JPH0625424Y2 - 雪上走行車輌用クローラ - Google Patents

雪上走行車輌用クローラ

Info

Publication number
JPH0625424Y2
JPH0625424Y2 JP1988064634U JP6463488U JPH0625424Y2 JP H0625424 Y2 JPH0625424 Y2 JP H0625424Y2 JP 1988064634 U JP1988064634 U JP 1988064634U JP 6463488 U JP6463488 U JP 6463488U JP H0625424 Y2 JPH0625424 Y2 JP H0625424Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lug
propulsion
crawler
snow
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988064634U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01171787U (ja
Inventor
弘 榎本
照幸 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1988064634U priority Critical patent/JPH0625424Y2/ja
Publication of JPH01171787U publication Critical patent/JPH01171787U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0625424Y2 publication Critical patent/JPH0625424Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主にスノーモビル等の雪上走行車輌に用いら
れるクローラに関する。
(従来の技術) 例えばスノーモビル用トラックベルトとしては、特開昭
62-214069号公報(第7図)に開示されたものがある。
このトラックベルト1は、本体7に周方向等間隔に横補
強材を埋設し、この横補強材間に左右各1列の開口部11
を穿設し、本体7の外周面の横補強材対応位置に推進ラ
グ19を横一文字に突設して構成されている。そして、こ
の全推進ラグ19の幅方向途中にはラグより高いリブ25が
1つ以上突設されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、推進ラグ19は横一文字であると、接雪したと
きに、ラグ間につくられた雪のブロックがラグに押され
てずれ動き、トラクションダウンを生じ易い。また、横
方向の抵抗もないため横滑りも生じ易い。
前記従来技術のリブ25は横方向の抵抗となって横滑り防
止効果を発揮し得るが、リブ25は雪中への喰い込みが悪
く、しかもリブ25が推進ラグ19よりも高く突出し且つ剛
性を高めているため、リブ25を含む推進ラグ全体のトラ
クションは余り高めることはでき難い。
本考案は、推進ラグにリブの代りに凹部を形成し、この
凹部を本体周方向に隣り合わないように配置することに
よって、前記従来技術の問題点を解決できるようにした
クローラを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題解決の具体的手段は、弾性体製無端
帯状本体7に周方向等間隔に横補強材10を埋設すると共
に、この横補強材10間に左右各1列の開口部11を穿設
し、前記本体7の外周面8に周方向等間隔に推進ラグ19
を突設した雪上走行車輌用クローラにおいて、 前記推進ラグ19の全てには、ラグ頂部Aから本体7へ至
る途中まで切欠かれた凹部23がラグ幅内に少なくとも1
つ形成され、周方向に隣合う推進ラグ19の凹部23はラグ
幅方向にずれて位置していることである。
(作用) クローラ1が接雪すると、推進ラグ19間及び推進ラグ19
の凹部23内に雪が詰まり、推進ラグ19間のブロック雪は
凹部23内に雪によってクローラ周方向につながれる。こ
のつなぎ雪によってブロック雪は、推進ラグ19によって
押されても、クローラ周方向にも横方向にもずれ難くな
り、剪断力大となり、大きなトラクション及び横滑り効
果を発揮する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図はスノーモビルの走行部を示しており、トラック
ベルトとしてのクローラ1は駆動輪2、従動輪3及び転
動輪4に掛装され、接地側がスライダ5によって案内さ
れている。
第1〜4図において、クローラ1は無端帯状の本体7が
ゴム、エポキシ樹脂その他の高弾性樹脂等の弾性材料で
形成され、その外周面8が接地面、内周面9が車輪転動
面となっている。
この本体7には周方向等間隔に横補強材10が埋設され、
左右各1列の開口部11が穿設され、且つ開口部11を形成
した範囲を除く略全幅に亘って周方向の抗張体12が埋設
されている。
前記横補強材10はガラス繊維又はその他の補強用繊維を
混入した強化樹脂、金属棒等が使用されており、その断
面形状は半円形の他に円形又は角形でも良い。この横補
強材10は本体7の略全幅に亘る長さである。
前記抗張体12はナイロン、ポリエステル等の樹脂繊維で
形成された柔軟性及び耐久性の高いコード層又は織物層
であり、複数層重合されていて屈曲し易くなっており、
複数層の内の少なくとも1層は横補強材10より外周側に
巻掛けられている。
本体7の左右開口部11が形成されている区間は、スライ
ダ5が摺動する摺接面14を形成している。各開口部11は
横補強材10間の略全長に亘って形成され、従って摺接面
14の範囲には抗張体12は埋設されていない。しかし、横
補強材10は開口部11間で露出していなく、抗張体12と同
