JPH081922Y2 - ラダー型自動車タイヤ滑り止め具 - Google Patents
ラダー型自動車タイヤ滑り止め具Info
- Publication number
- JPH081922Y2 JPH081922Y2 JP1988050835U JP5083588U JPH081922Y2 JP H081922 Y2 JPH081922 Y2 JP H081922Y2 JP 1988050835 U JP1988050835 U JP 1988050835U JP 5083588 U JP5083588 U JP 5083588U JP H081922 Y2 JPH081922 Y2 JP H081922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- slip
- tightening
- ladder
- type automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ladders (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、積雪や凍結した道路面における自動車タイ
ヤのスリップを防止するラダー型自動車タイヤ滑り止め
具に関するものである。
ヤのスリップを防止するラダー型自動車タイヤ滑り止め
具に関するものである。
（従来の技術） 近時、金属チェーンに変わって、騒音と道路の損傷と
が少なく、耐久性が優れかつ軽量で取扱いが容易であ
り、車を傷めることの少ないゴム、プラスチック製の非
金属製の自動車タイヤ滑り止め具が広く用いられるよう
になった。
が少なく、耐久性が優れかつ軽量で取扱いが容易であ
り、車を傷めることの少ないゴム、プラスチック製の非
金属製の自動車タイヤ滑り止め具が広く用いられるよう
になった。
特に、前輪駆動車（FF車）の普及に伴い、操縦安定性
が優れ、滑り止め効果の大きいネット型非金属の滑り止
め具が好評であるが、このものは、比較的高価であるこ
とと、非力の女性ドライバーの場合は装着が難しいこと
より、比較的安価で、装着等の取扱いの最も容易な非金
属製の梯子型（ラダー型）滑り止め具に対する需要も大
きい。
が優れ、滑り止め効果の大きいネット型非金属の滑り止
め具が好評であるが、このものは、比較的高価であるこ
とと、非力の女性ドライバーの場合は装着が難しいこと
より、比較的安価で、装着等の取扱いの最も容易な非金
属製の梯子型（ラダー型）滑り止め具に対する需要も大
きい。
（考案が解決しようとする課題） 然しながら、FF車においては、従来のラダー型滑り止
め具は、乾燥路面ではその滑り止め板の構造より凹凸の
激しい路面を走行するのと同様な不快な振動と騒音を発
する欠点がある。
め具は、乾燥路面ではその滑り止め板の構造より凹凸の
激しい路面を走行するのと同様な不快な振動と騒音を発
する欠点がある。
又、ラダー型の滑り止め具は、短冊状の滑り止め板が
路面に接地したときに急ブレーキ等による過激な負荷が
かかると、直接タイヤ両側面の締付け用ロープに過負荷
がかかる欠点がある。特に過負荷がかかった時に短冊状
の滑り止め板がタイヤと路面との間の抵抗でひっくり返
って、滑り止め板または連結部及び締付け用ロープを破
損する欠点がある。
路面に接地したときに急ブレーキ等による過激な負荷が
かかると、直接タイヤ両側面の締付け用ロープに過負荷
がかかる欠点がある。特に過負荷がかかった時に短冊状
の滑り止め板がタイヤと路面との間の抵抗でひっくり返
って、滑り止め板または連結部及び締付け用ロープを破
損する欠点がある。
（課題を解決するための手段） 本考案は、以上の欠点を改良する目的で与えられたも
ので、ゴム、プラスチックよりなる複数本の短冊状の滑
り止め板１をタイヤ７の接地面に略々等間隔で横向きに
配置し、この滑り止め板１の左右の両先端をタイヤ７の
左右両側面で用いる締付け用ロープ６に連結金具３を用
いて、それぞれ繋止し、この締付け用ロープ６をそれぞ
れ引絞ってタイヤ７に装着し固定するラダー型の自動車
タイヤ滑り止め具において、短冊状の滑り止め板１の中
