JP5985261B2 - 弾性クローラ - Google Patents

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本発明は、弾性クローラに関する。
通常、ゴムクローラの内部には、抗張体としてのスチールコード層(メインコード層)が配設されている。スチールコード層としては、クローラ周方向に延びるスチールコードをクローラ幅方向に並べ、クローラ周方向の両端部分を重ね合わせた構造のものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平09-109948号公報
ところで、重ね合わせ構造のスチールコード層は、重ね合わせ部の曲げ剛性がその他の部分よりも高いため、重ね合わせ部が駆動輪や遊動輪に巻き掛かった場合に、重ね合わせ部とその他の部分の境界(スチールコード層の端部)で大きな曲げが生じやすい。特に、重ね合わせ部のクローラ外周側に位置するスチールコード層の端部では、クローラ内周側に位置するスチールコード層の端部と比べて、大きな曲げが生じやすい傾向にある。スチールコード層に大きな曲げが生じると、ゴムクローラもスチールコード層の大きな曲げが生じた部位に対応した部分で大きな曲げを生じる。その結果、スチールコード層の端部周りのゴムや当該端部に対応するゴムクローラ表面のゴムなどに生じる引張りひずみが増加し、クローラの耐久性を低下させる虞がある。
本発明は、重ね合わせ構造のメインコード層を有する弾性クローラにおいて、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際の曲げを均一に近づけることを課題とする。
本発明の請求項1に記載の弾性クローラは、無端帯状の弾性体と、前記弾性体の外周に弾性体周方向に間隔をあけて複数配設され、弾性体外周側に突出するラグと、前記弾性体に埋設され、弾性体周方向に延び、弾性体周方向の一端側が他端側に弾性体外周側から重なって前記一端側と前記他端側を重ね合わせた重ね合わせ部を形成すると共に前記一端が前記ラグに対応した前記弾性体のラグ領域内に配置されたメインコード層と、前記弾性体に埋設され、前記メインコード層よりも曲げ剛性が低く、前記メインコード層の前記一端を越えて前記重ね合わせ部に延び、前記重ね合わせ部に対して弾性体厚み方向に重なる弾性体周方向の端部が前記一端と同じ前記ラグ領域内に配置された補強コード層と、を有している。
本発明の請求項1に記載の弾性クローラでは、補強コード層を、メインコード層の一端を越えて重ね合わせ部へ延ばしていることから、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際にメインコード層の一端を起点として大きな曲げが生じるのを抑制することができる。
また、補強コード層の曲げ剛性をメインコード層よりも低くしていることから、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際に、補強コード層の端部(弾性体周方向の端部)を起点として大きな曲げが生じるのを抑制することができる。
そして、メインコード層の重ね合わせ部と補強コード層が重なる部分を、メインコード層の一端が配置される弾性体のラグ領域内に配置していることから、例えば、重ね合わせ部全体に補強コード層を重ねたものと比べて、重ね合わせ部全体の曲げ剛性を過剰に上昇させることがないため、メインコード層の一端及び他端を起点として大きな曲げが生じるのを抑制することができる。
以上のことから、請求項1に記載の弾性クローラによれば、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際の曲げを均一に近づけることができる。
本発明の請求項2に記載の弾性クローラは、請求項1に記載の弾性クローラにおいて、前記メインコード層は、弾性体周方向に延びるメインコードを弾性体幅方向に並べて構成され、前記補強コード層は、弾性体周方向に延びる補強コードを弾性体幅方向に並べて構成されている。
本発明の請求項2に記載の弾性クローラでは、メインコードを弾性体周方向に延ばすことで、メインコードの傾きに起因するクローラ走行時の横ずれを抑制することができる。
一方、補強コードを弾性体周方向に延ばすことで、補強コード層の曲げ剛性を効果的に向上させることができ、メインコード層の一端で大きな曲げが生じるのをさらに抑制することができる。
本発明の請求項3に記載の弾性クローラは、請求項2に記載の弾性クローラにおいて、前記補強コードは、前記メインコードと同一材料で構成され且つ前記メインコードよりも小径のスチールコードである。
本発明の請求項3に記載の弾性クローラでは、メインコード及び補強コードを引張り強度に優れるスチールコードにしていることから、耐久性が向上する。
一方、補強コードをメインコードよりも小径にしていることから、補強コード層から弾性体の外周面までの弾性体厚みを十分に確保することができる。
