JPH0623513Y2 - クローラ - Google Patents

クローラ

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JPH0623513Y2
JPH0623513Y2 JP1987200382U JP20038287U JPH0623513Y2 JP H0623513 Y2 JPH0623513 Y2 JP H0623513Y2 JP 1987200382 U JP1987200382 U JP 1987200382U JP 20038287 U JP20038287 U JP 20038287U JP H0623513 Y2 JPH0623513 Y2 JP H0623513Y2
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JP
Japan
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main body
lugs
lug
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opening
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JP1987200382U
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JPH01104879U (ja
Inventor
▲吉▼郎 上野
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、雪氷路、不整地等を走行する車輌に適用され
るクローラの改良に関する。
(従来の技術) 一般に例えば、雪上車用のゴムクローラの外周面に設け
られるラグは、クローラの長手方向に対して直角方向に
或は傾斜して設けられ且つ長手方向に間隔を置いて配列
されているが、各ラグは幅方向に連続形成されているか
或は例えば傾斜ラグの場合のようにクローラの幅方向中
央から縁部までの約半幅に亘って連続形成されており、
またその場合ラグ間のピッチが比較的大きいため、雪上
走行の際、クローラの幅及び長手方向における雪の踏み
固め効果がほとんどなく、スリップ及び横すべりが発生
し易く運転上細心の注意が必要であった。
この雪の踏み固め効果を向上した技術として、特公昭58
−55946号公報に開示されたものがある。
この従来技術は、無端帯状ゴム本体内に、長手方向所定
間隔に芯金を埋設し、この本体の各芯金間に車輌係合爪
係合用開口部を形成し、本体の外周面で且つ開口部より
本体幅方向両側方にラグを設け、このラグを本体長手方
向2つを1対として本体幅方向外方拡開状に配置すると
共に各対のラグを芯金とオーバラップさせている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術は、ラグは芯金位置に対応して形成されて
いるので、車体重量がラグに伝わって充分な雪踏み固め
効果を得ることができるが、本体の車輪巻回時には芯金
位置で本体の屈曲変形は最も少なく、そのため、本体が
円弧状に屈曲されてもラグは先端が基部よりも拡開する
ような弾性変形は極めて少なく、1対のラグ間に詰った
雪、小石等の離脱が困難である。即ち、1対のラグの相
対間隔を変化させるような変形が芯金によって抑制され
ている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、本体長手方向2つで1対となっているラグ3
の少なくとも一方を、芯金4の埋設位置から本体長手方
向にずらし、かつ2つのラグ3間の外方拡開部αを芯金
4間に配置することによって、前記従来技術の問題点を
解決できるようにしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構成は、無
端帯状ゴム様弾性材料製本体2内に長手方向所定間隔毎
に芯金4を埋設し、この本体2の各芯金4間に車輪係合
爪係合用開口部8を形成し、本体2の外周面9でかつ開
口部8の幅方向両側方にラグ3を設け、このラグ3を長
手方向2つを1対として幅方向外方拡開状に形成して長
手方向所定間隔毎に配置したクローラにおいて、 前記各対の2つのラグ3の少なくとも一方は芯金4に対
して本体長手方向に位置がずらされ、かつ2つのラグ3
間の外方拡開部αは芯金4間に配置されている点にあ
る。
(作用) クローラ1を雪上で走行させると、開口部8の本体幅方
向両側のラグ3が接地する。このラグ3は本体長手方向
