32とウォームホイールギヤ33により倍力されてピニオン軸11に伝達される。
操舵トルクセンサ40は、ピニオン軸11の外周面に軸方向所定間隔をおいて互いに逆方向の異方性となるように設けられた2つの磁歪膜(例えば、Ni−Feめっきなどの磁気異方性を有する磁歪膜)41,42と、各磁歪膜41,42に対向配置された2つの検出コイル43,44と、各検出コイル43,44に接続された検出回路45,46を備えている。各検出回路45,46は、各磁歪膜41,42に操舵トルクが作用したときに発生する逆磁歪特性に起因して生じる各検出コイル43,44のインダクタンスの変化を電圧変化に変換してECU(Electric Control Unit)50に出力する。ECU50は、各検出回路45,46の出力に基づいてステアリングシャフト3に作用する操舵トルクを算出する。
ステータ64は、例えばモータケース62内に圧入等により収容され、ロータ63の内周部には回転軸Oと同軸に配置された出力軸65が固定されている。
そして、モータ31のリッド61およびモータケース62は、出力軸65を2つの軸受66を介して回転可能に支持している。
分割コア64bは、例えば略T字型の複数の珪素鋼板が回転軸O方向に積層されて構成され、外周側のヨーク部64b1と内周側のティース部64b2とにより構成されている。ヨーク部64b1の周方向の両端面において、一方の端面上には、周方向に突出する凸部が設けられ、他方の端面上には、凸部が嵌合可能な凹部が設けられ、周方向で隣り合う分割コア64b,64bの一方のヨーク部64b1の凸部が他方のヨーク部64b1の凹部に嵌合することで円環状のヨークが形成されている。ティース部64b2は、ヨーク部64b1よりも小さな周方向幅を有し、ヨーク部64b1から径方向内方のロータ63に向かい突出している。そして、ティース部64b2には、例えば絶縁性樹脂材等からなるボビン64cが装着されている。
略筒状のバックヨーク63cは、例えば略環状の複数の珪素鋼板が回転軸O方向に積層されて構成される。バックヨーク63cの内周部には、出力軸65が装着され、バックヨーク63cの外周面上には、周方向に所定間隔をおいて複数の永久磁石63aが配置されている。そして、磁石カバー63bは、複数の永久磁石63aの外周面を覆うようにして配置されている。
ウォーム軸32aは、モータ31の出力軸65と同軸に配置され、2つの軸受68を介してハウジング6に回転可能に支持されている。なお、ハウジング6内に装着された2つの軸受68のうち、モータ31側の一方の軸受68は、止め輪69によって軸長手方向でのモータ31側への移動が規制されている。
さらに、例えば図5Aに示すように、2つの第1および第2出力コイル36b,36cは互いに位相差が90°となるように配置されている。
また、例えば図5Bに示すように、レゾルバ34の励磁コイル36aに電圧振幅がsin波で構成される励磁電圧が印加されると、レゾルバロータ35の回転(つまり、モータ31の回転軸65の回転)に伴い、各第1及び第2出力コイル36b,36cに回転角θmに応じた電圧振幅のエンベロープであるcos波出力電圧及びsin波出力電圧が誘起される。これらのcos波出力電圧及びsin波出力電圧は、RD変換処理によって検出され、さらに、sin波出力電圧及びcos波出力電圧の比である比tanθが算出され、比tanθの値の逆正接値tan−1により、例えば図5Cに示すように、回転角θmが算出される。
FETブリッジ72は、例えば図7に示すように、FET(例えば、MOSFET:Metal Oxide Semi-conductor Field Effect Transistor)を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備し、このブリッジ回路が、パルス幅変調(PWM)された信号によって駆動される。
このブリッジ回路は、例えば各相毎に対をなすハイ側およびロー側U相トランジスタUH,ULと、ハイ側およびロー側V相トランジスタVH,VLと、ハイ側およびロー側W相トランジスタWH,WLとをブリッジ接続して構成される。さらに、各トランジスタUH,VH,WHは、ドレインがバッテリ71(+B)に接続されてハイサイドアームを構成し、各トランジスタUL,VL,WLは、ソースが接地されてローサイドアームを構成している。また、各相毎にハイサイドアームの各トランジスタUH,VH,WHのソースとローサイドアームの各トランジスタUL,VL,WLのドレインとが接続されている。
そして、昇圧回路74は、FETブリッジ72のハイサイドアームを構成する各トランジスタUH,VH,WHのゲート電圧を昇圧する。
また、バッテリ71とFETブリッジ72および昇圧回路74との間、および、FETブリッジ72とモータ31の3相のうちの何れか2相(例えば、U相およびV相)のステータ巻線64a,64aとの間には、リレー駆動回路75aにより開閉駆動されるリレー75bが設けられている。そして、リレー駆動回路75aには、リレー75bの開閉動作を制御するためのリレー駆動信号が制御部73から入力されている。
なお、各トランジスタUH,ULおよびVH,VLおよびWH,WLを、パルス幅変調(PWM)によりオン/オフ駆動させるためのPWM信号のデューティ、つまりオン/オフの比率のマップ(データ)は、予め制御部73に記憶されている。
イナーシャ補正部84は、例えば操舵トルクセンサ40が出力するトルク検出信号Tqおよび車速センサ78から出力される車速Vおよび微分演算部85から出力される回転速度ωm(=dθm/dt)の時間微分値(=dωm/dt)に基づき、慣性モーメントに係るイナーシャ補正項を演算する。
なお、回転速度ωmとしては、後述する回転時推定器96bから出力される推定回転数ωrまたは後述するRD変換器99から出力される検出回転数ωdが採用される。
ダンパー補正部87は、例えば操舵トルクセンサ40が出力するトルク検出信号Tqおよび車速センサ78から出力される車速Vおよび微分演算部85から出力される回転速度ωm(=dθm/dt)に基づき、ダンピング係数に係るダンパー補正項を演算する。
また、電流制限制御部103は、後述する回転信号切替制御部101から出力される徐変指示信号、つまりδ軸目標電流Iδcの値をゼロから徐々に増大させることを指示する信号に応じて、電流偏差算出部89に出力するδ軸目標電流Iδcの値を、ゼロから第2補正演算部86から出力されるδ軸目標電流Iδcの値まで徐々に増大させるように変化させる。
なお、電流制限制御部103は、後述する回転信号切替制御部101から電流制限信号または徐変指示信号が出力されていない場合には、第2補正演算部86から出力されるδ軸目標電流Iδcの値を変更せずに電流偏差算出部89に出力する。
なお、γ軸電流Iγおよび及びδ軸電流Iδは、各相電流Iu,Iv,Iwの検出値をγ−δ座標上に変換してのγ軸電流Iγ及びδ軸電流Iδを演算する3相−γδ変換部98から出力される。