本発明の請求項4に記載の弾性クローラは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性クローラにおいて、前記補強コード層は、前記メインコード層の前記他端側の弾性体外周側に重ねられ、前記端部が弾性体厚み方向において、前記メインコード層の前記重ね合わせ部を形成する前記一端側及び前記他端側の間に配設されている。
本発明の請求項4に記載の弾性クローラでは、メインコード層の他端側の弾性体外周側に補強コード層を配設し、補強コード層の端部(弾性体周方向の端部)が間に挟まれるように、メインコード層の一端側と他端側を重ね合わせるという簡単な工程で、補強コード層を配設することができる。
本発明の請求項5に記載の弾性クローラは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性クローラにおいて、前記補強コード層は、前記メインコード層の弾性体外周側に重ねられ、前記端部が前記メインコード層の前記重ね合わせ部の弾性体外周側に配設されている。
本発明の請求項5に記載の弾性クローラでは、補強コード層を、メインコード層の弾性体外周側に重ねると共に、補強コード層の端部(弾性体周方向の端部)をメインコード層の重ね合わせ部の弾性体外周側に配設していることから、メインコード層の一端が補強コード層によって弾性体外周側から覆われる。これにより、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際のメインコード層の一端を起点として大きな曲げが生じるのを抑制する効果がさらに向上する。
本発明の請求項6に記載の弾性クローラは請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性クローラにおいて、前記重ね合わせ部が周方向に隣り合う3つのラグ領域に跨っている。
以上説明したように、本発明の弾性クローラは、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際の曲げを均一に近づけることができる。
第1実施形態のゴムクローラを側方(クローラ幅方向)から見た側面図である。 第1実施形態のゴムクローラの内周側を示す平面図である。 第1実施形態のゴムクローラの図2の3X−3X線断面図である。 (A)第1実施形態のゴムクローラの図2の4X−4X線断面図である。(B)第1実施形態のゴムクローラの図4(A)の4B−4B線断面図である。 第1実施形態のゴムクローラがスプロケットに巻き掛けられた状態を説明するためのゴムクローラの側断面図である(図2の4X−4X線断面図に対応)。 (A)第2実施形態のゴムクローラの図2の4X−4X線断面図である。(B)第2実施形態のゴムクローラの図6(A)の6B−6B線断面図である。 第2実施形態のゴムクローラがスプロケットに巻き掛けられた状態を説明するためのゴムクローラの側断面図である(図2の4X−4X線断面図に対応)。 第2実施形態のゴムクローラのゴムクローラ構成部材の両端部を接続する前の状態を説明するためのゴムクローラ構成部材の側断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る弾性クローラについて説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る弾性クローラの一例としての無端状のゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動軸に連結された駆動輪の一例としてのスプロケット100と、クローラ車に回転自在に取付けられた遊動輪の一例としてのアイドラー102とに巻き掛けられて用いられる。また、ゴムクローラ10の内周を、スプロケット100とアイドラー102の間に配置され且つクローラ車に回転自在に取り付けられた複数の転輪104(図1参照)が転動するようになっている。
本実施形態では、無端状のゴムクローラ10の周方向(図2の矢印S方向)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図2の矢印W方向)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向とクローラ幅方向は、ゴムクローラ10を内周側または外周側から見た場合に直交する。
また、本実施形態では、スプロケット100、アイドラー102、及び転輪104に巻き掛けて環状となったゴムクローラ10の内周側(図3、図4(A)の矢印IN方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図3、図4(A)の矢印OUT方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3、図4(A)の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向を示している。
