JP5588283B2 - 弾性クローラ - Google Patents

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本発明は、弾性クローラに関する。
路面の保護、騒音の抑制、更には環境保護などの観点から、近年、農業用機械をはじめ、建設機械や土木作業用機械などの車両の走行部に弾性クローラが広く用いられるようになっている。この種の弾性クローラとしては、例えば、特許文献1のゴムクローラが知られている。
特許文献1のゴムクローラには、クローラ周方向に一定のピッチで芯金が埋設され、内周面の芯金間にスプロケットの歯部と係合する凹部が形成されている。また、内周面には、芯金に形成された一対の突起をそれぞれゴム被覆した一対のゴム突起部が形成されている。このゴムクローラは、回転するスプロケットの歯部が凹部の壁面とゴム突起部の根元部に当接することで駆動力が伝達される。
特開2009−78796号公報
ところで、ゴムクローラの、スプロケットの歯部と係合する部分には、走行時に該歯部から駆動力が繰り返し入力されることから不具合(例えば、破損や損傷など)が生じやすい。このことから、ゴムクローラの内周部全体を、ラグなどが形成される外周部よりも硬質なゴムで形成することが多い。特許文献1においても同様に、スプロケットの歯部と係合する凹部などが形成されるゴムクローラの内周部全体を、外周部よりも硬質なゴムで形成していると考えられる。
しかしながら、ゴムクローラの内周部全体を硬質なゴムで形成すると、ゴムクローラの曲げ剛性が高くなり、ゴムクローラが曲がりにくくなる。ゴムクローラが曲がりにくくなると、走行時におけるパワーロス(駆動力の損失)が増大し、車両の燃費に悪影響を与えてしまう。
本発明は、走行時に駆動力が入力される部分に不具合が生じるのを抑制しつつ、柔軟性を向上させた弾性クローラの提供を目的とする。
請求項1の弾性クローラは、弾性体により無端帯状に形成された弾性クローラ本体と、前記弾性クローラ本体内にクローラ周方向に間隔をあけて埋設された芯金と、前記弾性クローラ本体の内周面の隣接する芯金間に形成され、スプロケットが係合する係合凹部と、前記係合凹部を含む前記弾性クローラ本体の内周部の一部を構成し、前記内周部の他の部分を形成する弾性体及び前記弾性クローラ本体の外周部を形成する弾性体よりも硬度の高い弾性体によって形成された高硬度部と、を有している。
請求項1の弾性クローラでは、走行時に、回転するスプロケットが係合凹部と係合することで、係合凹部に駆動力が入力される。入力された駆動力は、係合凹部の壁部を形成する弾性体を介して弾性クローラ本体(弾性クローラ)へ伝達される。
ここで、係合凹部を含む弾性クローラ本体の内周部の一部を、弾性クローラ本体の内周部の他の部分を形成する弾性体及び弾性クローラ本体の外周部を形成する弾性体よりも硬度の高い弾性体によって形成された高硬度部としていることから、弾性クローラ本体の内周部の他の部分及び弾性クローラ本体の外周部と比べて、係合凹部及びその周辺の硬度が高くなる。これにより、走行時にスプロケットから駆動力が繰り返し入力される係合凹部に不具合が生じるのが抑制される。
一方、弾性クローラ本体の内周部の他の部分及び弾性クローラ本体の外周部が、高硬度部を形成する弾性体よりも硬度の低い弾性体で形成されることから、例えば、弾性クローラ本体すべてが高硬度部を形成する弾性体と同じ硬度の弾性体で形成されたものと比べて、弾性クローラ本体の曲げ剛性が低下する。これにより、弾性クローラ本体(弾性クローラ)の柔軟性が向上する。
請求項2の弾性クローラは、請求項1の弾性クローラにおいて、前記芯金には、前記スプロケットの通過スペースを隔てて前記高硬度部からクローラ内周側に突出する一対の突起が形成され、前記突起は、前記高硬度部を形成する弾性体により被覆されている。
請求項2の弾性クローラでは、突起を弾性体で被覆していることから、該弾性体によりスプロケットと突起の衝突又は摩擦によって生じる騒音(例えば、金属音など)が抑制される。
特に、突起を、高硬度部を形成する弾性体で被覆していることから、例えば、突起を弾性クローラ本体の他の部分を形成する弾性体で被覆したものと比べて、スプロケットと突起の衝突又は摩擦により、突起を被覆する弾性体に不具合(破損、損傷、摩耗など)が生じるのが抑制される。
