JPWO2009101935A1 - 建設機械 - Google Patents

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小林 民巨
民巨 小林
慎 松下
慎 松下
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    • F01P2003/187Arrangements or mounting of liquid-to-air heat-exchangers arranged in series

Abstract

熱交換装置(11)の支持体(12)の上側位置には上面カバー(17)を設け、この上面カバー(17)を構成する着脱式カバー(20)には、冷却風の流れ方向(A)で重なるラジエータ(13)とインタクーラ(15)との間の隙間(16)に対応する位置に上側開口部(20C)を設ける構成とした。従って、冷却ファン(7B)を回転駆動したときに、上側開口部(20C)は、冷えた冷却風を支持体(12)内に流入させ、ラジエータ(13)とインタクーラ(15)との隙間(16)を介してラジエータ(13)に供給することができる。これにより、インタクーラ(15)に重なったラジエータ(13)だけを上側開口部(20C)からの冷えた冷却風によって効率よく冷却することができる。

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン、ダンプトラック、リフトトラック、ブルドーザ等として用いられる建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としては油圧ショベルが知られており、この油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
また、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの前側に設けられ、オペレータが搭乗するキャブと、前記旋回フレームの後側に搭載され、油圧ポンプを駆動するエンジンと、該エンジンの近傍に設けられた熱交換装置と、前記エンジン、熱交換装置等を覆う外装カバーとによって大略構成されている。
ここで、熱交換装置は、エンジンの冷却ファンに対面する複数の熱交換器、例えばラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等により構成されている。また、昨今の小型な油圧ショベルでは、上部旋回体の限られたスペースを有効利用するために、前記ラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等を冷却風の流れ方向に対して並列に(幅方向に並べて)配置している(特許文献1:特開2006−207862号公報参照)。
一方、熱交換器の台数が増大したり、上部旋回体における熱交換装置の設置スペースがさらに小さくなった場合には、全ての熱交換器を並列に配設することができない。このために、熱交換装置には、並列に並べられた複数の熱交換器に対して冷却風の流れ方向の上流側に、他の熱交換器を重ねるように直列に配設する構成としたものがある(特許文献2:特開2006−224812号公報参照)。
ところで、上述した特許文献2による油圧ショベルでは、並列に並べられた一方の熱交換器の上流側に、他の熱交換器を冷却風の流れ方向に直列に重ねて配設している。このため、冷却風の下流側に位置する一方の熱交換器には、上流側の熱交換器を通過して温まった冷却風が供給されることになる。このために、下流側の熱交換器のうち、上流側の熱交換器に重なる部分は、冷却効率が悪くなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、冷却風の流れ方向に対し熱交換器を部分的に重ねて配置した場合でも、下流側の熱交換器に冷却風を積極的に供給することができ、この下流側の熱交換器による冷却効率を高めることができるようにした建設機械を提供することにある。
(1).本発明による建設機械は、油圧ポンプを駆動する原動機が搭載された車体と、該車体に取付けられ前記油圧ポンプから供給される圧油によって作動する作業装置と、前記車体に取付けられ冷却ファンから発生する冷却風によって流体を冷却する熱交換装置とを備えている。
そして、上述した課題を解決するために、本発明が採用する構成の特徴は、前記熱交換装置は、前記車体に対して立上がった状態で取付けられた支持体と、前記冷却風の流れ方向に対して前記冷却ファンよりも上流側に位置して該支持体に設けられた第1の熱交換器と、前記冷却風の流れ方向に対して前記冷却ファン(7B)よりも上流側に位置して該第1の熱交換器と並列に並べて前記支持体に設けられた第2の熱交換器と、前記冷却風の流れ方向に対して前記第1の熱交換器よりもさらに冷却風の流れ方向の上流側に位置して前記第1の熱交換器との間に隙間をもって前記支持体に設けられた第3の熱交換器と、前記第1、第2、第3の熱交換器の上側位置を覆って前記支持体に設けられた上面カバーとにより構成し、前記上面カバーには、前記第1の熱交換器と第3の熱交換器との間に形成される前記隙間に冷却風を導くために前記隙間に対応する位置に上側開口部を設けたことにある。