なお、本実施形態では、ゴムクローラ10をスプロケット100及びアイドラー102に巻き掛ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、スプロケット100、アイドラー102、及び複数の転輪104の配置によっては、スプロケット100及びアイドラー102に加えて、一つまたは複数の転輪104にゴムクローラ10が巻き掛かる構成としてもよく、上記に加えて、アイドラー102とは別に、一つまたは複数のアイドラーにゴムクローラ10が巻き掛かる構成としてもよい。
また、スプロケット100、アイドラー102、転輪104、及びこれらに巻き掛けられたゴムクローラ10によってクローラ車の走行部としてのクローラ走行装置90(図1参照)が構成されている。
図1に示すように、スプロケット100は、クローラ車の駆動軸に連結される円盤状の輪部100Aの外周面に、円周方向に一定間隔で歯部100Bを形成したものである。このスプロケット100は、ゴムクローラ10にクローラ車からの駆動力を作用させて(詳細は後述)、ゴムクローラ10をスプロケット100及びアイドラー102の間で循環させるものである。
アイドラー102は、円盤状とされ、クローラ車に回転自在に取付けられている。また、アイドラー102は、クローラ車側が備える図示しない油圧等の加圧機構によってスプロケット100から離間する方向へ押圧されて、ゴムクローラ10のテンション(張力)を保持するものである。
転輪104は、クローラ車の重量を支持するものであり、クローラ車に回転自在に取付けられる軸部104Aと、軸部104Aの両端部から外周側にそれぞれ張り出す鍔部である輪部104Bと、を含んで構成されている。
上記アイドラー102及び転輪104は、スプロケット100及びアイドラー102の間を循環するゴムクローラ10に対して従動回転するようになっている。
図1に示すように、ゴムクローラ10は、ゴム材を無端帯状に形成したゴムベルト12を有している。なお、本実施形態のゴムベルト12は、本発明の無端状の弾性体の一例である。また、本実施形態のゴムベルト12の周方向、幅方向、内周側、外周側は、それぞれクローラ周方向、クローラ幅方向、クローラ内周側、クローラ外周側と一致している。
図2に示すように、ゴムベルト12には、芯金20がクローラ周方向に間隔(本実施形態では一定間隔)をあけて複数埋設されている。なお、本実施形態の芯金20は、金属材料で形成されている。
図3に示すように、芯金20は、芯金中央部22と、この芯金中央部22のクローラ幅方向の両端部からクローラ幅方向外側にそれぞれ延出する一対の芯金翼部24と、芯金翼部24の根元側(本実施形態では、根元部)からクローラ内周側に突出する芯金突起26と、を含んで構成されている。
芯金中央部22は、スプロケット100から荷重や駆動力を受ける部分のため、芯金翼部24よりもクローラ内外方向に肉厚とされている。また、本実施形態の芯金中央部22は、ゴムベルト12中に完全に埋設されているが、本発明はこの構成に限定されずに、芯金中央部22のクローラ内周側の表面がゴムベルト12の内周面12Aから露出していてもよい。
芯金突起26は、突出先端部側がゴムベルト12の内周面12Aから突出している。この芯金突起26の突出部分は、ゴムベルト12と同じゴム材でゴム被覆されている。なお、本発明は上記構成に限定されず、芯金突起26の突出部分については、ゴム被覆されない構成でも、一部がゴム被覆されずに露出する構成でもよい。
ゴムクローラ10では、ゴムベルト12の一対の芯金突起26間、言い換えると、芯金中央部22上をスプロケット100及びアイドラー102が転動するようになっている。これら一対の芯金突起26は、スプロケット100及びアイドラー102と当接することで、スプロケット100及びアイドラー102のクローラ幅方向への移動を制限することができる。言い換えると、芯金突起26は、スプロケット100及びアイドラー102と当接することで、スプロケット100及びアイドラー102と、ゴムクローラ10(ゴムベルト12)とのクローラ幅方向の相対変位を抑制することができる。
また、本実施形態では、図2に示すように、芯金20の芯金中央部22のクローラ幅方向の中央を通る直線と、ゴムベルト12のクローラ幅方向の中央を通る直線(以下では、中央線CLと記載する)とが一致している。なお、本発明はこの構成に限定されず、ゴムベルト12の中央線CLに対して芯金20の芯金中央部22のクローラ幅方向の中央を通る直線がクローラ幅方向にずれていてもよい。
また、本実施形態では、中央線CLに向う側をクローラ幅方向内側、中央線CLから離れる側をクローラ幅方向外側として説明している。
図2、図3に示すように、ゴムベルト12の一対の芯金突起26を挟んでクローラ幅方向両側には、クローラ周方向に沿って延びる転輪転動面16がそれぞれ形成されている。この転輪転動面16は、平坦状とされ、ゴムベルト12の内周面12Aの一部を構成している。
図2に示すように、ゴムベルト12の内周には、クローラ周方向に互いに隣り合う芯金20の芯金中央部22間にスプロケット100の歯部100Bが挿入係合される係合凹部40が形成されている。なお、本発明はこの構成に限定されず、ゴムベルト12に係合凹部40の代わりにゴムベルト12をクローラ内外に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に歯部100Bを挿入係合させる構成としてもよい。また、上記係合凹部40の底部にクローラ内外に貫通するスリットなどを形成してもよい。
