JPH075031Y2 - クロ−ラ用弾性履帯 - Google Patents

クロ−ラ用弾性履帯

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JPH075031Y2
JPH075031Y2 JP1986148293U JP14829386U JPH075031Y2 JP H075031 Y2 JPH075031 Y2 JP H075031Y2 JP 1986148293 U JP1986148293 U JP 1986148293U JP 14829386 U JP14829386 U JP 14829386U JP H075031 Y2 JPH075031 Y2 JP H075031Y2
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JP
Japan
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circumferential direction
crawler belt
crawler
reinforcing layer
ground
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JP1986148293U
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JPS6352677U (ja
Inventor
弘之 桐山
Original Assignee
オ−ツタイヤ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンバイン、刈取機、各種運搬車、雪上車等
の走行車両に使用されるクローラ用弾性履帯に関する。
(従来の技術) 上記弾性履帯では、弾性材料から成る履帯本体の接地面
側に、接地ラグが周方向等間隔に配設されている。そし
て、通常、履帯の接地ラグ間が、接地ラグがある部分よ
りも、曲げ剛性が小であると共に、周方向長さが長い。
そのため、履帯を駆動スプロケットや従動スプロケット
に巻掛けて使用した場合には、接地ラグがある部分より
も、接地ラグ間が大きく湾曲して、これにより、良好
に、履帯がスプロケットに沿って、咬合うこととなる。
ところで、弾性履帯としては、特公昭51−45128号公報
に示すように、履帯本体に芯金が埋め込まれずに、本体
内に、周方向に配設されたスチールコードが幅方向に複
数並設され、スチールコードの両端部が相互にラップさ
れて、接着されたものがある(以下、これをラップ型履
帯と言う。)。
上記従来のラップ型履帯では、スチールコードのラップ
部が、周方向に関して、数個の接地ラグに跨がっていた
ため、スチールコードの両端部の接着面積が大で、両端
部の接着強度が大となり、両端部が剥離しにくいという
利点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 然し、上記従来のラップ型履帯では、スチールコードの
ラップ部が接地ラグ間にも位置していたため、接地ラグ
がある部分だけではなく、上記ラップ部と対応する接地
ラグ間の曲げ剛性も高くなっていた。そのため、履帯を
スプロケット、特に、小径のスプロケットに巻掛けて使
用した場合に、履帯がスプロケットに良好に沿わずに、
両者の咬合いが悪いものとなり、スプロケットが履帯か
ら脱輪し易いという欠点があった。
本考案は、 ・履帯の接地ラグがある部分は、そもそも、曲げ剛性が
大であると共に、周方向長さも短く、スプロケット等か
ら成る駆動輪や従動輪に巻掛けて使用した場合には、接
地ラグ間に比較して、あまり湾曲せず、脱輪の防止に殆
ど寄与しないこと 換言すれば、 ・履帯の接地ラグがある部分と、接地ラグ間との機能的
な差 に着目して、上記問題を解決したものである。
本考案の目的は、ラップ型履帯における、従来の利点を
殆ど又は全く損なうことなく、従来の欠点を改善できる
クローラ用弾性履帯を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の特徴とする処は、
弾性材料から成る履帯本体5内で、周方向に配設された
金属コード9の両端部を相互にラップさせて、接着し、
履帯本体5の接地面側に接地ラグ6を周方向に間隔をお
いて配設したものにおいて、金属コード9のラップ部10
を、周方向に関して、所定の一個の接地ラグ6の配設範
囲内に配設し、金属コード9のラップ部10及びその周方
向の両隣接部分の上下に、金属コード9よりも曲げ剛性
の弱い補強層11を接着して、補強層11の周方向の各端部
を、周方向に関して、上記所定の接地ラグ6と、これと
隣接する各接地ラグ6との間の中途部に配置した点にあ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明すると、第
2図はクローラ装置を示し、第2図において、1はクロ
ーラ用弾性履帯で、スプロケット等から成る駆動輪2、
従動輪3、遊転輪4に巻掛けられている。
