JPS6335906Y2 - - Google Patents

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JPS6335906Y2
JPS6335906Y2 JP1983159948U JP15994883U JPS6335906Y2 JP S6335906 Y2 JPS6335906 Y2 JP S6335906Y2 JP 1983159948 U JP1983159948 U JP 1983159948U JP 15994883 U JP15994883 U JP 15994883U JP S6335906 Y2 JPS6335906 Y2 JP S6335906Y2
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lugs
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JP1983159948U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、湿田用クローラとしての弾性履帯に
関する。
コンバイン等の農業機械に使用するクローラの
弾性履帯は、第9,10図に示す如く、ゴム等の
弾性材料から成る帯状本体5の中央部分6の内部
に芯金8とスチールコード等の抗張体を埋入する
と共に、その各芯金8間に駆動スプロケツトの係
合孔10を設け、且つこの中央部分6とその両側
に延設された翼部7の接地面側に牽引用ラグ15
を設けている。
第9図に示す弾性履帯は、ラグ15の総てが横
一文字で、帯状本体5の全幅にわたつて形成さ
れ、全体の剛性が高く、翼部では高い牽引力が得
られるが、ラグ15間のスペースが小さいため、
中央部分では十分な土剪断力が得難く、且つ土排
けが悪くなり、粘土質の地盤では土詰りが生じ、
よつて必要な牽引力と充分な走行性が得難くな
る。
また、第10図に示す弾性履帯は1つおきのラ
グ15を短かくして翼部7におけるラグ間隔を大
きくし、排土性を良好にしたものであり、翼部7
での剛性が低くなり、翼部7がそり上るように湾
曲するため、接地圧のロスが生じ、機体沈下が大
となり、走行不能に陥いることがある。
ところで、弾性履帯は必要な牽引力を得ると共
に排土性を良好にするには、中央部分が翼部より
剛性が高く土排けが悪くなり易いことを考慮して
ラグパターンを決めなければならず、中央部分で
は剛性を高めるためのラグは少なくても良く、逆
にラグピツチが大きい程剪断力が増加して牽引力
が大きくなり排土性も良好となり、翼部では剛性
を高めて牽引力を増すためにラグを多くしてラグ
ピツチを小さくする必要がある。
このラグピツチPはラグ高さHにも関係し、中
央部分ではP/H=4〜6、翼部ではP/H=
1.5〜3.5程度であることが望ましく、P/Hが小
さすぎると土詰りが生じ、逆に大きすぎると土の
剪断力が減じ牽引力が減少する。そして、ラグ高
さHが一定とすると、中央部分と翼部のラグピツ
チの比は4/1.5〜6/3.5、即ち約2倍となり、この
比率が小さすぎると、中央部分でのラグ過多によ
る剪断力の低下及び土詰りが発生するか又は翼部
でのラグ過少による剛性が低下し、逆に大きすぎ
ると中央部分でのラグ過少による牽引力の低下又
は翼部でのラグ過多による土詰りを生じ、このよ
うに一方を最良にすれば他方が犠性になる。
本考案は、このような種々に点に鑑み、1つお
きのラグをその中央部のない分離状短ラグ部に形
成することにより、帯状本体の中央部分と翼部に
おけるラグピツチを約2倍にして、中央部分では
ラグピツチを大にして剪断力の増加と排土性を良
好にし、翼部ではラグピツチを小にして充分な剛
性を得るようにした弾性履帯を提供することを目
的とする。
この目的を達成するための本考案の特徴とする
ところは、弾性材製無端帯状本体1は幅方向に中
央部分6とその両側に延設された翼部7とを有
し、前記中央部分6内に帯長手方向所定間隔をお
いて芯金8を埋設すると共に全芯金8を外囲いす
る抗張体9を埋設し、本体1の外周接地面側で且
つ各芯金8に略対応した位置にラグ15を突設し
た弾性履帯において、 前記ラグ15は、芯金8の両側端部近傍から両
側翼部7の外側端まで夫々形成された2分離状短
ラグ部Sと、一側翼部7の外側端から他側翼部7
の外側端まで連続形成された長ラグ部Lとが、本
体1の周方向に交互に形成されている点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図において、1は湿田用クローラとしての
弾性履帯で、駆動スプロケツト2、従動スプロケ
ツト3及び転動輪4に掛装されている。
第2〜4図に示す第1実施例において、弾性履
帯1Aはゴムその他の同効弾性材によつて無端状
に形成された帯状本体5を有し、この帯状本体5
は幅方向に中央部分6とその両側に延設された翼
部7とを有している。
中央部分6には帯長手方向に所定間隔をおいて
