JP3114377B2 - 画像形成装置における無端ベルト搬送装置 - Google Patents

画像形成装置における無端ベルト搬送装置

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JP3114377B2
JP3114377B2 JP04208818A JP20881892A JP3114377B2 JP 3114377 B2 JP3114377 B2 JP 3114377B2 JP 04208818 A JP04208818 A JP 04208818A JP 20881892 A JP20881892 A JP 20881892A JP 3114377 B2 JP3114377 B2 JP 3114377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やプリ
ンター等の画像形成装置に用いられ、転写材を搬送する
無端状の搬送ベルトを備えた無端ベルト搬送装置に関
し、特にこの搬送ベルトの蛇行を抑制するためのエッジ
ガイドを備えている画像形成装置における無端ベルト搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置においては、感光体ドラム上に形成された
トナー像を転写紙等の転写材に転写するにあたり、用紙
トレイ等の転写材収容手段から供給された転写材を、無
端状の搬送ベルトにより担持しかつ感光体ドラムの転写
位置に搬送するようになっている。そして、感光体ドラ
ムから転写材へトナー転写が行われた後、転写材上に転
写されたトナー像の定着を行うために、転写材は搬送ベ
ルトにより更に定着装置の方へ搬送される。
【0003】ところで、このような無端ベルト搬送装置
においては、搬送ベルトは回転したとき左右のどちらか
に寄ってしまう、すなわち蛇行してしまうことが多いた
め、一般には搬送ベルトを張架するローラの両端にエッ
ジガイドを固設し、このエッジガイドを搬送ベルトの側
端縁に突き当てて搬送ベルトをガイドすることにより、
搬送ベルトの左右方向の寄りを防止するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエッジガイドでは搬送ベルトの側端縁がうねってい
ると、搬送ベルトはうねった状態でエッジガイドに当る
ようになるが、その場合エッジガイドは搬送ベルトをう
ねった状態でガイドしてしまう。このため、感光体ドラ
ム上の例えば直線の現像画像が、搬送ベルトのうねって
いる場所の上に乗っている転写紙に転写されたとき、搬
送ベルトの側端縁のうねった形状に沿った曲線状に転写
されて、転写不良を起こしてしまう。
【0005】そこで、このような転写不良を防止するた
めに、コンプライアントエッジガイド装置と称されるエ
ッジガイドが考えられている(特願平2ー279449
号)。図8に示すように、このコンプライアントエッジ
ガイド装置は、エッジガイド27を支持部材28の軸部
28aに軸方向に移動可能に支持するとともに、ばね2
9により所定の力で搬送ベルト7の側端縁7aを押すよ
うにしている。そして、このコンプライアントエッジガ
イド装置においては、搬送ベルト7の寄りの力とばね2
9の押圧力とが釣り合ったところで、エッジガイド27
が搬送ベルト7をガイドするようになっている。なお、
支持部材28は、従動ローラ10の回転軸10aを軸受
により回転可能に支持している。
【0006】このコンプライアントエッジガイドによれ
ば、搬送ベルト7がうねっている場合に、コンプライア
ントエッジガイドがそのうねりに合わせて軸方向に移動
するので、搬送ベルト側は動かない。これにより、感光
体ドラム上の例えば直線が、うねっている搬送ベルト7
上の転写紙には直線状態で転写されるようになる。
【0007】ところで、このコンプライアントエッジガ
イド装置においては、エッジガイド27を搬送ベルト7
に突き当てるばね29の押圧力が次のように設定されて
いる。すなわち、搬送ベルト7は作動状態ではベルト張
力が付与されてピンと張った比較的強度が大きい状態と
なっていて、ばね29によるエッジガイド27の押圧力
は、このベルト張力が付与された状態の搬送ベルト7の
寄りによる力と釣り合うように設定されている。
【0008】そして、ベルト張力が付与された搬送ベル
ト7は、強度が比較的大きいため、ばね29の押圧力が
付与されても座屈することはない。これに対して、搬送
ベルト7にベルト張力が付与されないときには、搬送ベ
ルト7がやわらかく強度が比較的小さいため、ばね29
の押圧力が付与されると、図9に示すように搬送ベルト
7の側端縁7aが座屈αを起こしてしまう。このため、
搬送ベルト7の耐久性が損なわれ、ベルトの寿命が短い
という問題がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ベルト張力解除時のコン
プライアントエッジガイドによってベルト端部が座屈す
るのを防止することにより、搬送ベルトの耐久性を向上
して、ベルトの寿命を延長することのできる画像形成装
