JP4716725B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両後方から衝突された場合の乗員のむち打ちを防止することが可能な車両用シートに関する。
車両用シートには、通常シートバックの上方にヘッドレストが設けられており、乗員が着座した状態では、乗員の頭部とヘッドレストとの間には所定の隙間があり、車両後方から衝突された場合、身体は前方に移動するのに対し、頭部は後方に残ることで、頸部に負荷がかかりむち打ち症になることがある。
そこで、頭部とヘッドレスト間の隙間を小さくして、被害を最小限に抑えることは可能ではあるが、通常使用状態でも頭部がヘッドレストに常に触れたり、頭部を少し動かすことでヘッドレストと干渉して不快に感じるという問題がある。
また、受圧部に連結されたヘッドレストを揺動自在に取り付けるとともにコイルスプリングにより常時後方に付勢し、車両後方からの衝突に際し、受圧部に入力された荷重によりコイルスプリングの付勢力に抗してヘッドレストを前方に移動させることも提案されているが、衝突後、頭部に当接したヘッドレストが直ちに元の位置に復帰する構成のため、やはり頸部に負荷がかかるという問題がある(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、車両後方からの衝突時、ヘッドレストを前方に移動させ、さらにその位置に保持する機構も提案されている(例えば、特許文献2あるいは3参照。)。
特開2001−39194号公報 特開2001−163097号公報 特開2002−274240号公報
特許文献2に記載の車両用シートにあっては、車両後方からの衝突時、前方に移動したヘッドレストをその位置に保持する機構としてラチェット機構を採用しているが、衝突後、前方に移動したヘッドレストを元の位置に復帰させることができなかった。
また、特許文献3に記載の車両用シートにおいては、同様にラチェット機構を採用しているが、衝突後、前方に移動したヘッドレストを元の位置に復帰させる解除手段が設けられている。しかしながら、機構が複雑でコストアップになるという問題がある。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、乗員頭部とヘッドレスト間の隙間を適宜調節可能で、車両後方からの衝突に際し、ヘッドレストを前方に移動させて乗員頭部を支持することで頸部の負荷を軽減するとともに、衝突後、ヘッドレストを元の位置に容易に復帰させることができる簡素な構成の車両用シートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートにおいて、シートクッションフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられたシートバックフレームとを備え、前記サイドフレームとシートバックフレームのいずれか一方に取り付けられたトルク維持手段と、前記サイドフレームとシートバックフレームの他方とを荷重伝達部材を介して連結し、該荷重伝達部材が、アウターケーブルとアウターケーブル内を摺動自在に取り付けられたインナーケーブルとを有するケーブルにより構成され、前記トルク維持手段がトルクリミッタにより構成され、該トルクリミッタと前記シートバックフレームの下端部とを前記ケーブルを介して連結するとともに、通常着座時には、前記荷重伝達部材を介して伝達される所定のトルクを前記トルク維持手段により維持して前記シートバックフレームを前記サイドフレームに保持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、人体の後方への移動により腰部が前記シートバックフレームの下部を押し前記荷重伝達部材を介して前記所定のトルクを解除することで、前記シートバックフレームが前記回転ヒンジを中心に揺動し、前記ヘッドレストを前方に移動させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートにおいて、シートクッションフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられたシートバックフレームとを備え、前記サイドフレームとシートバックフレームのいずれか一方に取り付けられたトルク維持手段と、前記サイドフレームとシートバックフレームの他方とを荷重伝達部材を介して連結し、該荷重伝達部材が、アウターケーブルとアウターケーブル内を摺動自在に取り付けられたインナーケーブルとを有するケーブルにより構成され、前記トルク維持手段がトルクリミッタにより構成され、該トルクリミッタと前記シートバックフレームの下端部とを前記ケーブルを介して連結するとともに、通常着座時には、前記シートバックフレームを前記サイドフレームに保持するとともに、前記