このように、冷却風の流れ方向に対し、第1の熱交換器の上流側に第3の熱交換器を重ねるように直列に配設した場合、第1の熱交換器には第3の熱交換器によって温められた冷却風だけが供給されることになるから、第1の熱交換器の冷却効率が悪化してしまう。
しかし、本発明では、第1、第2、第3の熱交換器の上側位置を覆って支持体に設けた上面カバーには、第1の熱交換器と第3の熱交換器との間の隙間に対応する位置に上側開口部を設けている。これにより、上側開口部は、外部の冷えた冷却風を第1の熱交換器と第3の熱交換器との隙間に供給することができる。この結果、第1の熱交換器には、上側開口部から流入する冷えた冷却風を隙間を通じて供給でき、該第1の熱交換器の冷却効率を向上することができる。
しかも、第2の熱交換器には、上流側から供給される冷えた冷却風を供給しているから、無駄な空気の吸い込みによって冷却風の風速が低下してしまうのを防止でき、これによっても第1、第2、第3の熱交換器の冷却効率を高めることができる。しかも、支持体に3個の熱交換器をコンパクトに纏めることができ、ミニショベルと呼ばれる超小型な建設機械にも3個以上の熱交換器を搭載することができる。
(2).この場合、本発明によると、前記上面カバーは、前記第2の熱交換器の上側を覆うように固定された固定式カバーと、前記第1の熱交換器と第3の熱交換器の上側を覆うように着脱可能に設けられ、前記上側開口部を有する着脱式カバーとにより構成したことにある。
この構成により、第2の熱交換器は、その上側位置が固定式カバーによって覆われているが、第2の熱交換器は、冷却風の流れ方向の上流側が開放されているから、点検作業、清掃作業等を容易に行うことができる。一方、第1の熱交換器と第3の熱交換器は、その上側位置を着脱式カバーにより覆っているから、この着脱式カバーを取外すことによって第3の熱交換器の後側に隠れている第1の熱交換器に対し、隙間を介して点検作業、清掃作業等を容易に行うことができる。
(3).本発明によると、前記隙間は、前記第1の熱交換器の点検、清掃作業と前記第1の熱交換器に冷却風が流入する通路となる空間である。従って、上側開口部から流入する冷却風を、冷却風通路となる隙間を介して第1の熱交換器に向け供給することができる。また、着脱式カバーを取外した状態では、隙間を介して点検、清掃作業等を行うことができる。
(4).本発明によると、前記上面カバーには、前記上側開口部を覆う防塵用のネット部材を設ける構成としたことにある。従って、このネット部材により塵埃等を取除いた冷却風を供給することができ、第1の熱交換器が損傷したり、塵埃等が堆積したりするのを防止でき、信頼性、メンテナンス作業性等を向上することができる。
(5).本発明によると、前記支持体には、前記第1、第2、第3の熱交換器よりも前記冷却風の流れ方向の上流側に冷却風中の塵埃を補足する防塵ネットを脱着可能に設ける構成としたことにある。従って、この防塵ネットは、冷却風中の塵埃を補足することができ、塵埃等を取除いた冷却風を熱交換器に供給することができる。そして、防塵ネットを取外したときには、この防塵ネットに付着した塵埃等を容易に洗浄することができる。また、防塵ネットを取外した状態では、第1、第2、第3の熱交換器を露出させることができ、これらの点検作業、清掃作業等を行うことができる。
(6).本発明によると、前記第1の熱交換器は前記原動機の冷却水を冷却するラジエータであり、前記第2の熱交換器は前記油圧ポンプに供給する作動油を冷却するオイルクーラであり、前記第3の熱交換器は原動機に設けられた過給機から供給された給気を冷却するインタクーラである。
(7).本発明によると、前記支持体は、前記第1、第2、第3の熱交換器を挟んでその両側に設けられた一対の側面板と、該一対の側面板を上側で連結する上側連結部材と、前記一対の側面板を下側で連結する下側連結部材とにより構成し、前記上面カバーは前記各側面板と上側連結部材の上側位置に取付ける構成としたことにある。
これにより、支持体に対し第1、第2、第3の熱交換器を取付けることにより熱交換装置を単体のユニットとして組立てることができ、この熱交換装置を支持体を介して車体に取付けることができる。そして、支持体の各側面板と上側連結部材の上側位置には、上面カバーを取付けることができる。
(8).本発明によると、前記車体は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に設けられた上部旋回体とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体として形成された旋回フレームと、該旋回フレームに左,右方向に延在する横置き状態で搭載され左,右方向の一側に前記冷却ファンが設けられると共に他側に油圧ポンプが設けられたエンジンとを備え、前記旋回フレームには、前記冷却ファンによる冷却風の流れ方向の上流側に位置して前記熱交換装置を取付ける構成としたことにある。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 図1中の上部旋回体をキャブ、外装カバー等を省略して示す拡大平面図である。 熱交換装置を単体で拡大して示す外観斜視図である。 熱交換装置を単体で拡大して示す平面図である。 熱交換装置を図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 図3に示す熱交換装置から上面カバーと防塵ネットを取外した状態を示す外観斜視図である。 支持体を単体で示す外観斜視図である。 上面カバーを拡大して示す外観斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