置における無端ベルト搬送装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】前述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、転写材を一方向に
搬送する無端状の搬送ベルトが張架される複数のローラ
の少なくとも一つのローラに、前記搬送ベルトの側端縁
をガイドするエッジガイドを、前記搬送ベルトの側端縁
に対して離接可能に設けている。そして、ばねの所定の
力により、このエッジガイドは前記搬送ベルトの側端縁
に当接するようにしている。更に、エッジガイド保持部
材により、前記エッジガイドを前記搬送ベルトの側端縁
から離隔した状態に保持できるようにしている。
【0011】したがって、ベルト張力解除装置により搬
送ベルトからベルト張力を解除したとき、このエッジガ
イド保持部材により、前記エッジガイドを前記搬送ベル
トの側端縁から離隔した状態に保持することにより、搬
送ベルトにはエッジガイドを押圧するばねのばね力が加
えられなくなる。これにより、搬送ベルトは座屈を起こ
すことはなく、耐久性が向上する。
【0012】また請求項2の発明は、転写材を一方向に
搬送する無端状の搬送ベルトが張架される複数のローラ
の少なくとも一つのローラに、前記搬送ベルトの側端縁
をガイドするエッジガイドを、前記搬送ベルトの側端縁
に対して離接可能に設けている。そして、ばねの所定の
力により、このエッジガイドは前記搬送ベルトの側端縁
に当接するようにしている。更に、エッジガイド保持部
材により、前記エッジガイドを前記搬送ベルトの側端縁
から離隔した状態に保持できるようにしている。
【0013】そして、ベルト張力解除装置により搬送ベ
ルトからベルト張力を解除したとき、ベルト張力解除動
作連動手段によりこのベルト張力解除動作に連動してエ
ッジガイド保持部材が作動してエッジガイドを搬送ベル
トの側端縁から離隔した状態に保持する。
【0014】したがって、搬送ベルトからベルト張力を
解除したとき、エッジガイドを搬送ベルトの側端縁から
離隔した状態に自動的に保持され、搬送ベルトにはエッ
ジガイドを押圧するばねのばね力が加えられなくなる。
これにより、搬送ベルトは座屈を起こすことはなく、耐
久性が向上する。その上、搬送ベルトからベルト張力を
解除したときは、エッジガイドが搬送ベルトの側端縁か
ら自動的に離隔するので、搬送ベルトに加えられるエッ
ジガイドのばね力の解除忘れが防止され、一つの簡単操
作で、搬送ベルトを確実に保護することができるように
なる。
【0015】更に請求項3の発明は、前記ベルト張力解
除動作連動手段がエッジガイド押圧力解除カムを備えて
おり、このエッジガイド押圧力解除カムは前記エッジガ
イド保持部材を兼ねている。したがって、エッジガイド
押圧力解除カムは、ベルト張力解除動作に連動してエッ
ジガイドを搬送ベルトの側端縁から離隔させると共に、
その離隔した状態に保持するようになる。
【0016】更に請求項4の発明は、エッジガイド及び
エッジガイド保持部材をローラの左右端にそれぞれ設
け、かつ左右エッジガイド保持部材連動手段により、そ
れらの左右のエッジガイド保持部材を連動するようにし
ている。これにより、一操作で左右のエッジガイド保持
部材を作動させて、左右のエッジガイドを同時に搬送ベ
ルトの側端縁から離隔させ、かつその離隔した状態に保
持するようになる。
【0017】更に請求項5の発明は、転写材を搬送する
無端状の搬送ベルトが感光体ベルトであるとし、また請
求項6の発明は、無端状の搬送ベルトが中間体ベルトで
あるとし、更に請求項7の発明は無端状の搬送ベルトが
転写ベルトであるとしている。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明に係わる無端ベルト搬送装置の
一実施例が適用されるタンデム型のデジタルカラー複写
機における、現像装置、転写装置、定着装置及び用紙の
供給、搬送、排出の各装置を概略的に示す図である。な
お、本発明は、このようなタンデム型のデジタルカラー
複写機に限定されるものではなく、他のタイプの複写機
等を始め、他の画像形成装置にも適用できることは言う
までもない。
【0019】図1に示すように、このデジタルカラー複
写機1においては、イエローY、マゼンタM、シアン
C、黒Kの各色に対応して4個の感光体ドラム2Y,2M,2
C,2Kが、それぞれこれらの順に図において右側から、す
なわち用紙供給側から所定の間隔を置いて配設されてい
る。これらの感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの外周近傍に、
それぞれ一次帯電器3Y,3M,3C,3Kが配設されている。こ
れらの一次帯電器3Y,3M,3C,3Kは、それぞれ対応する感
光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの表面を、例えば−500〜8
00Vに均一に帯電するようになっている。
【0020】また、各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの外周