央部に所望の幅で上面の辺より、底面に向けた傾斜面で
外側に張出した突出部２を略々対称形に１個所１対で設
け、装着すべきタイヤの断面形状に略々類似するＵ字状
に滑り止め板１の両側を彎曲して成ることを特徴とす
る。
ので、ゴム、プラスチックよりなる複数本の短冊状の滑
り止め板１をタイヤ７の接地面に略々等間隔で横向きに
配置し、この滑り止め板１の左右の両先端をタイヤ７の
左右両側面で用いる締付け用ロープ６に連結金具３を用
いて、それぞれ繋止し、この締付け用ロープ６をそれぞ
れ引絞ってタイヤ７に装着し固定するラダー型の自動車
タイヤ滑り止め具において、短冊状の滑り止め板１の中
央部に所望の幅で上面の辺より、底面に向けた傾斜面で
外側に張出した突出部２を略々対称形に１個所１対で設
け、装着すべきタイヤの断面形状に略々類似するＵ字状
に滑り止め板１の両側を彎曲して成ることを特徴とす
る。
（実施例） 以下図面について本考案のラダー型の自動車タイヤ滑
り止め具実施の態様について説明する。
り止め具実施の態様について説明する。
第１図及び第２図に示すように本考案のラダー型自動
車タイヤ滑り止め具の構成は、接地面に滑り防止の凹凸
模様を付けた短冊状の滑り止め板中央部に所望の幅で上
面の辺より底面に向けた傾斜面で外側に張出した突出部
２を略々対称形に設けたゴム、プラスチックの短冊状の
滑り止め板１の本体と、これに埋込んだ補強繊維５と、
スパイク金具４と、連結金具３とを同時一体に成形す
る。この短冊状の滑り止め板１を第１図と第３図とに示
すように、複数本をタイヤ７の接地面に略々等間隔に横
方向に向けて配置し、このタイヤ滑り止め板１の左右両
先端をタイヤ７の左右両側面で用いる締付け用ロープ６
に連結金具３を用いて梯子型に繋止し、次に締付け用ロ
ープ６の両端に一般に用いられているロープ両端を連結
し、引絞って締付け固定する機能を持った金具（図示せ
ず）を取付けると、ラダー型の自動車タイヤ滑り止め具
となる。
車タイヤ滑り止め具の構成は、接地面に滑り防止の凹凸
模様を付けた短冊状の滑り止め板中央部に所望の幅で上
面の辺より底面に向けた傾斜面で外側に張出した突出部
２を略々対称形に設けたゴム、プラスチックの短冊状の
滑り止め板１の本体と、これに埋込んだ補強繊維５と、
スパイク金具４と、連結金具３とを同時一体に成形す
る。この短冊状の滑り止め板１を第１図と第３図とに示
すように、複数本をタイヤ７の接地面に略々等間隔に横
方向に向けて配置し、このタイヤ滑り止め板１の左右両
先端をタイヤ７の左右両側面で用いる締付け用ロープ６
に連結金具３を用いて梯子型に繋止し、次に締付け用ロ
ープ６の両端に一般に用いられているロープ両端を連結
し、引絞って締付け固定する機能を持った金具（図示せ
ず）を取付けると、ラダー型の自動車タイヤ滑り止め具
となる。
（効果） 以下に本考案の改善理由と効果を説明する。
１） 乾燥路面を車で走行すると、小石や路面の継目の
ような小さい段差でも敏感に拾って不快な振動や振動騒
音を発生する。これと同様に従来のラダー型滑り止め具
は、機能上８〜12mmの厚みをもっており、そのエッジが
垂直に立上がっている為、周期的にその高さを拾って不
快な振動と騒音とを発生する欠点がある。
ような小さい段差でも敏感に拾って不快な振動や振動騒
音を発生する。これと同様に従来のラダー型滑り止め具
は、機能上８〜12mmの厚みをもっており、そのエッジが
垂直に立上がっている為、周期的にその高さを拾って不
快な振動と騒音とを発生する欠点がある。
積雪路面上では、このラダー型の滑り止め具は振動を
発生しないが、積雪路面上で車を運転するときの実情
は、積雪路と無積雪路とが繰り返して現われる事が多
く、その度に滑り止め具を脱着することは非常に手数と
困難とを伴う故に、無積雪路面の走行においても、振動
や騒音が少なく、かつ時速50〜60kmで安定に長時間走行
運転が可能なラダー型自動車タイヤ滑り止め具が要望さ
れる。
発生しないが、積雪路面上で車を運転するときの実情
は、積雪路と無積雪路とが繰り返して現われる事が多
く、その度に滑り止め具を脱着することは非常に手数と
困難とを伴う故に、無積雪路面の走行においても、振動
