JP2558627Y2 - 弾性クローラ - Google Patents

弾性クローラ

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JP2558627Y2
JP2558627Y2 JP1990025514U JP2551490U JP2558627Y2 JP 2558627 Y2 JP2558627 Y2 JP 2558627Y2 JP 1990025514 U JP1990025514 U JP 1990025514U JP 2551490 U JP2551490 U JP 2551490U JP 2558627 Y2 JP2558627 Y2 JP 2558627Y2
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JP1990025514U
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JPH03115583U (ja
Inventor
▲吉▼郎 上野
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンバイン、除雪機等に使用する弾性クロ
ーラに関するものである。
(従来の技術) コンバイン等の農業機械、或いは除雪機等に用いるク
ローラ装置は、第7図に示すように、アイドラ1、スプ
ロケット2間に複数個の転輪3を配置されると共に、こ
れら弾性クローラ4を巻掛けられ、スプロケット2で弾
性クローラ4を駆動して走行するようになっている。
弾性クローラ4は、第8図又は第9図に示すように、
ゴム等の弾性材料から成るクローラ本体5内に、ガイド
突起6付きの芯金7が周方向(クローラ長手方向)に所
定間隔をおいて埋込まれると共に、周方向の抗張体8が
埋込まれており、またクローラ本体5の外周に、周方向
に所定間隔をおいてクローラ幅方向に延伸して隆起する
接地ラグ9が一体に設けられている。
従来、この接地ラグ9の頂部(接地形状)は、第8図
のように頂部平坦面10か、又は第9図のように本体幅方
向の中央部が低くなる緩やかな傾斜面11になっているの
が一般的である。
(考案が解決しようとする課題) 従来の弾性クローラ4では、接地ラグ9の頂部の接地
面が前述のように平坦面10又は緩やかな傾斜面11となっ
ているため、雪上、氷上での走行時や傾斜路面での走行
時に、路面に対する食い込みが悪く、横すべりし易い欠
点がある。
また、実開昭55−78581号公報には、ラグをブロック
状突起と溝とで構成して横滑りを防止するようにしてい
るが、ブロック状突起の接地面は平坦面であることか
ら、路面に対する喰込みが不足するという課題があっ
た。
本考案は、かかる点に鑑み、雪上、氷上或いは傾斜路
面等に対する喰込みを確実にして走行時の耐横すべり性
を良くするとともに、雪等の排出性を向上したことを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、弾性材料で構成したクローラ本体5の外周
に、クローラ幅方向に延伸した接地ラグ9を隆起形成
し、該接地ラグ9をクローラ長手方向の間隔を有して配
列している弾性クローラにおいて、前述の目的を達成す
るために、次の技術的手段を講じている。
すなわち、本考案は、前記接地ラグ9の接地形状が本
体幅方向の傾斜面13,20とラグ高さ方向に形成された段
差部14とで鋸歯状に形成された部分を有しており、前記
段差部14の先端はクローラ長手方向に沿うエッジ部15に
形成されていて該エッジ部15が本体幅方向で間隔を有し
て複数備えられていることを特徴とするものである。
更に、本考案では、前記傾斜面13,20は、本体幅方向
の左右でその傾斜方向を逆向きとして左右に振り分けて
形成されていることを特徴とするものである。
(作用) 本考案に係る弾性クローラによれば、前記接地ラグ9
の接地形状が本体幅方向の傾斜面13,20とラグ高さ方向
に形成された段差部14とで鋸歯状に形成された部分を有
しており、前記段差部14の先端はクローラ長手方向に沿
うエッジ部15に形成されていて該エッジ部15が本体幅方
向で間隔を有して複数備えられていることから、雪上、
氷上等での走行時に、エッジ部15が路面に線接触で喰い
込むとき、平坦面であると面圧が低く、これ故に喰い込
みは低くなるのに対して傾斜面13,20であるとエッジ部1
5が喰い込み易くしかも喰込み量は大きくここに耐横滑
り性が向上するし、食い込みによるエッジ部15の変形は
傾斜面13,20によって抑制されて耐横滑り性が格段に向
上する。
また、前記傾斜面13,20は、本体幅方向の左右でその
傾斜方向を逆向きとして左右に振り分けて形成されてい
ることから、左右方向いずれにおいてもエッジ部15の喰
い込みによって横すべりを防止し、傾斜面13,20によっ
て雪等の排出性が向上する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。な
お、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
第1図において、各接地ラグ9の頂部には、本体幅方
向の中央部を中心に鋸歯状の突起部12が左右略対称状に
複数個ずつ設けられている。そして各突起部12は、本体
幅方向の外方側に移動に従ってラグ高さが大になるよう
に傾斜する傾斜面13と、その傾斜面13の外端側から本体
周方向及びラグ高さ方向に沿って高さHだけ立下がる段
差部14とを有し、傾斜面13と段差部14との境界部分が本
