JP7204469B2 - クローラ - Google Patents

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Description

本発明は、弾性材料を用いて形成されたクローラに関する。
特許文献1には、無端帯状のクローラ本体に、クローラ内周側から順にメインコード層、第1バイアスコード層、第2バイアスコード層、並びに保護プライが複数枚重ねて形成された保護コード層の順でコード層を埋設したゴムクローラが開示されている。
特開2016-107990号公報
ところで、特許文献1のクローラでは、上記したコード層の配置により、バイアスコードに生じる不具合を抑制できるが、旋回時にはメインコード層がひずみ中心となるため、このメインコードに座屈が生じることがある。そのため、メインコードに生じる座屈を抑制するという観点で、コード層の配置に改善の余地がある。
本発明の課題は、メインコードにおける座屈の発生を抑制したクローラを提供することにある。
上記の課題は、以下の本発明によって解決される。すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
<1>
弾性材料によって形成され、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられる無端帯状のクローラ本体と、
前記クローラ本体に埋設され、前記クローラ本体の内周面を形成する本体内周部のクローラ外周側に重ねられ、クローラ周方向に延びるメインコードを備えるメインコード層と、
前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びる第1バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第1バイアスプライを備え、前記メインコード層のクローラ外周側に重ねられる第1バイアスコード層と、
前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びると共に前記第1バイアスコードと交差する第2バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第2バイアスプライを備え、前記第1バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられる第2バイアスコード層と、
前記クローラ本体に埋設され、前記第2バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられると共に前記クローラ本体の外周面を形成する本体外周部のクローラ内周側に重ねられ、クローラ幅方向に沿って延びる保護コードをクローラ周方向に並列して構成された1枚の保護プライで形成される保護コード層と、
を有するクローラである。
クローラは、旋回時においてメインコード層がひずみ中心となるため、メインコードに座屈が生じることがある。
これに対し、上記<1>に記載のクローラは、メインコードと第1及び第2バイアスコード層とのクローラ外周側に、1枚の保護プライのみで形成される保護コード層を有する構成であるため、複数枚の保護プライが重ねられることで形成された保護コード層を有する場合に比べて、柔軟性が向上する。これにより、旋回時においてもメインコード層に集中するひずみが緩和され、メインコードにおける座屈の発生が抑制され、耐久性に優れたクローラが得られる。
<2>
前記第2バイアスコード層における前記第2バイアスコードと前記保護コード層における前記保護コードとの間にゴム領域(2-P)が介在する<1>に記載のクローラである。
上記<2>に記載のクローラは、第2バイアスコードと保護コードとの間にゴム領域が介在するため、両コードの接触が抑制され、コードの摩滅が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
<3>
前記保護コードの平均径[L]に対する、前記第2バイアスコードと前記保護コードとのクローラ厚さ方向での平均距離[L2-P]の比[L2-P/L]が2以上15以下である<2>に記載のクローラである。
第2バイアスコードと保護コードとの間に、ゴム領域(2-P)(例えば第2バイアスコードを被覆する第2バイアスコード被覆ゴム層及び保護コードを被覆する保護コード被覆ゴム層等により構成されるゴム領域)が介在する態様であっても、クローラの製造時における製造誤差により第2バイアスコードと保護コードとが直に接触する箇所が生じることがある。また、クローラを使用するうちに両者間に介在するゴムが摩耗することがあり、この場合にも第2バイアスコードと保護コードとが直に接触する箇所が生じることがある。そして、両コードが直に接触するとコードの摩滅が生じて、耐久性に劣ることがある。
これに対し、上記<3>に記載のクローラは、保護コードの平均径[L]に対する、第2バイアスコードと保護コードとのクローラ厚さ方向での平均距離[L2-P]の比[L2-P/L]が上記範囲であり、つまり間に介在するゴム領域(2-P)が厚い。そのため、製造誤差による両コードの接触の発生が抑制されると共に、介在するゴムの摩耗による両コードの接触の発生が抑制される。その結果、コードの摩滅が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
<4>
前記ゴム領域(2-P)は、前記第2バイアスコード層において前記第2バイアスコードを被覆する第2バイアスコード被覆ゴム層と、前記保護コード層において前記保護コードを被覆する保護コード被覆ゴム層と、前記第2バイアスコード層及び前記保護コード層の間に形成された介在ゴム層(2-P)と、からなり、
前記第2バイアスコード被覆ゴム層、前記保護コード被覆ゴム層、及び前記介在ゴム層(2-P)がいずれも主成分として同種のゴムを含有する<2>又は<3>に記載のクローラである。
クローラには、駆動によって様々な方向から負荷が掛かるため、クローラ厚さ方向に重ねて形成される各コード層の間、例えば第2バイアスコードと保護コードとの間で剥離が生じることがある。そのため、コード間での耐剥離性を向上させることが求められている。
これに対し、上記<4>に記載のクローラは、第2バイアスコード被覆ゴム層、保護コード被覆ゴム層、及び介在ゴム層(2-P)がいずれも主成分として同種のゴムを含有する。同種のゴムを主成分として含有することで、層同士のなじみ性が向上し、各ゴム層間での接着性が向上するものと考えられる。その結果、第2バイアスコードと保護コードとの間での剥離の発生が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
ここで、本明細書において「同種のゴム」とは、同じ種類のゴムを指す。なお、ゴムの種類としては、例えば、天然ゴム(NR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、ポリクロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(イソブチレン・イソプレンゴム(IIR))、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Q)、クロロスルホン化ゴム(CSM)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、クロロスルホン化ポリエチレン等が挙げられる。