請求項3の弾性クローラは、請求項2の弾性クローラにおいて、前記弾性クローラ本体の内周部には、前記突起のクローラ幅方向外側に転輪が通過する転輪通過面が形成され、前記高硬度部のクローラ幅方向外側の端部は、前記転輪通過面に対応した領域内に配置される。
走行時に弾性クローラ本体に作用する負荷は、突起間、転輪通過面に対応した領域、転輪通過面よりもクローラ幅方向外側の順で小さくなる。このため、請求項3の弾性クローラでは、高硬度部のクローラ幅方向外側の端部を、転輪通過面に対応した領域内に配置している。
これにより、走行時に作用する負荷が大きい弾性クローラ本体内周部の突起間及びその周辺が高硬度部とされ、係合凹部及びその周辺に不具合が生じるのが抑制される。そして、走行時に作用する負荷が突起間よりも小さい弾性クローラ本体の転輪通過面の一部及び該転輪通過面よりもクローラ幅方向外側が軟らかくなる、すなわち、弾性クローラ本体がクローラ幅方向に広い範囲で軟らかくなることから、弾性クローラ本体の柔軟性が向上する。
請求項4の弾性クローラは、請求項3の弾性クローラにおいて、前記高硬度部のクローラ幅方向外側の端部は、前記転輪通過面のクローラ幅方向内側の内端からクローラ幅方向外側へ該転輪通過面の幅の50%の範囲内に配置される。
請求項4の弾性クローラでは、高硬度部のクローラ幅方向外側の端部を、転輪通過面の内端からクローラ幅方向外側へ該転輪通過面の幅の50%の範囲内に配置していることから、弾性クローラ本体内周部の突起間及びその周辺に不具合が生じるのが抑制され、弾性クローラ本体がクローラ幅方向にさらに広い範囲で軟らかくなり弾性クローラ本体の柔軟性がさらに向上する。
なお、高硬度部のクローラ幅方向外側の端部が転輪通過面の内端からクローラ幅方向外側へ該転輪通過面の幅の50%を超えた場合には、弾性クローラ本体が軟らかくなる範囲が十分でなく、弾性クローラ本体の柔軟性が十分に向上しない。一方、高硬度部のクローラ幅方向外側の端部が転輪通過面の内端よりもクローラ幅方向内側に位置する場合には、転輪との衝突又は摩擦によって突起を被覆する弾性体に不具合(破損、損傷、摩耗など)が生じるのを抑制する効果が少なくなる。
このため、高硬度部のクローラ幅方向外側の端部は、転輪通過面の内端からクローラ幅方向外側へ該転輪通過面の幅の50%の範囲内に配置することが好ましい。
請求項5の弾性クローラは、請求項1〜4のいずれか1項の弾性クローラにおいて、前記高硬度部を形成する弾性体の硬度は、前記内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度の110〜132%である。
請求項5の弾性クローラでは、高硬度部を形成する弾性体の硬度を、内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度の110〜132%の範囲内としていることから、走行時にスプロケットからの入力によって係合凹部に不具合が生じるのを抑制しつつ、弾性クローラ本体の曲げ剛性を低下させて弾性クローラ本体(弾性クローラ)の柔軟性を向上させることができる。
なお、高硬度部を形成する弾性体の硬度が内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度の110%未満の場合には、高硬度部を形成する弾性体の硬度が低くなり過ぎてスプロケットからの入力によって係合凹部に不具合が生じるのを抑制する効果が低下する、又は、内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度が高くなり過ぎて弾性クローラ本体の柔軟性を向上させる効果が低下する。
一方、高硬度部を形成する弾性体の硬度が内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度の132%を超えた場合には、高硬度部を形成する弾性体と内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度差が大きくなり過ぎて、走行時の歪などにより、高硬度部と内周部の他の部分との境界に亀裂などが生じる虞がある。
従って、高硬度部を形成する弾性体の硬度は、内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度の110〜132%の範囲内とすることが好ましい。
請求項6の弾性クローラは、請求項1〜5のいずれか1項の弾性クローラにおいて、前記外周部を形成する弾性体の硬度は、前記内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度よりも低い。
