JPWO2009099140A1 - 光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インドリン−2−カルボン酸から、医薬品の合成原料等として有用な光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体を工業的に有利に製造する方法を提供する。【解決手段】インドリン−2−カルボン酸をN−置換−インドリン−2−カルボン酸に変換した後、アルコールを含む有機溶媒中で立体選択性を有する生体触媒を用いてエステル化する。次いで、アルカリを用いて光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルと光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩となした後、有機溶媒/水系における分配特性を利用して両光学活性体を分離する。さらに両物質を加水分解や脱保護処理することによって、医薬品の合成原料等として有用な光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体を経済的に製造し提供することが可能となる。【選択図】なし

Description

本発明は、医薬品の合成原料等として有用な光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体の効率的な製造方法に関する。即ち、詳しくは、式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸から、化学的純度および光学的純度ともに優れた光学活性インドリン−2−カルボン酸、光学活性インドリン−2−カルボン酸エステル、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸、または光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルを高い収率で製造する方法に関する。これらの光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体は、光学活性を必要とする医薬品等の合成原料として大変重要である。
Figure 2009099140
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(ただし、式中の置換基Rはホルミル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、またはベンジルオキシカルボニル基を示す。)
光学活性インドリン−2−カルボン酸の合成法としては、(1)生体触媒を用いて不斉選択的に光学活性インドリン−2−カルボン酸エステルを加水分解する方法(例えば、非特許文献1参照)、(2)光学活性アミンを用いたジアステレオマー法で光学分割する方法(例えば、特許文献1、2参照)、(3)不斉配位子を用いた合成法(例えば、非特許文献2参照)がある。(1)は、水系で反応させたものであり反応速度が遅く反応収率が低い。(2)は光学分割剤として使用する光学活性アミンが高価であり、さらにアミンの回収精製工程が煩雑であり、工業化の際に問題となる。(3)はまだ研究段階の方法であり、使用する配位子量が多い、配位子の製造方法が煩雑であるなど多くの問題点を有する。
特開2004−182670号公報 特開平11−292844号公報 Takashi Sugai,et al.,Bull.Chem.Jpn.,77,1021-1025(2004) Yoshihiko Ito,et al.,J.Am.Chem.Soc.,122,7614-7615(2005)
本発明の目的は、従来技術の上記したような課題を解決し、簡便で工業的に有利な光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体の製造方法を提供することにある。
本発明者等は、かかる課題を解決するため鋭意検討重ね、本発明に到達した。すなわち、式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸をその窒素部位に置換基を導入した式(2)に示すN−置換−インドリン−2−カルボン酸に変換した後、該化合物を基質に用い、アルコールを含む有機溶媒中、立体選択性を有する生体触媒を用いて反応させることにより、式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸をそのまま基質として用いた場合よりも極めて高い立体選択性でインドリン−2−カルボン酸のカルボキシル基を収率よくエステル化できること、また、得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルと、もう一方のエナンチオマーの関係にあった光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸の塩との有機溶媒層/水層間での分配が、光学活性インドリン−2−カルボン酸エステルと光学活性インドリン−2−カルボン酸の塩の場合に比較してより分かれ易くなるため、光学活性体を容易に分離できるようになること、および得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルと光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸(塩)を、加水分解や脱保護処理することによって、光学純度を低下させることなく高収率で、光学活性インドリン−2−カルボン酸(塩)若しくは光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸(塩)からなる光学活性インドリン−2−カルボン酸類に、または、光学活性インドリン−2−カルボン酸エステル若しくは光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルからなる光学活性インドリン−2−カルボン酸誘導体となすことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の1〜10に示す、式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸からの品質および収率的に優れた光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法に関する。
1.式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸から、光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体を製造する方法であって、下記工程(A)〜(B)、下記工程(A)〜(C)、下記工程(A)〜(D)、または、下記工程(A)、(B)および(E)を有することを特徴とする方法。