近傍の一次帯電器3Y,3M,3C,3Kより回転方向下流側に
は、それぞれレーザービーム露光装置等の露光装置4Y,4
M,4C,4Kが配設され、更に各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの
外周近傍の露光装置4Y,4M,4C,4Kより回転方向下流側に
は、それぞれ現像装置5Y,5M,5C,5Kが配設されている。
露光装置4Y,4M,4C,4Kは、色分解された光像又はこれに
相当する光像を照射し、感光体ドラム2Y,2M,2C,2K上に
静電潜像を形成し、現像装置5Y,5M,5C,5Kは、このよう
に形成された感光体ドラム2Y,2M,2C,2K上の静電潜像
を、トナーにより現像して可視像化する。
【0021】各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの下には転写
装置6が配設されている。この転写装置6は、各感光体
ドラム2Y,2M,2C,2Kに接して配設された所定長さの無端
状の搬送ベルト7と、各感光体ドラム2Y,2M,2C,2Kの最
下部の各転写ポイントに、それぞれ対向して配設された
転写用帯電器8Y,8M,8C,8Kとからなる。
【0022】搬送ベルト7は、誘電体からなる転写材担
持シートと絶縁体もしくは高抵抗体からなる搬送用シー
トとが一体に形成されたものや、例えばポリエチレンテ
レフタレート(PET)やポリフツ化ビニリデン樹脂フイ
ルムを使用した誘電体からなる搬送用シートから構成さ
れている。また搬送ベルト7は、図示しない定速性に優
れた専用のモーターに連結されている駆動ローラ9と対
向側に配設されている従動ローラである従動ローラ10
との間に一定のテンションが付与されて張架され、かつ
駆動ローラ9により矢印A方向、すなわち反時計方向に
回動される。更にこの搬送ベルト7は、転写材の剥離位
置に設けられた転写材剥離手段11の剥離ローラ12及
びアイドラローラ13にも架け渡されている。
【0023】また、転写用帯電器8Y,8M,8C,8Kはコロナ
帯電器とされ、例えば+4.2KV〜+12.0KVの範
囲でそれぞれ異なる電圧が印加されると共に、転写電流
は+50μA〜+2000μAとされる。この転写電流
により、感光体ドラム2Y,2M,2C,K上のトナーを転写紙1
7に静電的に吸着させる。
【0024】搬送ベルト7の駆動ローラ9の近傍には、
転写材を搬送ベルト7に吸着するために転写材吸着電流
を発生する吸着用帯電器14と、搬送ベルト7を挟んで
この吸着用帯電器14に対向して配置され、転写紙17
を搬送ベルト7へガイドするガイド部材である吸着ロー
ラ15とがそれぞれ設けられている。そして、用紙供給
トレイ16に収容された用紙等の転写紙17が、送りロ
ーラ18により、所定のタイミングで搬送ベルト7上に
送り込まれ、吸着用帯電器14及び吸着ローラ15によ
り搬送ベルト7に吸着される。
【0025】一方、転写材剥離手段11は、搬送ベルト
7の静電的な吸着力を弱める除電部材20と、転写紙1
7を搬送ベルト7から剥離するための剥離爪26を備え
ている。更に、転写材剥離手段11の下流側には定着装
置21が設けられており、この定着装置21により転写
紙17上に転写されたトナー像が定着される。定着が完
了した転写紙17は用紙排出トレイ22に収容される。
【0026】また、搬送ベルト7の内、外側には、この
搬送ベルト7を除電する除電手段を構成する内側除電用
帯電器23及び外側除電用帯電器24が互いに対向して
設けられている。更に、駆動ローラ9の下流側には、搬
送ベルト7を清掃する搬送ベルト清掃手段25が配設さ
れている。
【0027】以下、このように構成された本実施例のデ
ジタルカラー複写機によるフルカラー画像の形成工程に
おいて、各現像装置5Y,5M,5C,5Kの現像による可視像の
形成工程及び搬送ベルト7への転写紙17の吸着及び転
写工程を説明する。
【0028】吸着用帯電器14及び吸着ローラ15によ
り搬送ベルト7に吸着された転写紙17が搬送ベルト7
により搬送されて、イエローYの感光体ドラム2Yの転
写ポイントに到達すると、まずYのトナー像が感光体ド
ラム2Yから転写紙17に転写される。次に、転写紙1
7は搬送ベルト7によって搬送され、マゼンタMのトナ
ー像が感光体ドラム2Mから転写紙17のYのトナー像
に重ねて転写される。以下、シアンCのトナー像及び黒
Kのトナー像が順次転写紙17の転写トナー像の上に重
ねて転写される。こうして、4色のフルカラーの多重転
写が行われる。
【0029】4色のフルカラーの多重転写が終了する
と、転写紙17が転写材剥離手段11の除電部材20に
よって除電されると共に、転写紙17の剛性を利用して
剥離ローラ12によって転写紙17が強制的に剥離され
ると共に、剥離爪26によって転写紙17が搬送ベルト
7から分離される。
【0030】ところで、このようなデジタルカラー複写
機における搬送ベルト7は、通常の作動時には転写紙1
7を確実に搬送すると共に転写紙17に感光体ドラムの
画像を確実に転写するために、ベルト張力が付与されて
