JP3805402B2 - 内周駆動型ゴムクロ−ラ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、農業用機械のみならず、建設機械や土木作業機械更にはレジャー用の走行機械に広く用いられている内周面駆動ゴムクローラに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゴムクローラは農業用機械のみならず、建設機械や土木作業機械更にはレジャー用の走行機械に広く用いられている。本発明は、この種のうち通常ゴムクローラ中に芯金が埋設されていない、いわゆる内周面摩擦駆動タイプのゴムクローラの改良に係るものであって、図7はこのタイブの従来からあるゴムクローラ及びこれに用いるスプロケットの主要断面図である。
【0003】
図にあって、21はゴム弾性体よりなるゴムクローラ、22はこの長手方向に埋設されたスチールコードである。そして、無端状のゴムクローラ21の内周面の中央に一定間隔をもって断続的に形成されたゴム突起23が形成されている。このゴム突起23に対し、例示したスプロケット30は左右一対の円盤31、31に対してその周縁間にピン32、32…が張架され、更にこの円盤31、31の縁端部にフランジ33、33を備えたいわゆるかご型のスプロケットである。そして、ピン32とゴム突起23とが係合して駆動カを伝達すると共に、フランジ33がゴム突起23を左右より挟むことによって左右方向への移動を防止して脱輪の発生を阻止することとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような内周面に形成したゴム突起23を利用する駆動方式のゴムクローラにも改良しなくてなならない点もあり、その1つはピン32とフランジ33との周長の差による問題がある。即ち、スプロケット30の回転の中心からの距離がフランジ33の距離(a)よりピン32の距離(b)の方が小さく設計されているのが一般的であり、このため、両部における周長差が生ずることとなる。言い換えれば、ピン32の回転速度よりもフランジ33の回転速度の方が早いため、ピン32がゴム突起23と係合した瞬間にフランジ33にはスプロケット30の回転方向と反対の力が加わり、これが常時繰り返されるためにゴムクローラ内周面の摩擦の原因となっていた。
【0005】
そして、このかご型スプロケット30の構造は泥や石がピン32の内部に詰まり易く、ピン32とゴム突起23との係合に支障があった。
【0006】
本発明は、以上のような現状に鑑みて鋭意開発を行いその問題点を解消したゴムクローラを提供しようとするものであり、実質的にフランジ33をなくして周長差の問題を解決し、更に、泥詰りや脱輪の発生を低減しようとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無端状ゴム弾性体中に抗張体をその長手方向に埋設し、その内周面側に、ゴムクロ−ラの長手方向と直角に配置されるゴム突起との係合に供されるピンと、各ピンの中央に配置される軸受部と、この両者間を各ピン毎に連結する架橋部とよりなるスプロケットとの係合用のゴム突起を一定間隔を隔てて備え、外周面側にゴムラグを備えた内周駆動型ゴムクロ−ラであって、前記ゴム突起に対して、ゴムクロ−ラの幅方向で、かつ、ゴムクロ−ラの長手方向の中間に、スプロケットの横ずれ防止用のゴム角部をゴムクロ−ラの長手方向に点在させ、かかる両サイドのゴム角部のゴムクロ−ラの幅方向における間隔は、スプロケットのピンの両端が嵌り合う間隔としたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本発明はゴムクローラとスプロケットとの係合に際して、ゴム突起と係合するピンをその左右より横ずれ防止用の角部を形成したものであり、このため、スプロケットの横ずれを阻止できたもので、ゴム突起とスプロケットとの噛み合い不良を防止できると共に、脱輪の防止効果を合わせ奏するものである。
【0009】
本発明のゴムクローラに好んで用いられるスプロケットは、ゴムクロ−ラの長手方向と直角に配置されるゴム突起との係合に供されるピンと、各ピンの中央に配置される軸受部と、この両者間を各ピン毎に連結する架橋部とよりなる構造であって、駆動に際して摩擦面が存在せず、ピンとゴム突起との係合のみのものがよく、これによれば前述したような周長差による不具合が解消でき、ゴムクローラ内周面の磨耗も効果的に阻止できる。更に、このスプロケットはゴムクローラのゴム突起と係合する部分だけで構成され、泥詰り等が起こりにくいように左右の開口部が極力大きいものがよい。尚、本発明のスプロケットは金属製のものでよいが、射出成形による合成樹脂製のものが製造上及びコスト上も有利である。合成樹脂としては、ポリエチレン樹脂やポリアミド樹脂が例示できる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明のゴムクローラ及びスプロケットを図面をもって更に詳細に説明する。図1は本発明のゴムクローラの内周面側平面図、図2は外周面側平面図、図3は図2におけるB−B線での断面図である。図中、1はゴム弾性体からなるゴムクローラであり、図1にあって上下に連続して無端とされている。2はこのゴムクローラ1中に埋設される抗張体としてのスチールコード、3はゴムクローラ1の外周面に形成されたゴムラグである。かかるゴムラグ3は図例では左右に振り分け状とされ、しかも千鳥状かつハ字状に配置されているがこれに限定されないことは勿論であり、例えば左右一直線状のゴムラグであってもよい。
