JPS5830774Y2 - ゴム弾性無限軌道帯 - Google Patents

ゴム弾性無限軌道帯

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JPS5830774Y2
JPS5830774Y2 JP1978077262U JP7726278U JPS5830774Y2 JP S5830774 Y2 JPS5830774 Y2 JP S5830774Y2 JP 1978077262 U JP1978077262 U JP 1978077262U JP 7726278 U JP7726278 U JP 7726278U JP S5830774 Y2 JPS5830774 Y2 JP S5830774Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
crawler
track belt
rubber crawler
ground
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978077262U
Other languages
English (en)
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JPS54179630U (ja
Inventor
伸二 内田
Original Assignee
株式会社ブリヂストン
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ブリヂストン filed Critical 株式会社ブリヂストン
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン等に使用されるゴム弾性無限軌道帯
(以下ゴムクローラという)に関し、特に泥土を踏み締
めながら走行する牽引力の大きなゴムクローラの構造に
係る。
一般にゴムクローラの構造は、無端状のゴム体中に一定
間隔乃至ピッチを保って芯金を並列し、この芯金の外周
を囲ってスチールコード等の補強条体が捲回されている
ゴム体の内周面には転輪走行条面が設けてあり、外周面
すなわち接地面には芯金の置かれたピッチに合せてゴム
ラグが一体に設けられている。
第1図は例えば実開昭52108734号に記載された
従来のゴムクローラの幅方向における断面図である。
図において1はゴムクローラであって、ゴム体中には、
転輪の外れ止め突起2を備え内周面よりこれを突出させ
た芯金3が鉄道レールの枕木状に並べて埋設されている
この芯金3の外周側、即ちゴムクローラの接地面aの側
にはスチールコードにて代表される補強条体4が芯金の
列を包囲して同様に埋設されている。
かかるゴムクローラの外周面(接地面)aはほぼ平面状
となっているのが一般的で、この外周面aには牽引を向
上させるゴムラグ5が一体的に設けられている。
斯かるゴムクローラは走行時において、第2図に示す如
く、ゴムクローラの幅方向における接地圧分布が著しく
異なり、特に中央部は接地圧が太きぐ、幅方向端部のい
わゆる耳部1′に近づくにつれて接地圧が著しく小さく
なる。
特に湿地等における使用時にはこれが原因でゴムクロー
ラ1が沈下し、牽引力が低下してし1い走行に著しい支
障をきたしていた。
一方接地圧が大きい個所は、ゴム摩耗が著しくかつ外傷
も受けやすい等の欠点を有していた。
この原因はゴムクローラ1の耳部1′が第1図の一点鎖
線で示すように内方に撓んでし1い、充分な接地面積を
とることができないことに起因すると考えられる。
更にはこのゴムクローラ1の耳部1′が内方に撓むと、
この上に乗った土砂がそのま1振り落されることなく運
ばれ、転輪導輪等(図示せず)にかみこみ、脱輪現象ヤ
ゴムクローラ内周面の亀裂発生やクローラ芯体の切断の
原因ともなる。
図中6はスプロケット孔である。上記のような問題に幾
分か対処し得るものとして、特開昭51−51833号
にはゴムクローラの両側部に外方へ折曲した状態でゴム
のフランジ部を備える技術が開示されているが、この7
ランノ部は駆動輪または従動輪の局部において水平方向
に開脚するようになっているために、フランジ部の基部
に釦ける繰9返り折り曲げによってここから亀裂が入り
易くゴムクローラ本体との間が切断され易いという問題
があると共に、このフランジ部はそれ自体ある程度撓み
易く構成されており、この撓みに対しては何等補強手段
を施してないので、実質的には接地圧に対してクローラ
中央部と同様な作用を受けもたせることはできない。
従ってこのようなフランジ部によっては泥土を充分に踏