ここで、スプロケット100の歯部100Bが係合凹部40に挿入係合した状態でスプロケット100が回転(駆動)すると、係合凹部40を介して芯金20の芯金中央部22に駆動力が入力されて、ゴムベルト12(ゴムクローラ10)に駆動力が伝達される。
また、図1に示すように、ゴムベルト12の外周には、クローラ外周側に突出するラグ14がクローラ周方向に間隔をあけて複数配設されている。このラグ14は、ゴム材で形成され、地面と接地する部位とされている。また、図3に示すように、ラグ14は、中央線CLを挟んで左右対称に配設されている。また、ラグ14は、図4(A)に示すように、芯金20とクローラ内外方向に重なっている。言い換えると、クローラ外周側から見てラグ14と芯金20が重なり合っている。
なお、本発明はこの構成に限定されず、ラグの配置位置や形状については、従来公知のものを用いてもよい。
また、ここで言う「クローラ内外方向」は、「クローラ厚み方向」と同義である。
図2に示すように、ゴムベルト12には、一対の芯金翼部24のクローラ外周側にクローラ周方向に沿って延びるメインコード層30がそれぞれ埋設されている。このメインコード層30は、クローラ周方向に沿って延びるメインコード32をクローラ幅方向に並べて構成されている。
メインコード層30は、ゴムベルト12内を一周しており、図4(A)に示すように、両端部分がクローラ厚み方向に重ね合わされている。具体的には、メインコード層30のクローラ周方向の一端30A側が他端30B側に対してクローラ外周側から重ねられている。なお、メインコード層30の一端30A側は、ゴム材を介して他端30B側に重ねられると共に接合されている。
以下では、メインコード層30の一端30A側と他端30B側とが重ね合わされた部分を重ね合わせ部34として説明する。
本実施形態では、メインコード層30の重ね合わせ部34が複数(3つ)の芯金20及び複数(3つ)のラグ14に跨っている。また、メインコード層30の一端30A及び他端30Bは別々のラグ14にそれぞれ対応したゴムベルト12のラグ領域R内に配置されている。
なお、ここで言う「ラグ領域R」とは、ゴムベルト12のラグ14に対応した領域、すなわち、クローラ外周側から見てラグ14と重なるゴムベルト12の領域を指しており、例えば、図4(A)に示すゴムクローラ10の側方断面視においては、一つのラグ14の根元Z間の長さ(範囲)に対応したゴムベルト12の領域を指す。また、ラグ14の根元Zは、ラグ14の側壁面が直線状に傾斜している場合には、直線状の側壁面とゴムベルト12の平坦な外周面との交点を指し、ラグ14の側壁面の根元側が湾曲している場合には、曲線状の側壁面とゴムベルト12の外周面との交点(変曲点)を指し、クローラ周方向に互いに隣接するラグ14の側壁面の根元側がそれぞれ湾曲すると共に隣接する同士で連続している場合には、互いに隣接するラグ14のゴム厚みが最も薄くなる最薄点を指す。
また、本実施形態のメインコード32は、図2に示すように、中央線CLと平行に直線状に延びている。なお、本発明は上記構成に限定されず、メインコード32は、中央線CLに対して±10度程度の範囲で傾斜していてもよい。
また、本実施形態では、メインコード32として引っ張り強度に優れるスチールコードを用いている。なお、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度とメインコード層30としての曲げ剛性を確保することができれば、有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードをメインコードとして用いてもよい。
また、図4(A)に示すように、ゴムベルト12には、メインコード層30の一端30Aを越えて重ね合わせ部34に向かってクローラ周方向に延びる補強コード層36が埋設されている。この構成により補強コード層36は、メインコード層30の重ね合わせ部34に対してクローラ厚み方向に重なっている。換言すると、ゴムクローラ10をクローラ外周側から見た場合に、補強コード層36の一部は、重ね合わせ部34に重なっている。
なお、以下では、補強コード層36がメインコード層30の重ね合わせ部34に重なる部分を重なり部Pとして説明する。
補強コード層36は、クローラ周方向に沿って延びる又はクローラ周方向に対して斜めに延びる補強コード38を互いに平行となるように複数本並べて構成されている。なお、本実施形態では、補強コード38が中央線CLと平行に直線状に延びている。なお、本発明は上記構成に限定されず、補強コード38は、中央線CLに対して±10度程度の範囲で傾斜していてもよい。
また、補強コード層36は、メインコード層30のクローラ外周側に重ねられて(具体的にはゴム材を介して重ねられて(図4(B)参照))メインコード層30の一端30A(図4(A)では左側の端部)をクローラ外周側から覆っている。
