JPWO2008149916A1 - ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラ - Google Patents

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Abstract

ゴムクローラ(1)周方向のほぼ全長に加わる異常な張力の一部を負担できる簡易な手段を形成することにより、ゴムクローラの円滑な作動を確保した上で、異常なテンションによるスチールコード(s1)の切断を確実に防止できるものとする。芯金(3)は、芯金長さ方向中央域に係合部(3b)と、係合部の芯金長さ方向各端部の外側にガイド突起(3a)と、そしてその外側に翼部(3c)が形成され且つ、翼部(3c)のゴムクローラ外周側表面よりもゴムクローラ外周側となる芯金厚さ方向位置に芯金幅方向の引張力と芯金厚さ方向の押力とを受け止める張力負担部(4a,4b)が形成され、またゴムクローラ周方向で隣接する芯金間のそれぞれにおいて相対した張力負担部同士が係合されて、更に、張力負担部と関連した位置のゴムクローラ本体(1a)内のゴムクローラ周方向に沿って固定ベルト層が設けられている構成となす。

Description

本発明は、建設機械、土木作業機械、農業用作業車、運搬車等に代表される産業車両の無限軌道(クローラ)走行装置に装着されて用いられるゴムクローラ(無限軌道履帯)や、ゴムクローラ用芯金に関するものである。
図12はゴムクローラ及び走行装置を示す側面図であり、図13は走行装置の駆動輪周辺を示す側面図である。
図12Aに示すように、従来のゴムクローラCは、ゴム弾性体等で形成された無端帯体形状のゴムクローラ本体h内に、周方向に沿って複数本の引張補強材であるスチール線を撚合わせたスチールコードs1を列状配置した引張補強材列を埋設させてこれを引張補強層s2とし、引張補強層s2の内周側には、幅方向の補強材として金属製の芯金mがゴムクローラ周方向の一定間隔置きに埋設されている。
そして、ゴムクローラ本体内hへ埋設される各芯金mは、芯金長さ方向中央域に係合部m1が形成され、該係合部m1の芯金長さ方向両脇のそれぞれに脱輪防止用のガイド突起m2及び芯金翼部m3により構成されている。
更に、ゴムクローラCが走行装置から脱輪することを防止するため、芯金に水平突起体を設けているものもある(例えば、特許文献1参照)。
通常、ゴムクローラCは図12Bに示すように、建設機械等の無限軌道走行装置Mの従動輪(アイドラ)Aと駆動輪(スプロケット)Sに懸架装着され用いられる。なお、図中Tはトラックフレーム、R1は下部転輪、R2は上部転輪である。
上記ゴムクローラCにおいては、ゴムクローラCの引張補強層s2のスチールコードs1が切断される不具合が問題となっている。
スチールコードs1の切断は種々の原因により発生するものであるが、その原因の1つとして、図13に示すように、スプロケットSの歯底に土砂J等が詰まって芯金mが歯底から浮き上がり、ゴムクローラCに異常なテンション(高負荷状態)が付与されることがある。
また、他の要因としてゴムクローラに生じた亀裂から水が染み込み、スチールコードs1が腐食し、劣化したところへテンションがかかることに起因する切断もある。
このチールコードs1の切断という問題を解決するため、ゴムクローラCに作用する周方向のテンションが多数のスチールコードs1の全体に均等に分散されるものとしたゴムクローラC(例えば、特許文献2参照)や、ゴムクローラ本体h内の周方向で隣接した芯金m間の間隔が変化するのを防止する相互係合部を設けたゴムクローラC(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
また、スチールコードs1を使用しないゴムクローラ(スチールコードレスゴムクローラ)も多く提案されている。例えば、従来の鉄製クローラのトラックリンクを利用した連結リンク式ゴムクローラ(例えば、特許文献4参照)や、スチールコードs1ではない部材にて引張補強を行うゴムクローラ(例えば、特許文献3や特許文献5参照)などがある。
実開平04−067585号公報(特に、図6) 特開2007−022328号公報 特開平08−301154号公報 特許第3163481号公報 特開2000−313371号公報
本発明は、上述した従来技術のゴムクローラCで発生している問題点、即ち、スプロケットSの歯底に土砂J等が詰まることでゴムクローラCに付与された異常テンションに起因して引張補強材(スチールコードs1)が切断されるという問題点に着目してなされたものである。この問題点を解消するためには、引張補強材(スチールコードs1)の1本当たりの強度や、引張補強材の埋設本数を増やすことなどが考えられる。
しかし、スチールコードの強度向上や本数の増加では、スチールコードの腐食に対しては、それ自体の強度向上や埋設本数増では解決とならない。
また、特許文献1に開示されている従来のゴムクローラCは、ゴムクローラCの脱輪防止を目的としてなされたものである。即ち、ゴムクローラCが横ズレを生じる状態になると、ゴムクローラ本体h内に埋設された芯金mの芯金側面と直交する方向に突設した水平突起体が、隣接芯金m間において相互に衝突し、横ズレを生じないようにして脱輪を防止しようとするものである。
図14はゴムクローラが実際に使用されているときの芯金mやスチールコードs1の状態を示す説明図である。特許文献1には、図14Aに示すように、芯金mの水平突起体m4の先端に鈎部m5を設けたゴムクローラCが開示されている。この水平突起体m4の鈎部m5は、芯金mがゴムクローラ本体hから剥離するのを防止したり、隣接する芯金mの隣接間隔が広がり隣接芯金m間の水平突起体m4の重複状態が保てなくなって水平突起体m4同士の衝突による横ズレ規制作用が得られなくなる事態の発生を防止することを主たる目的としており、水平突起体m4に引張補強層s2の負担すべきゴムクローラ周方向全体に作用する引張力を負担させるためのものではない。