工程(A):式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸を式(2)に示すN−置換−インドリン−2−カルボン酸に変換した後、アルコールを含む有機溶媒中で、立体選択性を有する生体触媒を用いてエステル化し、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルと、エステル化されなかったもう一方のエナンチオマーの関係にあった光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸を含む組成物を得る工程。
工程(B):工程(A)で得られた組成物を有機溶媒、塩基性物質、および水存在下に混合し二層分離させた後、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルを含む有機溶媒層と、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩を含む水層を分取する工程。
工程(C):工程(B)で分取した有機溶媒層より得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルを加水分解して光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸を得る工程。
工程(D):工程(C)で得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸のN−置換基を脱保護して光学活性インドリン−2−カルボン酸を得る工程。
工程(E):工程(B)で分取した水層より得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩のN−置換基を脱保護して、光学活性インドリン−2−カルボン酸を得る工程。
Figure 2009099140
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(ただし、式中の置換基Rはホルミル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、またはベンジルオキシカルボニル基を示す。)
2.立体選択性を有する生体触媒がエステル加水分解酵素である、1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
3.エステル加水分解酵素がリパーゼである、2に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
4.リパーゼがキャンディダ属に属する酵母由来のものである、3に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
5.アルコールが1級または2級のアルコールである、1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
6.1級または2級アルコールが、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、および3−ペンタノールからなる群より選ばれた一つ以上である、5に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
7.アルコールがメタノールである、5に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
8.有機溶媒がジイソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、および酢酸エチルからなる群より選ばれた一種以上である、1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
9.工程(D)または(E)で得られた光学活性インドリン−2−カルボン酸またはその塩をさらにエステル反応またはN−置換反応に供する工程を備えてなる、1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
10.光学活性インドリン−2−カルボン酸誘導体が、光学活性インドリン−2−カルボン酸エステル、または光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルである、1乃至9の何れか1項に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
本発明によれば、医薬品の合成原料等として有用な、化学的純度および光学的純度ともに優れた光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体を効率的に製造することが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、式(1)で示すインドリン−2−カルボン酸の窒素部位に置換基Rを導入した式(2)で示すN−置換−インドリン−2−カルボン酸を用いる。このように、反応基質としてN−置換−インドリン−2−カルボン酸に変換させた物質を用いることによって、生体触媒を用いた立体選択的なエステル化反応が極めて高い選択率および収率で進行するようになる。
インドリン−2−カルボン酸の窒素部位に導入する置換基Rとしては、ホルミル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、またはベンジルオキシカルボニル基が好ましく、アセチル基が特に好ましい。
置換基Rの窒素部位への導入方法としては、塩基性条件下、無水酢酸、塩化ベンジルオキシカルボニル、ジ−tert−ブチルカーボネート等を用いる方法が一般的に良く知られている。例えば、ホルミル置換体は蟻酸と反応させることで、アセチル置換体は無水酢酸と反応させることで、メトキシカルボニル置換体はクロロ蟻酸メチルと反応させることで、tert−ブトキシカルボニル置換体はジ−tert−ブチルジカルボネートと反応させることで、ベンジルオキシカルボニル置換体はクロロ蟻酸ベンジルと反応させることでそれぞれ容易に取得することが可能である。
なお、医薬品合成においては、反応性に富んだ窒素部位やカルボキシル基を保護した上で使用することが多いので、本発明の上記工程(B)で得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルや本発明の上記工程(B)または(C)で得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩を医薬品の合成原料等として利用することもできる。