みしめて牽引力をアップさせることはほとんど期待でき
ない。
本考案はかかる欠点を排除し、ゴムクローラの接地圧金
物−にして湿地等を走行する際の沈下を防止し、牽引力
を高めるようになしたものであって、無端状ゴム体中に
一定間隔を保って芯金を並列し、この芯金の外周を囲っ
て補強条体を捲回埋設し、外周接地面に中央に並列する
中央ゴムラグ部を一体に設けてなるクローラに於て、ク
ローラ幅方向端部における外周接地面を端縁に向けて外
方へ傾斜する傾斜面となし、該傾斜面には側方ゴムラグ
部を備え、この側方ゴムラグ部を前記中央ゴムラグ部と
一体としたことを特徴とするものである。
かぐして、この構成によれば、傾斜面に備えた側方ゴム
ラグ部が中央ゴムラグ部と一体となされていることによ
り、クローラ幅方向端部が補剤され地面からの圧力に対
して内方へ撓むことなく上記の傾斜面をその捷1に維持
し続けることができ、その結果接地圧分布がクローラの
幅方向にあ・いて略一定となり、高い牽引力をもたらし
泥土中への沈下も防止されるものである。
以下第3乃至10図を参照して本考案を更に詳細に説明
する。
第3図は本考案のゴムクローラ10の幅方向の断面図で
あって、ゴム体中に外れ止め突起11を備えた芯金12
を鉄道レールの枕木状に並べて埋設し、その間にスプロ
ケット孔13を設け、この芯金12の外周側に引張補強
用の条体14を無端状に芯金列を包囲して埋め込んであ
る。
ゴムクローラ10の外周側の面すなわち接地面15には
牽引力を向上させるために中央に並列する中央ゴムラグ
部16が一体に取付けられている。
本考案によれば斯かるゴムクローラにおいて、中央ゴム
ラグ部16が取付けられるゴムクローラ10の接地面1
5の、殊にゴムクローラ10の幅方向端部10′のいわ
ゆる耳部に外方へ傾斜する傾斜面すが設けられる。
すなわち従来のゴムクローラの接地面a(図中一点鎖線
で示す)に比較してゴムクローラ10の耳部10′が外
方にhだけ傾斜面b’lなして突出している形をとるも
のである。
そして上記の傾斜面すには側方ゴムラグ部16′が備え
られ、この側方ゴムラグ部16′は前記中央ボララグ部
16と一体的になされている。
本考案は以上のように、ゴムクローラ10の耳部10′
が外方に突出せしめられて傾斜面b2形成したことと、
側方ゴムラグ部16′が耳部10′の外周面、即ち傾斜
面すに形成されていて、この側方ゴムラグ部が中央ゴム
ラグ部16と一体的になされていることによって、接地
時に耳部即ち傾斜面すが上方に撓むことはなくなり、し
たがって第4図に示すように接地時に泥土17等をしっ
かりと踏み締め(矢印P)る作用をもたらす。
このことによって、ゴムクローラの外周面に備えた中央
ゴムラグ部16はもちろん側方ゴムラグ部16′も泥土
を効果的に蹴ることになり牽引力即ち推進力の向上につ
ながることになる。
このように、本考案のゴムクローラにおいては耳部10
′においてもな於充分な牽引力をもたらすもので、その
接地圧分布は第5図に示すようにゴムクローラ100幅
方向にほぼゴ定の圧力4示し、これによって正常な牽引
力を与え、かつ泥土中への沈下も有効に防止されること
となる。
このことから、中央ゴムラグ部16の偏摩耗もなくなり
かつゴムクローラの耳部10’の折曲りも、側方ゴムラ
グ部16′が中央ゴムラグ部16と一体形成されている
ことによって、完全に阻止されるので耳部根元部分にむ
けるゴムの亀裂等がなくなる等の実用的効果がもたらさ
れる。
更に、ゴムクローラ10の内周面1αIに乗った土砂も
効果的に振り落されることにもな9、異物かみこみによ
る脱輪及び亀裂等の発生も防止されるものである。
本考案においては、ゴムクローラの長手方向の長さや幅
は特に限定されるものではなく、又外周面に備えられる
ゴムラグの形状や配列も直線状、交互長短状、へ字状、
千鳥状等任意のものが利用されうるのは言う1でもない
第6図は、本考案の他の実施例を示すもので、耳部10
′が個所19で外方に折り曲げられて形成され傾斜面b
ffi構成するもので、その効果は前述した実施例の場
合と同様である。
第7乃至10図は更に他の実施例を示すもので、特に第
7図から分るように側方ラグ部16′はクローラ縁部に
向ってその裾部が拡がって隣接するラグ間に盆地状の凹
部19をもたらしており、この盆地状凹部19の中央に
スプロケット孔13が設けである。
勿論クローラ100幅方向の両端部、即ち耳部には端縁
に向って漸次外方へ傾斜する傾斜面すが形成されており
、側方ラグ部16′の裾部の拡がりと合くって、第4図
に示すような接地面に対して略々直角方向に泥土の踏み
締めPを行うと共にクローラ10の長手方向に釦いても
