JP2009034170A - シートリクライニング装置 - Google Patents

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史理 真瀬
Kenji Kuno
健司 久野
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Abstract

【課題】1本の渦巻きバネでシートバックを後傾時に前傾方向へ付勢できるとともに、シートバックを前傾時に制動できるシートリクライニング装置を提供する。
【解決手段】シートクッションに結合されるベース部材2と、ベース部材2に回動可能に支持され、シートバックが結合されるアーム部材3と、このアーム部材3を前傾方向へ付勢可能な渦巻きバネ4とを備え、ベース部材2に、渦巻きバネ4の固定端部4aを固定するとともに、渦巻きバネ4の自由端部4bが自由状態で所定角度位置となるように設け、アーム部材3に、アーム部材3の後傾時に渦巻きバネ4の自由端部4bと係合する後傾時係合突起7と、アーム部材3の前傾時に渦巻きバネ4の自由端部4bと係合する前傾時係合突起8とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、前傾方向および後傾方向へ回動可能なシートバックを有する車両用シートのシートリクライニング装置に関する。
この種の従来のシートリクライニング装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された従来例は、シートクッションに結合されたベース部材に、渦巻きバネの中心部の固定端が取付けられ、前記ベース部材に回動可能に支持されたアーム部材に、該アーム部材の後傾時に渦巻きバネの外周側の自由端と係合する係合突起が設けられている。この従来例では、アーム部材の後傾時にアーム部材の係合突起が渦巻きバネの外周側の自由端と係合すると、該自由端が後傾方向へ押圧されるとともに、渦巻きバネの弾性力でアーム部材が前傾方向に付勢される。一方、アーム部材の前傾端部での衝突を抑制するため、アーム部材の前傾時に所定の角度位置で渦巻きバネの外周側の自由端とアーム部材の係合突起との係合状態が解除されるので、アーム部材が渦巻きバネの弾性力で前傾方向へ付勢されずにフリー状態に保たれる。
また、特許文献2に開示された従来例は、アーム部材を前傾方向へ付勢する渦巻きバネと隣接して、該渦巻きバネとは逆の後傾方向へアーム部材を付勢するブレーキバネを備えるとともに、アーム部材に、該アーム部材の前傾時に前記ブレーキバネの外端部に係合する係合突起を備えている。この従来例では、アーム部材の前傾時にアーム部材の係合突起がブレーキバネの外端部と係合すると、該ブレーキバネの外端部が前傾方向に押圧されるとともに、ブレーキバネの弾性力でアーム部材が後傾方向へ付勢されるので、アーム部材の前傾速度を抑制することができる。
また、特許文献3に開示された従来例は、巻き形状が異なり、それぞれアーム部材を前傾方向へ付勢する2つの渦巻きバネを備え、これらの2つの渦巻きバネの合成力によりアーム部材を前傾方向へ付勢するとともに、アーム部材の前傾時に前記2つの渦巻きバネの内、一方の付勢力を抑制してアーム部材の前傾速度を緩和するようになっている。
特開平10−99157号公報 実公平5−9862号公報 実開昭62−53055号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来例では、アーム部材の前傾時にアーム部材がフリー状態に保たれているので、アーム部材が自重あるいは慣性力により勢いよく前傾方向へ回動した場合、アーム部材が前傾端部で衝突して衝撃が生じるという問題があった。
また、特許文献2に開示された従来例では、アーム部材を前傾方向へ付勢する渦巻きバネの他に、アーム部材を前傾時に制動するブレーキバネを設ける必要があることから、部品点数が増えるとともに構造が複雑であった。