具体的に説明すると、本実施形態では、補強コード層36の一端36A(図4(A)では、左側の端部)が、メインコード層30の一端30Aが配置されたラグ領域Rに隣接するラグ領域R内に配置され、他端36B(図4(A)では、右側の端部)が、メインコード層30の一端30Aと同じラグ領域Rに配置されている。すなわち、メインコード層30の一端30Aと上記補強コード層36の重なり部Pとが同一のラグ領域R内に配置されている。換言すれば、クローラ外周から見て、同一のラグ14にメインコード層30の一端30A全域と補強コード層36の重なり部P全域とが重なっている。
また、補強コード層36は、クローラ幅方向に沿った幅がメインコード層30のクローラ幅方向に沿った幅よりも広い、または、同じに設定されている。
なお、図4(B)に示すように、本実施形態では、重ね合わせ部34において、メインコード32の一端側と他端側がクローラ厚み方向に重なり、また、メインコード32のクローラ外周側に補強コード38がクローラ厚み方向に重なっている。しかし、本発明はこの構成に限定されず、重ね合わせ部34において、メインコード32の一端側と他端側がクローラ幅方向にずれてクローラ厚み方向に重ならない構成、メインコード32の一端側または他端側と補強コード38がクローラ幅方向にずれてクローラ厚み方向に重ならない構成であってもよい。
また、補強コード層36は、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛かる際の曲げ剛性がメインコード層30よりも低くされている。
また、本実施形態の補強コード38は、メインコード32と同一材料で形成されたメインコード32よりも小径(かつ小断面積)なスチールコードを用いている。すなわち、本実施形態では、メインコード32よりも補強コード38の曲げ剛性が低くなっている。なお、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度と補強コード層36としての曲げ剛性を確保することができれば、有機繊維(例えば、ナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維など)で構成した有機繊維コードをメインコードとして用いてもよい。
次に、本実施形態のゴムクローラ10の作用効果について説明する。
ゴムクローラ10では、補強コード層36をメインコード層30の一端30Aを越えて重ね合わせ部34へクローラ周方向に延ばしていることから、メインコード層30の一端30A周辺の曲げ剛性が向上し、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられた際にメインコード層30の一端30Aを起点として大きな曲げが生じるのを抑制することができる。
また、補強コード層36の曲げ剛性をメインコード層30よりも低くすることで、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられた際に補強コード層36の一端36A及び他端36Bを起点として大きな曲げが生じるのを抑制することができる。
そして、メインコード層30の重ね合わせ部34と補強コード層36が重なる重なり部Pを、メインコード層30の一端30Aが配置されるのと同じラグ領域R内に配置していることから、重ね合わせ部34全体の曲げ剛性を過剰に上昇させることがないため、メインコード層30の一端30A及び他端30Bを起点として大きな曲げが生じるのを抑制することができる。
また、補強コード層36の他端36Bを、ラグ14に対応したラグ領域R内に配置することで、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられた際に、補強コード層36の他端36B周囲のゴムに歪みが集中するのを緩和することができる。
以上のことから、ゴムクローラ10によれば、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられた際の曲げを均一に近づけることができる。
これにより、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられた際に、ゴムクローラ10の外周に過剰な引張り歪が生じるのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、重なり部Pが配置されるラグ領域Rに対応するラグ14の根元Z1、Z2(図5参照)に引張り歪が集中しやすい傾向があるが、この引張り歪みも上記構成(補強コード層36)により、引張り歪みの集中が抑制される。
また、ゴムクローラ10では、メインコード32をクローラ周方向に延ばすことで、メインコード32の傾きに起因するクローラ走行時の横ずれを抑制することができる。
一方、補強コード38をクローラ周方向に延ばすことで、補強コード層36の曲げ剛性を効果的に向上させることができ、メインコード層30の一端30Aで大きな曲げが生じるのをさらに抑制することができる。