5 旋回フレーム
7 エンジン(原動機)
7A 過給機
7B 冷却ファン
8 油圧ポンプ
11 熱交換装置
12 支持体
12A 前側面板
12B 後側面板
12C 上側連結部材
12D 下側連結部材
12E ファンシュラウド
13 ラジエータ(第1の熱交換器)
14 オイルクーラ(第2の熱交換器)
15 インタクーラ(第3の熱交換器)
16 隙間
17 上面カバー
18 固定式カバー
18A,20A 横面部
18B,20B 縦面部
20 着脱式カバー
20C 上側開口部
20D ネット部材
21 防塵ネット
A 冷却風の流れ方向
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、クローラ式の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図8に従って詳細に説明する。
図1において、1は建設機械としてのクローラ式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、該下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置4とにより大略構成されている。
5は上部旋回体3を構成する旋回フレームで、該旋回フレーム5は支持構造体として形成されている。そして、旋回フレーム5は、図2に示す如く、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板5Aと、該底板5A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左,右の縦板5Bと、該各縦板5Bに対し左,右に間隔をもって配置され、前,後方向に延びた左サイドフレーム5C,右サイドフレーム5Dと、前記底板5A、縦板5Bから左,右方向に張出し、その先端部に左,右のサイドフレーム5C,5Dを支持する複数本の張出しビーム5Eと、底板5Aとサイドフレーム5C,5Dとの間に設けられた複数枚のアンダカバー5Fとにより大略構成されている。そして、左,右の縦板5Bの前側には作業装置4が俯仰動可能に取付けられている。
6は旋回フレーム5の左前側に搭載されたキャブ(図1参照)を示し、該キャブ6は、オペレータが搭乗するもので、その内部にはオペレータが着座する運転席、走行用の操作レバー、作業用の操作レバー、空調装置の室内機等(いずれも図示せず)が配設されている。
7は旋回フレーム5の後側に設けられた原動機としてのエンジンを示し(図2参照)、該エンジン7は、左,右方向に延在する横置き状態に搭載され、例えば吸気の流量を増大させる過給機7A(ターボチャージャ)を備えている。また、エンジン7の左側には吸込み式の冷却ファン7Bが設けられ、該冷却ファン7Bは回転駆動されることにより後述する外装カバー10の流入口10Cからエンジン7に向け冷却風を流通させる。さらに、エンジン7の右側には、該エンジン7によって駆動されることにより、作動油を圧油として吐出する油圧ポンプ8が取付けられている。
9は旋回フレーム5の後端部に取付けられたカウンタウエイトで、このカウンタウエイト9は、作業装置4との重量バランスをとるために、円弧状をした重量物として形成されている。
10はキャブ6とカウンタウエイト9との間に位置して旋回フレーム5上に設けられた外装カバーで、この外装カバー10は、図1に示すように、旋回フレーム5の左,右両側に位置して前,後方向に延びた左,右の側面板10A(左側のみ図示)と、該各側面板10Aの上端部間を水平方向に延びた上面板10Bとにより大略構成されている。ここで、左側面板10Aには、後述の熱交換装置11等に向け冷却風が流入する流入口10Cが形成され、右側面板には、熱交換装置11、エンジン7等を通過した冷却風が外部に流出する流出口(図示せず)が形成されている。
次に、エンジン冷却水、作動油、吸気等の各種の流体を冷却風により冷却するのに用いる本実施の形態による熱交換装置11について、図2ないし図8を参照しつつ説明する。
図2において、11はエンジン7の左側に位置して外装カバー10内に設けられた熱交換装置を示し、該熱交換装置11は、キャブ6とカウンタウエイト9との間でエンジン7の左側位置に固定されている。また、熱交換装置11は、温度上昇した各種の流体を冷却ファン7Bが発生する冷却風により冷却するものである。そして、熱交換装置11は、図3ないし図5に示す如く、後述の支持体12、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15、隙間16、上面カバー17等により大略構成されている。