詳細には、この所定のゲート信号は、後述する回転角θmの複数の候補から、単一の推定値θmを仮推定値とし、この仮推定値を用いて、アシスト不感帯内において所定微小電流を通電してモータ31を駆動することをFETブリッジ72に指示し、運転者による操舵入力と同方向にモータ31による操舵補助力が作用するか否かによって、仮推定値が正しいか否かを決定する。仮推定値が正しい場合には、操舵トルクがアシスト不感帯内の範囲を超えた時点より、この推定値を用いてモータを駆動制御しアシストを行う。仮推定値が正しくない場合には、もう一方の推定値を用いてモータを駆動制御しアシストを行う。詳細は後述する。
そして、切換部97は、モータ31の状態に応じて、停止時推定器96aまたは回転時推定器96bを選択し、停止時推定器96aから出力される停止時回転角θsまたは回転時推定器96bから出力される回転時推定回転角θrを、回転角θmとして出力する。
例えば、切換部97は、モータ31の停止時には停止時推定器96aを選択し、モータ31の回転時には回転時推定器96bを選択する。
また、回転角推定器96の回転時推定器96bは、モータ31の回転時には、モータ31が発生する誘起電圧が回転速度ωmによって変化することを利用して、回転時推定回転角θrを推定する。
そして、切換部97は停止時推定器96aによる回転角推定を選択する。
もしくは、図8Aに示す通電パターンの状態を1回行った後に、図8Bに示す通電パターンの状態を1回行うことにより、パルス状(例えば、10μsec程度)の矩形波の交流電圧(例えば、12Vなど)を印加することを指示する指令信号Vsaを出力する。
なお、この第1マップは、例えば相間電圧比Vun/Vvnと、停止時回転角θsとの所定の対応関係を示すマップであって、例えば図9に示すように、電気角(edeg)での0°から360°の範囲内において、相間電圧比Vun/Vvnの適宜の単一の値に対して、停止時回転角θsの4つの値θ1,…,θ4が対応するようになっている。つまり、相間電圧比Vun/Vvnの2周期が電気角(edeg)での360°となっている。
例えば、相間電圧比Vun/Vvn=1.5の場合、停止時回転角θs=θ1(=100°),θ2(=150°),θ3(=280°),θ4(=330°)が対応している。
この第2マップは、例えばV相間電圧Vvnと、停止時回転角θsとの所定の対応関係を示すマップであって、例えば図10に示すように、電気角(edeg)での0°から360°の範囲内において、V相間電圧Vvnの適宜の単一の値に対して、停止時回転角θsの4つの値φ1,…,φ4が対応するようになっている。つまり、各相間電圧Vvnの2周期が電気角(edeg)での360°となっている。
例えば相間電圧比Vun/Vvn=1.5が得られるときのV相間電圧VvnがVvn=2.3(V)であったとすると、これを満たす回転角は、停止時回転角θs=φ1(=100°),φ2(=175°),φ3(=280°),φ4(=355°)が対応している。
このため、停止時回転角θsの4つの値θ1(=100°),θ2(=150°),θ3(=280°),θ4(=330°)が第1マップにより検索された場合には、第2マップの検索結果と等しくなる値θ1(=100°),θ3(=280°)の2つが停止時回転角θsの推定値候補として選択される。
もしくは、パルス幅Δtが短いので(例えば、10μsec)、電流の変化率(ΔI/Δt)が大きく、各巻線抵抗Run,Rvnにおける電圧降下が、各インダクタンスLun,Lvnにおける電圧降下に比べて十分に小さいので、相間電圧比Vun/Vvnは、下記数式(2)に示すように相間インダクタンス比Lun/Lvnにほぼ等しくなる。
モータ31のインダクタンス変化を示す図11において、例えば、各相間インダクタンスLun,Lvn,Lwnの平均値は、約72μHであり、各相間インダクタンスLun,Lvn,Lwnは、最小値(例えば、58μH)と最大値(例えば、86μH)との間で変動している。
したがって、相間インダクタンス比Lun/Lvnに近似される相間電圧比Vun/Vvnから停止時回転角θsを検知することができる。
また、バッテリ71の電圧に対して、各インピーダンスZun,Zvnが相対的に高いことから、U相およびV相の各ステータ巻線64aに流れる電流の大きさ(例えば、0.1A程度)は、相対的に小さくなり、回転角推定時においてモータ31の相端子間に印加される矩形波の通電によりモータ31に不必要なトルクが発生することは防止されている。
選択された停止時回転角θsの2つの推定値候補(例えば、θ1,θ3)は、電気角(edeg)で180°の位相差を有することから、各値(例えば、θ1,θ3)に対応するロータ63の界磁方向、つまり磁極の向きは互いに逆方向となる。
このため、2つの各推定値候補(例えば、θ1,θ3)において、モータ31に同一の通電を行うと、一方では、運転者の操舵トルクを補助するようにして、運転者の操舵方向と同一の方向にモータ31による補助トルクが発生し、他方では、運転者の操舵トルクを増加させるようにして、運転者の操舵方向の反対方向にモータ31による補助トルクが発生する。したがって、操舵トルクを観察することによって推定値候補が適正か否かを判定することができる。
なお、この所定微小電流の通電は、操舵トルクセンサ40により検出される操舵トルク(トルク検出信号)Tqが所定の補助下限トルク(アシスト不感帯)以下である状態(例えば、図12または図13に示す時刻t1から時刻t4に亘る期間)で実行される。
そして、d軸およびq軸とは位相差θeの位相角を有する、γ軸およびδ軸に発生する誘起電圧を図17に示すように推定し、推定したγ軸およびδ軸に発生する誘起電圧より位相差θeを図17のように求める。さらに、この位相差θeがゼロに収束するようにして図16のように、実際の回転角(実回転角)θと回転時推定回転角θrとが等しくなるように制御を行う。
回転時推定器96bは、γ軸誘起電圧推定器150と、δ軸誘起電圧推定部151と、tanθe演算部152と、θe演算部153と、偏差演算部154と、PI制御器155と、微分器156と、Ld乗算部157と、回転数演算部158と、積分器159と、乗算器160および161と、加算器162と、停止判定器163とからなる。
tanθe演算部152は、得られたγ軸誘起電圧Eex・sinθeとδ軸誘起電圧Eex・cosθeとの比である比tanθeを演算し出力する。
θe演算部153は、比tanθeの値の逆正接値tan−1を求める事により位相差θeを演算し出力する。
また、微分器156は、このようにして演算した位相差θeを微分して回転速度ωeを演算して出力する。
さらに、Ld乗算部157は、回転速度ωeとd軸インダクタンスLdを乗算して出力する。
一方、回転数演算部158は、δ軸誘起電圧Eex・cosθeの値を予め記憶してある誘起電圧定数keで割ることにより、推定回転数ωrを演算して出力する。
さらに、積分器159は、停止時推定器96aから出力される初期回転角θ0に基づき、推定回転数ωrを積分して回転角(実回転角)θを演算して出力する。
また、乗算器160は、回転速度ωeとd軸インダクタンスLdとの乗算値(ωe・Ld)とδ軸電流Iδとを乗算して得た値(ωe・Ld・Iδ)出力する。
加算器162は、制御量Δθと回転角θとを加算し、これを回転時推定回転角θrとして出力する。