第1図に示すように、履帯1は履帯本体5を有し、履帯
本体5は、ゴム材料等の弾性材料から形成されている。
履帯本体5の接地面側には、その幅方向に延びる接地ラ
グ6が周方向等間隔に配設され、又、内周面側には、駆
動輪2と咬合わされる係合凹部7が、接地ラグ6よりも
短い間隔で周方向等間隔に配設されている。
履帯本体5の内周面側には、平織等から成る補強層8
が、内周面の凹凸に沿って埋め込まれている。
9は金属コードとして例示するスチールコードで、履帯
本体5内部に周方向に配設されると共に、スチールコー
ド9は履帯本体5の幅方向に複数並設されている。
これらスチールコード9の両端部は相互にラップされ
て、接着されている。そして、これら各スチールコード
9のラップ部10は、全て、周方向に関して、同一位置と
されると共に、所定の同一の一個の接地ラグ6の配設範
囲内に配設されている。
11は補強層で、スチールコード9よりも曲げ剛性が弱
く、屈曲性の良いものとされており、スチールコード9
のラップ部10及びその周方向の両隣接部分の上下に、必
要強度に合わせて、夫々、1層以上宛接着されている。
図例では、ラップ部10の上側に2層の補強層11が、又、
ラップ部10の下側に1層の補強層11が配設されている。
各補強層11の周方向の各端部は、周方向に関して、上記
所定の接地ラグ6と、これと隣接する各接地ラグ6との
間の中途部に配置されている。補強層11としては、ナイ
ロンコード等の無機、或いは、有機コード、又は、平織
等が使用される。
尚、実施例では、スチールコードのラップ部を、周方向
に関して、同一位置としたが、周方向に関して、ずらせ
てもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は、 I.i.金属コードのラップ部を、周方向に関して、所定の
一個の接地ラグの配設範囲内に配設して、ラップ部を接
地ラグ間に配設していないので、ラップ部により、接地
ラグ間の曲げ剛性が強くなることはない。
ii.α.補強層の曲げ剛性を金属コードよりも弱くする
と共に、 β.補強層の周方向の各端部を、周方向に関して、上記
所定の接地ラグと、これと隣接する各接地ラグとの間の
中途部に配置して、補強層を、補強層がある接地ラグ間
の周方向全長にわたって配設していない ので、補強層により、補強層がある接地ラグ間全体の曲
げ剛性が強くなり過ぎることはない。
上記i、iiの効果により、履帯の接地ラグ間の曲げ剛性
が強くなり過ぎることはなく、履帯を小径の駆動輪や従
動輪に巻掛けて、使用した場合でも、履帯が駆動輪等に
良好に沿って、履帯が駆動輪等に良好に咬合い、従っ
て、駆動輪等が履帯から脱輪しにくい。
II.金属コードのラップ部及びその周方向の両隣接部分
の上下に補強層を接着しているので、これら補強層によ
り、金属コードのラップ部及びその周方向の両隣接部分
を上下から押さえ付けることができる。従って、金属コ
ードのラップ部を、周方向に関して、所定の一個の接地
ラグの配設範囲内に配設して、金属コードの両端部の接
着面積を従来よりも小さくしたにもかかわらず、両端部
の接着強度を大とでき、両端部が剥離しにくい。
上記I、IIのように、本考案では、ラップ型履帯におい
て、「接地ラグ間の曲げ剛性が強くなり過ぎることによ
る、脱輪の惧れ」という従来の欠点を解消できると共
に、「金属コードの両端部が剥離しにくい」という従来
の利点を殆ど又は全く損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部の縦側断
面図、第2図はクローラ装置の側面図である。 1…クローラ用弾性履帯、5…履帯本体、6…接地ラ
グ、9…スチールコード(金属コード)、10…ラップ
部、11…補強層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料から成る履帯本体5内で、周方向
    に配設された金属コード9の両端部を相互にラップさせ
    て、接着し、履帯本体5の接地面側に接地ラグ6を周方
    向に間隔をおいて配設したものにおいて、 金属コード9のラップ部10を、周方向に関して、所定の
    一個の接地ラグ6の配設範囲内に配設し、金属コード9
    のラップ部10及びその周方向の両隣接部分の上下に、金
    属コード9よりも曲げ剛性の弱い補強層11を接着して、
    補強層11の周方向の各端部を、周方向に関して、上記所
    定の接地ラグ6と、これと隣接する各接地ラグ6との間
    の中途部に配置したことを特徴とするクローラ用弾性履
    帯。
JP1986148293U 1986-09-26 1986-09-26 クロ−ラ用弾性履帯 Expired - Lifetime JPH075031Y2 (ja)

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JPS6352677U JPS6352677U (ja) 1988-04-08
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