JPWO2009001491A1 - クラッチ機構 - Google Patents

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Abstract

車両用シート(1)のシートバック(20)の両サイドフレーム(21)に車幅方向が軸方向となる軸回りに回動可能に組み付けられた受圧部材(41)が車両用シート(1)に着座した乗員の背凭れ荷重によって回動することで、その回動軸(42a)に枢着されている操作ブラケット(45)が受圧部材(41)の回動方向と同方向に回動するように背凭れ荷重を操作ブラケット(45)に伝達し又は遮断するクラッチ機構(40)であって、受圧部材(41)が速い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケット(45)は受圧部材(41)と機械的に一体となって回動することで背凭れ荷重は操作ブラケット(45)に伝達され、受圧部材(41)が遅い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケット(45)は回動することなく受圧部材(41)のみが回動することで背凭れ荷重の伝達は遮断される。

Description

本発明は、クラッチ機構に関し、詳しくは、背凭れ荷重を操作ブラケットに伝達し又は遮断するクラッチ機構に関する。
この種のクラッチ機構として、例えば、独国特許発明第10232017号明細書に示される技術が既に知られている。この技術では、クラッチ機構は、シートバックが車両用シートに着座している乗員の背凭れ荷重を受けると、その受けた荷重の速度が速い場合にのみ、背凭れ荷重をヘッドレストの使用状態を保持するロック機構へ伝達させている。これにより、シートバックが速い背凭れ荷重を受けると、その背凭れ荷重によってロック機構が解除されるため、ヘッドレストを前倒しさせることができる。
しかしながら、上述したクラッチ機構では、空気を介して背凭れ荷重をロック機構へ伝達させている。そのため、シートバックが速い背凭れ荷重を受けた場合であっても、外気の温度次第では、背凭れ荷重がロック機構へ伝達される場合と伝達されない場合があった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、背凭れ荷重の伝達または遮断を行う場合であっても、温度依存性のないクラッチ機構を提供することである。
本発明は、車両用シートのシートバックの両サイドフレームに車幅方向が軸方向となる軸回りに回動可能に組み付けられた受圧部材が車両用シートに着座した乗員の背凭れ荷重によって回動することで、その回動軸に枢着されている操作ブラケットが受圧部材の回動方向と同方向に回動するように背凭れ荷重を操作ブラケットに伝達し又は遮断するクラッチ機構であって、受圧部材が速い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケットは受圧部材と機械的に一体となって回動することで背凭れ荷重は操作ブラケットに伝達され、受圧部材が遅い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケットは回動することなく受圧部材のみが回動することで背凭れ荷重の伝達は遮断される構成である。
この構成によれば、従来技術のように空気を介することなく、背凭れ荷重を操作ブラケットへ伝達させることができる。したがって、外気の温度の影響を受けることなく、乗員の背凭れ荷重を操作ブラケットへ確実に伝達させることができる。
さらに、受圧部材は、中央部がクランク状に偏心した棒部材であり、その両端部は、両サイドフレームに対して回動可能に枢着されており、これら両回動軸のうちの一方の回動軸には、その軸方向に対して突出するようにアームが一体的に組み付けられており、アームには、その長手方向に沿って長孔が形成されており、その長孔における長手方向の両壁面のうち、一方側の壁面は平面状に形成されており、他方側の壁面は歯型状に形成されており、操作ブラケットは、扇状に形成されたプレート部材であり、その扇面の一端部は、受圧部材に対して車両前側に位置するように受圧部材の一方の回動軸に枢着されており、その扇面の中心部には、扇面に対して垂直方向が軸方向となる軸回りに回動可能な振り子体が車両前方向へ付勢状態で組み付けられており、その扇面の円弧側には、円周方向に沿って長孔が形成されており、振り子体の自由端側には、操作ブラケットとアームの両長孔に挿通可能なピンが形成されており、受圧部材が速い背凭れ荷重を受けると、受圧部材と共にアームは回動され、この回動によって振り子体のピンは操作ブラケットとアームの両長孔内を一端側から他端側に向けて移動していき、この移動途中にピンがアームの歯型面に係合することで、ピンを介して操作ブラケットはアームに対してロックされた状態となり、このロック状態によってアームと共に操作ブラケットが回動されることで背凭れ荷重は操作ブラケットに伝達され、受圧部材が遅い背凭れ荷重を受けると、受圧部材と共にアームは回動され、この回動によって振り子体のピンは操作ブラケットとアームの両長孔内を一端側から他端側に到達し、操作ブラケットは回動されることなくアームのみが回動されることで背凭れ荷重の伝達は遮断される構成である。
この構成によれば、クラッチ機構は、受圧部材と、操作ブラケットと、アームおよび振り子体とから構成されている。そのため、簡便な構成で実施できる。
また、さらに、車両用シートのシートバックにはヘッドレストが組み付けられており、ヘッドレストは、その本体または着座者の頭部を支承する支承板が車両前側に飛び出し可能となっており、常時は、本体または支承板が車両前側に飛び出ることがないようにロック機構によってロックされており、ロック機構と操作ブラケットは、操作ケーブルによって接続されており、背凭れ荷重が操作ブラケットに伝達されると、ケーブル部材が引っ張られることでロック機構のロックが解除されてヘッドレストの本体または支承板が車両前側に飛び出る構成である。
この構成によれば、クラッチ機構を介して乗員の背凭れ荷重をヘッドレストのロック機構へ伝達させることができる。そのため、車両に後突が発生したときには、ヘッドレストの支承板によって乗員の後頭部を瞬時に支承することができる。
図1は、本発明のクラッチ機構を組み付けた車両用シートを示す斜視図である。 図2は、図1の車両用シートにおけるヘッドレストの側面図であり、正常時の支承板の状態を示している。 図3は、図2において、後突発生時の支承板の状態を示している。 図4は、図1のクラッチ機構の分解斜視図である。 図5は、図4のクラッチ機構の組み付け完了状態を示す斜視図である。 図6は、本発明のクラッチ機構の動作を示す模式図であり、乗員が車両用シートに着座する前の状態を示している。 図7は、図6において、受圧部が乗員の背部によって速い背凭れ荷重を受けているときの途中状態を示している。 図8は、図6において、受圧部が乗員の背部によって速い背凭れ荷重を受け終わったときの状態を示している。 図9は、図6において、受圧部が乗員の背部によって遅い背凭れ荷重を受けているときの途中状態を示している。 図10は、図6において、受圧部が乗員の背部によって遅い背凭れ荷重を受け終わったときの状態を示している。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜10を用いて説明する。なお、図1〜図5の各図では、シートバック20およびヘッドレスト30の内部構造を分かり易く示すために、これらのクッション構造および表皮構造を省略し内部のフレーム構造のみを示している。
まず、本発明のクラッチ機構40を組み付けた車両用シート1の全体構成を説明する。図1に示すように、車両用シート1は、乗員が着座するシートクッション10と、着座した乗員の背凭れ部となるシートバック20と、着座した乗員の後頭部を支承するヘッドレスト30とから構成されている。
これらの構成のうち、シートバック20のフレーム構造について詳述すると、シートバック20のフレームは、左右1対のサイドフレーム21と、これら両サイドフレーム21の上部を橋渡す格好のアッパーフレーム22とから構成されている。そして、両サイドフレーム21の下部は、リクライニング機構を介してシートクッション10の後端部に傾動可能にそれぞれ組み付けられている。また、アッパーフレーム22には、車幅方向の左右に1対のホルダ22aがそれぞれ組み付けられている。この両ホルダ22aには、サポート23を挿入係止することができる。そして、このサポート23に後述するヘッドレスト30の両ステー32を挿入係止することで、シートバック20にヘッドレスト30を組み付けることができる。
また、ヘッドレスト30のフレーム構造について詳述すると、ヘッドレスト30のフレームは、ヘッドレスト30の輪郭をなす基部31と、この基部31と一体に組み付けられた左右1対のステー32と、この基部31の前面を覆うと共にシートクッション10に着座した乗員の後頭部を支承する板状の支承板33とから構成されている。そして、車両が後方から他の車両によって追突(以降、「後突」と記す)される前の常時は、支承板33は基部31に対して略一体となるように保持されている(図2参照)。一方、後突発生時は、支承板33は基部31に対して車両前方向に飛び出る構成となっている(図3参照)。なお、支承板33は、基部31に対して支持部材34および連結リンク35を介して組み付けられている。