【0011】
さて、4はゴムクローラ1の内周面の中央にその長手方向に一定間隔を隔てて形成されたゴム突起であり、このゴム突起4は後述するスプロケットと係合して駆動力が伝達されることとなる。尚、このゴム突起4に対してゴムクローラ1の外周面側に凹部5が形成されてゴムクローラ全体としての軽量化を図っている。このゴム突起4の形状は特に限定されるものではないが、好ましくは図例のようにゴムクローラ1の長手方向の断面が略正三角形状のものがよく、ゴムクローラ1の幅方向にやや長めとされるのが一般的である。
【0012】
このゴムクローラ1の内周面にはその長手方向に沿って、ゴム突起4をはさんで断面台形のゴム角部61、62が点在して隆起形成されている。このゴム角部61、62は、ゴム突起4に対して長手方向の中間に左右に振分け状に一対づつ点在配置した例であり、ゴム角部61、62の幅方向の間隔は後述するスプロケットピン11の両先端を左右から支えるためにピン11の両端が嵌り合う間隔とするものである。これによって、走行時にスプロケット10が横ずれするのを阻止するものである。
【0013】
図4は本発明に用いられるスプロケット10の側面図であり、図5は図4のC−C線での断面図である。図中、11は前記したゴム突起4と係合するピンであり、ゴム突起4と接触して駆動力を伝達する部位である。12は中央に配置された軸受部であり、このピン11と軸受部12とは架橋部13にて連結されている。この架橋部13は少なくともピン11より外周側にはみ出すことはなく、このためゴムクローラとの接触は全く生じない。しかも左右方向が大きく解放されているため、ここに泥や石が入り込んでも直ちに放り出されるという仕組みになつている。
【0014】
さて、図6はこのピン11とゴム突起4及びゴム角部61、62との関係のみを取り出して示したものであるが、駆動カを伝達するためピン11が突起4と係合し、しかもこのピン11の左右端がゴム角部61、62にはさまれる状態で駆動されることとなっている。従って、従来のこの種のゴムクローラ及びスプロケットとの関係と異なり、ゴムクローラ1の内周面に異常な摩擦を生じることがなくなり、しかもスプロケットを左右からゴム角部にてはさんだ状態となるために、スプロケットとクローラとの左右方向への相対的な横ずれは生ずることがなくなったものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明のゴムクローラは以上の構造を有しているため、ゴムクローラの耐久性の向上が図れると共に脱輪の発生も生じないという特徴を有するものであり、工業上極めて有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のゴムクローラの内周面側平面図である。
【図2】 図2は図1のゴムクローラの外周面側平面図である。
【図3】 図3は図2におけるゴムクローラのB−B線での断面図である。
【図4】 図4は本発明に用いられるスプロケットの側面図である。
【図5】 図5は図4のスプロケットのC−C線での断面図である。
【図6】 図6は本発明のゴムクローラの角部とスプロケットとの係合を示す部分拡大図である。
【図7】 図7は従来のゴムクローラとスプロケットとの係合を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ゴムクローラ、
2‥‥スチールコード、
3‥‥ゴムラグ、
4‥‥ゴム突起、
5‥‥凹部、
10‥‥スプロケット、
11‥‥ピン、
12‥‥軸受都、
13‥‥架橋部、
61、62‥‥ゴム角部。

Claims (1)

  1. 無端状ゴム弾性体中に抗張体をその長手方向に埋設し、その内周面側に、ゴムクロ−ラの長手方向と直角に配置されるゴム突起との係合に供されるピンと、各ピンの中央に配置される軸受部と、この両者間を各ピン毎に連結する架橋部とよりなるスプロケットとの係合用のゴム突起を一定間隔を隔てて備え、外周面側にゴムラグを備えた内周駆動型ゴムクロ−ラであって、前記ゴム突起に対して、ゴムクロ−ラの幅方向で、かつ、ゴムクロ−ラの長手方向の中間に、スプロケットの横ずれ防止用のゴム角部をゴムクロ−ラの長手方向に点在させ、かかる両サイドのゴム角部のゴムクロ−ラの幅方向における間隔は、スプロケットのピンの両端が嵌り合う間隔としたことを特徴とする内周駆動型ゴムクロ−ラ。
JP07729295A 1995-03-08 1995-03-08 内周駆動型ゴムクロ−ラ Expired - Lifetime JP3805402B2 (ja)

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