材料の層15が巻付けられ、且つ本体7と同材料がその外
周に被覆され、更にその外周に摺接部材16が被覆されて
いる。
前記摺接部材16は実質的にスライダ摺接面14を形成する
ものであり、薄い鉄板を嵌合してカシメて取付けてお
り、幅方向外側端には内周面9側に突出した案内突起17
が一体成形されている。この案内突起17はスライダ5の
外側を案内する。摺接部材16によって摺接面14は耐摩耗
性が高く、低摩擦となっている。
前記本体7の外周面8には多数の細い凹凸が形成されて
いると共に、周方向等間隔に推進ラグ19が突設されてい
る。この推進ラグ19は全ての横補強材10に対応した位置
にあり、断面三角形(又は四角形)で本体7の略全幅に
亘って形成されているが、摺接部材16嵌合部分は第3図
のように断面小山形状となっている。尚、推進ラグ19は
横補強材10と非対応の位置に設けることも可能である。
各推進ラグ19は幅内に1つの凹部23が形成されている。
この凹部23はラグ頂部Aから本体7側への切欠かれたも
ので、その深さBはラグ高さHの30%以上、50〜60%程
度が最も好ましく、本体7へ至る途中までとなってい
る。推進ラグ19の凹部23側角部は面取り面24(又はアー
ル)が形成されており、走行中に石、岩等によって損傷
されないようになっている。
前記各凹部23は推進ラグ19の1つおきに幅方向位置が一
致し、他の1つおきの凹部23は幅方向にずれており、ク
ローラ中心線CLを中心に千鳥状に配置されている。従っ
て、周方向に並ぶ凹部23間にはラグの無凹部位Dが位置
していて、複数の凹部23が周方向に隣り合わない配置と
なっている。
前記凹部23は推進ラグ19の全てに形成され、推進ラグ19
の幅内に少なくとも1つあれば良く、且つクローラ周方
向に隣合う推進ラグ19の凹部23がオーバラップしないよ
うにラグ幅方向にずれて位置しておれば良い。
その凹部23の配置例を第6図(1)〜(8)に示しており、第
6図(1)〜(3)は1つの推進ラグ19の幅方向中央に凹部23
を設け、その周方向前後の推進ラグ19に幅方向左右にず
れた位置に凹部23を設け、左右凹部23を左右開口部11の
内側、同位置又は外側に配置している。
第6図(4)〜(7)は、1つおきの推進ラグ19に2つの凹部
23を間隔をおいて設け、他の1つおきの推進ラグ19の1
つの凹部23を幅方向にずらして設けており、これらの凹
部23の位置の異なる4種類を示している。
第6図(8)は、1つおきの推進ラグ19の右開口部11より
外側に凹部23を設け、他の1つおきの推進ラグ19の左開
口部11より外側に凹部23を設けている。
尚、凹部23は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、1のクローラ1にお
ける凹部23の幅を複数種類にしたり、凹部23の底を幅方
向又は周方向に傾斜を付けたりしても良い。また、推進
ラグ19は第3、4図に示すように、摺接面14(開口部11
間)対応位置に浅凹部25が形成されているが、この浅凹
部25は深さがラグ高さHの10〜20%で、つなぎ雪を形成
する効果は余り期待し難く、無凹部位Dに相当し、第6
図(6)の如く、この摺接面14対応位置に凹部23を形成し
ても、周方向に並ぶ凹部23間にはラグの無凹部位が位置
する。但し、摺接面14対応位置に全高さのラグを形成し
ても良い。
第3、4図において、本体7の内周面9には左右スライ
ダ摺接面14より幅方向内側に左右1対の車輪軌道20が形
成されている。この車輪軌道20は駆動輪2、従動輪3及
び転動輪4が転動するものであり、その左右には駆動突
起21と内側駆動突起22とが夫々1列ずつ形成されてい
る。
前記両突起21,22は本体7と一体成形されており、開口
部11に近い左右各1列の駆動突起21は横補強材10に対応
した位置にあり、従って案内突起17と対向していて、ス
ライダ5の内側案内もしている。
左右各1列の内側駆動突起22は駆動突起21より幅方向内
側に位置し、開口部11から遠い位置にあり、横補強材10
と周方向に間隔をおいて形成されている。従って、1組
の両突起21,22は千鳥状に配列され且つ周方向に間隔が
開けられている。
車輪軌道20は側方に突起21,22が交互に位置し、左右駆
動輪2の左右側面に突設した係合部2aが両突起21,22に
交互に係合することにより、各列の突起ピッチの半分の
ピッチで駆動力が伝達され、クローラ1は小ピッチで円
滑に走行される。この突起21,22のために、車輪軌道20
上に雪が載ることはあるが、突起21,22は対向していな
いので、雪は車輪に踏みつけられることによって突起2
1,22のない方向に逃げることができ、従って雪は車輪軌
道20上に溜ることはなく、確実に排除される。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、推進ラグ19の全てには、
ラグ頂部Aから本体7へ至る途中まで切欠かれた凹部23
がラグ幅内に少なくとも1つ形成され、周方向に隣合う
推進ラグ19の凹部23はラグ幅方向にずれて位置している
ので、接雪した際に推進ラグ19間に形成されるブロック
雪を凹部23内で踏み固められる雪でつなぐことができ、
しかも、このつなぎ雪は全推進ラグ19間のブロック雪を
つなぐことができ、このつなぎ雪によってブロック雪の
剪断力が大となり、トラクションおよび横滑り防止効果
を向上することが可能になる。また、凹部23は本体7へ
至る途中まで切欠かれたものであり、その途中から本体
7までは推進ラグ19があるので、その部分では本体外周
面よりも強く雪を圧縮して踏み固めることができ、剪断
力をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示しており、第1図は斜
視図、第2図は平面図、第3図は第2図のIII−III線断
面図、第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は使用