特許文献1の鈎部m5の作用効果を説明する。ゴムクローラCが、悪路走行中に石等の障害物に乗り上げると、芯金mのガイド突起m2が走行装置MのトラックフレームTに衝突してしまう。この際、芯金mをゴムクローラ本体hから引き剥がす力Fが働いた(隣接する芯金mが離間する方向に力が加わった)場合に、鈎部m5がこれと隣接する芯金mの鈎部m6と係合することにより該隣接する芯金mもその力を負担して1つの芯金mに力が集中しないようにしている。
そして、隣接した芯金mの鈎部m5同士は通常使用状態では、衝接した係合状態である必要はないのであって、むしろ、特許文献1の図6中に示されているように、適当に離間した状態となされるのであり、これによりゴムクローラ厚さ方向上における引張補強層s2の位置と鈎部m5の位置とが比較的大きく相違していても駆動輪Sや従動輪Aの周りを円滑に周回するものとなる。したがって、鈎部m5の使用されたゴムクローラCにおいて、スプロケットSの歯底に土砂Jが詰まることなどに起因して発生するゴムクローラ周方向全長に係る張力については、従来のゴムクローラCと同様に、引張補強材(スチールコードs1)による引張補強層s2が負担するのであり、鈎部m5がこれを負担することまでは期待されていない。したがって、鈎部m5はゴムクローラCの周方向全長に係る張力に起因して引張補強材(スチールコードs1)が切断されるという問題点を解消するものではない。
また特許文献2に開示されている従来のゴムクローラCは、スチールコードs1に作用する過大な張力を分散させることはできても、スチールコードs1に異常なテンションが作用するのを防止するものではないため、異常なテンションに起因した引張補強材層s2の切断を防止することはできない。
また、特許文献3に開示されている従来のゴムクローラCは、ゴムクローラ周方向の全体に係る張力を、芯金mの翼部m3の芯金幅方向外側に突設形成させた相互係合部m6に負担させることにより、ゴムクローラC部分の横ズレや、芯金m間の隣接間隔の広がりを防止するものであって、隣接する芯金mの隣接間隔が広がって隣接芯金m間の水平突起の重複状態が保てなくなることにより、水平突起の衝接による横ズレ規制作用が得られなくなることを防止するものであり、引張補強層s2の切断防止まで期待したものではない。
ところで、特許文献3に開示されている従来のゴムクローラCは、相互係合部m6が翼部m3上に設けられていているが、芯金の厚さ(上下)方向の相対変位には耐えられない。
例えば図14Bに示すようにゴムクローラCが石などを踏んで部分的に上方へ屈曲された場合に、隣接する芯金m間の相互係合部m6の係合状態が上下方向へ比較的容易に外れるのであり、この外れ状態でゴムクローラCに駆動輪Sの駆動力が加わりゴムクローラCが引っ張られると、相互係合部m6はゴムクローラ周方向へ離間し外れてしまうのであり、この状態の後にゴムクローラCの屈曲箇所が直線状となり且つ駆動輪Sの駆動力が減少或いは消失しても、もはや隣接する芯金m間の相互係合部m6の係合状態が元に戻らない事態が発生するようになる。
この事態が発生したとき、その対応する芯金mの相互係合部m6によっては、ゴムクローラCの張力を負担することができず、ゴムクローラ本体hのゴムが張力により切断され、ついにはゴムクローラCが切断してしまう恐れがある。
したがって、特許文献3に開示されているゴムクローラCにおいても、上述の原因に起因した引張補強材(スチールコードs1)の切断という問題を完全に解消するものとはなっていない。
更に、上記スチールコードレスクローラでは、部品コストや製造コストが従来のゴムクローラと比べて高額となる等の問題がある。
本発明は、以上のような実情に対処するために創案されたものであって、即ち、スプロケットSの歯底に土砂Jが詰まること等に起因してゴムクローラ周方向のほぼ全長に加わる張力を的確に負担できる簡易な手段を形成することにより、ゴムクローラの円滑な作動を確保した上で、スチールコードの腐食による切断や、異常なテンションによる引張補強材の切断等を従来に増して確実に防止できるものとした、ゴムクローラ用芯金及びゴムクローラを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、ゴムクローラ本体に各々が並列に埋設される芯金であって、一対の翼部と、芯金長さ方向中央域にスプロケットと係合する係合部と、係合部の両脇に設けられ、翼部上面側に突出したガイド突起とを有し、該ガイド突起は、前記翼部の下表面よりさらに延長しており、隣接して配置される芯金と連結して、ゴムクローラの周方向の引張力を受け止める張力負担部が形成されている。
また、本発明の別の面によれば、本体内で隣り合った芯金の間であって、ゴムクローラ周方向箇所に固定ベルト層が、本体内で隣り合った芯金を連結する張力負担部の連結面とほぼ同一の平面上の位置であることを特徴とするものである。
また、本発明の他の面によれば、固定ベルト層をゴムクローラの全周に敷設し、引張力の一部を負担させることを特徴とするものである。
上記した本発明によれば、ゴムクローラの引張張力を、張力負担部で結合された芯金連鎖により負担しているので、ゴムクローラのスチールコード腐食による引張補強材の切断を従来よりも確実に防止することができる。
更には、翼部のゴムクローラ外周側表面よりもさらにゴムクローラ外周側へ離れた芯金厚さ方向位置(すなわち、翼部の下面側)まで、ガイド突起が延長して張力負担部が形成されるため、翼部の下側の外周側位置にスチールコードからなる固定ベルト層を設けることを可能としている。また、ゴムクローラ周方向に作用する張力に対して、張力負担部で結合された芯金連鎖により効果的に対抗させることが可能となって、異常なテンションの発生時に固定ベルト層の負担する張力を減少させることができる。