本発明で使用される生体触媒としては、アルコールを含む有機溶媒中で、N−置換−インドリン−2−カルボン酸のどちらか一方のエナンチオマーを立体選択的にエステル化する能力を有するものであれば良く、特に由来は限定されない。このような能力を有する生体触媒としては、エステル加水分解酵素、例えば、微生物由来のリパーゼ、即ち、例えば、キャンディダ属、アスペルギルス属、アルカリゲネス属、またはシュードモナス属等に属する微生物由来のものを挙げることができ、中でも、キャンディダ属に属する酵母由来のリパーゼ、特にキャンディダ アンタルクティカ(Candida antarctica)が産生するリパーゼをその好適な例として挙げることができる。なお、リパーゼの形態は特に限定されず、リパーゼを含有する微生物細胞、リパーゼ自体、担体に固定化した固定化リパーゼ等を用いることができる。
本発明に用いられる有機溶媒中のアルコールとしては、1級または2級のアルコールが挙げられ、具体的にはメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、または3−ペンタノールが用いられる。中でも好ましいのはメタノール、エタノールであり、より好ましくはメタノールである。
本発明で用いられる有機溶媒としては、生体触媒を用いた本反応を阻害せず、基質であるN−置換−インドリン−2−カルボン酸および生成物である光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルをよく溶解し、水と層分離し、かつ適度な沸点を有するものが好ましい。このような溶媒としてはn−ヘキサン、n−ヘプタン、イソオクタンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert−ブチルエーテル、n−ブチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類が挙げられる。これら有機溶媒は単独でまたは二種類以上を混合して用いることができる。なお、転化率よくエステル化反応を行う上で、有機溶媒中に含まれる水分は少ないことが望ましく、好ましくは1.0重量%以下、より好ましくは0.5重量%以下であることが望ましい。
反応基質であるN−置換−インドリン−2−カルボン酸の反応液中の濃度は、0.5〜20重量%が好ましく、1〜10重量%がより好ましい。なお、N−置換−インドリン−2−カルボン酸に対するアルコールのモル比は、1〜10倍モルが好ましく、1〜5倍モルがより好ましい。また、本エステル化反応は回分式、連続式といった反応形式に制限は無く、何れの形式でも反応を行うことが可能である。
ところで、生体触媒は製造ロットごとに活性が異なり、なお且つその形態によっても活性が異なることがある。リパーゼの使用量は、使用するリパーゼの活性に応じて、目標とする反応収率と反応時間に適合するように適宜決めることができる。
生体触媒には反応に適した温度範囲があるため、使用する生体触媒および反応液組成に応じ好適な反応温度を選ぶ必要がある。本発明における好ましい反応温度範囲は30〜90℃であり、反応温度が30℃を下回ると十分な反応速度が得られず、90℃を上回ると熱変性により生体触媒活性が低下し反応速度が落ちるので不利となる。なお、一般的に生体触媒を担体に固定化することによって耐熱性を付与することができるので、反応速度を高めるうえで有用である。
得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルとエステル化されなかった光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸は有機溶媒を用いた抽出分離による分離が可能である。即ち、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸はナトリウム等のアルカリ金属塩にすると有機溶媒に対する溶解度が低下し,水に対する溶解度が高くなる。この性質を利用して、立体選択的なエステル化反応終了後の反応液に炭酸ナトリウム水溶液などを添加すれば、立体選択的にエステル化されなかった光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸のみをナトリウム塩の形で水層へ移すことができ、有機溶媒層に存在する立体選択的にエステル化された光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルと分離することができる。
有機溶媒層の光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルは、有機溶媒を留去することによって単離することが可能である。また、水層に存在する光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸のナトリウム塩は、塩酸などの酸水溶液で処理することで光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸として得ることができ、また必要に応じて精製することも可能である。
得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルは水酸化ナトリウムなどのアルカリ水溶液中で加熱し加水分解することによって、ラセミ化することなく光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸として得ることができる。
光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸は公知の方法により置換基を外すことで、ラセミ化することなく光学活性インドリン−2−カルボン酸として得ることが出来る。例えば、ホルミル置換体は水酸化ナトリウムと反応させることで、アセチル置換体は塩酸と反応させることで、メトキシカルボニル置換体はトリフルオロ酢酸と反応させることで、tert−ブトキシカルボニル置換体はトリフルオロ酢酸と反応させることで、ベンジルオキシカルボニル置換体は接触水素化することで、それぞれ容易に置換基を外すことが出来る。なお、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルの置換基を外すことによって光学活性インドリン−2−カルボン酸エステルを得ることが出来る。
このように、インドリン−2−カルボン酸に換えてインドリン−2−カルボン酸の窒素原子に置換基を導入したN−置換−インドリン−2−カルボン酸を基質に用いて立体選択性を有する生体触媒反応を行うことによって、目的とする化学純度および光学純度に優れた光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体を高収率で製造することが可能となる。
なお、本発明の上記工程(D)または(E)で得られた光学活性インドリン−2−カルボン酸をさらにエステル反応またはN−置換反応に供する工程に供することにより、光学活性インドリン−2−カルボン酸エステル、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステル、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩などを得ることもできる。
以下、実施例および比較例をもって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
なお、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステル、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸等の光学純度は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定した。また、立体選択性を有する生体触媒としては、キャンディダ アンタルクティカ(Candida antarctica)由来のリパーゼを担体に固定化したCHIRAZYME L−2,c−f,C2(ロシュ・ダイアグノスティックス社製)を用いた。
実施例1
インドリン−2−カルボン酸からの(S)−インドリン−2−カルボン酸および(R)−インドリン−2−カルボン酸の製造
1.(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸メチルエステル、および(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸の製造
ラセミ体のインドリン−2−カルボン酸の窒素原子にアセチル基を導入することによって得られたラセミ体のN−アセチルインドリン−2−カルボン酸3g、n−ブチルエーテル54g、メタノール1.5g、生体触媒として固定化リパーゼCHIRAZYME,L−21,c−f,C2、1.5gを200mlオートクレーブに加え、80℃、120rpmの攪拌条件下で24時間反応させた。反応液をHPLCで分析すると、原料中のN−アセチルインドリン−2−カルボン酸の(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸メチルエステルへの転化率は45.7%、光学純度は98.8%eeであった。一方、未反応の(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸の光学純度は83.0%eeであった。
2.(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸メチルエステルと(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸の分離
上記反応液にメタノール10mlを添加して、析出している未反応の(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸を溶解させた後、上記固定化生体触媒を濾別した。濾液中のメタノール、n−ブチルエーテルをロータリーエバポレータにて浴温90℃で減圧下に留去した後、得られた結晶に、酢酸エチル50mlと3%炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを添加し、(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸メチルエステルを有機層に、(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸ナトリウム塩を水層に抽出した。次いで、分取した有機層の酢酸エチルをロータリーエバポレータにて浴温60℃で減圧下に留去し、光学純度98.9%eeの(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸メチルエステル1.45g(収率99.0%)を取得した。一方、分取した水層を3M塩酸水溶液で中和し、析出した結晶を濾別することで、光学純度83.1%eeの(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸1.47g(収率90.2%)を得た。
3.(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸の製造
上記2のようにして取得した(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸メチルエステル3.0gを2.5Mの水酸化ナトリウム水溶液12mlに溶解し、Ar雰囲気、80℃で4時間撹拌した。冷却後、反応液を3M 塩酸水溶液12mlで中和処理し、析出した結晶を濾別、乾燥することで、光学純度99.0%eeの(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸2.26g(収率80.5%)を得た。
4.(S)−インドリン−2−カルボン酸の製造
上記3のようにして取得した(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸3.0gを3M塩酸水溶液10mlに溶解し、100℃で4時間撹拌してアセチル基を外した。冷却後、反応液を50%水酸化ナトリウム水溶液でpH5.0に調整し、析出した結晶を濾別後、乾燥することで、光学純度99.9%ee以上の(S)−インドリン−2カルボン酸1.86g(収率78.0%)を得た。
5.(R)−インドリン−2−カルボン酸の製造
上記2のようにして取得した(R)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸3.0gを3M塩酸水溶液10mlに溶解し、100℃で4時間撹拌してアセチル基を外した。冷却後、反応液を50%水酸化ナトリウム水溶液でpH5.0に調整し、析出した結晶を濾別後、乾燥することで、光学純度86.0%eeの(R)−インドリン−2カルボン酸1.86g(収率78.0%)を得た。
実施例2
ラセミ体のインドリン−2−カルボン酸の窒素原子にtert−ブトキシカルボニル基を導入することによって得られたラセミ体のN−tert−ブトキシカルボニルインドリン−2−カルボン酸0.20g、イソプロピルエーテル30g、メタノール0.20g、CHIRAZYME,L−2,c−f,C2、0.2gを100mlガラスバイアル加えて80℃の湯浴で24時間、150rpmで振盪し反応させた。反応液をHPLCで分析すると光学純度は99%eeの(S)−N−tert−ブトキシカルボニルインドリン−2−カルボン酸メチルエステルが転化率47.4%で得られた。
次いで、実施例1の2から4の方法と同様にしてN−置換基およびエステル基の脱離を行った結果、(S)−N−tert−ブトキシカルボニルインドリン−2−カルボン酸メチルエステルから収率61.5%で光学純度99.9%以上の(S)−インドリン−2−カルボン酸が得られた。
比較例1
