JPH0623514Y2 - クローラ - Google Patents

クローラ

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JPH0623514Y2
JPH0623514Y2 JP1988011254U JP1125488U JPH0623514Y2 JP H0623514 Y2 JPH0623514 Y2 JP H0623514Y2 JP 1988011254 U JP1988011254 U JP 1988011254U JP 1125488 U JP1125488 U JP 1125488U JP H0623514 Y2 JPH0623514 Y2 JP H0623514Y2
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JP
Japan
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band
belt
wheel
main body
rolling surface
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988011254U
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English (en)
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JPH01114490U (ja
Inventor
照幸 片山
Original Assignee
オーツタイヤ株式会社
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Publication date
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンバイン、ハーベスタ及び雪上車等の走行
車両に装着されるクローラに関する。
(従来の技術) 従来のクローラとして特公昭56−47027号公報記載のも
のがある。これはゴム様弾性材で無端帯状に形成した帯
本体が駆動輪と従動輪とそれらの間に配設された転輪と
に亘って掛装されて成る。前記帯本体には、横置補強芯
体が帯長手方向に定間隔で埋設されると共に、横置補強
芯体の外周側に位置して多数本のスチールコードが帯長
手方向に埋設されている。また、横置補強芯体間の帯幅
方向中央部に駆動輪の係合突部が係合する係合孔が形成
され、帯本体内周面の帯幅方向中央部に該方向一対の脱
輪防止用突起が帯長手方向に列設されている。そして、
前記突起及び係合孔の帯幅方向外側の帯本体内周面上に
帯長手方向全周に亘る車輪転動面を備え、この車輪転動
面上を跨ぎ転輪が転動する。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のものにあっては、コンバイン等の走行車両に
装着されて軟弱地を走行する際、帯本体の内周面上に小
石、土砂等が入りこむ。その入りこんだ小石、土砂等は
転輪と車輪転動面との間に挟みこまれ、これにより、車
輪転動面が摩耗したり、小石が転輪に押圧されて帯本体
にめり込んでゴムが破壊されたりする。このため、横置
補強芯体が露出したり、その露出部分から水が入ってス
チールコードに錆が生じ、それによりスチールコードが
切断したりすることがある。
そこで本考案は、車輪と車輪転動面との間に小石、土砂
等を挟みこむことによる帯本体の破壊及び摩耗を防止す
るクローラを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段
は、ゴム様弾性材で無端帯状に形成されて複数の車輪に
掛装される帯本体を有し、この帯本体外周の接地側にラ
グを形成すると共に、帯本体に駆動輪と係合する係合部
を帯長手方向に定間隔で形成し、且つ帯本体の内周面上
で前記係合部の側方に車輪転動面が帯長手方向全周に亘
って形成されたクローラにおいて、前記車輪転動面の対
応部分にその全周に亘って周溝を形成し、この周溝に全
周に亘って着脱自在に嵌合されると共に帯本体より耐摩
耗性に優れ且つ硬質の弾性材から成る無端帯状の補強帯
を設け、その補強帯の内周面が車輪転動面とされた点に
ある。
(作用) 本考案に係るクローラのゴム様弾性材より成る無端帯状
の帯本体1は、駆動輪17、従動輪18及びそれらの間に配
設された転輪9に掛装され、駆動輪17が帯本体1の係合
部に係合して循環回走される。
走行中において、帯本体1の内周面の車輪転動面8上に
小石、土砂等が入りこみ、その上を車輪が転動して車輪
と車輪転動面8との間に小石等が挟みこまれる。このと
き、車輪転動面8は帯本体1より耐摩耗性に優れ且つ硬
質の弾性材から成る補強帯12の内周面で形成されてお
り、それにより、帯本体1の摩耗及び小石等がめり込む
のが防止されている。また、補強帯12は無端帯状に形成
されて、帯本体1の帯長手方向の張力が向上されてい
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し、1はゴ
ム等の弾性材料から成る帯本体で、無端帯状に形成され
ている。この帯本体1は駆動輪17及び従動輪18とそれら
の間に配設された転輪9とに亘って掛装される。
前記帯本体1外周の接地側にはラグ2が形成され、帯本
体1内部には横置補強芯体3が帯長手方向に定間隔で該
方向に直交して埋設されている。この横置補強芯体3の
帯幅方向中央部には該方向一対の突部4が帯本体1の内
周側に突設され、これにより、帯本体1内周面の帯幅方
向中央部に一対の脱輪防止用突起5が形成されている。
また、帯本体1の横置補強芯体3の外周側には多数本の
スチールコード6が帯長手方向に埋設されている。
帯本体1の横置補強芯体3間の帯幅方向中央部には駆動
輪の係合突部17aが係合する係合孔(係合部)7が形成
されている。そして、帯本体1内周面上の前記突起5及
び係合孔7の帯幅方向外側は帯長手方向全周に亘って車
輪転動面8とされ、この車輪転動面8上を跨ぎ転輪9が
転動する。
前記車輪転動面8の対応部分には帯長手方向全周に亘る
周溝10が形成されており、この周溝10の両側部10aの底
部10b側には係合溝11が形成されている。また、周溝10
内には、無端帯状の補強帯12が着脱自在に嵌着されてお
り、この補強帯12の内周面が車輪転動面8とされてい
る。この補強帯12は帯本体1のゴム材料より耐摩耗性に
優れ且つ硬質の弾性材料、例えばウレタンゴム又はそれ
と同効の樹脂等から形成されている。前記補強帯12両側
