JPH06306Y2 - クロ−ラ用無端帯 - Google Patents

クロ−ラ用無端帯

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JPH06306Y2
JPH06306Y2 JP1986184292U JP18429286U JPH06306Y2 JP H06306 Y2 JPH06306 Y2 JP H06306Y2 JP 1986184292 U JP1986184292 U JP 1986184292U JP 18429286 U JP18429286 U JP 18429286U JP H06306 Y2 JPH06306 Y2 JP H06306Y2
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JP
Japan
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endless belt
lug
ground
lugs
snow
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JP1986184292U
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JPS6388590U (ja
Inventor
景行 有村
Original Assignee
オ−ツタイヤ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、氷雪路等で使用される除雪機や運搬車等の車
両に使用されるクローラ用無端帯に関する。
(従来の技術) 従来、この種のクローラ用無端帯として、ゴム等の弾性
材よりなる環状の無端帯本体の接地面側、即ち外周面側
に周方向所定間隔を有して複数の接地ラグが突出状に配
設されたものがあり、この接地ラグの路面に対する食込
みによって牽引力(推進力)を得ていた。
例えば、実公昭52-34754号公報や特公昭56-7914号公報
に実公昭57-58054号公報に示される如くである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記実公昭52-34754号公報や特公昭56-7
914号公報に記載の構造によれば、各接地ラグの突出端
面が平面状に構成されているため、氷雪路で使用された
場合には、スリップが生じ易く、十分な牽引力が得難
く、また車体の横滑りが発生し易い等、走行性能が悪い
欠点があった。
また、前記実公昭57-58054号公報に記載のものは、ラグ
がキャラメル形状であって、剛性が低く、大きな牽引力
を発揮することができなかった。
そこで、本考案は、氷雪路における横滑りを防止し、且
つ、十分な牽引力を確保したクローラ用無端帯を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は次の手段を講じた。
即ち、本考案の特徴とするところは、弾性材よりなる無
端帯本体の接地面側に接地ラグが該無端帯本体の周方向
に間隔を有して複数配設されたクローラ用無端帯におい
て、前記接地ラグは、前記無端帯本体の幅方向に連続し
た基部と、該基部上に前記幅方向に間隔を有して複数配
設された凸部とからなり、前記同一基部上の相い隣接す
る凸部間に形成された凹部は、前記周方向に略八の字状
に開放されてなる点にある。
(作用) 本考案によれば、ラグは幅方向に連続する基部を有する
ため、剛性が高く、大きな牽引力に耐えることができ
る。また、ラグ頂部の凸部と凹部により、横滑りが防止
される。更に、凹部が周方向に八の字状に開放されてい
るため、凹部に雪が押し込まれても容易に排雪され、雪
詰まりが防止できる。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を図面に基づき説明すると、
第6図はクローラ装置を示しており、第6図において、
1はクローラ用無端帯で、スプロケット等からなる駆動
輪2、従動輪3、遊転輪4に巻掛けられている。
無端帯1は第1図乃至第5図に示される如く、帯板状で
環状に構成された無端帯本体6を有し、本体6はゴム等
の弾性材から形成されている。
本体6の接地面側には、その幅方向に延びる一文字状の
接地ラグ7が周方向に等間隔を有して複数配設されてい
る。一方、内周面側には、駆動輪2とかみ合わされる凹
部8が接地ラグ7と略同じ間隔で周方向に複数配設され
ている。
接地ラグ7と対応した位置には平板状の芯金9が夫々埋
入されている。
また各接地ラグ7間には幅方向に離間した1対の補助ラ
グ10が突設されており、各補助ラグ10は遊転輪4の直下
に位置するよう構成されている。そして、これら各補助
ラグ10によって、横滑りや振動の防止が図られている。
前記各接地ラグ7は、前記無端帯本体6の幅方向に連続
した基部7aと、該基部7a上に前記幅方向に間隔を有して
複数配設された凸部13とからなる。そして同一基部7a上
の相い隣接する凸部13,13間に凹部12が形成されてい
る。前記凸部12の外面がラグ7の突出端面11とされてい
る。各凸部13は略H字状に突出状とされており、接地ラ
グ7の長手方向に所定間隔を有して複数設けられてい
る。また各凸部13間の凹部12は本体6の周方向に略ハの
字状に開放されている。そして第1図に示される如く、
本体6の回転方向前側及び後側に位置される各凸部13の
接地ラグ7長手方向長さが長短状に構成され、回転方向
前側が長く構成された凸部13が接地ラグ7長手方向に複
数設けられた接地ラグ7と、回転方向前側が短く構成さ
れた凸部13が接地ラグ7長手方向に複数設けられた接地