ラセミ体のインドリン−2−カルボン酸20mg、n−ブチルエーテル1g、メタノール20mg、CHIRAZYME,L−2,c−f,C2、20mgを50mlガラスバイアルに加えて40℃の湯浴で2時間、150rpmで振盪した。反応液をHPLCで分析すると(S)−インドリン−2−カルボン酸が転化率38.1%で、(R)−インドリン−2−カルボン酸が転化率22.9%でメチルエステルとなった。生成した(S)−インドリン−2−カルボン酸メチルエステルの光学純度は25.0%eeと低値となった。
実施例3
実施例1と同様にして得たラセミ体のN−アセチルインドリン−2−カルボン酸0.2g、イソプロピルエーテル30g、エタノール0.2g、CHIRAZYMEL−2,c−f,C2、0.2gを100mlガラスバイアルに加えて、80℃の湯浴で24時間、150rpmで振盪した。反応液をHPLCで分析すると、光学純度99%eeの(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸エチルエステルが転化率20.9%で得られた。
次いで、実施例1の2から4の方法と同様にしてN−置換基およびエステル基の脱離を行った結果、(S)−N−アセチルインドリン−2−カルボン酸エチルエステルから収率60.8%で光学純度99.9%以上の(S)−インドリン−2−カルボン酸が得られた。
比較例2
ラセミ体のインドリン−2−カルボン酸20mg、イソプロピルエーテル1.0g、エタノール20mg、CHIRAZYME,L−2,c−f,C2、20mgを50mlガラスバイアルに加えて40℃の湯浴で2時間、150rpmで振盪した。反応液をHPLCで分析すると(S)−インドリン−2−カルボン酸が転化率17.1%で、(R)−インドリン−2−カルボン酸が転化率10.2%でエチルエステルとなった。生成した(S)−インドリン−2−カルボン酸エチルエステルの光学純度は25.3%eeと低値となった。
本発明は、医薬品の合成原料等として有用な光学活性インドリン−2−カルボン酸類およびその誘導体を高い純度および高い効率で製造するために有用である。

Claims (10)

  1. 式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸から、光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体を製造する方法であって、下記工程(A)〜(B)、下記工程(A)〜(C)、下記工程(A)〜(D)、または、下記工程(A)、(B)および(E)を有することを特徴とする方法。
    工程(A):式(1)に示すインドリン−2−カルボン酸を式(2)に示すN−置換−インドリン−2−カルボン酸に変換した後、アルコールを含む有機溶媒中で、立体選択性を有する生体触媒を用いてエステル化し、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルと、エステル化されなかったもう一方のエナンチオマーの関係にあった光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸を含む組成物を得る工程。
    工程(B):工程(A)で得られた組成物を有機溶媒、塩基性物質、および水存在下に混合し二層分離させた後、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルを含む有機溶媒層と、光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩を含む水層を分取する工程。
    工程(C):工程(B)で分取した有機溶媒層より得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルを加水分解して光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸を得る工程。
    工程(D):工程(C)で得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸のN−置換基を脱保護して光学活性インドリン−2−カルボン酸を得る工程。
    工程(E):工程(B)で分取した水層より得られた光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸またはその塩のN−置換基を脱保護して、光学活性インドリン−2−カルボン酸を得る工程。
    Figure 2009099140
    Figure 2009099140
    (ただし、式中の置換基Rはホルミル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、またはベンジルオキシカルボニル基を示す。)
  2. 立体選択性を有する生体触媒がエステル加水分解酵素である、請求項1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  3. エステル加水分解酵素がリパーゼである、請求項2に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  4. リパーゼがキャンディダ属に属する酵母由来のものである、請求項3に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  5. アルコールが1級または2級のアルコールである、請求項1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  6. 1級または2級アルコールが、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、および3−ペンタノールからなる群より選ばれた一つ以上である、請求項5に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  7. アルコールがメタノールである、請求項5に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  8. 有機溶媒がジイソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、および酢酸エチルからなる群より選ばれた一種以上である、請求項1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  9. 工程(D)または(E)で得られた光学活性インドリン−2−カルボン酸をさらにエステル反応またはN−置換反応に供する工程を備えてなる、請求項1に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
  10. 光学活性インドリン−2−カルボン酸誘導体が、光学活性インドリン−2−カルボン酸エステル、または光学活性N−置換−インドリン−2−カルボン酸エステルである、請求項1乃至9の何れか1項に記載の光学活性インドリン−2−カルボン酸類またはその誘導体の製造方法。
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