JP5228838B2 - 乗物シート用ヘッドレスト - Google Patents

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Description

本発明は、車両などの乗物に装着される乗物シートのヘッドレストに関する。
従前のヘッドレストは、例えば、シートバックの上部に装着される基部材と、その基部材に対して前後動する移動部材と、基部材と移動部材を相対移動可能に連結する連結機構と、移動部材を前方に移動させる移動機構を有している(特許文献1参照)。移動機構は、車両が後方から衝撃を受けた際等において移動部材を前方に移動して、ヘッドレストとシートに着座した使用者の頭との隙間を小さくする。これにより使用者の鞭打ちをヘッドレストによって抑制する。
連結機構は、例えばリンク部材とスライド機構を有している(特許文献1参照)。リンク部材は、基部材と移動部材に回動可能に連結される。スライド機構は、移動部材から基部材に向けて突出するアームと、そのアームの端部に設けられたピンと、基部材に設けられたガイド溝を有しており、ガイド溝にピンがスライド可能に挿入される。ガイド溝は、移動部材が前方に移動した際にピンが移動するメイン溝部と、メイン溝部の後縁から下後方に凹設されるストッパ溝部を有している。したがって移動部材が前方に移動した位置で使用者の頭等によって後方に押されると、ガイドピンが移動部材とともに後方に移動し、ガイドピンがストッパ溝部に嵌る。これにより移動部材の後方への移動が規制され、使用者の頭の後方への移動が抑制される。
特開2008−56091号公報
しかし使用者の頭が移動部材の上部に当り、かつ移動部材を後下方向へ押すような特別な場合において、ピンがストッパ溝部のないガイド溝の側縁に沿って移動するおそれがある。そこで本発明は、使用者の頭の後方への移動を確実に規制できる乗物シート用ヘッドレストを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える乗物シート用ヘッドレストであることを特徴とする。請求項1に記載のヘッドレストは、基部材と移動部材の両部材を相対移動可能に連結する連結機構を有している。連結機構は、両部材の一方に設けられるガイドピンと、両部材の他方に設けられかつ挿入されたガイドピンを案内するガイド溝を有している。ガイド溝は、移動部材が移動機構によって前方に移動する際にガイドピンが相対移動するメイン溝部と、メイン溝部の第一側縁から延出する第一ストッパ溝部と、第一側縁と対向するメイン溝部の第二側縁から延出する第二ストッパ溝部を有している。移動部材が前方に移動した位置で移動部材の下部が後方に押された際に、ガイドピンが第一ストッパ溝部に相対移動して止まり、移動部材の上部が後方に押された際にはガイドピンが第二ストッパ溝部に相対移動して止まり、これによって移動部材の後方への移動が規制される。
したがって移動部材が前方に移動し、その位置で移動部材が使用者の頭等から後方への力を受けた場合、移動部材の後方への移動は、ガイド溝とガイドピンによって確実に規制され得る。例えば、移動部材の上部または下部のいずれか一方が後方に押された場合でも移動部材の後方移動がガイド溝とガイドピンによって規制され得る。かくして移動部材の後方への移動が確実に規制され得る。
請求項2に記載の発明によると、連結機構は、移動部材から基部材に向けて突出するアームを有している。そしてガイド溝がアームに形成され、ガイドピンが基部材に設けられている。ところで基部材は一般に、移動部材を移動可能に支持するために、移動部材の部材よりも硬い材料によって成形されている。また基部材には、移動部材側に比べて一般に多くの部材が設けられる。そのためガイド溝は、基部材側に設ける場合に比べ、簡易に形成され得る。
請求項3に記載の発明によると、連結機構は、連結リンクを有し、該連結リンクは、基部材に一端部が回動可能に連結されかつ他端部が回動可能に移動部材に連結される。移動部材は、前方に移動した位置で上部または下部が後方に押された際に、連結リンクを中心に回転しつつ一部または全部が後方に移動し、これによりガイドピンが第一ストッパ溝部または第二ストッパ溝部に相対移動する。したがって移動部材が後方に力を受けた際の移動部材の移動軌跡は、連結リンクによって決定され得る。そのため移動部材の移動軌跡に応じて第一ストッパ溝部と第二ストッパ溝部の延出方向を決定し、これによって移動部材の後方への移動を確実に規制することができる。