ラグ7とが交互に備えられた構成とされている。
また前記各補助ラグ10の突出端面15側にも、上記と同
様、凹凸部16,17が設けられており、各補助ラグ10に夫
々、単一の略H字状の凸部17が設けられている。
本考案の第1実施例は以上のように構成されており、各
接地ラグ7の接地面となる突出端面11に凹凸部12,13が
形成されているため、従来の平面状とされた接地ラグと
比較して、氷雪路での路面に対する食込みの向上が図
れ、スリップや横滑りが有効に防止でき、牽引力の向上
が図れる。
即ち、氷雪路における走行性能が向上できる。また各凹
部12が本体6の周方向、即ち回転方向に開放されている
ため、特に略ハの字状に開放されているため、凹部12に
対する雪等の詰まりが防止でき、良好な排雪作用が発揮
でき、上記走行性能の低下が防止できる。
さらに芯金9と接地ラグ7とが同じ位置に対応して設け
られているため、芯金9両外側方に位置される本体6の
翼部の剛性が向上でき、接地圧の均一化が図れる。
また各凸部13の回転方向前側と後側との長さが異なって
いるため、接地位置において進向方向前側に長辺が位置
された場合に、大きな牽引力が発揮できる。
さらに各凸部13の各コーナーは第1図に示される如く、
エッジ状とされており、氷雪路における牽引力が向上で
きる。
尚、前記各凸部13の周方向幅は基部7aの周方向幅と略同
一に構成するのがより好ましい。即ち、各凸部13の周方
向幅を基部7aの周方向幅より短かくすれば、凸部13の剛
性が弱くなる欠点が生じる。
前記各凸部13の高さhは接地ラグ7の総高さHの20%〜
50%に構成するのがより好ましい。即ち、20%より低い
と氷雪路での路面に対する食込みが悪く、また50%より
高いと剛性が弱くなる欠点が生じる。
前記凸部13の突出端面11側の総表面積は接地ラグ7の突
出端面11側の総面積の45%〜65%に構成するのがより好
ましい。即ち、45%より小さければ、凸部13の剛性が弱
くなり、牽引力が小、スリップが大となり、65%より大
きければ、剛性は強くなるが、接地圧が低くなり、氷雪
面におけるスリップが増大されると共に雪詰まりが大と
なる欠点が生じる。
第1図に示される如く、凸部13の回転方向前側と後側と
の側方向長さの総長さ(A+B+C+D+E+F+G+H+I+J)は接地ラ
グ7の回転方向前側と後側との側方向長さの総長さ(2
×L)の65%〜80%に構成するのが好ましい。即ち、65
%より小さければ、牽引力が小、スリップが大となり、
80%より大きければ、スリップが大、凹部12に対する雪
詰まりが大となる欠点が生じる。
尚、前記凸部13は低温時(−20℃〜−40℃)にゴムが硬
化しても充分に路面の凹凸になじむよう、適宜、細かく
デザインすればよい。
(考案の効果) 本考案によれば、ラグは幅方向に連続する基部を有する
ため、剛性が高く、大きな牽引力に耐えることができ
る。また、ラグ頂部の凸部と凹部により、横滑りが防止
される。更に、凹部が周方向に八の字状に開放されてい
るため、凹部に雪が押し込まれても容易に排雪され、雪
詰まりが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す要部平面図、第2図
は同底面図、第3図は同側面図、第4図は第1図IV−IV
線断面矢視図、第5図は第1図V−V線断面矢視図、第
6図はクローラ装置の概略側面図である。 1…クローラ用無端帯、6…無端帯本体、7…接地ラ
グ、11…突出端面、12…凹部、13…凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材よりなる無端帯本体(6)の接地面側
    に接地ラグ(7)が該無端帯本体(6)の周方向に間隔を有し
    て複数配設されたクローラ用無端帯において、 前記接地ラグ(7)は、前記無端帯本体(6)の幅方向に連続
    した基部(7a)と、該基部(7a)上に前記幅方向に間隔を有
    して複数配設された凸部(13)とからなり、 前記同一基部(7a)上の相い隣接する凸部(13),(13)間に
    形成された凹部(12)は、前記周方向に略八の字状に開放
    されてなることを特徴とするクローラ用無端帯。
JP1986184292U 1986-11-28 1986-11-28 クロ−ラ用無端帯 Expired - Lifetime JPH06306Y2 (ja)

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JP1986184292U JPH06306Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 クロ−ラ用無端帯

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JPS6388590U JPS6388590U (ja) 1988-06-09
JPH06306Y2 true JPH06306Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31131827

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JP2696239B2 (ja) * 1988-12-06 1998-01-14 本田技研工業株式会社 鞍乗式小型雪上車
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JPS6388590U (ja) 1988-06-09

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