JP3483787B2 - 弾性クローラ - Google Patents
弾性クローラInfo
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Description
り、バックホウ等の建機、コンバイン等の農機等の無限
走行装置に利用されるものである。
ローラ本体の巾方向中央へ一定間隔にスプロケット爪と
の係合孔を設け、前後の係合孔間に芯金を埋設し、芯金
翼部の接地側にスチールコードの多数を周方向に揃えて
左右振分け状に埋設したゴムクローラにおいて、クロー
ラ本体の接地側に肉盛状のラグを隣接する2箇の芯金翼
部の投影面をほぼ覆うに足る形状で、クローラ本体の巾
方向中央より左右に振分けて設置し、且つ左右のラグは
周方向前後と1ピッチづつずらせた位置に設けてあるこ
とを特徴としたゴムクローラ。」が提案されている(従
来例の1)。
「起動輪との噛合係合部と、転動輪の転動レール面を持
つ金属芯金を帯状方向へ並列に起動軸歯の全歯と噛合う
ピッチで配置し、幅方向中央部の隣合う芯金間に起動輪
との噛合係合孔を設けたゴム履帯において、接地面側に
設けるラグを、幅方向中央部分と、該幅方向中央部分か
ら端面にかけてそれぞれ左右方向に順次遠ざかる分岐部
分とで構成し、帯状方向の全長にわたって連続したラグ
とすると共に、該分岐部分は3個以上の芯金投影面に跨
るように形成し、且つ左右の分岐部分は互いに千鳥型と
なるように配置したことを特徴とするゴム履帯。」が提
案されている(従来例の2)。
ゴムクローラ、ゴム履帯(以下、弾性クローラという)
は、いずれもそれなりに有用ではあるけれども、いずれ
においてもラグ剛性の増大に伴って駆動輪および従動輪
における巻掛け部においての屈曲性が悪くなるという共
通の課題があった。
の爪と駆動用係合部との係合が不充分となって弾性クロ
ーラの循環回走が不確実となってしまうという課題を誘
発し、これは、弾性クローラとして致命的な課題であっ
た。
考慮することによって弾性クローラとしての振動軽減を
図りつつ巻掛け部での屈曲性を良好にできるようにした
ことを目的とするものである。
って無端帯状に形成されていて帯長手方向に間隔を有し
かつ左右振り分け配列でラグ3A,3Bを接地面側に突
隆形成しているクローラ本体2内に、左右の脱輪防止突
起4A,4B又は転輪通過面4F,4Gを有する左右の
レール突起4H,4Iを突隆形成している芯金4を帯長
手方向に間隔を有して埋設しているとともに、クローラ
本体2の幅方向中央部分でかつ帯長手方向で隣り合う芯
金4間に駆動用係合孔2Aを形成している弾性クローラ
1であって、前述の目的を達成するために、次の技術的
手段を講じている。
は、左右振り分け配列のラグ3A,3Bの各内方端部位
3A1,3B1は、左右の脱輪防止突起4A,4B又は
左右のレール突起4H,4Iと対応してクローラ本体2
の幅方向中央側でかつ駆動用係合孔2Aの側方に位置し
て左右千鳥状に配列されており、左右のラグ3A,3B
はその各内方端部位3A1,3B1よりクローラ本体2
の外側方に八の字状に延伸されかつその各延伸端部位3
A2,3B2は芯金4における左右の翼部4C,4Dの
各外方端をほぼ覆っているとともに、クローラ本体2の
反接地面側には駆動用係合孔2Aの左右においてクロー
ラ本体2を左右に横切る屈曲用凹部2B,2Cが形成さ
れていることを特徴とするものである。
芯金4間の剛性不足は左右のラグ3A,3Bの突隆形成
によって補い弾性クローラ1の全体に亘っての剛性をほ
ぼ均一化できて、転輪等の落込みを防止して振動の軽減
を図りながら、巻掛け部における屈曲性は、クローラ本
体2を左右に横切る屈曲用凹部2B,2Cによって確保