以降、回転時推定回転角θrおよび推定回転数ωrを用いて、位相差θeがゼロに収束するように図16に示すブロック図のベクトル制御を行う。
レゾルバ34の異常を検知する方法として、第1の方法では、例えば図5Bに示すsin波出力電圧及びcos波出力電圧のそれぞれの二乗の和が、正常時には一定の所定値であること(つまり、sin2θm+cos2θm=一定)を利用する。そして、この二乗の和の値が所定範囲から外れた場合には、異常と判定する。
また、レゾルバ34の異常を検知する方法として、第2の方法では、例えば図5Bに示すsin波出力電圧及びcos波出力電圧のそれぞれは、正常時には一定の所定範囲にて変動することを利用する。そして、sin波出力電圧及びcos波出力電圧の値が所定範囲から外れた場合には、異常と判定する。
異常検知部100は、第1の方法または第2の方法の何れかにより、あるいは、第1の方法および第2の方法を併用して、レゾルバ34の異常が発生したか否かを判定する。
切替指示信号は、異常検知部100から異常検知信号が出力されていない場合、つまりレゾルバ34の異常が発生していないと判定された場合には、RD変換器99から出力される回転角θmおよび検出回転数ωdを選択することを指示する。一方、異常検知部100から異常検知信号が出力されている場合、つまりレゾルバ34の異常が発生していると判定された場合には、切換部97から出力される回転角θmおよび推定回転数ωrを選択することを指示する。
この切替指示信号が出力されるタイミング(つまり、切替指示信号として切替許可を示す「1」が出力されるタイミング)は、切り替えの前後においてモータ31の出力変動が過剰に大きくならないタイミング、あるいは、車両の走行挙動が不安定とならないタイミングであって、例えば図18Aおよび図18Bに示すように、操舵トルクセンサ40が出力するトルク検出信号Tqが所定操舵トルクTa未満である場合または車速センサ78が出力する車速Vが所定車速Va未満である場合などとされている。
このPWM駆動許可信号がPWM信号生成部94に出力されている状態では、PWM信号生成部94からFETブリッジ72にPWM信号が出力され、モータ31のPWM駆動が実行される。一方、PWM駆動許可信号がPWM信号生成部94に出力されていない状態では、PWM信号生成部94からFETブリッジ72にPWM信号が出力されず、モータ31のPWM駆動が停止される。
徐変指示信号は、切替指示信号によって回転信号切替器102での選択動作が切り替えられる際に、切り替えの前後においてモータ31の駆動量が急激に変動することを防止するために、切り替え後に電流制限制御部103から電流偏差算出部89に出力されるδ軸目標電流Iδcの値を、ゼロから第2補正演算部86から出力されるδ軸目標電流Iδcの値まで徐々に増大させるように変化させることを、電流制限制御部103に指示する。
そして、回転信号切替制御部101から回転角推定器96に推定指示信号が出力され、モータ31の停止時の停止時回転角θsおよび回転時の回転時推定回転角θrの推定が開始される。そして、所定条件(例えば、トルク検出信号Tqが所定操舵トルクTa未満または車速Vが所定車速Va未満など)が満たされた場合に、回転信号切替制御部101から回転信号切替器102に切替指示信号が出力される。この切替指示信号によって、RD変換器99から出力される回転角θmおよび検出回転数ωdの替わりに、切換部97から出力される回転角θmおよび推定回転数ωrが、外部に出力される回転角θmおよび回転速度ωmとして選択されるように切り替えられる。
そして、これらの回転角θmおよび回転速度ωmに応じてγ−δ座標上で電流のフィードバック制御(ベクトル制御)が開始され、回転信号切替制御部101からPWM信号生成部94へのPWM駆動許可信号の出力が再開される。そして、回転信号切替制御部101から電流制限制御部103に徐変指示信号が出力されて、電流制限制御部103から電流偏差算出部89に出力されるδ軸目標電流Iδcの値は、ゼロから第2補正演算部86から出力されるδ軸目標電流Iδcの値まで徐々に増大するように変化する。
先ず、例えば図19に示すステップS01においては、レゾルバ34の異常が検知されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、処理は進行しない。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS03においては、電流制限制御部103から電流偏差算出部89に出力されるδ軸目標電流Iδcの値をゼロとすることを指示する電流制限信号を出力する。
そして、ステップS04においては、PWM駆動許可信号の出力を停止する。
そして、ステップS05においては、PWM信号生成部94によるPWM信号の生成を停止する。
そして、ステップS06においては、推定指示信号を出力する。
そして、ステップS07においては、回転角の推定演算の処理を開始する。
この判定結果が「NO」の場合には、このステップS08の判定処理を繰り返し実行する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS09に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、このステップS09の判定処理を繰り返し実行する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS10に進む。
そして、ステップS10においては、切替指示信号を出力する。
そして、ステップS11においては、RD変換器99から出力される回転角θmおよび検出回転数ωdの替わりに切換部97から出力される回転角θmおよび推定回転数ωr(つまり、回転角および回転数の推定値)が、回転信号切替器102から外部に出力される回転角θmおよび回転速度ωmとして選択されるように切り替える。
そして、ステップS13においては、PWM駆動許可信号の出力を再開する。
そして、ステップS14においては、PWM信号生成部94によるPWM信号の生成を開始する。
そして、ステップS15においては、徐変指示信号を出力する。
そして、ステップS16においては、電流制限制御部103から電流偏差算出部89に出力されるδ軸目標電流Iδcの値を、ゼロから第2補正演算部86から出力されるδ軸目標電流Iδcの値まで徐々に増大するように変化させ、エンドに進み、一連の処理を終了する。
先ず、例えば図20に示すステップS21においては、車両のイグニッションスイッチが、オン(IG ON)とされているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS22に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、処理は進行しない。
そして、ステップS23においては、取得したγ軸電流Iγおよびδ軸電流Iδおよびγ軸電圧Vγおよびδ軸電圧Vδより、γ軸誘起電圧Eex・sinθeとδ軸誘起電圧Eex・cosθeを演算する。
