JPWO2009066787A1 - 血液試料の品質評価方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)(a)標識抗コルチゾール抗体と被検対象の血液試料とを混合し、該標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとの抗原抗体反応を行なうステップ、
(b)ステップ(a)で得られた混合物をコルチゾールが固定化された基材を備えたイムノクロマトグラフィー用検査片上で展開させ、該混合物中で遊離している標識抗コルチゾール抗体を、前記基材に固定化されたコルチゾールと抗原抗体反応させて該コルチゾールに結合させるステップ、
(c)ステップ(b)でコルチゾールに結合している標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、および
(d)ステップ(c)で測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
を含む血液試料の品質評価方法、
(2)(A)基材の一端に標識抗コルチゾール抗体が被検対象の血液試料との接触により脱離するように保持された標識抗体相が設けられ、該基材の他端にコルチゾールが固定化されているイムノクロマトグラフィー用検査片を用い、該イムノクロマトグラフィー用検査片の標識抗体相側の端部から一定量の被検対象の血液試料を展開させて該標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとを抗原抗体反応させ、その抗原抗体反応後の遊離の標識抗コルチゾール抗体を、該基材に固定化されているコルチゾールと抗原抗体反応させて該基材に固定化されたコルチゾールに結合させるステップ、
(B)ステップ(A)で基材に固定化されているコルチゾールに結合している標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、および
(C)ステップ(B)で測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
を含む血液試料の品質評価方法、
(3)前記(1)に記載の血液試料の品質評価方法に用いるためのイムノクロマトグラフィー用検査片であって、リンカーを介してコルチゾールが固定化されてなるイムノクロマトグラフィー用検査片、
(4)前記(2)に記載の血液試料の品質評価方法に用いるためのイムノクロマトグラフィー用検査片であって、標識抗コルチゾール抗体が被検対象の血液試料との接触により脱離するように保持された標識抗体相が基材の一端に設けられており、かつ該基材の他端にリンカーを介してコルチゾールが固定化されているイムノクロマトグラフィー用検査片、ならびに
(5)前記イムノクロマトグラフィー用検査片を含む血液試料の品質評価用キット
に関する。
(a)標識抗コルチゾール抗体と被検対象の血液試料とを混合し、該標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとの抗原抗体反応を行なうステップ、
(b)ステップ(a)で得られた混合物をコルチゾールが固定化された基材を備えたイムノクロマトグラフィー用検査片上で展開させ、該混合物中で遊離している標識抗コルチゾール抗体を、該基材に固定化されたコルチゾールと抗原抗体反応させて該コルチゾールに結合させるステップ、
(c)ステップ(b)でコルチゾールに結合している標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、および
(d)ステップ(c)で測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
を含む。以下、この品質評価方法を「評価方法1」という。
(A)イムノクロマトグラフィー用検査片の前記標識抗体相側の端部から一定量の被検対象の血液試料を展開させて該標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとを抗原抗体反応させ、その抗原抗体反応後の遊離の標識抗コルチゾール抗体を、該基材に固定化されたコルチゾールと抗原抗体反応させ、該基材に固定化されたコルチゾールと結合させるステップ、
(B)ステップ(A)で基材に固定化されたコルチゾールに結合した標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、および
(C)ステップ(B)で測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
により、血液試料の品質を評価することができる。以下、この血液試料の品質評価方法を「評価方法2」という。
(I)抗コルチゾール抗体が固定化されているイムノクロマトグラフィー用検査片上で被検対象の血液試料を展開させ、該血液試料に含まれているコルチゾールを、該基材に固定化されている抗コルチゾール抗体と抗原抗体反応させることにより、抗コルチゾール抗体と結合させるステップ、
(II)ステップ(I)の後、イムノクロマトグラフィー用検査片に標識コルチゾールをさらに展開させ、該標識コルチゾールを、該基材に固定化されている抗コルチゾール抗体のうち血液試料に含まれているコルチゾールに結合していない抗コルチゾール抗体と抗原抗体反応させることにより、基材に固定化されている抗コルチゾール抗体に結合させるステップ、
(III)ステップ(II)で抗コルチゾール抗体に結合している標識コルチゾールを定量するステップ、
(IV)ステップ(III)で定量された標識コルチゾールの量と基材に固定化されている抗コルチゾール抗体の量とにより、血液試料に含まれているコルチゾールの量を算出するステップ、および
