JP6664289B2 - 弾性クローラ - Google Patents
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Description
前記クローラ本体は、前記クローラ本体の内周面において、周方向に延び、且つ、転輪が通過する転輪通過部と、前記クローラ本体の内周面において、当該クローラ本体の幅方向における前記転輪通過部の外側に形成された凹部とを有し、
前記補強部材は、前記クローラ本体の幅方向に並んだ一対の突起部と、前記クローラ本体の幅方向に延び、且つ、一対の前記突起部同士を連結する連結部とを有し、
前記クローラ本体の幅方向の断面視において、前記連結部が前記突起部よりも前記クローラ本体の幅方向における外側まで延び、前記連結部における前記クローラ本体の幅方向の端部が、前記凹部に向けて前記クローラ本体の内周面の側に曲げられており、
前記断面視で、前記連結部における前記クローラ本体の幅方向の端部の延長線が前記凹部の底部と略同一面上にある。
前記第1部分を構成する弾性体における下記の式(1)で定義されるRの値が2.0〜2.6であり、前記第2部分を構成する弾性体における下記の式(1)で定義されるRの値が0.7〜1.3であり、前記第3部分を構成する弾性体における下記の式(1)で定義されるRの値が0.9〜1.3であると好適である。
R=Nk/Ns 式(1)(ここで、NkはJIS K 6329(2007年版)に基づいて測定される動的剛性(N/mm)であり、NsはJIS K 6329(2007年版)に基づいて測定される静的剛性(N/mm)である。)
以下では、矢印Lを当該弾性クローラの幅方向における左方向、矢印Rを当該弾性クローラの幅方向における右方向、矢印Uを当該弾性クローラの内周側、矢印Dを当該弾性クローラの外周側とそれぞれ定義して説明を行う。
突起部16は、クローラ本体10のうち第1部分に形成される。突起部16は、一対の転輪通過部15の間に形成される。突起部16は左右で対になるように形成される。一対の突起部16は、クローラ本体10の周方向に沿って並ぶように複数(複数対)形成される。一対の突起部16は、クローラ本体10の周方向において一対のラグ14(第一ラグ14a又は第二ラグ14b)と交互に配置される。より詳細には、一対の突起部16は、クローラ本体10の周方向において隣り合う一対のラグ14の中間位置にそれぞれ配置される。
本実施形態では、クローラ本体の幅方向における断面視で、連結部31の端部31aの延長線Lが、凹部17の底部17aと交差している(図3を参照)。なお、連結部31の端部31aの延長線Lが、凹部17の底部17aと交差することなく、底部17aに沿う構成とすることもできる。
このようにして、芯金30によってクローラ本体10(特に、転輪通過部15及び突起部16)が補強される。また芯金30は、突起部16と同様に、クローラ本体10の周方向において隣り合う一対のラグ14の中間位置にそれぞれ配置されることになる。
9〜1.2である。
R=Nk/Ns 式(1)
以下の実施例1〜3の各弾性クローラについて、振動低減効果及び駆動ロス低減効果の検証を行った。各実施例の弾性クローラの形状は、上記の説明のとおりである(図1〜4を参照)。また、実施例1〜3の弾性クローラを構成するゴムの物性は以下のとおりである。
第1部分を構成するゴムのNs値は83N/mであり、Nk値は189N/mであり、R値は2.3である。
第2部分を構成するゴムのNs値は67N/mであり、Nk値は105N/mであり、R値は1.6である。
第3部分を構成するゴムのNs値は63N/mであり、Nk値は80N/mであり、R値は1.3である。
第1部分を構成するゴムのNs値は83N/mであり、Nk値は189N/mであり、R値は2.3である。
第2部分を構成するゴムのNs値は73N/mであり、Nk値は67N/mであり、R値は0.9である。
第3部分を構成するゴムのNs値は60N/mであり、Nk値は68N/mであり、R値は1.1である。
第1部分を構成するゴムのNs値は83N/mであり、Nk値は189N/mであり、R値は2.3である。
第2部分を構成するゴムのNs値は60N/mであり、Nk値は68N/mであり、R値は1.1である。
第3部分を構成するゴムのNs値は60N/mであり、Nk値は68N/mであり、R値は1.1である。
以下、第二実施形態に係る弾性クローラについて、図5及び6に基づいて説明する。なお、上記第一実施形態と同一の構成については、図5及び6において、図1〜4と同一の符号を付し、明細書中における説明は省略する。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
11 第3部分
12 第1部分
13 第2部分
14 ラグ
15 転輪通過部
17 凹部
17a 底部
30 芯金(補強部材)
31 連結部
31a 端部
Claims (6)
- 弾性体により無端体状に形成されたクローラ本体と、
前記クローラ本体の周方向に並んで設けられた複数の補強部材と、を備え、
前記クローラ本体は、
前記クローラ本体の内周面において、周方向に延び、且つ、転輪が通過する転輪通過部と、
前記クローラ本体の内周面において、当該クローラ本体の幅方向における前記転輪通過部の外側に形成された凹部とを有し、
前記補強部材は、
前記クローラ本体の幅方向に並んだ一対の突起部と、
前記クローラ本体の幅方向に延び、且つ、一対の前記突起部同士を連結する連結部とを有し、
前記クローラ本体の幅方向の断面視において、
前記連結部が前記突起部よりも前記クローラ本体の幅方向における外側まで延び、前記連結部における前記クローラ本体の幅方向の端部が、前記凹部に向けて前記クローラ本体の内周面の側に曲げられており、
前記断面視で、前記連結部における前記クローラ本体の幅方向の端部の延長線が前記凹部の底部と略同一面上にある弾性クローラ。 - 隣接する前記補強部材同士の間に前記凹部が設けられている請求項1に記載の弾性クローラ。
- 前記凹部の底部が、前記クローラ本体の幅方向の外側ほど当該クローラ本体における内周側に位置するように傾斜している請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
- 前記クローラ本体が、前記クローラベルト本体における内周側の部分のうち当該クローラベルト本体の幅方向における中央部に位置する第1部分と、当該前記クローラ本体における内周側の部分のうち前記第1部分の外側に位置する第2部分と、前記クローラベルト本体における外周側の部分である第3部分とを有し、
前記第1部分を構成する弾性体における下記の式(1)で定義されるRの値が2.0〜2.6であり、
前記第2部分を構成する弾性体における下記の式(1)で定義されるRの値が0.7〜1.3であり、
前記第3部分を構成する弾性体における下記の式(1)で定義されるRの値が0.9〜1.3である請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
R=Nk/Ns 式(1)
(ここで、NkはJIS K 6329(2007年版)に基づいて測定される動的剛性(N/mm)であり、NsはJIS K 6329(2007年版)に基づいて測定される静的剛性(N/mm)である。)
- 前記第1部分を構成する弾性体のNsが75〜95であり、前記第2部分を構成する弾性体のNsが55〜80であり、前記第3部分を構成する弾性体のNsが55〜70である請求項4に記載の弾性クローラ。
- 前記第2部分を構成する弾性体と前記第3部分を構成する弾性体とが同一である請求項4又は5に記載の弾性クローラ。
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- 2016-08-04 JP JP2016153813A patent/JP6664289B2/ja active Active
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