体周方向に沿うエッジ部15となっている。
すなわち、前記接地ラグ9の接地形状が本体幅方向の
傾斜面13,20とラグ高さ方向に形成された段差部14とで
鋸歯状に形成された部分を有しており、前記段差部14の
先端はクローラ長手方向に沿うエッジ部15に形成されて
いて該エッジ部15が本体幅方向で間隔を有して複数備え
られているのであり、前記傾斜面13,20は、本体幅方向
の左右でその傾斜方向を逆向きとして左右に振り分けて
形成されているのである。
このような構成の弾性クローラ4によれば、雪上、氷
上或いは傾斜路面を走行する際に、段差部14先端のエッ
ジ部15が路面に対して喰い込むため、耐横すべり性が従
来に比べて格段に向上し、走行性能が良好になる。
第2図は突起部12相互間にラグ高さ分の深溝16を設け
て、各突起部12を本体幅方向に夫々独立させたブロック
タイプの接地ラグ9において、中央の突起部12の頂面の
みを平坦面17にすると共に、隣り合う各突起部12相互に
高さHの段差部14を設けたものである。この場合には、
中央の突起部12の両端と、その両側の突起部12の外端に
夫々エッジ部15があるので、第1図と同様に耐横すべり
性が得られる。
第3図は、第1図の鋸歯状の突起部12間に、ラグ高さ
の半分程度の浅溝18を設けたものである。
第4図は、第1図の鋸歯状の小さい突起部12を備える
と共に、接地ラグ9の中央に広幅溝19を設けたものであ
る。
これらの第3図及び第4図においても、段差部14、エ
ッジ部15によって同様の効果が得られる。
第5図は、第1図の鋸歯状の突起部12を非対称に設け
たオフセットタイプを示す。このようなオフセットタイ
プの場合にも、弾性クローラ4は通常左右に一対配置し
て使用するので、左右対称となるように配置しておけ
ば、左右方向の何れに対しても同等の耐横すべり性を得
ることができる。
第6図は、接地ラグ9の中央部に、頂部が平坦な突起
部12を1個設けると共に、この突起部12の両側に段差部
14及びエッジ部15を設け、左右両側の突起部12の頂部を
傾斜面20としたものである。このようにしても、段差部
14及びエッジ部15により同様の効果が得られる。
なお、実施例では、接地ラグ9が本体幅方向、即ち横
方向にあるものを例示したが、左右に千鳥状に配置した
もの等、その他のラグ配置のものにおいても実施できる
ことは云うまでもない。
(考案の効果) 本考案によれば、前記接地ラグ9の接地形状が本体幅
方向の傾斜面13,20とラグ高さ方向に形成された段差部1
4とで鋸歯状に形成された部分を有しており、前記段差
部14の先端はクローラ長手方向に沿うエッジ部15に形成
されていて該エッジ部15が本体幅方向で間隔を有して複
数備えられていることから、エッジ部15の喰い込みはシ
ャープとなって耐横滑り性を向上する。
更に、前記傾斜面13,20は、本体幅方向の左右でその
傾斜方向を逆向きとして左右に振り分けて形成されてい
ることから、左右方向いずれにおいてもエッジ部15の喰
い込みは確実で横すべりを防止するとともに、傾斜面1
3,20によって雪等の排出性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の各実施例を夫々示す断面
図、第7図はクローラ装置の概略図、第8図及び第9図
は従来例を示す断面図である。 1…アイドラ、2…スプロケット、4…弾性クローラ、
5…クローラ本体、9…接地ラグ、12…突起部、14…段
差部、15…エッジ部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料で構成したクローラ本体(5)の
    外周に、クローラ幅方向に延伸した接地ラグ(9)を隆
    起形成し、該接地ラグ(9)をクローラ長手方向の間隔
    を有して配列している弾性クローラにおいて、 前記接地ラグ(9)の接地形状が本体幅方向の傾斜面
    (13)(20)とラグ高さ方向に形成された段差部(14)
    とで鋸歯状に形成された部分を有しており、前記段差部
    (14)の先端はクローラ長手方向に沿うエッジ部(15)
    に形成されていて該エッジ部(15)が本体幅方向で間隔
    を有して複数備えられていることを特徴とする弾性クロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】前記傾斜面(13)(20)は、本体幅方向の
    左右でその傾斜方向を逆向きとして左右に振り分けて形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾性ク
    ローラ。
JP1990025514U 1990-03-12 1990-03-12 弾性クローラ Expired - Lifetime JP2558627Y2 (ja)

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JPS5851668Y2 (ja) * 1978-11-28 1983-11-24 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラ
JPH06306Y2 (ja) * 1986-11-28 1994-01-05 オ−ツタイヤ株式会社 クロ−ラ用無端帯
JPH0545591Y2 (ja) * 1988-06-07 1993-11-22

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