2つで1対となっていて幅方向外方へ拡開されているた
め、雪をよくとらえて踏み固め、牽引力を発生する。ラ
グ3が車輪7の巻回部に達すると、本体2は芯金埋設位
置では余り変形しないが、その他の部分では円弧状に変
形し、本体2の内周面と外周面9とでは伸縮変形が生じ
るのに加えて、ラグ3の基部Lと先端Hでも車輪7から
の距離が異なることにより変形量が異なり、1対のラグ
3間隔は基部Lから先端H側へ拡開変形し、詰った雪や
小石をはき出す如く離脱させる。また、1対のラグ3内
の外方拡開部αは、開口部8に近い内端側より外端側が
間隔が大きいので、変形量も多くなり、雪や小石を幅方
向外側へはき出し易くなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜3図において、クローラ1Aはゴム又は軟質合成樹
脂等のゴム様弾性材料で本体2及びラグ3Aが一体成形さ
れ、その内部に金属又は硬質合成樹脂等で形成された芯
金4が埋設されている。
本体2は無端帯状に形成されていて、芯金4は本体2内
にその長手方向所定間隔毎に埋設されており、本体2の
内周面5側に突出した1対の脱輪防止用突起6を有して
いる。
本体2は幅方向中央で且つ各芯金4間に車輪7の係合爪
係合用開口部8が形成され、また、この開口部8の幅方
向両側で且つ芯金4より外周面9側に長手方向抗張材10
が埋設されている。
前記本体2の外周面9に突設されたラグ3Aは、開口部8
の本体幅方向両側方に2列に配置されており、各列のラ
グ3Aは2つで1対となっていて本体長手方向所定間隔毎
に配置されており、各対のラグ3Aは各芯金4間に位置
し、開口部8近傍から本体2の側縁まで延設されてお
り、しかも幅方向外方へハの字状に拡開されている。ま
た、各ラグ3は基部Lよりも先端Hの断面積が小さくな
るように先細り形状となっている。即ち、2つで1対の
ラグ3Aは、その間に外方拡開部αを形成し、この外方拡
開部αは内端が狭く外端が広い平面視台形状であり、か
つ基部が狭く先端が広い側面視台形状であり、しかも本
体長手方向の芯金4間に位置している。
11は芯金4上で且つ開口部8間に突設された補助ラグ
で、前記ラグ3Aと同様に本体2と一体成形されており、
その突出高さはラグ3Aと同一又は低くなっている。
第4〜8図はラグパターンの5変形例を示しており、第
4図に示す第1変形例のクローラ1Bは、ラグ3Bを開口部
8から離れた位置から本体2側縁まで形成し、輪郭に丸
みをもたせ、且つ基部と先端の面積比を大きくしてい
る。また、補助ラグ11を幅方向に長く形成して、芯金4
より長く、左右ラグ3Bとオーバラップさせている。
第5図に示す第2変形例のクローラにおいて、開口部8
の両側方のラグ3Cは夫々内側ラグ3jと外側ラグ3kとに分
かれており、内側ラグ3jは開口部8の近傍から本体幅方
向途中までで、芯金4の幅内に位置し、外側ラグ3kは芯
金4より外側から本体側縁まで形成されている。内外ラ
グ3j,3kは共に各芯金4から本体長手方向に位置がずら
されており且つ外側方拡開状になっている。この第2変
形例には補助ラグ11は設けられていない。
第6図は第3変形例を示しており、この第3変形例のク
ローラ1Dは第2変形例のクローラ1Cに補助ラグ11を付加
したものであり、芯金4埋設位置上の内外ラグ3j,3k間
位置に略対応して、本体幅方向長さの短い補助ラグ11を
突設している。尚、同様な補助ラグ11を開口部8対応位
置に設けても良い。
第7図に示す第4変形例のクローラ1Eは、拡開状ラグ3E
は前記第2、3実施例の内側ラグ3jと同様に、開口部8
近傍から本体幅方向途中まで形成されており、1対ラグ
となった2つの内の1つは、平面視において極小部分が
芯金4とオーバラップしており、他の1つのみが芯金埋
設位置から完全にずれている。このずれ方向は開口部8
の左右で逆になっている。また、外側ラグが設けられて
いない代りに、補助ラグ11が本体幅方向中途から本体側
縁まで形成されており、この補助ラグ11本体長手方向芯
金対応位置に位置し、且つ近傍のラグ3Eの延長となる如
く、幅方向一端が他端より先行するように傾斜してい
る。
第8図に示す第5変形例のクローラ1Fは、1対のラグ3F
の一方が略全部分が芯金4とオーバラップしており、補
助ラグ11は芯金対応位置にはなく、開口部8に対応して
いて、芯金4から本体長手方向に位置ずれした側のラグ
3Fに近接していて、そのラグ3Fと略同方向に傾斜してい
る。
前記第1〜5変形例においても、各対のラグ3内には、
平面視及び側面視において略台形状となった外方拡開部