この支承板33が飛び出る構成は、図示しない付勢手段とロック機構によって行われており、車両に後突が発生したときには、ロック機構のロックが解除されるため、付勢手段の付勢力によって支承板33は基部31に対して車両前方に飛び出る構成となっている。このように飛び出る構成によって、車両に後突が発生した場合でも、支承板33は乗員の後頭部を瞬時に支承することができる。なお、上述したこれらシートバック20のフレーム構造およびヘッドレスト30のフレーム構造は公知の構成であるため、さらなる詳細な説明は、ここでは省略する。
次に、本発明のクラッチ機構40を説明する。このクラッチ機構40は、図4、5に示すように、受圧部材41と、操作ブラケット45と、アーム46および振り子体48とから構成されている。以下に、これら各構成部材を個別に説明していく。
はじめに、受圧部材41を説明する。受圧部材41は、一部がクランク状に偏心した棒状の部材である。その両端部42、43のうち、一方の端部(図4、5において、向かって左端部)42は、その端部側から細丸軸42a、角軸42b、太丸軸42cとなっている。これに対し他方の端部(図4、5において、向かって右端部)43は、その端部側から細丸軸43a、太丸軸43cとなっている。そして、一方の端部42の太丸軸42cを後述する操作ブラケット45の挿通孔45cに挿入し、さらに、同角軸42bを後述するアーム46の挿通孔46aに挿入した状態で、また、他方の端部43の太丸軸43cをトーションばね51の内部に挿入した状態で、両端部42、43の両細丸軸42a、43aを両サイドフレーム21の内面に形成された台座23の挿通孔23aにそれぞれ挿入させている。
これにより、受圧部材41は、操作ブラケット45を枢着させた状態で、且つ、アーム46を一体に組み付けた状態で、両サイドフレーム21に車幅方向が軸方向となる軸回りに回動可能に組み付けられている。このとき、トーションばね51の一端51aは、受圧部材41に掛け止めされており、その他端51bは、サイドフレーム21に掛け止めされている。これにより、トーションばね51の付勢力によって、常時、受圧部材41は車両前方向に付勢された状態となっている。
そのため、常時、受圧部材41のクランク部位である受圧部44は、シートバック20のクッションパッド(図1〜5において、示さない)Pの背面側と接触状態となっている。したがって、車両用シート1に着座した乗員がシートバック20に背凭れ動作を行うと、その背凭れ荷重によってクッションパッドが押圧されるため、受圧部材41の受圧部44は、トーションばね51の付勢力に抗して両細丸軸42a、43aの軸心回りに車両後方に向けて回動することとなる。なお、トーションばね51は、上述したように、常時、受圧部材41の受圧部44をクッションパッドの背面側に接触させるためのものであるため、その付勢力は小さなものでよい。
次に、操作ブラケット45を説明する。操作ブラケット45は、扇面を有する扇状に形成された部材である。この扇面のうち、円弧と一方の直線が交わる点の近傍(図4の扇面において、扇の中心に対して右側に位置する角部近傍)には、既に説明したように、受圧部材41の太丸軸42cを挿入させるための挿通孔45cが形成されている。そして、挿通孔45cに受圧部材41の太丸軸42cを挿入させることで、操作ブラケット45は受圧部材41に組み付けられている。これにより、操作ブラケット45は、受圧部材41の太丸軸の軸心回りに回動可能となっている。
また、扇面のうち、円弧と他方の直線が交わる点の近傍(図4の扇面において、扇の中心に対して左側に位置する角部近傍)には、後述する操作ケーブル60のインナ部材62の一端を枢着させるピン63を挿入係止可能な係止孔45bが形成されている。また、扇面のうち、両方の直線が交わる点の近傍(図4の扇面において、扇の中心近傍)には、後述する振り子体48の基端を枢着させるピン50の角軸50aを挿入可能な挿通孔45dが形成されている。また、扇面のうち、円弧側には、その円周方向に沿って長孔45aが形成されている。