また、本明細書において「主成分」とは、各層中において最も含有量(質量比)が多い成分であることを指す。
なお、主成分として含有される同種のゴムの含有率は、各層においてそれぞれ50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることがさらに好ましい。
<5>
前記メインコード層における前記メインコードと前記第1バイアスコード層における前記第1バイアスコードとの間にゴム領域(M-1)が介在する<1>~<4>のいずれか1項に記載のクローラである。
上記<5>に記載のクローラは、メインコードと第1バイアスコードとの間にゴム領域が介在するため、両コードの接触が抑制され、コードの摩滅が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
<6>
前記メインコードの平均径[L]に対する、前記メインコードと前記第1バイアスコードとのクローラ厚さ方向での平均距離[LM-1]の比[LM-1/L]が0.2以上3以下である<5>に記載のクローラである。
メインコードと第1バイアスコードとの間に、ゴム領域(M-1)(例えばメインコードを被覆するメインコード被覆ゴム層及び第1バイアスコードを被覆する第1バイアスコード被覆ゴム層等により構成されるゴム領域)が介在する態様であっても、クローラの製造時における製造誤差によりメインコードと第1バイアスコードとが直に接触する箇所が生じることがある。また、クローラを使用するうちに両者間に介在するゴムが摩耗することがあり、この場合にもメインコードと第1バイアスコードとが直に接触する箇所が生じることがある。そして、両コードが直に接触するとコードの摩滅が生じて、耐久性に劣ることがある。
これに対し、上記<6>に記載のクローラは、メインコードの平均径[L]に対する、メインコードと第1バイアスコードとのクローラ厚さ方向での平均距離[LM-1]の比[LM-1/L]が上記範囲であり、つまり間に介在するゴム領域(M-1)が厚い。そのため、製造誤差による両コードの接触の発生が抑制されると共に、介在するゴムの摩耗による両コードの接触の発生が抑制される。その結果、コードの摩滅が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
<7>
前記ゴム領域(M-1)は、前記メインコード層において前記メインコードを被覆するメインコード被覆ゴム層と、前記第1バイアスコード層において前記第1バイアスコードを被覆する第1バイアスコード被覆ゴム層と、前記メインコード層及び前記第1バイアスコード層の間に形成された介在ゴム層(M-1)と、からなり、
前記第1バイアスコード被覆ゴム層、前記メインコード被覆ゴム層、及び前記介在ゴム層(M-1)がいずれも主成分として同種のゴムを含有する<5>又は<6>に記載のクローラである。
クローラには、駆動によって様々な方向から負荷が掛かるため、クローラ厚さ方向に重ねて形成される各コード層の間、例えばメインコードと第1バイアスコードとの間で剥離が生じることがある。そのため、コード間での耐剥離性を向上させることが求められている。
これに対し、上記<7>に記載のクローラは、第1バイアスコード被覆ゴム層、メインコード被覆ゴム層、及び介在ゴム層(M-1)がいずれも主成分として同種のゴムを含有する。同種のゴムを主成分として含有することで、層同士のなじみ性が向上し、各ゴム層間での接着性が向上するものと考えられる。その結果、第1バイアスコードとメインコードとの間での剥離の発生が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
<8>
前記本体内周部は、前記クローラ本体の内周面を形成する最内周ゴム層と、前記メインコード層側に形成された外周側ゴム層と、前記最内周ゴム層及び前記外周側ゴム層の間に形成された中間ゴム層と、を含む少なくとも3層のゴム層を備え、
且つ前記最内周ゴム層、前記外周側ゴム層、及び前記中間ゴム層は、それぞれ含まれるゴムの組成が異なる<1>~<7>のいずれか1項に記載のクローラである。
上記<8>に記載のクローラでは、最内周ゴム層、外周側ゴム層、及び中間ゴム層がそれぞれ含まれるゴムの組成が異なる層であるため、各層にそれぞれ異なる機能を担わせることができる。これにより、クローラに求められる各種の特性に対応するための、設計の自由度を向上させることができる。
<9>
前記外周側ゴム層は、有機酸コバルトホウ素化物を含む<8>に記載のクローラである。
クローラには、駆動によって様々な方向から負荷が掛かるため、メインコード層と本体内周部との間で剥離が生じることがある。そのため、耐剥離性を向上させることが求められている。
これに対し、上記<9>に記載のクローラでは、外周側ゴム層に有機酸コバルトホウ素化物が含まれることで、外周側ゴム層の接着力を向上させることができるものと考えられる。その結果、メインコード層と本体内周部との間での剥離の発生が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
<10>
前記中間ゴム層は、前記最内周ゴム層及び前記外周側ゴム層よりもデュロメータ硬さが低い<8>又は<9>に記載のクローラである。
クローラは、旋回時においてメインコード層がひずみ中心となるため、メインコードに座屈が生じることがある。
これに対し、上記<10>に記載のクローラは、本体内周部における最内周ゴム層、中間ゴム層、及び外周側ゴム層のうち中間ゴム層のデュロメータ硬さが最も低い。この構成とすることで、剛性が低いゴム層を間に埋設した構成となり、メインコード近傍のゴムへのひずみの集中を分散させることができるものと考えられる。その結果、メインコードにおける座屈の発生が抑制され、耐久性に優れたクローラが得られる。
<11>
前記最内周ゴム層は、前記中間ゴム層及び前記外周側ゴム層よりもデュロメータ硬さが高い<8>~<10>のいずれか1項に記載のクローラである。
上記<11>に記載のクローラは、本体内周部における最内周ゴム層、中間ゴム層、及び外周側ゴム層のうち最内周ゴム層のデュロメータ硬さが最も高い。クローラは、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられるものであり、クローラ本体の内周面を形成する最内周ゴム層のデュロメータ硬さを高くすることで、駆動輪及び従動輪との摺動による摩耗を抑制することができるものと考えられる。また、最内周ゴム層のデュロメータ硬さが最も高いことで、クローラの内周面側に荷重が加えられるとき、例えば従動輪として設けられる転輪との接触位置を通過するときなどにおける、ゴム変形を抑制できるものと考えられる。その結果、耐久性に優れたクローラが得られる。
本発明によれば、メインコードにおける座屈の発生を抑制したクローラを提供することができる。
本発明の一実施形態のゴムクローラを側方(クローラ幅方向)から見た側面図である。 本発明の一実施形態のゴムクローラの一部断面を含む斜視図である。 本発明の一実施形態のゴムクローラの各コード層の一部断面を含む斜視図である。 本発明の一実施形態のゴムクローラをクローラ外周側から見た平面図である。 図4のゴムクローラを矢印5X方向から見た側面図である。 図4のゴムクローラの6X-6X線断面図である。 図6のゴムクローラの断面図におけるMA部分の部分拡大図である。 図4のゴムクローラの8X-8X線断面図である。 図4のゴムクローラの9X-9X線断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るクローラについて説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