αが形成され、かつ芯金4間に配置されている。
前記芯金4の幅はラグパターンとの関係で適宜決定さ
れ、第2図に示す幅狭の他に第1変形例に示す幅広のも
のまで使用される。
第9〜13図は前記実施例及び第1〜5実施例のラグ3に
適用可能なラグ間形状の2例を示している。
第9、10図において、拡開状1対のラグ3は開口部近傍
側が近接していて、その基部Lが連続し、先端Hは分離
しているが、その間部分Sは本体外周面9に達していな
く、浅い溝となっている。
第11〜13図において、1対のラグ3間には全幅に亘って
浅溝状の間部分Sが形成されており、この間部分Sは開
口部側から本体側縁側へ漸次深くなっている。
前記2例における間部分Sは1対のラグ3と連結され、
外周面9より外方へ突出したゴム部分であり、ラグ3の
剛性を高めるが、車輪巻回時に外周面よりも大きく伸長
して詰った雪、小石等を離脱させ得る。
尚、本考案は前記実施例及び変形例に限定されるもので
はなく種々変形することができる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、各対の2つのラグ3の少
なくとも一方は芯金4に対して本体長手方向に位置がず
らされ、かつ2つのラグ3間の外方拡開部αは芯金4間
に配置されているので、車輪7に巻回されたときに本体
2の芯金間部分は円弧状に屈曲され、外方拡開部αは肉
厚方向において本体2に近い基部よりも先端側が大きく
拡開変形すると共に、幅方向において開口部8に近い内
端よりも外端側が大きく拡開変形することになり、ラグ
3間に詰まった雪、泥、小石等を、肉厚外方向(基部L
から先端Hの方向)へ離脱させると共に、幅方向外方へ
も離脱させることができ、両離脱力により、それらの確
実な排除が可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しており、第1図は平面図、
第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は車輪巻回状
態を示す断面側面図、第4〜8図はラグパターンの第1
〜5変形例を示す夫々平面図、第9〜13図は1対のラグ
間部分の2例を示しており、第9図は第1例の平面図、
第10図は第9のXI−XI線断面図、第11図は第2例の
平面図、第12図は第11図のXIII−XIII線断面図、第13
図は第12図のXIV−XIV線断面図である。 1……クローラ、2……本体、3……ラグ、4……芯
金、5……内周面、6……突起、7……車輪、8……開
口部、9……外周面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端帯状ゴム様弾性材料製本体(2)内に長
    手方向所定間隔毎に芯金(4)を埋設し、この本体(2)の各
    芯金(4)間に車輪係合爪係合用開口部(8)を形成し、本体
    (2)の外周面(9)でかつ開口部(8)の幅方向両側方にラグ
    (3)を設け、このラグ(3)を長手方向2つを1対として幅
    方向外方拡開状に形成して長手方向所定間隔毎に配置し
    たクローラにおいて、 前記各対の2つのラグ(3)の少なくとも一方は芯金(4)に
    対して本体長手方向に位置がずらされ、かつ2つのラグ
    (3)間の外方拡開部(α)は芯金(4)間に配置されている
    ことを特徴とするクローラ。
JP1987200382U 1987-12-29 1987-12-29 クローラ Expired - Lifetime JPH0623513Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530465B2 (ja) * 2000-03-22 2010-08-25 住友ゴム工業株式会社 弾性履帯
JP2006321293A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Xenith Track Co Ltd 弾性クローラ
JP5587574B2 (ja) * 2009-08-27 2014-09-10 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ

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JPS58124279U (ja) * 1982-02-16 1983-08-24 昭和電工株式会社 管状篩

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