ここで操作ケーブル60について詳述すると、操作ケーブル60は、可撓性を有した管状のアウタ部材61と、このアウタ部材61の内部に挿通されたワイヤ状のインナ部材62とから構成される2重構造となっている。アウタ部材61の下端は、一方のサイドフレーム21の内面に形成されたフック24に掛着されており、インナ部材62の下端は、上述したように操作ブラケット45に枢着されている。これにより、操作ブラケット45の回動動作に伴って、インナ部材62の下端はアウタ部材61の下端から引き出される格好で牽引されることとなる。なお、インナ部材62の上端は、既に説明したヘッドレスト30の支承板33の飛び出しを防止するロック機構に接続されている。そのため、操作ブラケット45の回動動作に伴って、ロック機構のロックが解除されてヘッドレスト30の支承板33が車両前方向へ飛び出ることとなっている。
続いて、アーム46を説明する。アーム46は、長方形薄板状に形成された部材である。その一端側には、既に説明したように、受圧部材41の角軸42bを挿入させるための挿通孔46aが形成されている。そして、挿通孔46aに受圧部材41の角軸42bを挿入させることで、アーム46は受圧部材41に組み付けられている。これにより、受圧部材41を台座23に対して回動させたとき、アーム46は受圧部材41と一体となって回動可能となっている。
このとき、図6に示すように、側面視(車両幅方向から見た状態)が略逆く字状となるように、アーム46は受圧部材41に組み付けられている。図4に戻って、アーム46には、その長手方向に沿って長孔47が形成されている。この長孔47の長手方向の両壁面のうち、一方側の壁面(図4において、下側の壁面)は平面47aとなっており、他方側の壁面(図4において、上側の壁面)は歯型面47bとなっている。
最後に、振り子体48を説明する。振り子体48は、薄板棒状に形成された部材である。その一端側(基端側)には、既に説明したように、ピン50の丸軸50bを挿入係止させるための係止孔48cが形成されている。そして、ピン50の角軸50aを操作ブラケット45の挿通孔45dに挿入した状態でピン50の丸軸50bを挿通孔48cに挿入係止させることで、振り子体48は操作ブラケット45の扇面に対して垂直方向が軸方向となる軸回りに回動可能に組み付けられている。
このとき、図5に示すように、ピン50の丸軸50bの先端に形成された切欠溝50cに巻きばね49の一端49aが掛け止めされ、その他端49bは振り子体48の挿通孔48cの上方位置に形成された突起48bに掛け止めされている。これにより、振り子体48は、車両前方向へ付勢状態で操作ブラケット45に組み付けられている。また、振り子体48の他端側(自由端側)には、ピン48aが形成されている。このピン48aは、操作ブラケット45の長孔45aの内部およびアーム46の長孔47の内部に挿入された状態となっており、振り子体48の回動動作に伴って、ピン48aは両長孔45a、47内を移動可能となっている。
続いて、上述したクラッチ機構40の動作を説明する。このクラッチ機構40は、その動作状態が車両用シート1に着座した乗員の背凭れ荷重の状態に応じて変化している。そのため、この背凭れ荷重の状態に応じてクラッチ機構40の動作を説明していく。はじめに、乗員が車両用シート1に着座する前のクラッチ機構40の状態(図6に示される状態)から説明を開始する。
この図6に示される状態では、既に説明したように受圧部材41は細丸軸42a(43a)の軸回りに車両前方向に付勢されているため、受圧部44はクッションパッドPの背面側を押し当てた状態となっている。これにより、受圧部44(受圧部材41)は、乗員の背凭れ荷重を受けることができる。また、この図6に示される状態では、アーム46の長孔47は車両前方向に向けて昇り傾斜となっているため、既に説明したように、振り子体48が車両前方向へ付勢されている場合でも、そのピン48aはアーム46の長孔47内を移動できない状態となっている。これにより、振り子体48のピン48aは、両長孔45a、47内の一端側に保持された状態となっている。
この図6に示される状態から、受圧部44が乗員の背凭れ荷重を受けると、受圧部44は細丸軸42a(43a)の軸回りに車両後方向(図6において、反時計回り方向)に向けて回動していく。このとき、受圧部44と一体に組み付けられたアーム46も細丸軸42a(43a)の軸回りに車両前方向(図6において、反時計回り方向)に向けて回動していく。これにより、アーム46の長孔47の傾斜は下っていくため、振り子体48のピン48aは巻きばね49の付勢力によって両長孔45a、47内の一端側から他端側に向けて移動していく。