また、本発明の他の面によれば、芯金の厚さ方向の同じ位置に、芯金間を連結する張力負担部と、固定ベルト層とが存在するため、隣り合う芯金の張力負担部の係合状態を維持することができ、かつ、ゴムクローラが周方向に折れ曲がる際に、固定ベルト層と張力負担部4とが互いに干渉現象を生じることがなく、円滑に折れ曲がることができる。
また、本発明の他の面によれば、固定ベルト層を無端状にゴムクローラ全周に渡って埋設することもでき、固定ベルト層をゴムクローラ内に敷設することが容易になる。この場合、固定ベルト層と張力負担部との両方でゴムクローラに加わる張力を負担することになるが、異常テンションが発生した場合に、固定ベルト層の切断を張力負担部にて軽減されるという効果がある。
本発明に係るゴムクローラを示すもので、Aは外周面(接地面)の一部を示す図であり、Bは周方向の一部をゴムクローラ幅方向から見た図であり、Cは内周面の一部を示す図であり、DはA及びCのX−X線断面図である。 上記ゴムクローラ内に多数の芯金を列状に配置した状態をゴムクローラ内周側から見た説明図である。 上記ゴムクローラに埋設される芯金を示すもので、Aは芯金幅方向の一側から見た図であり、Bは芯金厚さ方向の一側から見た図であり、Cは芯金長さ方向の一側から見た図であり、Dは芯金幅方向の他側から見た図であり、Eは芯金厚さ方向の他側から見た図である。 上記芯金の斜視図である。 上記芯金をその長さ方向から見たもので、一部を破断して示した図である。 上記ゴムクローラにおける芯金の張力負担部と固定ベルト層との位置関や芯金同士の相対位置を示す側面視説明図である。 上記張力負担部と固定ベルト層との不良な位置関係に起因した芯金相互の作動状態を示す側面視説明図である。 上記ゴムクローラ内における2層の固定ベルト層と張力負担部との位置関係を示す側面視説明図である。 上記芯金の変形例を示す斜視図である。 芯金の他の実施例を示す図である。 芯金のさらに別の実施例を示す図である。 従来例に係るもので、Aはゴムクローラを示す一部断面斜視図、Bは無限軌道走行装置を示す側面図である。 従来例に係るもので、走行装置の駆動輪周辺を示す側面視説明図である。 従来例に係るもので、ゴムクローラが使用されているときの芯金やスチールコードの状態を示す側面視説明図である。 上記芯金の使用状況の説明図である。 さらなる他の実施例による芯金の使用状況の説明図である。 図16の芯金の平面図である。 図16の芯金の側面を示す図である。 さらに他の実施例による芯金の使用状況の説明図である。 さらに他の実施例による芯金の使用状況の説明図である。 他の構造の芯金の説明図である。 抑止ベルト層を持つゴムクローラの巾方向の断面図である。 図22のゴムクローラの周方向の側面透視図である。 抑止ベルト層を持つゴムクローラの動作説明図である。
符号の説明
1a ゴムクローラ本体
2 固定ベルト層
3 芯金
3b 係合部
3c 翼部
4 張力負担部
4a 第1張力負担部
4b 第2張力負担部
a1 表面
a2 ガイド突起延長部
a3 ガイド突起延長部
a4 第1面部
a5 第2面部
A 従動輪
L1 距離
L2 距離
M 無限軌道走行装置
A 従動輪
S 駆動輪
以下、本発明の実施の形態を図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るゴムクローラを示すもので、Aは外周面(接地面)の一部を示す図であり、Bは周方向の一部をゴムクローラ幅方向から見た図であり、Cは内周面の一部を示す図であり、DはA及びCのX−X線断面図である。
図中、1は本発明に係るゴムクローラである。ゴムクローラ1は、既述した従来のゴムクローラCと同様に、図10Bに示す無限軌道走行装置Mの従動輪Aと駆動輪Sとの間に巻き掛けられれて使用されるものであり、ゴムクローラ本体1aを構成する無端状の帯体と、該帯体内に埋設される複数の芯金3と、固定ベルト層2により構成されている。
ゴムクローラ本体1aは、天然ゴムや合成ゴム(IR、SBR、BR、NBR、CR、IIR、EPDM等)、或いは、これらをブレンドした原料ゴムに補強剤(カーボンブラック、ホワイトカーボン等)、老化防止剤、加硫促進助剤、活性剤、粘着付与剤、加硫促進剤のほか、硫黄や有機過酸化物等の架橋剤等を配合したゴム組成物(配合ゴム)、或いは、ウレタンゴム、半硬質・軟質のポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂等により形成される。図1中のP1〜12は、ゴムクローラ表面のパターンを示しており、また1bはスプロケットが勘合するために開けられた孔である。
ゴムクローラ本体1a内にはその全周に渡って固定ベルト層2が形成されている。固定ベルト層2は、隣り合う芯金3の係合状態を維持するものであり、具体的には、複数本のスチール線を撚合わせたスチールコードs1の多数を、ゴムクローラ周方向に沿って引き揃えゴムクローラ幅方向へ単層状に配列しゴムクローラ本体1a内に埋設することにより形成されている。
この固定ベルト層2は適宜に変更してもよいのであって、例えばスチールコードs1に代えて、ビニロン、ナイロン、テトロン、ケブラーなどの材料で形成することも差し支えない。この際、固定ベルト層2の形態は線状或いは布状等となすことができるのであり、線状の場合は上記スチールコードs1の場合に準じて層状に配列するのがよく、また布状の場合はバイアス状に配列することもできる。
ただし、固定ベルト層2はゴムクローラ本体1aよりも高い強度をもつものであることが前提である。
図2はゴムクローラ本体1a内に多数の芯金3を列状に配置した状態をゴムクローラ内周側から見た透視図であり、ゴムクローラ本体1aのパターンは省略されている。また図3は上記ゴムクローラに埋設される芯金を示すもので、Aは芯金幅方向の一側から見た図であり、Bは芯金厚さ方向の一側から見た図であり、Cは芯金長さ方向の一側から見た図であり、Dは芯金幅方向の他側から見た図であり、Eは芯金厚さ方向の他側から見た図である。そして図4は芯金3の斜視図である。