(V)ステップ(IV)で算出されたコルチゾールの量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
により、血液試料の品質を評価することができる。以下、この血液試料の品質評価方法を「評価方法3」という。
(i)被検対象の血液試料と標識抗コルチゾール抗体とを混合し、標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとの抗原抗体反応を行なうステップ、
(ii)ステップ(i)で得られた混合物をコルチゾールが固定化されているイムノクロマトグラフィー用検査片上で展開させ、前記混合物中で遊離している標識抗コルチゾール抗体を基材に固定化されているコルチゾールと抗原抗体反応させてコルチゾールに結合させるステップ、
(iii)ステップ(ii)によってコルチゾールに結合している標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、
(iv)ステップ(iii)によって測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料の供給源を特定するステップ
により、特定することができる。
基材であるメンブレン(ミリポア社製、商品名:Hi−Flow Plus、60mm×4mm)の一端(以下、「上流端」という)を試料供給部とし、試料供給部から長手方向(メンブレンの長辺方向)の他端(以下、「下流端」という)に、コルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム−BSA(フィッツジェラルド社製)を1mg/mLの濃度となるように10mMリン酸緩衝液(pH7.5)に溶解させた溶液(以下、「コルチゾール溶液」という)をメンブレンの短辺に平行に線状となるように塗布し、室温で乾燥させた。その後、メンブレンをウシ血清アルブミン(シグマ社製)でブロッキングした。
コルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム−BSAの代わりにコルチゾールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして検査片を得た。
(1)イムノクロマトグラフィー用試料の調製
静脈カテーテル法により、被検者から全血試料を採取した。図1は、全血試料の採取位置の概略説明図である。図1において、1は下大静脈付近、2は右副腎近傍、3は左副腎上流、4は左副腎下流、5は右腎臓、6は左腎臓、7は右副腎、8は左副腎を示す。
前記(1)で得られた反応セル内の混合物中に、実施例1で得られたイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部を浸漬し、4分間放置した後、イムノクロマトグラフィー用検査片を洗浄液中に4分間浸漬することにより、イムノクロマトグラフィー用検査片を洗浄した。
実施例2において、血液試料として、図1の被検者の下大静脈付近1から採取した下大静脈血の全血試料から得られた血漿(以下、「基準試料」という)、図1の右副腎近傍2から採取した全血試料から得られた血漿(以下、「右副腎近傍試料」という)、図1の左副腎下流3から採取した全血試料から得られた血漿(以下、「左副腎下流試料」という)および図1の左副腎上流4から採取した全血試料から得られた血漿(以下、「左副腎上流試料」という)を用い、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量を5μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:20μL・abs(11.4×108個)〕または7.5μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:30μL・abs(17.25×108個)〕としたこと以外は、実施例2と同様にしてイムノクロマトグラフィーを行なった。
血漿30μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液〔520nmにおける吸光度が約3abs〕7.5μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:22.5μL・abs(13.5×108個)〕とを反応セルに入れ、得られた各混合物をピペットの先で攪拌し、実験番号5の試料を得た。なお、ELISA法によって測定した血漿のコルチゾール濃度は59ng/mLであった。
実験例1で用いた血漿とは異なる血漿を用いたことを除き、実験例1と同様にしてそれぞれ実験番号8〜10の試料を調製した。なお、ELISA法によって測定した血漿のコルチゾール濃度は403ng/mLであった。
実験例1および2それぞれで用いた血漿とは異なる血漿を用いたことを除き、実験例1と同様にしてそれぞれ実験番号11〜13の試料を調製した。なお、ELISA法によって測定した血漿のコルチゾール濃度は192ng/mLであった。
実験例1〜3で得られた反応セル内の試料中に、実施例1で得られたイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部を浸漬し、4分間放置した。その後、イムノクロマトグラフィー用検査片を洗浄液〔0.1質量%ウシ血清アルブミン、0.1質量%Tween(登録商標)20、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕中に4分間浸漬することにより、イムノクロマトグラフィー用検査片を洗浄した。