12はエンジン7の左側に位置して旋回フレーム5上に立上がった状態で設けられた支持体である。この支持体12は、ラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を取囲んで支持する強度をもった枠構造体として形成されている。また、強度を有する支持体12は、ラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を支持しつつ、これらを旋回フレーム5側に固定する固定用ブラケットとしても機能している。さらに、支持体12は、後述の上面カバー17と協働し、冷却ファン7Bによる冷却風をラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15に向け案内することができる。
そして、支持体12は、図4、図7に示す如く、キャブ6の背面側に配置される前側面板12Aと、該前側面板12Aとラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を挟んで対面しカウンタウエイト9側に配置される後側面板12Bと、前記一対の側面板12A,12Bを上側で連結する上側連結部材12Cと、前記一対の側面板12A,12Bを下側で連結する下側連結部材12Dと、前記一対の側面板12A,12Bに対し右側に設けられ、エンジン7の冷却ファン7Bを取囲むファンシュラウド12Eとにより大略構成されている。また、前記各側面板12A,12Bの上側には、上側連結部材12Cの左側に位置して掛止め板12Fが設けられ、該掛止め板12Fには、後述する防塵ネット21の上側部分が掛止めされる。
ここで、支持体12は、上側連結部材12Cと下側連結部材12Dとにラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を取付けることができる。この状態で、支持体12の前側面板12Aと後側面板12Bの下側位置を旋回フレーム5に取付けることにより、前記ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15を旋回フレーム5側に固定することができる。
なお、支持体12は、旋回フレーム5の底板5A、張出しビーム5E等の強度部材に取付けられて下面が閉塞されるものであるから、実施の形態の支持体12には下面を閉塞する下面板を必要としない。しかし、支持体12での冷却風の流れを確保するために、支持体12に下面板(図示せず)を設け、該支持体12を前側面板12A、後側面板12B、上側連結部材12C、下側連結部材12D、下面板等により構成してもよい。
13はエンジン7の冷却ファン7Bに対面して支持体12に設けられた第1の熱交換器としてのラジエータで、該ラジエータ13は、エンジン7の冷却水の熱を放出して冷却するものである。そして、ラジエータ13は、外装カバー10内を左側から右側に向け流れる冷却風の流れ方向Aに対して冷却ファン7Bよりも上流側に位置して配置されている。
14は第2の熱交換器としてのオイルクーラで、該オイルクーラ14は、後述の作動油タンク25に戻される作動油、即ち、油圧ポンプ8に供給される作動油を冷却するものである。また、オイルクーラ14は、冷却風の流れ方向Aに対して冷却ファン7Bよりも上流側で、かつ、冷却風の流れ方向Aに対しラジエータ13と並列となるように、該ラジエータ13よりも前,後方向の前側(キャブ6側)に並べて配設されている。
15は第3の熱交換器としてのインタクーラで、該インタクーラ15は、エンジン7の過給機7Aから供給された吸気を冷却するものである。また、インタクーラ15は、冷却風の流れ方向Aに対しラジエータ13の上流側、即ち、ラジエータ13を挟んで冷却ファン7Bの反対側に設けられている。従って、ラジエータ13とインタクーラ15は、旋回フレーム5に対して左,右方向に並ぶように直列に配設されている。さらに、インタクーラ15は、図4ないし図6に示すように、ラジエータ13の前,後方向のほぼ全長に亘り、下側の一部を残して中間部から上側の殆どを覆い隠すように配置されている。
ここで、ラジエータ13とインタクーラ15は、図4、図5に示す如く、左,右方向(冷却風の流れ方向A)に対して隙間16をもって配置されている。そして、この隙間16は、例えばラジエータ13の点検作業、清掃作業等を行うことができる間隔寸法であり、また後述する着脱式カバー20の上側開口部20Cからラジエータ13に向け図5中の矢示B方向に冷却風が流入する冷却風通路となる空間となっている。
次に、支持体12の上側位置に設けられ熱交換装置11の一部を構成する上面カバー17について説明する。
この上面カバー17は、支持体12の前側面板12Aと後側面板12Bとに亘って前,後方向に延び、ラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15の上側を覆うように、各側面板12A,12Bと上側連結部材12Cの上側位置に取付けられている。
ここで、上面カバー17は、支持体12の上側位置に取付けられることにより、前側面板12A、後側面板12Bと一緒に冷却風をラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15に向け案内することができる。また、上面カバー17は、支持体12の上側位置を閉塞することにより、ラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を通過した温かな冷却風が再度吸込まれるのを防止することができる。さらに、上面カバー17は、支持体12と協働して、この支持体12を高強度なボックス構造体とすることができる。