一般的に、弾性クローラが車両のスプロケットなどに巻き掛けられている部分(以下「巻き掛け部分」と記載)では、弾性クローラ本体が駆動輪の外周に沿って湾曲させられる。このため、請求項6の弾性クローラでは、弾性クローラ本体の外周部を形成する弾性体の硬度を、内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度よりも低くしている。
これにより、弾性クローラ本体の曲げ剛性がより低下して、弾性クローラ本体(弾性クローラ)の柔軟性がさらに向上する。
以上説明したように、本発明の弾性クローラは、走行時に駆動力が入力される部分に不具合が生じるのを抑制しつつ、柔軟性を向上させることができる。
第1実施形態のゴムクローラの一部断面を含む斜視図である。 第1実施形態のゴムクローラの内周面を示す平面図である。 第1実施形態のゴムクローラの外周面を示す平面図である。 図2の4A−4A線断面図である。 図2の5A−5A線断面図である。 図2の6A−6A線断面図である。 その他の実施形態のゴムクローラのクローラ幅方向断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の弾性クローラの第1実施形態について図1〜6を用いて説明する。
図1に示すように、第1実施形態のゴムクローラ10(弾性クローラの一例)は、クローラ車(例えば、ブルドーザなど)の駆動輪の一例であるスプロケット100、及び遊動輪の一例であるアイドラー(図示省略)に巻き掛けられて用いられるものである。
なお、本実施形態では、ゴムクローラ10の周方向(図中矢印S)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図中矢印W)を「クローラ幅方向」と記載する。また、ゴムクローラ10の巻き掛け状態でのゴムクローラ10の内周側(図中矢印IN)を「クローラ内周側」と記載し、ゴムクローラ10の外周側(図中矢印OUT)を「クローラ外周側」と記載する。なお、クローラ幅方向は、クローラ周方向と直交している。
図1に示すように、ゴムクローラ10は、弾性体の一例であるゴム材により無端帯状に形成されたゴムクローラ本体11(弾性クローラ本体の一例)を有している。このゴムクローラ本体11は、クローラ外周側を構成するクローラ本体外周部12と、クローラ内周側を構成するクローラ本体内周部13とで構成されている(図4参照)。
図4に示すように、クローラ本体内周部13は、クローラ幅方向中間部分(内周部の一部の一例)を構成する高硬度部30と、該高硬度部30のクローラ幅方向両外側部分(クローラ本体内周部13の両端部側)を構成する低硬度部32(内周部の他の部分の一例)とで構成されている。
高硬度部30は、弾性体の一例としての高硬度ゴム30Gにより形成されている。
低硬度部32は、高硬度ゴム30Gよりも硬度の低い弾性体の一例としての低硬度ゴム32Gにより形成されている。
この高硬度ゴム30Gの硬度は、低硬度ゴム32Gの硬度の110〜132%の範囲内に設定されている。特に、高硬度ゴム30Gの硬度は78〜90、低硬度ゴム32Gの硬度は68〜78の範囲内に設定されることが好ましい。
なお、本明細書中に記載されている「硬度」は、JIS K6253(タイプAデュロメーター)で規定される硬度である。
一方、クローラ本体外周部12は、弾性体の一例としての低硬度ゴム12Gにより構成されている。この低硬度ゴム12Gの硬度は、低硬度ゴム32Gと同じ、又は低硬度ゴム32Gよりも低く、低硬度ゴム32Gの硬度の74〜100%の範囲内に設定されている。特に低硬度ゴム32Gの硬度は、58〜68の範囲内に設定されることが好ましい。
図2及び図4に示すように、ゴムクローラ本体11内(本実施形態ではクローラ本体内周部13内)には、クローラ周方向に間隔をあけて複数の芯金14が埋設されている。この芯金14は、高硬度部30に埋設される中央部16と、この中央部16のクローラ幅方向両端部からクローラ幅方向外側へ延びて先端側が低硬度部32に埋設される一対の翼部18と、を備えている。この芯金14は、図2に示すようにクローラ内周側から見て、クローラ幅方向に延びて高硬度部30を横断している。
なお、本実施形態では、図2及び図4に示すように、芯金14のクローラ幅方向の中心とゴムクローラ本体11のクローラ幅方向の中心が一致している。なお、図中の符号CLは、ゴムクローラ10の中心線(ゴムクローラ本体11の中心を通る直線)を示している。
