JPWO2009017043A1 - ポリアミド組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
このような電子機器の薄肉化の要望に伴って、内部に搭載される電子部品等の軽薄短小化がさらに強く求められるようになっている。
また、一般に電気・電子部品分野では、UL−94規格に基づくV−0クラスの高度な難燃性が樹脂材料に要求される。UL−94規格の垂直燃焼試験では、垂直に固定した薄肉試験片に接炎し、燃焼の継続性や、燃焼樹脂の滴下によるコットンへの接炎が判断される。一般に、樹脂材料の流動性を高くすると垂直燃焼時に溶融張力が不足し、燃焼樹脂の滴下によりコットンが着火しV−2判定になる傾向がある。このように、流動性と難燃性とは相反する特性であり、これら特性を両立させる必要がある。
しかしながら、流動性を改善したポリアミド組成物は、UL−94規格に基づく難燃性試験において、試験片が大きく変形したり、溶融物が滴下(ドリップ)する問題が生じやすかった。難燃性試験において試験片の変形量が大きなポリアミド組成物や、滴下の発生が生じるポリアミド組成物は、目的とする成形体の大きさや形状によっては、所望の難燃性を発現させることができない場合がある。
例えば、特許文献4には、ポリカーボネート、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、難燃剤、鱗片状無機粉末、およびフィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる難燃性樹脂組成物が開示されている。また、特許文献5には、ポリアミド等の熱可塑性重合体、特定のリン化合物、および水酸化マグネシウムを含有してなる難燃性重合体組成物が開示されている。この難燃性重合体組成物には、フッ素樹脂を、燃焼時の液滴の滴下(ドリップ)抑制効果を狙って配合することができることが開示されている。
しかしながら、流動性を改良したポリアミド組成物にフィブリル形成能を有するPTFE等のフッ素樹脂を配合しただけでは、特にUL−94規格に基づく難燃性試験の試験片として0.75mm厚程度の薄肉部を有する電子部品を想定した薄い試験片を使用した場合に滴下を十分に防止することができない場合があった。また薄肉試験片での滴下防止効果の改善を意図してフィブリル形成能を有するPTFE等のフッ素樹脂の添加量を増加させた場合には、当該フィブリル形成能を有するPTFE等のフッ素樹脂に由来する繊維状の異物が成形体表面に発生し外観不良を引き起こしたり、ウェルド強さ等の機械的強度が低下する場合があった。
例えば、特許文献6には融点が280℃以上330℃未満であり、末端アミノ基濃度が10〜150mmol/kgである芳香族ポリアミド樹脂に、燃焼時のドリップを防止する目的で、変性ポリオレフィン類を添加することができることが開示されている。しかしながら、変性ポリオレフィン類についても上記のフィブリル形成能を有するPTFE等のフッ素樹脂と同様に、単に変性ポリオレフィン類を配合しただけでは、特にUL−94規格に基づく難燃性試験の試験片として0.75mm厚程度の薄いものを使用した場合に滴下を十分に防止することができない場合があった。
ジカルボン酸単位(a1)は、得られるポリアミド組成物の耐熱性が過度に低下しないようにするために、芳香族ジカルボン酸単位を40〜100モル%含有することが好ましく、50〜100モル%含有することがより好ましく、60〜100モル%含有することがさらに好ましく、75〜100モル%含有することが特に好ましく、90〜100モル%含有することが最も好ましい。
半芳香族ポリアミドは、さらに、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの三価以上の多価カルボン酸から誘導される単位(a3)を、溶融成形が可能な範囲内で含んでいてもよい。
1,9−ノナンジアミンから誘導される単位と2−メチル−1,8−オクタンジアミンから誘導される単位とを併用する場合には、1,9−ノナンジアミンから誘導される単位:2−メチル−1,8−オクタンジアミンから誘導される単位のモル比は、99:1〜1:99であることが好ましく、95:5〜60:40であることがより好ましく、90:10〜80:20であることがさらに好ましい。1,9−ノナンジアミンから誘導される単位および2−メチル−1,8−オクタンジアミンから誘導される単位を上記の割合で含有するポリアミドを用いると、耐熱性、成形性、低吸水性により一層優れたポリアミド組成物が得られ、表面美麗性に優れた成形体を得ることができる。