シートバックフレームを前記回転ヒンジを中心に手動で揺動させることで前記ヘッドレストの前後位置を変更可能に設定する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、人体の後方への移動により腰部が前記シートバックフレームの下部を押すことで、前記シートバックフレームが前記回転ヒンジを中心に揺動し、前記ヘッドレストを前方に移動させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記トルクリミッタが、アウターケーシングと、該アウターケーシング内に回動自在に収容されたインナーケーシングと、該インナーケーシング内に回動自在に取り付けられたシャフト部材と、該シャフト部材の外周面に圧接状態で巻回され一端が前記インナーケーシングに係止されたコイルスプリングとを有し、前記アウターケーブルの端部を前記アウターケーシングで保持するとともに前記インナーケーブルの端部を前記インナーケーシングで保持し、通常着座時には前記コイルスプリングを前記シャフト部材の外周面に保持して前記所定のトルクを維持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、前記インナーケーブル及び前記インナーケーシングを介して前記コイルスプリングを弛めて前記所定のトルクを解除するようにしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記トルクリミッタに調節部材を取り付け、該調節部材により前記インナーケーシングを回転させて前記インナーケーブルを介して前記シートバックフレームを揺動させることにより、前記ヘッドレストの前後位置を変更可能にしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記シートバックフレームが二つの下端部を有し、各下端部を1本のケーブルを介して前記トルクリミッタに連結し、前記ケーブルを構成するインナーケーブルを前方より前記各下端部に接続するとともに、前記各下端部を後方に付勢する弾性手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記シートバックフレームが二つの下端部を有し、各下端部を2本のケーブルを介して前記トルクリミッタに連結し、前記2本のケーブルを構成する2本のインナーケーブルを前方及び後方よりそれぞれ前記各下端部に接続したことを特徴とする。
本発明によれば、シートバックフレームをサイドフレームに回転ヒンジを介して取り付け、サイドフレームとシートバックフレームのいずれか一方に取り付けられたトルク維持手段と、サイドフレームとシートバックフレームの他方とを荷重伝達部材を介して連結し、通常着座時には、シートバックフレームに加わる荷重に対しトルク維持手段により所定のトルクを維持してシートバックフレームをサイドフレームに保持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、荷重伝達部材を介して所定のトルクを解除することで、シートバックフレームが回転ヒンジを中心に揺動し、ヘッドレストを前方に移動させて乗員頭部を支持するようにしたので、頸部の負荷を軽減することができる。
また、トルクリミッタに設けた調節部材によりケーブルを介してシートバックフレームを揺動させることができるので、乗員頭部とヘッドレスト間の隙間を適宜調節することができるとともに、衝突後、ヘッドレストを元の位置に容易に復帰させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、シートクッションとシートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックとを有する本発明にかかる車両用シートのフレーム構造Fを示しており、車体フロアに取り付けられるシートクッションフレーム2と、シートクッションフレーム2にリクライニングアジャスタ4を介して傾倒自在に取り付けられた左右一対のサイドフレーム6と、サイドフレーム6に取り付けられたシートバックフレーム8と、シートバックフレーム8の上部に取り付けられたヘッドレスト10とを備えている。
左右のリクライニングアジャスタ4は連結軸12を介して連結されており、一方のリクライニングアジャスタ4に取り付けられた操作レバー14を操作することにより、左右のリクライニングアジャスタ4は連動してサイドフレーム6は所望の角度に設定される。
リクライニングアジャスタ4は、シートクッションフレーム2に取り付けられる下部ブラケット16と、下部ブラケット16に対し傾倒自在に取り付けられた上部ブラケット18とを備えているが、リクライニングアジャスタ4は本発明の主眼ではないので、その詳細説明は省略する。
実施の形態1.