本発明の実施の形態を図1〜7にしたがって説明する。図1に示す乗物シート20は、自動車等の乗物に搭載されるシートであって、シートクッション21とシートバック22とヘッドレスト1を有している。シートクッション21とシートバック22の間には、これらを角度調整可能に連結するリクライニング装置23が設けられている。シートバック22は、枠状のフレーム22aを有している。
フレーム22aは、図1に示すように左右一対のサイドフレーム22bと、サイドフレーム22bの上部間を連結するアッパフレーム22cと、サイドフレーム22bの下部間を連結するアンダーフレーム22dを有している。アッパフレーム22cには、ヘッドレスト1を支持するための一対のブラケット22eが装着されている。ブラケット22eは、筒状であって、ブラケット22eにサポート22fが挿通される。サポート22fには、ヘッドレスト1のステー3が上下に位置調整可能に挿通される。
ヘッドレスト1は、図1,2に示すように一対のステー3と、ステー3の上部に装着される基部材2と、基部材2に対して前後動する移動部材4を有している。基部材2は、ナイロン等の樹脂材から形成され、枠状の本体部2aと一対のリブ2bと一対のアーム2cを一体に有している。リブ2bは、本体部2aの上下縁を連結することで本体部2aを補強する。アーム2cは、本体部2aから左右両側に延出し、ステー3の上端部に装着される。したがって基部材2は、ステー3を介してシートバック22の上部に装着される。
移動部材4は、図2に示すようにポリプロピレン等の樹脂材から形成され、前部材4aと後部材4fを有している。前部材4aと後部材4fは、組付けられることで箱状となり基部材2を収容する。前部材4aの前面等には、図示省略のパッドが装着され、図示省略の表皮が移動部材4の外表面のほぼ全体に装着される。前部材4aと基部材2の間には、これらを相対的に移動可能に連結する連結機構13が設けられる。
連結機構13は、図2に示すように前部材4aと基部材2を回動可能に連結する連結リンク6と、スライド可能に連結するスライド機構14を有している。連結リンク6は、一端部に一対の連結部6aを有し、他端部に一対の回動軸6bを有している。回動軸6bは、前部材4aの上部裏面に設けられた連結部4bに回動可能に取付けられる。連結部6aは、基部材2の貫通孔2eに挿通される回動ピン7によって、基部材2の上部に回動可能に連結される。
スライド機構14は、図2,4に示すように前部材4aに設けられたアーム4cと、基部材2に取付けられるガイドピン5を有している。アーム4cは、前部材4aの裏面から下方に延出している。アーム4cは、連結部4bの下側でかつ左右部の位置から斜め下方に湾曲しつつ延出し、基部材2の本体部2aとリブ2bとの間に設置される。アーム4cには、ガイドピン5を案内するガイド溝4dが形成されている。ガイド溝4dは、円弧状に延出するメイン溝部4d1と、メイン溝部4d1から前側に延出する一対の第一ストッパ溝部4d2と、後側に延出する一対の第二ストッパ溝部4d3を有している。
メイン溝部4d1は、図4に示すようにアーム4cの略中央位置から下後方に円弧状に延出する。第一ストッパ溝部4d2は、メイン溝部4d1の第一側縁(前縁)4d4から上前方に延出している(凹設されている)。第二ストッパ溝部4d3は、メイン溝部4d1の第一側縁4d4に対向する第二側縁(後縁)4d5から上後方に延出している(凹設されている)。第一ストッパ溝部4d2と第二ストッパ溝部4d3は、メイン溝部4d1を挟んで対向する位置に設けられている。また第一ストッパ溝部4d2と第二ストッパ溝部4d3は、メイン溝部4d1に対して鋭角に延出し、図4のガイドピン5の初期位置方向に延出している。
ガイドピン5は、図2,4に示すように基部材2の貫通孔2dとガイド溝4dに挿通される。したがって移動部材4が基部材2に対して移動する際、図4,5に示すようにガイドピン5は、ガイド溝4dのメイン溝部4d1に沿って相対移動する。これにより移動部材4と基部材2は、スライド機構14によってスライド可能に連結され、かつ案内される。
基部材2と移動部材4の間には、図2に示すように移動部材4を後位置である初期位置(通常使用位置)において保持する初期位置保持機構16と、移動部材4を前方に移動させる移動機構15を有している。移動機構15は、一対のばね(コイルスプリング)8を有している。ばね8は、上端部が回動ピン7に係止される。ばね8の下端部は、アーム4cの端部に形成された取付孔4eに挿通されるピン18に係止される。ばね8は、移動部材4が初期位置保持機構16によって初期位置に保持された際に弾性的に伸ばされる。そしてばね8は、初期位置保持機構16が解除された際にスライド機構14と協働して移動部材4を前方(使用者の頭に向けて)に付勢する。