〔式中、Xは分子鎖の末端基の総数(これは通常、ポリアミド分子の数の2倍に等しい)を表し、Yは封止されずに残ったカルボキシル基末端およびアミノ基末端の合計数を表す。〕
一方、末端アミノ基含量が多すぎる場合には、ポリアミドの重合度が低下傾向になり、また、滞留安定性が不十分な傾向になる。
重合の最終段階を押出機により行う場合、重合温度は370℃以下であることが好ましい。かかる温度で重合すると、ポリアミドの分解がほとんどなく、劣化の無いポリアミドが得られる。
難燃剤(B)の量は、ポリアミド(A)100質量部に対し、1〜100質量部、好ましくは10〜75質量部である。難燃剤(B)の量が少なすぎる場合には、得られるポリアミド組成物の難燃性または流動性が低下する。一方、難燃剤の量が多すぎる場合には、得られるポリアミド組成物の力学物性が低下する。
臭素系難燃剤中の臭素原子含有量は15〜87質量%の範囲内にあることが好ましい。また、熱安定性に優れ、分子量が低い難燃剤を好ましく使用することができる。
フッ素樹脂の製造方法としては、懸濁重合および乳化重合のいずれの方法を採用してもよいが、繊維形成能と初期粒子径の制御の容易さの点から、乳化重合が好ましい。フッ素樹脂の平均粒径は100〜800μmであることが好ましい。フッ素樹脂(C1)は市販されているものを使用することができ、例えば、「繊維化PTFE」として市販されているものを好ましく使用することができる。
該官能基としては、エポキシ基、水酸基、カルボキシル基、酸無水物基、アミノ基などが挙げられる。これらのうち、エポキシ基、カルボキシル基、および酸無水物基からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。ポリアミド(A)が有する末端アミノ基や末端カルボキシル基と反応しやすく、難燃性に一層優れるポリアミド組成物となることから、エポキシ基および/または酸無水物基がより好ましい。
芳香族ビニルとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、4−プロピルスチレン、t−ブチルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ドデシルスチレン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−(フェニルブチル)スチレン、1−ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、インデン、アセトナフチレン、モノフルオロスチレン、ジフルオロスチレン、モノクロロスチレン、メトキシスチレンなどが挙げられる。これらの芳香族ビニルは1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの芳香族ビニルの中でもコスト面、および製造が容易であり入手性に優れることからスチレンが好ましい。
言い換えれば、芳香族ビニル系重合体に変性剤をグラフト反応させることによって製造された変性芳香族ビニル系重合体において、グラフト反応に供される変性前の芳香族ビニル系重合体が、単一の芳香族ビニルから構成される単独重合体であるか、または、複数種のモノマーから構成されるランダム共重合体である場合、グラフト反応に供される変性前の芳香族ビニル系重合体における芳香族ビニルから誘導される構造単位の含有率は、50〜100質量%であることが好ましく、80〜100質量%であることがより好ましく、90〜100質量%であることがさらに好ましい。また、芳香族ビニルを含んでなるモノマーと変性剤とを共重合することによって製造された変性芳香族ビニル系重合体において、変性剤から誘導される構造単位を除外した構造の重合体(つまり変性前の芳香族ビニル系重合体)を想定した際に当該重合体が単一の芳香族ビニルから構成される単独重合体となるか、または、複数種のモノマーから構成されるランダム共重合体となる場合、芳香族ビニルから誘導される構造単位の含有率は、変性後の芳香族ビニル系重合体の質量から導入された変性剤の質量を差し引いた値に基づいて、50〜100質量%であることが好ましく、80〜100質量%であることがより好ましく、90〜100質量%であることがさらに好ましい。