(1)イムノクロマトグラフィー用試料の調製
コルチゾール濃度が59ng/mLである血漿30μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液(520nmにおける吸光度:約4abs)5μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:20μL・abs(11.5×108個)〕とを反応セルに入れ、反応セル内で得られた混合物をピペットの先で軽く攪拌した。得られた混合物を実験番号14の試料として用いた。
前記(1)で得られた反応セル内の試料中に、実施例1で得られたイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部を浸漬し、4分間放置した後、各イムノクロマトグラフィー用検査片のテストラインでの金コロイド粒子に由来するバンドの有無を観察した。そのイムノクロマトグラフィー用検査片を図3の図面代用写真に示す。
メンブレンとして、純水を展開させたときの展開速度が0.45mm/secであるメンブレン(ミリポア社製、商品名:Hi−Flow Plus、60mm×4mm)を用いたことを除き、実施例1と同様にして、実験番号18のイムノクロマトグラフィー用検査片を作製した。
純水を展開させたときの展開速度が0.45mm/secであるメンブレンの代わりに純水を展開させたときの展開速度が0.30mm/secであるメンブレン(ミリポア社製、商品名:Hi−Flow Plus、60mm×4mm)を用いたことを除き、実験例4と同様にして実験番号19のイムノクロマトグラフィー用検査片を作製した。
純水を展開させたときの展開速度が0.45mm/secであるメンブレンの代わりに、純水を展開させたときの展開速度が0.22mm/secであるメンブレン(ミリポア社製、商品名:Hi−Flow Plus、60mm×4mm)を用いたことを除き、実験例4と同様にして、実験番号20のイムノクロマトグラフィー用検査片を作製した。
コルチゾール濃度が59ng/mLである血漿30μLと金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液(520nmにおける吸光度:約5abs)5μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:25μL・abs(15×108個)〕とを反応セルに入れて混合し、得られた混合物をピペットの先で攪拌した。
コルチゾール濃度が57ng/mL(実験番号21)、170ng/mL(実験番号22)、231ng/mL(実験番号23)、318ng/mL(実験番号24)、384ng/mL(実験番号25)、517ng/mL(実験番号26)、586ng/mL(実験番号27)または770ng/mL(実験番号28)である血漿10μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液〔520nmにおける吸光度が約5abs〕20μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:100μL・abs(6×109個)〕とを反応セルに入れ、反応セル内で得られた混合物をピペットの先で軽く攪拌し、実験番号21〜28の試料を得た。
コルチゾール濃度が57ng/mL(実験番号29)、231ng/mL(実験番号30)、318ng/mL(実験番号31)、384ng/mL(実験番号32)、517ng/mL(実験番号33)または586ng/mL(実験番号34)である血漿10μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液〔520nmにおける吸光度が約5abs〕6μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:30μL・abs(1.8×109個)〕とを反応セルに入れ、反応セル内で得られた混合物をピペットの先で軽く攪拌した。
コルチゾール濃度が57ng/mL(実験番号35)、77ng/mL(実験番号36)、110ng/mL(実験番号37)、137ng/mL(実験番号38)、170ng/mL(実験番号39)、202ng/mL(実験番号40)、218ng/mL(実験番号41)、231ng/mL(実験番号42)、242ng/mL(実験番号43)、318ng/mL(実験番号44)、384ng/mL(実験番号45)または517ng/mL(実験番号46)である血漿10μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液〔520nmにおける吸光度が約5abs〕2μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:10μL・abs(6×108個)〕とを反応セルに入れ、得られた各混合物をピペットの先で攪拌し、実験番号35〜46の試料を得た。