し、ここに、駆動用爪と駆動用係合孔2Aとの確実な係
合を達成しているのである。
弾性クローラ1において、左右のラグ3A,3Bにおけ
る各内方端部位3A1,3B1の各接地面は、左右のう
ち一方が帯長手方向の一方に延伸され、左右のうち他方
が帯長手方向の他方に延伸されていて帯長手方向に長大
な耐荷重部FL,FRと形成されていて、該耐荷重部F
L,FRが左右千鳥状に配列されていることを特徴とす
るものである(請求項2)。
転輪等が相対的に転動するときの機体荷重を、耐荷重部
FL,FRによって確実に支持してラグ3A,3Bによ
る牽引力を確保しつつ振動軽減を図り得るのである。
に係る弾性クローラ1において、左右のラグ3A,3B
における各接地面は、クローラ本体2の側方視において
帯長手方向に連続する面形態となるように左右のラグ3
A,3Bを八の字状に配列していることを特徴とするも
のである(請求項3)。
転輪等が相対的に転動して対地に支持される支持力は、
左右ラグ3A,3Bにおける帯長手方向にて連続する接
地面にて担持することとなって、振動軽減は約束される
のである。
いずれかに係る弾性クローラ1において、左右のラグ3
A,3Bにおける帯長手方向で隣り合うラグ間に位置す
るクローラ本体2の接地面側には、芯金4における左右
の翼部4C,4Dの側長縁を覆って膨隆部6A,6Bが
左右千鳥状に形成されて、該膨隆部6A,6Bがラグ3
A,3Bの裾野に連接されていることを特徴とするもの
である(請求項4)。
クローラ本体2の帯長手方向で間隔をおいて埋設した芯
金4における側長縁部分で起り易いゴム欠け等が膨張部
6A,6Bによって芯金4の左右翼部4C,4Dの動き
を抑制することによって防止できるのである。
いずれかに係る弾性クローラにおいて、クローラ本体2
内に帯長手方向の間隔を有して埋設した芯金4には隣接
する芯金4の横ズレを防止するため互いに係合する横ズ
レ防止突起7A,7Bを備えており、クローラ本体2の
長手方向の適所に横ズレ防止突起7A,7Bが互いに重
なり合わない切断部位Tを備えていることを特徴とする
ものである(請求項5)。
切断部位Tを介して弾性クローラ1を解体することが容
易となるのである。なお、切断部位Tの判別を容易にす
るため、マーカMを有することが望ましい(請求項
6)。
の形態について説明する。
ーラ1の第1実施形態を示しており、該弾性クローラ1
は、弾性材料によって無端帯状に形成されていて帯長手
方向に間隔を有しかつ左右振り分け配列でラグ3A,3
Bを接地面側に突隆形成しているクローラ本体2内に、
左右の脱輪防止突起4A,4Bを突隆形成している芯金
4を帯長手方向に間隔を有して埋設しているとともに、
クローラ本体2の幅方向中央部分でかつ帯長手方向で隣
り合う芯金4間に駆動用係合孔2Aを形成しているもの
であり、図示省略しているトラックフレームの前・後端
部にそれぞれ軸架している駆動輪と従動輪とに無端状に
巻掛けられていて両輪間のトラックフレームに転輪が列
設されているものである。
方端部位3A1,3B1は、左右の脱輪防止突起4A,
4Bと対応してクローラ本体2の幅方向中央側でかつ駆
動用係合孔2Aの側方に位置して左右千鳥状に配列され
ており、左右のラグ3A,3Bはその各内方端部位3A
1,3B1よりクローラ本体2の外側方に八の字状に延
伸されかつその各延伸端部位3A2,3B2は芯金4に
おける左右の翼部4C,4Dの各外方端をほぼ覆ってい
るとともに、クローラ本体2の反接地面側には駆動用係
合孔2Aの左右においてクローラ本体2を左右(帯幅方
向)に横切る屈曲用凹部2B,2Cが形成されている。
ていて、鍛造、鋳造等によって作成されており、左右の