そして、上面カバー17は、オイルクーラ14の上側を覆うように支持体12の前側に設けられボルト19を用いて固定的に取付けられた固定式カバー18と、ラジエータ13とインタクーラ15の上側を覆うように支持体12の後側に設けられボルト19を用いて着脱可能に取付けられた着脱式カバー20とにより大略構成されている。
即ち、18は前,後方向に延びる上面カバー17の前側部分(キャブ6側)を構成する固定式カバーで、該固定式カバー18は、図8に示すように、例えば金属板の周囲を折曲げることにより形成されている。即ち、固定式カバー18は、オイルクーラ14の上側を覆う水平面状の横面部18Aと、該横面部18Aの左側の端部から屈曲して下側に延びた垂直面状の縦面部18Bとを備えている。また、固定式カバー18には、その後側の端部を上側に折曲げることによりブラケット18Cが一体的に形成され、該ブラケット18Cには、旋回フレーム5、外装カバー10、エンジン7、熱交換装置11等に関する他の部品(図示せず)が取付けられる。
そして、固定式カバー18は、図3、図4に示すように、前側面板12A、上側連結部材12Cに対し複数本のボルト19を用いて固定されている。ここで、固定式カバー18は、ボルト19を用いて固定されているから、このボルト19を取外すことにより簡単に取外せるように考えられる。しかし、固定式カバー18は、ブラケット18Cによって他の部品を支持しているため、上部旋回体3に熱交換装置11を搭載した状態では取外すのが困難で、実質的には固定状態となっている。なお、固定式カバー18は、ボルト19を用いず、溶接、かしめ等の手段を用いて一体的に固着する構成としてもよい。
20は上面カバー17の後側部分(カウンタウエイト9側)を構成する着脱式カバーで、該着脱式カバー20は、固定式カバー18とほぼ同様に、金属板の周囲を折曲げることにより形成されている。即ち、着脱式カバー20は、ラジエータ13、インタクーラ15の上側を覆う水平面状の横面部20Aと、該横面部20Aの左側の端部から屈曲して下側に延びた垂直面状の縦面部20Bと、前記横面部20Aと縦面部20Bとに亘るように角部に設けられた上側開口部20Cと、該上側開口部20Cに設けられたネット部材20Dとにより構成されている。
次に、着脱式カバー20の上側開口部20Cについて詳しく説明する。この上側開口部20Cは、ラジエータ13とインタクーラ15との間に形成された隙間16に冷却風を導いて供給するものである。このために、上側開口部20Cは、図4、図5に示す如く、インタクーラ15の前,後方向の長さ寸法よりも大きな長さ寸法をもって形成され、該インタクーラ15の上方に配置されている。ここで、ラジエータ13には、冷却風の流れ方向Aの上流側には障害物となるインタクーラ15が設けられているから、冷却風はインタクーラ15で暖められてしまう。従って、上側からの冷却風が必要なラジエータ13に冷却風を供給するため、上側開口部20Cは、ラジエータ13とインタクーラ15との間の隙間16を介してラジエータ13に冷却風を導くものである。
また、上側開口部20Cは、横面部20Aと縦面部20Bとの異なる2面に亘って設けているから、縦方向と横方向の両方向から冷却風を取入れることができる上に、小さなスペースで大きな開口面積を得ることができる。これにより、上側開口部20Cは、隙間16を通じてラジエータ13に効率よく冷却風を供給することができる。
一方、着脱式カバー20のネット部材20Dは、上側開口部20Cを覆う網状体により形成されている。これにより、ネット部材20Dは、後述の防塵ネット21と同様の機能を有し、塵埃等を取除いた冷却風をラジエータ13に供給することができる。
このように構成された着脱式カバー20は、図3、図4に示すように、後側面板12B、上側連結部材12C等に複数本のボルト19を用いて取付けることができる。一方、着脱式カバー20は、ボルト19を緩めて外すことにより支持体12から簡単に取外すことができる。そして、着脱式カバー20を取外したときには、ネット部材20D、ラジエータ13の清掃作業、点検作業、修理作業等を容易に行うことができる。
21は支持体12に設けられた例えば2枚の防塵ネットで、該各防塵ネット21は、外装カバー10の流入口10Cから流入する冷却風中の塵埃を補足するものである。また、各防塵ネット21は、ラジエータ13、オイルクーラ14およびインタクーラ15よりも冷却風の流れ方向Aの上流側となる位置で支持体12に設けられ、前,後方向に並べて配置されている。そして、2枚の防塵ネット21は、支持体12の下側連結部材12D、掛止め板12Fに着脱可能に掛止めされ、蝶ねじ22により外れないように固定されている。