ピンと張った状態にされる。そのため、通常カラー複写
機には搬送ベルトにベルト張力を付与するためのベルト
張力付与装置が設けられている。また、搬送ベルト7
は、非作動時にはベルト張力が解除されて撓んだ状態に
することも可能である。
【0031】図2は、このようなベルト張力付与装置及
びベルト張力解除装置を示す斜視図である。なお、図2
の説明に用いられている「左右」の用語は、転写紙の搬
送方向に関して左右を表している。
【0032】図2に示すように、従動ローラ10の左右
両端には、前述の図8に示すと同様のコンプライアント
エッジガイド装置のエッジガイド27,27が、それぞ
れ軸方向に移動可能に設けられている。これらのエッジ
ガイド27,27は、図2には図示しないが図8に示す
と同様にばねにより所定の力で搬送ベルト7の側端縁を
押すようにされている。
【0033】従動ローラ10の左右端および左右のエッ
ジガイド27,27をそれぞれ支持する左右の支持部材
28,28は、それぞれスライドハウジング30,30に
連結され、これらのスライドハウジング30,30は、
左右のフレーム31,31に固定されたスライドレール
32,32に案内されてベルト張力付与方向に摺動可能
となっている。
【0034】また、左右のフレーム31,31には、そ
れぞればね支持部材33,33が固設されており、これ
らのばね支持部材33,33の一端の折曲部33a,33
aには、搬送ベルト7に張力を付与するスプリング34
の一端が連結されている。このスプリング34の他端
は、スライドハウジング30,30の折曲部30a,30
aに連結されている。その場合、スプリング34,34
は両折曲部30a,30a;33a,33a間に所定量引
っ張られた状態で設けられている。したがって、これら
のスプリング34,34のばね力により、スライドハウ
ジング30,30及び支持部材28,28を介して、従動
ローラ10はベルト張力付与方向に常時付勢されてい
る。
【0035】更に、左右のフレーム31,31には、張
力解除カム35,35が回動可能に設けられている。こ
れらの張力解除カム35,35は、一つの回転軸35a
により一体的に連結されており、したがって左右の張力
解除カム35,35は同期回転するようになっている。
そして、左側の張力解除カム35には、張力解除ハンド
ル36が連結されており、この張力解除ハンドル36に
より、左右の張力解除カム35,35を回転できるよう
になっている。
【0036】更に左右のフレーム31,31には、張力
解除カム35の解除力をスライドハウジング30,30
に伝達する解除力伝達部材37,37が、転写紙搬送方
向に摺動可能に設けられている。これらの解除力伝達部
材37,37には、それぞれ第1折曲部37a及び第2
折曲部37bが設けられており、第1折曲部37a,3
7aには張力解除カム35,35のカム面が当接してい
る。また、第2折曲部37b,37bは、スライドハウ
ジング30,30の折曲部30a,30aに係合可能とな
っている。
【0037】このように構成されたベルト張力付与装置
及びベルト張力解除装置においては、図2に示す状態で
は第2折曲部37b,37bが折曲部30a,30aから
若干離間しており、したがってスプリング34のばね力
により、従動ローラ10はベルト張力付与位置に設定さ
れている。このベルト張力付与状態から張力を解除する
ために、張力解除ハンドル36を操作して張力解除カム
35,35を回転すると、張力解除カム35,35のカム
面は第1折曲部37a,37aをベルト張力付与方向と
逆方向に押圧される。これにより、解除力伝達部材3
7,37が同逆方向に移動し、折曲部37b,37bが折
曲部30a,30aに当接する。
【0038】更に、張力解除カム35,35を回転する
と、解除力伝達部材37,37が更に同逆方向に移動
し、これに連動してスライドハウジング30,30、支
持部材28,28及び従動ローラ10がともにスプリン
グ34,34のばね力に抗して同逆方向に移動する。こ
れにより、搬送ベルト7に付与されているベルト張力が
解除され、搬送ベルト7はピンと張った状態から撓んだ
状態になる。
【0039】図3は、本発明に係わる無端ベルト搬送装
置の一実施例を示す、図8と同様の部分拡大断面図であ
る。なお、前述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を
付すことにより、その詳細な説明は省略する(以下、後
述する他の実施例においても同様である)。
【0040】図3(a)に示すようにこの実施例におい
ては、エッジガイド27を搬送ベルト7から離間した状
態に保持するエッジガイド保持部材38が設けられてい
る。このエッジガイド保持部材38は、支持部材28に
係合する第1係合部38aとエッジガイド27に係合す
る第2係合部38bとを有している。なお、同図(b)
に示すように38cは従動ローラ10の回転軸10aと
の干渉を防止するための開口である。
【0041】このように構成された本実施例のエッジガ
イド保持部材38においては、搬送ベルト7に対するベ
ルト張力を解除したとき、エッジガイド27を搬送ベル