芯金3はゴムクローラ本体1a内であって固定ベルト層2のゴムクローラ内周側(反接地面側)となる箇所にゴムクローラ周方向の一定間隔置きに埋設される。各芯金3は、芯金長さ方向中央域に駆動輪Sと係合する係合部3bが形成され、係合部3bの芯金長さ方向各端部の外側に脱輪防止用のガイド突起3aが形成され、そのまた外側に一対の翼部3cが形成されたものとなされている。図4を参照して逆の言い方をすれば、一対の翼部3cが中央部で係合部3bにより連結され、係合部3bの両脇には翼部3cの上面側方向に突出したガイド突起3aが形成されている。
各ガイド突起3aは、芯金3がゴムクローラ本体1aに埋設された状態ではゴムクローラ1が走行装置Mから外れるのを防止するためにゴムクローラ本体1aの内周面から突出した状態となされる。各ガイド突起3aはさらに、芯金厚さ方向の全長範囲を係合部3bの芯金厚さ方向のそれよりも大きい長さに維持されつつ係合部3bより芯金幅方向張り出し側へ延長され且つ、翼部3cのゴムクローラ外周側の表面a1(翼部下面)よりもゴムクローラ外周側へ離れた芯金厚さ方向上の位置まで到達されたガイド突起延長部a2、a3を有する。芯金3は、各部分が一体的に成型されている。ここで特に、図3Cに示すように、ガイド突起3aは、翼部3cのゴムクローラ外周側の表面a1よりもゴムクローラ外周側に延長した部分を持っていることに注意されたい。この延長した部分は、文字通りガイド突起3aからゴムクローラ外周側へ延長したもので、直上のガイド突起3aの構造をそのまま芯金3の幅方向の強度に利用している。また、この延長部は、芯金3の長さ方向にみて、ガイド突起3aと重なる位置であって、翼部3cに対してゴムクローラ外周側に設けられていると言うこともできる。重なりの程度が増えれば増えるほど、芯金3の幅方向の強度に関して、ガイド突起3aの強度を利用できることになる。
さて、芯金の幅方向の一方側(図3Bにおいて、下側)に位置した一対のガイド突起延長部a2、a2の内面間の芯金長さ方向の距離L1が、芯金の幅方向の他方側(図3Bにおいて、上側)に位置した一対のガイド突起延長部a3、a3の外面間の芯金長さ方向の距離L2よりも大きくなされる。したがって、各芯金3において係合部3bを挟むように配置された一対のガイド突起3aは、図面からみて上方にて、前段の他の一対のガイド突起3aに挟まれ、かつ後段の別の一対のガイド突起3aを挟み込むかのごとく配列されることになる。
そして、ゴムクローラ周方向で隣接する2つの芯金3、3において、一方の芯金3の芯金幅方向一側の一対のガイド突起延長部a2、a2の内側空間箇所に、これと隣接した他の芯金3の芯金幅方向他側の一対のガイド突起延長部a3、a3が挿入された状態となされており、ゴムクローラ1をその幅方向から見たときに、ゴムクローラ周方向で隣接した芯金3、3のガイド突起3a、3a同士が重複した状態となる。
これにより、ゴムクローラ1の横ズレが一定程度に達したときには、この横ズレ箇所にゴムクローラ周方向で隣接した芯金3、3のガイド突起3a、3aの側面同士が衝接して、その増大が抑制されるのであり、この衝接による抑制作用の発生範囲は該横ズレの増大に伴って該横ズレ発生位置からゴムクローラ周方向の前後各側へ順次に遠ざかる向きへ他の芯金3のガイド突起3aを介して拡大化されていき、図12Bに示す転輪R1、駆動輪S又は従動輪Aに達したときに、これらの位置保持作用によって横ズレ抑制力は強大なものとなり、この後の横ズレの増大は効果的に抑制される。
また、ガイド突起3a、3aは係合部3bを挟む各側においてゴムクローラ周方向で重複した状態となるため、駆動輪S、従動輪A、下側転輪R1、上側転輪R2により安定的且つ円滑に案内されるものとなる。
芯金3には、芯金ガイド突起3aと一体に形成された張力負担部4が設けられている。 各芯金3には雌雄の関係となる2種の張力負担部4が形成されており、具体的には、雄側をなす第1張力負担部4a、4aが一対のガイド突起延長部a3、a3のゴムクローラ外周側の端部に形成されている。また雌側をなす第2張力負担部4b、4bが、一対のガイド突起延長部a2、a2の内面のゴムクローラ外周側の端部に芯金長さ方向中央へ向け張り出された状態に形成されている。第2張力負担部4b、4bは、さらに係合部3bからも張り出した状態に形成されている。これにより、張力負担部4はガイド突起3aに補強され、ゴムクローラ1に付与される張力に対する強度が従来に較べ飛躍的に向上する。芯金のゴムクローラ幅方向の変位である横ズレを隣接した芯金のガイド突起延長部同士の衝接により強力且つ安定的に阻止することができるものとなる。さらに、芯金のゴムクローラ幅方向の変位である横ズレを隣接した芯金のガイド突起延長部同士の衝接により強力且つ安定的に阻止することができるものとなる。
ゴムクローラ本体1a内に埋設されゴムクローラ周方向で隣接する前後の芯金3、3の間に位置した雌雄の関係となる2種の第1及び第2張力負担部4a、4bはゴムクローラ周方向及びゴムクローラ厚さ方向の双方に平行な面に沿って屈曲可能に係合されて芯金3、3間の引張力を負担する構造となされている。
隣接した芯金3、3間の相対する第1及び第2張力負担部4a、4bの係合のための構造は任意に形成して差し支えないものであるが、この例では、隣接する芯金3、3間の一方の第1張力負担部4aはゴムクローラ外周面側へ屈曲された鈎形状となされ、第2張力負担部4bはゴムクローラ内周側へ向け屈曲された鈎形状となされている。