また、特許文献3に開示された従来例では、アーム部材を前傾方向へ付勢する2つの渦巻きバネを設ける必要があることから、この場合も部品点数が増えるとともに構造が複雑であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、1本の渦巻きバネでシートバックを後傾時に前傾方向へ付勢するとともに、シートバックを前傾時に制動することができるシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションとシートバックのいずれか一方に結合されたベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され、前記シートクッションと前記シートバックのいずれか他方に結合されたアーム部材と、該シートバックを前傾方向へ付勢可能に配設された渦巻きバネとを備えたシートリクライニング装置において、前記ベース部材に前記渦巻きバネの中心側の固定端部を取付けるとともに、該渦巻きバネの自由端部が自由状態で所定角度位置となるように設けられ、前記アーム部材に前記シートバックの前傾時に前記渦巻きバネの外周側の自由端部と係合する前傾時係合部と、前記アーム部材に前記シートバックの後傾時に前記自由端部と係合する後傾時係合部とを設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シートバックが所定の中立領域より前傾方向へ回動する際には、ベース部材に取付けられた渦巻きバネの自由端部にアーム部材の前傾時係合突起が係合することで、バネ部材の自由端部が前傾方向へ押圧されてバネ部材が撓むとともに、バネ部材の弾性力でアーム部材が後傾方向へ付勢されるので、アーム部材の前傾速度が抑制される。
一方、シートバックが所定の中立領域より後傾方向へ回動する際には、アーム部材の後傾時係合突起が渦巻きバネの自由端部と係合すると、バネ部材の自由端部が後傾方向へ押圧されてバネ部材が撓むとともに、バネ部材の弾性力でシートバックが前傾方向へ付勢される。これによって、1本の渦巻きバネでシートバックを後傾時に前傾方向へ付勢するとともに、シートバックを前傾時に制動することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施形態を示し、図1はシートリクライニング装置の側面図、図2はシートリクライニング装置の要部を拡大して示す側面図、図3はアーム部材を後傾方向に回動させた状態を示す側面図、図4はアーム部材を前傾方向に回動させた状態を示す側面図、図5はシートリクライニング装置の後傾時係合突起の平面図、図6はシートリクライニング装置の前傾時係合突起の側面図である。
図1〜図6に示すように、本実施形態のシートリクライニング装置1は、シートクッション(図示せず)に結合されるベース部材2と、ベース部材2に前傾方向(図1の矢印A方向)および後傾方向(図1の矢印B方向)へ回動可能に支持され、シートバック(図示せず)が結合されるアーム部材3と、このアーム部材3を前傾方向へ付勢可能な渦巻きバネ4と、ベース部材2およびアーム部材3間に設けられ、アーム部材3および前記シートバックを所定の回動角度でロック可能なロック機構とから構成されている。なお、当該ロック機構は、従来から一般に利用されている構成の物を使用しているため、図示および説明を省略する。
渦巻きバネ4は、帯状バネ材を渦巻き状に巻回することで形成されるとともに、中心部に位置する固定端部4aと、外周側に位置する自由端部4bとを有している。
ベース部材2には、先端がスリット状に形成された軸20が突設されており、この軸20のスリットに渦巻きバネ4の固定端部4aがかしめ等によって固定されるとともに、ベース部材2の上端に、アーム部材3の回動軸心を中心として回動方向に沿って延びる円弧状部2aが形成されている。この円弧状部2aの前端には、アーム部材3が前傾端部まで到達したときに停止させる前傾ストッパ5が設けられ、円弧状部2aの後端には、アーム部材3が後傾端部まで到達したときに停止させる後傾ストッパ6が設けられている。
アーム部材3には、図3に示すようにアーム部材3の後傾時に渦巻きバネ4の自由端部4bと係合する後傾時係合突起7(後傾時係合部)と、図4に示すようにアーム部材3の前傾時に渦巻きバネ4の自由端部4bと係合する前傾時係合突起8(前傾時係合部)とが設けられている。
後傾時係合突起7は、ベース部材2の円弧状部2aに沿ってアーム部材3の回動方向へ延びる湾曲板から構成されている。また、後傾時係合突起7は、図5に示すように、後端側に、アーム部材3の前傾時に渦巻きバネ4の自由端部4bを受け入れるフック部7aと、このフック部7aよりアーム部材3側に位置し、アーム部材3が後傾端部まで到達したときに後傾ストッパ6に当接する段部7bとが形成され、前端側に、アーム部材3が前傾端部まで到達したときに前傾ストッパ5に当接する当接部7cが形成されている。