図1及び図4に示すように、芯金14は、スプロケット100やアイドラー(図示省略)の通過スペースを隔てて高硬度部30からクローラ内周側へ突出する一対の突起20を備えている。この突起20は、図4に示すように、中央部16と翼部18の境界部分に形成され、高硬度部30から突き出た部分が高硬度ゴム30Gにより被覆されている。以下では、突起20が高硬度部30から突き出て高硬度ゴム30Gによって被覆された部分をゴム突起部34として記載する。なお、高硬度部30とゴム突起部34は一体形成されている。
本実施形態では、図1に示すように、スプロケット100及びアイドラー(図示省略)は、ゴム突起部34によってガイドされながら一対のゴム突起部34間を通過し、図4に示すように、転輪(図示省略)はゴム突起部34によってガイドされながら後述する転輪通過面27上を通るようになっている。
図2に示すように、クローラ本体内周部13の高硬度部30には、クローラ周方向に隣接する芯金14間にスプロケット100の歯部100Aが係合(嵌合)する係合凹部24が形成されている。この係合凹部24は、クローラ外周側に窪み、底部24Aが高硬度ゴム30Gにより閉鎖されている(図4及び図5参照)。つまり、係合凹部24及びその周辺は、高硬度ゴム30Gによって形成されている。この係合凹部24にスプロケット100の歯部100Aが係合することで、スプロケット100からの駆動力がゴムクローラ本体11(ゴムクローラ10)へ伝達されるようになっている。具体的には、係合凹部24の壁面にスプロケット100の歯部100Aが当接し、該壁面が歯部100Aにより押圧されてゴムクローラ本体11に駆動力が伝達される。
図4及び図5に示すように、高硬度部30は、一対のゴム突起部34間がクローラ内周側に盛り上がって隆起部40を構成している。この隆起部40によりスプロケット100の歯部100Aとの接触面積が増加して、係合凹部24の壁面に対する歯部100Aからの入力が分散される。また、隆起部40は、芯金14の中央部16のクローラ内周側に形成されることから、該中央部16とアイドラー(図示省略)などとの接触が防止され、騒音(例えば、金属音など)の発生を抑制することができる。
また、図2及び図5に示すように、隆起部40のクローラ内周側の面には、クローラ幅方向に延びる溝部42が形成されている。この溝部42により、ゴムクローラ10の巻き掛け部において、クローラ本体内周部13の隆起部40が受ける圧縮力による歪が緩和されて隆起部40に不具合(例えば、亀裂など)が生じるのが抑制される。
図2及び図4に示すように、クローラ本体内周部13には、一対のゴム突起部34のクローラ幅方向外側にクローラ内周側に盛り上がった転輪通過部26がそれぞれ形成されている。この転輪通過部26は、クローラ周方向に連続して形成され、クローラ内周側の面が平坦状とされている。このクローラ内周側の面は、スプロケット100とアイドラー(図示省略)との間に設けられた1又は複数の転輪(図示省略)が通過する転輪通過面27とされている。なお、本実施形態では、転輪通過面27を平坦状としているが、本発明はこの構成に限定されない。
図4に示すように、高硬度部30のクローラ幅方向外側の端部30Eは、転輪通過面27に対応した領域内に配置されている。特に、端部30Eは、転輪通過面27のクローラ幅方向内側の内端27Eからクローラ幅方向外側へ該転輪通過面27の幅CWの50%の範囲内に配置されることが好ましい。
また、図4に示すように、高硬度部30の端部30Eは段差形状とされ、端部30Eの段差に低硬度部32の段差が重なっている。このように、高硬度部30の端部30Eの段差に低硬度部32の段差を重ねることで、ゴムクローラ本体11のクローラ幅方向の硬度差を小さくすることができる。これにより、高硬度部30と低硬度部32との境界に亀裂や剥離などが生じるのを抑制することができる。なお、本実施形態では、高硬度部30の端部30Eを段差形状としているが、本発明はこの構成に限定されず、高硬度部30と低硬度部32の境界がクローラ内外方向に対して傾斜する構成としてもよく、この構成とした場合には上記と同様の作用効果を奏することができる。