リクライニングアジャスタ4の上部ブラケット18には、サイドフレーム6の下端部が取り付けられており、サイドフレーム6には、シートバックフレーム8の下端部近傍に取り付けられたボルト(後述)が遊挿されるガイド孔6aが形成されるとともに、サイドフレーム6の上部には回転ヒンジ挿入孔6bが形成されている。なお、ガイド孔6aは、回転ヒンジ挿入孔6bを中心とする円弧状の長孔形状に形成されている。
また、左右のサイドフレーム6の一方におけるガイド孔6aと回転ヒンジ挿入孔6bの中間部内側面には、トルクリミッタ20が取り付けられており、トルクリミッタ20から導出された2本のケーブル22のインナーケーブル(後述)の端部は、シートバックフレーム8の左右の下端部に前方よりそれぞれ接続され、インナーケーブルを摺動自在に収容したアウターケーブル(後述)の端部はシートバックフレーム8の左右の下端部に位置するシートクッションフレーム2に取り付けられている。
一方、上部にヘッドレスト10が取り付けられたシートバックフレーム8は、略逆U字状に形成されており、サイドフレーム6に形成されたガイド孔6aに対向するシートバックフレーム8には、ガイド孔6aに向かって突出する第1のボルト24が取り付けられ、サイドフレーム6に形成された回転ヒンジ挿入孔6bに対向するシートバックフレーム8には、回転ヒンジ挿入孔6bに向かって突出する回転ヒンジとしての第2のボルト26が取り付けられている。
また、シートバックフレーム8の両側部には複数のS字バネ28の両端が固定されており、下方に位置する二つのS字バネ28の間には着座者の腰部に対向する受圧板29が設けられ、その両端はS字バネ28と同様、シートバックフレーム8の両側部に固定されている。なお、S字バネ28はシートバックフレーム8をカバーするパッド材(図示せず)の裏面に当接しているのに対し、受圧板29はパッド材の裏面とは離隔しており、人が座ったときに初めて受圧板29はパッド材と当接する。
さらに、シートバックフレーム8の左右の下端部にはコイルスプリング(弾性手段)30の一端が係止され、コイルスプリング30の他端は、シートクッションフレーム2の左右の後端部に取り付けられたブラケット31に係止されており、シートバックフレーム8の両下端部を常時後方に付勢している。
図2はトルクリミッタ20及びケーブル22を示しており、ケーブル22はアウターケーブル22aとアウターケーブル22a内を摺動自在に取り付けられたインナーケーブル22bとにより構成されている。
図2乃至図5に示されるように、トルクリミッタ20は、左右対称の形状を有する一対のアウターケーシング32と、アウターケーシング32の内部に所定の角度範囲で回動自在に収容されたインナーケーシング34とを備えている。アウターケーシング32には、外方に向かって突出するアウターケーブル保持部32aが形成され、インナーケーシング34にも同様に、カップ状本体34aから外方に向かって突出するインナーケーブル保持部34bが形成されている。
また、図2に示されるように、一対のアウターケーシング32を組み付けると、その一部にインナーケーブル保持部34bが摺動可能なガイド溝32bが形成され、このガイド溝32bの長さによりインナーケーシング34の回動範囲が決定され、本実施の形態においては略90度に設定されている。
アウターケーシング32はまた、その中心部に形成された円孔32cと円孔32cの内側に形成された正六角形の凹部32dとを備えており、一対のアウターケーシング32の一方の凹部32d内にインナーシャフト36の正六角形の頭部36aが挿入されている。頭部36aには円筒部36bが一体的に形成されており、円筒部36bはカップ状のアウターシャフト38に遊挿されている。アウターシャフト38の底壁の中心部には円孔38aが形成され、円孔38aの周囲には複数(例えば、三つ)の円弧状スリット38bが同心円上に所定の間隔で形成されている。また、アウターシャフト38の円筒状側壁における隣接するスリット38bの間には円弧状凹部38cが形成されており、各円弧状凹部38cとインナーシャフト36の円筒部36bとの間には一つの弾性体40とその両側に配置された二つのピン42とが介装されている。なお、弾性体40及びピン42は円筒状で略同一の形状を呈しており、その直径は、アウターシャフト38の円筒状側壁の凹部38cを除く内周面とインナーシャフト36の円筒部36bの外周面との間隔より大きく設定されており、インナーシャフト36の円筒部36bの外周面は弾性体40及びピン42の転動面となっている。