そして、ステップS24においては、δ軸誘起電圧Eex・cosθeの値に基づいて、モータ31が停止状態であるか否かを判定する。
これは例えば前述の様に、値(Eex・cosθe)が所定値よりも小さい時には、モータ31が回転することによる誘起電圧が発生しておらず、モータ31が停止していると判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS44に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS25に進む。
そして、ステップS25においては、モータ31の相端子間(例えば、U相−V相端子間等)に所定矩形波の交流電圧の印加を開始し、停止時回転角θsの推定処理を開始する。
そして、ステップS26においては、各電圧センサ77により検出された各相電圧Vu,Vvおよび中点電圧Vnに基づき算出されるU相間電圧Vun(=Vu−Vn)およびV相間電圧Vvn(=Vv−Vn)を取得する。
そして、ステップS28においては、相間電圧比Vun/Vvnに基づく第1マップに対するマップ検索により、停止時回転角θsの4つの値θ1,…,θ4を取得する。
そして、ステップS29においては、V相間電圧Vvnに基づく第2マップに対するマップ検索により、停止時回転角θsの4つの値φ1,…,φ4を取得する。
そして、ステップS30においては、4つの値θ1,…,θ4のうちから、4つの値φ1,…,φ4の何れかと同等の2つの値を推定値候補として選択する。
そして、図21に示すステップS32においては、停止時回転角θsの2つの推定値候補のうち何れか一方を仮推定値として選択する。
そして、ステップS33においては、操舵トルクセンサ40により検出される操舵トルクTqがゼロよりも大きいか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、このステップS33の判定処理を繰り返し実行する。
一方、この判定結果が「YES」の場合、つまり運転者の操舵入力が開始された場合には、ステップS34に進む。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS35に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、このステップS34の判定処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS35においては、操舵トルクセンサ40により検出される操舵トルクTqおよび停止時回転角θsの仮推定値に応じて、運転者による操舵入力と同方向にモータ31による操舵補助力が作用するようにして、FETブリッジ72を介してモータ31を所定微小電流により駆動制御する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS38に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、停止時回転角θsの仮推定値の設定が適正であると判断してステップS37に進む。このステップS37においては、停止時回転角θsの仮推定値を、所定微小電流の通電前のモータ31の停止状態での停止時回転角θsの推定値として設定し、後述するステップS40に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS36に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、停止時回転角θsの仮推定値の設定が適正ではないと判断してステップS39に進む。このステップS39においては、2つの推定値候補のうち何れか他方を、所定微小電流の通電前のモータ31の停止状態での停止時回転角θsの推定値として設定する。これは、前述の駆動方向反転フラグに相当する。
そして、ステップS40においては、所定微小電流によるモータ13の駆動制御の実行を終了し、停止時回転角θsの推定値を回転角θmとして設定し、停止時回転角θsの推定処理を終了する。
そして、ステップS42においては、取得したγ軸電流Iγおよびδ軸電流Iδおよびγ軸電圧Vγおよびδ軸電圧Vδ、予め既知とされるモータ抵抗Rと、d軸インダクタンスLd、および後述の位相差速度(回転速度)ωeより、γ軸誘起電圧Eex・sinθeとδ軸誘起電圧Eex・cosθeを演算する。
そして、ステップS43においてはδ軸誘起電圧Eex・cosθeの値に基づいて、モータ31の回転状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS44に進む。
そして、ステップS45においては、位相差θeと位相差θeの収束目標であるゼロの偏差を演算し、PI制御器155を介して、制御量Δθを演算する。
そして、ステップS46においては、δ軸誘起電圧Eex・cosθeを予め既知の誘起電圧定数keで割る事によって推定回転数ωrを演算し、さらに、この推定回転数ωrを積分して回転角(実回転角)θを求める。
ステップS47においては、前述の回転角θと制御量Δθを加算して、回転時推定回転角θrを演算する。そして、この回転時推定回転角θrを用いて、位相差θeがゼロになるようにモータ駆動制御を行う。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS50に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS49に進む。
そして、ステップS49においては、停止時回転角θsと回転時推定回転角θrとの間に所定値を超える差が存在するか否かを判定することによって、停止時回転角θsと回転時推定回転角θrとがほぼ等しいか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS50に進み、このステップS50においては、通常時制御として、回転時推定回転角θrに基づくモータ31の駆動制御を実行し、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS51に進む。このステップS51においては、所定の異常時制御として、例えば回転駆動されるモータ31の停止を指示したり、例えば回転時推定回転角θrの推定値を回転角θmとして出力することを禁止したりする。さらに、このステップS51においては、電流センサ76から出力される検出信号(例えば、U相検出電流Ius,W相検出電流Iws等)には拘らずに電圧センサ77から出力される検出信号に基づき回転角θmを推定する他の公知の推定処理の実行を指示して、一連の処理を終了する。
モータ31をベクトル制御する制御ループのなかで、ステップS21〜ステップS51の一連の処理を繰り返してモータ31の回転角θmを推定し、モータ31の制御を行う。
しかも、制御処理の切り替え時に、推定される回転角θmに基づくモータ31の駆動制御の制御量(例えば、電流制限制御部103から電流偏差算出部89に出力されるδ軸目標電流Iδcの値)を徐々に増大させることで、モータ31の出力が急激に変動することを防止し、モータ31を滑らかに駆動制御することができる。
