JPWO2009013821A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ装置においては、救出運転制御装置によりかごの救出運転が実施される。救出運転制御装置は、かごの救出運転時に、救出運転電圧値を求め、救出運転電圧値の電圧を速度検出器からの信号に応じてブレーキコイルに印加する。救出運転電圧値は、ブレーキ装置の制動力を低減させかごと釣合おもりとのアンバランス状態を利用してかごを移動させるために必要な電圧の値である。

Description

この発明は、階間に停止されたかごの救出運転が可能なエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータの故障時救出運転装置では、エレベータ制御装置が故障した場合、ブレーキ解放手段によりブレーキが解放され、かごと釣合おもりとのアンバランスによりかごが移動される。このとき、かごの移動距離又は速度が検出され、その検出結果に基づいてブレーキが動作される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−247512号公報
しかし、上記のような従来の故障時救出運転装置では、かごが乗場に到着するまでに急加速、急減速、停止の状態が何度も繰り返されるため、かご内の乗客に不快感を与える恐れがある。また、乗場に到着するまでにかごが何度も停止されるため、救出運転完了までの時間が長くなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗り心地が悪くなるのを防止しつつ短時間で救出運転を行うことができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、懸架体により昇降路内に懸架されたかご及び釣合おもり、励磁されることにより制動力を解除するブレーキコイルを有し、かごと釣合おもりとのアンバランス状態に抗してかごを制動するブレーキ装置、かごの速度を検出する速度検出器、及びかごの救出運転時に、ブレーキ装置の制動力を低減させかごと釣合おもりとのアンバランス状態を利用してかごを移動させるために必要な電圧の値である救出運転電圧値を求め、救出運転電圧値の電圧を速度検出器からの信号に応じてブレーキコイルに印加する救出運転制御装置を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1のブレーキ制御装置を示すブロック図である。 図1のブレーキ制御装置の動作を示すフローチャートである。 図1のエレベータ装置における救出運転指令、ブレーキ指令、吸引電圧指令及びかご1の速度の関係を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置のブレーキ制御装置を示すブロック図である。 図5のブレーキ制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2のエレベータ装置における救出運転指令、ブレーキ指令、吸引電圧指令及びかご1の速度の関係を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置における救出運転時のブレーキ指令及び吸引電圧指令の関係を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置における救出運転時のブレーキ指令及び吸引電圧指令の関係を示すタイミングチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架体である主索3により昇降路内に懸架され、巻上機4の駆動力により昇降される。巻上機4は、主索3が巻き掛けられた駆動シーブ5と、駆動シーブ5を回転させるモータ6と、駆動シーブ5の回転を制動する制動手段7とを有している。
制動手段7は、駆動シーブ5と一体に回転されるブレーキ車8と、ブレーキ車8の回転を制動するブレーキ装置9とを有している。ブレーキ車8としては、ブレーキドラム又はブレーキディスク等が用いられる。駆動シーブ5、モータ6及びブレーキ車8は、同軸上に設けられている。
ブレーキ装置9は、ブレーキ車8に接離される複数のブレーキライニング10と、ブレーキライニング10をブレーキ車8に押し付ける複数のブレーキばね(図示せず)と、ブレーキばねに逆らってブレーキライニング10をブレーキ車8から引き離す複数の電磁マグネットとを有している。各電磁マグネットは、通電することにより励磁されるブレーキコイル(電磁コイル)11を有している。
ブレーキコイル11に電流を流すことにより、電磁マグネットが励磁され、ブレーキ装置9の制動力を解除するための電磁力が発生して、ブレーキライニング10がブレーキ車8から引き離される。また、ブレーキコイル11への通電を遮断することにより、電磁マグネットの励磁が解除され、ブレーキばねのばね力によりブレーキライニング10がブレーキ車8に押し当てられる。
ブレーキ装置9は、かご1と釣合おもり2とのアンバランス状態に抗してかご1を制動する。また、ブレーキ装置9の制動力は、ブレーキコイル11の印加電圧を制御することにより制御される。