また、アウターシャフト38の外周面にはコイルスプリング44が圧接状態で巻回されており、コイルスプリング44の一端44aは折曲され、インナーケーシング34のカップ状本体34aの底壁に形成された係止孔34cとカップ状本体34aの円筒状側壁の内周面に形成された係止溝34dに嵌入している。
さらに、インナーケーシング34の底壁の中心部に形成された円孔34eには操作シャフト46の一端が遊挿され、操作シャフト46の他端には、その中心部に挿入軸46aが形成されており、挿入軸46aの周囲にはアウターシャフト38の円弧状スリット38bと同数の円弧状突起46bが所定の間隔で形成されている。円弧状突起46bはアウターシャフト38の円弧状スリット38bと同一の曲率を有し、円弧状突起46bの幅は円弧状スリット38bの幅より小さく設定されるとともに、円弧状突起46bの長さは円弧状スリット38bの長さより短く設定されており、一端がインナーケーシング34の中心孔34eに遊挿された操作シャフト46の挿入軸46aはアウターシャフト38の中心孔38aに遊挿され、円弧状突起46bはアウターシャフト38の円弧状スリット38bに遊挿される。
なお、アウターケーブル22aはアウターケーシング32のアウターケーブル保持部32aに保持されており、インナーケーブル22bはインナーケーシング34のインナーケーブル保持部34bに保持されている。
上記構成のトルクリミッタ20は、操作シャフト46を回転すると、その円弧状突起46bが弾性体40及びピン42を押圧して弾性体40及びピン42がインナーシャフト36の転動面(円筒部36bの外周面)を転動し、アウターシャフト38がインナーシャフト36の周囲を回転する。また、アウターシャフト38の外周面にはコイルスプリング44が圧接されており、コイルスプリング44の一端はインナーケーシング34の係止孔34cに嵌入していることから、インナーケーシング34もアウターシャフト38と一体的に回転し、そのインナーケーブル保持部34bに保持されたインナーケーブル22bをアウターケーブル22aに対し進退(出し入れ)させる。
上述したように、2本のインナーケーブル22bはシートバックフレーム8の左右の下端部にそれぞれ接続されていることから、シート乗員の負荷がインナーケーブル22bにある程度かかり、インナーケーシング34を回転しようとするトルクがコイルスプリング44を介してアウターシャフト38に伝達されるが、通常の負荷では、弾性体40の両側に配置された二つのピン42のいずれか一方がアウターシャフト38の円筒状側壁の内周面とインナーシャフト36の転動面との間の隙間に入り込んでロック状態となるので、アウターシャフト38は回転することはない。
後突等によりシートバックフレーム8に取り付けられた受圧板29に大荷重が加わると、インナーケーブル22bを介してインナーケーシング34に大きなトルクが伝達される。その結果、インナーケーシング34の係止孔34cに嵌入しているコイルスプリング44の端部に矢印A方向の回転トルクが加わることになり、アウターシャフト38に圧接されたコイルスプリング44が弛むので、インナーケーシング34はコイルスプリング44とともにアウターシャフト38の周囲を摺動してトルク解除が行われる。
シートバックフレーム8をサイドフレーム6に取り付けるに際し、第1のボルト24がサイドフレーム6のガイド孔6aに挿通されるとともに、第2のボルト26がサイドフレーム6の回転ヒンジ挿入孔6bに挿通される。この時、トルクリミッタ20のインナーケーシング中心孔34eに遊挿された操作シャフト46の端部は、サイドフレーム6のガイド孔6aと回転ヒンジ挿入孔6bとの間に形成された操作シャフト挿入孔6cに遊挿されるとともに、トルクリミッタ20はサイドフレーム6に固定され、さらに操作シャフト46の端部には調節部材としての調節ダイヤル48が取り付けられる。その後、第1及び第2のボルト24,26にはナット50,52が螺合される。
図6はこの時の状態を示しており、第1のボルト24はガイド孔6aの前端部に位置している。
上記構成の本発明にかかる車両用シートは、サイドフレーム6に固定されたトルクリミッタ20がケーブル22を介してシートバックフレーム8の両下端部に連結されていることから、通常の着座時には、ケーブル22を介して伝達される所定のトルクをトルクリミッタ20により維持してシートバックフレーム8をサイドフレーム6に保持しており、この状態で乗員の上体の荷重をシートバックフレーム8で支持している。また、シートバックフレーム8の上部に取り付けられたヘッドレスト10は、乗員の頭部とは所定の間隔をおいて離隔している。