側方ゴムラグ部16′の裾部にて踏み締めることとなり
、隣接するラグ間の泥土は言ってみれば椀状の接地面1
5にて踏み締められることになるのでより効果的で大き
な牽引力がもたらされるものである。
以上のように本考案は接地圧分布図はぼ均一となし、ク
ローラの牽引力を向上させると共に泥土中への沈下を防
ぎ、偏摩耗等の悪影響をも防止することができたもので
その利用価値は極めて太である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のゴムクローラの幅方向における断面図、
第2図は第1図に示すゴムクローラの接地圧分布図、第
3図は本考案のゴムクローラの幅方向における断面図、
第4図は第3図に示すゴムクローラの接地時の踏み締め
効果を示す図、第5図は第3図に示すゴムクローラの接
地圧分布図、第6図は本考案によるゴムクローラの他の
実施例を示す一部切欠き断面図、第7図は本考案による
ゴムクローラの更に他の実施例金量す接地面側の平面図
、第8図は第7図中の■−■線に溶う断面図、第9図は
第7図中のIX−IX線に沿う断面図、第10図は第7
図のX−X線に沿う断面図である。 伺、図示された主要部と符号との対応関係は以下の通り
である。 10・・・ゴム弾性無限軌道帯(ゴムクローラ)、12
・・・芯金、14・・・補強条体、15・・・外周接地
面、16・・・中央ゴムラグ部、16′・・・側方ゴム
ラグ部、b・・・外方傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無端状ゴム体中に一定間隔を保って芯金を並列し、これ
    ら芯金の外周を囲って補強条体を捲回埋設し、外周接地
    面に中央に並列する中央ゴムラグ部金一体に設けてなる
    弾性無限軌道帯において、軌道帯幅方向端部における外
    周接地面を端縁に向けて外方へ傾斜する傾斜面となし、
    該傾斜面には側方ゴムラグ部を備え、この側方ゴムラグ
    部を前記中央ゴムラグ部と一体としたことを特徴とする
    ゴム弾性無限軌道帯。
JP1978077262U 1978-06-08 1978-06-08 ゴム弾性無限軌道帯 Expired JPS5830774Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978077262U JPS5830774Y2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 ゴム弾性無限軌道帯

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JP1978077262U JPS5830774Y2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 ゴム弾性無限軌道帯

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Publication Number Publication Date
JPS54179630U JPS54179630U (ja) 1979-12-19
JPS5830774Y2 true JPS5830774Y2 (ja) 1983-07-07

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ID=28993300

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014189085A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Bridgestone Corp ゴムクローラ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5151833A (en) * 1974-10-30 1976-05-07 Kubota Ltd Shukakukino kuroorasochi

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JPS5151833A (en) * 1974-10-30 1976-05-07 Kubota Ltd Shukakukino kuroorasochi

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JPS54179630U (ja) 1979-12-19

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