の外周側には全周に亘り突条部13が形成され、この突条
部13が周溝10の係合溝11に嵌脱自在に嵌合されて、補強
帯12が抜止めされている。前記突条部13は係合溝11に対
して補強帯12及び帯本体1の弾性変形により嵌脱され
る。これにより、補強帯12は交換可能とされている。ま
た、補強帯12はその両側の帯本体1内周面と面一に形成
されている。前記補強帯12は周溝10によって帯幅方向の
位置規制がされて、ズレ動きが防止されている。
第5図は本考案の第2実施例を示し、第1実施例におけ
る補強帯12に、幅方向に亘る溝14を長手方向に間隔をお
いて形成したものである。これにより、補強帯12の屈曲
性が向上されている。
第6図乃至第8図は本考案の第3実施例を示し、補強帯
12は、その両側の帯本体1より一段高く突出形成されて
おり、幅は転輪9より幅狭とされている。これにより、
振動軽減及び転輪9と車輪転動面8との間に小石、土砂
等を挟みこむのを防止するのに効果を奏する。
また、周溝10と帯本体1内周面との角部には切欠溝15が
帯長手方向全周に亘り形成されている。これにより、前
記角部のゴム割れ防止に効果がある。その他は第1実施
例及び第2実施例と同様である。
第9図は本考案の第4実施例を示し、駆動輪17の周縁部
両側に設けた、係合突部17aで帯本体1の一対の脱輪防
止用突起(係合部)5を引掛けて駆動するタイプのもの
である。そして、転輪は突起5間を転動する中転輪とさ
れ、その突起5間が帯長手方向全周に亘り転輪9及び駆
動輪17等が転動する車輪転動面8とされている。また、
横置補強芯体3は板状とされ、その帯幅方向両端のエッ
ジ部3aは、突起5の根本部分の帯幅方向の幅w内に在
る。また、突起5の帯幅方向外側には補強用のリブ16が
設けられている。これらによって、帯本体1の帯幅方向
外端部が石等を踏んだとき、その外端部が内方側へ撓
み、その部分の接地面側に亀裂が発生するのを防止して
いる。すなわち、もし、横置補強芯体3のエッジ部3aが
突起5よりも帯幅方向外方側に在れば、前記のように帯
本体1の外端部が内方側へ撓んだとき、その外端部はエ
ッジ部3aによってく字状に屈曲され、その屈曲部分に亀
裂が発生し、ゴムを破壊する。そのため、エッジ部3aか
ら屈曲しないように、エッジ部3aを突起5の根本部分幅
w内に収め、且つ突起5の外側にリブ16を設けて帯本
体1の帯幅方向外端部の内方側への撓みに対する剛性を
高めている。また、スチールコード6は帯本体1の帯幅
方向中央部に配置されている。
(考案の効果) 本考案によれば、クローラのゴム様弾性材より成る帯本
体1の車輪転動面8に帯本体1より耐摩耗性に優れ且つ
硬質の弾性材から成る補強帯12を設けたので、車輪と車
輪転動面8との間に小石、土砂等が挟みこまれても帯本
体1が摩耗又は破壊されるのが防止することができる。
また、補強帯12は帯本体1より硬質の弾性材より無端帯
状に形成されているので、帯本体1の帯長手方向の張力
を向上することができる。また、以上により、帯本体1
の耐久性を向上することができる。
特に、本考案では、車輪転動面8の対応部分にその全周
に亘って周溝を形成し、この周溝10に補強帯12を着脱自
在に嵌合するようにしたので、補強帯12が劣化或いは老
化等した際に、それの交換ができると共に、周溝10によ
って補強帯12の幅平行の位置規制がなされて、それのズ
レ動きを防止でき、しかも、耐久性向上のために補強帯
12の肉厚を厚くしても、帯本体1の内周面から大きく突
出することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の実施例を示し、第1図は第
1実施例を示す要部の縦断面図、第2図は同斜視図、第
3図は同第1図のA部分の拡大図、第4図は同全体図、
第5図は第2実施例を示す斜視図、第6図は第3実施例
を示す要部の縦断面図、第7図は同斜視図、第8図は同
第6図のB部分の拡大図、第9図は第4実施例を示す要
部の縦断面図である。 1……帯本体、2……ラグ、3……横置補強芯体、5…
…突起、6……スチールコード、7……係合孔、8……
車輪転動面、9……跨ぎ転輪、12……補強帯、17……駆
動輪、18……従動輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム様弾性材で無端帯状に形成されて複数
    の車輪に掛装される帯本体を有し、この帯本体外周の接
    地側にラグを形成すると共に、帯本体に駆動輪と係合す
    る係合部を帯長手方向に定間隔で形成し、且つ帯本体の
    内周面上で前記係合部の側方に車輪転動面が帯長手方向
    全周に亘って形成されたクローラにおいて、 前記車輪転動面の対応部分にその全周に亘って周溝を形
    成し、この周溝に全周に亘って着脱自在に嵌合されると
    共に帯本体より耐摩耗性に優れ且つ硬質の弾性材から成
    る無端帯状の補強帯を設け、その補強帯の内周面が車輪
    転動面とされたことを特徴とするクローラ。
JP1988011254U 1988-01-29 1988-01-29 クローラ Expired - Lifetime JPH0623514Y2 (ja)

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JP1988011254U JPH0623514Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 クローラ

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JP1988011254U JPH0623514Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 クローラ

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JPH01114490U JPH01114490U (ja) 1989-08-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848232Y2 (ja) * 1977-06-27 1983-11-02 オ−ツタイヤ株式会社 クロ−ラ用弾性履帯
JPS578522Y2 (ja) * 1978-06-08 1982-02-18
JPS591626B2 (ja) * 1979-12-21 1984-01-13 株式会社ブリヂストン 無限軌道帯

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