JPH03163481A - 転写ドラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子写真方式のフルカラー複写機あるいは
印刷機等のフルカラー画像形或装置に適用される転写ド
ラムに関する。

〔従来の技術〕

例えば電子写真方式の７ルカラー複写機においては、感
光体ドラムと転写ドラムが接触して配置されている。感
光体ドラム表面には、例えばマゼンタ、シアン及びイエ
ローの各現像器により必要とするトナー像が形成され、
このトナー像は転写位置で、転写ドラムに巻き付けられ
た複写用紙に順次転写される。この転写作動を所要回数
繰り返すことにより、何層かに重ねられたトナー像が用
紙上に転写される。この用紙は、転写ドラムから分離さ
れた後、定着装置に送られてカラー画像が定着される。

このように、電子写真方式のフルカラー複写機（以下単
に複写機という）においては、一枚の用紙にトナー像を
転写するためには、転写ドラムは少なくとも３回転しな
ければならない。したがって、モノカラ一方式に較べて
、より高い複写スピードと複写効率が要求されていると
ころである。

このような要求に応ずるための工夫が、従来の複写機に
おいてもなされている。すなわち、上記転写ドラムは、
例えば、最大ＪＩＳのＡ−３縦サイズの用紙が巻き付け
られるよう、その円筒の大きさが定められている。この
ような転写ドラムにおいて、ＪＩＳのＡ−４あるいはＢ
−５サイズの用紙を横にして連続複写する場合、二枚を
一度に巻き付けて行い、複写スピードを従来の２倍にア
ップさせている。

〔発明が解決しようとする課題〕 上記転写ドラムでは、特にＢ−５サイズの用紙を横にし
て連続複写する場合、複写スピードは従来の２倍にアッ
プされるものの、転写ドラムの円周が余ってしまい、複
写する用紙と用紙との間を開ける必要が生ずる。このこ
とは、複写と複写との間に遊び時間が生ずることであり
、複写効率が低下することになる。また、Ａ−４あるい
はＢ一５サイズの用紙を縦にして連続複写する場合、当
然転写ドラムの円周が余ってしまい、複写スビードをア
ップさせることはできない。

この発明は、上記のような事実に基づいてなされたもの
で、その主たる目的は、上記問題点を解決し、長さの異
なる用紙を使用した場合においても、複写と複写との間
に遊び時間がなく、効率的でしかも高速連続複写が可能
な転写ドラムを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記主目的を達或するため、この発明によれば、感光体
ドラム表面に形戊されたトナー像が、転写位置で、巻き
付けられた用紙に転写されるよう、該感光体ドラムに接
触して配置された転写ドラムにおいて、該転写ドラムは
、原稿を巻き付ける円筒状のシート巻き体と、該原稿を
該シート巻き体に保持及び開放する装置と、該シート巻
き体の直径を該原稿の大きさに応じて調整する調整装置
と、該原稿を巻き付けた該シート巻き体を該転写位置で
回転させる駆動装置とを含み、該シート巻き体は、一枚
のシートが円筒状に重合されることにより形戊されると
ともに、その軸方向両端部には、重合した各シートを互
いに同位相で貫通する複数個の孔が全周にわたって形戊
され、該駆動装置は、該シート巻き体に形成された該孔
に係合して該シート巻き体を回転させる駆動手段を含み
、該調整装置は、該調整時に、該シート巻き体の最外周
部に位置するシートの該孔に係合してその位置を固定す
る固定手段と、該駆動手段を移動して該シート巻き体の
最内周部に位置するシートの該孔に係合させる駆動手段
移動装置とを含むこと、を特徴とする転写ドラムが得ら
れる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照しながら、この発明に従って改良
された転写ドラムを、実施例に基づいて詳細に説明する
。

第１図は、この実施例に基づく転写ドラムを概念的に示
す側面図であって、図示しない複写機本体内に、感光体
ドラム２と転写ドラムである円筒状シート巻き体４が接
触して配置されている。シート巻き体４の上流側には、
複写用用紙Ｐの置き台（テーブル）６、給紙ローラ８と
用紙分離パッド１０とを含む給紙・分離装置１２及びガ
イド板１４が配置されている。また下流側には、シート
巻き体４に巻き付けられた用紙を引き離すための移動分
離爪１６、搬送ローラ１８及び搬送ローラ１８によって
駆動される搬送ベルト２０が配置されている。搬送ベル
ト２０内には、用紙Ｐをベルト側に吸引するための吸引
装置２２が配置されている。