初期位置保持機構16は、図2に示すように前部材4aに取付けられるピン18と、基部材2に設けられるストライカ体11を有している。ストライカ体11は、基部材2に回動可能に取付けられる第一フック11aと第二フック11bを有している。第一フック11aは、付勢ばね11cによって反時計回りに付勢されている。第二フック11bは、付勢ばね11dによって時計回りに付勢されている。第二フック11bが第一フック11aに係止することで第二フック11bがピン18に係止して、移動部材4を初期位置に保持する。そして第二フック11bが解除機構17によって付勢ばね11dに抗して回動されることで、第一フック11aが付勢ばね11cの付勢力によって回転して、第一フック11aがピン18を解放する。これにより移動部材4がばね8の付勢力によって前上方へ移動する。
解除機構17は、図2に示すように作動ロッド9と操作軸部材10を有している。作動ロッド9は、ステー3の軸孔3bに挿通される本体部9aと、本体部9aの上端部から下方に延出する折返し部9bを一体に有している。折返し部9bは、ステー3の外側に配設されて先端部が操作軸部材10のアーム部10aに係止される。
操作軸部材10は、筒状であって、基部材2の貫通孔2fに回動可能に取付けられ、一端部がストライカ体11の第二フック11bに連結される。アーム部10aは、操作軸部材10の外周面から延出して、折返し部9bが係止される。したがって作動ロッド9が上方に移動することで、操作軸部材10が回転し、操作軸部材10がストライカ体11を操作し、初期位置保持機構16が解除され得る。
作動ロッド9を押し上げるために、ヘッドレスト1とシートバック22の間には、図1に示すようにケーブル25と検知装置24が設けられている。検知装置24は、シートバック22のアンダーフレーム22dに設けられており、傾動部材24aとリンク24bとアーム24cを有している。傾動部材24aは、下端部を支点として前後に傾動する。リンク24bは、前端部が傾動部材24aに連結され、傾動部材24aの前後動に連動して後端部が上下動する。
アーム24cは、図1に示すようにリンク24bの後端部に連結され、リンク24bの回動に連動してピン24c1を中心に回動する。アーム24cの先端部には、ケーブル25のインナケーブル25bが連結される。したがって乗物が後方から衝撃を受け、使用者の体重が慣性力によってシートバック22を後方に押し、その押し力を受けると、傾動部材24aが後方に傾動する。その結果、リンク24bの後部が上方に移動し、アーム24cが反時計回りに回動し、アーム24cがインナケーブル25bを下方に引っ張る。
ケーブル25は、図1,3に示すようにインナケーブル25bと、インナケーブル25bが挿通されるアウタケーブル25aを有している。アウタケーブル25aは、下端部がアンダーフレーム22dに取付けられ、上端部がサポート22fに挿通される。インナケーブル25bは、下端部がアーム24cに取付けられ、上端部がステー3に連結される。
インナケーブル25bの上端部には、図3に示すようにピン25cが取付けられている。ピン25cは、アウタケーブル25aに形成されたスリット25a1から突出している。ピン25cは、サポート22fの下方からサポート22fに形成された溝22f2とスリット22f1に沿って挿入される。サポート22fの上方からは、ステー3が挿入され、これによりステー3の下部に形成された溝3aにピン25cが連結される。
したがって検知装置24によってインナケーブル25bが下方に引っ張られると、インナケーブル25bの上端部がステー3に連結されて移動不能になっているため、アウタケーブル25aがインナケーブル25bに対して相対的に上方に移動する。その結果、アウタケーブル25aの先端部がステー3を通って上方に移動し、ステー3に挿通された作動ロッド9を押し上げる。
その結果、初期位置保持機構16が解除されて、図4,5に示すようにばね8が弾性的に短くなり、移動部材4が連結機構13に案内されつつ前上方に移動する。この時、連結リンク6は、回動ピン7を中心に時計周りに回転する。ガイド溝4dは、アーム4cとともにガイドピン5に対して前上方にスライドする。そしてガイドピン5がガイド溝4dのメイン溝部4d1に沿ってガイド溝4dに対して相対移動する。かくして使用者の頭とヘッドレスト1との隙間が小さくなる。