図1及び図3に示すように、クローラ本体外周部12の外周面には、クローラ外周側に凸となるブロック状の長ラグ22Aが中心線CLを挟んでクローラ幅方向に一対形成されている(図4及び図6参照)。また、クローラ本体外周部12の外周面には、クローラ外周側に凸となるブロック状の短ラグ22Bが中心線CLを挟んでクローラ幅方向に一対形成されている。これら一対の長ラグ22A及び一対の短ラグ22Bは、クローラ周方向に間隔をあけて交互に形成されている。
一対の長ラグ22Aは、クローラ幅方向に沿って延び、クローラ幅方向外側の端部がゴムクローラ本体11のクローラ幅方向の端部11E(以下、単に「幅端11E」と記載)へそれぞれ到達している。また、長ラグ22Aの根元部は、クローラ幅方向内側から外側へ向けて先細る形状とされている。
一方、短ラグ22Bは、クローラ幅方向に沿って延び、長ラグ22Aよりもクローラ幅方向の長さが短く、クローラ幅方向外側の端部がゴムクローラ本体11の幅端11Eよりもクローラ幅方向内側に位置している(つまり、クローラ幅方向外側の端部が幅端11Eに到達していない)。また、短ラグ22Bの根元部は、クローラ幅方向内側から外側へ向けて先細る形状とされている。
一対の長ラグ22Aと一対の短ラグ22Bは、図3に示すようにクローラ外周側から見て、隣接する芯金14間に配置されている。これらの長ラグ22Aと短ラグ22Bにより、クローラ車の重量が支えられ、ゴムクローラ10の牽引力が発揮される。
なお、本実施形態では、長ラグ22A及び短ラグ22Bが低硬度ゴム12Gにより形成され、長ラグ22A、短ラグ22B、及びクローラ本体外周部12が一体形成されている。しかし、本発明はこの構成に限定されず、長ラグ22A及び短ラグ22Bを形成するゴム材を低硬度ゴム12Gと異なる種類のゴム材としてもよい。
図4に示すように、ゴムクローラ本体11内には、芯金14のクローラ外周側にクローラ周方向に沿って延びる無端帯状の補強コード層28が埋設されている。具体的には、補強コード層28は、クローラ本体外周部12のクローラ内周側に一対埋設されている。この補強コード層28は、ゴムクローラ10の張力を保持するためのものであり、クローラ周方向に沿って延びる1本又は複数本の補強コード28Aをゴム被覆して形成されている。なお、本実施形態においては、補強コード層28の張力保持のために引っ張り強度に優れるスチールコードを補強コード28Aとして用いているが、本発明はこの構成に限定されず、補強コード層28の張力を保持できるだけの引っ張り強度を有していれば、例えば、有機繊維などで構成したコードを補強コード28Aとして用いてもよい。
また、図4に示すように、ゴムクローラ本体11内には、芯金14と補強コード層28との間に接着性に優れる中間ゴム層36が配設されている。この中間ゴム層36により芯金14と補強コード層28とが強固に接着されている。
なお、本実施形態では、図6に示すように、補強コード層28に沿って中間ゴム層36を配設する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、芯金14の底面(クローラ外周面)と補強コード層28との間にのみ中間ゴム層36を配設する構成としてもよい。
次に、ゴムクローラ10の製造方法の一例について説明する。なお、ゴムクローラ10の製造方法は、以下に説明する製造法に限定されるものではない。また、以下の製造方法の順序については、適宜変更しても構わない。
まず、押出機(図示省略)を用いて未加硫の高硬度ゴム30Gで形成された帯状体、未加硫の低硬度ゴム32Gで形成された帯状体、及び、未加硫の低硬度ゴム12Gで形成された帯状体をそれぞれ成形する。
次に、未加硫の高硬度ゴム30Gで形成された帯状体の両端側に未加硫の低硬度ゴム32Gで形成された帯状体をそれぞれ重ね、重ね部分をローラなどで平らに均し、加硫後にクローラ本体内周部13となる未加硫の帯状体を成形する。
次に、未加硫の帯状体をクローラ用下金型(図示省略)に装填し、その上から芯金14を一対の突起20の先端をクローラ用下金型に向けて装填し、未加硫の帯状体に埋設する。この芯金14は、未加硫の帯状体に長手方向に間隔を開けて複数配置される。