ここで、受圧部44が受ける背凭れ荷重のうち、速い背凭れ荷重を受ける場合を説明する。この速い背凭れ荷重の例として、例えば、車両に後突が発生したときの弾みでシートバック20が乗員の背部によって受ける背凭れ荷重が該当する。このように受圧部44が速い背凭れ荷重を受けると、受圧部44と一体となって回動するアーム46は速い速度で回動していく。このとき、アーム46の回動速度が速いため、振り子体48のピン48aが両長孔45a、47内を移動途中に、アーム46の長孔47の歯型面47bにピン48aが係合する。
この係合によってピン48aの下側の外周面は、操作ブラケット45の長孔45aの一方の壁面45bを押し当てるため、ピン48aを介して操作ブラケット45はアーム46に対してロックされた状態となる(図7の一部拡大図参照)。そのため、これより以降において、さらに受圧部44が回動すると、操作ブラケット45は、細丸軸42a(43a)の軸回りにアーム46と共に回動していく(図8参照)。この記載が特許請求の範囲に記載の「背凭れ荷重は操作ブラケットに伝達され」に相当する。この操作ブラケット45の回動動作に伴って、インナ部材62は下方に向けて引っ張られるため、既に説明したように、ロック機構のロックが解除される。そのため、飛び出した支承板33によって乗員の後頭部は瞬時に支承される格好となる。したがって、車両に後突が発生した場合でも、乗員が、所謂、むち打ち状態になることを防止できる。
また、上述した速い背凭れ荷重を受ける場合とは逆に、遅い背凭れ荷重を受ける場合を説明する。この遅い背凭れ荷重の例として、例えば、乗員が車両に乗降したときの弾みでシートバック20が乗員の背部によって受ける背凭れ荷重が該当する。このように受圧部44が遅い背凭れ荷重を受けると、受圧部44と一体となって回動するアーム46は遅い速度で回動していく。このとき、アーム46の回動速度が遅いため、振り子体48のピン48aは、上述したように長孔47の歯型面47bに係合することはなく、ピン48aは長孔47の平面47aに摺動していく格好で両長孔45a、47の他端側に向けて移動していく(図9の一部拡大図参照)。
これにより、操作ブラケット45はアーム46に対してロックされた状態となることはない。そのため、これより以降において、受圧部44がさらに回動した場合でも、操作ブラケット45の回動が行われることがなく、アーム46のみが細丸軸42a(43a)の軸回りに車両前方向(図9において、反時計回り方向)に向けて回動していき、振り子体48のピン48aは両長孔45a、47の他端側に到達する(図10参照)。この記載が特許請求の範囲に記載の「背凭れ荷重の伝達は遮断される」に相当する。したがって、インナ部材62は下方に向けて引っ張られることがないため、支承板33が飛び出ることがない。
なお、ピン48aの移動速度は、振り子体48を付勢させる巻きばね49の付勢力によって決められるものである。そのため、上述したクラッチ機構40の動作を成し得るためのばね定数を有する巻きばね49を使用することは言うまでもない。
本発明の実施例に係るクラッチ機構40は、上述したように構成されている。この構成によれば、受圧部44が速い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケット45はアーム46に対してロックされた状態(すなわち、操作ブラケット45とアーム46は、機械的に一体状態)になる。これにより、受圧部44が受けた背凭れ荷重は、アーム46を介して操作ブラケット46へと伝達される。そのため、従来技術のように空気を介することなく、背凭れ荷重を操作ブラケット45へ伝達させることができる。したがって、外気の温度の影響を受けることなく、乗員の背凭れ荷重を操作ブラケット45へ確実に伝達させることができる。また、この構成によれば、クラッチ機構40は、受圧部材41と、操作ブラケット45と、アーム46および振り子体48とから構成されている。そのため、簡便な構成で実施できる。
また、この構成によれば、クラッチ機構40を介して乗員の背凭れ荷重をヘッドレスト30のロック機構へ伝達させることができる。そのため、車両に後突が発生したときには、ヘッドレスト30の支承板33によって乗員の後頭部を瞬時に支承することができる。また、この構成によれば、車両用シート1に着座する乗員に体重差が生じている場合でも、操作ブラケット45およびアーム46の両長孔45a、47を十分に長く形成しておけば、それら両長孔45a、47によって乗員の体重差による背凭れ荷重の影響を吸収することができる。そのため、車両用シート1に着座する乗員の体重差に影響されることなく、乗員の背凭れ荷重を操作ブラケット45へ確実に伝達させることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。実施例では、常時、受圧部材41の受圧部44をクッションパッドPの背面側に接触させる構成の例として、トーションばね51を使用する場合を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、受圧部材41の受圧部44をクッションパッドの背面側に結合させる構成でも構わない。