図5は芯金3をその長さ方向から見たもので、一部を破断して示した図である。この図にも示すように、第1及び第2張力負担部4a、4bの何れも、翼部3cのゴムクローラ外周側の表面よりもゴムクローラ外周側へ離れた芯金厚さ方向位置に設けられており、また構造の簡易化や張力対抗能力増大化を図るため、第1及び第2張力負担部4a、4bの何れも、芯金幅方向の引張力を受け止める第1面部a4と、芯金厚さ方向の押力を受け止める第2面部a5とを形成されたものとなされている。そして図示例では、ゴムクローラ本体の変形に柔軟に対応でき且つ張力に対しては強力に対抗できるものとなすため、第1面部a4は芯金長さ方向及び芯金厚さ方向の双方に略平行となされた平面を有するものとなされ、また第2面部a5は芯金長さ方向及び芯金幅方向の双方に略平行となされた平面を有するものとなされている。
各張力負担部4は、ゴムクローラ厚さ(上下)方向視において、ゴムクローラ1内で係合部3bや固定ベルト層2と重なる位置に設けることは好ましくない。これは、ゴムクローラ1が走行装置Mに巻き掛けられたときに、張力負担部4が、係合部3bに噛み合った駆動輪Sや、固定ベルト層2と干渉して、張力負担部4、駆動輪S、固定ベルト層2の何れかが損傷するのを回避するためである。したがって、固定ベルト層2が図1Dに示すように配置されるゴムクローラ1においては、張力負担部4は、既述のようにガイド突起3aの存在箇所に設けるのが好ましい。しかし、これに限定するものではなく、固定ベルト層2の配置を変更することにより、翼部3cの芯金長さ方向の任意位置に設けてもよい。
また各芯金3の張力負担部4のゴムクローラ1の厚さ方向の位置は、固定ベルト層2のゴムクローラ厚さ方向の位置を含み且つゴムクローラ周方向とゴムクローラ幅方向の双方に平行な平面に合致されている。したがって、ゴムクローラ1の屈曲中心となる張力負担部4の係合箇所(第1面部a4及び第2面部a5の存在した箇所)の折れ曲がり中心は、固定ベルト層2を含む平面上に位置するものとなり、一方、固定ベルト層2はゴムクローラ本体1aに対し非伸縮性を有するものとして機能するため、ゴムクローラ1の幅方向線回りの曲げ変形のときの断面中立線をなすものとなり、張力負担部4の係合箇所の折れ曲がりは固定ベルト層2の伸縮変形を要することなく行われるようになる。このように、ゴムクローラはこの断面中立線の位置に合致して折れ曲がろうとするため、ゴムクローラは固定ベルト層2と張力負担部4とが互いに干渉現象を生じることなく円滑に折れ曲がることができる。
図6はゴムクローラ1における芯金3の張力負担部4と固定ベルト層2との位置関係や芯金同士の相対位置を示す側面視説明図である。ゴムクローラ周方向が直線状であるときは、図6Aに示すように、芯金3は直線状に整列し、固定ベルト層2は芯金の列と平行な直線状となる。またゴムクローラ周方向がゴムクローラ厚さ方向の任意な何れかの側へ曲げ力が作用したときは、図6Bや図6Cに示すように、張力負担部4の係合箇所を中心としてゴムクローラ厚さ方向の対応する側へ円滑に折れ曲がるのであり、したがってゴムクローラ1は駆動輪Sや従動輪Aの位置でも支障なく周回移動すると共に石などを踏んでも支障なく上方へ屈曲してそれを乗り越えることができ、張力負担部4の係合外れが発生しないものとなる。
ゴムクローラ1内における張力負担部4の位置と固定ベルト層2との位置は、ゴムクローラ周方向及びゴムクローラ幅方向の双方に沿う一つの平面に厳密に合致するように存在していることが望ましいが、本発明の効用の得られる範囲内で、固定ベルト層2は芯金張力負担部4よりも外周側又は内周側に位置させてもよいのであり、このような範囲内にある固定ベルト層2は本発明上、張力負担部4の位置を含む平面上に存在しているものとする。
図7は張力負担部4と固定ベルト層2との不良な位置関係に起因した芯金3相互の作動状態を示す側面視説明図である。図7Aに示すように、固定ベルト層2のゴムクローラ厚さ方向における位置を、過度にゴムクローラ内周側となる位置に埋設したときは、ゴムクローラ周方向前後で隣接する芯金3、3間において相対する張力負担部4、4間の間隔が、走行装置Mの駆動輪Sや従動輪A等の巻き付き部分にて広がることになって、雌雄の張力負担部4a、4bの係合状態が維持できなくなる問題が生じる。
一方、図7Bに示すように、固定ベルト層2のゴムクローラ厚さ方向における位置を、張力負担部4より過度に外周側となる位置に埋設したときは、ゴムクローラ周方向前後で隣接する芯金3、3間で相対する雌雄の張力負担部4a、4b間の間隔が、走行装置Mの駆動輪Sや従動輪等の巻き付き部分にて狭まることになって、固定ベルト層2と張力負担部4とが干渉し合うことになり、その結果、雌雄の張力負担部4a、4bが近接する側へ過度に変位されて部材衝突が生じ、ゴムクローラ幅方向線回りの曲がりが一定程度以上の曲率となるのを規制され、ゴムクローラ1が走行装置Mに巻き付かなくなる等の問題が生じる。したがって、ゴムクローラ1のサイズや使用状況等に応じて支障のないように配置する必要がある。
図8はゴムクローラ1内における2層の固定ベルト層2、2と張力負担部4との位置関係を示す側面視説明図である。
固定ベルト層2は、図1Dに示すように1層だけ設けてもよいし或いは、図8に示すように張力負担部4の近傍にこれを外周側と内周側から挟むように2層設けてもよいし、或いは更に多数の固定ベルト層2を設けてもよいのであり、この際、固定ベルト層2は張力負担部4から過度に離れないようにする。これにより、ゴムクローラ周方向の円滑な屈曲が確保される上に、芯金3をゴムクローラ1へ固定させるように作用する固定ベルト層2の機能が一層、確実なものとなる。
なお、図1中のA、B、Cには、符号P1〜P13を付して各部の対応関係を明確にしてある。
図9は芯金3の変形例を示す斜視図である。
この変形例に係る芯金3は図3及び図4に示す芯金3の各ガイド突起3a、3aの一部を切除して2つの切欠部a6、a7を形成したものとなされている。
この際、ガイド突起3a、3aの案内機能を損ねないため、一方のガイド突起3aの切欠部a6は芯金幅方向の一側に形成され、他方のガイド突起3aの切欠部a7は芯金幅方向の他側に形成されている。そして、各切欠部a6又はa7の芯金幅方向の大きさは例えば張力負担部4が係合部3bから芯金幅方向一側へ張り出した長さ程度となされ、また各切欠部a6又はa7の芯金厚さ方向の大きさは例えば芯金3の厚さ方向全長の半分より大きくなされる。切欠部a6、a7の形状や位置は適宜に変更して差し支えない。