や騒音が少なく、かつ時速50〜60kmで安定に長時間走行
運転が可能なラダー型自動車タイヤ滑り止め具が要望さ
れる。
本考案のラダー型自動車タイヤ滑り止め具を装着した
ものにおいては、路面とタイヤトレッド間に短冊状の滑
り止め板１を周期的に噛んで走行しても、滑り止め板中
央部に設けた突出部２の傾斜面をタイヤトレッド面が駆
け上がり、又駆け降りる構造である為、従来品のラダー
型滑り止め具の約半分以下の振動となり無積雪路を時速
50〜60kmで長時間運転しても、運転者に不快感と疲労と
を感じさせない優れた特徴を持ったラダー型の自動車タ
イヤ滑り止め具を提供できる利点がある。
ものにおいては、路面とタイヤトレッド間に短冊状の滑
り止め板１を周期的に噛んで走行しても、滑り止め板中
央部に設けた突出部２の傾斜面をタイヤトレッド面が駆
け上がり、又駆け降りる構造である為、従来品のラダー
型滑り止め具の約半分以下の振動となり無積雪路を時速
50〜60kmで長時間運転しても、運転者に不快感と疲労と
を感じさせない優れた特徴を持ったラダー型の自動車タ
イヤ滑り止め具を提供できる利点がある。
２） 従来のラダー型滑り止め具は短冊状の滑り止め板
の厚みと幅との関係から、これが路面とタイヤトレッド
との間に噛まれた状態で、大きな荷重を受けた場合、特
に急ブレーキをかけた時又は急発進を行った時などに、
この間で滑り止め板がひっくり返って、滑り止め板又は
締付け用ロープ又はこれの連結部を破損する欠点があっ
た。ところが、本考案の滑り止め具は前述のように、滑
り止め板中央部に所望の幅で上面の辺より底面に向けた
傾斜面で外側に張出した突出部２を設けた為、急ブレー
キ又は急発進等による過激な荷重を受けても、反転する
事がなく、破損することのない安全な自動車タイヤ滑り
止め具を提供できる利点がある。
の厚みと幅との関係から、これが路面とタイヤトレッド
との間に噛まれた状態で、大きな荷重を受けた場合、特
に急ブレーキをかけた時又は急発進を行った時などに、
この間で滑り止め板がひっくり返って、滑り止め板又は
締付け用ロープ又はこれの連結部を破損する欠点があっ
た。ところが、本考案の滑り止め具は前述のように、滑
り止め板中央部に所望の幅で上面の辺より底面に向けた
傾斜面で外側に張出した突出部２を設けた為、急ブレー
キ又は急発進等による過激な荷重を受けても、反転する
事がなく、破損することのない安全な自動車タイヤ滑り
止め具を提供できる利点がある。
３） 従来のラダー型滑り止め具の、短冊状の滑り止め
板の形状は平板状のものが多く、タイヤの中央に装着す
る事が難しい欠点と、粘度質の泥水、湿泥土路面上を走
行すると、タイヤと滑り止め板との間に、これを噛み、
この間で滑り易くなり、急ハンドルを切るとタイヤの中
央より左右にずれて偏心し、内側のサイド締付け用ロー
プ又は連結金具が車ボディーへ接触して破損する欠点が
あった。本考案の滑り止め具は装着すべきタイヤの断面
形状に略々類似するＵ字状に滑り止め板の両側を彎曲し
ている為、タイヤへの装着が容易で、更に装着して走行
する際に、タイヤ中央より偏心する事がないので、より
安全な自動車タイヤ滑り止め具を提供できる実用上大な
る利点がある。
板の形状は平板状のものが多く、タイヤの中央に装着す
る事が難しい欠点と、粘度質の泥水、湿泥土路面上を走
行すると、タイヤと滑り止め板との間に、これを噛み、
この間で滑り易くなり、急ハンドルを切るとタイヤの中
央より左右にずれて偏心し、内側のサイド締付け用ロー
プ又は連結金具が車ボディーへ接触して破損する欠点が
あった。本考案の滑り止め具は装着すべきタイヤの断面
形状に略々類似するＵ字状に滑り止め板の両側を彎曲し
ている為、タイヤへの装着が容易で、更に装着して走行
する際に、タイヤ中央より偏心する事がないので、より
安全な自動車タイヤ滑り止め具を提供できる実用上大な
る利点がある。
本考案は以上のように振動及び振動騒音が少なく、直
進性の優れた安全なラダー型の自動車タイヤ滑り止め具
を提供できる実用上大なる効果がある。
進性の優れた安全なラダー型の自動車タイヤ滑り止め具