コルチゾール濃度が57ng/mL(実験番号47)、77ng/mL(実験番号48)、110ng/mL(実験番号49)、137ng/mL(実験番号50)、170ng/mL(実験番号51)、202ng/mL(実験番号52)、218ng/mL(実験番号53)、231ng/mL(実験番号54)、242ng/mL(実験番号55)、318ng/mL(実験番号56)、384ng/mL(実験番号57)、517ng/mL(実験番号58)、586ng/mL(実験番号59)、770ng/mL(実験番号60)、862ng/mL(実験番号61)または1630ng/mL(実験番号62)である血漿を、1/2のコルチゾール濃度になるように希釈用溶液〔組成:0.1質量%ウシ血清アルブミン、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕で希釈した。得られた希釈物10μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液〔520nmにおける吸光度が約5abs〕10μL〔金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量:50μL・abs(3×109個)〕とを反応セルに入れ、得られた各混合物をピペットの先で攪拌し、実験番号47〜62の試料を得た。
実験例10において、血漿を、1/2のコルチゾール濃度になるように希釈する代わりに、コルチゾール濃度が57ng/mL(実験番号63)、77ng/mL(実験番号64)、110ng/mL(実験番号65)、137ng/mL(実験番号66)、170ng/mL(実験番号67)、202ng/mL(実験番号68)、218ng/mL(実験番号69)、231ng/mL(実験番号70)、242ng/mL(実験番号71)、318ng/mL(実験番号72)、384ng/mL(実験番号73)、517ng/mL(実験番号74)、586ng/mL(実験番号75)、770ng/mL(実験番号76)、862ng/mL(実験番号77)または1630ng/mL(実験番号78)である血漿を、1/5のコルチゾール濃度になるように希釈したことを除き、実験例10と同様にして実験番号63〜78の試料を得た。
実験例7〜11で得られた反応セル内の実験番号21〜78の試料に実施例1のイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部を浸漬し、4分間放置した後、イムノクロマトグラフィー用検査片のメンブレンを洗浄液〔0.1質量%ウシ血清アルブミン、0.1質量%Tween(登録商標)20、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕中に4分間浸漬することによりメンブレンを洗浄した。
希釈用溶液〔組成:0.1質量%ウシ血清アルブミン、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕用いて、コルチゾール濃度が57ng/mLである血漿のコルチゾール濃度が1/2となるように希釈した。得られた希釈物10μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液(520nmにおける吸光度が約5abs、金コロイド標識抗コルチゾール抗体濃度:3×108個/μL)3μL(実験番号79)、6μL(実験番号80)、10μL(実験番号81)、15μL(実験番号82)、20μL(実験番号83)または30μL(実験番号84)とを反応セルに入れ、得られた各混合物をピペットの先で攪拌し、実験番号79〜84の試料を得た。
実験例12において、コルチゾール濃度が57ng/mLの血漿の代わりに、コルチゾール濃度が90ng/mLの血漿を用いたことを除き、実験例12と同様にして、実験番号85(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:3μL)、実験番号86(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:6μL)、実験番号87(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:10μL)、実験番号88(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:15μL)、実験番号89(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:20μL)および実験番号90(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:30μL)の試料を得た。
実験例12において、コルチゾール濃度が57ng/mLの血漿の代わりに、コルチゾール濃度が128ng/mLの血漿を用いたことを除き、実験例12と同様にして、実験番号91(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:3μL)、実験番号92(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:6μL)、実験番号93(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:10μL)、実験番号94(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:15μL)、実験番号95(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:20μL)および実験番号96(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:30μL)の試料を得た。
反応セル内の実験番号79〜96の試料に、実施例1のイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部を浸漬し、4分間放置した後、イムノクロマトグラフィー用検査片のメンブレンを洗浄液〔0.1質量%ウシ血清アルブミン、0.1質量%Tween(登録商標)20、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕中に4分間浸漬することにより、メンブレンを洗浄した。