シート巻き体４の内部には、転写ローラ２４と駆動ロー
ラ２６とが配置され、互いに駆動ベルト２８により連結
されている。転写ローラ２４には、高電圧チャージ回路
３０が接続され、同回路の作用により感光体ドラム２上
のトナーを用紙に転写するとともに、シート巻き体４に
用紙を吸着・巻き付けることができる。

第２図において、シート巻き体４は、一枚のシ一ト３２
を円筒状に重合することにより形成され、この例では最
大外周長さがＪＩＳのＡ−３縦方向長さプラス必要余白
長さを有し、シ一ト３２が三重の部分を有するように巻
き付け形或されている。

重合された各シ一ト３２の軸方向両端部には、第３図に
示すように、互いに同位相の孔３４が長手方向に沿って
形或され、これらの孔３４は、第２図に示す重合された
シート巻き体４の状態で、全周にわたって互いに同位相
となるよう構戊されている。

転写ローラ２４は、シート巻き体４の駆動時には、ソレ
ノイド３６により感光体ドラム２側に引かれ、シート巻
き体４を感光体ドラム２に圧接するよう構威されている
。転写ローラ２４の周面には駆動手段である駆動用突起
３８が、この例では４個設けられている。駆動用突起３
８は、シート巻き体４の孔３４に係合されている。

第３図及び第４図に示すように、駆勤ローラ２６は円筒
部材よりなり、軸受４０により本体に対し回転自在に支
持され、また軸４２に対し、電磁クラッチ４４及び板ば
ね４６を介して連結されている。軸４２はモータ４８に
連結されている。電磁クラッチ４４がＯＮのとき、駆動
ローラ２６は軸４２と一体的に回転駆動され、ＯＦＦの
ときには、軸４２のみが所定角度回転される。板ばね４
６の一端は軸４２にビン５０を介して連結され、他端は
駆動用突起３８の一端にピン５２を介して連結されてい
る。駆動用突起３８は駆動ローラ２６の円筒部内面にピ
ン５４を介して支持されている。

駆勤ローラ２６の、駆動用突起３８取り付け部には孔（
スリット）５６が設けられ、駆動用突起３８は、孔５６
から半径方向外側に突出するよう構威されている。

ガイド板１４には孔５８が形成され、その外方にはシ一
ト３２の固定用突起６０が出入り可能に配置されている
。固定用突起６０は、孔５８から内方に突出して、最外
周部に位置するシ一ト３２の孔３４と係合し、その周方
向の移動を阻止できるよう構威されている。

次に、以上のように構或されたこの発明による転写ドラ
ムの実施例の作用を、第１図ないし第４図に基づいて説
明する。

第１図において、複写を行う場合には、図示しない複写
機のスイッチをＯＮとすると、公知の手段により感光体
ドラム２の表面には、マゼンタ、シアン及びイエローの
各現像器により必要とするトナー像が順次形成される。

一方、用紙Ｐがテーブル６から給紙・分離装置１２によ
り一枚ビックアップされ、シート巻き体４とガイド板１
４との間に送られる。高電圧チャージ回路３０の作用で
用紙Ｐはシート巻き体４の外周面に密着・保持され、そ
れとともに回転される。転写ローラ２４の転写位置で、
高電圧チャージ回路３０の作用により、用紙Ｐには感光
体ドラム２の表面に形成されたトナー像が転写される。

この転写作動が所要回数（回転数）行われることにより
、何層かに重ねられたトナー像が用紙Ｐ上に転写される
。

転写が終了すると、高電圧チャージ回路３０がＯＦＦと
なり、用紙Ｐの、シート巻き体４の外周面への保持が解
除される。次いで移動分離爪１６がシート巻き体４の外
周面に接近した位置に移動し、用紙Ｐの先端部を引き離
す。引き離された用紙Ｐは、搬送ベルト２０により図示
しない定着装置に搬送される。以上がフルカラー複写機
における用紙一枚の複写サイクルである。