この状態で、トルクリミッタ20の調節ダイヤル48を適宜回転させると、操作シャフト46が所定の角度範囲で回転するので、上述したようにインナーケーシング34がアウターケーシング32に対し回転し、インナーケーブル22bがアウターケーブル22aに対し摺動する。また、インナーケーブル22bはシートバックフレーム8の両下端部に連結されていることから、シートバックフレーム8は回転ヒンジ(第2のボルト26)を中心として回転するので、ヘッドレスト10の前後位置が変更され、乗員の頭部に対するヘッドレスト10の離隔距離を適宜調節することが可能となる。
一方、後突等により後方から所定値以上の荷重が入力された場合、人体は相対的にシートバックに押しつけられる。このとき、人体の後方への移動により腰部が受圧板29を後方に押すことになるので、上述したようにインナーケーブル22b及びインナーケーシング34を介してコイルスプリング44の端部に矢印A方向の回転トルクが加わり、アウターシャフト38に圧接されたコイルスプリング44が弛むので、インナーケーシング34はコイルスプリング44とともにアウターシャフト38の周囲を摺動してトルク解除が行われる。したがって、シートバックフレーム8は第2のボルト26を回転ヒンジとして揺動し、ヘッドレスト10は乗員の頭部に向かって移動して乗員の頭部を支持することになる。
この時、サイドフレーム6のガイド孔6aに遊挿された第1のボルト24は、図6に示されるガイド孔6aの前端部から図7に示されるガイド孔6aの後端部まで移動する。
上記実施の形態においては、トルクリミッタ20がトルク維持手段として作用するとともに、2本のケーブル22が荷重伝達部材として作用する。
なお、上記実施の形態においては、一端がトルクリミッタ20に接続された2本のインナーケーブルの他端をシートバックフレーム8の前方より接続するとともに、シートバックフレーム8の両下端部を常時後方に付勢するコイルスプリング30を設けたが、トルクリミッタ20とシートバックフレーム8の各下端部との間に2本のケーブルを延在させ、1本のインナーケーブルを前方よりシートバックフレーム8の下端部に接続するとともにもう1本のインナーケーブルを後方よりシートバックフレーム8の下端部に接続するようにしてもよい。
実施の形態2.
次に本発明の実施の形態2にかかる車両用シートにつき、図8乃至図10を参照しながら上述した実施の形態1との相違点のみ説明する。
図8及び図9に示されるように、リクライニングアジャスタ4の上部ブラケット18には、サイドフレーム6の下端部が取り付けられており、サイドフレーム6には、揺動リンク54に植設された一対のピン56,58のうち後方のピン58が遊挿される長孔形状のガイド孔6aが形成されている。なお、実施の形態1と異なり、ガイド孔6aは回転ヒンジ挿入孔6bを中心とする円弧状に形成されているわけではなく、本実施の形態においては、サイドフレーム6の前縁に対し略平行に延在している。
また、左右のサイドフレーム6の一方におけるガイド孔6a近傍のシートバックフレーム8内側面には、ワンウェイヒンジ60が取り付けられており、その中心孔60aと同心状の円孔8aがシートバックフレーム8に形成されている。上述した揺動リンク54に植設された一対のピン56,58のうち前方のピン56は、この円孔8aに挿通されている。
本実施の形態に採用したワンウェイヒンジ60は、実施の形態1に採用したトルクリミッタと公知のワンウェイクラッチを兼ね備えたヒンジで、トルクリミッタが両方向にトルクを発生し、限界を超えると回転する構成であるのに対し、ワンウェイクラッチは、一方向には回転せず(ロック状態)、他方向にはトルクを発生することなく自由に回転する(空転する)構成である。すなわち、通常の着座時には、揺動リンク54を介して伝達される所定のトルクをワンウェイヒンジ60により維持してシートバックフレーム8をサイドフレーム6に保持し、後突等によりシートバックフレーム8に取り付けられた受圧板29に大荷重が加わると、ワンウェイヒンジ60の抵抗(所定のトルク)に抗して揺動リンク54は揺動するが、後突後シートバックフレーム8を元の位置に復帰させる場合は抵抗を発生しない構成である。
詳述すると、通常の着座時には、図8(a)及び図10(a)に示されるように、揺動リンク54の後方のピン58がサイドフレーム6のガイド孔6aの下端部に位置しており、この状態では、ワンウェイヒンジ60は所定のトルクを維持しているので、乗員の上体の荷重はシートバックフレーム8で支持されている。また、シートバックフレーム8の上部に取り付けられたヘッドレスト10は、乗員の頭部とは所定の間隔をおいて離隔している。