言い換えれば、芳香族ビニル系重合体に変性剤をグラフト反応させることによって製造された変性芳香族ビニル系重合体において、グラフト反応に供される変性前の芳香族ビニル系重合体が、芳香族ビニル系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックとからなるブロック共重合体である場合、グラフト反応に供される変性前の芳香族ビニル系重合体における芳香族ビニルから誘導される構造単位の含有率は、1〜99質量%であることが好ましく、10〜90質量%であることがより好ましく、20〜80質量%であることがさらに好ましい。また、芳香族ビニルを含んでなるモノマーと変性剤とを共重合することによって製造された変性芳香族ビニル系重合体において、変性剤から誘導される構造単位を除外した構造の重合体(つまり変性前の芳香族ビニル系重合体)を想定した際に当該重合体が芳香族ビニル系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックとからなるブロック共重合体となる場合、芳香族ビニルから誘導される構造単位の含有率は、変性後の芳香族ビニル系重合体の質量から導入された変性剤の質量を差し引いた値に基づいて、1〜99質量%であることが好ましく、10〜90質量%であることがより好ましく、20〜80質量%であることがさらに好ましい。
重合体(C2)の量は、熱安定性の低下、成形加工時のバリ、流動性などの観点から、ポリアミド(A)100質量部に対して2質量部以下が好ましく、1.5質量部以下が特に好ましい。
厚さ0.2mm以下の薄肉部を有する成形体に適応するために、使用される繊維状または針状の充填材の平均長さは10〜500μmであることが好ましく、10〜400μmであることがより好ましい。平均長さが10μm未満になると得られる成形体の機械的強度が低下傾向になる。平均長さが500μmを超えると繊維状または針状の充填材が綿状になり配合手法が限定され、生産性が低下傾向になる。断面形状は、丸型、繭型、偏平のいずれでも良い。
繊維状または針状の充填材のなかで、特にガラス繊維が好ましい。ガラス繊維を配合すると、ポリアミド組成物から得られる成形体の機械的強度が向上するだけでなく、寸法安定性、低吸水性などがより向上する。
ミルドファイバー(パウダー)は、ガラス繊維を石臼やボールミル等で微粉末にしたものである。カットファイバーはチョップドストランドとパウダーの中間の、アスペクト比(約10〜約50)に揃えてカットしたグラスファイバーである。本発明において、ミルドファイバーやカットファイバーを用いると得られるポリアミド組成物の流動性が高くなるが、難燃性は高く維持される。
該エステル化合物(G)の量は、ポリアミド(A)100質量部に対し、好ましくは0.2〜20質量部であり、より好ましくは0.5〜10質量部である。
また、ポリアミド(A)は、パウダー、顆粒、ペレットなどの形状で入手または調製することができる。いずれの形状のポリアミド(A)でも本発明のポリアミド組成物を製造することができる。フッ素樹脂(C1)として繊維形成能を有するフッ素樹脂を使用する場合には、その凝集や繊維化を防ぐ観点から、ポリアミド(A)はパウダー形状のものが好ましい。
また、本発明のポリアミド組成物と他のポリマーとを複合成形することもできる。さらに、本発明のポリアミド組成物を、金属からなる成形体や布帛などと複合化することも可能である。
示差走査熱量分析装置(DSC)を使用して、ポリアミド(試料質量10mg)をDSCの炉の中で、窒素雰囲気下、350℃で2分間加熱して完全に融解させた後、100℃/分の速度で50℃まで冷却し、再び10℃/分の速度で昇温した時に現れる吸熱ピークの位置を測定し、これを融点(℃)とした。
ポリアミド1gをフェノール35mlに溶解し、メタノール2mlを混合し試料溶液とした。チモールブルーを指示薬とし、0.01規定のHCl水溶液を使用した滴定を実施し、末端アミノ基含量(μ当量/g)を測定した。
濃硫酸中、30℃にて、0.05g/dl、0.1g/dl、0.2g/dlおよび0.4g/dlの濃度の試料のインヘレント粘度(ηinh)を下記式により求め、これを濃度0に外挿した値を極限粘度[η]とした。下記式中、t0は溶媒の流下時間(秒)を表し、t1は試料溶液の流下時間(秒)を表し、Cは溶液中の試料濃度(g/dl)を表す。なお、試料溶液が固形物を含有している場合、かかる固形物を孔径0.5μmのフィルターでろ過して得られたろ液を測定に供した。
ηinh=〔ln(t1/t0)〕/C
ポリアミド組成物に含まれるポリアミドの融点よりも約20℃高い温度でポリアミド組成物を射出成形(金型温度:140℃)して引張破断強さ評価用の試験片(JIS1号ダンベル)を作製した。また、JIS1号ダンベル用金型の両端から充填することでウェルド強さ評価用の試験片を作製した。これらをJISK7113に準じて、オートグラフ(株式会社島津製作所製)を使用して、23℃における引張破断強さおよびウェルド強さを測定した。