転写ローラ２４は、ソレノイド３６によりシート巻き体
４の外周面を、感光体ドラム２の表面に押しつけている
。駆動用突起３８は駆動ローラ２６から最大外方位置に
突出し、シ一ト３２の孔３４と係合している。モータ４
８の回転は、軸４２、電磁クラッチ４４を介して駆動ロ
ーラ２６及びその駆動用突起３８に伝達され、孔３４を
介してシート巻き体４が回転駆動される。駆動ローラ２
６の回転は駆動ベルト２８を介して転写ローラ２４へ伝
達される。

シート巻き体４の外周面の長さを調整する場合、例えば
Ｂ−５横の長さに縮小する場合には、電磁クラッチ４４
をＯＦＦとし、Ｉｉｌｌ４２だけを、第４図の角θだけ
反時計方向に回転させる。駆動用突起３８は、板ばね４
６を介してピン５４回りに回転し、図の２点鎖線の位置
に移動される。駆動用突起３８の先端部は、最内周部に
位置するシ一ト３２の孔３４と係合させられる。一方固
定用突起６０が移動させられ、ガイド板１４の孔３８か
ら突出して、最外周部に位置するシ一ト３２の孔３４と
係合させられる。

転写ローラ２４がシート巻き体４の内周面から離される
。電磁クラッチ４４をＯＮとし、モータ４８を所定の回
転数だけ回転させる（第２図の例では反時計方向）。シ
一ト３２の最外周部は固定され、最内周部のみが周方向
に移動される。この作動により、シート巻き体４はその
外周の長さがＢ−５横プラス必要余白の長さに調整され
る。Ｂ一５横を再びＡ−３縦の長さに調整する場合には
、縮小に準じた逆方向の作動を行えばよい。

〔発明の効果〕

以上、一実施例に基づいて説明したこの発明によれば、
転写ドラムの円周を、原稿の長さと実質的に同一に調整
できるので、長さの異なる用紙を使用した場合において
も、複写と複写との間に遊び時間がなくなり、効率的で
しかも高速連続複写が可能なフルカラー画像生戊装置の
転写ドラムを得ることができる。

以上、この発明を、実施例に基づいて詳細に説明したが
、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、こ
の発明の範囲内において、さまざまな変形あるいは條正
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に従って構戒された転写ドラムの一
実施例を概念的に示す側面図。 第２図は、第１図の一部をより具体的に示す斜視図。 第３図は、第１１！Ｉ及び第２図に含まれる構戊要素の
一部を概念的に示す斜視図。 第４図は、第３図の駆動ローラ部分の断面図。 ４・・・・・円筒状シート巻き体 ２４・・・・・転写ローラ ２６・・・・・駆動ローラ ３２・・・・・シート ３４・・・・・孔 ３８・・・・・駆動用突起 ４２・・・・・軸 ４４・・・・・電磁クラッチ ４６・・・・・板ばね ４８・・・・・モータ ６０・・・・・固定用突起

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、感光体ドラム表面に形成されたトナー像が、転写位
   置で、巻き付けられた用紙に転写されるよう、該感光体
   ドラムに接触して配置された転写ドラムにおいて、該転
   写ドラムは、原稿を巻き付ける円筒状のシート巻き体と
   、該原稿を該シート巻き体に保持及び開放する装置と、
   該シート巻き体の直径を該原稿の大きさに応じて調整す
   る調整装置と、該原稿を巻き付けた該シート巻き体を該
   転写位置で回転させる駆動装置とを含み、該シート巻き
   体は、一枚のシートが円筒状に重合されることにより形
   成されるとともに、その軸方向両端部には、重合した各
   シートを互いに同位相で貫通する複数個の孔が全周にわ
   たって形成され、該駆動装置は、該シート巻き体に形成
   された該孔に係合して該シート巻き体を回転させる駆動
   手段を含み、該調整装置は、該調整時に、該シート巻き
   体の最外周部に位置するシートの該孔に係合してその位
   置を固定する固定手段と、該駆動手段を移動して該シー
   ト巻き体の最内周部に位置するシートの該孔に係合させ
   る駆動手段移動装置とを含むことを特徴とする転写ドラ
   ム。