ト7から離れる方向にばね29のばね力に抗して移動し
て搬送ベルト7から離間した状態にする。そして、エッ
ジガイド保持部材38の第1係合部38aを支持部材2
8に係合すると共に第2係合部38bをエッジガイド2
7に係合することにより、エッジガイド27が搬送ベル
ト7から離間した状態に保持されるようになる。
【0042】このようにエッジガイド27が搬送ベルト
7から離間した状態に保持されると、搬送ベルト7の側
端縁7aにはエッジガイド27を介してばね29のばね
力が加えられなくなるので、搬送ベルト7のベルト張力
解除状態であっても、搬送ベルト7の側端縁7aが座屈
を起こすようなことはなくなる。
【0043】図4は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。前述の実施例に対して、本実施例では、図4(a)
に示すように支持部材28に第1スプロケット39を回
転可能に設けると共に、この第1スプロケット39と同
軸にかつ同期回転するように、エッジガイド押圧力解除
カム40を設けている。このエッジガイド押圧力解除カ
ム40は、その回転軸方向の肉厚が周方向に変化するこ
とにより形成されるカム面40aを有している。
【0044】更に、張力解除カム35の回転軸35aに
第2スプロケット41が固設されている。そして、第1
及び第2スプロケット39,41の間に、ビーズチェー
ン42が架設されている。したがって、張力解除ハンド
ル36により張力解除カム35を回転させるとき、第1
スプロケット39も回転し、この第1スプロケット39
の回転はビーズチェーン42を介して第2スプロケット
41に伝えられ、第2スプロケット41が回転する。更
に、第2スプロケット41の回転により、張力解除カム
35が同期回転するようになる。
【0045】更に、エッジガイド27には連結部27a
が設けられており、この連結部27aの先端は折曲され
て係合部27bが形成されている。図示のように、この
係合部27bはエッジガイド押圧力解除カム40のカム
面40aに常時係合している。本実施例の他の構成要素
は前述の構成要素と同じである。
【0046】このように構成された本実施例において
は、図4(a)に示す状態が従動ローラ10によってベ
ルト張力が搬送ベルト7に付与された状態となってい
る。このベルト張力付与状態から、ベルト張力を解除す
るために、張力解除ハンドル36を操作して張力解除カ
ム35を回転する。これにより、前述の実施例と同様に
張力解除カム35は、解除力伝達部材37,37を転写
紙搬送方向と逆方向に移動させるとともに、スライドハ
ウジング30、支持部材28及び従動ローラ10をとも
にスプリング34のばね力に抗して同逆方向に移動させ
る。これにより、搬送ベルト7に付与されているベルト
張力が解除され、搬送ベルト7はピンと張った状態から
撓んだ状態になる。
【0047】このベルト張力解除操作時に、張力解除カ
ム35が回転するとき、回転軸35aを介して第2スプ
ロケット41も同方向に回転する。この第2スプロケッ
ト41の回転はビーズチェーン42を介して第1スプロ
ケット39に伝達され、第1スプロケット39が回転す
る。この第1スプロケット39の回転により、エッジガ
イド押圧力解除カム40が同期回転し、そのカム面40
aにより連結部27aの係合部27bを下方へ押圧す
る。このため、係合部27bが下動するので、エッジガ
イド27も下動する。そして、同図(b)に示すように
搬送ベルト7からベルト張力を完全に解除した状態で
は、エッジガイド27は搬送ベルト10から完全に離隔
した状態となるとともに、張力解除ハンドル36をその
位置にロックすることにより、この離隔状態を保持され
る。
【0048】したがって、第1及び第2スプロケット3
9,41、ビーズチェーン42及びエッジガイド押圧力
解除カム40は、本発明のベルト張力解除動作連動手段
を構成している。しかも、エッジガイド押圧力解除カム
40は、エッジガイド27を搬送ベルト7から離隔した
状態に保持するエッジガイド保持部材を兼ねている。
【0049】このように本実施例では、搬送ベルト10
のベルト張力解除動作に連動して、エッジガイド押圧力
が自動的に解除されるようになる。
【0050】なお、図4は左側のみを示しているが、本
実施例は右側においても同様のエッジガイド押圧力解除
カム40、第1及び第2スプロケット40,41、及び
ビーズチェーン42が設けられており、張力解除カム3
5のベルト張力解除方向への回転時にエッジガイド押圧
力解除カム40が回転して、右側のエッジガイド27が
搬送ベルト10から完全に離隔した状態に保持されるよ
うになっている。
【0051】図5は、本発明の更に他の実施例を示す図
である。前述の図4に示す実施例に対して、本実施例で
は、図5(a)に示すように張力解除カム35の回転軸
35aに、エッジガイド押圧力解除カム40を固設して
いる。したがって、前述の図4に示す実施例における、
第1及び第2スプロケット40,41、及びビーズチェ
ーン42は省略され、全体として簡潔な構成となってい
る。