巻上機4には、モータ6の回転軸の回転速度、即ち駆動シーブ5の回転速度に応じた信号を発生する速度検出器としての巻上機エンコーダ12が設けられている。かご1には、かご内負荷に応じた信号を発生する秤装置20が設けられている。
昇降路の上部には、調速機13が設置されている。調速機13は、調速機シーブ14と、調速機シーブ14の回転速度に応じた信号を発生する速度検出器としての調速機エンコーダ15とを有している。調速機シーブ14には、調速機ロープ16が巻き掛けられている。調速機ロープ16の両端部は、かご1に接続されている。調速機ロープ16の下端部は、昇降路の下部に配置された張り車17に巻き掛けられている。
かご1が昇降されると、その動きが調速機ロープ16を介して調速機シーブ14に伝達され、かご1の速度に応じた速度で調速機シーブ14が回転される。これにより、調速機エンコーダ15は、かご1の速度に応じた信号を発生する。
巻上機4の駆動は、エレベータ制御装置18によって制御される。即ち、かご1の昇降は、エレベータ制御装置18によって制御される。ブレーキ装置9は、ブレーキ制御装置19によって制御される。ブレーキ制御装置19には、エレベータ制御装置18、秤装置20、巻上機エンコーダ12及び調速機エンコーダ15からの信号が入力される。
ブレーキ制御装置19は、何等かの故障によりかご1が階間に停止されると、エレベータ制御装置18からの救出運転指令を受けてかご1の救出運転を実施する。即ち、ブレーキ制御装置19は、救出運転制御装置として働く。
また、ブレーキ制御装置19は、かご1の救出運転時に、ブレーキコイル11に印加すべき電圧の値である救出運転電圧値を求め、その電圧をブレーキコイル11に断続的に印加する。救出運転電圧値は、ブレーキ装置9の制動力を低減させ、かご1と釣合おもり2とのアンバランス状態を利用してかご1を移動させるために必要な電圧の値である。言い換えれば、救出運転電圧値は、かご1を移動させるために必要十分(ほぼ最小限)な圧値であり、かつかご1を移動させる際の振動を抑制するのに適当な電圧値である。
図2は図1のブレーキ制御装置19を示すブロック図である。ブレーキ制御装置19は、救出運転指令検知部21、秤信号検知部22、速度信号処理部23及びブレーキ信号算出部24を有している。救出運転指令検知部21は、エレベータ制御装置18からの救出運転指令信号を検知する。秤信号検知部22は、秤装置20からの秤信号を検知する。速度信号処理部23は、巻上機エンコーダ12及び調速機エンコーダ15の少なくともいずれか一方の信号に基づいてかご1の速度を算出する。
ブレーキ信号算出部24は、救出運転指令検知部21により救出運転指令信号が検知されると、秤装置20からの秤信号に基づいてかご1と釣合おもり2とのアンバランス量を求め、このアンバランス量に基づいて救出運転電圧値を求める。ブレーキ制御装置19には、アンバランス量とそのアンバランス量に対して最適な救出運転電圧値との関係が式又はテーブルの形式で予め登録されている。このようなアンバランス量と救出運転電圧値との関係は、計算又は実験によりエレベータ装置毎に予め求められている。
また、ブレーキ信号算出部24は、救出運転指令信号に基づいて、救出運転時のかご1の目標速度を算出する。さらに、ブレーキ信号算出部24は、救出運転時に、速度信号処理部23で求めたかご1の速度と目標速度とを比較し、かご1の速度が目標速度未満であるとブレーキコイル11を励磁し、かご1の速度が目標速度以上であるとブレーキコイル11の励磁を停止する。このとき、ブレーキコイル11を励磁するための電圧の値は、救出運転電圧値とする。
このように、ブレーキ信号算出部24は、速度信号処理部23で求められるかご1の速度が目標速度に追従するように、励磁電圧をオン・オフするブレーキ制御信号をブレーキコイル11のそれぞれに出力する。
ここで、ブレーキ制御装置19は、演算処理部(CPU等)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったコンピュータを有している。ブレーキ制御装置19の機能は、コンピュータによる演算処理により実現可能であり、コンピュータの記憶部には、これらの機能を実現するためのプログラム(ソフトウエア)が格納されている。なお、ブレーキ制御装置19は、アナログ信号を処理する電気回路によって構成してもよい。
図3は図1のブレーキ制御装置19の動作を示すフローチャート、図4は図1のエレベータ装置における救出運転指令、ブレーキ指令、吸引電圧指令及びかご1の速度の関係を示すタイミングチャートである。吸引電圧指令は、ブレーキコイル11に印加する電圧値の指令である。
ブレーキ制御装置19は、救出運転指令が検知されたかどうかを監視しており(ステップS1)、救出運転指令が検知されると、秤信号を検知し、かご1と釣合おもり2とのアンバランス量を求める(ステップS2)。そして、アンバランス量に基づいて救出運転電圧値を求める演算(制御吸引電圧演算)を実行する(ステップS3)。