またさらに、ゴムクローラ10では、メインコード層30の一端30Aをクローラ外周側から補強コード層36で覆っていることから、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられた際にメインコード層30の一端30Aを起点として大きな曲げが生じるのを効果的に抑制することができる。また、繰り返しの巻き掛けによりメインコード層30の一端30Aから亀裂が生じても、補強コード層36により亀裂の進展が抑えられる。
そして、ゴムクローラ10では、メインコード32及び補強コード38を引張り強度に優れるスチールコードにしていることから、耐久性が向上する。
一方、補強コード38の径をメインコード32よりも小さくしていることから、補強コード層36からゴムベルト12の外周面までのゴム厚みを十分に確保することができる。これにより、ゴムベルト12の外周面に傷などがついても、傷がメインコード32に到達するまでの時間を確保することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るゴムクローラについて説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6(A)、図6(B)に示すように、本実施形態のゴムクローラ50は、補強コード層52が配置される位置以外は、第1実施形態のゴムクローラ10と同一の構成である。このため、以下では、補強コード層52の配置される位置について説明する。なお、本実施形態の補強コード層52の構成(配置位置を除く)は、第1実施形態の補強コード層36の構成と同一の構成であり、補強コード層52を構成する補強コード54は、第1実施形態の補強コード38に対応している。
図6(A)に示すように、補強コード層52は、メインコード層30のクローラ外周側に重ねられると共に、他端52B側がメインコード層30の重ね合わせ部34の一端30A側と他端30B側の間に配設されている(図6(B)参照)。すなわち、補強コード層52の他端52Bが重ね合わせ部34の一端30A側と他端30B側との間で挟まれている。一方、補強コード層52の一端52A(図6(A)では、左側の端部)は、メインコード層30の一端30Aが配置されたラグ領域Rに隣接するラグ領域R内に配置されている。
次に、本実施形態のゴムクローラ50の製造方法について説明する。
図8に示すように、無端状のゴムクローラ50となる前の有端状のゴムクローラ構成部材51を形成する。
このゴムクローラ構成部材51は、長尺な加硫用モールド内に、ゴムベルト12のクローラ内周部分を構成する帯状の未加硫ゴム材、芯金20、未加硫の長尺帯状ゴム材に埋設されたメインコード層30、未加硫の帯状ゴム材に埋設された補強コード層52、ゴムベルト12のクローラ外周部分を構成する帯状の未加硫ゴム材、及びラグ14となる未加硫ゴム塊、の順で重ねて配置し、加硫することで形成される。なお、加硫用モールド内への各部材の配置順序については、種々変更してもかまわない。
そして、図8に示すように、ゴムクローラ構成部材51の長手方向の一端部51Aと他端部51Bを重ね合わせると共に接合することで、無端状のゴムクローラ50が形成される。具体的には、ゴムクローラ構成部材51の一端部51Aと他端部51Bを本体加硫時に未加硫または半加硫状態としておき、一端部51Aと他端部51Bを重ね合わせると共に加硫することで、一端部51Aと他端部51Bが加硫接着される。
次に、本実施形態のゴムクローラ50の作用効果について説明する。
なお、本実施形態の作用効果のうち、第1実施形態と同様の作用効果については、その説明を適宜省略する。
ゴムクローラ50では、メインコード層30の他端30B側のクローラ外周側に補強コード層36を配設し、補強コード層52の他端52Bが間に挟まれるように、メインコード層30の一端30A側と他端30B側を重ね合わせるという簡単な工程で、補強コード層36を一端30A側と他端30B側との間に配設することができる。
第1、第2実施形態のゴムクローラは、スプロケット100及びアイドラー102を有する機体向けのゴムクローラとしているが、本発明はこの構成に限定されず、左右一対の円盤状のドライブホイール及びアイドラーホイールを有する機体向けのゴムクローラとしてもよい。このような機体向けのゴムクローラとしては、例えば、ドライブホイールとゴムクローラの摩擦力により駆動力を伝達するものがある。このような摩擦駆動型のゴムクローラは、ゴムベルト12に芯金及び係合凹部を設けずに、代わりにクローラ幅方向の中央部にクローラ内周側に突出するゴム突起をクローラ周方向に間隔をあけて設け、このゴム突起の両側をドライブホイール及びアイドラーホイールが転動する転動面とする構造とされる。
また、第1、第2実施形態では、芯金20を金属材料で形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴムクローラ10の仕様に対して十分な強度を備えるならば、芯金20を例えば、樹脂材料で形成してもよい。