Claims (4)

  1. 車両用シートのシートバックの両サイドフレームに車幅方向が軸方向となる軸回りに回動可能に組み付けられた受圧部材が車両用シートに着座した乗員の背凭れ荷重によって回動することで、その回動軸に枢着されている操作ブラケットが受圧部材の回動方向と同方向に回動するように背凭れ荷重を操作ブラケットに伝達し又は遮断するクラッチ機構であって、
    受圧部材が速い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケットは受圧部材と機械的に一体となって回動することで背凭れ荷重は操作ブラケットに伝達され、
    受圧部材が遅い背凭れ荷重を受けると、操作ブラケットは回動することなく受圧部材のみが回動することで背凭れ荷重の伝達は遮断される、ことを特徴とするクラッチ機構。
  2. 請求項1に記載のクラッチ機構であって、
    受圧部材は、中央部がクランク状に偏心した棒部材であり、その両端部は、両サイドフレームに対して回動可能に枢着されており、これら両回動軸のうちの一方の回動軸には、その軸方向に対して突出するようにアームが一体的に組み付けられており、
    アームには、その長手方向に沿って長孔が形成されており、その長孔における長手方向の両壁面のうち、一方側の壁面は平面状に形成されており、他方側の壁面は歯型状に形成されており、
    操作ブラケットは、扇状に形成されたプレート部材であり、その扇面の一端部は、受圧部材に対して車両前側に位置するように受圧部材の一方の回動軸に枢着されており、その扇面の中心部には、扇面に対して垂直方向が軸方向となる軸回りに回動可能な振り子体が車両前方向へ付勢状態で組み付けられており、その扇面の円弧側には、円周方向に沿って長孔が形成されており、
    振り子体の自由端側には、操作ブラケットとアームの両長孔に挿通可能なピンが形成されており、
    受圧部材が速い背凭れ荷重を受けると、受圧部材と共にアームは回動され、この回動によって振り子体のピンは操作ブラケットとアームの両長孔内を一端側から他端側に向けて移動していき、この移動途中にピンがアームの歯型面に係合することで、ピンを介して操作ブラケットはアームに対してロックされた状態となり、このロック状態によってアームと共に操作ブラケットが回動されることで背凭れ荷重は操作ブラケットに伝達され、
    受圧部材が遅い背凭れ荷重を受けると、受圧部材と共にアームは回動され、この回動によって振り子体のピンは操作ブラケットとアームの両長孔内を一端側から他端側に到達し、操作ブラケットは回動されることなくアームのみが回動されることで背凭れ荷重の伝達は遮断される、ことを特徴とするクラッチ機構。
  3. 請求項1に記載のクラッチ機構であって、
    車両用シートのシートバックにはヘッドレストが組み付けられており、
    ヘッドレストは、その本体または着座者の頭部を支承する支承板が車両前側に飛び出し可能となっており、常時は、本体または支承板が車両前側に飛び出ることがないようにロック機構によってロックされており、
    ロック機構と操作ブラケットは、操作ケーブルによって接続されており、
    背凭れ荷重が操作ブラケットに伝達されると、ケーブル部材が引っ張られることでロック機構のロックが解除されてヘッドレストの本体または支承板が車両前側に飛び出る、ことを特徴とするクラッチ機構。
  4. 請求項2に記載のクラッチ機構であって、
    車両用シートのシートバックにはヘッドレストが組み付けられており、
    ヘッドレストは、その本体または着座者の頭部を支承する支承板が車両前側に飛び出し可能となっており、常時は、本体または支承板が車両前側に飛び出ることがないようにロック機構によってロックされており、
    ロック機構と操作ブラケットは、操作ケーブルによって接続されており、
    背凭れ荷重が操作ブラケットに伝達されると、ケーブル部材が引っ張られることでロック機構のロックが解除されてヘッドレストの本体または支承板が車両前側に飛び出る、ことを特徴とするクラッチ機構。

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