次に、未加硫の帯状体から露出した芯金14の底面に未加硫で帯状の中間ゴム層36を配設し、その中間ゴム層36の上に未加硫で帯状の補強コード層28(補強コード28Aを被覆するゴムが未加硫状態)を配設し、未加硫の低硬度ゴム12Gで形成された帯状体を配設して、クローラ用上金型(図示省略)を閉じて加硫する。これにより、帯状のゴムクローラ本体11が形成される。次に、帯状のゴムクローラ本体11の半加硫又は未加硫状態として残した長手方向の両端部同士を重ね合わせて加硫する。これにより、無端帯状のゴムクローラ本体11が形成される。ここで、帯状のゴムクローラ本体11のクローラ本体内周部13が高硬度部30(高硬度ゴム30G)と低硬度部32(低硬度ゴム32G)とで構成されることから、例えば、クローラ本体内周部13全体が高硬度部30(高硬度ゴム30G)で構成されるものと比べて、帯状のゴムクローラ本体11の曲げ剛性が低下し、曲がりやすくなる。これにより、製造時に、帯状のゴムクローラ本体11の長手方向の両端部同士を重ね合わせやすくなり、製造の煩雑さが改善され、生産性が向上する。
次に、第1実施形態のゴムクローラ10の作用効果について説明する。
ゴムクローラ10では、走行時に、回転するスプロケット100の歯部100Aが係合凹部24と係合することで、係合凹部24に駆動力が入力される。入力された駆動力は、係合凹部24の壁部を形成する高硬度ゴム30Gを介してゴムクローラ本体11(ゴムクローラ10)へ伝達される。
ここで、図4に示すように、クローラ本体内周部13の係合凹部24及びその周辺を高硬度ゴム30Gで形成していることから、係合凹部24及びその周辺の硬度が高くなる。これにより、走行時にスプロケット100の歯部100Aから駆動力が繰り返し入力される係合凹部24に不具合(例えば、破損や損傷など)が生じるのが抑制される。
一方、クローラ本体内周部13の両端部側が低硬度ゴム32Gで形成されていることから、例えば、クローラ本体内周部13全体を高硬度ゴム30Gで構成したものと比べて、ゴムクローラ本体11の曲げ剛性が低下する。これにより、ゴムクローラ本体11(ゴムクローラ10)の柔軟性が向上する。
これにより、走行時におけるパワーロスが低減されて、車両の燃費が低減される。
また、ゴムクローラ10の柔軟性が向上することにより、新品時のゴムクローラ10を車両のスプロケット100及びアイドラー(図示省略)に巻き掛けやすくなり、さらに、ゴムクローラ10にテンションを掛けやすくなる。
図4に示すように、一対の突起20を高硬度ゴム30Gで被覆してクローラ本体内周部13にゴム突起部34を形成していることから、高硬度ゴム30Gによりスプロケット100又は歯部100Aと突起20の衝突又は摩擦によって生じる騒音(例えば、金属音など)が抑制される。
特に、突起20を高硬度ゴム30Gで被覆していることから、例えば、突起20を高硬度ゴム30Gよりも硬度の低いゴム材(例えば、低硬度ゴム32Gなど)で被覆したものと比べて、スプロケット100及び歯部100Aと突起20の衝突又は摩擦により、突起20を被覆するゴム材に不具合(破損、損傷、摩耗など)が生じるのが抑制される。
また、走行時にゴムクローラ本体11に作用する負荷は、突起20間、転輪通過面27に対応した領域、転輪通過面27よりもクローラ幅方向外側の順で小さくなる。このため、ゴムクローラ10では、高硬度部30の端部30Eを、転輪通過面27に対応した領域内に配置している。
これにより、走行時に作用する負荷が大きいクローラ本体内周部13の一対の突起20間及びその周辺が高硬度部30とされ、係合凹部24及びその周辺に不具合が生じるのが抑制される。そして、走行時に作用する負荷が一対の突起20間よりも小さいゴムクローラ本体11の転輪通過面27の一部及び該転輪通過面27よりもクローラ幅方向外側が、軟らかくなる、すなわち、ゴムクローラ本体11がクローラ幅方向に広い範囲で軟らかくなることから、ゴムクローラ本体11の柔軟性が向上する。
また、ゴムクローラ10では、高硬度部30の端部30Eを、転輪通過面27の内端27Eからクローラ幅方向外側へ該転輪通過面27の幅CWの50%の範囲内に配置していることから、クローラ本体内周部13の一対の突起20間に不具合が生じるのを抑制しつつ、ゴムクローラ本体11がクローラ幅方向により広い範囲で軟らかくなってゴムクローラ本体11の柔軟性がさらに向上する。
なお、高硬度部30の端部30Eが転輪通過面27の内端27Eからクローラ幅方向外側へ幅CWの50%を超えた場合には、ゴムクローラ本体11が軟らかくなる範囲が十分でなく、ゴムクローラ本体11の柔軟性が十分に向上しない。一方、高硬度部30の端部30Eが転輪通過面27の内端27Eよりもクローラ幅方向内側に位置する場合には、転輪(図示省略)との衝突又は摩擦によって突起20を被覆する高硬度ゴム30Gに不具合(破損、損傷、摩耗など)が生じるのを抑制する効果が少なくなる。