希釈用溶液〔組成:0.1質量%ウシ血清アルブミン、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕を用いて、コルチゾール濃度が242ng/mLである血漿のコルチゾール濃度が1/2となるように希釈した。得られた希釈物10μLと、金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液(520nmにおける吸光度が約5abs、金コロイド標識抗コルチゾール抗体濃度:3×108個/μL)2μL(実験番号97)、3μL(実験番号98)、4μL(実験番号99)、6μL(実験番号100)、8μL(実験番号101)、10μL(実験番号102)、15μL(実験番号103)、20μL(実験番号104)または30μL(実験番号105)とを反応セルに入れ、得られた各混合物をピペットの先で攪拌し、実験番号97〜105の試料を得た。
実験例15において、コルチゾール濃度が242ng/mLの血漿の代わりに、コルチゾール濃度が808ng/mLの血漿を用いたことを除き、実験例12と同様にして、実験番号106(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:2μL)、実験番号107(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:3μL)、実験番号108(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:4μL)、実験番号109(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:6μL)、実験番号110(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:8μL)、実験番号111(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:10μL)、実験番号112(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:15μL)、実験番号113(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:20μL)および実験番号114(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:30μL)の試料を得た。
実験例15において、コルチゾール濃度が242ng/mLの血漿の代わりに、コルチゾール濃度が2380ng/mLの血漿を用いたことを除き、実験例12と同様にして、実験番号115(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:2μL)、実験番号116(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:3μL)、実験番号117(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:4μL)、実験番号118(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:6μL)、実験番号119(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:8μL)、実験番号120(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:10μL)、実験番号121(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:15μL)、実験番号122(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:20μL)および実験番号123(金コロイド標識抗コルチゾール抗体溶液の量:30μL)の試料を得た。
実験例15〜17で得られた反応セル内の実験番号97〜123の試料に、実施例1のイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部を浸漬し、4分間放置した後、イムノクロマトグラフィー用検査片のメンブレンを洗浄液〔0.1質量%ウシ血清アルブミン、0.1質量%Tween(登録商標)20、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)〕中に4分間浸漬することにより、メンブレンを洗浄した。
(1)イムノクロマトグラフィー用検査片の調製
コルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム−BSA(フィッツジェラルド社製)を1mg/mLの濃度となるように10mMリン酸緩衝液(pH7.5)に溶解させた溶液(以下、「コルチゾール溶液」という)をメンブレン(ミリポア社製、商品名:Hi−Flow Plus、60mm×4mm)に、そのメンブレンの短辺に平行に線状となるように塗布し、室温で乾燥させる。その後、メンブレンをウシ血清アルブミン(シグマ社製)でブロッキングする。メンブレンにおけるコルチゾール−3−カルボキシメチルオキシム−BSAの固定化部分をイムノクロマトグラフィー用検査片のテストラインとする。