突起4A,4B内の基部を互いに連接部4Eによって連
結しており、該連接部4Eが実質的に駆動用係合孔2A
の前後に位置し、駆動輪の爪が係脱することによって帯
長手方向にクローラ本体2が循環回走されるものであ
る。
おけるクローラ本体2内には、該クローラ本体2の巻掛
け時における中立面(圧縮と引張が実質的に作用しない
面をいう)に位置して、スチールコード等からなる抗張
体5A,5Bが左右に振分けられて帯長手方向に沿って
埋設されている。
方端部位3A1,3B1を左右突起4A,4Bにそれぞ
れ対応させることによって該左右突起4A,4Bを介し
ての機体荷重を各内方部位3A1,3B1によって確実
に担持させるとともに、該内方部位3A1,3B1を左
右千鳥状とすることによって過度な剛性向上を防止して
おり、更に、左右のラグ3A,3Bは各内方部位3A
1,3B1を基点として八の字状に配列することによっ
て帯長手方向で隣接する芯金4における左右翼部4C,
4D間での剛性低下をラグ3A,3Bの突隆形成によっ
て補い、しかも、各延伸部位3A2,3B2で芯金4の
左右の翼部4C,4Dの各外方端をほぼ覆っていること
によって、該翼部4C,4Dの動きを抑制してクラック
発生が阻止されているのである。
の実施形態における弾性クローラ1は、左右のラグ3
A,3Bにおける各内方端部位3A1,3B1の各接地
面は、左右のうち一方3A1が帯長手方向の一方(図で
は下方)に延伸され、左右のうち他方3B1が帯長手方
向の他方(図では上方)に延伸されていて帯長手方向に
長大な耐荷重部FL,FRと形成されていて、該耐荷重
部FL,FRが左右千鳥状に配列されているとともに、
延伸端部位3A2,3B2に向かうに従って接地面の帯
長手方向幅が徐々に狭く(細く)形成されている。
3Aにおいては芯金4における翼部4Cの図下方を接地
面の出発点としているのに対し、右側のラグ3Bにおい
ては芯金4における翼部4Cのほぼ中央を接地面の出発
点としていることによって、左右でラグ3A,3Bの出
発点を帯長手方向にずらすこととなり、これによって芯
金4の左右翼部4C,4Dを左右ラグ3A,3Bで覆い
かつ左右ほぼ同じような角度で八の字状に配列されるこ
ととなり、排土性、トラクション、直進性が左右ラグ3
A,3Bにおいて同等にできるのである。
の第2実施形態を示しており、基本構成は既述した第1
実施形態と共通するので共通部分は共通符号で示し、以
下、専ら相違点に主眼をおいて説明する。
には帯長手方向に延伸して左右の横ズレ防止突起7A,
7Bが形成されていて、該横ズレ防止突起7A,7Bは
帯幅方向において互いに噛合する関係とされて帯長手方
向で隣り合う芯金4間に位置している。
金4間に形成することもできるが、周方向の所定間隔を
おいて横ズレ防止突起7A,7Bを具備させないことに
よって、当該弾性クローラ1を解体処理するとき、該突
起7A,7Bを具備していない芯金4間で鋸歯等の切断
具による切断抵抗を軽減できて有利となる(詳細につい
ては図9および図10を参照して後述する)。
はいずれも芯金4と一体の芯金突起とすることが可能で
あるが、第2実施の形態では、左右突起4A,4Bのう
ち一方をクローラ本体2と同じのゴム(弾性材料)によ
るゴム突起とし、他方を芯金4と同じの金属材料による
芯金突起として、このゴム突起と芯金突起が帯長手方向
で左右千鳥状に配列されており、しかも、突隆高さはゴ
ム突起が芯金突起よりも低くなるようにされている。
傾斜地等の悪路走行時のクローラ本体2における左右端
におけるピッチングに起因する上下振動を抑制できて有
利となる。
グ3A,3Bにおける各接地面は、クローラ本体2の側
方視において帯長手方向に連続する面形態となるように