救出運転電圧値が決定されると、ブレーキコイル11への電圧の印加を開始するとともに(ステップS4、図4の時刻t1)、目標速度V0の設定を行う(ステップS5)。この後、救出運転指令が検知されているかどうかを確認し(ステップS6)、検知されていれば、かご1の速度Vを目標速度V0と比較する(ステップS7)。そして、かご1の速度が目標速度未満であればブレーキコイル11を励磁し(ステップS8)、かご1の速度が目標速度以上であればブレーキコイル11の励磁を停止する(ステップS9)。
このような動作を繰り返し、かご1が乗場階まで移動され、救出運転指令が検知されなくなると、ブレーキコイル11の印加電圧を除去し(ステップS10、図4の時刻t2)、ブレーキ装置9の制動力を強めてかご1を停止させ、救出運転を終了する。
なお、図4では簡単のためにかご1の走行時間を短く示したが、ブレーキ指令の1パルスは例えば5msec程度であるため、実際にはブレーキ指令のオン・オフが図4で示すよりも多く行われることになる。
このようなエレベータ装置では、かご1の救出運転時に、ブレーキ装置9の制動力を低減させかご1と釣合おもり2とのアンバランス状態を利用してかご1を移動させるために必要な電圧の値である救出運転電圧値を求め、救出運転電圧値の電圧をエンコーダ信号に応じてブレーキコイル11に印加するので、加減速及び停止を何度も繰り返すことなく、目標速度に追従させてかご1を低速運転することができ、乗り心地が悪くなるのを防止しつつ短時間で救出運転を行うことができる。
また、ブレーキ制御装置19は、かご1の救出運転時に、秤装置20からの信号に基づいてかご1と釣合おもり2とのアンバランス量を求め、このアンバランス量に基づいて救出運転電圧値を求めるので、アンバランス状態を利用してかご1を走行させるために必要なブレーキ解除量を容易に推定することができ、救出運転が可能なアンバランス状態を制限することなく、振動を抑制した救出運転を行うことができる。
即ち、アンバランス量が大きくなるほど、救出運転電圧値を小さくすることにより、アンバランス量が大きくても、かご1が大きな加速度で起動されることがなく、振動を抑制した救出運転を行うことができる。
さらに、ブレーキ制御装置19は、かご1の救出運転時に、かご1の速度が目標速度未満であるとブレーキコイル11を励磁し、かご1の速度が目標速度以上になるとブレーキコイル11の励磁を停止するので、救出運転に適した安全な目標速度に追従させてかご1を走行させることができる。
なお、秤装置20は、かご内負荷に応じた信号を発生することができればどこに設けてもよく、かご1に搭載されるものに限定されない。
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置のブレーキ制御装置19を示すブロック図である。図において、ブレーキ制御装置19は、救出運転指令検知部21、速度信号処理部23、起動検知部25及びブレーキ信号算出部24を有している。起動検知部25は、速度信号処理部23で求めたかご1の速度に基づいて、かご1の起動を検知する。
ブレーキ信号算出部24は、かご1の救出運転時に、ブレーキコイル11に印加する電圧の値を徐々に増大させていくとともにかご1の起動を監視し、かご1が起動したときの電圧値を救出運転電圧値とする。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図6は図5のブレーキ制御装置19の動作を示すフローチャート、図7は実施の形態2のエレベータ装置における救出運転指令、ブレーキ指令、吸引電圧指令及びかご1の速度の関係を示すタイミングチャートである。
ブレーキ制御装置19は、救出運転指令が検知されたかどうかを監視しており(ステップS1)、救出運転指令が検知されると、ブレーキコイル11に初期電圧を印加するとともに(ステップS11、図7の時刻t4)、目標速度V0の設定を行う(ステップS5)。そして、かご1の起動が検知されたかどうかを確認する(ステップS12)。初期電圧の値は、かご1と釣合おもり2とのアンバランス量が最も大きい場合でもかご1が起動されないように十分小さい値に設定されている。
ブレーキ制御装置19は、かご1が起動するまでは、ブレーキコイル11に印加する電圧を徐々に増加させていく(ステップS14)。そして、かご1の起動が検知されると(図7の時刻t5)、そのときの電圧値を救出運転電圧値に設定する(ステップS13)。
救出運転電圧値が決定されると、救出運転指令が検知されているかどうかを確認し(ステップS6)、検知されていれば、かご1の速度Vを目標速度V0と比較する(ステップS7)。そして、かご1の速度が目標速度未満であればブレーキコイル11を励磁し(ステップS8)、かご1の速度が目標速度以上であればブレーキコイル11の励磁を停止する(ステップS9)。
このような動作を繰り返し、かご1が乗場階まで移動され、救出運転指令が検知されなくなると、ブレーキコイル11の印加電圧を除去し(ステップS10、図4の時刻t6)、ブレーキ装置9の制動力を強めてかご1を停止させ、救出運転を終了する。
このようなエレベータ装置では、秤装置20を用いることなく救出運転電圧値を決定することができ、救出運転が可能なアンバランス状態を制限することなく、振動を抑制した救出運転を行うことができる。
実施の形態3.