この変形例の芯金3も図3及び図4に示すものと同様にゴムクローラ本体1aにゴムクローラ周方向の一定間隔置きに埋設される。埋設後の芯金3のガイド突起3aの配列はゴムクローラの内周面上で、特許文献2の図2中に開示されたと同様な千鳥配列になされるのであり、これによってもガイド突起3aの案内機能は何ら損なわれない。こうして変形された芯金3は材料コストの低減化されると供に軽量化されて走行性能の効率化等を図る上で有益である。
図10は、上記ゴムクローラに埋設される他の実施例による芯金3を示すもので、Aは芯金幅方向の一側から見た図であり、Bは芯金厚さ方向の一側から見た図であり、Cは芯金長さ方向の一側から見た図であり、Dは芯金幅方向の他側から見た図であり、Eは芯金厚さ方向の他側から見た図である。図3と同一の要素については、同一の引用番号を付してある。
図3の芯金3との相違点は、張力負担部4a,4bの関係が芯金の左右で異なっている点である。前述の通り、張力負担部4aはゴムクローラ外周面側へ屈曲された鈎形状となされ、第2張力負担部4bはゴムクローラ内周側へ向け屈曲された鈎形状となされているが、本実施例においては、図10Bを見た際に、図の上側の左右に張力負担部4a,4b存在し、図の下側の左右に張力負担部4b,4aが存在している。このように、本実施例においては、張力負担部4a,4bの関係が芯金3の左右で逆向きである。
図11は、他の実施例による芯金3を示すもので、図11A、C、Eは芯金厚さ方向の一側から見た図であり、図11B、D、Fは図11A、C、Eの夫々の芯金について長さ方向の一側から見た図である。
図11A〜Dに示す実施例においては、ガイド突起3aは、芯金3の中央部に設けられており、図3の実施例の芯金3と相違し、係合部3bを有していない。
本実施例を利用したゴムクローラは、スプロケット構造をもつ建設機械等の無限軌道走行装置ではなく、2つの駆動輪の間隔を開けて配列したダブルタイヤ構造を持つ多輪走行装置に適用される。このような無限軌道走行装置では、駆動輪外周とゴムクローラ本体との摩擦により、駆動力が伝達されるものであって、ダブルタイヤはガイド突起3aを挟むように配列される。
図11E、Fに示す実施例を利用したゴムクローラは、同様にダブルタイヤ構造を持つ多輪走行装置に適用され、ガイド突起3aがダブルタイヤを挟むように芯金長さ方向両端部に配置されている。つまり、今までに開示した実施例では翼部3cが芯金の両端部に存在していたが、本実施例による芯金の場合は、ガイド突起3aに挟まれた中央域に翼部3cの主要部が存在する。ダブルタイヤが載る部分は中央域であり、芯金の両端に存在する翼部3cは、本実施例においては必須ではない。固定ベルト層は、中央域の翼部3cの下側(スペース的な余裕があれば、両端の翼部3cの下側)の全面或いはガイド突起3aの近傍に設けられる。尚、本実施例におけるガイド突起延長部a2、a3は、各ガイド突起3aを芯金厚さ方向の全長範囲を中央の翼部3cの芯金厚さ方向のそれよりも大きい長さに維持しつつ翼部3cより芯金幅方向張り出し側へ延長し且つ、翼部3c下面よりもゴムクローラ外周側へ離れた芯金厚さ方向上の位置まで到達して構成されている。
上記各実施例においては、固定ベルト層2が、ゴムクローラの全周に渡って敷設されており、張力負担部が負担すべきゴムクローラの引張力を一部負担している。しかし、固定ベルト層は、少なくとも隣り合う芯金の張力負担部4a,4b間の係合状態を維持すれよく、無端状でなくても構わない。
例えば、芯金の長さ方向両端部に向かう程、芯金翼部の撓みにより固定ベルト層2は切断しにくくなっているが、仮に芯金長さ方向中央域の固定ベルト層2が破断したとしても、端部域の固定ベルト層が切断されていなければ、芯金の張力負担部4a,4bの係合を維持する機能は依然、持たれることになる。
この際、芯金の長さ方向両端部に向かう程、芯金翼部の撓みにより固定ベルト層2は切断しにくくなっており、破断しやすい中央域ではなく、芯金の長さ方向両端部にのみに固定ベルト層を埋設するようにしても良い。
一方、固定ベルト層2を、無端状にゴムクローラ内に敷設する際に、固定ベルト層2をラップ(重ね合わせ)して無端状にする場合、ゴムクローラの張力を張力負担部が担うので、従来のゴムクローラにおける引張補強層の場合よりラップ長さを短いもの、或いは、ラップ不要とすることができる。
これにより、走行装置にゴムクローラが巻き付いた際に、固定ベルト層を重ね合わせた部位の外周側と内周側の固定ベルト層の巻き付き径の差による剪断変形によって固定ベルト層外周側端部の剥離を、ラップ長さを短くできることにより防止することができる(この従来の問題点の具体的説明は、特開平09−109948号を参照)。
他の実施例として、固定ベルト層を、2分割、3分割或いは、それ以上に分割して敷設しても良い。この場合、固定ベルト層の各断点を、芯金係合部の幅方向左右で位置をずらすのが好ましい。或いは、断点を設けずに、互いに芯金の厚さ方向もしくは長さ方向に重なり合うように配置しても良い。
尚、固定ベルト層を芯金の厚さ方向に重なるように配置した場合は、固定ベルト層の位置が張力負担部の係合部の芯金の厚さ方向位置とは完全には同一とはならないが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、若干ずれは許容される。
また、固定ベルト層は芯金の左右に設けられているが、上記固定ベルト層の分割点を同一の芯金の位置に設けなくても良い。例えば、固定ベルト層を2分割、3分割する際に、ある芯金についてはその右側に分割点を設け、左側は連続とし、ある芯金からずれた位置の芯金の左側に分割点を設け、右側を連続とすることもできる。