そして、γδ−3相変換部93に換わるdq−3相変換部93Aは、d−q座標上でのd軸電圧指令値Vdおよびq軸電圧指令値Vqを、静止座標である3相交流座標上での電圧指令値であるU相出力電圧VuおよびV相出力電圧VvおよびW相出力電圧Vwに変換して出力する。また、3相−γδ変換部98に換わる3相−γδ変換部98Aは、各相電流Iu,Iv,Iwの検出値をd−q座標上に変換してd軸電流Id及びq軸電流Iqを演算して出力する。また、回転時推定器96bに換わる回転時推定器96cは、例えば、第1相間電圧算出部95aから出力されるU相間電圧Vun(=Vu−Vn)と電流センサ76から出力されるU相検出電流Iusとに基づき、推定回転数ωrおよび回転時推定回転角θrを演算して出力する。
この第2変形例に係るモータの制御装置70では、例えば図24に示すように、停止時推定器96aには、各相電圧Vu,Vv,Vwを検出する電圧センサ77から出力される検出信号が入力されている。
なお、この第3マップは、例えば線間電圧比Vuv/Vwuと、停止時回転角θsとの所定の対応関係を示すマップであって、電気角(edeg)での0°から360°の範囲内において、線間電圧比Vuv/Vwuの適宜の単一の値に対して、停止時回転角θsの4つの値α1,…,α4が対応するようになっている。つまり、線間電圧比Vuv/Vwuの2周期が電気角(edeg)での360°となっている。
そして、停止時推定器96aは、第3マップにより検索された停止時回転角θsの4つの値α1,…,α4のうちの何れか2つを選択するために、線間電圧Vwuと、停止時回転角θsとの所定の対応関係を示す第4マップに対するマップ検索により停止時回転角θsを取得する。
この第4マップは、例えば線間電圧Vwuと、停止時回転角θsとの所定の対応関係を示すマップであって、電気角(edeg)での0°から360°の範囲内において、線間電圧Vwuの適宜の単一の値に対して、停止時回転角θsの4つの値β1,…,β4が対応するようになっている。つまり、各線間電圧Vuv,Vwuの2周期が、電気角(edeg)での360°となっている。
そして、第3マップにより検索された停止時回転角θsの4つの値α1,…,α4のうち、線間電圧Vwuに対応する停止時回転角θsの4つの値β1,…,β4の何れか2つと同等の2つの値を停止時回転角θsの推定値候補として選択する。
なお、バッテリ電圧(つまりFETブリッジ72の電源電圧)が変動しても、正確な停止時回転角θsを得るために、バッテリ電圧Vbを検出して、この値を用いて検出した線間電圧Vwuを補正する。この補正後の線間電圧Vwuを用いて第4マップを検索し、停止時回転角θsの4つの値β1,…,β4を得ている。このため、停止時推定器96aとバッテリ71(+B)との間には、例えば図24に示すような作動アンプを備えるボルテージフォロア回路71aが設けられ、このボルテージフォロア回路71aの出力が、停止時推定器96aに入力されている。
31 モータ
34 レゾルバ(回転角検出手段)
40 操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)
63 ロータ
64 ステータ
64a ステータ巻線
70 モータの制御装置
72 FETブリッジ
73 制御部(駆動制御手段、操舵制御手段)
78 車速センサ(車速検出手段)
82 目標電流設定部(目標駆動量設定手段)
83 第1補正演算部(目標駆動量設定手段)
86 第2補正演算部(目標駆動量設定手段)
94 PWM信号生成部
96 回転角推定器(回転角推定手段)
100 異常検知部(異常検知手段)
Claims (7)
- モータの回転角を検出して回転角信号を出力する回転角検出手段と;
前記回転角検出手段の異常の有無を検知する異常検知手段と;
前記モータの前記回転角を推定して推定回転角信号を出力する回転角推定手段と;
前記異常検知手段により前記回転角検出手段の異常が検知されていない場合には、前記回転角検出手段から出力される前記回転角信号に基づき前記モータを駆動制御し、
前記異常検知手段により前記回転角検出手段の異常が検知された場合には、前記回転角推定手段から出力される前記推定回転角信号に基づき前記モータを駆動制御する駆動制御手段と;
を備えることを特徴とするモータの制御装置。 - 前記異常検知手段により前記回転角検出手段の異常が検知されたことに伴い、
前記駆動制御手段が、前記回転角信号に基づく前記モータの駆動制御から前記推定回転角信号に基づく前記モータの駆動制御へと制御処理を切り替える際に、前記推定回転角信号に基づく前記モータの駆動制御の制御量を徐々に増大させる
ことを特徴とする請求項1に記載のモータの制御装置。 - 前記回転角検出手段が、レゾルバを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータの制御装置。
- 請求項1から請求項3の何れか1つに記載のモータの制御装置と;
前記電動パワーステアリング装置の操舵トルクを検出して操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出手段と;
前記車両の速度を検出して車速信号を出力する車速検出手段と;
前記操舵トルク検出手段から出力される前記操舵トルク信号と、前記車速検出手段から出力される前記車速信号と、前記モータの制御装置から出力される前記回転角信号または前記推定回転角信号とに応じて、前記駆動制御手段により前記モータを駆動制御し、前記操舵トルクを補助する補助トルクを前記モータから発生させる操舵制御手段と;
を備えることを特徴とする電動ステアリング装置。 - 前記車速検出手段から出力される前記車速信号が所定値未満である場合に、
前記操舵制御手段は、前記駆動制御手段が前記回転角信号に基づく前記モータの駆動制御から前記推定回転角信号に基づく前記モータの駆動制御へと制御処理を切り替えることを許可する
ことを特徴とする請求項4に記載の電動ステアリング装置。 - 前記操舵トルク検出手段から出力される前記操舵トルク信号が所定値未満である場合に、
前記操舵制御手段は、前記駆動制御手段が前記回転角信号に基づく前記モータの駆動制御から前記推定回転角信号に基づく前記モータの駆動制御へと制御処理を切り替えることを許可する
ことを特徴とする請求項4に記載の電動ステアリング装置。 - 前記操舵制御手段は、
前記車速検出手段から出力される前記車速信号および前記操舵トルク検出手段から出力される前記操舵トルク信号に基づき、前記モータの目標駆動制御量を設定する目標駆動量設定手段を備え;
前記目標駆動量設定手段により設定される前記目標駆動制御量に応じて、前記駆動制御手段により前記モータを駆動制御しており;
前記目標駆動量設定手段により設定される前記目標駆動制御量が所定値未満である場合に、前記駆動制御手段が前記回転角信号に基づく前記モータの駆動制御から前記推定回転角信号に基づく前記モータの駆動制御へと制御処理を切り替えることを許可する;