を提供できる実用上大なる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第１図は本考案を実施した滑り止め具の一部を切欠して
示す部分斜視図、 第２図は本考案の滑り止め具のタイヤトレッド部の中央
に位置する第１図のＡ−Ａ′線に沿って切断して示した
断面図、 第３図は本考案の滑り止め具をタイヤに装着した状態を
示す斜視図である。 １……短冊状の滑り止め板 １……突出部、３……連結金具 ４……スパイク金具、５……補強芯材 ６……締付け用ロープ、７……タイヤ
示す部分斜視図、 第２図は本考案の滑り止め具のタイヤトレッド部の中央
に位置する第１図のＡ−Ａ′線に沿って切断して示した
断面図、 第３図は本考案の滑り止め具をタイヤに装着した状態を
示す斜視図である。 １……短冊状の滑り止め板 １……突出部、３……連結金具 ４……スパイク金具、５……補強芯材 ６……締付け用ロープ、７……タイヤ
Claims (1)
- 【請求項１】ゴム、プラスチックよりなる複数本の短冊
状の滑り止め板１をタイヤの接地面に略々等間隔で横向
きに配置し、この滑り止め板１の左右の両先端をタイヤ
７の左右両側面で用いる締付け用ロープ６に連結金具３
を用いて、それぞれ繋止し、この締付け用ロープをそれ
ぞれ引絞って、タイヤに装着し固定するラダー型の自動
車タイヤ滑り止め具において、短冊状の滑り止め板の中
央部に所望の幅で上面の辺より底面に向けた傾斜面で外
側に張出した突出部２を略々対称形に１個所に１対で設
け、装着すべきタイヤの断面形状に略々類似するＵ字状
に滑り止め板１の両側を弯曲して成ることを特徴とする
ラダー型自動車タイヤ滑り止め具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988050835U JPH081922Y2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | ラダー型自動車タイヤ滑り止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988050835U JPH081922Y2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | ラダー型自動車タイヤ滑り止め具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01154008U JPH01154008U (ja) | 1989-10-24 |
| JPH081922Y2 true JPH081922Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31276866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988050835U Expired - Lifetime JPH081922Y2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | ラダー型自動車タイヤ滑り止め具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081922Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6342405U (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-19 | ||
| JPS6343803U (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-24 |
-
1988
- 1988-04-18 JP JP1988050835U patent/JPH081922Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01154008U (ja) | 1989-10-24 |
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