JPH0615771Y2 - ゴムクローラ - Google Patents

ゴムクローラ

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JPH0615771Y2
JPH0615771Y2 JP1988054032U JP5403288U JPH0615771Y2 JP H0615771 Y2 JPH0615771 Y2 JP H0615771Y2 JP 1988054032 U JP1988054032 U JP 1988054032U JP 5403288 U JP5403288 U JP 5403288U JP H0615771 Y2 JPH0615771 Y2 JP H0615771Y2
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JP
Japan
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crawler
cored bar
crawler shoe
rubber
shoe
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JP1988054032U
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義彦 小野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、走行駆動装置の駆動輪体と遊動輪との間に
巻回されるとともに走行駆動装置の転輪が通過する転輪
通過面を備えた無端帯状ゴム製のクローラシューと、ク
ローラシューの長手方向適宜間隔おきに基部が埋設され
た芯金とを有するゴムクローラに関するものである。
〔従来の技術〕
ゴムクローラを使用した走行駆動装置は、第11図に示
すように駆動輪体1と遊動輪2との間に無端帯状ゴム製
クローラシュー100を巻回し、駆動輪体1と遊動輪2
との間の転輪3がクローラシュー100の内周面を転動
するようになっている。
そして、クローラシュー100の長手方向に対して直角
に多数の芯金101の基部が互いに平行になるように埋
設してあり、この芯金101のガイド突起102がクロ
ーラシュー100の内周面よりも内方側に突出している
(第12図参照)。また、芯金101の外周側を囲むよ
うにスチールコード等の引張補強部材103をクローラ
シュー100内に埋設してある。転輪3の一対の輪体3
A,3Aがガイド突起102の外側のクローラシュー1
00内周面に接触し、この内周面を転動するようになっ
ている。即ちこの内周面が転輪通過面を構成する。ま
た、芯金101,101の間のクローラシュー100に
はスプロケットホイールからなる駆動輪体1の歯が嵌ま
り込むスプロケット孔孔104が形成してある(第13
図参照)。
〔解決しようとする課題〕
転輪3の輪体3A,3Aは、クローラシュー100の内
周面を転動するが、芯金101上及び芯金101間のゴ
ム面を交互に転動するためにゴム面に至って転輪3が落
ちこむために上下動が激しく生ずる場合があった。又こ
の転輪3の転動面において、芯金101とゴムとの境界
部に剥離を生じやすくこの部分より水や砂等が侵入して
ゴム破壊を増長させることになる。更に芯金101上に
薄いゴムが覆っている場合には、この部分のゴムが破損
し、、この破損個所200に水や泥が入り込んでしま
う。特に転輪3の輪体3A,3Aがガイド突起102の
外側を転動するいわゆる外転輪方式では、この突起10
2の外側を転輪3が走行するためにこの突起102の外
側のゴム等が破壊しやすくなるのである。このような破
損の発生を防止するためには、クローラシュー100の
ゴム厚を厚くすればよいが、実際的ではない。
また、転輪3の通過による不都合を解消するため、転輪
通過面に対応する芯金面をクローラシューの長手方向に
対して芯金の基部幅よりも大とした幅広芯金部に形成す
る工夫をしたが、幅広芯金部間に小石等が挟まるという
不都合が発見された。
そこで、この考案は、芯金上のクローラシュー内周面、
即ち転輪通過面に破損個所が生ずるのを防止するととも
に転輪の上下動の振動を防止し、さらに幅広芯金部間に
小石等が挟まるのを防止したゴムクローラを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、転輪通過面に
対応する芯金面をクローラシューの長手方向に対して芯
金の基部幅よりも大とした幅広芯金部に形成し、転輪通
過面に位置する芯金間のクローラシューの個所に凹部を
形成し、この凹部のクローラシュー幅方向における両隣
若しくは少なくともスプロケット孔側にクローラシュー
長手方向における長さが凹部よりも長い大凹部を連続し
て形成したものである。
〔作用〕
この考案において、転輪は幅広芯金部ならびに芯金間の
ゴム厚の大きさクローラシュー内周面の上を転動するこ
ととなり、凹部に入り込んだ小石等は、大凹部へ押し出
されて外部へ排出される。即ち、芯金間に設けられた凹
部には、これに連続した大凹部を備えることによって小
石等が不都合なく排出されるのである。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照にして説明
する。