側を示す側面図、第6図(1)〜第6図(8)は夫々凹部の配
置例を示す説明図、第7図は従来技術を示す平面図であ
る。 1…クローラ、2…駆動輪、7…本体、8…外周面、9
…内周面、10…横補強材、11…開口部、14…スライダ摺
接面、19…推進ラグ、20…車輪軌道、21…駆動突起、22
…内側駆動突起、23…凹部、A…ラグ頂部、D…ラグ無
凹部位。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体製無端帯状本体(7)に周方向等間隔
    に横補強材(10)を埋設すると共に、この横補強材(10)間
    に左右各1列の開口部(11)を穿設し、前記本体(7)の外
    周面(8)に周方向等間隔に推進ラグ(19)を突設した雪上
    走行車輌用クローラにおいて、 前記推進ラグ(19)の全てには、ラグ頂部(A)から本体(7)
    へ至る途中まで切欠かれた凹部(23)かラグ幅内に少なく
    とも1つ形成され、周方向に隣合う推進ラグ(19)の凹部
    (23)はラグ幅方向にずれて位置していることを特徴とす
    る雪上走行車輌用クローラ。
JP1988064634U 1988-05-16 1988-05-16 雪上走行車輌用クローラ Expired - Lifetime JPH0625424Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988064634U JPH0625424Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 雪上走行車輌用クローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988064634U JPH0625424Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 雪上走行車輌用クローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01171787U JPH01171787U (ja) 1989-12-05
JPH0625424Y2 true JPH0625424Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31290099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988064634U Expired - Lifetime JPH0625424Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 雪上走行車輌用クローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0625424Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6066590U (ja) * 1983-10-14 1985-05-11 オーツタイヤ株式会社 弾性履帯
JPS62214069A (ja) * 1986-03-14 1987-09-19 Yamaha Motor Co Ltd トラツクベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01171787U (ja) 1989-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6974196B2 (en) Endless track for industrial or agricultural vehicles
EP0497597B1 (en) Core bar for rubber track and rubber track travelling device
US5632537A (en) Crawler belt for crawler motor vehicle
US5380076A (en) Rubber crawler belt of a tracked vehicle
US5145242A (en) Elastic endless crawler
CA2512299C (en) Powder snow track for snowmobile
US6474756B2 (en) Rubber crawler belt
US3711165A (en) Drive system for a flexible track
US6322172B2 (en) Endless belt for use with heavy duty track vehicles
US6402268B1 (en) Endless belt for use with heavy duty track vehicles
JPH0625424Y2 (ja) 雪上走行車輌用クローラ
US3712689A (en) Track for snowmobile or the like
JP4722313B2 (ja) 突起駆動型ゴムクローラ
US2494066A (en) Self-laying track
JPH0545591Y2 (ja)
JP3805402B2 (ja) 内周駆動型ゴムクロ−ラ
JP4471456B2 (ja) 弾性クローラ及び弾性クローラ用芯体
JPS6335906Y2 (ja)
JPH0623513Y2 (ja) クローラ
JPH061514Y2 (ja) クローラ
JPH0439180A (ja) 雪上用クローラ
JP2520598B2 (ja) トラツクベルト
RU2064877C1 (ru) Эластичная бесконечная гусеничная лента
JP3010109B2 (ja) 弾性クローラ
JP2000159161A (ja) ゴムクローラ