ことを特徴とする請求項4に記載の電動ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010514539A JP5286357B2 (ja) | 2008-05-28 | 2009-05-28 | 電動ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008139802 | 2008-05-28 | ||
JP2008139802 | 2008-05-28 | ||
PCT/JP2009/059799 WO2009145270A1 (ja) | 2008-05-28 | 2009-05-28 | モータの制御装置および電動ステアリング装置 |
JP2010514539A JP5286357B2 (ja) | 2008-05-28 | 2009-05-28 | 電動ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009145270A1 true JPWO2009145270A1 (ja) | 2011-10-13 |
JP5286357B2 JP5286357B2 (ja) | 2013-09-11 |
Family
ID=41377140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010514539A Expired - Fee Related JP5286357B2 (ja) | 2008-05-28 | 2009-05-28 | 電動ステアリング装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8670904B2 (ja) |
EP (1) | EP2282401B1 (ja) |
JP (1) | JP5286357B2 (ja) |
CN (1) | CN102027670B (ja) |
WO (1) | WO2009145270A1 (ja) |
Families Citing this family (45)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5534292B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2014-06-25 | 株式会社ジェイテクト | 車両用操舵装置 |
JP5376215B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2013-12-25 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置 |
JP5495018B2 (ja) | 2009-03-12 | 2014-05-21 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置 |
JP5561516B2 (ja) * | 2009-07-06 | 2014-07-30 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置および車両用操舵装置 |
JP5532295B2 (ja) * | 2009-11-12 | 2014-06-25 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置および車両用操舵装置 |
JP5440846B2 (ja) * | 2009-11-16 | 2014-03-12 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置および車両用操舵装置 |
JP5614583B2 (ja) * | 2009-11-17 | 2014-10-29 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置および車両用操舵装置 |
JP5456454B2 (ja) * | 2009-12-10 | 2014-03-26 | 株式会社ショーワ | 電動パワーステアリング装置 |
FR2954020B1 (fr) * | 2009-12-11 | 2012-02-24 | Hispano Suiza Sa | Dispositif de commande d'une msap |
JP5086385B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2012-11-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動パワーステアリング制御装置 |
JP5645058B2 (ja) * | 2010-06-11 | 2014-12-24 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置 |
JP5692569B2 (ja) | 2010-08-23 | 2015-04-01 | 株式会社ジェイテクト | 車両用操舵装置 |
JP5570401B2 (ja) * | 2010-12-01 | 2014-08-13 | 本田技研工業株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
JP5189659B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2013-04-24 | 三菱電機株式会社 | レゾルバの異常検出装置 |
US8948970B2 (en) * | 2011-04-07 | 2015-02-03 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
JP5708209B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2015-04-30 | 株式会社ジェイテクト | モータ制御装置及び車両用操舵装置 |
JP5867782B2 (ja) * | 2011-11-30 | 2016-02-24 | 株式会社ジェイテクト | 車両用操舵装置 |
TWI455474B (zh) * | 2011-12-07 | 2014-10-01 | Ind Tech Res Inst | 編碼器的自動對位方法及其裝置 |
JP5502126B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2014-05-28 | 三菱電機株式会社 | 多重巻線回転機の駆動装置 |
US9352775B2 (en) * | 2012-06-29 | 2016-05-31 | Ford Global Technologies | Method for determining assist torque offset and system using same |
JP6022951B2 (ja) * | 2013-01-18 | 2016-11-09 | トヨタ自動車株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