左右のラグ3A,3Bを八の字状に配列していることに
よってクローラ本体2の長手方向全体に亘っての振幅
(上下振動)が軽減されているとともに、左右のラグ3
A,3Bにおける帯長手方向で隣り合うラグ間に位置す
るクローラ本体2の接地面側には、芯金4における左右
の翼部4C,4Dの側長縁を覆って膨隆部6A,6Bが
左右千鳥状に形成されて、該膨隆部6A,6Bがラグ3
A,3Bの裾野に連接されている(図4を併せて参
照)。
ラグ3A,3Bの帯長手方向で隣り合うラグ間(排土
部)における排土性を確保しつつ芯金翼部4C,4Dの
動きを抑制してクラック発生要因を軽減しているのであ
る。
A,3Bの角度θ1,θ2は同一とされているととも
に、角度θ3,θ4は互いに同一とされている。
突起の頂面4A−1は下りテーパー面にすることによっ
て振動を軽減できて有利となる。
の第3実施形態を示しており、基本構成と作用は既述し
た第1実施形態と共通するので共通部分は共通符号で示
し、以下、相違点を主眼に説明する。
て埋設されている芯金4には左右の脱輪防止突起4A,
4Bの各両側外方に位置してまたぎ転輪の転動面4F,
4Gを有するレール突起4H,4Iが突隆形成されてい
る。
4Bはいずれか一方がゴム突起で他方が芯金突起とされ
て左右交互に配列されており、レール突起4H,4Iは
突起4A,4Bの基部堺において断面半円形のくびれ8
A,8Bを介して形成されている。
起間が断面半円形の細溝9A,9Bとされていて、この
細溝9A,9Bの各外端に、幅広でかつ細溝9A,9B
よりも深いほぼ矩形状溝10A,10Bによって構成さ
れている。
び左右のレール突起4H,4Iは左右のラグ3A,3B
における内方端部位3A1,3B1によって覆われてい
るとともに左右千鳥状に配列されていて左右のラグ3
A,3Bは八の字状に延伸され、かつ、左右非対称とさ
れている。
防止突起4A,4Bは左右ともに芯金突起として構成す
ることも可能であり、第2,3実施形態において左右の
脱輪防止突起4A,4Bのいずれか一方をゴム突起とし
て構成したときには、芯金4の翼部4C,4Dの上面に
係合凹凸部を形成して、この係合凹凸部にゴム突起を接
着、加硫等にて結合することが望ましい。
を示し、クローラ本体4の帯長手方向に間隔をおいて
(芯金ピッチ)埋設した芯金4の横ズレ防止突起7A,
7Bを改良したものであり、その他の構成、作用効果は
既述した第1〜3実施形態と共通にできることから共通
部分は共通符号で示し、以下、相違点について説明す
る。
部左右で前後に延伸した横ズレ防止突起7A,7Bは、
帯長手方向で隣接する芯金4間において符号Tで示すよ
うにクローラ本体4の幅方向全体に亘って切断具(ハン
ドジグソー,スチールカッター等)によって切断部位を
形成するように、該突起7A,7Bの延伸長を短く(全
く突起を形成しないものを含む)形成したものである。
の間隔を有して埋設した芯金4には隣接する芯金4の横
ズレを防止するため互いに係合する横ズレ防止突起7
A,7Bを備えており、クローラ本体2の長手方向の適
所に横ズレ防止突起7A,7Bが互いに重なり合わない
切断部位Tを備えているのである。
弾性クローラ1を解体等するときの切断抵抗が軽減でき
るのであるが、該部位Tの寸法(幅)は芯金ピッチの1
/3〜2/3程度が望ましく、また切断部位Tはクロー
ラ長手方向において1ヶ所設けることができるが、20
0〜500mmの一定間隔で複数箇所設けることもで
き、このように複数箇所とすれば、切断後の解体クロー
ラを積み重ねて処置可能である。
切断部位Tの判別が困難であることから、切断部位Tを
表示するマーカMを具備することが望ましい。
剛性低下があるので、これはクローラ本体2に肉盛部1