前傾時係合突起8は、図6に示すように、板材をアーム部材3よりベース部材2側へ水平に突出して途中で一側面を下方へ折曲されている。
この実施形態のシートリクライニング装置1にあっては、使用者がシートクッション上に着座する際にシートバックで背中を支えるため、図1および図2に示すようにアーム部材3およびシートバックを鉛直方向より少し後傾させた回動角度で起立させるようになっている。この起立位置ではアーム部材3の前傾時係合突起8が渦巻きバネ4の自由端部4bと接する状態にあり、渦巻きバネ4の自由端部4bを押圧されているので、アーム部材3が渦巻きバネ4の弾性力で前傾側に付勢されている。そして、アーム部材3の前記起立位置よりも少し前傾した位置には、渦巻きバネ4の弾性力が作用しない所定角度位置として、アーム部材3が前後方向へ付勢されない所定の中立領域が設定されている。
次いで、アーム部材3の回動ロック状態を解除して、図3に示すようにアーム部材3を上記の中立領域から後傾方向(図1の矢印B方向)へ回動させると、前傾時係合突起8が渦巻きバネ4の自由端部4bから離れ、後傾時係合突起7のフック部7aが渦巻きバネ4の自由端部4bと係合するので、自由端部4bが後傾方向に押圧されて渦巻きバネ4が撓むとともに、渦巻きバネ4の弾性力でアーム部材3が前傾方向へ付勢される。さらに、アーム部材3が後傾方向へ回動して後傾端部まで達すると、後傾時係合突起7の段部7bが後傾ストッパ6に当接するのでアーム部材3が停止する。
また、図4に示すようにアーム部材3を上記の中立領域から前傾方向(図1の矢印A方向)へ回動させると、後傾時係合突起7が渦巻きバネ4の自由端部4bから離れ、前傾時係合突起8が渦巻きバネ4の自由端部4bと係合するので、自由端部4bが前傾方向に押圧されて渦巻きバネ4が撓むとともに、渦巻きバネ4の弾性力でアーム部材3が後傾方向へ付勢される結果、アーム部材3の前傾速度が抑制される。さらに、アーム部材3が前傾方向へ回動して前傾端部まで達すると、後傾時係合突起7の当接部7cが前傾ストッパ5に当接するのでアーム部材3が停止する。
このように構成した実施形態によれば、1本の渦巻きバネ4でアーム部材3を後傾時に前傾方向へ付勢するとともに、アーム部材3を前傾時に制動することができる。したがって、アーム部材3が前傾端部にて衝突して衝撃が生じることをより確実に抑制できる。また、2つの渦巻きバネを設けた従来例と比べて、部品点数が少なく、かつ構造が簡素であるので、コンパクト化および費用低減を図ることができる。
本発明の一実施形態を示し、シートリクライニング装置の側面図である。 本発明の一実施形態を示し、シートリクライニング装置の要部を拡大して示す側面図である。 本発明の一実施形態を示し、アーム部材を後傾方向に回動させた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態を示し、アーム部材を前傾方向に回動させた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態を示し、シートリクライニング装置の後傾時係合突起の平面図である。 本発明の一実施形態を示し、シートリクライニング装置の前傾時係合突起の側面図である。
符号の説明
1 シートリクライニング装置
2 ベース部材
3 アーム部材
4 渦巻きバネ
4a 固定端部
4b 自由端部
7 後傾時係合突起(係合突起)
8 前傾時係合突起(係合突起)

Claims (1)

  1. シートクッションとシートバックのいずれか一方に結合されたベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され、前記シートクッションと前記シートバックのいずれか他方に結合されたアーム部材と、該シートバックを前傾方向へ付勢可能に配設された渦巻きバネとを備えたシートリクライニング装置において、
    前記ベース部材に前記渦巻きバネの中心側の固定端部を取付けるとともに、該渦巻きバネの自由端部が自由状態で所定角度位置となるように設け、
    前記アーム部材に前記シートバックの前傾時に前記渦巻きバネの外周側の自由端部と係合する前傾時係合部と、
    前記アーム部材に前記シートバックの後傾時に前記自由端部と係合する後傾時係合部とを設けたことを特徴とするシートリクライニング装置。
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