ポリアミド組成物を厚さ0.75mmの板状に射出成形し、成形体(試験片)を得た。該成形体について、以下に示すUL−94規格の規定に準じて難燃性を評価した。
厚さ0.75mmの試験片の上端をクランプで留めて試験片を垂直に固定し、下端に所定の炎を10秒間当て、炎を離した後の試験片の燃焼時間(1回目)を測定する。消火したら直ちに再び下端に炎を10秒間当て、炎を離した後の試験片の燃焼時間(2回目)を測定する。5片について同じ測定を繰り返し、1回目の燃焼時間のデータ5個と、2回目の燃焼時間のデータ5個の、計10個のデータを得る。10個のデータの合計をT、10個のデータのうち最大値をMとする。
Tが50秒以下、Mが10秒以下でクランプまで燃え上がらず、炎のついた溶融物が落ちて12インチ下にセットした乾燥したコットンに着火することがなければ「V−0」; Tが250秒以下、Mが30秒以下でその他はV−0と同様の条件を満たせば「V−1」; Tが250秒以下、Mが30秒以下でクランプまで燃え上がらず、炎のついた溶融物が落ちて12インチ下のコットンに着火した場合には「V−2」となる。
本実施例では滴下防止効果をより明確にするため、上記した難燃性の評価試験において変形度を評価した。すなわち、接炎する試験片の下端をゼロとし、2回目接炎後消火した段階での状態を以下の指標で評価した。
試験片の下端が上方に移動するか、または下方に移動し且つその下方への変形量(2回目接炎後に消火した段階の試験片の下端と、接炎前の試験片の下端(ゼロ)との距離)が5mm未満で、溶融物の滴下なしを「◎」; 試験片の下端が下方に移動し且つその下方への変形量が5mm以上で、溶融物の滴下なしを「○」; 溶融物が滴下したがコットンが着火しない場合を「△」; 溶融物が滴下しコットンが着火した場合を「×」とした。
ポリアミド組成物に含まれるポリアミドの融点よりも約20℃高い温度でポリアミド組成物を射出成形して、厚さ0.5mm、幅10mmおよび長さ30mmの板を作製した。この板を40℃、95%RH(相対湿度)の雰囲気中に100時間放置した。この試験片を赤外線加熱炉中で150℃で1分間加熱し、次いで100℃/分の速度で昇温し、板に変形や膨れが発生した温度をハンダ耐熱性の指標とした。
シリンダー温度320℃、射出圧力74MPaおよび金型温度140℃の条件下で、厚さ0.5mmおよび幅40mmの平板形状の金型内に溶融樹脂を射出成形したときの流動長を測定してバーフロ流動長とした。なお、流動長が射出成形された平板の幅または厚さに基づく各位置において一定の値とならない場合には、最大の流動長と最小の流動長の和を2で割った値をバーフロ流動長とした。流動性が高い材料ほど高い値を示す。
ポリアミド組成物に含まれるポリアミドの融点よりも約20℃高い温度でポリアミド組成物を射出成形して、厚さ0.5mm、幅10mmおよび長さ30mmの板を作製した。該板の表面を観察し、目視で見える範囲で繊維化PTFEの凝集物が確認されない場合は「○」、凝集物が確認される場合は「×」とした。凝集物はゲート部に発生する糸状の異物を含む。
〔ポリアミド〕
PA9T−1:
テレフタル酸4994.4g(30.1モル)、1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オクタンジアミンの混合物〔前者/後者=85/15(モル比)〕4977.1g(31.4モル)、安息香酸149.8g(1.2モル)、次亜リン酸ナトリウム一水和物10gおよび蒸留水2.5リットルを内容積20リットルのオートクレーブに入れ窒素置換した。この混合物を100℃で30分間攪拌し、2時間かけてオートクレーブ内部の温度を220℃に昇温した。このとき、オートクレーブ内部の圧力は2MPaまで昇圧した。そのまま2時間反応を続けた。その後、230℃に昇温し、温度230℃を保ち且つ水蒸気を徐々に抜いて圧力を2MPaに保ちながら2時間反応させた。次に、30分間かけて圧力を1MPaまで下げ、さらに1時間反応させて、極限粘度[η]が0.14dl/gのプレポリマーを得た。これを100℃、減圧下で12時間乾燥し、2mm以下の粒径になるまで粉砕した。これを、230℃、13Pa(0.1mmHg)にて10時間固相重合し、融点が306℃、極限粘度[η]が0.73dl/g、末端アミノ基含量が100μ当量/g、末端封止率が90%(末端封止剤:安息香酸)である白色のポリアミド(PA9T−1)を得た。