0A,10Bを形成することによって補うことができ
る。
右のラグ3A,3Bは断面台形状に形成することが望ま
しく、この際、ラグ蹴面(踏込み面となり、前進方向の
牽引面)とラグ反蹴面(逃げ面)の立上がり角度は両者
とも同じ角度とすることも可能であるが、ラグ蹴面を垂
直に近い角度とし、ラグ反蹴面を緩傾斜面の角度とする
ことによって、牽引力を増進しつつ排土性を良好にでき
て有利となる。
防止用突起4A,4Bの頂面はこれを中ツバ転輪等のレ
ール面とすることもできる。
クローラを無限走行装置として用いた場合、機体(運転
者)の振動抑制(軽減)を図りつつ巻掛け部での円滑な
屈曲が確保できる。
し、(A)は断面図、(B)は接地面側の平面図であ
る。
す反接地面側の平面図である。
す断面図である。
す接地面側の平面図である。
す側面図である。
す接地面側の平面図である。
す反接地面側の平面図である。
す図7のX−X断面図である。
す反接地面側の平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 弾性材料によって無端帯状に形成されて
いて帯長手方向に間隔を有しかつ左右振り分け配列でラ
グ(3A)(3B)を接地面側に突隆形成しているクロ
ーラ本体(2)内に、左右の脱輪防止突起(4A)(4
B)又は転輪通過面(4F)(4G)を有する左右のレ
ール突起(4H)(4I)を突隆形成している芯金
(4)を帯長手方向に間隔を有して埋設しているととも
に、クローラ本体(2)の幅方向中央部分でかつ帯長手
方向で隣り合う芯金(4)間に駆動用係合孔(2A)を
形成している弾性クローラ(1)であって、 左右振り分け配列のラグ(3A)(3B)の各内方端部
位(3A1)(3B1)は、左右の脱輪防止突起(4
A)(4B)又は左右のレール突起(4H)(4I)と
対応してクローラ本体(2)の幅方向中央側でかつ駆動
用係合孔(2A)の側方に位置して左右千鳥状に配列さ
れており、左右のラグ(3A)(3B)はその各内方端
部位(3A1)(3B1)よりクローラ本体(2)の外
側方に八の字状に延伸されかつその各延伸端部位(3A
2)(3B2)は芯金(4)における左右の翼部(4
C)(4D)の各外方端をほぼ覆っているとともに、ク
ローラ本体(2)の反接地面側には駆動用係合孔(2
A)の左右においてクローラ本体(2)を左右に横切る
屈曲用凹部(2B)(2C)が形成され、左右のラグ
(3A)(3B)における帯長手方向で隣り合うラグ間
に位置するクローラ本体(2)の接地面側には、芯金
(4)における左右の翼部(4C)(4D)の側長縁を
覆って膨隆部(6A)(6B)が左右千鳥状に形成され
て、該膨隆部(6A)(6B)がラグ(3A)(3B)
の裾野に連接されていることを特徴とする弾性クロー
ラ。 - 【請求項2】 弾性材料によって無端帯状に形成されて
いて帯長手方向に間隔を有しかつ左右振り分け配列でラ
グ(3A)(3B)を接地面側に突隆形成しているクロ
ーラ本体(2)内に、左右の脱輪防止突起(4A)(4
B)又は転輪通過面(4F)(4G)を有する左右のレ
ール突起(4H)(4I)を突隆形成している芯金
(4)を帯長手方向に間隔を有して埋設しているととも
に、クローラ本体(2)の幅方向中央部分でかつ帯長手
方向で隣り合う芯金(4)間に駆動用係合孔(2A)を
形成している弾性クローラ(1)であって、 左右振り分け配列のラグ(3A)(3B)の各内方端部
位(3A1)(3B1)は、左右の脱輪防止突起(4
A)(4B)又は左右のレール突起(4H)(4I)と
対応してクローラ本体(2)の幅方向中央側でかつ駆動
用係合孔(2A)の側方に位置して左右千鳥状に配列さ