DE102014106218B4 (de) * | 2013-05-09 | 2021-11-25 | Denso Corporation | Drehende elektrische Maschine für ein Fahrzeug |
JP6083331B2 (ja) * | 2013-06-21 | 2017-02-22 | 株式会社デンソー | 車両用回転電機 |
JP5880492B2 (ja) * | 2013-07-03 | 2016-03-09 | 株式会社デンソー | 回転電機制御装置 |
JP6252759B2 (ja) * | 2013-08-26 | 2017-12-27 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
CN105659491B (zh) * | 2013-10-22 | 2018-09-07 | 三菱电机株式会社 | 电动机控制装置 |
JP6257331B2 (ja) * | 2014-01-07 | 2018-01-10 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置 |
EP2937976B1 (en) * | 2014-04-22 | 2017-11-22 | Skf Magnetic Mechatronics | Electronic magnetic bearing controller with an automatic reactive power compensation device |
JP6095851B2 (ja) * | 2014-04-29 | 2017-03-15 | 三菱電機株式会社 | 交流回転機の制御装置及びこれを備えた電動パワ−ステアリング装置 |
WO2016019344A1 (en) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | Trw Automotive U.S. Llc | Assist compensation for actively controlled power steering systems |
KR102288523B1 (ko) * | 2014-12-30 | 2021-08-11 | 엘지이노텍 주식회사 | 토크센서모듈 및 이를 포함하는 조향각 센싱장치 |
JP6156458B2 (ja) * | 2015-08-12 | 2017-07-05 | 日本精工株式会社 | モータ制御装置、電動パワーステアリング装置及び車両 |
JP6403904B2 (ja) * | 2015-11-25 | 2018-10-10 | 三菱電機株式会社 | 永久磁石型回転電機の制御装置 |
EP3388310B1 (en) * | 2015-12-09 | 2020-07-15 | NSK Ltd. | Electric power steering device control method and control device |
DE102016117529A1 (de) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | Trafag Ag | Drehmomentsensoranordnung und Verfahren zur Drehmomentmessung sowie Drehmomentregelvorrichtung und Elektroantrieb |
JP6399260B2 (ja) * | 2016-07-05 | 2018-10-03 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
JP6481800B2 (ja) * | 2016-08-26 | 2019-03-13 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
CN108068880B (zh) * | 2016-11-14 | 2021-01-19 | 比亚迪股份有限公司 | 车辆转向控制方法、装置和车辆 |
JP6396400B2 (ja) * | 2016-12-20 | 2018-09-26 | ファナック株式会社 | 異常判定装置および異常判定方法 |
KR20180094327A (ko) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 주식회사 만도 | 전동식 조향 장치의 모터 제어 장치 및 모터 제어 방법 |
KR102205254B1 (ko) * | 2017-04-27 | 2021-01-21 | 현대모비스 주식회사 | 전동식 파워 스티어링 시스템의 모터 제어 장치 및 방법 |
US11018617B2 (en) * | 2017-05-24 | 2021-05-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotation angle detection device and ac rotating machine control device |
JP7102923B2 (ja) * | 2018-05-15 | 2022-07-20 | 株式会社ジェイテクト | 車両用制御装置 |
KR102637909B1 (ko) * | 2019-01-23 | 2024-02-19 | 에이치엘만도 주식회사 | 전동식 파워 스티어링 시스템의 리던던시 회로 |
JP7053955B2 (ja) * | 2019-05-29 | 2022-04-12 | 三菱電機株式会社 | 回転機の制御装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3390333B2 (ja) | 1997-08-27 | 2003-03-24 | 本田技研工業株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
DE19755044C1 (de) * | 1997-12-11 | 1999-03-04 | Daimler Benz Ag | Fahrzeuglenkung |
JP2001112282A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ制御装置 |
GB2368053A (en) | 2000-10-20 | 2002-04-24 | Nsk Ltd | Electric power steering control |
JP3974391B2 (ja) * | 2001-12-07 | 2007-09-12 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
JP3660635B2 (ja) * | 2002-03-05 | 2005-06-15 | 三菱電機株式会社 | 電動パワーステアリング制御装置 |