テレフタル酸の量を4931.5g(29.7モル)に、1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オクタンジアミンの混合物〔前者/後者=85/15(モル比)〕の量を4844.1g(30.6モル)に、安息香酸の量を224.2g(1.8モル)に変更した以外は、上記PA9T−1の製造と同様にして、融点が306℃、極限粘度[η]が0.80dl/g、末端アミノ基含量が10μ当量/g、末端封止率が90%である白色のポリアミド(PA9T−2)を得た。
テレフタル酸の量を5032.1g(30.3モル)に、1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オクタンジアミンの混合物〔前者/後者=85/15(モル比)〕の量を4984.3g(31.5モル)に、安息香酸の量を105.0g(0.9モル)に変更した以外は、上記PA9T−1の製造と同様にして、融点が306℃、極限粘度[η]が1.19dl/g、末端アミノ基含量が75μ当量/g、末端封止率が86%である白色のポリアミド(PA9T−3)を得た。
上記PA9T−1の製造に用いた、テレフタル酸4994.4g(30.1モル)、1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オクタンジアミンの混合物〔前者/後者=85/15(モル比)〕4977.1g(31.4モル)、および安息香酸149.8g(1.2モル)を、テレフタル酸3134.4g(18.9モル)、アジピン酸2255.9g(15.4モル)、ヘキサメチレンジアミン4295.9g(37.0モル)、および安息香酸303.9g(2.5モル)に替えた以外は、上記PA9T−1の製造と同様にして、融点が310℃、極限粘度[η]が0.82dl/g、末端アミノ基含量が72μ当量/g、末端封止率が89%である白色のポリアミド(PA6−6T)を得た。
a: GMA−PBS(CHEMTURA社製、CP44HF;グリシジルメタクリレート変性ポリ臭素化スチレン)
〔難燃助剤〕
b: 錫酸亜鉛(アルキャン社製、FLAMTARD−S;焼成錫酸亜鉛)
c: 繊維化PTFE(三井デュポンフロロケミカル社製、640J;ポリテトラフルオロエチレンの微粉末)
d: Mah−PS(ノバケミカル社製、D332;酸無水物変性ポリスチレン;無水マレイン酸(変性剤)使用量15質量%;重量平均分子量20万)
e: Mah−SEBS(旭化成ケミカルズ(株)社製、M1913;無水マレイン酸変性スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体)
f: アイオノマー(三井デュポンポリケミカル社製、1707;オレフィン系アイオノマー(Na系))
g: 汎用ガラス繊維(日東紡績(株)社製、CS−3G−225;断面は丸型、3mmチョップドストランド、繊維径9.5μm)
h: カットファイバー(日東紡績(株)社製、05DE−404;断面は丸型、繊維長100μm、繊維径6.5μm)
〔アミド化合物〕
i: アミド化合物(共栄社化学(株)社製、WH255;エチレンビスアマイド系の減粘剤)
〔エステル化合物〕
j:R1およびR2がヘンエイコシル基であり、mおよびnが1である式(I)に示す化合物。
〔マイカ〕
k: マイカ(山口雲母(株)社製、A−41;平板状の充填材)
下記の表1〜3に示す配合処方に従って汎用ガラス繊維またはカットファイバー以外の成分について予備混合(一括してドライブレンド)し、次いで2軸押出機(プラスチック工学研究所製、「BTN−32;スクリュー径:30mm、L/D=28、シリンダー温度320℃、回転数150rpm」)に前記予備混合物をホッパーより供給し、汎用ガラス繊維またはカットファイバーをサイドフィーダーより供給して、可塑化混練、冷却、切断し、ポリアミド組成物のペレットを得た。
本ペレットを用いて、力学物性、難燃性、変形度、ハンダ耐熱性、バーフロ流動長、外観を評価した。結果を表1〜3に示した。
また、フッ素樹脂と酸無水物変性ポリスチレンとを併用してもその使用量が少ない場合(比較例8)には、難燃性試験中に試験片が変形し、難燃化効率の低下および滴下によるコットンの着火によりV−2となる。またフッ素樹脂と酸無水物変性ポリスチレンまたはアイオノマーとの割合が本発明の規定範囲から外れる場合(比較例9〜12)には、難燃性がV−2となりやすく、V−0であったとしても変形と滴下をともなうため、極めて不安定なV−0である。
Claims (17)
- 融点が270〜340℃であるポリアミド(A) 100質量部、難燃剤(B) 1〜100質量部、および滴下防止剤(C) 1〜10質量部を含有してなるポリアミド組成物において、