図6に示すように移動部材4が前方に移動した位置で、移動部材4の下部が後方に押された場合、移動部材4は、連結リンク6を中心に反時計回りに回転し、移動部材4の下部が後方に移動する。これにより第一ストッパ溝部4d2の一つにガイドピン5が相対移動し、第一ストッパ溝部4d2の底面がガイドピン5に当たる(噛合う)。移動部材4が略水平に移動した場合も、第一ストッパ溝部4d2にガイドピン5が噛合う。その結果、移動部材4の後方への移動が第一ストッパ溝部4d2とガイドピン5とによって規制される。
図7に示すように移動部材4が前方に移動した位置で、移動部材4の上部が後方に押された場合は、移動部材4が連結リンク6を中心に時計回りに回転し、移動部材4の上部が後方に移動する。これにより第二ストッパ溝部4d3の一つにガイドピン5が相対移動し、第二ストッパ溝部4d3の底面がガイドピン5に当たる(噛合う)。その結果、移動部材4の後方への移動が第二ストッパ溝部4d3とガイドピン5によって規制される。そして使用者の頭の後方への移動がヘッドレスト1によって規制される。
以上のようにガイド溝4dは、図4〜7に示すようにメイン溝部4d1と第一ストッパ溝部4d2と第二ストッパ溝部4d3を有している。移動部材4が前方に移動した位置で移動部材4の下部が後方に押された際には、ガイドピン5が第一ストッパ溝部4d2に相対移動して止まり、移動部材4の上部が後方に押された際には、ガイドピン5が第二ストッパ溝部4d3に相対移動して止まり、これによって移動部材4の後方への移動が規制される。
したがって移動部材4が前方に移動し、その位置で移動部材4が使用者の頭等から後方への力を受けた場合、移動部材4の後方への移動は、ガイド溝4dとガイドピン5によって確実に規制され得る。例えば、移動部材4の上部または下部のいずれか一方が後方に押された場合でも移動部材4の後方移動がガイド溝4dとガイドピン5によって規制され得る。かくして移動部材4の後方への移動が確実に規制され得る。
また連結機構13は、図4に示すように移動部材4から基部材2に向けて突出するアーム4cを有している。そしてガイド溝4dがアーム4cに形成され、ガイドピン5が基部材2に設けられている。また基部材2は、移動部材4を移動可能に支持するために、移動部材4側の部材よりも硬い材料によって成形されている。また基部材2には、移動部材4側に比べて多くの部材が設けられている。そのためガイド溝4dは、基部材2側に設ける場合に比べ、簡易に形成され得る。
また連結機構13は、図6,7に示すように連結リンク6を有している。移動部材4は、前方に移動した位置で後方への力を受けると、連結リンク6を中心に回転しつつ一部または全部が後方に移動し、ガイドピン5が第一ストッパ溝部4d2または第二ストッパ溝部4d3に相対移動する。したがって移動部材4が後方に力を受けた際の移動部材4の移動軌跡は、連結リンク6によって決定され得る。そのため移動部材4の移動軌跡に応じて第一ストッパ溝部4d2と第二ストッパ溝部4d3の延出方向を決定し、これによって移動部材4の後方への移動を確実に規制することができる。
またアーム4cは、移動部材4を移動する際に力を受ける部分であるために、全体的に板厚が厚く、かつ多くの溝を左右面に有している。左右面に溝を設けている理由は、板厚が厚くなることで樹脂成形時にひけが発生するおそれがあり、それを防止するためである。この溝は、アーム4cの成形時にスライド型をアーム4cに対して左右にスライドさせることで形成される。そして同じスライド型によってガイド溝4dも形成する。そのためガイド溝4dは、製造工程を増やすことなくアーム4cに形成され得る。
(他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態等であっても良い。
(1)上記実施の形態は、基部材2に設けられたガイドピン5と、移動部材4に設けられたガイド溝4dを有している。しかし基部材に設けられたガイド溝と、移動部材に設けられたガイドピンを有しており、ガイドピンがガイド溝に案内される形態であっても良い。
(2)上記実施の形態は、ガイド溝4dが二つずつの第一ストッパ溝部4d2と第二ストッパ溝部4d3を有している。しかしガイド溝が一つもしくは三つ以上の第一ストッパ溝部と第二ストッパを有する形態であっても良い。
(3)上記実施の形態は、移動機構15が移動部材4を前方に付勢するばね8を有している。しかし移動機構が油圧シリンダやモータを有し、これらによって移動部材を前方に移動させる形態であっても良い。