JP4281316B2 (ja) | 2002-09-19 | 2009-06-17 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 電動機械制御装置、電動機械制御方法及びプログラム |
JP3763536B2 (ja) * | 2003-07-22 | 2006-04-05 | 本田技研工業株式会社 | ステアリング装置 |
JP2005219573A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Denso Corp | 車両の電動パワーステアリング制御装置 |
JP4281595B2 (ja) | 2004-03-26 | 2009-06-17 | トヨタ自動車株式会社 | 角度検出装置 |
WO2005105550A1 (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Nsk Ltd. | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
KR100995214B1 (ko) | 2006-05-26 | 2010-11-17 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 전동 파워 스티어링 장치 |
JP4829087B2 (ja) | 2006-12-05 | 2011-11-30 | オリンパスイメージング株式会社 | レンズ鏡枠 |
-
2009
- 2009-05-28 EP EP09754778A patent/EP2282401B1/en not_active Not-in-force
- 2009-05-28 JP JP2010514539A patent/JP5286357B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2009-05-28 CN CN2009801175602A patent/CN102027670B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2009-05-28 US US12/937,485 patent/US8670904B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-05-28 WO PCT/JP2009/059799 patent/WO2009145270A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5286357B2 (ja) | 2013-09-11 |
EP2282401A1 (en) | 2011-02-09 |
US20110035114A1 (en) | 2011-02-10 |
US8670904B2 (en) | 2014-03-11 |
EP2282401B1 (en) | 2012-06-27 |
EP2282401A4 (en) | 2011-05-25 |
WO2009145270A1 (ja) | 2009-12-03 |
CN102027670B (zh) | 2013-07-31 |
CN102027670A (zh) | 2011-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5286357B2 (ja) | 電動ステアリング装置 | |
JP4559464B2 (ja) | 電動ステアリング装置 | |
US8150580B2 (en) | Motor controller and electric power steering system | |
JP5365701B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
EP1470988B1 (en) | Electric power steering apparatus | |
WO2009123113A1 (ja) | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 | |
WO2009123107A1 (ja) | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 | |
WO2009087991A1 (ja) | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 | |
KR20060120015A (ko) | 전동 파워 스티어링 장치 | |
JP4816919B2 (ja) | ブラシレスモータ用制御装置 | |
JP2009261066A (ja) | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 | |
EP3300245B1 (en) | Motor control device | |
JP2005006420A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5790123B2 (ja) | モータ駆動制御装置とモータ駆動方法 | |
JP2004048958A (ja) | Dcブラシレスモータの制御装置 | |
JP2007091182A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP5570401B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3804686B2 (ja) | モータ駆動制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2009213229A (ja) | ブラシレスモータの制御装置および電動ステアリング装置 | |
JP4802174B2 (ja) | ブラシレスモータの制御装置および電動ステアリング装置 | |
JP4943383B2 (ja) | ブラシレスモータの制御装置および電動ステアリング装置 | |
JP5444697B2 (ja) | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 | |
JP2020150666A (ja) | モータ制御装置、モータ制御方法、及び電動パワーステアリング装置 | |
WO2022113317A1 (ja) | 回転電機の制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2006136144A (ja) | 無結線式モータ、その駆動制御装置及び無結線式モータの駆動制御装置を使用した電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5286357 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |