JP7314617B2 - 弾性クローラ - Google Patents

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本発明は、無端帯状の弾性クローラに関する。
従来、弾性体からなる無端帯状のクローラ本体と、クローラ本体に埋設された芯材と、クローラ本体の外周面からクローラ厚さ方向に突出するラグとを含む弾性クローラが知られている。例えば、下記特許文献1は、翼部の長さの異なる第1の芯金と第2の芯金とにより、耐脱輪性能及び低振動性能を落とさずに、軽量化・コストダウンを図った弾性クローラを提案している。
特開2011-207365号公報
しかしながら、特許文献1の弾性クローラは、第2の芯金がクローラ本体に接する面積が小さく、第2の芯金とクローラ本体との接着力が低下する場合があり、弾性クローラの耐久性に更なる改善の余地があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、軽量化と耐久性とを両立させ得る弾性クローラを提供することを主たる目的としている。
本発明は、弾性クローラであって、弾性体からなる無端帯状のクローラ本体と、前記クローラ本体にクローラ周方向に間隔を空けて配され、かつ、前記弾性体よりも硬質の材料からなる芯材と、前記クローラ本体の外周面からクローラ厚さ方向に突出し、かつ、クローラ周方向に間隔を空けて設けられるラグとを含み、前記クローラ本体は、クローラ周方向に隣接する前記ラグの間に位置する本体部を含み、前記芯材は、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の一方側に延びる第1翼部と、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の他方側に延び、かつ、前記第1翼部よりもクローラ幅方向の長さが小さい第2翼部とを有する第1芯材を含み、前記第1芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第1翼部の少なくとも一部が前記本体部に重なることを特徴とする。
本発明の弾性クローラにおいて、前記第1芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第2翼部の全域が前記ラグに重なるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記芯材は、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の一方側に延びる第3翼部と、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の他方側に延び、かつ、前記第3翼部よりもクローラ幅方向の長さが大きい第4翼部とを有する第2芯材を含み、前記第1芯材と前記第2芯材とは、クローラ周方向に交互に配されるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記第2芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第4翼部の少なくとも一部が前記本体部に重なるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記第2芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第3翼部の全域が前記ラグに重なるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記ラグは、前記クローラ本体の平面視において、少なくとも一部が前記第1翼部と前記第3翼部とに重なる第1ラグを含むのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記ラグは、前記クローラ本体の平面視において、少なくとも一部が前記第2翼部と前記第4翼部とに重なる第2ラグを含み、前記第1ラグと前記第2ラグとは、クローラ周方向に千鳥状に配されるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記第2芯材は、前記第1芯材がクローラ幅方向に対して反対向きに配されたものであるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、前記第1翼部は、前記クローラ本体の平面視において、少なくとも一部がクローラ周方向に隣接する2つの前記ラグに重なるのが望ましい。
本発明の弾性クローラにおいて、クローラ本体は、クローラ周方向に隣接するラグの間に位置する本体部を含み、芯材は、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の一方側に延びる第1翼部と、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の他方側に延び、かつ、前記第1翼部よりもクローラ幅方向の長さが小さい第2翼部とを有する第1芯材を含み、前記第1芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第1翼部の少なくとも一部が前記本体部に重なっている。
このよう第1芯材は、クローラ周方向に隣接するラグの間に位置し、強度が不足し得る本体部を、第1翼部により補強しているので、弾性クローラの耐久性を向上させることができる。この第1翼部は、クローラ本体に接触する面積が大きいので、接着力が向上し、弾性クローラの耐久性をより向上させることができる。
また、第1芯材は、第2翼部を第1翼部よりも小さく形成することができるので、弾性クローラを軽量化することができる。このため、本発明の弾性クローラは、軽量化と耐久性とを両立させることができる。
本発明の弾性クローラの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1の弾性クローラの平面図である。 図2のA-A線の断面図である。 図2のB-B線の断面図である。 他の実施形態の弾性クローラの平面図である。 図5のC-C線の断面図である。
以下、本発明の実施の第1の形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の弾性クローラ1を示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の弾性クローラ1は、クローラ周方向aにのび、かつ、クローラ幅方向bに略一定の幅を有する無端帯状のクローラ本体2を含んでいる。
ここで、本明細書において、クローラ周方向aは、弾性クローラ1の回転方向であり、図1の符号aで示される方向に相当する。また、クローラ幅方向bは、弾性クローラ1が車両に装着されるときの駆動輪(図示省略)の軸方向であり、図1の符号bで示される方向に相当する。
また、本明細書において、クローラ厚さ方向cは、クローラ周方向a及びクローラ幅方向bに直交する方向であり、図1の符号cで示される方向に相当する。クローラ厚さ方向cのうち、無端帯状の弾性クローラ1の内側が、クローラ内周側ciとされ、無端帯状の弾性クローラ1の外側が、クローラ外周側coとされる。
弾性クローラ1は、更に、クローラ本体2にクローラ周方向aに間隔を空けて配される複数の芯材3と、クローラ本体2からクローラ厚さ方向cに突出し、かつ、クローラ周方向aに間隔を空けて設けられる複数のラグ4とを含むのが望ましい。このような弾性クローラ1は、例えば、建設機械等の走行体として好適に用いられる。
クローラ本体2は、例えば、ゴム等の弾性体からなる。本実施形態のクローラ本体2は、クローラ外周側coの外周面2oとクローラ内周側ciの内周面2iとを有している。
図2は、クローラ外周側coから見た弾性クローラ1の平面図である。図1及び図2に示されるように、クローラ本体2は、例えば、クローラ本体2の平面視において、クローラ周方向aに隣接するラグ4の間に位置する本体部2aと、ラグ4に重なるラグ部2bとを含んでいる。
本実施形態の芯材3は、クローラ本体2を構成する弾性体に埋め込まれている。芯材3は、クローラ本体2を構成する弾性体よりも硬質の材料からなるのが望ましい。芯材3は、例えば、鋼、鋳鉄等の金属材料により形成されている。芯材3は、例えば、硬質樹脂により形成されていてもよい。このような芯材3は、弾性クローラ1に好適に用いられ、クローラ本体2を補強し、クローラ本体2の形状を保持することができる。
図2に示されるように、芯材3は、例えば、クローラ本体2に配されたときにクローラ幅方向bに延びる翼部5を有している。芯材3は、翼部5のクローラ幅方向bの長さが異なる第1芯材3Aと第2芯材3Bとを含むのが望ましい。第1芯材3Aと第2芯材3Bとは、例えば、クローラ周方向aに交互に配されている。このような芯材3は、クローラ本体2をバランスよく補強することができる。
図3は、図2のA-A線の断面図である。図2及び図3に示されるように、第1芯材3Aは、例えば、互いにクローラ幅方向bの反対側に延びる第1翼部5Aと第2翼部5Bとを有している。第1翼部5Aは、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLからクローラ幅方向bの一方側に延びるのが望ましい。第2翼部5Bは、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLからクローラ幅方向bの他方側に延びるのが望ましい。本実施形態の第2翼部5Bは、第1翼部5Aよりもクローラ幅方向bの長さが小さい。
本実施形態の第1芯材3Aは、クローラ本体2の平面視において、第1翼部5Aの少なくとも一部が本体部2aに重なっている。このような第1芯材3Aは、クローラ周方向aに隣接するラグ4の間に位置し、強度が不足し得る本体部2aを、第1翼部5Aにより補強しているので、弾性クローラ1の耐久性を向上させることができる。
この第1翼部5Aは、クローラ本体2に接触する面積が大きいので、接着力が向上し、弾性クローラ1の耐久性をより向上させることができる。また、第1芯材3Aは、第2翼部5Bを第1翼部5Aよりも小さく形成することができるので、弾性クローラ1を軽量化することができる。このため、本実施形態の弾性クローラ1は、軽量化と耐久性とを両立させることができる。
本実施形態の第1芯材3Aは、クローラ本体2の平面視において、第2翼部5Bの全域がラグ4に重なっている。このような第1芯材3Aは、第2翼部5Bのエッジ部分のゴムの厚さを大きくすることができ、弾性クローラ1の耐久性を向上させることができる。
図4は、図2のB-B線の断面図である。図2及び図4に示されるように、第2芯材3Bは、例えば、互いにクローラ幅方向bの反対側に延びる第3翼部5Cと第4翼部5Dとを有している。第3翼部5Cは、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLからクローラ幅方向bの一方側に延びるのが望ましい。第4翼部5Dは、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLからクローラ幅方向bの他方側に延びるのが望ましい。本実施形態の第4翼部5Dは、第3翼部5Cよりもクローラ幅方向bの長さが大きい。
本実施形態の第2芯材3Bは、クローラ本体2の平面視において、第4翼部5Dの少なくとも一部が本体部2aに重なっている。このような第2芯材3Bは、クローラ周方向aに隣接するラグ4の間に位置し、強度が不足し得る本体部2aを、第4翼部5Dにより補強しているので、弾性クローラ1の耐久性を向上させることができる。
この第4翼部5Dは、クローラ本体2に接触する面積が大きいので、接着力が向上し、弾性クローラ1の耐久性をより向上させることができる。また、第2芯材3Bは、第3翼部5Cを第4翼部5Dよりも小さく形成することができるので、弾性クローラ1を軽量化することができる。このため、本実施形態の弾性クローラ1は、軽量化と耐久性とを両立させることができる。
本実施形態の第2芯材3Bは、クローラ本体2の平面視において、第3翼部5Cの全域がラグ4に重なっている。このような第2芯材3Bは、第3翼部5Cのエッジ部分のゴムの厚さを大きくすることができ、弾性クローラ1の耐久性を向上させることができる。
より好ましい態様として、図1に示されるように、弾性クローラ1は、クローラ周方向aに延びる抗張体6を含んでいる。抗張体6は、芯材3の翼部5よりもクローラ外周側coのクローラ本体2に埋め込まれるのが望ましい。抗張体6は、例えば、クローラ周方向aに延びる金属コード層7を含んでいる。本実施形態の金属コード層7は、クローラ周方向aに延びる複数の金属コード7aがクローラ幅方向bに並べられている。このような抗張体6は、クローラ本体2のクローラ幅方向bに均等に、抗張力を付与することができる。
図3に示されるように、本実施形態の第1芯材3Aは、第1翼部5A及び第2翼部5Bからクローラ内周側ciへ突出する一対の突起部8を含んでいる。一対の突起部8は、例えば、駆動輪、遊動輪、転輪等(図示省略)のクローラ幅方向bの位置を規制し、弾性クローラ1の脱輪を抑止している。
突起部8は、例えば、クローラ内周側ciに転輪通過面9を有していてもよい。このような第1芯材3Aは、転輪(図示省略)を安定して支持することで、走行時の振動、騒音を抑制することができ、弾性クローラ1の乗り心地性能を向上させることができる。また、本実施形態の弾性クローラ1は、突起部8で転輪を支持することができるので、一般的な金属クローラの代替品として、装着され得る。
本実施形態の第1翼部5Aは、クローラ幅方向bの端部に第1端部5aを有している。第1端部5aの厚さは、第1翼部5Aのクローラ幅方向bの内側の厚さよりも小さいのが望ましい。このような第1翼部5Aは、重量増加を抑制しつつ、クローラ本体2に接触する面積を増加させることができ、弾性クローラ1の耐久性をより向上させることができる。なお、第1翼部5Aは、クローラ幅方向bの内側の厚さが略一定のものが例示されているが、このような態様に限定されず、例えば、クローラ幅方向bの内側から第1端部5aにかけて厚さが漸減していてもよい。
図2ないし図4に示されるように、本実施形態の第2芯材3Bは、第1芯材3Aがクローラ幅方向bに対して反対向きに配されたものである。このような第1芯材3A及び第2芯材3Bは、部品としての管理コストを低減することができ、弾性クローラ1の製造コストを抑制することができる。
図4に示されるように、本実施形態の第2芯材3Bは、第1芯材3Aと同様、第3翼部5C及び第4翼部5Dからクローラ内周側ciへ突出する一対の突起部8を含んでいる。本実施形態の第4翼部5Dは、第1翼部5Aと同様、クローラ幅方向bの端部に第4端部5dを有している。
第4端部5dの厚さは、第1端部5aの厚さと同一であり、第4翼部5Dのクローラ幅方向bの内側の厚さよりも小さいのが望ましい。このような第4翼部5Dは、重量増加を抑制しつつ、クローラ本体2に接触する面積を増加させることができ、弾性クローラ1の耐久性をより向上させることができる。
図2ないし図4に示されるように、本実施形態のラグ4は、クローラ本体2の外周面2oからクローラ外周側coに向けて突出している。ラグ4は、例えば、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLよりもクローラ幅方向bの一方側に形成された第1ラグ4Aと、他方側に形成された第2ラグ4Bとを含んでいる。第1ラグ4Aと第2ラグ4Bとは、クローラ周方向aに千鳥状に配されるのが望ましい。このようなラグ4は、弾性クローラ1を走行させたときの振動を低減させることができる。
図2に示されるように、本実施形態の第1ラグ4Aは、クローラ本体2の平面視において、少なくとも一部が第1翼部5Aと第3翼部5Cとに重なっている。このような第1ラグ4Aは、第1芯材3Aと第2芯材3Bとにより補強されるので、弾性クローラ1の耐久性をより向上させることができる。
図5は、他の実施形態の弾性クローラ10の平面図であり、図6は、図5のC-C線の断面図である。上述の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図5及び図6に示されるように、この実施形態の弾性クローラ10は、クローラ本体2と、クローラ本体2に配される複数の芯材11と、クローラ本体2からクローラ厚さ方向cに突出する複数のラグ4とを含んでいる。
この実施形態の芯材11は、上述の芯材3と同様、クローラ本体2に配されたときにクローラ幅方向bに延びる翼部12を有している。芯材11は、翼部12のクローラ幅方向bの長さが異なる第1芯材11Aと第2芯材11Bとを含むのが望ましい。
第1芯材11Aは、例えば、互いにクローラ幅方向bの反対側に延びる第1翼部12Aと第2翼部12Bとを有している。第1翼部12Aは、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLからクローラ幅方向bの一方側に延びるのが望ましい。第2翼部12Bは、クローラ本体2のクローラ幅方向bの中心CLからクローラ幅方向bの他方側に延びるのが望ましい。
この実施形態の第2翼部12Bは、第1翼部12Aよりもクローラ幅方向bの長さが小さい。また、この実施形態の第1翼部12Aは、上述の実施形態の第1翼部5Aよりもクローラ幅方向bの長さが大きい。この実施形態の第1翼部12Aは、上述の第1翼部5Aと同様、クローラ幅方向bの端部に厚さの小さい第1端部12aを有している。この実施形態では、第1端部12aの長さが、上述の第1端部5aの長さよりも大きい。このような第1翼部12Aは、重量増加を抑制しつつ、より広い範囲を補強することができる。
図6に示されるように、この実施形態の第1芯材11Aは、上述の第1芯材3Aと同様、第1翼部12A及び第2翼部12Bからクローラ内周側ciへ突出する一対の突起部8を含んでいる。この実施形態では、転輪通過面9が突起部8のクローラ幅方向bの外側に設けられている。このように、突起部8及び転輪通過面9は、装着される本機の転輪(図示省略)等の形状に応じて、適宜対応するのが望ましい。なお、第1芯材11Aは、例えば、上述の第1芯材3Aのように転輪通過面9が突起部8に設けられている場合、第1翼部12A及び第2翼部12Bの厚さが、突起部8からクローラ幅方向bの外側に向けて漸減していてもよい。
図5に示されるように、この実施形態の第1芯材11Aは、クローラ本体2の平面視において、第1翼部12Aの少なくとも一部が本体部2aに重なっている。このような第1芯材11Aは、クローラ周方向aに隣接するラグ4の間に位置し、強度が不足し得る本体部2aを、第1翼部12Aにより補強しているので、弾性クローラ10の耐久性を向上させることができる。
この第1翼部12Aは、クローラ本体2に接触する面積が大きいので、接着力が向上し、弾性クローラ1の耐久性をより向上させることができる。また、第1芯材11Aは、第2翼部12Bを第1翼部12Aよりも小さく形成することができるので、弾性クローラ10を軽量化することができる。このため、この実施形態の弾性クローラ10は、上述の弾性クローラ1と同様、軽量化と耐久性とを両立させることができる。
この実施形態の第1芯材11Aは、クローラ本体2の平面視において、第2翼部12Bの全域がラグ4に重なっている。このような第1芯材11Aは、第2翼部12Bのエッジ部分のゴムの厚さを大きくすることができ、弾性クローラ10の耐久性を向上させることができる。
この実施形態の第1翼部12Aは、クローラ本体2の平面視において、少なくとも一部がクローラ周方向aに隣接する2つのラグ4に重なっている。このような第1芯材11Aは、第1翼部12Aのエッジ部分のゴムの厚さを大きくすることができ、弾性クローラ10の耐久性をより向上させることができる。
この実施形態の第2芯材11Bは、第1芯材11Aがクローラ幅方向bに対して反対向きに配されたものである。このような第1芯材11A及び第2芯材11Bは、部品としての管理コストを低減することができ、弾性クローラ10の製造コストを抑制することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
2 クローラ本体
3 芯材
3A 第1芯材
4 ラグ
5A 第1翼部
5B 第2翼部

Claims (9)

  1. 弾性クローラであって、
    弾性体からなる無端帯状のクローラ本体と、
    前記クローラ本体にクローラ周方向に間隔を空けて配され、かつ、前記弾性体よりも硬質の材料からなる芯材と、
    前記クローラ本体の外周面からクローラ厚さ方向に突出し、かつ、クローラ周方向に間隔を空けて設けられるラグとを含み、
    前記クローラ本体は、クローラ周方向に隣接する前記ラグの間に位置する本体部を含み、
    前記芯材は、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の一方側に延びる第1翼部と、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の他方側に延び、かつ、前記第1翼部よりもクローラ幅方向の長さが小さい第2翼部とを有する第1芯材を含み、
    前記第1芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第1翼部の少なくとも一部が前記本体部に重なり、
    前記第1翼部は、クローラ幅方向の内側の厚さが一定であり、クローラ幅方向の端部に前記内側の厚さよりも小さい厚さの第1端部を有する
    弾性クローラ。
  2. 前記第1芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第2翼部の全域が前記ラグに重なる、請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 前記芯材は、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の一方側に延びる第3翼部と、前記クローラ本体のクローラ幅方向の中心からクローラ幅方向の他方側に延び、かつ、前記第3翼部よりもクローラ幅方向の長さが大きい第4翼部とを有する第2芯材を含み、
    前記第1芯材と前記第2芯材とは、クローラ周方向に交互に配される、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記第2芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第4翼部の少なくとも一部が前記本体部に重なる、請求項3に記載の弾性クローラ。
  5. 前記第2芯材は、前記クローラ本体の平面視において、前記第3翼部の全域が前記ラグに重なる、請求項3又は4に記載の弾性クローラ。
  6. 前記ラグは、前記クローラ本体の平面視において、少なくとも一部が前記第1翼部と前記第3翼部とに重なる第1ラグを含む、請求項3ないし5のいずれかに記載の弾性クローラ。
  7. 前記ラグは、前記クローラ本体の平面視において、少なくとも一部が前記第2翼部と前記第4翼部とに重なる第2ラグを含み、
    前記第1ラグと前記第2ラグとは、クローラ周方向に千鳥状に配される、請求項6に記載の弾性クローラ。
  8. 前記第2芯材は、前記第1芯材がクローラ幅方向に対して反対向きに配されたものである、請求項3ないし7のいずれかに記載の弾性クローラ。
  9. 前記第1翼部は、前記クローラ本体の平面視において、少なくとも一部がクローラ周方向に隣接する2つの前記ラグに重なる、請求項1ないし8のいずれかに記載の弾性クローラ。
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