【0052】このように構成された本実施例において
は、図5(a)に示す搬送ベルト7のベルト張力付与状
態でかつエッジガイド27が搬送ベルト7の側端縁7a
を押圧している状態から、搬送ベルト7のベルト張力を
解除するために、張力解除ハンドル36を操作して張力
解除カム35を回転させると、同様にして同図(b)に
示すように従動ローラ10が転写紙搬送方向と逆方向に
移動して搬送ベルト7のベルト張力が解除される。同時
に、エッジガイド押圧力解除カム40が回転し、そのカ
ム面40aがエッジガイド27を下動させるので、エッ
ジガイド押圧力解除カム40は搬送ベルト7の側端縁7
aから離隔する。したがって本実施例も、前述の図4に
示す実施例と同様に搬送ベルト10のベルト張力解除動
作に連動して、エッジガイド押圧力が自動的に解除され
るようになる。
【0053】図6は、本発明の更に他の実施例を示す図
である。前述の図4及び図5に示す各実施例では、エッ
ジガイド27の押圧力を解除するためにエッジガイド押
圧力解除カム40が用いられているが、本実施例では、
このエッジガイド押圧力解除カム40の代わりに、図6
(a)に示すようにエッジガイド押圧力解除ガイド43
が設けられている。このエッジガイド押圧力解除ガイド
43は、傾斜ガイド部43aとこれに連続して形成され
ている保持部43bとを有し、機械のフレームに固設さ
れている。
【0054】なお、図6には、図2、図4及び図5に示
すベルト張力付与装置及びベルト張力解除装置が示され
ていないが、これらのベルト張力付与装置及びベルト張
力解除装置は同様に設けられる。
【0055】搬送ベルト7の張力を解除するために、同
様に張力解除ハンドルを操作して張力解除カムを回動し
て、従動ローラ10をベルト張力付与方向と逆方向に移
動させることにより、搬送ベルト7の張力が解除され
る。同時に従動ローラ10が逆方向に移動した際、エッ
ジガイド27のガイド当接部27cがエッジガイド押圧
力解除ガイド43の傾斜ガイド部43aに当接する。
【0056】この状態で、従動ローラ10が更に逆方向
に移動すると、その逆方向移動と共にガイド当接部27
cが傾斜ガイド部43aに案内されて下方へ移動する。
これにより、エッジガイド27は下動して搬送ベルト7
の側端縁7aから離隔する。そして、従動ローラ10の
ベルト張力解除最終位置では、同図(b)に示すように
ガイド当接部27cが保持部43bに保持される。これ
により、エッジガイド27は搬送ベルト7の側端縁7a
から完全に離隔した状態に保持されるようになる。した
がって、エッジガイド押圧力解除ガイド43は、本発明
のベルト張力解除動作連動手段を構成していると共にエ
ッジガイド保持部材を兼ねている。
【0057】このように、本実施例においても、前述の
図4及び図5に示す各実施例と同様に搬送ベルト10の
ベルト張力解除動作に連動して、エッジガイド押圧力が
自動的に解除されるようになる。
【0058】図7は、本発明の更に他の実施例を示す図
である。前述の図4、図5及び図6に示す各実施例で
は、搬送ベルト7のベルト張力解除動作に連動して、エ
ッジガイド押圧力を自動的に解除するようにしている
が、本実施例では、図3に示す実施例と同様に、搬送ベ
ルト7のベルト張力解除動作に独立して、手動でエッジ
ガイド押圧力を解除するようにしている。
【0059】すなわち、具体的にはエッジガイド押圧力
を解除するためのエッジガイド押圧力解除部材44が設
けられている。このエッジガイド押圧力解除部材44
は、その軸部44aが左右のフレーム31,31に、軸
方向移動可能にかつ回動可能に架設されており、この軸
部44aには、左側のフレーム31より外側にレバー4
5が設けられている。このレバー45の一端45aは左
側のエッジガイド27の係合部27dに、軸方向で左側
のエッジガイド27が搬送ベルト7から離隔する方向に
係合可能となっている。またレバー45の他端45b
は、図示状態では左側のフレーム31に突設されたスト
ッパ46に回転方向で当接しない位置になるように設け
られている。更に、軸部44aの左端には操作ハンドル
44bが設けられている。
【0060】一方、右側のフレーム31の外側面には、
てこ型の力伝達用の回転レバー47が設けられている。
この回転レバー47の一端47aは右側のエッジガイド
27の係合部27dに、軸方向で右側のエッジガイド2
7が搬送ベルト7から離隔する方向に係合可能となって
いる。回転レバー47の他端47b側は、縮設ばね48
のばね力が加えられるようになっており、これにより回
転レバー47は反時計方向にすなわち回転レバー47の
一端47aが右側のエッジガイド27の係合部27dか
ら離れる方向に、常時付勢されている。
【0061】更に、この回転レバー47の他端47b側
には、軸部44aの他端側が貫通しており、その他端に
は回転レバー47を時計方向に回動させるための回転レ
バー作動部44cが設けられている。
【0062】このように構成された本実施例において
は、搬送ベルト7からベルト張力を解除した後、操作ハ
ンドル44bを操作して、エッジガイド押圧力解除部材
44を図7において二点鎖線で示す位置まで左方へ軸方