なお、図2に示す如く、23は防塵ネット21よりも冷却風の流れ方向Aの上流側(左側)に位置して支持体12に取付けられたコンデンサで、該コンデンサ23は、空調装置の室外機の一部を構成し、コンプレッサで圧縮された冷媒が保有する熱を放出して冷却するものである。また、24は旋回フレーム5の右側に設けられた燃料タンク、25は該燃料タンク24の左側に設けられた作動油タンクをそれぞれ示している。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、この油圧ショベル1の動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ6に搭乗して運転席に着座する。この状態で走行用の操作レバーを操作することにより、下部走行体2を駆動して油圧ショベル1を前進または後退させることができる。また、運転席に着座したオペレータは、作業用の操作レバーを操作することにより、作業装置4を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
このように油圧ショベル1を稼動しているときには、エンジン7に取付けられた吸込み式の冷却ファン7Bにより外装カバー10の流入口10Cから空気が流入する。この空気は、冷却風として熱交換装置11のラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に供給することにより、それぞれを流れる流体を冷却することができる。
このときに、支持体12は、上面カバー17と一緒に冷却風をラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に向けて案内することができる。また、支持体12の上側位置を上面カバー17で閉塞して閉塞空間を形成しているから、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15を通過した温かな冷却風が再度吸込まれる(還流する)のを防止することができる。
さらに、支持体12と上面カバー17とによって高強度なボックス構造体をなしているから、支持体12内にラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を安定的に支持することができる。この上で、ラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を旋回フレーム5側に確実に固定することができる。
一方では、ラジエータ13の上流側にインタクーラ15を配置したことにより、下流側のラジエータ13にはインタクーラ15によって温められた冷却風が供給されることになる。
しかし、支持体12の上側位置には上面カバー17を設け、この上面カバー17を構成する着脱式カバー20には、ラジエータ13とインタクーラ15との隙間16に対応する位置に上側開口部20Cを設けている。これにより、冷却ファン7Bを回転駆動したときには、図5中の矢示Bで示すように、外部の冷えた冷却風が上側開口部20Cから支持体12内に流入し、ラジエータ13とインタクーラ15との間の隙間16を通って該ラジエータ13に向け流通する。従って、ラジエータ13は、外部の冷えた空気によって冷却効率を高めることができる。
かくして、本実施の形態によれば、ラジエータ13とオイルクーラ14とを冷却風の流れ方向Aに対して並列に設け、ラジエータ13の上流側にインタクーラ15を設けている。この結果、支持体12に対し、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15からなる3個の熱交換器をコンパクトに纏めることができ、小型な油圧ショベル1でもコンデンサ23を加えて4個以上の熱交換器を搭載することができる。
また、支持体12は、強度をもった枠構造体として形成されているから、ラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を取囲んで確実に支持することができる。また、強度を有する支持体12は、支持したラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15を旋回フレーム5側に確実に固定することができる。さらに、支持体12は、冷却ファン7Bによる冷却風をラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15に向け案内することができ、これらラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15による冷却効率を高めることができる。
ここで、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15の上側を覆って支持体12に設けた上面カバー17には、その全体にではなく、ラジエータ13とインタクーラ15との間の隙間16に対応する位置にある着脱式カバー20に上側開口部20Cを設ける構成としている。
従って、着脱式カバー20の上側開口部20Cは、冷えた冷却風を隙間16を通じてインタクーラ15に隠れたラジエータ13に供給することができる。この結果、ラジエータ13は、この冷却風によって効率よく冷却することができ、熱交換器としての信頼性を向上することができる。