またさらに、第1、第2実施形態では、無端状の弾性体として、ゴム材で形成されたゴムベルト12を用いているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴム弾性を有する弾性体(所謂ゴム弾性体)であれば、例えば、ゴム弾性を有する樹脂材料であるエラストマなどで形成されたエラストマベルトを用いてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、本発明に含まれる実施例のゴムクローラと、本発明に含まれない比較例のゴムクローラとを以下のように試験した。試験には、同じサイズの供試クローラを用いた。
<供試ゴムクローラ>
・実施例:第2実施形態と同じ構造のゴムクローラである。
・比較例:第2実施形態のゴムクローラから補強コード層を取り除いた構造のゴムクローラである。
なお、供試ゴムクローラのメインコード32としては、破断強度3.92kNのスチールコードを用い、補強コード54としては、破断強度が1.47kNのスチールコードを用いた。
<試験方法>
供試ゴムクローラの重ね合わせ部34に対応した部分に、円盤状体(ホイール)をクローラ内周側から20kNの力で押し付けて、供試ゴムクローラを円盤状体の外周に沿うように曲げた。そして、この曲げ状態下におけるメインコード層30の一端30Aが配置されたラグ領域Rに対応するラグ14の根元Z1、Z2付近(図7参考)に作用する引張りひずみについてFEM解析を行った。
また、実施例のゴムクローラについては、補強コード層36の一端36Aが配置されたラグ領域Rに対応するラグ14の根元Z3、Z4付近(図7参考)に作用する引張りひずみについてもFEM解析を行った。結果については、表1に示す。なお、ひずみ値については、数値が小さいほど良好な結果を示している。
Figure 0005985261
表1から分かるように、本発明に含まれる実施例のゴムクローラは、比較例のゴムクローラと比べて、根元Z2付近における引張りひずみが抑制されていることが分かる。また、実施例は、根元Z1〜Z4のひずみ値の差が小さいことから、駆動輪や遊動輪に巻き掛けられた際のゴムクローラの曲げが均一に近づいていることが分かる。
10、50 ゴムクローラ(弾性クローラ)
12 ゴムベルト(無端状の弾性体)
14 ラグ
30 メインコード層
30A 一端
30B 他端
32 メインコード
34 重ね合わせ部
36 補強コード層
38 補強コード
52 補強コード層
54 補強コード
P 重なり部
R ラグ領域
CL 中央線
S クローラ周方向(弾性体周方向)
W クローラ幅方向(弾性体幅方向)
IN クローラ内周側(弾性体内周側)
OUT クローラ外周側(弾性体外周側)

Claims (6)

  1. 無端帯状の弾性体と、
    前記弾性体の外周に弾性体周方向に間隔をあけて複数配設され、弾性体外周側に突出するラグと、
    前記弾性体に埋設され、弾性体周方向に延び、弾性体周方向の一端側が他端側に弾性体外周側から重なって前記一端側と前記他端側を重ね合わせた重ね合わせ部を形成すると共に前記一端が前記ラグに対応した前記弾性体のラグ領域内に配置されたメインコード層と、
    前記弾性体に埋設され、前記メインコード層よりも曲げ剛性が低く、前記メインコード層の前記一端を越えて前記重ね合わせ部に延び、前記重ね合わせ部に対して弾性体厚み方向に重なる弾性体周方向の端部が前記一端と同じ前記ラグ領域内に配置された補強コード層と、
    を有する弾性クローラ。
  2. 前記メインコード層は、弾性体周方向に延びるメインコードを弾性体幅方向に並べて構成され、
    前記補強コード層は、弾性体周方向に延びる補強コードを弾性体幅方向に並べて構成されている、請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 前記メインコードは、スチールコードであり、
    前記補強コードは、前記メインコードと同一材料で構成され且つ前記メインコードよりも小径のスチールコードである、請求項2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記補強コード層は、前記メインコード層の前記他端側の弾性体外周側に重ねられ、前記端部が弾性体厚み方向において、前記メインコード層の前記重ね合わせ部を形成する前記一端側及び前記他端側の間に配設されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
  5. 前記補強コード層は、前記メインコード層の弾性体外周側に重ねられ、前記端部が前記メインコード層の前記重ね合わせ部の弾性体外周側に配設されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
  6. 前記重ね合わせ部が弾性体周方向に隣り合う3つのラグ領域に跨っている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性クローラ
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