<クローラ>
図1及び図2に示されるように、本発明の一実施形態に係るクローラとしての無端状のゴムクローラ10は、芯金をもたない、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラであり、回転方向が指定されている。
図1に示されるように、ゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動軸に連結される駆動輪100と、クローラ車に回転自在に取付けられる遊動輪102とに巻き掛けられて用いられる。また、駆動輪100と遊動輪102の間に配置され且つクローラ車に回転自在に取り付けられた複数の転輪104がゴムクローラ10の内周を転動するようになっている。
なお、本実施形態の駆動輪100は、本発明の駆動輪の一例であり、本実施形態の遊動輪102及び転輪104は、それぞれ本発明の従動輪の一例である。
本実施形態では、無端状のゴムクローラ10の周方向(図2では矢印CDで示す)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図2では矢印WDで示す)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向(ゴムクローラ10の長手方向と同義)とクローラ幅方向は、ゴムクローラ10を内周側または外周側から見た場合に直交する。また、ゴムクローラ10の周方向(図2では矢印CD)及び幅方向(図2では矢印WD)の両方向に直交する方向(図2では矢印RDで示す)を「クローラ厚さ方向」と記載する。
さらに、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状(円環状、楕円環状、多角形環状などを含む)となったゴムクローラ10の内周側(つまりクローラ厚さ方向(図2では矢印RD)の内側、図3で矢印INで示す方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(つまりクローラ厚さ方向の外側、図3の矢印OUTで示す方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向(ゴムクローラ10の厚さ方向と同義)を示している。
なお、本実施形態では、ゴムクローラ10を駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、駆動輪100、遊動輪102、及び転輪104の配置によっては、駆動輪100、遊動輪102に加えて一つまたは複数の転輪104にゴムクローラ10を巻き掛ける構成としてもよい。
また、駆動輪100、遊動輪102、転輪104、及びこれらに巻き掛けられたゴムクローラ10によってクローラ車の走行部としてのクローラ走行装置90(図1参照)が構成されている。
図1に示されるように、駆動輪100は、クローラ車の駆動軸に連結される円盤状の一対の輪部100Aを有している。これらの輪部100Aは、外周面100Bが後述するクローラ本体12の車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。この駆動輪100は、クローラ車からの駆動力をゴムクローラ10に作用させて(詳細は後述)、ゴムクローラ10を駆動輪100及び遊動輪102の間で循環させる。
遊動輪102は、クローラ車に回転自在に取付けられる円盤状の一対の輪部102Aを有している。これらの輪部102Aは、外周面102Bが車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。また、遊動輪102は、クローラ車側が備える図示しない油圧等の加圧機構によって駆動輪100から離間する方向へ移動させられて車輪転動面16に押し付けられる。このように遊動輪102を車輪転動面16に押し付けることで、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けられるゴムクローラ10のテンション(張力)が保持される。
転輪104は、クローラ車に回転自在に取付けられる円盤状の一対の輪部104Aを有している。これらの輪部104Aは、外周面104Bが車輪転動面16にそれぞれ接触して該車輪転動面16上を転動するようになっている。この転輪104によってクローラ車の重量が支持される。
なお、上記遊動輪102及び転輪104は、駆動輪100及び遊動輪102の間を循環するゴムクローラ10に対して従動回転するようになっている。
ここで、ゴムクローラ10(クローラ本体12)が所定の張力をもって、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けられることにより、駆動輪100の外周面100Bと車輪転動面16との間に摩擦力が生じ、駆動輪100の駆動力がゴムクローラ10へ伝達され、ゴムクローラ10が駆動輪100と遊動輪102との間を循環して、ゴムクローラ10が走行する。
図1及び図2に示されるように、ゴムクローラ10は、弾性材料の一例としてのゴム材を無端帯状に形成したクローラ本体12を有している。なお、本実施形態のクローラ本体12は、本発明の無端帯状のクローラ本体の一例である。また、本実施形態のクローラ本体12の周方向、幅方向、厚さ方向、内周側、外周側は、それぞれクローラ周方向、クローラ幅方向、クローラ厚さ方向、クローラ内周側、クローラ外周側と一致する。
(ゴム突起)
図2、図3及び図6に示されるように、クローラ本体12には、内周面12Aからクローラ内周側に突出するゴム突起14がクローラ周方向に間隔をあけて複数形成されている。このゴム突起14は、クローラ本体12のクローラ幅方向の中央を通る中央線CL上に配置されている。また、ゴム突起14は、車輪転動面16上を転動する車輪(駆動輪100、遊動輪102、転輪104を指す)と当接することで該車輪のクローラ幅方向への移動を制限する。言い換えると、ゴム突起14は、車輪と当接することで、ゴムクローラ10と車輪とのクローラ幅方向の相対移動を抑制する、すなわち、車輪に対するゴムクローラ10の横ずれを抑制することができる。
なお、本実施形態では、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されている。しかし、本発明はこの構成に限定されず、ゴム突起14の一部が中央線CL上に位置するようにゴム突起14がクローラ本体12に配置されればよい。例えば、ゴム突起14のクローラ幅方向の中央が中央線CLに対してクローラ幅方向の一方側又は他方側にずれていてもよい。
図2及び図3に示されるように、クローラ本体12のゴム突起14を挟んでクローラ幅方向両外側には、クローラ周方向に沿って延びる車輪転動面16がそれぞれ形成されている。この車輪転動面16は、平坦状とされ、クローラ本体12の内周面12Aの一部を構成している。