このため、高硬度部30の端部30Eは、転輪通過面27の内端27Eからクローラ幅方向外側へ幅CWの50%の範囲内に配置することが好ましい。
また、ゴムクローラ10では、高硬度ゴム30Gの硬度を低硬度ゴム32Gの硬度の110〜132%の範囲内としていることから、走行時にスプロケット100の歯部100Aからの入力によって係合凹部24に不具合が生じるのを抑制しつつ、ゴムクローラ本体11の曲げ剛性を低下させてゴムクローラ本体11(ゴムクローラ10)の柔軟性を向上させることができる。
なお、高硬度ゴム30Gの硬度が低硬度ゴム32Gの硬度の110%未満の場合には、高硬度ゴム30Gの硬度が低くなり過ぎて、スプロケット100の歯部100Aからの入力によって係合凹部24に不具合が生じるのを抑制する効果が低下する、又は、低硬度ゴム32Gの硬度が高くなり過ぎて、ゴムクローラ本体11の柔軟性を向上させる効果が低下する虞がある。
一方、高硬度ゴム30Gの硬度が低硬度ゴム32Gの硬度の132%を超えた場合には、高硬度部30と低硬度部32の硬度差が大きくなり過ぎて、走行時の歪などにより、高硬度部30と低硬度部32の境界に亀裂などが生じやすくなる虞がある。
従って、高硬度部30を形成する高硬度ゴム30Gの硬度は、低硬度部32を形成する低硬度ゴム32Gの硬度の110〜132%の範囲内に設定することが好ましい。
特に、高硬度ゴム30Gの硬度は78〜90の範囲内に設定することが好ましい。この範囲内に設定することで、スプロケット100の歯部100Aからの入力によって係合凹部24及びゴム突起部34に不具合が生じるのを抑制しつつ、ゴムクローラ本体11の柔軟性を十分に確保できる。
また、低硬度ゴム32Gの硬度は68〜78の範囲内に設定することが好ましい。この範囲内に設定することで、ゴムクローラ本体11の柔軟性を十分に確保することができ、且つ、低硬度部32に不具合(例えば、損傷など)が生じるのを抑制することができる。
図1に示すように、ゴムクローラ10が車両のスプロケット100などに巻き掛けられている部分(以下「巻き掛け部分」と記載)では、ゴムクローラ本体11がスプロケット100の外周に沿って湾曲させられる。このため、ゴムクローラ10では、クローラ本体外周部12を形成する低硬度ゴム12Gの硬度を、クローラ本体内周部13の低硬度部32を形成する低硬度ゴム32Gの硬度よりも低くしている。
これにより、ゴムクローラ本体11の曲げ剛性がより低下して、ゴムクローラ本体11(ゴムクローラ10)の柔軟性がさらに向上する。
また、この低硬度ゴム12Gの硬度は、低硬度ゴム32Gの硬度の74〜100%の範囲内に設定されている。この低硬度ゴム12Gの硬度が低硬度ゴム32Gの硬度の74%未満の場合には、走行路面上の障害物などによってクローラ本体外周部12が損傷を受けやすくなり、100%を超える場合には、クローラ本体外周部12が硬くなり、ゴムクローラ本体11の曲げ剛性が上昇し、ゴムクローラ本体11(ゴムクローラ10)の柔軟性が低下する虞がある。
従って、低硬度ゴム12Gの硬度は、低硬度ゴム32Gの硬度の74〜100%の範囲内に設定することが好ましい。
特に、低硬度ゴム32Gの硬度は58〜68の範囲内に設定することが好ましい。この範囲内に設定することで、走行路面上の障害物などによるクローラ本体外周部12の損傷を抑制することができ、且つゴムクローラ本体11の柔軟性を十分に確保できる。
図3に示すように、ゴムクローラ10では、一対の長ラグ22Aと一対の短ラグ22Bが、隣接する芯金14間に配置されている。このため、転輪通過面27上において、長ラグ22A及び短ラグ22B上は剛性が高く、芯金14の翼部18上も剛性が高くなる。これにより、転輪通過面27を転輪(図示省略)が走行するときの剛性段差が小さくなり、転輪の上下動が抑制されて、乗り心地が改善される。
[その他の実施形態]
第1実施形態では、クローラ本体外周部12を形成する低硬度ゴム12Gを、低硬度部32を形成する低硬度ゴム32Gよりも硬度の低いゴムとしているが、本発明はこの構成に限定されず、図7に示すゴムクローラ50のように、ゴムクローラ本体51のクローラ本体内周部53のクローラ幅方向端部側を構成する低硬度部56を低硬度ゴム12Gで形成してもよい。この場合には、低硬度ゴム32Gの代わりに低硬度ゴム12Gを用いることから、製造時に用いる部材の種類を減らすことができ、製造作業の煩雑さを改善することができる。