実施例4で得られたイムノクロマトグラフィー用検査片の試料供給部に被検対象の血液試料を滴下し、イムノクロマトグラフィー用検査片上に展開させる。展開後、イムノクロマトグラフィー用検査片のテストラインでの金コロイド標識抗コルチゾール抗体の量(吸光度)に基づき、被検対象の血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価することができる。
Claims (23)
- (a)標識抗コルチゾール抗体と被検対象の血液試料とを混合し、該標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとの抗原抗体反応を行なうステップ、
(b)ステップ(a)で得られた混合物をコルチゾールが固定化されている基材を備えたイムノクロマトグラフィー用検査片上で展開させ、前記混合物中で遊離している標識抗コルチゾール抗体を、前記基材に固定化されているコルチゾールと抗原抗体反応させて該コルチゾールに結合させるステップ、
(c)ステップ(b)でコルチゾールに結合している標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、および
(d)ステップ(c)で測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
を含む血液試料の品質評価方法。 - ステップ(a)において、標識抗コルチゾール抗体として、下大静脈血に含まれているコルチゾールのモル数よりも多いモル数の標識抗コルチゾール抗体を用いる請求項1に記載の血液試料の品質評価方法。
- 基材に固定化されているコルチゾールのモル数が標識抗コルチゾール抗体のモル数以上であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用い、該イムノクロマトグラフィー用検査片上で被検対象の血液試料を展開させたときに該固定化されているコルチゾールに結合する標識抗コルチゾール抗体に基づく発色が下大静脈の血液試料の測定結果と対比して吸光度の値で4分の1以下であるか、または目視することができないとき、前記被検対象の血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適したものであるとする請求項2に記載の血液試料の品質評価方法。
- ステップ(a)において、標識抗コルチゾール抗体と被検対象の血液試料とを混合する際に、血液試料10μLあたり3×108〜9×108個の標識抗コルチゾール抗体を用いる請求項3に記載の血液試料の品質評価方法。
- ステップ(a)において、標識抗コルチゾール抗体として、被検対象の血液試料10μLあたり3×108〜2.4×109個の範囲から選択された少なくとも2種類の個数の標識抗コルチゾール抗体を用い、第1の標識抗コルチゾール抗体の個数が3×108〜8×108個の範囲から選択され、第2の標識抗コルチゾール抗体の個数が8×108〜2.4×109個の範囲から選択され、かつ第2の標識抗コルチゾール抗体の個数が第1の標識抗コルチゾール抗体の個数よりも多い請求項3に記載の血液試料の品質評価方法。
- ステップ(a)の被検対象の血液試料の代わりに下大静脈血を用い、イムノクロマトグラフィー用検査片の基材に固定化されているコルチゾールに結合した標識抗コルチゾール抗体に基づく発色を確認することができる個数の標識抗コルチゾール抗体を、少なくとも2種類の個数の標識抗コルチゾール抗体のなかから選択し、
ステップ(a)において、選択された個数の標識抗コルチゾール抗体と被検対象の血液試料とを混合する請求項5に記載の血液試料の品質評価方法。 - ステップ(a)において、被検対象の血液試料を1/2倍の濃度となるように希釈した希釈物を該血液試料と同一体積で用いるとともに、該血液試料10μLあたり標識抗コルチゾール抗体1.2×109〜4.8×109個を用いる請求項1に記載の血液試料の品質評価方法。
- 基材に固定化されているコルチゾールのモル数が標識抗コルチゾール抗体のモル数以上であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用い、イムノクロマトグラフィー用検査片上で被検対象の血液試料を展開させたときに該固定化されているコルチゾールに結合する標識抗コルチゾール抗体に基づいて生じる発色の強度を測定し、測定された発色の強度に基づき、被検対象の血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価する請求項7に記載の血液試料の品質評価方法。
- (A)基材の一端に標識抗コルチゾール抗体が被検対象の血液試料との接触により脱離するように保持された標識抗体相が設けられ、該基材の他端にコルチゾールが固定化されているイムノクロマトグラフィー用検査片を用い、該イムノクロマトグラフィー用検査片の標識抗体相側の端部から一定量の被検対象の血液試料を展開させて該標識抗コルチゾール抗体と血液試料に含まれているコルチゾールとを抗原抗体反応させ、その抗原抗体反応後の遊離の標識抗コルチゾール抗体を、該基材に固定化されているコルチゾールと抗原抗体反応させて該基材に固定化されたコルチゾールに結合させるステップ、
(B)ステップ(A)で基材に固定化されているコルチゾールに結合している標識抗コルチゾール抗体の量を測定するステップ、および
(C)ステップ(B)で測定された標識抗コルチゾール抗体の量に基づき、血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価するステップ
を含む血液試料の品質評価方法。 - 標識抗体相に保持された標識抗コルチゾール抗体のモル数が、下大静脈血に含まれているコルチゾールのモル数よりも多い請求項9に記載の血液試料の品質評価方法。