次に、図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置における救出運転時のブレーキ指令及び吸引電圧指令の関係を示すタイミングチャートである。ブレーキ制御装置19は、かご1の救出運転時に、かご1の速度が目標速度未満であるとブレーキコイル11を励磁し、かご1の速度が目標速度以上になるとブレーキコイル11を励磁する時間割合を低減させる。
具体的には、ブレーキ制御装置19は、かご1の速度が目標速度よりも大きく、ブレーキ指令がオフの時間帯に、所定の周期でブレーキコイル11に電圧を印加する。ブレーキ指令がオフの時間帯における電圧の印加時間及び印加周期は、ブレーキ指令がオフとなる時間帯の平均的な長さよりも十分に短く設定されている。他の構成は、実施の形態1又は2と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキ指令がオフの時間帯において、ブレーキコイル11に流れる電流の減少を遅らせることができ、ブレーキトルクの急激な増加を抑え、救出運転時の振動をさらに抑制することができる。
実施の形態4.
次に、図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置における救出運転時のブレーキ指令及び吸引電圧指令の関係を示すタイミングチャートである。ブレーキ制御装置19は、かご1の救出運転時に、かご1の速度が目標速度未満であるとブレーキコイル11を励磁し、かご1の速度が目標速度以上になるとブレーキコイル11を励磁する電圧を0にするのではなく救出運転電圧値よりも低い所定の電圧値とする。
この例では、ブレーキ制御装置19は、かご1の速度が目標速度よりも大きくなると、ブレーキコイル11を励磁する電圧を救出運転電圧値の50%未満、20%以上としている。他の構成は、実施の形態1又は2と同様である。
このようなエレベータ装置では、ブレーキ指令がオフの時間帯において、ブレーキコイル11に流れる電流の減少を遅らせることができ、ブレーキトルクの急激な増加を抑え、救出運転時の振動をさらに抑制することができる。
なお、上記の例では、2組のブレーキライニング10及びブレーキコイル11を持つブレーキ装置9を示したが、ブレーキライニング10及びブレーキコイル11の組は、1組又は3組以上であってもよい。
また、上記の例では、ブレーキ装置9を巻上機4に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、かご1に搭載したかごブレーキ、又は主索3を把持するロープブレーキ等であってもよい。
さらに、上記の例では、ブレーキ制御装置19が救出運転制御装置を兼ねているが、通常運転時にブレーキ装置9を制御するブレーキ制御装置19とは別に救出運転制御装置を設けてもよい。

Claims (6)

  1. 懸架体により昇降路内に懸架されたかご及び釣合おもり、
    励磁されることにより制動力を解除するブレーキコイルを有し、上記かごと上記釣合おもりとのアンバランス状態に抗して上記かごを制動するブレーキ装置、
    上記かごの速度を検出する速度検出器、及び
    上記かごの救出運転時に、上記ブレーキ装置の制動力を低減させ上記かごと上記釣合おもりとのアンバランス状態を利用して上記かごを移動させるために必要な電圧の値である救出運転電圧値を求め、上記救出運転電圧値の電圧を上記速度検出器からの信号に応じて上記ブレーキコイルに印加する救出運転制御装置
    を備えているエレベータ装置。
  2. かご内負荷を検出する秤装置をさらに備え、
    上記救出運転制御装置は、上記かごの救出運転時に、上記秤装置からの信号に基づいて上記かごと上記釣合おもりとのアンバランス量を求め、このアンバランス量に基づいて上記救出運転電圧値を求める請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記救出運転制御装置は、上記かごの救出運転時に、上記ブレーキコイルに印加する電圧の値を徐々に増大させていくとともに上記かごの起動を監視し、上記かごが起動したときの電圧値を上記救出運転電圧値とする請求項1記載のエレベータ装置。
  4. 上記救出運転制御装置は、上記かごの救出運転時に、上記かごの速度が目標速度未満であると上記ブレーキコイルを励磁し、上記かごの速度が目標速度以上になると上記ブレーキコイルの励磁を停止する請求項1記載のエレベータ装置。
  5. 上記救出運転制御装置は、上記かごの救出運転時に、上記かごの速度が目標速度未満であると上記ブレーキコイルを励磁し、上記かごの速度が目標速度以上になると上記ブレーキコイルを励磁する時間割合を低減させる請求項1記載のエレベータ装置。
  6. 上記救出運転制御装置は、上記かごの救出運転時に、上記かごの速度が目標速度未満であると上記ブレーキコイルを励磁し、上記かごの速度が目標速度以上になると上記ブレーキコイルを励磁する電圧を上記救出運転電圧値よりも低くする請求項1記載のエレベータ装置。
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