前記滴下防止剤(C)として、フッ素樹脂(C1)と、アイオノマーおよびハロゲン原子の含有率が15質量%未満の変性芳香族ビニル系重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種の重合体(C2)とを、質量比(フッ素樹脂(C1)/重合体(C2)=)1/4〜4/1で用いる、ポリアミド組成物。 - 前記重合体(C2)は、ハロゲン原子の含有率が15質量%未満の変性芳香族ビニル系重合体である請求項1に記載のポリアミド組成物。
- 前記ポリアミド(A)が、芳香族ジカルボン酸単位を40〜100モル%含有するジカルボン酸単位(a1)と、炭素数6〜18の脂肪族アルキレンジアミン単位を50〜100モル%含有するジアミン単位(a2)とからなるものである、請求項1または2に記載のポリアミド組成物。
- 芳香族ジカルボン酸単位が、テレフタル酸から誘導される単位である請求項3に記載のポリアミド組成物。
- 炭素数6〜18の脂肪族アルキレンジアミン単位が、1,9−ノナンジアミンから誘導される単位および/または2−メチル−1,8−オクタンジアミンから誘導される単位である請求項3または4に記載のポリアミド組成物。
- 前記ポリアミド(A)は、末端アミノ基含量が40μ当量/g以上120μ当量/g以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- 前記ポリアミド(A)は、濃硫酸中30℃で測定した極限粘度が0.6〜1.1dl/gである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- 前記難燃剤(B)が、臭素系難燃剤およびリン系難燃剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の難燃剤である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- 前記難燃剤(B)が、エポキシ基および/または酸無水物基を有する臭素系難燃剤である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- 前記滴下防止剤(C)を、ポリアミド(A)100質量部に対して1〜3質量部含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- フッ素樹脂(C1)が繊維形成能を有するポリテトラフルオロエチレンであり、重合体(C2)がエポキシ基および/または酸無水物基が導入されたポリスチレンである、請求項1〜10のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- ポリアミド(A) 100質量部に対して、難燃助剤(D) 1〜50質量部および/または充填材(E) 0.1〜300質量部をさらに含有してなる、請求項1〜11のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- 充填材(E)が、チョップドストランド、ミルドファイバー、およびカットファイバーからなる群から選ばれる少なくとも1種のガラス繊維である、請求項12に記載のポリアミド組成物。
- ポリアミド(A) 100質量部に対して、アミド化合物(F) 0.2〜10質量部をさらに含有してなる、請求項1〜13のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- シリンダー温度320℃、射出圧力74MPaおよび金型温度140℃の条件下で、厚さ0.5mmおよび幅40mmの平板形状の金型内に溶融樹脂を射出成形したときの流動長が65mm以上である、請求項1〜14のいずれか1項に記載のポリアミド組成物。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載のポリアミド組成物からなる成形体。
- 融点が270〜340℃であるポリアミド(A) 100質量部、難燃剤(B) 1〜100質量部、および滴下防止剤(C) 1〜10質量部を溶融混練してなるポリアミド組成物の製造方法であって、
前記滴下防止剤(C)として、フッ素樹脂(C1)と、アイオノマーおよびハロゲン原子の含有率が15質量%未満の変性芳香族ビニル系重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種の重合体(C2)とを、質量比(フッ素樹脂(C1)/重合体(C2)=)1/4〜4/1で用いる、製造方法。
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