- 基材に固定化されているコルチゾールのモル数が標識抗コルチゾール抗体のモル数以上であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用い、
該イムノクロマトグラフィー用検査片上で被検対象の血液試料を展開させたときに、該固定化されているコルチゾールに結合する標識抗コルチゾール抗体に基づく発色により、被検対象の血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を評価する請求項10に記載の血液試料の品質評価方法。 - 被検対象の血液試料として、血漿または血清を用い、イムノクロマトグラフィー用検査片として、標識抗体相に保持された標識抗コルチゾール抗体の個数が被検対象の血漿または血清10μLあたり3×108〜9×108個であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用いる請求項11に記載の血液試料の品質評価方法。
- 被検対象の血液試料として、血漿または血清を用い、イムノクロマトグラフィー用検査片において、標識抗体相に保持された標識抗コルチゾール抗体の個数が血漿または血清10μLあたり3×108〜2.4×109個の範囲から選択された少なくとも2種類の個数の標識抗コルチゾール抗体を用い、第1の標識抗コルチゾール抗体の個数が3×108〜8×108個の範囲から選択され、第2の標識抗コルチゾール抗体の個数が8×108〜2.4×109個の範囲から選択され、かつ第2の個数が第1の標識抗コルチゾール抗体の個数よりも多い請求項11に記載の血液試料の品質評価方法。
- ステップ(A)の被検対象の血液試料の代わりに下大静脈血を用いたとき、イムノクロマトグラフィー用検査片の基材に固定化されているコルチゾールに結合した標識抗コルチゾール抗体に基づく発色を確認することができ、標識抗体相に保持された標識抗コルチゾール抗体の個数の異なる少なくとも2種類のイムノクロマトグラフィー用検査片を選択し、
ステップ(A)において、選択されたイムノクロマトグラフィー用検査片を用いる請求項13に記載の血液試料の品質評価方法。 - ステップ(A)において、被検対象の血液試料が血漿または血清であるとき、該被検対象の血液試料を1/2倍の濃度となるように希釈した希釈物を該血液試料と同一体積で用いるとともに、該血液試料10μLあたり標識抗コルチゾール抗体の個数が1.2×109〜4.8×109個であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用いる請求項9に記載の血液試料の品質評価方法。
- イムノクロマトグラフィー用検査片として、基材に固定化されているコルチゾールのモル数が標識抗コルチゾール抗体のモル数以上であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用い、
該イムノクロマトグラフィー用検査片上で被検対象の血液試料を展開させたときに該固定化されているコルチゾールに結合する標識抗コルチゾール抗体に基づいて生じる発色の強度を測定し、測定された強度に基づき、被検対象の血液試料が副腎静脈サンプリング検査に適する品質を有するか否かを評価する請求項15に記載の血液試料の品質評価方法。 - 被検対象の血液試料が血漿である請求項1〜16のいずれかに記載の血液試料の品質評価方法。
- 被検対象の血液試料として、全血を用い、イムノクロマトグラフィー用検査片として、標識抗体相に保持された標識抗コルチゾール抗体の個数が全血10μLあたり1.5×108〜5.4×108個であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用いる請求項11に記載の血液試料の品質評価方法。
- 被検対象の血液試料として、全血を用い、イムノクロマトグラフィー用検査片において、標識抗体相に保持された標識抗コルチゾール抗体の個数が全血10μLあたり1.5×108〜1.44×109個の範囲から選択された少なくとも2種類の個数の標識抗コルチゾール抗体を用い、第1の標識抗コルチゾール抗体の個数が1.5×108〜4×108個の範囲から選択され、第2の標識抗コルチゾール抗体の個数が4×108〜1.44×109個の範囲から選択され、かつ第2の個数が第1の標識抗コルチゾール抗体の個数よりも多い請求項11に記載の血液試料の品質評価方法。
- ステップ(A)において、被検対象の血液試料が全血であるとき、該被検対象の血液試料を1/2倍の濃度となるように希釈した希釈物を該被検対象の血液試料と同一体積で用いるとともに、該血液試料10μLあたり標識抗コルチゾール抗体の個数が6×108〜2.88×109個であるイムノクロマトグラフィー用検査片を用いる請求項9に記載の血液試料の品質評価方法。
- 請求項1に記載の血液試料の品質評価方法に用いるためのイムノクロマトグラフィー用検査片であって、リンカーを介してコルチゾールが固定化されてなるイムノクロマトグラフィー用検査片。
- 請求項9に記載の血液試料の品質評価方法に用いるためのイムノクロマトグラフィー用検査片であって、標識抗コルチゾール抗体が被検対象の血液試料との接触により脱離するように保持された標識抗体相が基材の一端に設けられており、かつ該基材の他端にリンカーを介してコルチゾールが固定化されているイムノクロマトグラフィー用検査片。
- 請求項21または22に記載のイムノクロマトグラフィー用検査片を含む血液試料の品質評価用キット。
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