第1図において、ゴムクローラは第11図に示す走行駆
動装置の駆動輪体1と遊動輪2との間に巻回されてい
る。このゴムクローラは、転輪3が通過する転輪通過面
を備えた無端帯状ゴム製のクローラシュー4と、クロー
ラシュー4の長手方向適宜間隔おきに基部6が埋設され
た芯金5とを有している。芯金5は、第3図および第4
図に示すようにガイド突起7を有し、これら一対のガイ
ド突起7の両側にクローラシュー4の長手方向に対して
芯金5の基部6の幅よりも大とした幅広芯金部8を形成
してある。また、クローラシュー4の外周面にはラグ9
を形成してある。クローラシュー4に埋設された芯金5
の外周側を囲むようにスチールコード等の引張補強部材
10をクローラシュー4内に埋設してある。第3図に示
すように、転輪3の輪体3A,3Aは夫々芯金5の幅広
芯金部8,8上を転動する。また、転輪通過面に位置す
る芯金5,5の間のクローラシュー4の個所に凹部11
を形成してある。この凹部11の深さhは幅広芯金部の
厚みt以上とすることが望ましい。この凹部11のクロ
ーラシュー4の幅方向における両隣には、クローラシュ
ー4の長手方向における長さB、Cが凹部11の長さA
よりも長い(B、C>A)大凹部12、13を凹部11
に連続して形成してある。なお、第1図中符号14はス
プロケット孔である。大凹部12、13は凹部11に連
続して形成することが必要であり、芯金5、5間に挟ま
って凹部11内に収まってしまった小石等は大凹部1
2、13に逃げることができるのである。このような凹
部11を形成したものでは、駆動輪体1や遊動輪2の個
所でクローラシュー4が内側へ撓んだ時、第6図に示す
如く、芯金5とクローラシュー4のゴムとの境界面が疲
労し剥離する虞れが無くなる。また、第7図に示すよう
にクローラシュー4の接地面側が石等に乗り上げたとき
でもゴムと芯金5との境界面が剥離する虞れが無くな
る。即ち、第15図はこの凹部11を形成しない第5図
と同様の断面図を示すが、このクローラシューの場合に
は、図中のa,b部に剥離を生ずることとなる。
第8図に示す芯金5は幅広芯金部8を一方側にのみ延ば
したものを示し、第9図に示す芯金5は幅広芯金部8の
一方を一方側に他方を他方側に延ばしたものを示す。
第10図に示す実施例は、ガイド突起7の内側に幅広芯
金部8を形成したものを示す。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、転輪通過面に
対応する芯金面をクローラシューの長手方向に対して芯
金の基部幅よりも大とした幅広芯金部に形成したので、
転輪通過による芯金の個所における不都合を解消し、振
動の防止及び耐久性に富んだゴムクローラを提供するこ
とができる。また、転輪通過面に位置する芯金間のクロ
ーラシューの個所に凹部を形成してあるため、芯金とゴ
ムとの境界剥離等の虞れが無くなる。さらに、凹部の両
隣若しくは若しくは少なくともスプロケット孔側に連続
して大凹部が形成してあるため、幅広芯金部間に挟まれ
た小石等を左右に振り分けて外部へ排出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す平面図、第2図
は凹部と大凹部の個所の拡大平面図、第3図は正面断面
図、第4図は芯金の斜視図、第5図は他の実施例を示す
側断面図、第6図および第7図は凹部を形成したものの
屈曲時における作用を示す断面図、第8図および第9図
は芯金の他の実施例を示す平面図、第10図はさらに別
の実施例を示す芯金の断面図、第11図はゴムクローラ
が巻回された側面略図、第12図は従来例を示す正面断
面図、第13図は従来例の平面図、第14図は従来例の
不都合を示す断面図、第15図は従来例に基づく第5図
と同様の側断面図である。 1……駆動輪体、3……転輪、 4……クローラシュー、 5……芯金、8……幅広芯金部、 11……凹部、12、13……大凹部、 14……スプロケット孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行駆動装置の駆動輪体と遊動輪との間に
    巻回されるとともに走行駆動装置の転輪が通過する転輪
    通過面を備えた無端帯状ゴム製のクローラシューと、ク
    ローラシューの長手方向適宜間隔おきに基部が埋設され
    た芯金とを有するゴムクローラにおいて、 転輪通過面に対応する芯金面をクローラシューの長手方
    向に対して芯金の基部幅よりも大とした幅広芯金部に形
    成し、 転輪通過面に位置する芯金間のクローラシューの個所に
    凹部を形成し、 この凹部のクローラシュー幅方向における両隣若しくは
    少なくともスプロケット孔側にクローラシュー長手方向
    における長さが凹部よりも長い大凹部を連続して形成し
    たことを特徴とするゴムクローラ。
JP1988054032U 1988-04-21 1988-04-21 ゴムクローラ Expired - Lifetime JPH0615771Y2 (ja)

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JPH01157087U JPH01157087U (ja) 1989-10-30
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