なお、本実施形態では、クローラ本体12の内周面12Aにおいて、ゴム突起14間の面と車輪転動面16とを面一(ここでは同じ高さ)とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、車輪転動面16をゴム突起14間の面よりもクローラ内周側に盛り上げる構成、又は、クローラ外周側に窪ませる構成(凹部を設ける構成)としてもよい。
(ラグ)
図1及び図2に示されるように、クローラ本体12には、外周面12Bからクローラ外周側に突出するラグ18が複数設けられている。図4に示されるように、ラグ18は、その一部がクローラ本体12の中央線CLを跨ぐようにして、クローラ幅方向の一方側(図4では、左側)と他方側(図4では、右側)にクローラ周方向に交互に配置されて、クローラ幅方向の一方側と他方側にそれぞれ振り分けられている。以下では、適宜、クローラ幅方向の一方側のラグ18をラグ18Lと記載し、クローラ幅方向の他方側のラグ18をラグ18Rと記載する。
なお、本実施形態では、ラグ18Lのクローラ周方向の配置間隔がゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。同様に、ラグ18Rのクローラ周方向の配置間隔もゴム突起14の配置間隔と同じ配置間隔とされている。
ラグ18は、中央線CL付近の内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側(図4では、斜め上側)に向かってクローラ周方向に対して斜めに延びている。なお、ここでいう「クローラ回転方向」とは、クローラ車を走行(前進)させるときのゴムクローラ10の回転方向(図4で示す矢印R方向)を指している。上記構成により、ラグ18は、内側端部18A側が外側端部18B側よりも先に接地するようになっている。なお、ここでいう、内側端部18Aは、ラグ18の根元部18Dでの中央線CL付近の内側端部を指し、外側端部18Bは、ラグ18の根元部18Dでのクローラ幅方向外側の外側端部を指している。
また、ラグ18は、図4に示されるように、中央線CL付近(つまり内側端部18A側)よりもクローラ幅方向外側でクローラ周方向に対する鋭角側の角度が大きくされている。なお、本実施形態のラグ18は、クローラ周方向に対して斜めに直線状に延びて途中で折れ曲がる構成とされており、具体的には後述する踏込側壁面18Eがクローラ周方向に対して3段階傾斜しており、且つ蹴出側壁面18Fがクローラ周方向に対して2段階傾斜している。なお、本発明は、上記構成に限定されない。例えば、ラグ18を、クローラ周方向に対して多段階傾斜させる構成(踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fをクローラ周方向に対してそれぞれ多段階傾斜させる構成)としてもよく、クローラ周方向に対して曲線状に湾曲させる構成(踏込側壁面18E及び蹴出側壁面18Fをクローラ周方向に対してそれぞれ湾曲させる構成)としてもよい。
図8及び図9に示されるように、ラグ18は、クローラ周方向に沿った断面において、クローラ回転方向側(言い換えると、踏み込み側)の踏込側壁面18Eがクローラ本体12の外周面12Bに対して傾斜(ここでは、傾倒と同義)している。具体的には、踏込側壁面18Eは、ラグ18の頂部18C近傍から根元部18D近傍まで外周面12Bに対して一定の角度で傾斜している。また、踏込側壁面18Eと外周面12Bとのなす角度θ1は、90度以上で且つ後述する角度θ2よりも小さくされている。
また、ラグ18は、クローラ周方向に沿った断面において、クローラ回転方向と反対側(言い換えると、蹴り出し側)の蹴出側壁面18Fがクローラ本体12の外周面12Bに対して2段階で傾斜(ここでは、傾倒と同義)している。具体的には、蹴出側壁面18Fは、ラグ18の頂部18C近傍からラグ突出高さの中間部まで外周面12Bに対して一定の角度θ2で傾斜し、中間部から根元部18D近傍まで外周面12Bに対して一定の角度θ3で傾斜している。ここで、蹴出側壁面18Fは、頂部18C側の頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2が、根元部18D側の根元側部分18FBと外周面12Bとのなす角度θ3よりも大きくされている。また、角度θ3は、90度を超えるように設定されている。
ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1は、ラグ18の内側端部18A側よりも外側端部18B側で小さくされている。また、ラグ18の蹴出側壁面18Fの角度θ2は、ラグ18の内側端部18A側よりも外側端部18B側で小さくされている。なお、蹴出側壁面18Fの角度θ3は、ラグ18の内側端部18A側と外側端部18B側で同じでも、内側端部18Aよりも外側端部18B側で小さくされてもよい。
また、ラグ18の角度θ1は、102~115度の範囲内に設定することが好ましく、角度θ2は、118~132度の範囲内、角度θ3は、104~118度の範囲内にそれぞれ設定することが好ましい。
図4に示されるように、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士(ラグ18Lとラグ18R)は、各々の内側端部18Aがクローラ幅方向から見て重なり合わないよう形成されている。
クローラ外周側から見て、クローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aが一つのゴム突起14にそれぞれ重なっている。また、クローラ外周側から見て、クローラ幅方向の一方側のラグ18L及び他方側のラグ18Rは、各々の内側端部18Aの近傍がクローラ本体12の中央線CLを跨ぐようにしてそれぞれ配置されている。つまり、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aがクローラ周方向から見て重なり合う構成とされている。
また、ラグ18は、中央線CL付近の内側壁面18Gと外周面12Bとのなす角度αが110~120度の範囲内に設定されている。
なお、本実施形態では、クローラ幅方向の一方側のラグ18Lと他方側のラグ18Rとを、クローラ幅方向において左右対称形状とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ラグ18を、クローラ幅方向において左右非対称形状とする構成としてもよい。
(コード層)
図3及び図7に示されるように、クローラ本体12には、コード層として、クローラ内周側から順にメインコード層20、第1バイアスコード層22、第2バイアスコード層23、保護コード層28が埋設されている。なお、図3では各コード層における各コードの断面を示しており、各コード層の間に介在するゴム(ゴム領域)は省略されている。また、図7は、図6におけるMA部分の部分拡大図である。
・メインコード層
メインコード層20は、無端帯状とされ、クローラ本体12の内周面12Aを形成する本体内周部12Cのクローラ外周側に重ねられている。メインコード層20は、クローラ周方向に延びるメインコード20Aを備えている。メインコード20Aは、複数本のストランドを撚り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、一例として、上記ストランドを複数本のフィラメントを撚り合せて形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。また、メインコード20Aは、メインコード被覆ゴム層20Bによりゴム被覆されている。