尚、以上の説明において、張力負担部4a,4bは、第1面部a4は芯金長さ方向及び芯金厚さ方向の双方に略平行となされた平面を有するものとなされ、また第2面部a5は芯金長さ方向及び芯金幅方向の双方に略平行となされた平面を有するものとなされている。そして、張力負担部4aはゴムクローラ外周面側へ屈曲された鈎形状となされ、第2張力負担部4bはゴムクローラ内周側へ向け屈曲された鈎形状とされているものを示した。
しかしながら、ゴムクローラ本体の変形に柔軟に対応でき且つ張力に対しては強力に対抗できる形状であれば、上記の形状に限定されるものではない。
例えば、第1面部a4、第2面部a5が曲面、球面であってもよい。この場合、張力負担部4aの第1面部a4、第2面部a5が凸曲面(或いは球面)であるとすると、張力負担部4bの第1面部a4、第2面部a5が凹曲面(或いは球面)となる。または、この逆でも良い。
或いは、張力負担部4aの第2面部a5に、多角柱又は多角錘(又は円柱、半球)を設けても良く、この場合は張力負担部4bの第2面部a5には、張力負担部4aの第2面部a5の多角柱又は多角錘(又は円柱、半球)を受け入れる孔が設けられることになる。この際においては、張力負担部4aの第2面部a5に、多角柱又は多角錘により、張力に対しては強力に対抗できれば、張力負担部4a,4bの第1面部a4は省略しても良い。張力負担部4aと張力負担部4bとの係合の雌雄の関係は、上記多角柱又は多角錘(又は円柱、半球)により機能し得るからである。ただし、芯金厚さ方向の張力負担部4aと張力負担部4bとが係合する曲がり中心となる位置は、翼部3cのクローラ外周側に設けられる固定ベルト層の位置と同じ位置として、ゴムクローラは固定ベルト層2と張力負担部4とが互いに干渉現象を生じることなく円滑に折れ曲がることができるものとすることが前提である。
以上のように、固定ベルト層は、無端状でなくても構わないという点で、従来の引張補強材とは、機能が異なるものである。例えば同じスチールコードの材質を用いるものであっても、従来の引張補強材は引張りに対抗するために無端状でなくてはならないのに対し、固定ベルト層は張力負担部4a,4b間の係合状態を維持し且つこの係合状態の曲げを干渉しないようにしている。
スプロケットCへの土砂J詰まりにより芯金mがスプロケット歯底から浮き上がり異常なテンション(高負荷状態)が付与されることに対しては、先に示した第1張力負担部4a及び第2張力負担部4bにより回避できるものとなった。一方、図15に示すように、スプロケットCとゴムクローラ1aの間に土石J1が局所的に入り込み、1つの芯金をゴムクローラ外周方向に押し出す力F2が加わるとき、第1張力負担部4aと第2張力負担部4bの勘合が外れる可能性がある。
図16は、そのような場合にも対処できるように芯金が第1張力負担部4a側に突起部4cを設けたものである。この突起部4cを設けることにより、土石J1の噛み込みにより芯金が局所的にゴムクローラの外周側に押し出す力が働いたとしても、突起部4cが第2張力負担部4bに突き当たり、これを押し留める。このように、第2張力負担部4bを第1張力負担部4aと突起部4cとの間により挟み込むものとなっている。4
図17は、突起部4cを有する芯金の平面図を示している。突起部4cは、芯金の係合部3bから、第1張力負担部4aと同一方向に張り出しており、ガイド突起3aの間であって、第1張力負担部4aの内側位置P1よりもさらに内側の位置P2、P3に存在し、平面視において第1張力負担部4aと重ならない位置に設けられている。位置P1及び位置P2、P3は、芯金の長さ方向の位置である。第2張力負担部4bは、第1張力負担部4aの内側位置P1よりもガイド突起3aの内側位置P4に張り出しており、位置P4は位置P2よりさらに内側となっている。このため、2個の芯金を連結した際には、第2張力負担部4bは突起部4cと平面視で重ね合わさるものである。突起部4cを第1張力負担部4aと重ならない位置としたのは、芯金を鋳造する際に、鋳型を簡単化するためである。
また、図18に示すように、突起部4cが張り出す芯金厚さ方向の高さ位置は、第1張力負担部4a高さ位置T1とは異なる高い位置T2である。また、突起部4cの先端と、第1張力負担部4a先端の間の距離D1は、第2張力負担部4bの先端の幅D2よりも広い。このため、芯金同士を連結する際には、突起部4cの先端と第1張力負担部4aの間に、第2張力負担部4bの先端を矢印Qで示すように回転させながら嵌め込んでいく。
図19は、突起部4cの他の実施例を示す図である。突起部4dは、第1張力負担部4aの内側位置P1よりも外側位置P5まで延びており、平面視において第1張力負担部4aに対しても重なる位置に設けられている。
また、図20は突起部4cの他の実施例を示す図である。突起部4eはさらに外側の位置P6までのびており、ガイド突起3aと連結する状態となっている。この構成によれば、鋳型が複雑なものとなる一方で、突起部4eはガイド突起3aと連結しているので剛性の強化が図れるという効果がある。
図21は、突起部4fを芯金3aより突き出させ、その先端と第1張力負担部4aと間の開口の巾D3を第2張力負担部4bの巾D4よりも狭くし、第1張力負担部4aと突起部4fとにより作られる空間を、第2張力負担部4bが収まる空間としたものである。第2張力負担部4bは、芯金3aから継部4gにより、ガイド突起3aの下部を切り欠いた箇所3dより突出させている。また、平面視(図21A)においては、突起部4fと第1張力負担部4aとが、夫々の左右端位置がP7、P8となっており互いに重なり合い、一方、突起部4cの左右端位置P9、P10とも重なっている。継部4gは、図21の構成においては、第1張力負担部4aと突起部4fとにより作られる空間に、第2張力負担部4bを収める際には、巾D3の開口から突起部4fを挿入するのではなく、第1張力負担部4aと突起部4fとにより作られる空間の側面から、挿入する。継部4gは、開口の巾D3よりも小さいものであり(巾D5)、これにより、隣り合う芯金3が、ゴムクローラの曲げ方向に沿って動けるものとなっている。