多数個の芯金8が埋設され、且つこの芯金8を外
囲いしてスチールコード等の抗張体9が埋設さ
れ、剛性の高い部分となつている。この抗張体9
は帯幅方向直線状に配列しても良いが、第2図に
示すように内周面(又は外周面)側に突状の円弧
状に配列しても良い。また、中央部分6の中央に
は各芯金8間に駆動スプロケツト2の歯が係合す
る係合孔10が形成され、この係合孔10の両側
方には駆動スプロケツト2の外周面が接触する円
弧状凹部11と、脱輪防止のための突出部12が
形成されている。13は埋設された芯金8によつ
て形成されているガイド突起で、中央部分6の内
周面側に突出している。
前記各翼部7は中央部分6の側端から接地面か
ら遠ざかる方向、即ち内周面側に且つ幅方向外方
へ傾斜状に立上り、その後、くの字状に折曲して
接地面側に且つ幅方向外方へ傾斜状に降下して翼
端となつている。従つて、屈折が開始する内側端
7aから屈折が終る翼端7bまで内周面側に突出
した横断面山形状となつており、その中途部分の
中央部分6近傍位置が最突出位置7cである。最
突出位置7cから翼端7bまで漸次薄肉となつて
おり、翼端7b近傍は地面と平行な接地面を有す
る。14は各翼部7に帯長手方向に間隔をおいて
形成された水・泥排出用の開口部である。
前記中央部分6及び両翼部7を有する帯状本体
5の接地面側には、芯金8と対応した位置に牽引
用ラグ15が一体突設されている。このラグ15
は中央部分6の下方の中央ラグ部15aでは一定
高さであるが、各翼部7の下方の翼下ラグ部15
bでは、翼部7の山形形状に沿つており、最突出
位置7cで最大高さHを有する。この最大高さH
を形成した最大高さ部分15cは剛性の高い中央
部分6寄りにある。前記翼部7を横断面山形状に
形成することにより、中央ラグ部15aの高さよ
りも翼下ラグ部15bの平均高さが高くなつてい
る。
前記ラグ15は1個おきに帯状本体5の全幅、
即ち一方の翼部7の翼端から他方の翼部7の翼端
にわたる長さの長ラグ部Lが形成され、この長ラ
グ部L間のラグは、各翼部7の外側端から芯金8
の側端に重合する位置まで形成されており、中央
部分6の中央ラグ部15aの中央にはラグのない
切欠き状の無ラグ部Nとなつている。
換言するならば、第3図に示すように、前記ラ
グ15は、芯金8の両側端部8a近傍から両側翼
部7の外側端(翼部7b)まで夫々形成された2
分離状短ラグ部Sと、一側翼部7の外側端から他
側翼部7の外側端まで連続形成された長ラグ部L
とが、本体1の周方向に交互に形成されている。
前記無ラグ部Nの幅W1は芯金8の幅W2より短
かく、従つて短ラグ部Sは芯金8と重合幅W3を
有しており、これらの関係はW2×0.8≧W1≧W3
であることが好ましい。
このように構成される弾性履帯1では、中央部
分6の無ラグ部Nを通る位置では、2ピツチ毎に
長ラグ部Lによる牽引力を生じ、ラグピツチが大
きくなるので、剪断力は増加して牽引力は増大
し、土詰りがなく排土性能が向上する。また、翼
部7では1ピツチ毎に長ラグ部Lと短ラグ部Sと
があるので剛性が高く充分な牽引力を発生する。
これにより、中央部分6ではラグピツチPとラ
グ高さHの比を4〜6に設定することが可能とな
り、翼部7でも同じくP/Hを1.5〜3.5に設定す
ることが可能となり、更に牽引力及び排土等の走
行性能を向上するように、幅W1,W2,W3及び
翼下ラグ部15bの高が適宜設定される。尚、土
詰りを防止するためには無ラグ部Nの幅W1を広
くすれば良いが、芯金8端部の補強等の耐久性を
考えれば、重合幅W3も充分とる必要がある。
尚、前記第1実施例では、両翼部7は中央部分
6近傍が最も高い横断面山形状に形成されてい
て、その下方の翼下ラグ部15bは中央部分6近
傍にラグ最大高さ部分15cを有し、翼端7bに
ラグ最大高さ部分15cよりも低いラグとなつて
いるので、翼端7bが上方へ逃げ難く、翼部7と
ラグ15とで土をとらえて逃さないので、翼下ラ
グ部15bを中央ラグ部15aより高くしたこと
による牽引力の増大を効果的に発揮することがで
き、また、ラグ15は接地側から帯状本体5へ漸
次厚肉となつているので、ラグ最大高さ部分15
cでは帯長手方向の幅が最大となり、ラグ強度を
高めて牽引力の増大をより確実にしている。
第5,6図に示す第2実施例において、この弾
性履帯1Bは、分離状の短ラグ部Sを長ラグ部L
より太くして剛性を高めて接地圧による圧縮変形
を少なくすると共に周方向に互いにずらすことに
より振動防止を計つており、剛性を高めることに
より翼部7の牽引力がより増大し、芯金8からず
らすことによる芯金保護の低下を、短ラグ部Sの
基部のずれを先端側より少なくすることにより最
小限に抑えている。短ラグ部Sの芯金側の面20
が反対側の面より傾斜が緩やかなのは、基部と先
端のずれ量が異なるためである。
また、振動防止は短ラグ部Sを太くする他に、
長ラグ部Lの高さより高くしてもできる。
更に、この第2実施例では、開口部14をより
大きくして、水及び泥を排除するようにしてお