(4)上記実施の形態は、乗物が後方から衝突を受けたことを検知装置24で検知し、ヘッドレスト1の移動部材4が前方に移動する形態である。しかし乗物への衝突を予測する検知装置を有し、その検知装置からの検知号に基づいてヘッドレストの移動部材が前方に移動する形態であっても良い。
(5)上記実施の形態は、連結リンク6とスライド機構14によって基部材2と移動部材4を連結している。しかし一つまたは複数のスライド機構によって基部材2と移動部材4を連結する形態であっても良い。
(6)上記実施の形態は、連結機構が連結リンク6とスライド機構14を有している。しかし連結機構が中央において回動可能に連結された一対のリンク(Xリンク機構)を有しており、一つのリンクの上下部がそれぞれ移動部材と基部材に回動可能に連結される。そして他のリンクの上下部が移動部材と基部材にスライド可能に連結され、上下少なくとも一方のスライド機構が上記実施の形態のガイドピンとガイド溝とを備える形態であっても良い。
(7)上記実施の形態のガイド溝4dは、アーム4cに貫通する長穴である。しかしガイド溝がアームに凹設される形態であっても良い。
(8)上記実施の形態の基部材2は、ステー3を介してシートバック22に装着されている。しかし基部材2が直接、シートバック22に装着される形態であっても良い。
乗物シートの一部の斜視図である。 ヘッドレストの分解斜視図である。 ステーとケーブルの一部、およびブラケットの斜視図である。 初期位置におけるヘッドレストの断面左側面図である。 移動部材が前方位置に移動した際のヘッドレストの断面左側面図である。 移動部材が前方位置に移動しかつ下部が後方に押された際のヘッドレストの断面左側面図である。 移動部材が前方位置に移動しかつ上部が後方に押された際のヘッドレストの断面左側面図である。
符号の説明
1…ヘッドレスト
2…基部材
3…ステー
4…移動部材
4a…前部材
4c…アーム
4d…ガイド溝
4d1…メイン溝部
4d2…第一ストッパ溝部
4d3…第二ストッパ溝部
4d4…第一側縁
4d5…第二側縁
4f…後部材
5…ガイドピン
6…連結リンク
7…回動ピン
9…作動ロッド
10…操作軸部材
13…連結機構
14…スライド機構
15…移動機構
16…初期位置保持機構
17…解除機構
20…乗物シート
21…シートクッション
22…シートバック
24…検知装置
25…ケーブル

Claims (3)

  1. シートバックの上部に装着される基部材と、前記基部材に対して前後動する移動部材と、前記基部材と前記移動部材の両部材を相対移動可能に連結する連結機構と、前記移動部材を前方に移動させる移動機構とを有する乗物シート用ヘッドレストであって、
    前記連結機構は、前記両部材の一方に設けられるガイドピンと、前記両部材の他方に設けられかつ挿入された前記ガイドピンを案内するガイド溝を有し、
    前記ガイド溝は、前記移動部材が前記移動機構によって前方に移動する際に前記ガイドピンが相対移動するメイン溝部と、前記メイン溝部の第一側縁から延出する第一ストッパ溝部と、前記第一側縁と対向する前記メイン溝部の第二側縁から延出する第二ストッパ溝部を有し、
    前記移動部材が前方に移動した位置で前記移動部材の下部が後方に押された際に、前記ガイドピンが前記第一ストッパ溝部に相対移動して止まり、前記移動部材の上部が後方に押された際には、前記ガイドピンが前記第二ストッパ溝部に相対移動して止まり、これによって前記移動部材の後方への移動が規制されることを特徴とする乗物シート用ヘッドレスト。
  2. 請求項1に記載の乗物シート用ヘッドレストであって、
    連結機構は、移動部材から基部材に向けて突出するアームを有し、
    ガイド溝が前記アームに形成され、ガイドピンが基部材に設けられることを特徴とする乗物シート用ヘッドレスト。
  3. 請求項1または2に記載の乗物シート用ヘッドレストであって、
    連結機構は、連結リンクを有し、該連結リンクは、基部材に一端部が回動可能に連結されかつ他端部が回動可能に移動部材に連結され、
    前記移動部材は、前方に移動した位置で上部または下部が後方に押された際に、前記連結リンクを中心に回転しつつ一部または全部が後方に移動し、これによりガイドピンが第一ストッパ溝部または第二ストッパ溝部に相対移動することを特徴とする乗物シート用ヘッドレスト。

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