図22、図23に、抑止ベルト層を持つゴムクローラの巾方向の断面図と、ゴムクローラの周方向の側面透視図を示す。このゴムクローラは、さらに、固定ベルト層2よりもゴムクローラ内周側に、抑止ベルト層5を設けたものであって、夫々ゴムクローラの巾方向の断面、及び周方向の断面を示している。このベルト層5は、同ベルト層が位置するゴムクローラの周長よりも長く、通常状態においては、芯金3の配置に沿って、芯金3の位置5aにおいては内周側に、芯金3同士の連結位置5bにおいては外周側に蛇行した状態で存在している。従って、通常状態においてはゴムクローラが緩むことを主体的に抑制しているのは、固定ベルト層2である。抑止ベルト層5は、固定ベルト層2と同様の材質のものの中から選ばれるものを使用することができ、基本的にはクローラのゴム材と比較して伸縮をしないものである。
この場合における芯金としては、突起部4c〜fを有するものを利用できるのはもちろんのこと、有さない芯金であっても利用可能である。
図24は、抑止ベルト層5を設けたゴムクローラの動作説明図である。土石J2を踏み越える際に芯金3−1と3−2の間に局所的に押しあげる力F3が与えられると、芯金3−1と3−2の間の抑止ベルト層2が緊張状となり、第1張力負担部4aと第2張力負担部4bとが離れるのを抑止する。抑止ベルト層5の緩みの量を隣同士の芯金の勘合が外れない範囲としておけば、抑止ベルト層自体のでの伸縮は無いため、芯金の勘合の外れを抑止することができる。

Claims (10)

  1. ゴムクローラ本体に各々が並列に埋設される芯金であって、一対の翼部と、該一対の翼部を連結する部位であって、スプロケットに係合すべき係合部と、係合部の両脇に設けられ、該翼部の上面側から突出したガイド突起とを有し、
    該ガイド突起は、前記翼部の下面側からさらに突出延長されており、ゴムクローラに埋設された際に隣接して配置される芯金と連結して、ゴムクローラの周方向の引張力を受け止める張力負担部が形成されていることを特徴とするゴムクローラ用芯金。
  2. ゴムクローラ本体に各々が並列に埋設される芯金であって、一対の翼部と、該一対の翼部を連結する部位であって、スプロケットに係合すべき係合部と、ゴムクローラを走行装置から外れないようにガイドするため、係合部の両脇に該翼部の上面側から突出した一対のガイド突起とを有し、
    前記一対のガイド突起は、前記翼部の下面側からさらに張り出して延長され、且つ前記翼部及び係合部の前後に張り出して延長された一対のガイド突起延長部を有し、
    前記翼部及び係合部の後側に張り出した一対のガイド突起延長部は、その内面間の距離が、前記翼部及び係合部の前側に位置した一対のガイド突起延長部の部分の外面間の距離よりも大きくなされており、
    前記後側に張り出した一対のガイド突起延長部には、さらにその内面と前記係合部との両方から張り出した張力負担部が形成され、前記前側に張り出した一対のガイド突起延長部には前記後側の張力負担部に対し雌雄の関係で係合可能な張力負担部が形成されていることを特徴とするゴムクローラ用芯金。
  3. ゴム弾性体などにより形成される無端状帯体形状のゴムクローラ本体内に、請求項2に記載されたゴムクローラ用芯金がゴムクローラ周方向の一定間隔置きに埋設されていることを特徴とするゴムクローラ。
  4. ゴム弾性体などにより形成される無端状帯体形状のゴムクローラ本体内に、請求項2に記載されたゴムクローラ用芯金がゴムクローラ周方向の一定間隔置きに埋設されており、ある芯金の一方側に形成された張力負担部と、前記ある芯金に隣り合った他の芯金の他方側に形成された張力負担部とが前記雌雄の関係で係合しており、かつ該雌雄の関係で係合している芯金厚さ方向位置であって、前記ある芯金と前記他の芯金とに跨った位置に敷設される固定ベルトを有すること特徴とするゴムクローラ。
  5. 請求項4に記載されたゴムクローラであって、固定ベルト層がゴムクローラの全周に渡って無端状に形成されていることを特徴とするゴムクローラ。
  6. ゴム弾性体などにより形成される無端状帯体形状のゴムクローラ本体内に、多数の芯金をゴムクローラ周方向の一定間隔置きに埋設し、無限軌道走行装置の従動輪と駆動輪との間に巻き掛けて装着使用されるゴムクローラにおいて、前記各芯金は、芯金長さ方向中央域に走行装置の駆動輪と係合する係合部が形成され、前記係合部を挟んで脱輪防止用のガイド突起が形成され、そしてその外側にさらに翼部が形成され且つ、翼部のゴムクローラ外周側の表面よりもゴムクローラ外周側となる芯金厚さ方向位置に芯金幅方向の引張力と芯金厚さ方向の押力とを受け止める張力負担部が形成されたものとなされており、且つ、ゴムクローラ周方向で隣接する芯金間のそれぞれにおいて相対した張力負担部同士が係合されていることを特徴とするゴムクローラ。
  7. 張力負担部と関連した位置のゴムクローラ本体内のゴムクローラ周方向に沿って固定ベルト層が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載のゴムクローラ。
  8. 張力負担部が、ガイド突起と一体成形されていることを特徴とする請求項7記載のゴムクローラ。
  9. ガイド突起に軽量化のための切欠部が形成されていることを特徴とする請求項7項に記載のゴムクローラ。
  10. 前記各芯金は、前記ある芯金の一方側に形成された張力負担部よりも芯金の厚さ方向の異なる高さ位置に、前記ある芯金に隣り合った他の芯金の他方側に形成された張力負担部が前記雌雄の関係で係合したときに、前記一方側に形成された張力負担部との間に挟みこむように、前記一方側に設けられた突起部をさらに有すること特徴とする請求項7のゴムクローラ。
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