向に移動させる。これにより、レバー45が係合部27
dを介して左側のエッジガイド27を二点鎖線で示す位
置まで左方へ移動させる。また同時にエッジガイド押圧
力解除部材44の回転レバー作動部44cが回転レバー
47を時計方向に回転させ、回転レバー47は係合部2
7dを介して右側のエッジガイド27を右方へ移動させ
る。こうして、左右のエッジガイド27は搬送ベルトの
左右の側端縁から離隔するようになる。
【0063】そして、エッジガイド押圧力解除部材44
を二点鎖線で示す位置まで軸方向に移動した後、操作ハ
ンドル44bを回動させてレバー45の他端45bをス
トッパ46の先端に当接させる。この状態では、ばね4
8のばね力によりエッジガイド押圧力解除部材44が右
方へ移動しようとするが、レバー45の他端45bがス
トッパ46の先端に当接しているので、エッジガイド押
圧力解除部材44の右方への移動が阻止される。これに
より、エッジガイド押圧力解除部材44は二点鎖線点で
示す位置に保持され、したがって左右のエッジガイド2
7は、それぞれ搬送ベルト7の左右の側端縁から完全に
離隔した状態に保持されるようになる。そして、レバー
45、回転レバー47及びエッジガイド押圧力解除部材
44は本発明の左右エッジガイド保持部材連動手段を構
成している。
【0064】以上のように前述の各実施例においては、
搬送ベルト7からベルト張力を解除したとき、エッジガ
イド27を搬送ベルト7の側端縁7aから離隔するよう
にしているので、ばね29のばね力がエッジガイド27
を介して搬送ベルト7に加えられることはない。したが
って、搬送ベルト7の側端縁7aが座屈を起こすことが
防止され、搬送ベルト7の耐久性が向上する。
【0065】なお、前述の実施例ではいずれもタンデム
型カラー複写機の用紙搬送ベルトに本発明を適用した場
合について説明しているが、本発明は、これに限定され
ることはなく、例えばベルト感光体、中間転写体等の他
の搬送ベルトにも適用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置における無端ベルト搬送装置によれば、
ベルト張力解除装置により搬送ベルトからベルト張力を
解除したとき、このエッジガイド保持部材により、エッ
ジガイドを搬送ベルトの側端縁から離隔した状態に保持
しているので、ベルト張力解除時に、搬送ベルトにエッ
ジガイドを押圧するばねのばね力が加えられるのを阻止
できるようになる。これにより、搬送ベルトの座屈を確
実に防止することができるので、搬送ベルトの耐久性が
向上し、搬送ベルトの寿命を延長させることができる。
【0067】特に請求項2の発明によれば、これらの効
果に加えて、搬送ベルトからベルト張力を解除したとき
は、エッジガイドが搬送ベルトの側端縁から自動的に離
隔するので、搬送ベルトに加えられるエッジガイドのば
ね力の解除忘れを防止でき、一つの簡単操作で搬送ベル
トを確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置における無端ベルト搬
送装置の一実施例が適用されるタンデム型のデジタルカ
ラー複写機における、現像装置、転写装置、定着装置及
び用紙の供給、搬送、排出の各装置を概略的に示す図で
ある。
【図2】 図1に示す実施例のベルト張力付与装置及び
ベルト張力解除装置の部分拡大斜視図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す部分拡大断面図であ
る。
【図4】 本発明の他の実施例を示し、(a)はエッジ
ガイドが搬送ベルトの側端縁に当接した状態を示す図、
(b)はエッジガイドが搬送ベルトの側端縁から離隔し
た状態を示す図である。
【図5】 本発明の更に他の実施例を示し、(a)はエ
ッジガイドが搬送ベルトの側端縁に当接した状態を示す
図、(b)はエッジガイドが搬送ベルトの側端縁から離
隔した状態を示す図である。
【図6】 本発明の更に他の実施例を示し、(a)はエ
ッジガイドが搬送ベルトの側端縁に当接した状態を示す
図、(b)はエッジガイドが搬送ベルトの側端縁から離
隔した状態を示す図である。
【図7】 本発明の更に他の実施例を図である。
【図8】 先願にかかるコンプライアントエッジガイド
を示す図である。
【図9】 このコンプライアントエッジガイドにより、
搬送ベルトが座屈を起こすと考えられることを説明する
図である。
【符号の説明】
1…デジタルカラー複写機、2Y,2M,2C,2K…感光体ドラ
ム、3Y,3M,3C,3K…一次帯電器、4Y,4M,4C,4K…露光装
置、5Y,5M,5C,5K…現像装置、6…転写装置、7…搬送
ベルト、8Y,8M,8C,8K…転写用帯電器、9…駆動ロー
ラ、10…従動ローラ、27…エッジガイド、29…エ
ッジガイドを付勢するばね、31,32…フレーム、3
4…ベルト張力を付与するスプリング、35…ベルト張
力解除カム、36…張力解除ハンドル、38…エッジガ
イド保持部材、39…第1スプロケット、40…エッジ
ガイド押圧力解除カム、40a…カム面、41…第2ス