また、本実施形態では、メインコード20Aとして引張り強度に優れるスチールコードを用いているが、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、上記メインコード20Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
・第1バイアスコード層
第1バイアスコード層22は、無端帯状とされ、メインコード層20のクローラ外周側に重ねられている。この第1バイアスコード層22は、クローラ周方向に対して斜めに延びるバイアスコード24Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に、帯状のゴム(つまり第1バイアスコード被覆ゴム層24B)中に埋設して形成された無端帯状のバイアスプライ24を備えている。なお、本実施形態のバイアスプライ24は、本発明の第1バイアスプライの一例である。
・第2バイアスコード層
第2バイアスコード層23は、無端帯状とされ、第1バイアスコード層22のクローラ外周側に重ねられている。この第2バイアスコード層23は、クローラ周方向に対して斜めに延び、且つバイアスコード24Aと交差するバイアスコード26Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に、帯状ゴム(つまり第2バイアスコード被覆ゴム層26B)中に埋設して形成された無端帯状のバイアスプライ26を備えている。具体的には、バイアスコード26Aは、クローラ周方向に対してバイアスコード24Aと逆向きに傾斜している。なお、本実施形態のバイアスプライ26は、本発明の第2バイアスプライの一例である。
本実施形態では、バイアスコード24Aとバイアスコード26Aを同じスチールコードとしている。また、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aは、ゴムクローラ10の曲げに対する柔軟性の観点からメインコード20Aよりも小径のスチールコードを用いている。なお、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
・保護コード層
保護コード層28は、無端帯状とされ、第2バイアスコード層23のクローラ外周側に重ねられると共にクローラ本体12の外周面12Bを形成する本体外周部12Dのクローラ内周側に重ねられている。この保護コード層28は、無端帯状の1枚の保護プライ30で形成されている。なお、本実施形態の保護プライ30は、本発明の保護プライの一例である。
保護プライ30は、クローラ幅方向(言い換えると、中央線CLと直交する方向)に沿って延びる保護コード30Aをクローラ周方向に複数本並列すると共に帯状ゴム(つまり保護コード被覆ゴム層30B)中に埋設して形成されている。
ここで、保護コード層28は、保護コード30Aがクローラ幅方向に沿って延びているため、クローラ幅方向の剛性が高くなっている、言い換えると、クローラ幅方向に変形し難くなっている。
また、本実施形態では、ゴムクローラ10の車輪への未装着状態(すなわち、テンションが付与されていない状態)において、保護コード30Aは、クローラ幅方向に沿って延びている。なお、ここでいう「クローラ幅方向に沿って延びる」とは、クローラ幅方向に対して±3度以内で傾斜している場合も含む。
本実施形態の保護コード30Aは、クローラ幅方向の剛性を高めるためにスチールコードを用いているが、本発明はこの構成に限定されず、十分なクローラ幅方向の剛性を有していれば、上記保護コード30Aとして有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードを用いてもよい。
(ゴム)
ゴムクローラ10におけるクローラ本体12は、コード以外の領域が弾性材料の一例としてのゴム材によって形成される。
・本体内周部
本体内周部12Cは、クローラ本体12の内周面12Aを形成する内周部最内周ゴム層42Aと、本体内周部12C内においてメインコード層側に形成された内周部外周側ゴム層42Cと、内周部最内周ゴム層42A及び内周部外周側ゴム層42Cの間に形成された内周部中間ゴム層42Bと、の3層のゴム層を備える。なお、内周部最内周ゴム層42A、内周部中間ゴム層42B、及び内周部外周側ゴム層42Cは、それぞれ含まれるゴムの組成が異なるゴム層である。
なお、内周部中間ゴム層42Bは、内周部最内周ゴム層42A及び内周部外周側ゴム層42Cよりもデュロメータ硬さが低い層であることが、メインコードにおける座屈の発生を抑制する観点で好ましい。デュロメータ硬さが低い層であることで、剛性が低いゴム層を間に埋設した構成となり、メインコード近傍のゴムへのひずみの集中を分散させることができるものと考えられ、その結果メインコードにおける座屈が抑制される。
内周部最内周ゴム層42Aは、内周部中間ゴム層42B及び内周部外周側ゴム層42Cよりもデュロメータ硬さが高い層であることが、耐久性に優れる観点で好ましい。クローラ本体12の内周面12Aを形成する内周部最内周ゴム層42Aのデュロメータ硬さを高くすることで、駆動輪及び従動輪(つまり駆動輪100、遊動輪102、及び転輪104)との摺動による摩耗を抑制することができるものと考えられる。また、内周部最内周ゴム層42Aのデュロメータ硬さを高くすることで、クローラの内周面側に荷重が加えられるとき、例えば転輪104との接触位置を通過するときなどにおける、ゴム変形を抑制できるものと考えられる。その結果耐久性に優れる。
なお、内周部最内周ゴム層42Aのデュロメータ硬さは、優れた耐久性を得る観点から、75以上95以下であることが好ましく、80以上90以下であることがより好ましい。
また、内周部中間ゴム層42Bのデュロメータ硬さは、メインコードにおける座屈の発生を抑制する観点から、55以上75以下であることが好ましく、60以上70以下であることがより好ましい。
また、内周部外周側ゴム層42Cのデュロメータ硬さは、65以上90以下であることが好ましく、75以上85以下であることがより好ましい。
なお、各ゴム層のデュロメータ硬さは、以下の方法により測定される。
各ゴム層から、直径13mm、厚さ6mmの試験片を作製し、JIS K6253-3:2012(タイプAデュロメーター)に準拠し、前記試験片を用いて硬度を測定する。
各ゴム層のデュロメータ硬さは、ゴムの組成の調整(具体的にはゴムの種類とその含有比率の調整、その他添加剤の有無とその含有量の調整等)によって制御される。
・ゴム領域(M-1)
メインコード層20は、メインコード20Aを被覆するメインコード被覆ゴム層20Bを有する。また、第1バイアスコード層22(第1バイアスプライ24)は、第1バイアスコード24Aを被覆する第1バイアスコード被覆ゴム層24Bを有する。そして、メインコード層20と第1バイアスコード層22(第1バイアスプライ24)の間には、介在ゴム層(M-1)44が形成されている。
そして、メインコード20Aと第1バイアスコード24Aとの間の領域(クローラ厚さ方向における領域)は、メインコード被覆ゴム層20Bの一部、第1バイアスコード被覆ゴム層24Bの一部、及び介在ゴム層(M-1)44で構成されており、つまりゴム材で構成されたゴム領域(M-1)となっている。メインコード20Aと第1バイアスコード24Aとの間にゴム領域(M-1)が介在することで、両コードの接触が抑制され、コードの摩滅が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