一方、後突等により後方から所定値以上の荷重が入力された場合、人体は相対的にシートバックに押しつけられる。このとき、人体の後方への移動により腰部が受圧板29を後方に押すことになるので、図8(b)及び図10(b)に示されるように、ワンウェイヒンジ60の所定のトルクに抗して揺動リンク54のピン58がガイド孔6aに沿って下端部から上端部まで移動する。その結果、シートバックフレーム8は第2のボルト26を回転ヒンジとして揺動し、ヘッドレスト10は乗員の頭部に向かって移動して乗員の頭部を支持することになる。
上述したように、ワンウェイヒンジ60は、ワンウェイクラッチの機能により逆方向には抵抗を発生しないので、後突後、シートバックの上部に後方への荷重を加えるか、あるいはシートバックの下部に前方への荷重を加えると、揺動リンク54が揺動してピン58がガイド孔6aに沿って上端部から下端部まで移動するので、シートバックは後倒して、図8(a)の状態に容易に復帰する。
本実施の形態においては、ワンウェイヒンジ60がトルク維持手段として作用するとともに、揺動リンク54が荷重伝達部材として作用する。
本発明にかかる車両用シートは、サイドフレーム6に固定されたトルクリミッタ20とシートバックフレーム8の両下端部とを2本のケーブル22で接続しただけの構成で、後突時ヘッドレスト10を前方に移動させて乗員の頭部を支持するとともに、ヘッドレスト10と乗員の頭部の離隔距離を調節できるようにしたので、簡素な構成で乗員のむち打ち症を防止することができる車両用シートとして有用である。また、シートバックフレーム8に固定されたワンウェイヒンジ60とサイドフレーム6とを揺動リンク54で接続しただけの構成で、後突時ヘッドレスト10を前方に移動させて乗員の頭部を支持するようにしたので、やはり簡素な構成で乗員のむち打ち症を防止することができる車両用シートとして有用である。
本発明の実施の形態1にかかる車両用シートの分解斜視図である。 図1の車両用シートに取り付けられたトルクリミッタの斜視図である。 図2のトルクリミッタの分解斜視図である。 図2のトルクリミッタの一部を示す分解斜視図である。 図2のトルクリミッタ縦断面図である。 図1の車両用シートの通常の着座状態を示す側面図である。 図1の車両用シートの後突時の状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態2にかかる車両用シートを示しており、(a)は通常の着座状態を示す斜視図であり、(b)は後突時の状態を示す斜視図である。 図8の車両用シートに設けられた揺動機構を示す分解斜視図である。 図9の揺動機構を示しており、(a)は通常の着座状態を示す側面図であり、(b)は後突時の状態を示す側面図である。
符号の説明
2 シートクッションフレーム、 4 リクライニングアジャスタ、
6 サイドフレーム、 6a ガイド孔、 6b 回転ヒンジ挿入孔、
6c 操作シャフト挿入孔、 8 シートバックフレーム、 8a 円孔、
10 ヘッドレスト、 12 連結軸、 14 操作レバー、 16 下部ブラケット、
18 上部ブラケット、 20 トルクリミッタ、 22 ケーブル、
22a アウターケーブル、 22b インナーケーブル、 24 第1のボルト、
26 第2のボルト、 28 S字バネ、 29 受圧板、 30 コイルスプリング、
31 ブラケット、 32 アウターケーシング、 32a アウターケーブル保持部、
32b ガイド溝、 32c 円孔、 32d 凹部、 34 インナーケーシング、
34a インナーケーシング本体、 34b インナーケーブル保持部、
36 インナーシャフト、 36a インナーシャフト頭部、 36b 円筒部、
38 アウターシャフト、 38a 円孔、 38b スリット、
38c 円弧状凹部、 40 弾性体、42 ピン、 44 コイルスプリング、
44a コイルスプリングの折曲端部、 46 操作シャフト、 46a 挿入軸、
46b 円弧状突起、 48 調節ダイヤル、 50,52 ナット、
54 揺動リンク、 56,58 ピン、 60 ワンウェイヒンジ、
60a 中心孔、F フレーム構造。

Claims (6)

  1. シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートにおいて、
    シートクッションフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられたシートバックフレームとを備え、前記サイドフレームとシートバックフレームのいずれか一方に取り付けられたトルク維持手段と、前記サイドフレームとシートバックフレームの他方とを荷重伝達部材を介して連結し、該荷重伝達部材が、アウターケーブルとアウターケーブル内を摺動自在に取り付けられたインナーケーブルとを有するケーブルにより構成され、前記トルク維持手段がトルクリミッタにより構成され、該トルクリミッタと前記シートバックフレームの下端部とを前記ケーブルを介して連結するとともに、通常着座時には、前記荷重伝達部材を介して伝達される所定のトルクを前記トルク維持手段により維持して前記シートバックフレームを前記サイドフレームに保持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、人体の後方への移動により腰部が前記シートバックフレームの下部を押し前記荷重伝達部材を介して前記所定のトルクを解除することで、前記シートバックフレームが前記回転ヒンジを中心に揺動し、前記ヘッドレストを前方に移動させるようにしたことを特徴とする車両用シート。
  2. シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートにおいて、
    シートクッションフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられたシートバックフレームとを備え、前記サイドフレームとシートバックフレームのいずれか一方に取り付けられたトルク維持手段と、前記サイドフレームとシートバックフレームの他方とを荷重伝達部材を介して連結し、該荷重伝達部材が、アウターケーブルとアウターケーブル内を摺動自在に取り付けられたインナーケーブルとを有するケーブルにより構成され、前記トルク維持手段がトルクリミッタにより構成され、該トルクリミッタと前記シートバックフレームの下端部とを前記ケーブルを介して連結するとともに、通常着座時には、前記シートバックフレームを前記サイドフレームに保持するとともに、前記シートバックフレームを前記回転ヒンジを中心に手動で揺動させることで前記ヘッドレストの前後位置を変更可能に設定する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、人体の後方への移動により腰部が前記シートバックフレームの下部を押すことで、前記シートバックフレームが前記回転ヒンジを中心に揺動し、前記ヘッドレストを前方に移動させるようにしたことを特徴とする車両用シート。
  3. 前記トルクリミッタが、アウターケーシングと、該アウターケーシング内に回動自在に収容されたインナーケーシングと、該インナーケーシング内に回動自在に取り付けられたシャフト部材と、該シャフト部材の外周面に圧接状態で巻回され一端が前記インナーケーシングに係止されたコイルスプリングとを有し、前記アウターケーブルの端部を前記アウターケーシングで保持するとともに前記インナーケーブルの端部を前記インナーケーシングで保持し、通常着座時には前記コイルスプリングを前記シャフト部材の外周面に保持して前記所定のトルクを維持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、前記インナーケーブル及び前記インナーケーシングを介して前記コイルスプリングを弛めて前記所定のトルクを解除するようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2に記載の車両用シート。
  4. 前記トルクリミッタに調節部材を取り付け、該調節部材により前記インナーケーシングを回転させて前記インナーケーブルを介して前記シートバックフレームを揺動させることにより、前記ヘッドレストの前後位置を変更可能にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記シートバックフレームが二つの下端部を有し、各下端部を1本のケーブルを介して前記トルクリミッタに連結し、前記ケーブルを構成するインナーケーブルを前方より前記各下端部に接続するとともに、前記各下端部を後方に付勢する弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記シートバックフレームが二つの下端部を有し、各下端部を2本のケーブルを介して前記トルクリミッタに連結し、前記2本のケーブルを構成する2本のインナーケーブルを前方及び後方よりそれぞれ前記各下端部に接続したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート。
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