前述した実施形態では、芯金14の中心とゴムクローラ本体11の中心を一致させる構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴムクローラ本体11の中心に対して芯金14の中心がクローラ幅方向にずれていてもよい。
また、前述した実施形態では、ゴムクローラ10を、補強コード層28で張力を保持する構成の弾性クローラとしているが、本発明はこの構成に限定されず、補強コード層28を用いずに、隣接する芯金14をリング状の連結部材で連結、又は、各芯金に形成した連結部同士を連結して、連結した芯金で弾性クローラの張力を保持する、所謂、リンク式の弾性クローラとしてもよい。
さらに、前述した実施形態では、弾性体の一例としてのゴム材でゴムクローラ10を構成しているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴム以外のエラストマーなどでゴムクローラ10を構成してもよい。
またさらに、前述した実施形態では、芯金14を金属製としているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴムクローラ10の仕様に対して十分な剛性を備えるならば、芯金14を例えば、樹脂製としてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 ゴムクローラ(弾性クローラ)
11 ゴムクローラ本体(弾性クローラ本体)
12 クローラ本体外周部(弾性クローラ本体の外周部)
12G 低硬度ゴム(弾性クローラ本体の外周部を形成する弾性体)
13 クローラ本体内周部(弾性クローラ本体の内周部)
14 芯金
20 突起
24 係合凹部
27 転輪通過面
27E 内端
30 高硬度部
30G 高硬度ゴム(高硬度部を形成する弾性体)
30E 端部(高硬度部のクローラ幅方向外側の端部)
32 低硬度部(内周部の他の部分)
32G 低硬度ゴム(内周部の他の部分を形成する弾性体)
50 ゴムクローラ(弾性クローラ)
51 ゴムクローラ本体(弾性クローラ本体)
53 クローラ本体内周部(弾性クローラ本体の内周部)
56 低硬度部(内周部の他の部分)
100 スプロケット
S クローラ周方向
W クローラ幅方向
IN クローラ内周側
OUT クローラ外周側
CW 転輪通過面の幅

Claims (6)

  1. 弾性体により無端帯状に形成された弾性クローラ本体と、
    前記弾性クローラ本体内にクローラ周方向に間隔をあけて埋設された芯金と、
    前記弾性クローラ本体の内周面の隣接する芯金間に形成され、スプロケットが係合する係合凹部と、
    前記係合凹部を含む前記弾性クローラ本体の内周部の一部を構成し、前記内周部の他の部分を形成する弾性体及び前記弾性クローラ本体の外周部を形成する弾性体よりも硬度の高い弾性体によって形成された高硬度部と、
    を有する弾性クローラ。
  2. 前記芯金には、前記スプロケットの通過スペースを隔てて前記高硬度部からクローラ内周側に突出する一対の突起が形成され、
    前記突起は、前記高硬度部を形成する弾性体により被覆されている請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 前記弾性クローラ本体の内周部には、前記突起のクローラ幅方向外側に転輪が通過する転輪通過面が形成され、
    前記高硬度部のクローラ幅方向外側の端部は、前記転輪通過面に対応した領域内に配置される請求項2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記高硬度部のクローラ幅方向外側の端部は、前記転輪通過面のクローラ幅方向内側の内端からクローラ幅方向外側へ該転輪通過面の幅の50%の範囲内に配置される請求項3に記載の弾性クローラ。
  5. 前記高硬度部を形成する弾性体の硬度は、前記内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度の110〜132%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
  6. 前記外周部を形成する弾性体の硬度は、前記内周部の他の部分を形成する弾性体の硬度よりも低い請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
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