メインコード20Aと第1バイアスコード24Aとの間のゴム領域(M-1)の厚さ、言い換えるとメインコード20Aと第1バイアスコード24Aとのクローラ厚さ方向での平均距離[LM-1]は、メインコード20Aの平均径[L]に対する比[LM-1/L]が、0.2以上3以下であることが好ましく、0.25以上1.5以下であることがより好ましい。
比[LM-1/L]が0.2以上であり、つまりゴム領域(M-1)が厚いことで、メインコード20Aと第1バイアスコード24Aとの製造誤差による接触や、ゴム領域(M-1)の摩耗による接触が抑制され、コードの摩滅が抑制されて、優れた耐久性が得られる。
ここで、平均距離[LM-1]は、クローラの厚さ方向の断面を観察し、メインコードと第1バイアスコードとのクローラ厚さ方向の距離を、任意の10箇所について測定し、その算術平均により算出する。同様に、平均径[L]は、クローラの厚さ方向の断面を観察し、メインコードの径を任意の10箇所について測定し、その算術平均により算出する。
・ゴム領域(2-P)
第2バイアスコード層23(第2バイアスプライ26)は、第2バイアスコード26Aを被覆する第2バイアスコード被覆ゴム層26Bを有する。また、保護コード層28(保護プライ30)は、保護コード30Aを被覆する保護コード被覆ゴム層30Bを有する。そして、第2バイアスコード層23(第2バイアスプライ26)と保護コード層28(保護プライ30)の間には、介在ゴム層(2-P)46が形成されている。
そして、第2バイアスコード26Aと保護コード30Aとの間の領域(クローラ厚さ方向における領域)は、第2バイアスコード被覆ゴム層26Bの一部、保護コード被覆ゴム層30Bの一部、及び介在ゴム層(2-P)46で構成されており、つまりゴム材で構成されたゴム領域(2-P)となっている。第2バイアスコード26Aと保護コード30Aとの間にゴム領域(2-P)が介在することで、両コードの接触が抑制され、コードの摩滅が抑制されて、耐久性に優れたクローラが得られる。
第2バイアスコード26Aと保護コード30Aとの間のゴム領域(2-P)の厚さ、言い換えると第2バイアスコード26Aと保護コード30Aとのクローラ厚さ方向での平均距離[L2-P]は、保護コード30Aの平均径[L]に対する比[L2-P/L]が、2以上15以下であることが好ましく、3以上12以下であることがより好ましい。
比[L2-P/L]が2以上であり、つまりゴム領域(2-P)が厚いことで、第2バイアスコード26Aと保護コード30Aとの製造誤差による接触や、ゴム領域(2-P)の摩耗による接触が抑制され、コードの摩滅が抑制されて、優れた耐久性が得られる。
なお、平均距離[L2-P]は、クローラの厚さ方向の断面を観察し、第2バイアスコードと保護コードとのクローラ厚さ方向の距離を、任意の10箇所について測定し、その算術平均により算出する。同様に、平均径[L]は、クローラの厚さ方向の断面を観察し、保護コードの径を任意の10箇所について測定し、その算術平均により算出する。
・本体外周部
本体外周部12Dは、クローラ本体12の外周面12Bを形成する外周部最外周ゴム層48Aと、本体外周部12D内において保護コード層側に形成された外周部内周側ゴム層48Bと、の2層のゴム層を備える。
ここで、中央線CL上において、本体内周部12Cの厚さ(つまり内周部最内周ゴム層42A、内周部中間ゴム層42B、及び内周部外周側ゴム層42Cの3層の積層体における平均厚さ)T1は、本体外周部12Dの厚さ(つまり外周部最外周ゴム層48A、及び外周部内周側ゴム層48Bの2層の積層体における平均厚さ)T2よりも厚くなっていることが好ましい。また、中央線CL上におけるクローラ本体12の厚さ(平均厚さ)T0に対して厚さT1は、35~45%の範囲内の厚さに設定することが好ましく、厚さT0に対して厚さT2は、16~26%の範囲内の厚さに設定することが好ましい。
本体内周部12Cの厚さを本体外周部12Dの厚さよりも厚くしていることで、駆動輪や従動輪から荷重を受ける本体内周部12Cに不具合が生じるのを抑制できる。
なお、ここで言う「平均厚さ」とは、任意の10箇所について測定した際の算術平均値を指す。
また、本実施形態では、メインコード20Aが、クローラ本体12の厚さ方向(クローラ内外方向と同義)の中央部に配置することが好ましい。
メインコード20Aをクローラ本体12の厚さ方向の中央部に配置することで、クローラ本体12の内周面12Aに作用する圧縮力と外周面12Bに作用する引張力のバランスをとることができ、クローラ本体12の耐久性を向上させることができる。
・ゴムの材料
ここで、ゴムクローラ10に用いられる弾性材料の一例としてのゴムの材料について説明する。
ゴムクローラ10に用いられるゴムとしては、例えばジエン系ゴム、及び非ジエン系ゴムが挙げられる。
ジエン系ゴムとは、ゴムの主鎖に二重結合を含むもの(具体的には2.5mol%以上含むもの)をいう。ジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、及びポリクロロプレンゴム(CR)等の合成ゴムが挙げられる。
非ジエン系ゴムとは、ゴムの主鎖に二重結合をほとんど含まないもの(具体的には2.5mol%未満のもの)をいう。非ジエン系ゴムとしては、例えば、ブチル系ゴム(ブチルゴム(イソブチレン・イソプレンゴム(IIR))、ハロゲン化ブチルゴム等)、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Q)、クロロスルホン化ゴム(CSM)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、クロロスルホン化ポリエチレン等が挙げられる。
ゴムは、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
また、その他添加剤として、例えば、カーボンブラック等の補強材、充填剤(フィラー、短繊維、樹脂等)、加硫剤、加硫促進剤、脂肪酸又はその塩、金属酸化物、プロセスオイル、老化防止剤等を添加してもよい。
加硫剤としては、公知の加硫剤、例えば硫黄、有機過酸化物、樹脂加硫剤等が用いられる。その中でも、加硫剤として硫黄が用いられていることが好ましい。
加硫促進剤としては、公知の加硫促進剤、例えばアルデヒド類、アンモニア類、アミン類、グアニジン類、チオウレア類、チアゾール類、スルフェンアミド類、チウラム類、ジチオカーバメイト類、キサンテート類等が用いられる。
脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸などが挙げられ、また、これらはステアリン酸亜鉛のように塩の状態で配合されてもよい。これらの中でも、ステアリン酸が好ましい。
また、金属酸化物としては、亜鉛華(ZnO)、酸化鉄、酸化マグネシウム等が挙げられ、中でも亜鉛華が好ましい。
プロセスオイルは、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系のいずれを用いてもよい。
老化防止剤としては、アミン-ケトン系、イミダゾール系、アミン系、フェノール系、硫黄系及び燐系などが挙げられる。
なお、第1バイアスコード被覆ゴム層24B、メインコード被覆ゴム層20B、及び介在ゴム層(M-1)44は、各層の接着性向上の観点から、いずれも主成分として同種のゴムを含有することが好ましい。さらには、各層の組成が同じである(つまり用いるゴムの種類、添加剤の種類、及びそれらの含有比率が同じである)ことがより好ましい。
また、第2バイアスコード被覆ゴム層26B、保護コード被覆ゴム層30B、及び介在ゴム層(2-P)46は、各層の接着性向上の観点から、いずれも主成分として同種のゴムを含有することが好ましい。さらには、各層の組成が同じである(つまり用いるゴムの種類、添加剤の種類、及びそれらの含有比率が同じである)ことがより好ましい。
また、メインコード層20におけるメインコード被覆ゴム層20Bは、メインコード20Aとメインコード被覆ゴム層20Bとの接着性向上の観点から、有機酸コバルトホウ素化物を含むことが好ましい。
さらに、本体内周部12Cにおける内周部外周側ゴム層42Cは、メインコード層20と内周部外周側ゴム層42Cとの接着性向上の観点から、有機酸コバルトホウ素化物を含むことが好ましい。
メインコード被覆ゴム層20B、又は内周部外周側ゴム層42Cにおける有機酸コバルトホウ素化物の含有量としては、ゴム100質量部に対して、1.1~4.5質量部が好ましく、1.5~3.5質量部がより好ましい。
有機酸コバルトホウ素化物としては、ネオデカン酸コバルトホウ素化物等が挙げられる。
次に、本実施形態のゴムクローラ10の作用効果について説明する。
ゴムクローラ10では、図8及び図9に示されるように、クローラ周方向に沿った断面において、踏込側壁面18Eの頂部側部分と外周面12Bとのなす角度θ1を、90度以上で且つ蹴出側壁面18Fの頂部側部分18FAと外周面12Bとのなす角度θ2よりも小さくしていることから、例えば、角度θ1を角度θ2よりも大きくしたものと比べて、不整地走行において、土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。また、不整地の土壌が砂質系の場合でも、上記構成とすることで、ラグ18の頂部18Cが土壌と接地する部分から軟らかい土砂が掃き出されるのを踏込側壁面18Eによって抑制できる。このため、頂部18Cと土壌との間の滑りが抑えられ、機体前進方向のトラクションが確保される。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行においてトラクション性能を確保できる。
一方、ゴムクローラ10では、ラグ18を、中央線CL付近の内側端部18Aからクローラ幅方向外側で且つクローラ回転方向と反対側へ向かってクローラ周方向に対して斜めに延ばしていることから、例えば、ラグ18をクローラ幅方向に沿って直線状に延ばすものと比べて、ラグ18のクローラ幅方向の投影面積が増えるため、不整地走行において、クローラ幅方向の耐横力が向上する。これにより、ゴムクローラ10によれば、不整地走行において横滑りを抑制できる。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ周方向に沿った断面において、蹴出側壁面18Fの根元側部分18FBと外周面12Bとのなす角度θ3を、90度以上で且つ角度θ2よりも小さくしていることから、例えば、角度θ3を角度θ2よりも大きくしているものと比べて、クローラ周方向に隣接するラグ18間のクローラ周方向の間隔を広くできる。これにより、不整地走行において、クローラ周方向に隣接するラグ18間への土や泥の詰りを抑制し、土や泥を排出する効果が増すため、ラグ18を確実に土や泥の中へ進入させることができ、トラクション及び耐横力がより向上する。
さらに、ゴムクローラ10では、ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1を、内側端部18A側よりもクローラ幅方向外側(外側端部18B側)で小さくしていることから、クローラ幅方向外側で土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、不整地走行におけるトラクション性能が効果的に向上する。また、上記構成により、不整地走行において、ラグ18が土や泥の中へ進入しやすくなるため、トラクション及び耐横力がさらに向上する。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18の踏込側壁面18Eの角度θ1を102~115度の範囲内に設定していることから、不整地走行におけるトラクション性能をさらに向上できる。なお、角度θ1が102度未満の場合には、土や泥が剥がれ難くなり、十分なトラクションを得ることができず、角度θ1が115度を超える場合には、クローラ周方向に隣接するラグ18間の間隔を十分に確保できず、十分なトラクションを得ることができない。このため、角度θ1は、102~115度の範囲内に設定することが好ましい。
ゴムクローラ10では、図4に示されるように、クローラ外周側から見てクローラ幅方向に互いに隣接するラグ18同士の各々の中央線CL付近の内側端部18Aを一つのゴム突起14にそれぞれ重ねることから、ゴム突起14に対応した部分で曲げ剛性が大きくなり、ゴム突起14間に対応した部分で曲げ剛性が小さくなるため、駆動輪100や遊動輪102に巻き掛けられた部分では、ゴム突起14間に対応した部分がゴム突起14に対応した部分よりも曲率が大きくなるように曲がるため、このゴム突起14間に対応した部分を起点にして、不整地走行においてラグ18間に詰まった泥を剥すことができる。
また、ゴムクローラ10では、ラグ18のクローラ周方向に対する鋭角側の角度を、中央線CL付近よりもクローラ幅方向外側で大きくしていることから、ラグ18のクローラ幅方向外側において土壌に加わる駆動力の水平方向の分力が増すため、トラクションが向上する。
よってゴムクローラ10によれば、不整地走行において泥詰りが抑制され、トラクション性能が向上する。
さらに、ゴムクローラ10では、ラグ18の内側壁面18Gと外周面12Bとのなす角度αを110~120度の範囲内に設定していることから、ラグ18同士の各々の内側端部18A間に泥詰りが生じるのをさらに抑制することができる。なお、角度αが110度未満の場合には、ラグ18同士の各々の内側端部18A間の泥詰りを抑制する効果が十分に得られず、角度αが120度を超える場合には、ラグ18の頂部18Cのクローラ幅方向に沿った長さが短くなるため、トラクション性能が十分に得られない。このため、角度αは、110~120度の範囲内に設定することが好ましい。
ゴムクローラ10では、1枚の保護プライ30で形成された保護コード層28を、第2バイアスコード層23のクローラ外周側に配置していることから、複数枚の保護プライが重ねられることで形成された保護コード層を有する場合に比べて、柔軟性が向上する。これにより、旋回時においてもメインコード層に集中するひずみが緩和され、メインコードにおける座屈の発生が抑制され、耐久性に優れたクローラが得られる。
また、ゴムクローラ10では、メインコード層20のクローラ外周側に第1バイアスコード層22を重ね、この第1バイアスコード層22のクローラ外周側に第2バイアスコード層23を重ねていることから、バイアスプライ24及びバイアスプライ26がメインコード層20に近づくため、旋回時におけるバイアスコード24A及びバイアスコード26Aの変位量を軽減でき、バイアスコード24A及びバイアスコード26Aに座屈が生じるのを抑制できる。このように座屈によってバイアスコード24A及びバイアスコード26Aに不具合が生じるのを長期に亘って抑制できるため、ゴムクローラ10の耐久性が向上する。またさらに、上記のように、バイアスプライ24及びバイアスプライ26がメインコード層20に近づくことで、メインコード20Aのねじれ防止作用を効果的に得ることができ、ゴムクローラ10の直進性が向上する。