れており、左右のラグ(3A)(3B)はその各内方端
部位(3A1)(3B1)よりクローラ本体(2)の外
側方に八の字状に延伸されかつその各延伸端部位(3A
2)(3B2)は芯金(4)における左右の翼部(4
C)(4D)の各外方端をほぼ覆っているとともに、ク
ローラ本体(2)の反接地面側には駆動用係合孔(2
A)の左右においてクローラ本体(2)を左右に横切る
屈曲用凹部(2B)(2C)が形成され、クローラ本体
(2)内に帯長手方向の間隔を有して埋設した芯金
(4)には隣接する芯金(4)の横ズレを防止するため
互いに係合する横ズレ防止突起(7A)(7B)が備え
られており、クローラ本体(2)の長手方向の適所に横
ズレ防止突起(7A)(7B)が互いに重なり合わない
切断部位(T)が備えられ ていることを特徴とする弾性
クローラ。 - 【請求項3】 切断部位(T)と対応してこの部位を表
示するマーカ(M)を有することを特徴とする請求項2
に記載の弾性クローラ。 - 【請求項4】 左右のラグ(3A)(3B)における各
内方端部位(3A1)(3B1)の各接地面は、左右の
うち一方が帯長手方向の一方に延伸され、左右のうち他
方が帯長手方向の他方に延伸されていて帯長手方向に長
大な耐荷重部(FL)(FR)に形成されていて、該耐
荷重部(FL)(FR)が左右千鳥状に配列されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の弾性
クローラ。 - 【請求項5】 左右のラグ(3A)(3B)における各
接地面は、クローラ本体(2)の側方視において帯長手
方向に連続する面形態となるように左右のラグ(3A)
(3B)が八の字状に配列されていることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の弾性クローラ。 - 【請求項6】 弾性材料によって無端帯状に形成されて
いて帯長手方向に間隔を有しかつ左右分離して振り分け
配列でラグ(3A)(3B)を接地面側に突隆形成して
いるクローラ本体(2)内に、左右の脱輪防止突起(4
A)(4B) 又は転輪通過面(4F)(4G)を有する
左右のレール突起(4H)(4I)を突隆形成している
芯金(4)が帯長手方向に間隔を有して埋設され、クロ
ーラ本体(2)の幅方向中央部分でかつ帯長手方向で隣
り合う芯金(4)間に駆動用係合孔(2A)が形成さ
れ、クローラ本体(2)の反接地面側には駆動用係合孔
(2A)の左右においてクローラ本体(2)を左右に横
切る屈曲用凹部(2B)(2C)が形成されており、 左右振り分け配列のラグ(3A)(3B)の各内方端部
位(3A1)(3B1)は、左右の脱輪防止突起(4
A)(4B)又は左右のレール突起(4H)(4I)と
対応してクローラ本体(2)の幅方向中央側でかつ駆動
用係合孔(2A)の側方に位置して左右千鳥状に配列さ
れ、かつ各内方端部位(3A1)(3B1)の各接地面
は、左右のうち一方が帯長手方向の一方に延伸され、左
右のうち他方が帯長手方向の他方に延伸されていて帯長
手方向に長大な耐荷重部(FL)(FR)に形成されて
おり、 左右のラグ(3A)(3B)はその各内方端部位(3A
1)(3B1)よりクローラ本体(2)の外側方に延伸
された延伸端部位(3A2)(3B2)が形成され、左
右のラグ(3A)(3B)における各接地面は、クロー
ラ本体(2)の側方視において帯長手方向に連続する面
形態となるように左右の延伸端部位(3A2)(3B
2)を左右ほぼ同じ角度で八の字状に配列されているこ
とを特徴とする 弾性クローラ。
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