しかも、着脱式カバー20には、隙間16に対応する位置に上側開口部20Cを設けているから、この上側開口部20Cを介してラジエータ13だけに冷却風を供給することができる。この場合、上流側に障害物のないオイルクーラ14には、上流側から供給される通常の冷却風だけを供給することにより、無駄な空気の吸い込みによって冷却風の風速が低下するのを防止することができる。これによってもラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15等の冷却効率を高めることができる。
また、上面カバー17は、支持体12の上側位置を閉塞して閉塞空間を形成しているから、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に向けて冷却風を案内することができる上に、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15を通過した温かな冷却風が再度吸込まれる(還流する)のを防止することができる。
また、着脱式カバー20は、上側開口部20Cを防塵用のネット部材20Dで覆う構成としているから、このネット部材20Dにより塵埃等を取除いた冷却風をラジエータ13に供給することができる。従って、ラジエータ13が損傷したり、塵埃等が堆積したりするのを防止でき、信頼性、メンテナンス作業性等を向上することができる。
また、上面カバー17のうち、オイルクーラ14の上側を固定式カバー18によって覆い、ラジエータ13とインタクーラ15の上側を着脱式カバー20によって覆う構成としている。この場合、オイルクーラ14は、冷却風の流れ方向Aの上流側が開放されているから、点検作業、清掃作業等を容易に行うことができる。一方、ラジエータ13は、その上側を着脱式カバー20により覆っているから、この着脱式カバー20を取外すことによってインタクーラ15に隠れたラジエータ13を隙間16を介して点検、清掃することができる。
一方、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15よりも上流側には、防塵ネット21を設けているから、冷却風中の塵埃を補足することができ、塵埃等を取除いた冷却風をラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に供給することができる。そして、各防塵ネット21を取外したときには、この防塵ネット21に付着した塵埃等を容易に洗浄することができる。また、防塵ネット21を取外した状態では、オイルクーラ14、インタクーラ15を露出させて、これらの点検作業、清掃作業等を行うことができる。
さらに、熱交換装置11の支持体12は、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15を前側面板12Aと後側面板12Bとにより前,後方向(長さ方向)の両側から挟み、この一対の側面板12A,12Bを上側連結部材12C、下側連結部材12Dにより連結することにより形成している。従って、支持体12を高強度に形成することができ、該支持体12にラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15を取付けることにより熱交換装置11を組立てることができる。
そして、熱交換装置11は、支持体12を介して旋回フレーム5に取付けることができる。また、上面カバー17は、支持体12の各側面板12A,12Bと上側連結部材12Cを利用してラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15の上側を覆う位置に取付けることができる。
なお、実施の形態では、熱交換装置11の支持体12は、前側面板12Aと後側面板12Bとを上側連結部材12Cと下側連結部材12Dで連結する構成とし、上側位置に上面カバー17を取付ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、支持体に下面板を設け、該支持体を前側面板、後側面板、上側連結部材、下側連結部材、下面板等により構成してもよい。この場合には、支持体により冷却風の流れを確保することができる。
また、実施の形態では、ラジエータ13とオイルクーラ14とを冷却風の流れ方向Aに対して並列に配設し、ラジエータ13の上流側にインタクーラ15を配設した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばオイルクーラ14の上流側にインタクーラ15を配設する構成としてもよい。また、ラジエータ13とインタクーラ15とを並列に配設し、ラジエータ13またはインタクーラ15の上流側にオイルクーラ14を配設する構成としてもよい。さらに、インタクーラ15の代わりに、空調装置のコンデンサ、燃料クーラ等の熱交換器を適用することもできる。
また、実施の形態では、エンジン7に冷却ファン7Bを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば冷却ファンをエンジンと別個に設け、この冷却ファンを電動モータ、油圧モータ等を用いて回転駆動し、熱交換装置に冷却風を供給する構成としてもよい。