前述の実施形態では、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aがクローラ周方向から見て重なり合う構成(つまりクローラ幅方向の一方側のラグ18L及び他方側のラグ18Rのそれぞれの内側端部18Aの近傍がクローラ本体12の中央線CLを跨ぐ構成)としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、クローラ幅方向に隣接するラグ18同士の各々の内側端部18Aをクローラ幅方向に離間して配置する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、ラグ18をクローラ周方向に対して2段階又は3段階で傾斜させて延ばす構成(つまり途中で折れ曲がる構成)としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ラグ18をクローラ周方向に対して斜めに一直線状に延ばしてもよい。
またさらに、前述の実施形態では、角度θ1が角度θ2よりも小さくなるようにラグ18の踏込側壁面18Eを傾斜させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、角度θ1が角度θ2よりも大きくなるようにラグ18の踏込側壁面18Eを傾斜させてもよいし、角度θ1と角度θ2が同じ角度となるようにラグ18の踏込側壁面18Eを傾斜させてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10・・・ゴムクローラ(クローラ)、
12・・・クローラ本体、
12C・・本体内周部
12D・・本体外周部
14・・・ゴム突起(突起)、
20・・・メインコード層、
20A・・メインコード、
20B・・メインコード被覆ゴム層、
22・・・第1バイアスコード層、
23・・・第2バイアスコード層
24・・・バイアスプライ(第1バイアスプライ)、
24A・・バイアスコード(第1バイアスコード)、
24B・・バイアスコード(第1バイアスコード)被覆ゴム層、
26・・・バイアスプライ(第2バイアスプライ)、
26A・・バイアスコード(第2バイアスコード)、
26B・・バイアスコード(第2バイアスコード)被覆ゴム層、
28・・・保護コード層、
30・・・保護プライ、
30A・・保護コード、
30B・・保護コード被覆ゴム層、
42A・・内周部最内周ゴム層、
42B・・内周部中間ゴム層、
42C・・内周部外周側ゴム層、
44・・・介在ゴム層(M-1)、
46・・・介在ゴム層(2-P)、
48A・・外周部最外周ゴム層、
48B・・外周部内周側ゴム層、
CD・・・クローラ周方向、
WD・・・クローラ幅方向、
RD・・・クローラ厚さ方向、
IN・・・クローラ内周側、
OUT・・クローラ外周側。

Claims (9)

  1. 弾性材料によって形成され、駆動輪及び従動輪に巻き掛けられる無端帯状のクローラ本体と、
    前記クローラ本体に埋設され、前記クローラ本体の内周面を形成する本体内周部のクローラ外周側に重ねられ、クローラ周方向に延びるメインコードを備えるメインコード層と、
    前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びる第1バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第1バイアスプライを備え、前記メインコード層のクローラ外周側に重ねられる第1バイアスコード層と、
    前記クローラ本体に埋設され、クローラ周方向に対して斜めに延びると共に前記第1バイアスコードと交差する第2バイアスコードをクローラ周方向に並列して構成された第2バイアスプライを備え、前記第1バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられる第2バイアスコード層と、
    前記クローラ本体に埋設され、前記第2バイアスコード層のクローラ外周側に重ねられると共に前記クローラ本体の外周面を形成する本体外周部のクローラ内周側に重ねられ、クローラ幅方向に沿って延びる保護コードをクローラ周方向に並列して構成された1枚の保護プライで形成される保護コード層と、
    を有し、
    前記第2バイアスコード層における前記第2バイアスコードと前記保護コード層における前記保護コードとの間にゴム領域(2-P)が介在し、
    前記保護コードの平均径[L ]に対する、前記第2バイアスコードと前記保護コードとのクローラ厚さ方向での平均距離[L 2-P ]の比[L 2-P /L ]が2以上15以下であるクローラ。
  2. 前記ゴム領域(2-P)は、前記第2バイアスコード層において前記第2バイアスコードを被覆する第2バイアスコード被覆ゴム層と、前記保護コード層において前記保護コードを被覆する保護コード被覆ゴム層と、前記第2バイアスコード層及び前記保護コード層の間に形成された介在ゴム層(2-P)と、からなり、
    前記第2バイアスコード被覆ゴム層、前記保護コード被覆ゴム層、及び前記介在ゴム層(2-P)がいずれも主成分として同種のゴムを含有する請求項に記載のクローラ。
  3. 前記メインコード層における前記メインコードと前記第1バイアスコード層における前記第1バイアスコードとの間にゴム領域(M-1)が介在する請求項1又は請求項に記載のクローラ。
  4. 前記メインコードの平均径[L]に対する、前記メインコードと前記第1バイアスコードとのクローラ厚さ方向での平均距離[LM-1]の比[LM-1/L]が0.2以上3以下である請求項に記載のクローラ。
  5. 前記ゴム領域(M-1)は、前記メインコード層において前記メインコードを被覆するメインコード被覆ゴム層と、前記第1バイアスコード層において前記第1バイアスコードを被覆する第1バイアスコード被覆ゴム層と、前記メインコード層及び前記第1バイアスコード層の間に形成された介在ゴム層(M-1)と、からなり、
    前記第1バイアスコード被覆ゴム層、前記メインコード被覆ゴム層、及び前記介在ゴム層(M-1)がいずれも主成分として同種のゴムを含有する請求項又は請求項に記載のクローラ。
  6. 前記本体内周部は、前記クローラ本体の内周面を形成する最内周ゴム層と、前記メインコード層側に形成された外周側ゴム層と、前記最内周ゴム層及び前記外周側ゴム層の間に形成された中間ゴム層と、を含む少なくとも3層のゴム層を備え、
    且つ前記最内周ゴム層、前記外周側ゴム層、及び前記中間ゴム層は、それぞれ含まれるゴムの組成が異なる請求項~請求項のいずれか1項に記載のクローラ。
  7. 前記外周側ゴム層は、有機酸コバルトホウ素化物を含む請求項に記載のクローラ。
  8. 前記中間ゴム層は、前記最内周ゴム層及び前記外周側ゴム層よりもデュロメータ硬さが低い請求項又は請求項に記載のクローラ。
  9. 前記最内周ゴム層は、前記中間ゴム層及び前記外周側ゴム層よりもデュロメータ硬さが高い請求項~請求項のいずれか1項に記載のクローラ。
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