り、排土性能を向上させている。この開口部14
は四角形の他に円形、長円形等でも良く、また、
大きい開口にする代りに、小さい開口を複数設け
ても良い。
第7図に示す第3実施例において、この弾性履
帯1Dはラグ15を部分的に太くして剛性を増大
し、芯金8の保護を強化している。即ち、短ラグ
部Sは内側端に、長ラグ部Lでは2箇所に夫々太
部15fを形成している。
第8図に示す第4実施例において、この弾性履
帯1Eは、ラグ15の底面視形状を山形にしたも
ので、無ラグ部Nの左右の短ラグ部Sはハの字状
となつている。このようなラグパターンにおいて
も、短ラグ部Sの内側端は芯金8と重合して、芯
金8を保護することが重要である。
以上詳述した本考案によれば、ラグ15は、芯
金8の両側端部近傍から両側翼部7の外側端まで
夫々形成された2分離状短ラグ部Sと、一側翼部
7の外側端から他側翼部7の外側端まで連続形成
された長ラグ部Lとが、本体1の周方向に交互に
形成されているので、本体1の中央部分6と左右
翼部7とでは、ラグピツチが2対1、ラグ数が
1:2になり、翼部7は長ラグ部Lに加えて中央
部分6には形成されていない分離状短ラグ部Sに
よつて剛性が高められ、中央部分6の剛性に近づ
けることができ、翼部7のそり上りが減少し、翼
部7による牽引力の増強及び機体沈下防止が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するクローラ装置の側面
図、第2〜4図は本考案の第1実施例を示してお
り、第2図は横断面図、第3図は第2図の矢視
図、第4図は第3図の−線断面図、第5,6
図は第2実施例を示しており、第5図は横断面
図、第6図は第5図の矢視図、第7,8図は
夫々第3,4実施例を示す底面図、第9,10図
は2従来例を示す夫々底面図である。 1……弾性履帯、5……帯状本体、6……中央
部分、7……翼部、8……芯金、15……ラグ、
L……長ラグ部、S……短ラグ部、N……無ラグ
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弾性材製無端帯状本体1は幅方向に中央部分6
    とその両側に延設された翼部7とを有し、前記中
    央部分6内に帯長手方向所定間隔をおいて芯金8
    を埋設すると共に全芯金8を外囲いする抗張体9
    を埋設し、本体1の外周接地面側で且つ各芯金8
    に略対応した位置にラグ15を突設した弾性履帯
    において、 前記ラグ15は、芯金8の両側端部近傍から両
    側翼部7の外側端まで夫々形成された2分離状短
    ラグ部Sと、一側翼部7の外側端から他側翼部7
    の外側端まで連続形成された長ラグ部Lとが、本
    体1の周方向に交互に形成されていることを特徴
    とする弾性履帯。
JP15994883U 1983-10-14 1983-10-14 弾性履帯 Granted JPS6066590U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15994883U JPS6066590U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 弾性履帯

Applications Claiming Priority (1)

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JP15994883U JPS6066590U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 弾性履帯

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Publication Number Publication Date
JPS6066590U JPS6066590U (ja) 1985-05-11
JPS6335906Y2 true JPS6335906Y2 (ja) 1988-09-22

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ID=30351947

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JP15994883U Granted JPS6066590U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 弾性履帯

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WO2019097834A1 (ja) * 2017-11-15 2019-05-23 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ

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