プロケット、42…ビーズチェーン、43…エッジガイ
ド押圧力解除ガイド、44…エッジガイド押圧力解除部
材、45…レバー、46…ストッパ、47…回転レバ
ー、48…ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木林 進 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社 海老名事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラに張架され、転写材を一方
    向に搬送する無端状の搬送ベルトと、前記複数のローラ
    のうち少なくとも1つのローラから構成され、前記搬送
    ベルトにベルト張力を付与するベルト張力付与ローラ
    と、このベルト張力付与ローラにベルト張力を付与する
    張力付与装置と、前記搬送ベルトから前記ベルト張力を
    解除するベルト張力解除装置とを少なくとも備えている
    画像形成装置における無端ベルト搬送装置において、 前記複数のローラの少なくとも一つのローラに、前記搬
    送ベルトの側端縁に対して離接可能に設けられた、前記
    搬送ベルトの側端縁をガイドするエッジガイドと、この
    エッジガイドを所定の力で前記搬送ベルトの側端縁に当
    接させるばねとからなるエッジガイド装置が設けられて
    いると共に、前記エッジガイドを前記搬送ベルトの側端
    縁から離隔した状態に保持するエッジガイド保持部材が
    設けられていることを特徴とする画像形成装置における
    無端ベルト搬送装置。
  2. 【請求項2】 複数のローラに張架され、転写材を一方
    向に搬送する無端状の搬送ベルトと、前記複数のローラ
    のうち少なくとも1つのローラから構成され、前記搬送
    ベルトにベルト張力を付与するベルト張力付与ローラ
    と、このベルト張力付与ローラにベルト張力を付与する
    ベルト張力付与装置と、前記搬送ベルトから前記ベルト
    張力を解除するベルト張力解除装置とを少なくとも備え
    ている画像形成装置における無端ベルト搬送装置におい
    て、 前記ベルト張力付与ローラに、前記搬送ベルトの側端縁
    に対して離接可能に設けられた、前記搬送ベルトの側端
    縁をガイドするエッジガイドと、このエッジガイドを所
    定の力で前記搬送ベルトの側端縁に当接させるばねとか
    らなるエッジガイド装置が設けられていると共に、前記
    エッジガイドを前記搬送ベルトの側端縁から離隔した状
    態に保持するエッジガイド保持部材が設けられ、更に前
    記ベルト張力解除装置のベルト張力解除動作に連動し
    て、前記エッジガイドを前記搬送ベルトの側端縁から離
    隔した状態に保持するように前記エッジガイド保持部材
    を作動させるベルト張力解除動作連動手段が設けられて
    いることを特徴とする画像形成装置における無端ベルト
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト張力解除動作連動手段はエッ
    ジガイド押圧力解除カムを備えており、このエッジガイ
    ド押圧力解除カムは前記エッジガイド保持部材を兼ねて
    いることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置にお
    ける無端ベルト搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記エッジガイド保持部材は前記ローラ
    の左右端にそれぞれ設けられていると共に、これらの左
    右のエッジガイド保持部材を連動する左右エッジガイド
    保持部材連動手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置におけ
    る無端ベルト搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記無端状の搬送ベルトが感光体ベルト
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    記載の画像形成装置における無端ベルト搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記無端状の搬送ベルトが中間体ベルト
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    記載の画像形成装置における無端ベルト搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記無端状の搬送ベルトが転写ベルトで
    あることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記
    載の画像形成装置における無端ベルト搬送装置。
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