一方、実施の形態では、支持体12には2枚の防塵ネット21を取付ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば防塵ネットは1枚からなるものでもよく、また、3枚以上に分割する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、建設機械として、クローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。
さらにまた、油圧ショベル1のように車体が下部走行体2と上部旋回体3の2部材からなる形式の建設機械に限るものではなく、熱交換装置を備えた他の形式の建設機械であれば広く適用することができる。即ち、ホイールローダ、ダンプトラック、ブルドーザ等のように車体が1つの部材からなる形式の建設機械にも適用することができる。

Claims (8)

  1. 油圧ポンプ(8)を駆動する原動機(7)が搭載された車体と、該車体に取付けられ前記油圧ポンプ(8)から供給される圧油によって作動する作業装置(4)と、前記車体に取付けられ冷却ファン(7B)から発生する冷却風によって流体を冷却する熱交換装置(11)とを備えてなる建設機械において、
    前記熱交換装置(11)は、
    前記車体に対して立上がった状態で取付けられた支持体(12)と、
    前記冷却風の流れ方向(A)に対して前記冷却ファン(7B)よりも上流側に位置して該支持体(12)に設けられた第1の熱交換器(13)と、
    前記冷却風の流れ方向(A)に対して前記冷却ファン(7B)よりも上流側に位置して該第1の熱交換器(13)と並列に並べて前記支持体(12)に設けられた第2の熱交換器(14)と、
    前記冷却風の流れ方向(A)に対して前記第1の熱交換器(13)よりもさらに上流側に位置して前記第1の熱交換器(13)との間に隙間(16)をもって前記支持体(12)に設けられた第3の熱交換器(15)と、
    前記第1、第2、第3の熱交換器(13、14、15)の上側位置を覆って前記支持体(12)に設けられた上面カバー(17)とにより構成し、
    前記上面カバー(17)には、前記第1の熱交換器(13)と第3の熱交換器(15)との間に形成される前記隙間(16)に冷却風を導くために前記隙間(16)に対応する位置に上側開口部(20C)を設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記上面カバー(17)は、前記第2の熱交換器(14)の上側を覆うように固定された固定式カバー(18)と、前記第1の熱交換器(13)と第3の熱交換器(15)の上側を覆うように着脱可能に設けられ、前記上側開口部(20C)を有する着脱式カバー(20)とにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記隙間(16)は、前記第1の熱交換器(13)の点検、清掃作業と前記第1の熱交換器(13)に冷却風が流入する通路となる空間である請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記上面カバー(17)には、前記上側開口部(20C)を覆う防塵用のネット部材(20D)を設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  5. 前記支持体(12)には、前記第1、第2、第3の熱交換器(13、14、15)よりも前記冷却風の流れ方向(A)の上流側に冷却風中の塵埃を補足する防塵ネット(21)を脱着可能に設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  6. 前記第1の熱交換器(13)は前記原動機(7)の冷却水を冷却するラジエータであり、前記第2の熱交換器(14)は前記油圧ポンプ(8)に供給する作動油を冷却するオイルクーラであり、前記第3の熱交換器(15)は原動機(7)に設けられた過給機(7A)から供給された給気を冷却するインタクーラである請求項1に記載の建設機械。
  7. 前記支持体(12)は、前記第1、第2、第3の熱交換器(13、14、15)を挟んでその両側に設けられた一対の側面板(12A,12B)と、該一対の側面板(12A,12B)を上側で連結する上側連結部材(12C)と、前記一対の側面板(12A,12B)を下側で連結する下側連結部材(12D)とにより構成し、前記上面カバー(17)は前記各側面板(12A,12B)と上側連結部材(12C)の上側位置に取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  8. 前記車体は、自走可能な下部走行体(2)と、該下部走行体(2)に旋回可能に設けられた上部旋回体(3)とからなり、
    前記上部旋回体(3)は、支持構造体として形成された旋回フレーム(5)と、該旋回フレーム(5)に左,右方向に延在する横置き状態で搭載され左,右方向の一側に前記冷却ファン(7B)が設けられると共に他側に油圧ポンプ(8)が設けられたエンジン(7)とを備え、
    前記旋回フレーム(5)には、前記冷却ファン(7B)による冷却風の流れ方向(A)の上流側に位置して前記熱交換装置(11)を取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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